JPH09252477A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH09252477A
JPH09252477A JP5980796A JP5980796A JPH09252477A JP H09252477 A JPH09252477 A JP H09252477A JP 5980796 A JP5980796 A JP 5980796A JP 5980796 A JP5980796 A JP 5980796A JP H09252477 A JPH09252477 A JP H09252477A
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JP5980796A
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Nobuyuki Suzuki
信幸 鈴木
Mitsunori Omokawa
光教 面川
Tadahiro Oku
忠宏 奥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1ブロックの符号量が一定量を超えた場合でも
各サブブロックに符号量を適切に配分できるようにし、
画質劣化を招くことなく符号量の制御を行う。 【解決手段】1ブロックの符号量を計測する場合に、従
来のように時系列で符号量を計測するのではなく、1ブ
ロック相当の記憶回路10を用いて1ブロック分の量子
化データを蓄え、その記憶回路10に記憶された1ブロ
ック分のデータを周波数の低いデータから順にサブブロ
ック間で並列に走査して符号量を計測し、累積加算した
結果がある閾値を越えたならば、それ以降の高い周波数
のデータが各サブブロック毎にゼロデータなどに置き換
えられて符号量の制御が行われる。これによって、各サ
ブブロックへの符号量配分が均一化され、大きな画質劣
化が生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像信号の冗長
度を利用してそれを符号化して記録または伝送するため
の面像符号化装量に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像符号化装置においては、入力
画像信号を直交変換しそのデータを周波数順に並び換え
量子化を行い、量子化した信号を可変長符号化してデー
タの圧縮を行い最終的に入力面像信号のデータ圧縮符号
化した信号を記録装置や伝送装置などに用いていた。
【0003】量子化が行われた後、可変長符号化を行う
のであるが、その際には各マクロブロックの量子化デー
タの符号量の測定が行われ、その符号量がある一定値を
越える場合にはその越えた分のデータそれぞれをゼロデ
ータに置き換える処理が行われる。これは、例えば、マ
クロブロックの符号量が原画像のデータ量よりも多い
と、可変長符号化を行っても十分なデータ圧縮が行われ
ないためである。
【0004】図4に従来の画像符号化装置の構成を示
す。この画像符号化装置においては、入力画像信号21
はY/C分離回路ブロック22で輝度信号Yと色差信号
Cに分離される。画面分割回路ブロック23では1フレ
ームを適当な大きさのブロックに分割し、サブブロック
分割回路ブロック24でさらに1ブロックがサブブロッ
クに分割される。図5は1ブロックの例であり、輝度信
号と色差信号の比率が4:1:1の場合(4:2:0形
式の画像に対応する)を示す。
【0005】このときの1ブロックはマクロブロックと
称され、このマクロブロックは、4つの輝度サブブロッ
クY0、Y1、Y2、Y3と2つの色差サブブロックC
r、Cbとから構成される。
【0006】直交変換回路ブロック25で輝度サブブロ
ック・色差サブブロックの順Y0→Y1→Y2→Y3→
Cr→Cbに、直交変換が行われ、各サブブロックが周
波数成分毎に分離される。周波数順並び替え回路ブロッ
ク26では、直交変換を行ったサブブロックの順に、各
サブブロック内のデータが周波数順にジグザク走査され
て並び替えられる。図6は直交変換を行ったサブブロッ
ク内の走査順序の例であり、サブブロックの大きさがサ
ンプル点単位で8×8の場合を示す。
【0007】このとき、Y0のデータ列をy0 i(i=
1,2,…,64)、Y1のデータ列をy1 i(i=
1,2,…,64)、Y2のデータ列をy2 i(i=
1,2,…,64)、Y3のデータ列をy3 i(i=
1,2,…,64)、Crのデータ列をcr i(i=
1,2,…,64)、Cbのデータ列をcb i(i=
1,2,…,64)とすると、周波数順並び替え回路ブ
ロック26の出力データ列は、y0 i(i=1,2,
…,64)、y1 i(i=1,2,…,64)、y2
(i=1,2,…,64)、y3 i(i=1,2,…,
64)、cr i(i=1,2,…,64)、cb i(i
=1,2,…,64)と表せる。
【0008】このデータ列は、量子化回路ブロック27
で量子化された後、可変長符号化の前処理として符号化
回路ブロック28でランレングス符号化などの符号化処
理がなされる。
【0009】符号化されたデータは遅延回路29を介し
て符号長計測回路ブロック32に送られ、1データごと
の符号長が計測される。この値とレジスタ34の値とを
加算器33で加算し、その結果がレジスタ34に蓄えら
れる。これにより、符号化されたデータの符号長が累積
的に加算される。比較器35では、1データ毎にレジス
タ34の値と閾値とが比較され、その間、遅延回路29
で1データ分だけスイッチ30へのデータが遅延され
る。レジスタ34の値が閾値を越えた場合には、スイッ
チ制御信号36によって、スイッチ30がゼロ信号発生
回路31側に接続され、それ以降のデータがブロックの
終わりまで0にされる。そうでない場合は、スイッチ3
0が再符号化回路ブロック37側に接続される。
【0010】図7に遅延回路29の出力から、再符号化
回路ブロック37の入力までのデータの流れを示す。こ
こでは、y3 2のデータを入力した時に符号長の累積加
算結果がしきい値を越え、それ以降のデータ列が全てゼ
ロに置き換えられる例が示されている。
【0011】この後、再符号化回路ブロック37で必要
に応じて可変長符号化が行われた後、出力バッファに3
8に送られる。そして、最終的に入力画像を圧縮符号化
した信号39が記録装置や伝送装置などに送られる。上
述の1ブロックの閾値としては再生時に障害が無く、か
つ画質の劣化が起こらない程度の値が選択される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来では、直交変換を行ってサブブロックの
順Y0→Y1→Y2→Y3→Cr→Cbに、各サブブロ
ック内のデータを周波数順に走査して、各データの符号
長をそのまま累積加算し、その結果が閾値を越えた時点
以降のデータを強制的に0としているので、サブブロッ
クへの符号量配分に不均一が生じ、大きな画質劣化が発
生する危険がある。
【0013】すなわち、図7の例では、輝度サブブロッ
クY3の2番目以降のデータと、色差サブブロックC
r、Cbのデータがすべて無くなり、完全に色の無いブ
ロックが発生している。
【0014】また、量子化制御信号を変え1ブロックの
符号量が大きくなる場合にもう一度1ブロックの符号量
がある一定値を越えないように符号量を制御する方法を
採用することも考えられるが、この方法は、リアルタイ
ム伝送用には適さず、また回路規模が大幅に大きくなる
という欠点もある。
【0015】この発明はこの様な点に鑑みてなされたも
のであり、1ブロックの符号量が一定量を超えた場合で
も各サブブロックに符号量を適切に配分できるように
し、画質劣化を招くことなく符号量の制御を行うことが
可能な画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像信号を
符号化する画像符号化装置において、入力画像信号を輝
度信号と色差信号とに分離し、前記入力画像信号によっ
て提供される画像を、各々が輝度のサブブロックと色差
のサブブロックとを含む複数のブロックに分割する手段
と、前記各サブブロック単位で前記ブロックに含まれる
輝度信号および色差信号を直交変換する直交変換手段
と、この直交変換手段によって直交変換された信号をサ
ブブロック毎に周波数順に並び替える並び替え手段と、
この並び替え手段によって周波数順に並び替えられた信
号を量子化する量子化手段と、この量子化手段から出力
される1ブロック分の量子化データを記憶する記憶手段
と、この記憶手段に記憶された1ブロック分の量子化デ
ータを前記サブブロック間で並列に走査して各データの
符号長を累積加算することにより、その符号量を計測す
る符号量計測手段と、この符号量計測手段によって計測
された符号量に基づいて1ブロック毎の符号量を制御す
る符号量制御手段とを具備することを特徴とする。
【0017】この画像符号化装置においては、1ブロッ
クの符号量を計測する場合に、従来のように時系列で符
号量を計測するのではなく、1ブロック相当の記憶手段
を用いて1ブロック分の量子化データを蓄え、記憶され
た1ブロック分のデータを周波数順、例えば周波数の低
いデータから順にサブブロック間で走査して符号量を計
測し、累積加算した結果がある閾値を越えたならば、そ
れ以降の高い周波数のデータがゼロデータなどに置き換
えられて符号量の制御が行われる。これによって、各サ
ブブロックへの符号量配分が均一化され、大きな画質劣
化が生じなくなる。また、回路規模を大幅に増やさずに
済む。また、この構成により、走査の割合がサブブロッ
ク間で異なるようにサブブロック間での並列走査順序を
規定すれば、1ブロックを構成するサブブロックの性質
に応じた符号量配分を行うことも可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例を説明する。図1には、この発明の一実施形態に
係る画像符号化装置の構成が示されている。この画像符
号化装置は、入力画像の冗長度を利用してそれを符号化
して記録または伝送するためのものであり、この画像符
号化装置においては、入力画像信号1はY/C分離回路
ブロック2で輝度信号Yと色差信号Cに分離される。画
面分割回路ブロック3では1フレームをマクロブロック
と称される適当な大きさのブロックに分割し、サブブロ
ック分割回路ブロック4でさらに1ブロックがサブブロ
ックに分割される。1ブロックは、図5で説明したよう
に、輝度信号と色差信号の比率が4:1:1の場合
(4:2:0形式の画像に対応する)には、4つの輝度
サブブロックY0、Y1、Y2、Y3と2つの色差サブ
ブロックCr、Cbとから構成される。
【0019】直交変換回路ブロック5で輝度サブブロッ
ク・色差サブブロックの順Y0→Y1→Y2→Y3→C
r→Cbに、直交変換が行われ、各サブブロックが周波
数成分毎に分離される。直交変換の方式としては、DC
T(Dscrete Cosine Transfor
m、離散コサイン変換)が使用されている。
【0020】周波数順並び替え回路ブロック6では、直
交変換を行ったサブブロックの順に、各サブブロック内
のデータが低周波数順にジグザク走査されて並び替えら
れる。直交変換を行ったサブブロック内の走査順序は、
サブブロックの大きさがサンプル点単位で8×8の場合
には、図6のようになる。
【0021】このとき、Y0のデータ列をy0 i(i=
1,2,…,64)、Y1のデータ列をy1 i(i=
1,2,…,64)、Y2のデータ列をy2 i(i=
1,2,…,64)、Y3のデータ列をy3 i(i=
1,2,…,64)、Crのデータ列をcr i(i=
1,2,…,64)、Cbのデータ列をcb i(i=
1,2,…,64)とすると、周波数順並び替え回路ブ
ロック6の出力データ列は、y0 i(i=1,2,…,
64)、y1 i(i=1,2,…,64)、y2 i(i
=1,2,…,64)、y3 i(i=1,2,…,6
4)、cr i(i=1,2,…,64)、cb i(i=
1,2,…,64)と表せる。
【0022】このデータ列は、量子化回路ブロック7で
量子化された後、符号化回路ブロック28でランレング
ス符号化などの符号化処理がなされる。符号化されたデ
ータはデータ吸収用の遅延回路9を介してデータ記憶回
路10に入力され、そこで1ブロック分のデータが記憶
される。記憶回路10に記憶された1ブロック分のデー
タは、1データ毎にサブブロック間で並列に走査され
て、 {y0 i,y1 i,y2 i,y3 i,cr i,cb i} (i=1,2,…,64) の順序で符号長計測回路ブロック13に送られる。符号
長計測回路ブロック13では、1データごとの符号長が
計測され、この値とレジスタ15に保持されている累積
値とが加算器14で加算され、その結果がレジスタ15
に再び蓄えられる。これにより、符号化されたデータの
符号長が累積的に加算される。比較器16では、1デー
タ毎にレジスタ15の値と閾値とが比較され、レジスタ
15の値が閾値を越えるか、あるいは1ブロックの符号
長計測が終了するまでスイッチ11は、記憶回路10側
にもゼロ信号発生回路12側にも接続されない。この
間、符号化回路8からは次のブロックのデータが出力さ
れるが、このデータ出力は遅延回路9で吸収される。
【0023】レジスタ15の値が閾値を越えるか、ある
いは1ブロックの符号長計測が終了した時点で、記憶回
路10に入力してきた順番で記憶回路10からデータが
順次読み出され、スイッチ11を通して再符号化回路ブ
ロック18に転送される。この場合、1ブロックの符号
長計測が終了したことにより再符号化回路ブロック18
へのデータ転送が開始される場合には、記憶回路10に
入力してきた順番で1ブロック分のデータが全てスイッ
チ11を通して再符号化回路ブロック18に転送され
る。一方、レジスタ15の値が閾値を越えたことによっ
てデータ転送が開始される場合には、その時に加算され
た最後のデータよりも周波数の高いデータについてはど
のサブブロックのものについてもゼロ信号に置き換えら
れるように、スイッチ11が記憶回路10側とゼロ信号
発生回路12側との間で交互に切り替えられる。これに
より、各サブブロック毎にゼロ信号と記憶回路10から
連続的に読み出されるデータ列とが切り替えられる。
【0024】すなわち、レジスタ15の値が閾値を越え
た時に符号長が計測された最後のデータがcb Nであっ
た場合には、各サブブロックにおいてN+1番目以降か
ら64番目までのデータがゼロに置き換えられ、 y0 1,y0 2,…y0 N,0,… y1 1,y1 2,…y1 N,0,… y2 1,y2 2,…y2 N,0,… y3 1,y3 2,…y3 N,0,… cr 1,cr 2,…cr N,0,… cb 1,cb 2,…cb N,0,… の順で、再符号化回路ブロック18にデータが転送され
る。これにより、各サブブロックへの符号量配分の均一
化を図ることができる。
【0025】この後、再符号化回路ブロック18で必要
に応じて可変長符号化処理が行われた後、出力バッファ
に19に送られる。そして、最終的に入力画像を圧縮符
号化した信号39が記録装置や伝送装置などに送られ
る。
【0026】また、図1において、y0 i(i=1,
2,…,64)、y1 i(i=1,2,…,64)、y
2i(i=1,2,…,64)、y3 i(i=1,2,
…,64)、cr i(i=1,2,…,64)、cb
(i=1,2,…,64)の順番で記憶回路10に入力
した直交変換済みの量子化データをサブブロック間で走
査して1データ毎に符号長を計測するとき、走査の割合
がサブブロック間で異なるようにサブブロック間での並
列走査順序を規定すれば、1ブロックを構成するサブブ
ロックの性質に応じた符号量配分を行うことも可能とな
る。
【0027】例えば、 {y0 i,y1 i,y2 i,y3 i,y0 i+1,y1
i+1,y2 i+1,y3 i+1,cr (i+1)/
2,cb (i+1)/2} (i=1,3,5,7,…,63) (cr i,cb i) (i=33,34,…,64) の順番で行えば、輝度信号を色差信号よりも優先するこ
とができる。
【0028】図2には、図1の符号量制御を実現するた
めの具体的な構成が示されている。ここでは、輝度信号
と色差信号をサブブロック毎にY0→Y1→Y2→Y3
→Cr→Cbの順に直交変換された符号化データが、y
0 i(i=1,2,…,64)、y1 i(i=1,2,
…,64)、y2i(i=1,2,…,64)、y3
(i=1,2,…,64)、cr i(i=1,2,…,
64)、cb i(i=1,2,…,64)の順番で入力
され、遅延回路9を介して前述の記憶回路10を構成す
るメモリに1ブロック単位で書き込まれる。このメモリ
に書き込まれたデータがサブブロック毎に周波数の低い
データから、 {y0 i,y1 i,y2 i,y3 i,cr i,cb i} (i=1,2,…,64) の順序で読み出されるように、メモリはアドレス発生回
路54で発生されたメモリアドレスによってメモリのラ
ンダムアクセスが行われる。これにより、読み出された
データは、1データ毎に符号長計測回路ブロック13で
その符号長が計測される。そして、その計測された値と
レジスタ15に保持されている累積値とが加算器14で
加算され、その結果がレジスタ15に再び蓄えられる。
このようにして、符号化されたデータの符号長が累積的
に加算される。比較器16では、1データ毎にレジスタ
15の値と閾値とが比較され、レジスタ15の値が閾値
を越えるか、あるいは1ブロックの符号長計測が終了す
るまでスイッチ11は、記憶回路10側にもゼロ信号発
生回路12側にも接続されない。この間、符号化回路8
からは次のブロックのデータが出力されるが、このデー
タ出力は遅延回路9で吸収される。
【0029】レジスタ15の値が閾値を越えるか、ある
いは1ブロックの符号長計測が終了したとき、制御回路
65がスイッチ11を制御して、再符号化回路ブロック
18にデータを送る。このとき、メモリはアドレス発生
回路54で発生されたメモリアドレスによってアドレス
順にシリアルアクセスされる。再符号化回路ブロック1
8に入力されるデータの順番は、メモリの入力データの
順番と同じである。即ち、y0 i(i=1,2,…,6
4)、y1 i(i=1,2,…,64)、y2i(i=
1,2,…,64)、y3 i(i=1,2,…,6
4)、cr i(i=1,2,…,64)、cb i(i=
1,2,…,64)である。
【0030】ただし、レジスタ15の値がN番目の周波
数のデータで閾値を越えた場合、 {y0 i,y1 i,y2 i,y3 i,cr i,cb i} (i=1,2,…,64) のデータ列において各サブブロックにおけるN+1番目
以降のデータが全て0になるようにスイッチ11が断続
的にメモり10側からゼロ信号発生回路12側に切り替
えられる。
【0031】図3に遅延回路9の出力から、再符号化回
路ブロック18の入力までのデータの流れを示す。この
例では、メモリ10にcr 60が入力されたのを見てメ
モリ10の走査を開始し、cb 16の符号長を加算した時
点で、閾値を越えたものとする。このとき、それ以降の
データ列、即ち、 {y0 i,y1 i,y2 i,y3 i,cr i,cb i} (i=17,18,…,64) が0になるように、スイッチ11が制御される。
【0032】図3ではスイッチ制御信号が“1”でメモ
リ10側に接続し、“0”でゼロ信号発生回路12側に
接続するものとする。符号化器18にはメモリ10の入
力データ列の順序、即ち、y0 i(i=1,2,…,6
4)、y1 i(i=1,2,…,64)、y2i(i=
1,2,…,64)、y3 i(i=1,2,…,6
4)、cr i(i=1,2,…,64)、cb i(i=
1,2,…,64)で入力され、そこで、再符号化回路
ブロック18で実際の可変長符号化が行われた後、出力
バッファに19に送られる。そして、最終的に入力画像
を圧縮符号化した信号20が記録装置や伝送装置などに
送られる。
【0033】以上説明したように、この実施形態におい
ては、1ブロックの符号量を計測する場合に、従来のよ
うに時系列で符号量を計測するのではなく、1ブロック
相当の記憶回路10を用いて1ブロック分の量子化デー
タを蓄え、その記憶回路10に記憶された1ブロック分
のデータを周波数の低いデータから順にサブブロック間
で並列に走査して符号量を計測し、累積加算した結果が
ある閾値を越えたならば、それ以降の高い周波数のデー
タがゼロデータなどに置き換えられて符号量の制御が行
われる。これによって、各サブブロックへの符号量配分
が均一化され、大きな画質劣化が生じなくなる。また、
回路規模を大幅に増やさずに済む。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1ブ
ロックの符号量が一定量を超えた場合でも各サブブロッ
クに符号量を適切に配分できるようになり、画質劣化を
招くことなく符号量の制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像符号化装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1の装置における符号量制御のための具体的
な構成を示す回路図。
【図3】図2の回路における符号量制御動作を説明する
タイミングチャート。
【図4】従来の画像符号化装置の構成を示すブロック
図。
【図5】通常のマクロブロックの構成を示す図。
【図6】図5のマクロブロックに属するサブブロックを
直交変換した後のデータの並び替え順を説明するための
図。
【図7】従来の画像符号化装置における符号量制御動作
を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
1…入力画像信号、2…Y/C分離回路ブロック、3…
画面分割回路ブロック、4…サブブロック分割回路ブロ
ック、5…直交変換回路ブロック、6…周波数順並び替
え回路ブロック、7…量子化回路ブロック、8…符号化
回路ブロック、9…遅延回路、10…記憶回路、11…
スイッチ、13…符号長計測回路ブロック、14…加算
器、15…レジスタ、16…比較器、17…スイッチ制
御信号、18…再符号化回路ブロック、19…出力バッ
ファ、54…アドレス発生回路、65…制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を符号化する画像符号化装置に
    おいて、 入力画像信号を輝度信号と色差信号とに分離し、前記入
    力画像信号によって提供される画像を、各々が輝度のサ
    ブブロックと色差のサブブロックとを含む複数のブロッ
    クに分割する手段と、 前記各サブブロック単位で前記ブロックに含まれる輝度
    信号および色差信号を直交変換する直交変換手段と、 この直交変換手段によって直交変換された信号をサブブ
    ロック毎に周波数順に並び替える並び替え手段と、 この並び替え手段によって周波数順に並び替えられた信
    号を量子化する量子化手段と、 この量子化手段から出力される1ブロック分の量子化デ
    ータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された1ブロック分の量子化データ
    を前記サブブロック間で並列に走査して各データの符号
    長を累積加算することにより、その符号量を計測する符
    号量計測手段と、 この符号量計測手段によって計測された符号量に基づい
    て1ブロック毎の符号量を制御する符号量制御手段とを
    具備することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号量計測手段は、1ブロック分の
    量子化データを周波数成分の低いデータから順にサブブ
    ロック間で並列に走査して各データの符号長を累積加算
    することにより符号量を計測し、 前記符号量制御手段は、前記計測された符号量がある閾
    値以上になったとき、前記記憶手段に記憶されている1
    ブロック分の量子化データの中で未走査の残りの量子化
    データの符号をゼロとすることを特徴とする請求項1記
    載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号量計測手段は、走査の割合がサ
    ブブロック間で異なるようにサブブロックの種類に応じ
    た順序でサブブロック間の並列走査を実行することを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を符号化する画像符号化装置に
    おいて、 入力画像信号を輝度信号と色差信号とに分離し、前記入
    力画像信号によって提供される画像を、各々が輝度のサ
    ブブロックと色差のサブブロックとを含む複数のブロッ
    クに分割する手段と、 前記各サブブロック単位で前記ブロックに含まれる輝度
    信号および色差信号を直交変換する直交変換手段と、 この直交変換手段によって直交変換された信号をサブブ
    ロック毎に周波数の低い順に並び替える並び替え手段
    と、 この並び替え手段によって周波数順に並び替えられた信
    号を量子化する量子化手段と、 この量子化手段から出力される1ブロック分の量子化デ
    ータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された1ブロック分の量子化データ
    を前記サブブロック間で並列に走査して各データの符号
    長を累積加算することにより、その符号量を計測する符
    号量計測手段と、 この符号量計測手段によって計測された符号量がある閾
    値以上になったとき、前記記憶手段に記憶された1ブロ
    ック分の量子化データを連続して読み出し、その読み出
    された各サブブロックのデータ列の中で、前記閾値以上
    になったときに走査された量子化データよりも周波数の
    高い量子化データの符号をゼロに置き換える手段とを具
    備することを特徴とする画像符号化装置。
JP5980796A 1996-03-15 1996-03-15 画像符号化装置 Pending JPH09252477A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509929B1 (en) 1999-05-06 2003-01-21 Nec Corporation Apparatus and method for coding a moving picture
US7720297B2 (en) 2006-03-30 2010-05-18 Mitsubishi Electric Corporation Image coding apparatus

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US6509929B1 (en) 1999-05-06 2003-01-21 Nec Corporation Apparatus and method for coding a moving picture
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