JPH09251696A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

Info

Publication number
JPH09251696A
JPH09251696A JP8056558A JP5655896A JPH09251696A JP H09251696 A JPH09251696 A JP H09251696A JP 8056558 A JP8056558 A JP 8056558A JP 5655896 A JP5655896 A JP 5655896A JP H09251696 A JPH09251696 A JP H09251696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
tray
disk
disc
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8056558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3410281B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Sato
裕之 佐藤
Keitaro Kaburagi
桂太郎 鏑木
Tsutomu Muta
勉 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP05655896A priority Critical patent/JP3410281B2/ja
Publication of JPH09251696A publication Critical patent/JPH09251696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410281B2 publication Critical patent/JP3410281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイローディングとスロットインローディ
ングとを両立させた場合であっても、カートリッジに収
納されているディスクがクランプされるまでの時間を短
縮すること。 【解決手段】 トレイ20の引き込み完了後、ディスク
有無検出センサ15によってトレイ20内の読出し専用
ディスク30が検出されていなかった場合には、クラン
パ60及びターンテーブル72の互いに離反する状態を
維持し、カートリッジ50をスロットインしたとき、サ
ーボメカシャーシ70の回動及びこれに連動するクラン
プアーム61の回動によって、カートリッジ50内のデ
ィスクとしての書換え可能ディスク51をクランプする
ようにしたので、トレイローディングとスロットインロ
ーディングとを両立させた場合であっても、トレイによ
る搬送時間を省くことができることから、カートリッジ
に収納されているディスクがクランプされるまでの時間
を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク単体及び
カートリッジに収納されているディスクのローディング
を可能とし、特にカートリッジのローディングをスロッ
トイン方式とすることで、カートリッジのローディング
時間の短縮を図ったディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア社会における重要
な記録媒体として、従前の光ディスクに比べ遥かに記憶
容量が増大されたDVDが開発され、注目されている。
【0003】DVDには、読出し専用ディスクとしての
DVD−ROMと、書換え可能ディスクとしてのDVD
−RAM等とがあり、特にDVD−RAMにあっては、
所定回数(たとえば100万回)の繰り返し記録を保証
するために、記録面を保護する必要があることから、カ
ートリッジに収納されることになっている。
【0004】ところで、従前のカートリッジに収納され
ていないディスク単体である読出し専用ディスクと、カ
ートリッジに収納されたディスクである書換え可能ディ
スクとのローディングを両立させるようにしたディスク
ドライブ装置として、たとえば特開平7−161112
号公報には、図11に示すようなディスクドライブ装置
が開示されている。すなわち、筐体10の開口部11に
対して出し入れ自在とされたトレイ20には、読出し専
用ディスク30を収容保持するための収容保持溝41を
有したサブトレイ40が設けられているとともに、その
一端部40a側が図示しないバネによって押し上げられ
ている。
【0005】記録再生が可能な書換え可能ディスク51
にあっては、窓53を閉塞するシャッター52を有した
カートリッジ50によって保護されており、カートリッ
ジ50をトレイ20に装填した場合、前壁21a及び側
壁21によって保持される。また、カートリッジ50が
トレイ20に収容されると、その重みによってサブトレ
イ40が略水平状態となるまで倒され、トレイ20内に
おけるカートリッジ50の収容スペースが確保されるよ
うになっている。
【0006】そして、読出し専用ディスク30のローデ
ィングが行われる場合、図12(a),(b)に示すよ
うに、トレイ20が筐体10内部に引き込まれる。この
とき、クランプアーム61によって支持されているクラ
ンパ60と、サーボメカシャーシ70に搭載されたスピ
ンドルモータ71の出力軸に回転自在に支持されている
ターンテーブル72とが相反する方向に離間して、トレ
イ20の引き込み動作を妨げない位置に待避している。
【0007】引き込みが完了すると、これに同期して同
図(c)に示すように、クランプアーム61が下方に回
動し、クランパ60が読出し専用ディスク30の中心部
上面に当接する。次いでサーボメカシャーシ70が上方
に回動し、ターンテーブル72が読出し専用ディスク3
0の中心部下面に当接することによってクランプ動作が
完了する。その後、ピックアップ73によって読出し専
用ディスク30の情報再生が行われる。
【0008】また、トレイ20の引き込み動作が行われ
るとき、図13(a),(b)に示すように、シャッタ
ー開放部材80の端部に垂下されている係合ピン81が
トレイ20の外周縁部によって押し付けられ、シャッタ
ー開放部材80がディスクローディングを妨げるない位
置まで押し出されるようになっている。
【0009】そして、ディスクイジェクトが行われる場
合、クランプアーム61及びサーボメカシャーシ70が
逆方向に回動することによってクランプ解除が行われた
後、トレイ20が筐体10内部から外部に押し出され
る。
【0010】一方、書換え可能ディスク51を収納して
いるカートリッジ50をローディングさせる場合、カー
トリッジ50をトレイ20に収容することにより、図1
2(a)〜(c)と同様に、トレイ20が筐体10の内
部に引き込まれる。このとき、図14(a),(b)に
示すように、シャッター開放部材80の係合ピン81が
シャッター52の縁部に係合し、トレイ20の引き込み
動作に伴ってシャッター52が開けられる。その後、上
述したように、クランプアーム61及びサーボメカシャ
ーシ70の回動によってカートリッジ50内の書換え可
能ディスク51がクランプされ、情報再生或は情報記録
が行われる。
【0011】そして、イジェクトされる場合も、上記同
様に、クランプアーム61及びサーボメカシャーシ70
が逆方向に回動することによってクランプ解除が行われ
た後、トレイ20が筐体10内部から外部に押し出され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従前のディスクドライブ装置においては、読出し専用デ
ィスク30を搬送するトレイ20を用いて書換え可能デ
ィスク51を収納しているカートリッジ50のローディ
ングが行われるため、これら読出し専用ディスク30及
び書換え可能ディスク51のローディングの両立が図れ
るようになっている。
【0013】ところが、上述したディスクドライブ装置
では、トレイローディングを採用しているため、特にカ
ートリッジ50に収納された書換え可能ディスク51を
ローディングする場合であっても、一旦、トレイ20を
イジェクトさせる必要があり、カートリッジ50内の書
換え可能ディスク51をクランプするまでに時間が掛か
ってしまうという不具合があった。
【0014】ちなみに、従前のディスクローディング方
式には、上述したトレイ20によるトレイローディング
の他に、筐体10の開口部11にディスクを押し込むス
ロットインローディングがあり、上記の読出し専用ディ
スク30の場合、傷や埃から保護する意味でトレイロー
ディングが好ましく、ディスクがクランプされるまでの
時間を短縮させるためにはスロットインローディングが
好ましいものとなっている。
【0015】そこで、上述した不具合を解消するため
に、読出し専用ディスク30の場合は従前通りトレイロ
ーディングとし、カートリッジ50の場合はスロットイ
ンローディングとすることで、書換え可能ディスク51
がクランプされるまでの時間の短縮が図れるものと考え
られる。
【0016】この場合、カートリッジ50をスロットイ
ンさせるためには、トレイ20を筐体10内部に戻して
おくとともに、クランプアーム61によって支持されて
いるクランパ60と、サーボメカシャーシ70に搭載さ
れているターンテーブル72とを離反させておく必要が
あるが、従前のディスクドライブ装置では、トレイ20
のみが筐体10内部に戻された場合であっても、クラン
パ60及びターンテーブル72がクランプ状態をとるた
め、カートリッジ50のスロットインローディングが不
可能となってしまう。
【0017】しかも、図13に示したように、トレイ2
0が筐体10の内部に引き込まれる動作に伴って、シャ
ッター開放部材80がディスクローディングを妨げるこ
とのない位置まで押し込まれてしまうため、仮にカート
リッジ50をスロットインできたとしてもシャッター開
放部材80によるシャッター52の開放を行わせること
ができず、トレイローディングとスロットインローディ
ングとを両立させることが困難となる。
【0018】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、トレイローディングとスロットインローデ
ィングとを両立させた場合であっても、カートリッジに
収納されているディスクがクランプされるまでの時間の
短縮を図ることができるディスクドライブ装置を提供す
ることを特徴とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筐体の開口部に対して出し入れ自在とされたトレイによ
ってディスク単体をローディングするとともに、ディス
クを収納しているカートリッジを前記開口部からのスロ
ットインによってローディングするディスクドライブ装
置であって、前記トレイ内のディスク単体の有無を検出
するディスク有無検出手段と、前記カートリッジのスロ
ットインを検出するカートリッジ検出手段と、回動自在
とされたサーボメカシャーシに支持され、前記ローディ
ングされたディスク単体及びディスクの中心部分に対し
て接離可能とされたターンテーブルと、回動自在とされ
たクランプアームに支持され、前記ターンテーブルと対
向する方向で前記ディスク単体及び前記ディスクの中心
部分に対し接離可能とされたクランパとを具備し、前記
トレイの引き込み完了後、前記ディスク有無検出手段に
よって前記トレイ内のディスク単体が検出されている場
合には、前記サーボメカシャーシが回動するとともに、
これに連動して前記クランプアームが回動することによ
り、前記ディスク単体の中心部分が前記ターンテーブル
と前記クランパとの間でクランプされ、前記トレイの引
き込み完了後、前記ディスク有無検出手段によって前記
トレイ内のディスク単体が検出されていなかった場合に
は、前記クランパ及びターンテーブルが互いに離反する
状態を維持し、前記筐体の開口部からの前記カートリッ
ジのスロットインが前記カートリッジ検出手段によって
検出されたとき、前記カートリッジのスロットイン完了
後、前記サーボメカシャーシの回動及びこれに連動する
前記クランプアームの回動によって、前記カートリッジ
内のディスクがクランプされることを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、前記筐体の開口部
は、前記筐体の外側に回動自在とされるとともに、前記
カートリッジのカートリッジ挿入口を有した蓋体によっ
て閉塞され、前記カートリッジ挿入口は、前記筐体の内
側に回動自在とされた中蓋によって閉塞されていること
を特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、前記トレイには、
移動方向に沿った両サイドにのみ側壁が突設されてお
り、前記筐体内部に前記トレイが収まっている状態で、
前記蓋体のカートリッジ挿入口から前記カートリッジを
スロットインすると、前記カートリッジが前記側壁によ
ってガイドされつつ前記筐体内部に挿入されることを特
徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、前記筐体内部に
は、前記カートリッジのスロットインに伴って前記カー
トリッジのシャッターを開放するとともに、弾性部材に
よる弾性力によってアンローディング方向に付勢されて
いるシャッター開放部材が設けられており、前記トレイ
の引き込み完了後、前記ディスク有無検出手段によって
前記トレイ内のディスク単体が検出されている場合、前
記サーボメカシャーシの回動に同期して、前記シャッタ
ー開放部材がクランプされた前記ディスク単体の回転を
妨げないように、前記ディスク単体の面方向に対して略
直交する方向に待避され、前記トレイの引き込み完了
後、前記ディスク有無検出手段によって前記トレイ内の
ディスク単体が検出されていない場合、前記カートリッ
ジのスロットインに伴い、前記カートリッジのシャッタ
ーが前記シャッター開放部材によって開放されることを
特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明は、前記サーボメカシ
ャーシには、前記スロットインされた前記カートリッジ
をクランプ位置に固定するためのロック機構が設けられ
ており、前記カートリッジのスロットイン完了後、前記
サーボメカシャーシの回動に伴い、前記カートリッジが
前記ロック機構によってクランプ位置に固定され、イジ
ェクト時においては、前記サーボメカシャーシの逆回動
に伴い、前記ロック機構によるロックが解除されると、
前記シャッター開放部材による復帰力によって前記カー
トリッジが前記筐体外部側に押し出されることを特徴と
する。
【0024】
【作用】本発明のディスクドライブ装置では、トレイの
引き込み完了後、ディスク有無検出手段によってトレイ
内のディスク単体が検出されている場合には、サーボメ
カシャーシの回動に連動させてクランプアームを回動さ
せ、ディスク単体の中心部分をターンテーブルとクラン
パとの間でクランプし、トレイの引き込み完了後、ディ
スク有無検出手段によってトレイ内のディスク単体が検
出されていなかった場合には、クランパ及びターンテー
ブルの互いに離反する状態を維持し、筐体の開口部から
のカートリッジのスロットインがカートリッジ検出手段
によって検出されたとき、カートリッジのスロットイン
完了後、サーボメカシャーシの回動及びこれに連動する
クランプアームの回動によって、カートリッジ内のディ
スクをクランプするようにしたので、トレイローディン
グとスロットインローディングとを両立させることがで
きる。
【0025】また、筐体の開口部を閉塞する蓋体を筐体
の外側に回動自在とするとともに、蓋体に設けたカート
リッジ挿入口を閉塞する中蓋を筐体の内側に回動自在と
したので、カートリッジをスロットインする場合、単に
カートリッジをカートリッジ挿入口に差し込むだけでよ
く、トレイによる搬送時間を省くことができる。
【0026】更に、カートリッジをスロットインした場
合には、トレイの側壁によって挿入ガイドが行われるよ
うにしたので、カートリッジのスロットインを容易且つ
確実に行わせることができる。
【0027】更にまた、トレイの引き込み完了後、ディ
スク有無検出手段によってトレイ内のディスク単体が検
出されている場合、サーボメカシャーシの回動に同期し
て、シャッター開放部材をクランプされたディスク単体
の回転を妨げない位置に待避させ、トレイが筐体内部に
あるときは、シャッター開放部材を定位置にスタンバイ
させるようにしたので、トレイが筐体内部に収まってい
る状態であっても、カートリッジのスロットインに伴う
シャッター開放を確実に行わせることができることか
ら、トレイローディングとスロットインローディングと
を両立させることができる。
【0028】また、カートリッジのスロットイン完了
後、サーボメカシャーシの回動に伴い、カートリッジを
ロック機構によってクランプ位置に固定し、イジェクト
時においては、サーボメカシャーシの逆回動に伴い、ロ
ック機構によるロックを解除し、シャッター開放部材に
よる復帰力によってカートリッジを筐体外部側に押し出
すようにしたので、トレイローディングとスロットイン
ローディングとを両立させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下に説明する図におい
て、図11乃至図14と共通する部分には同一符号を付
すものとする。
【0030】図1及び図2は、本発明のディスクドライ
ブ装置の一実施の形態を示すものである。これらの図に
示すように、筐体10の前面部には、トレイ20が出し
入れされる開口部11が設けられている。開口部11を
覆う蓋体12は、外側下方に倒れるように配設されてい
るとともに、図示しない弾性部材によって閉塞側に付勢
されている。また、蓋体12に設けられているカートリ
ッジ50の出し入れ口であるカートリッジ挿入口14は
中蓋13によって閉塞されており、カートリッジ50の
挿入によって中蓋13が筐体10の内側上方に回動する
とともに、カートリッジ50が筐体10から抜き取られ
た場合には弾性部材により閉塞側に回動するようになっ
ている。これにより、カートリッジ50をスロットイン
させる場合には、蓋体12の開放が不要となる。
【0031】また筐体10の前面部には、トレイ20の
イジェクト及びローディングを行わせたり、カートリッ
ジ50のイジェクトを行わせたりするイジェクト/ロー
ディング機能を有したイジェクトスイッチ16が設けら
れている。
【0032】トレイ20には、前方側の前壁が省かれ、
両サイドと後述する奥部にのみ側壁21及び奥壁23が
設けられており、トレイ20が筐体10内部に収められ
た状態でカートリッジ50をスロットインすると、トレ
イ20の前方側からその内部にカートリッジ50が収ま
るようになっている。また、カートリッジ50をスロッ
トインした場合、カートリッジ50の両サイドがトレイ
20の側壁21によってガイドされるようになってい
る。
【0033】トレイ20には収容保持溝41を有したサ
ブトレイ40が図示しない弾性部材によって上方に付勢
された状態で収容されている。また、サブトレイ40の
両側に突設されている支持ピン42がトレイ20の両サ
イドの側壁21に形成されている遊嵌溝42に係合され
ることで、サブトレイ40が上下動自在とされるととも
に、トレイ20の底面に対するサブトレイ40の浮上位
置が規制されている。
【0034】ここで、トレイ20の底面に対するサブト
レイ40の高さ位置は、これに収容される読出し専用デ
ィスク30とスロットインされたカートリッジ50内の
書換え可能ディスク51との位置が略同一となるように
設定されている。これにより、後述するサーボメカシャ
ーシ70の下方向への回動角を小さくすることができる
ので、装置の薄型化が図れるようになっている。
【0035】また、カートリッジ50が筐体10内部に
挿入されるとき、サブトレイ40の手前側に設けられて
いるテーパ部45にカートリッジ50の縁部が当接する
ようになっており、そのままカートリッジ50を押し込
むと、サブトレイ40が弾性部材の付勢力に抗して下げ
られ、カートリッジ50がサブトレイ40に乗り上げた
状態では、カートリッジ50によりサブトレイ40が下
げられたままの状態がとられる。これによってトレイ2
0内におけるカートリッジ50の収容スペースが確保さ
れるようになっている。
【0036】図3乃至図8は、筐体10の内部構成を示
すものである。これらの図に示すように、サブトレイ4
0には、サーボメカシャーシ70に載置されているセン
タリングハブ72aを有したターンテーブル72が通過
したり、図示しないピックアップによる読出し孔等とさ
れる窓43が形成されている。ちなみに、トレイ20側
にもサブトレイ40側の窓43と略同形状の窓25が形
成されている。
【0037】また、サブトレイ40の奥側には、カート
リッジ50の挿入を検出するための検出スイッチ44が
設けられており、検出スイッチ44によってカートリッ
ジ50の挿入が検出されると、後述するサーボメカシャ
ーシ70及びシャッター開放部材80の回動によるクラ
ンプ動作が行われるようになっている。更に、トレイ2
0の奥壁23には、トレイ20の移動に伴ったシャッタ
ー開放部材80の係合ピン81との接触を避けるための
切欠き部24が設けられている。
【0038】筐体10内部には、スピンドルモータ71
の出力軸に取り付けられたセンタリングハブ72aを有
するターンテーブル72及び図示しないピックアップ等
サーボメカを載置しているサーボメカシャーシ70が軸
73を支点とし、水平位置と下方位置との間で回動自在
となるように配設されている。ここで、ターンテーブル
72には、図示しない金属プレートが設けられており、
クランプ時には、後述するクランパ60に設けられてい
るマグネットと金属プレートとの吸着によって読出し専
用ディスク30及び書換え可能ディスク51の中心部が
ターンテーブル72との間で挟持されるようになってい
る。
【0039】また、上記のサーボメカシャーシ70の回
動は、後述の図9に示すローディングモータ17の駆動
力を切り換える図示しない切換え機構によって行われる
ようになっている。
【0040】ここで、ローディングモータ17は、トレ
イ20の引込みや排出動作の駆動力を与えるだけでな
く、サーボメカシャーシ70の回動力も与えるようにな
っており、これらの駆動力の切換えは図示しない切換え
機構によって行われるようになって
【0041】サーボメカシャーシ70の上方には、軸6
2を支点として回動自在とされるとともに、図示しない
弾性部材によってクランプ解除方向(クランパ60がタ
ーンテーブル72から離れる方向)に付勢されたクラン
プアーム61が配設されており、サーボメカシャーシ7
0の回動によってサーボメカシャーシ70側に突設され
ている押上げ部材74がクランプアーム61の後端部を
押し上げることにより、クランプアーム61がサーボメ
カシャーシ70の回動に同期して回動するようになって
いる。クランプアーム61の先端部には、図示しないマ
グネットを有したクランパ60が遊嵌支持されている。
【0042】また、サーボメカシャーシ70の上方に
は、係合ピン81を有したシャッター開放部材80が軸
82に対して回動自在且つその軸方向に対して摺動自在
に取り付けられるとともに、コイルバネ83によって下
方側及び矢印a側に付勢されている。
【0043】そして、読出し専用ディスク30がローデ
ィングされた場合には、サーボメカシャーシ70の回動
によって押上げ部材75がシャッター開放部材80を押
し上げることにより、係合ピン81を読出し専用ディス
ク30の回転の妨げとならない位置に待避させることが
できるようになっている。
【0044】筐体10の開口部11を閉塞する蓋体12
は、図4に示すように、軸12aを支点として回動自在
に支持されており、蓋体12に設けられているカートリ
ッジ挿入口14を閉塞する中蓋13は、軸13aを支点
として回動自在に支持されている。そして、トレイ20
が筐体10外部に押し出されるとき、トレイ20の先端
部が蓋体12を内側から押し付けることにより、蓋体1
2が図示しない弾性部材の付勢力に抗して外側下方に倒
されるようになっている。
【0045】また、筐体10内部上方には、トレイ20
内の読出し専用ディスク30の有無を検出するディスク
有無検出センサ15が配設されており、読出し専用ディ
スク30を収容していない状態でトレイ20が筐体10
内部に引き込まれ、ディスク有無検出センサ15によっ
てディスク無しが検出されると、後述する図9に示す制
御系による制御によってサーボメカシャーシ70の回動
動作が行われず、図7に示すように、クランパ60及び
ターンテーブル72の離反した状態が維持されるように
なっている。これにより、カートリッジ50のスロット
インローディングが可能となるが、その詳細は後述す
る。
【0046】ちなみに、ディスク有無検出センサ15の
配設箇所は、図示のように筐体10内部上方に限らず、
筐体10内部下方に設けるようにしてもよく、いずれに
してもローディングされたトレイ20及びサブトレイ4
0の窓25,43を通して読出し専用ディスク30の有
無を検出することができる箇所であればよい。また、図
示しないピックアップによってディスク有無検出を行わ
せるようにしてもよく、この場合にはディスク有無検出
センサ15を省くことができる。
【0047】また、カートリッジ50を蓋体12のカー
トリッジ挿入口14からスロットインさせた場合、図8
に示すように、中蓋13がカートリッジ50によって押
し上げられ、カートリッジ50の挿入が完了した時点で
は、中蓋13の下端部がカートリッジ50の後端部上面
に乗り上げた状態がとられるようになっている。
【0048】このとき、筐体10の中心部分に待機して
いるシャッター開放部材80の係合ピン81がカートリ
ッジ50のテーパ部54に当接し、カートリッジ50の
押し込み力によってシャッター52が開けられ、カート
リッジ50の上下に設けられている窓53が開放され
る。
【0049】そして、カートリッジ50の挿入が完了し
た時点では、シャッター52が完全に開けられるととも
に、サブトレイ40の奥部に設けられている検出スイッ
チ44がオンされて、サーボメカシャーシ70の回動に
よるクランプ動作が行われると同時に、サーボメカシャ
ーシ70に設けられている図示しないロック機構によっ
てカートリッジ50がトレイ20上に固定されるように
なっている。
【0050】一方、カートリッジ50がイジェクトされ
る場合、イジェクトスイッチ16の操作によってサーボ
メカシャーシ70が下方側に回動することに伴い、ロッ
ク機構によるロックが解除され、その後はコイルバネ8
3によるシャッター開放部材80の矢印a側への復帰力
によってカートリッジ50が筐体10の外部側に押し出
される。このとき、中蓋13の下端部がカートリッジ5
0の後端部上面に乗り上げた状態がとられているため、
中蓋13によってカートリッジ50の排出が妨げられな
いばかりか、カートリッジ50の排出時にはその両サイ
ドがトレイ20の側壁21にガイドされるため、カート
リッジ50がスムーズに押し出されるようになってい
る。
【0051】図9は、ディスクドライブ装置の制御系を
示すものであり、イジェクトスイッチ16が操作される
と、ローディング・イジェクト判断部91によってイジ
ェクトスイッチ16による操作指示内容が判断される。
【0052】すなわち、トレイ20が筐体10内部に収
まっている状態(クローズ)でイジェクトスイッチ16
が操作された場合、その操作指示内容はイジェクトと判
断され、トレイ20が筐体10内部から押し出されてい
る状態(オープン)でイジェクトスイッチ16が操作さ
れた場合、その操作指示内容がローディングと判断され
る。これにより、イジェクトスイッチ16には、イジェ
クト/ローディング機能がもたされることになる。
【0053】制御部90は、ローディング・イジェクト
判断部91によるイジェクト/ローディングの判断結果
に基づき、ドライバ93を介してローディングモータ1
7を駆動させ、トレイ20の引込みや排出動作を行わせ
る。ここで、ローディングモータ17は、トレイ20の
引込みや排出動作の駆動力を与えるだけでなく、サーボ
メカシャーシ70の回動力も与えるようになっており、
これらの駆動力の切換えは図示しない切換え機構によっ
て行われるようになっている。
【0054】また、カートリッジ50のスロットインロ
ーディングによって検出スイッチ44がオンされた場
合、制御部90がローディングモータ17を駆動し、サ
ーボメカシャーシ70を回動させてクランプ動作を行わ
せる。
【0055】更に、トレイ20の引き込み完了時、ディ
スク有無検出センサ15によってトレイ20内の読出し
専用ディスク30が検出されている場合には、制御部9
0がサーボメカシャーシ70を回動させてクランプ動作
を行わせるが、読出し専用ディスク30の検出が行われ
なかった場合、制御部90はサーボメカシャーシ70の
回動を行わせず、クランパ60とターンテーブル72と
が離された状態がとられる。
【0056】続いて、上述したディスクドライブ装置の
動作について説明する。まず、図1に示したように、ト
レイ20をオープンさせる場合には、イジェクトスイッ
チ16を操作し、ローディングモータ17を駆動させて
トレイ20を筐体10の開口部11から引き出す。この
とき、図4に示したように、トレイ20の端部が蓋体1
2を内側から押し付けることにより、蓋体12が外側下
方に図示しない弾性部材の付勢力に抗して倒れるので、
トレイ20の引き出しがスムーズに行われる。
【0057】そして、引き出したトレイ20のサブトレ
イ40の収容保持溝41に読出し専用ディスク30を収
容した後、イジェクトスイッチ16を操作すると、トレ
イ20が筐体10内部に引き込まれる。このとき、ディ
スク有無検出センサ15によってトレイ20内の読出し
専用ディスク30が検出されると、トレイ20の引き込
み完了に続いて、図5に示したように、サーボメカシャ
ーシ70が回動し、ターンテーブル72が読出し専用デ
ィスク30の中心部分に当接して、サブトレイ40から
読出し専用ディスク30を若干持ち上げる。
【0058】このとき、ターンテーブル72のセンタリ
ングハブ72aが読出し専用ディスク30の中心孔に嵌
り込むことによって、読出し専用ディスク30がセンタ
リングされる。また、ターンテーブル72上に読出し専
用ディスク30が載置されると略同時に、クランプアー
ム61の後端部が押上げ部材74によって押し上げら
れ、クランパ60が読出し専用ディスク30の中心部に
上面側から当接する。
【0059】そして、クランパ60の図示しないマグネ
ットとターンテーブル72側の金属プレートとの吸着に
よって、読出し専用ディスク30の中心部がターンテー
ブル72との間に挟持され、クランプ動作が完了する。
このとき、クランプアーム61の先端部にクランパ60
が遊嵌支持されているため、マグネットと金属プレート
とが吸着されることにより、クランパ60がクランプア
ーム61の先端部からフリーにされるため、読出し専用
ディスク30の回転がスムーズに行われる。
【0060】また、このクランプ動作と略同時期に、押
上げ部材75によってシャッター開放部材80が押し上
げられ、係合ピン81が読出し専用ディスク30の回転
の妨げとならない位置まで離される。
【0061】そして、スピンドルモータ71が駆動され
ると、ターンテーブル72の回転によって読出し専用デ
ィスク30が回転され、図示しないピックアップによる
情報再生が行われる。
【0062】一方、読出し専用ディスク30をイジェク
トする場合、イジェクトスイッチ16を操作すると、サ
ーボメカシャーシ70が下方側に回動する。これと略同
時に、押上げ部材74がクランプアーム61の後端部か
ら離れるに従い、クランプアーム61が図示しない弾性
部材の付勢力によってクランプ解除方向に回動する。
【0063】このように、クランパ60とターンテーブ
ル72とが互いに離れる方向へ移動することにより、ク
ランパ60とターンテーブル72との吸着状態が解か
れ、読出し専用ディスク30がサブトレイ40に戻され
てクランプ解除となる。そして、クランプが解除される
と、トレイ20が筐体10の開口部11から押し出さ
れ、イジェクト動作が完了する。
【0064】次に、書換え可能ディスク51を収納して
いるカートリッジ50のスロットイン動作を、図10を
用いて説明する。まず、イジェクトされた読出し専用デ
ィスク30をトレイ20のサブトレイ40から取り出し
てイジェクトスイッチ16を操作し、トレイ20を筐体
10内部に戻しておく。このとき、ディスク有無検出セ
ンサ15によってディスク無しが検出されると、サーボ
メカシャーシ70の回動が行われず、図7のように、ク
ランパ60とターンテーブル72とが離れた状態がとら
れる。
【0065】この状態で、蓋体12のカートリッジ挿入
口14にカートリッジ50を挿入すると、カートリッジ
50が中蓋13を押し上げつつ筐体10内部に押し込ま
れる。このとき、サブトレイ40の手前側に設けられて
いるテーパ部45にカートリッジ50の縁部が当接し、
そのままカートリッジ50を押し込むと、サブトレイ4
0が弾性部材の付勢力に抗して下げられ状態でカートリ
ッジ50がトレイ20内に収められる。そして、カート
リッジ50がサブトレイ40に乗り上げた状態では、カ
ートリッジ50によってサブトレイ40が下げられたま
まの状態がとられることにより、トレイ20内における
カートリッジ50の収容スペースが確保される。またこ
のとき、カートリッジ50はトレイ20の側壁21によ
ってガイドされつつ押し込まれるため、その押し込みが
スムーズに行われる。
【0066】そして、カートリッジ50を略半分程度押
し込むと、筐体10の中心部分に待機しているシャッタ
ー開放部材80の係合ピン81がカートリッジ50のテ
ーパ部54に当接し、そのままカートリッジ50の押し
込むことにより、その押し込み力によってシャッター5
2が開けられ、カートリッジ50の上下に設けられてい
る窓53が開放される。
【0067】カートリッジ50の挿入が完了した時点で
は、シャッター52が完全に開けられるとともに、サブ
トレイ40の奥部に設けられている検出スイッチ44が
オンされて、サーボメカシャーシ70の回動によるクラ
ンプ動作が行われると同時に、サーボメカシャーシ70
に設けられている図示しないロック機構によってカート
リッジ50がトレイ20上に固定される。
【0068】また、サーボメカシャーシ70の回動に伴
い、ターンテーブル72がカートリッジ50の下方の窓
53から入り込み、書換え可能ディスク51の中心部分
に当接して、カートリッジ50内の略中間位置まで若干
持ち上げる。
【0069】このとき、ターンテーブル72のセンタリ
ングハブ72aが書換え可能ディスク51の中心孔に嵌
り込み、書換え可能ディスク51のセンタリングを行
う。またターンテーブル72上に書換え可能ディスク5
1が載置されると略同時に、クランプアーム61の後端
部が押上げ部材74によって押し上げられ、クランパ6
0が書換え可能ディスク51の中心部に上面側から当接
することにより、クランパ60とターンテーブル72と
が吸着され、書換え可能ディスク51の中心部がターン
テーブル72との間に挟持されることによって、クラン
プ動作が完了する。この状態では、上述したように、ク
ランパ60がクランプアーム61の先端部からフリーと
されるため、書換え可能ディスク51の回転がスムーズ
に行われる。
【0070】また、このクランプ動作と略同時期に、押
上げ部材75が上昇するが、図6に示したように、シャ
ッター開放部材80は矢印b側に回動しているため、押
上げ部材75によるシャッター開放部材80の押上動作
は行われない。
【0071】そして、スピンドルモータ71が駆動され
ると、ターンテーブル72の回転によって書換え可能デ
ィスク51が回転され、図示しないピックアップによる
情報再生が行われる。
【0072】一方、カートリッジ50をイジェクトさせ
る場合、イジェクトスイッチ16を操作すると、サーボ
メカシャーシ70が下方側へ回動し、ロック機構による
ロックが解除される。これと略同時に、押上げ部材74
がクランプアーム61の後端部から離れるに従い、クラ
ンプアーム61が図示しない弾性部材の付勢力によって
クランプ解除方向に回動する。そして、クランパ60と
ターンテーブル72とが互いに離れる方向へ移動する
と、クランパ60とターンテーブル72との吸着状態が
解かれ、クランプ動作が解除される。
【0073】クランプ動作が解除されると略同時に、コ
イルバネ83によるシャッター開放部材80の矢印a側
への復帰力によってカートリッジ50が筐体10の外部
側に押し出される。このとき、中蓋13の下端部がカー
トリッジ50の後端部上面に乗り上げた状態がとられて
いるため、中蓋13によってカートリッジ50の排出が
妨げられないばかりか、カートリッジ50の排出時には
その両サイドがトレイ20の側壁21にガイドされるた
め、カートリッジ50がスムーズに押し出される。
【0074】このように本実施の形態では、トレイ20
の引き込み完了後、ディスク有無検出手段としてのディ
スク有無検出センサ15によってトレイ20内のディス
ク単体としての読出し専用ディスク30が検出されてい
る場合には、サーボメカシャーシ70の回動に連動させ
てクランプアーム61を回動させ、読出し専用ディスク
30の中心部分をターンテーブル72とクランパ60と
の間でクランプし、トレイ20の引き込み完了後、ディ
スク有無検出センサ15によってトレイ20内の読出し
専用ディスク30が検出されていなかった場合には、ク
ランパ60及びターンテーブル72の互いに離反する状
態を維持し、筐体10の開口部11からのカートリッジ
50のスロットインがカートリッジ検出手段としての検
出スイッチ44によって検出されたとき、カートリッジ
50のスロットイン完了後、サーボメカシャーシ70の
回動及びこれに連動するクランプアーム61の回動によ
って、カートリッジ50内のディスクとしての書換え可
能ディスク51をクランプするようにしたので、トレイ
ローディングとスロットインローディングとを両立させ
ることができる。
【0075】また、筐体10の開口部11を閉塞する蓋
体12を筐体10の外側に回動自在とするとともに、蓋
体12に設けたカートリッジ挿入口14を閉塞する中蓋
13を筐体の内側に回動自在としたので、カートリッジ
50をスロットインする場合、単にカートリッジ50を
カートリッジ挿入口14に差し込むだけでよいため、ト
レイ20による搬送時間を省くことができる。
【0076】更に、カートリッジ50をスロットインし
た場合には、トレイ20の側壁21によって挿入ガイド
が行われるようにしたので、カートリッジ50のスロッ
トインを容易且つ各自に行うことができる。
【0077】更にまた、トレイ20の引き込み完了後、
ディスク有無検出センサ15によってトレイ20内の読
出し専用ディスク30が検出されている場合、サーボメ
カシャーシ70の回動に同期して、シャッター開放部材
80をクランプされた読出し専用ディスク30の回転を
妨げない位置に待避させ、トレイ20が筐体10内部に
あるときは、シャッター開放部材80を定位置にスタン
バイさせるようにしたので、トレイ20が筐体10内部
に収まっている状態であっても、カートリッジ50のス
ロットインに伴うシャッター開放を確実に行わせること
ができ、トレイローディングとスロットインローディン
グとを両立させることができる。
【0078】また、カートリッジ50のスロットイン完
了後、サーボメカシャーシ70の回動に伴い、カートリ
ッジ50を図示しないロック機構によってクランプ位置
に固定し、イジェクト時においては、サーボメカシャー
シ70の逆回動に伴い、ロック機構によるロックを解除
し、シャッター開放部材80による復帰力によってカー
トリッジ50を筐体10外部側に押し出すようにしたの
で、トレイローディングとスロットインローディングと
を両立させることができる。
【0079】したがって、トレイローディングとスロッ
トインローディングとを両立させた場合であっても、カ
ートリッジ50をスロットインする場合、単にカートリ
ッジ50をカートリッジ挿入口14に差し込むだけでよ
いため、トレイ20による搬送時間を省くことができる
ことから、カートリッジ50に収納されている書換え可
能ディスク51がクランプされるまでの時間が短縮され
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
ドライブ装置によれば、トレイの引き込み完了後、ディ
スク有無検出手段によってトレイ内のディスク単体が検
出されている場合には、サーボメカシャーシの回動に連
動させてクランプアームを回動させ、ディスク単体の中
心部分をターンテーブルとクランパとの間でクランプ
し、トレイの引き込み完了後、ディスク有無検出手段に
よってトレイ内のディスク単体が検出されていなかった
場合には、クランパ及びターンテーブルの互いに離反す
る状態を維持し、筐体の開口部からのカートリッジのス
ロットインがカートリッジ検出手段によって検出された
とき、カートリッジのスロットイン完了後、サーボメカ
シャーシの回動及びこれに連動するクランプアームの回
動によって、カートリッジ内のディスクをクランプする
ようにしたので、トレイローディングとスロットインロ
ーディングとを両立させることができる。
【0081】また、筐体の開口部を閉塞する蓋体を筐体
の外側に回動自在とするとともに、蓋体に設けたカート
リッジ挿入口を閉塞する中蓋を筐体の内側に回動自在と
したので、カートリッジをスロットインする場合、単に
カートリッジをカートリッジ挿入口に差し込むだけでよ
く、トレイによる搬送時間を省くことができる。
【0082】更に、カートリッジをスロットインした場
合には、トレイの側壁によって挿入ガイドが行われるよ
うにしたので、カートリッジのスロットインを容易且つ
確実に行わせることができる。
【0083】更にまた、トレイの引き込み完了後、ディ
スク有無検出手段によってトレイ内のディスク単体が検
出されている場合、サーボメカシャーシの回動に同期し
て、シャッター開放部材をクランプされたディスク単体
の回転を妨げない位置に待避させ、トレイが筐体内部に
あるときは、シャッター開放部材を定位置にスタンバイ
させるようにしたので、トレイが筐体内部に収まってい
る状態であっても、カートリッジのスロットインに伴う
シャッター開放を確実に行わせることができることか
ら、トレイローディングとスロットインローディングと
を両立させることができる。
【0084】また、カートリッジのスロットイン完了
後、サーボメカシャーシの回動に伴い、カートリッジを
ロック機構によってクランプ位置に固定し、イジェクト
時においては、サーボメカシャーシの逆回動に伴い、ロ
ック機構によるロックを解除し、シャッター開放部材に
よる復帰力によってカートリッジを筐体外部側に押し出
すようにしたので、トレイローディングとスロットイン
ローディングとを両立させることができる。
【0085】したがって、トレイローディングとスロッ
トインローディングとを両立させた場合であっても、カ
ートリッジをスロットインする場合、単にカートリッジ
挿入口をカートリッジ挿入口に差し込むだけでよいた
め、トレイによる搬送時間を省くことができることか
ら、カートリッジに収納されているディスクがクランプ
されるまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ装置の一実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】図1のディスクドライブ装置にカートリッジを
挿入する場合を示す斜視図である。
【図3】図1のディスクドライブ装置の内部構成を示す
平面図である。
【図4】図1のディスクドライブ装置の内部構成を示す
側面図である。
【図5】図1のディスクドライブ装置のクランプ動作を
示す側面図である。
【図6】図1のディスクドライブ装置にカートリッジを
装填した場合の平面図である。
【図7】図1のディスクドライブ装置にカートリッジを
装填する場合の側面図である。
【図8】図1のディスクドライブ装置におけるカートリ
ッジ内部のディスクのクランプ動作を示す側面図であ
る。
【図9】図1のディスクドライブ装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図10】図1のディスクドライブ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】従来のディスクドライブ装置を示す斜視図で
ある。
【図12】図11のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す側面図ある。
【図13】図11のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す平面図ある。
【図14】図11のディスクドライブ装置のローディン
グ動作を示す平面図ある。
【符号の説明】
10 筐体 11 開口部 12 蓋体 13 中蓋 14 カートリッジ挿入口 15 ディスク有無検出センサ 16 イジェクトスイッチ 17 ローディングモータ 20 トレイ 25,43 窓 30 読出し専用ディスク 40 サブトレイ 44 検出スイッチ 50 カートリッジ 51 書換え可能ディスク 52 シャッター 60 クランパ 61 クランプアーム 70 サーボメカシャーシ 72 ターンテーブル 74,75 押上げ部材 80 シャッター開放部材 81 係合ピン 91 ローディング・イジェクト判断部 90 制御部 93 ドライバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の開口部に対して出し入れ自在とさ
    れたトレイによってディスク単体をローディングすると
    ともに、ディスクを収納しているカートリッジを前記開
    口部からのスロットインによってローディングするディ
    スクドライブ装置であって、 前記トレイ内のディスク単体の有無を検出するディスク
    有無検出手段と、 前記カートリッジのスロットインを検出するカートリッ
    ジ検出手段と、 回動自在とされたサーボメカシャーシに支持され、前記
    ローディングされたディスク単体及びディスクの中心部
    分に対して接離可能とされたターンテーブルと、 回動
    自在とされたクランプアームに支持され、前記ターンテ
    ーブルと対向する方向で前記ディスク単体及び前記ディ
    スクの中心部分に対し接離可能とされたクランパとを具
    備し、 前記トレイの引き込み完了後、前記ディスク有無検出手
    段によって前記トレイ内のディスク単体が検出されてい
    る場合には、前記サーボメカシャーシが回動するととも
    に、これに連動して前記クランプアームが回動すること
    により、前記ディスク単体の中心部分が前記ターンテー
    ブルと前記クランパとの間でクランプされ、 前記トレイの引き込み完了後、前記ディスク有無検出手
    段によって前記トレイ内のディスク単体が検出されてい
    なかった場合には、前記クランパ及びターンテーブルが
    互いに離反する状態を維持し、 前記筐体の開口部からの前記カートリッジのスロットイ
    ンが前記カートリッジ検出手段によって検出されたと
    き、前記カートリッジのスロットイン完了後、前記サー
    ボメカシャーシの回動及びこれに連動する前記クランプ
    アームの回動によって、前記カートリッジ内のディスク
    がクランプされることを特徴とするディスクドライブ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記筐体の開口部は、前記筐体の外側に
    回動自在とされるとともに、前記カートリッジのカート
    リッジ挿入口を有した蓋体によって閉塞され、前記カー
    トリッジ挿入口は、前記筐体の内側に回動自在とされた
    中蓋によって閉塞されていることを特徴とする請求項1
    記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイには、移動方向に沿った両サ
    イドにのみ側壁が突設されており、 前記筐体内部に前記トレイが収まっている状態で、前記
    蓋体のカートリッジ挿入口から前記カートリッジをスロ
    ットインすると、前記カートリッジが前記側壁によって
    ガイドされつつ前記筐体内部に挿入されることを特徴と
    する請求項1又は2記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体内部には、前記カートリッジの
    スロットインに伴って前記カートリッジのシャッターを
    開放するとともに、弾性部材による弾性力によってアン
    ローディング方向に付勢されているシャッター開放部材
    が設けられており、 前記トレイの引き込み完了後、前記ディスク有無検出手
    段によって前記トレイ内のディスク単体が検出されてい
    る場合、前記サーボメカシャーシの回動に同期して、前
    記シャッター開放部材がクランプされた前記ディスク単
    体の回転を妨げないように、前記ディスク単体の面方向
    に対して略直交する方向に待避され、 前記トレイの引き込み完了後、前記ディスク有無検出手
    段によって前記トレイ内のディスク単体が検出されてい
    ない場合、前記カートリッジのスロットインに伴い、前
    記カートリッジのシャッターが前記シャッター開放部材
    によって開放されることを特徴とする請求項1、2、又
    は3記載のディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記サーボメカシャーシには、前記スロ
    ットインされた前記カートリッジをクランプ位置に固定
    するためのロック機構が設けられており、 前記カートリッジのスロットイン完了後、前記サーボメ
    カシャーシの回動に伴い、前記カートリッジが前記ロッ
    ク機構によってクランプ位置に固定され、 イジェクト時においては、前記サーボメカシャーシの逆
    回動に伴い、前記ロック機構によるロックが解除される
    と、前記シャッター開放部材による復帰力によって前記
    カートリッジが前記筐体外部側に押し出されることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載のディスクドライ
    ブ装置。
JP05655896A 1996-03-13 1996-03-13 ディスクドライブ装置 Expired - Fee Related JP3410281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05655896A JP3410281B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 ディスクドライブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05655896A JP3410281B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 ディスクドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09251696A true JPH09251696A (ja) 1997-09-22
JP3410281B2 JP3410281B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=13030455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05655896A Expired - Fee Related JP3410281B2 (ja) 1996-03-13 1996-03-13 ディスクドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3410281B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339582B1 (ko) * 1999-12-28 2002-06-03 구자홍 트레이/슬롯 절환형 디스크 장착 장치
WO2003060903A1 (fr) * 2002-01-10 2003-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil a disque
US7281254B2 (en) * 2003-08-19 2007-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc drive having a traverse holder that is rotatable around an axis that is mutually different from the axis of a traverse base

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339582B1 (ko) * 1999-12-28 2002-06-03 구자홍 트레이/슬롯 절환형 디스크 장착 장치
WO2003060903A1 (fr) * 2002-01-10 2003-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil a disque
US7581233B2 (en) * 2002-01-10 2009-08-25 Panasonic Corporation Disk loading apparatus with cartridge urging member operating cooperatively with disk rotating unit transverse holder
US7831984B2 (en) 2002-01-10 2010-11-09 Panasonic Corporation Disk drive with established resonance frequencies for damper member
US7281254B2 (en) * 2003-08-19 2007-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc drive having a traverse holder that is rotatable around an axis that is mutually different from the axis of a traverse base

Also Published As

Publication number Publication date
JP3410281B2 (ja) 2003-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08321154A (ja) ハブ無しディスク用カートリッジ、ディスク・ドライブ及びディスク媒体ライブラリ
JPH10208359A (ja) 電子機器
JP2000260100A (ja) ディスクチェンジャ装置
JP3410281B2 (ja) ディスクドライブ装置
KR100417105B1 (ko) 기록매체 장착장치
KR100417106B1 (ko) 기록매체 장착장치
JPH11162068A (ja) ディスク装置
JP3410282B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP4197146B2 (ja) ディスク装置
JP3377674B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3812318B2 (ja) ディスク装置
WO2000002201A1 (fr) Lecteur de disque
JP3665485B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP3812316B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP3812319B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP3674492B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP2940421B2 (ja) 媒体用トレー、それを用いるマガジン及び媒体自動交換装置
JP2008004202A (ja) ディスクローディング機構及びこれを用いたディスクドライブ装置
JP2005267806A (ja) ディスクドライブ装置
JPH0744965A (ja) ディスク再生装置
JP2003085857A (ja) ディスク再生装置
JP2000123456A (ja) ディスクドライブ装置
JP2000339920A (ja) 記録媒体駆動装置
JP2000339816A (ja) 記録媒体駆動装置
JP2000339836A (ja) 記録媒体駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees