JPH09251101A - 偏光板用保護フィルム - Google Patents

偏光板用保護フィルム

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JPH09251101A
JPH09251101A JP8059290A JP5929096A JPH09251101A JP H09251101 A JPH09251101 A JP H09251101A JP 8059290 A JP8059290 A JP 8059290A JP 5929096 A JP5929096 A JP 5929096A JP H09251101 A JPH09251101 A JP H09251101A
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JP8059290A
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Isamu Michihashi
勇 道端
Koichi Nagayasu
浩一 永安
Toru Kobayashi
徹 小林
Hitoshi Nara
仁司 奈良
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防眩機能を発揮し、かつ仕上がりの偏光板の
優れた透過鮮明度を確保する。 【解決手段】 平均粒径0.25μm以上10μm以下
の粒子、及び、屈折率1.40以上1.60以下、かつ
平均粒径0.1μm以下の微粒子を含有する防眩層を有
することを特徴とする偏光板用保護フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光板用保護フィル
ムに関するものであり、詳しくは、顕著な防眩効果か
つ、優れた透過鮮明度を示す偏光板用保護フィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来偏光板用保護フィルムとしては三酢
酸セルロース系樹脂フィルムが用いられてきているが、
近年様々な用途、多様な環境で偏光板が使用されるよう
になり、それに対応した付加価値をもった偏光板用保護
フィルムが望まれるようになってきている。そのような
付加価値のひとつとして液晶画面の表面のギラツキを抑
える防眩加工が挙げられるが、例えば偏光板用保護フィ
ルムの外側最表面にシリカなどの微粒子を存在させて防
眩効果を発揮させる手段などがとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶画面の表面のギラ
ツキを抑える防眩加工として、偏光板用保護フィルムの
外側最表面にシリカ等の微粒子を存在させたものを用い
ると、防眩効果を発揮することができる反面、微粒子が
存在することに由来して偏光板の透過鮮明度が著しく低
下してしまっていた。したがって防眩機能を発揮し、か
つ仕上がりの偏光板の優れた透過鮮明度を確保する技術
を見いだすことが本発明者らの課題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)平均粒
径0.25μm以上10μm以下の粒子、及び、屈折率
1.40以上1.60以下、かつ平均粒径0.1μm以
下の微粒子を含有する防眩層を有することを特徴とする
偏光板用保護フィルムであって、これにより充分な防眩
効果を発揮し、かつ優れた透過鮮明度を示す偏光板用保
護フィルムを作成することができる。
【0005】また本発明は、(1a)平均粒径0.25
μm以上10μm以下の粒子、及び、屈折率1.40以
上1.60以下、かつ平均粒径0.1μm以下の親水性
微粒子を含有する防眩層を有することを特徴とする偏光
板用保護フィルムであって、これにより充分な防眩効果
を発揮し、かつ更に優れた透過鮮明度を示す偏光板用保
護フィルムを作成することができる。
【0006】また本発明は、(2)膜厚0.5μm以上
5.0μm以下であって、平均粒径が当該膜厚の1.1
から2倍の酸化珪素粒子と平均粒径0.005μm以上
0.1μm以下の酸化珪素微粒子を含有する防眩層を有
することを特徴とする偏光板用保護フィルムであって、
これにより充分な防眩効果と、透過鮮明度を有する偏光
板用保護フィルムを提供することができ、かつこれを用
いて作成した偏光板がスパークルの発生を抑えるという
点においても優れたものを提供することができる。
【0007】また本発明は、(2a)膜厚0.5μm以
上5.0μm以下であって、平均粒径が当該膜厚の1.
1から2倍の酸化珪素粒子と平均粒径0.005μm以
上0.1μm以下の親水性酸化珪素微粒子を含有する防
眩層を有することを特徴とする偏光板用保護フィルムで
あって、これにより充分な防眩効果を発揮し、かつ、よ
り優れた透過鮮明度を示す偏光板用保護フィルムを作成
することができ、かつこれを用いてスパークルの発生を
抑えた偏光板を得ることができるのである。
【0008】また本発明は、(2b)膜厚0.5μm以
上5.0μm以下であって、平均粒径が当該膜厚の1.
1から2倍の酸化珪素粒子と平均粒径0.005μm以
上0.1μm以下の酸化珪素微粒子を含有する防眩クリ
アハード層を有することを特徴とする偏光板用保護フィ
ルムであって、これによって防眩機能を発揮し、かつ透
過鮮明性に優れた偏光板用保護フィルムを提供すること
ができ、更に偏光板表面の機械的強度の点でも優れ、か
つスパークルの発生を抑えた偏光板を提供することがで
きるのである。
【0009】(1)に記載した本発明に係る「平均粒径
0.25μm以上10μm以下の粒子」とは、偏光板用
保護フィルムの外側最表面に存在させることによって、
これを用いた液晶画面の表面の防眩機能を発揮するもの
をいい、平均粒径0.25μm以上10μm以下のもの
をいう。
【0010】この「粒子」としては、無機粒子及び有機
粒子が挙げられる。本発明に使用することのできる無機
粒子としては酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化錫、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム等が挙げられ
る。
【0011】有機粒子としては、ポリ(メタ)アクリレ
ート系樹脂、シリコン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、ベン
ゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、更にポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリイミド系樹脂、ポリ弗化エチレン系樹脂等が使用で
きる。
【0012】これらのうちでも、本発明の目的の一つで
ある防眩性を達成するには、シリカなどの酸化珪素が特
に好ましく用いられる。ここで好ましく用いられる酸化
珪素粒子は、合成非晶質シリカのなかでも湿式法によっ
て作られる超微粉含水珪酸が光沢度を下げる効果が大き
く好ましい。湿式法とは珪酸ソーダと鉱酸及び塩類を水
溶液中で反応させる方法で、例えば富士シリシア化学
(株)製のサイリシアや日本シリカ(株)製のNips
il Eなどがある。
【0013】「粒子」の平均粒径の測定法について述べ
るが、まず当該粒子を含む本発明の試料の光学顕微鏡写
真(1000倍透過モード)を撮影し、この写真に写っ
た粒子の直径を画像処理装置LUZEX−III(ニレコ
社製)で100個測定し、その平均値を算出して平均粒
径とした。
【0014】次に「屈折率1.40以上1.60以下の
平均粒径0.1μm以下の微粒子」とは、前述の「粒
子」とともに偏光板用保護フィルムの外側最表面に存在
させることによって、「粒子」による防眩効果を発揮さ
せるとともに、当該フィルムを用いて作成した偏光板用
保護フィルムに優れた透過鮮明度を付与する効果を発揮
するものである。
【0015】この「微粒子」は無機微粒子及び有機微粒
子が挙げられる。本発明に使用することができる無機微
粒子としては酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化錫、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム等が挙げられ
る。
【0016】有機微粒子としては、ポリ(メタ)アクリ
レート系樹脂、シリコン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、
ポリカーボネート系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、ベ
ンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、更にポリオレ
フィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリイミド系樹脂、ポリ弗化エチレン系樹脂等が使
用できる。
【0017】これらのうちでも、本発明の目的である防
眩性及び透過鮮明性を達成するには、シリカなどの酸化
珪素が特に好ましく用いられる。ここで好ましく用いら
れる酸化珪素微粒子としては、乾式法で作られるシリカ
が好ましく、燃焼法で作られる無水珪酸が透過鮮明度を
高くする効果が大きく特に好ましい。
【0018】乾式法とは1000℃以上の高温下で、微
粉無水珪酸粒子を生成させるもので、燃焼法は気化させ
た四塩化珪素と水素を混合させたものを1000〜12
00℃にて空気中で燃焼させる方法で、非常に微細な粒
子を得ることができる。例えば日本エアロジル(株)製
のAerosilなどがある。
【0019】屈折率1.40以上1.60以下の微粒子
としては、例えば、 屈折率1.50のポリメチルメタクリレート微粒子 屈折率1.46のシリカ微粒子 屈折率1.49のポリアクリル微粒子 屈折率1.50のポリスチレン微粒子 屈折率1.54のポリ塩化ビニル微粒子 屈折率1.58のポリカーボネート微粒子 屈折率1.56のアルミナ微粒子 などが挙げられる。
【0020】ここで「微粒子」の平均粒径の測定法につ
いて述べるが、まず当該微粒子を含む本発明の試料をエ
ポキシ樹脂で包埋し、ミクロトームによって超薄切片を
作成し、これをTEM断層写真撮影した。この写真に写
った微粒子の直径を100個測定し、その平均値を算出
して平均粒径とした。
【0021】本発明に係る防眩層とは、偏光板を取り付
けた液晶ディスプレイの見やすさを向上させるために、
例えば蛍光灯の光などが画面にうつるのを防ぐ働きをす
るもので、この光を乱反射させる物質を含む層をいう。
【0022】本発明に係る偏光板とは、偏光子を含む偏
光膜に偏光板用保護フィルムを張り合わせた部分を含む
ものをいい、また当該部分のほか位相差板を含んでいて
もよい。この張り合わせには通常接着剤を使用し、この
接着剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール等のポリビニルアルコール系接着剤や、
ブチルアルコール等のビニル系ラテックスを用いること
ができる。また本発明に係る偏光板の主たる構成要素で
ある偏光膜とは、一定方向の偏波面の光だけを通す素子
であり、現在知られている代表的な偏光膜は、ポリビニ
ルアルコール系偏光フィルムで、これはポリビニルアル
コール系フィルムにヨウ素を染色させたものと二色性染
料を染色させたものがあるが、ポリビニルアルコール水
溶液を製膜し、これを一軸延伸させて染色するか、染色
した後一軸延伸してから、好ましくはホウ素化合物で耐
久性処理を行ったものを用いるのが好ましい。
【0023】(1a)に記載した本発明に係る親水性微
粒子とは、親水性を示す微粒子をいい、この微粒子は
(1)で記載した発明に係る微粒子と同義である。
【0024】ここでいう親水性とは水分吸着量が多いも
のをいうが、具体的には相対湿度80%における水分吸
着量が0.5%以上の微粒子をいう。
【0025】本発明ではこのような親水性微粒子を用い
るのが好ましいが、さらには水分吸着量が1.5%以上
の微粒子を用いると透過鮮明度が優れるという点におい
て、より好ましい。尚、微粒子の水分量はカールフィッ
シャー水分計で測定した。本発明では、微量水分測定装
置CA−06と水分気化装置VA−06(三菱化成
(株)製)を用いて測定した。
【0026】親水性微粒子として用いるのがポリメチル
アクリレート微粒子や酸化チタン微粒子の場合は、OH
基やAl23などの金属酸化物による表面処理によって
親水性にすることができ、シリカ微粒子の場合は、微粒
子表面のシラノール基密度が高いものをいう。
【0027】(2)に記載した本発明に係る「酸化珪素
粒子」とは、液晶画面の表面のギラツキを抑える働きを
するシリカなどの酸化珪素の粒子をいう。また、同じく
「酸化珪素微粒子」とは、「酸化珪素粒子」と共に存す
ることにより、液晶画面の表面のギラツキを抑え、かつ
優れた透過鮮明度を示す偏光板を提供する働きを有する
シリカなどの酸化珪素の微粒子をいう。
【0028】「平均粒径0.005μm以上0.1μm
以下の酸化珪素微粒子」の平均粒径は(1)で示した
「平均粒径0.1μm以下の微粒子」での平均粒径と同
義である。また、この酸化珪素微粒子は親水性ものであ
るほうが透過鮮明度が優れるという点において好まし
い。ここで親水性酸化珪素微粒子とは、微粒子の表面の
シラノール基密度が高く、水分吸着量が多いものであっ
て、具体的には相対湿度80%における水分吸着量は
0.5%以上であるもの、更には1.5%以上のものが
好ましい。また、平均粒径としては、0.008μm以
上0.015μm以下のものを用いることが本発明の効
果を奏する上で更に好ましい。
【0029】(2)に記載した膜厚0.5μm以上5.
0μm以下の防眩層とは、酸化珪素粒子及び酸化珪素微
粒子を含有していて、液晶画面の表面のギラツキを防止
する機能を有する層をいう。
【0030】防眩層は、例えばジアセチルセルロースの
ようなバインダー中に酸化珪素粒子や酸化珪素微粒子を
含んで所望の膜厚を実現するものであればよく、また、
このバインダーとして活性線硬化性樹脂を用いて、塗布
後活性線照射により酸化珪素粒子や酸化珪素微粒子含有
活性線硬化樹脂層を形成させてもよい。ひとつの層に多
機能を付与できるという点において、また、偏光板表面
の機械的強度を増すことができるという点においては
(2b)の発明のところで述べたようにバインダーとし
て活性線硬化性樹脂を用いた防眩クリアハード層とする
のがより好ましい。
【0031】本発明で用いることのできる活性線硬化性
樹脂とは紫外線や電子線のような活性線照射により架橋
反応などを経て硬化する樹脂をいう。
【0032】活性線硬化性樹脂としては紫外線硬化性樹
脂や電子線硬化性樹脂などが代表的具体例として挙げら
れるが、紫外線や電子線以外の活性線照射によって硬化
する樹脂であってもよい。紫外線硬化性樹脂の例として
は紫外線硬化性ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外
線硬化性アクリルウレタン系樹脂、紫外線硬化性アクリ
ル酸エステル系樹脂、紫外線硬化性メタクリル酸エステ
ル系樹脂、紫外線硬化性ポリエステルアクリレート系樹
脂及び紫外線硬化性ポリオールアクリレート系樹脂など
が挙げられる。
【0033】本発明に用いることのできる紫外線硬化性
ポリオールアクリレート系樹脂としてはトリメチロール
プロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパン
テトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペン
タエリスリトールペンタエリスリトール等の光重合モノ
マーオリゴマーである。これらのポリオールアクリレー
ト系樹脂は高架橋性で硬化性が大きい、硬度が大きい、
硬化収縮が小さい、又低臭気性で低毒性であり安全性も
比較的高いのが特徴である。
【0034】上記の紫外線硬化性ポリオールアクリレー
ト系樹脂には、その効果を損なわない範囲で他の紫外線
硬化性樹脂、例えば紫外線硬化性エポキシ系樹脂を含有
して使用してもよい。アクリレート系樹脂は厚膜塗布し
た硬化塗膜は、硬化収縮によりカーリングが強くなり、
取り扱い作業上支障をきたす場合がある。エポキシ系樹
脂はアクリレート系樹脂と比べて一般に硬化収縮が小さ
く硬化塗膜のカーリングも小さい。ここで言う紫外線硬
化性エポキシ系樹脂とはエポキシ基を分子内に2個以上
含む化合物で、カチオン重合開始剤を含有し、紫外線を
照射することにより架橋反応するエポキシ樹脂である。
【0035】本発明に用いることのできる電子線硬化性
樹脂の例としては、好ましくは、アクリレート系の官能
基を有するもの、例えば、比較的低分子量のポリエステ
ル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール
樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂
などが挙げられる。
【0036】本発明の効果を顕著に、また簡易に発揮す
るためには、紫外線硬化性樹脂を用いることが好まし
い。
【0037】本発明に係る活性線硬化性樹脂の硬化は、
電子線または紫外線のような活性線照射によって硬化す
ることができる。例えば、電子線硬化の場合にはコック
ロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁
コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等
の各種電子線加速器から放出される50〜1000Ke
V、好ましくは100〜300KeVのエネルギーを有
する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧
水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キ
セノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発す
る紫外線等が利用できる。
【0038】「膜厚0.5μm以上5.0μm以下」の
膜厚とは、保護フィルムの断層電子顕微鏡写真で観察し
た時の防眩層の樹脂部分の膜厚10ケ所の平均を本発明
の膜厚としており、この値が0.5μm以上5.0μm
以下であることをいう。
【0039】また、このうち、特に2.0μm以上4.
0μm以下の場合が本発明の効果を奏するうえで好まし
い。
【0040】(2)に記載した発明に係る、「酸化珪素
粒子」の平均粒径に関して、防眩層の膜厚の1.1倍か
ら2倍とは、例えば膜厚0.5μmの場合には酸化珪素
粒子の平均粒径は0.55μmから1.0μmであり、
また、膜厚5.0μmの場合には酸化珪素粒子の平均粒
径は5.5μmから10.0μmとなる。
【0041】(2a)で示した発明に係る「親水性」と
は、(1a)で述べた親水性と同義であり、「酸化珪素
微粒子」とは(2)で述べた酸化珪素微粒子と同義であ
る。従って、(2a)で示した発明に係る「親水性酸化
珪素微粒子」とは、水分吸着量が多いもの、具体的には
相対湿度80%における水分吸着量が0.5%以上、好
ましくは1.5%以上の酸化珪素微粒子をいう。
【0042】本発明に係る防眩層は透明樹脂フィルムに
担持されており、この透明樹脂フィルムとは偏光板用保
護フィルムとして用いることのできるものであればいず
れでもよく、例えば酢酸セルロース系樹脂フィルム、ポ
リエステル系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、
ノルボルネン系樹脂フィルム、ポリアリレート系フィル
ム及びポリスルホン系フィルムなどが挙げられる。これ
らのうちでも特に、従来用いられている三酢酸セルロー
スのような酢酸セルロース系樹脂フィルムや、耐久性及
び機械的強度の点で優れるポリカーボネート系フィルム
が本発明の効果を充分に奏するうえで好ましい。
【0043】本発明で好ましく用いることのできる酢酸
セルロース系樹脂フィルムとしては公知のものを使用す
ることができる。例えば、三酢酸セルロースの酢化度は
50〜70%が好ましく、55〜65%がより好まし
い。また重量平均分子量は70,000〜120,00
0が好ましく、80,000〜100,000がより好
ましい。
【0044】上記三酢酸セルロースは酢酸だけでなく、
上記酢化度を満足する限り、一部プロピオン酸、酪酸等
の脂肪酸でエステル化されていてもよく、また、総量で
上記酢化度を満足する限りプロピオン酸セルロース、酪
酸セルロース等のセルロースエステル類を含んでいても
よい。
【0045】偏光板用保護フィルムを構成する三酢酸セ
ルロースフィルムには、一般に可塑剤が含有されてい
る。可塑剤の例としてはトリフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェ
ート等のリン酸エステル類、ジエチルフタレート、ジメ
チルフタレート等のフタル酸エステルを挙げることがで
きる。
【0046】また、本発明で好ましく用いることのでき
る透明樹脂フィルムとしてのポリカーボネート系フィル
ムを作成するのに用いられる樹脂としては種々があり、
化学的性質及び物性の点から芳香族ポリカーボネートが
好ましく、特にビスフェノールA系ポリカーボネートが
好ましい。その中でも更に好ましくはビスフェノールA
にベンゼン環、シクロヘキサン環、又は脂肪族炭化水素
基などを導入したビスフェノールA誘導体を用いたもの
が挙げられるが、特に中央炭素に対して非対称にこれら
の基が導入された誘導体を用いて得られた、単位分子内
の異方性を減少させた構造のポリカーボネートが好まし
い。例えばビスフェノールAの中央炭素の2個のメチル
基をベンゼン環に置き換えたもの、ビスフェノールAの
それぞれのベンゼン環の一の水素をメチル基やフェニル
基などで中央炭素に対し非対称に置換したものを用いて
得られるポリカーボネートが好ましい。
【0047】具体的には、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルアルカンまたはこれらのハロゲン置換体からホス
ゲン法またはエステル交換法によって得られるものであ
り、例えば4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエタン、4,4′−
ジヒドロキシジフェニルブタン等をあげることができ
る。
【0048】本発明に使用されるポリカーボネート樹脂
よりなる保護フィルムはポリスチレン系樹脂あるいはメ
チルメタクリレート系樹脂あるいはセルロースアセテー
ト系樹脂等の透明樹脂と混合して使用してもよいし、ま
たセルロースアセテート系フィルムの少なくとも一方の
面にポリカーボネート樹脂を積層してもよい。本発明に
おいて使用できるポリカーボネート系樹脂フィルムの作
製方法は特に限定されるものではない。すなわち押出法
によるフィルム、溶媒キャスト法によるフィルム、カレ
ンダー法によるフィルムなどのいずれを使用してもよ
い。本発明においては1軸延伸フィルムあるいは2軸延
伸フィルムを使用してもよいが、表面精度が優れ光学的
等方性、異方性が小さいので好ましいのは溶媒キャスト
フィルムである。
【0049】本発明において使用されるポリカーボネー
ト系樹脂フィルムはガラス転移点(Tg)が110℃以
上であって、吸水率(23℃水中、24時間の条件で測
定した値)が0.3%以下のものを使用するのがよい。
より好ましくはTgが120℃以上であって、吸水率が
0.2%以下のものを使用するのがよい。
【0050】本発明に係る偏光板用保護フィルムは、透
明樹脂フィルム及び防眩層以外にも他の表面加工が施さ
れていてもよい。例えば、易接着加工、ブロッキング防
止加工、カール防止加工、クリアハード加工、アンチリ
フレクション加工及び帯電防止加工などが施されていて
もよい。具体的には、透明樹脂フィルムの片面(b
面)に防眩層(例えば、本発明に係る粒子及び微粒子を
含むクリアハード加工層)を設け、a面に易接着加工
(透明樹脂フィルムと偏光膜との接着性を高めるもの)
を施した態様、透明樹脂フィルムのb面にまず帯電防
止加工を施し、そのうえに防眩層を設け、a面に易接着
加工を施した態様、透明樹脂フィルムのb面に防眩層
を設け、a面にカール防止加工を施した態様などが挙げ
られる。
【0051】本発明に適用することができる易接着加工
とは、偏光板用保護フィルムとその隣接層、代表的には
偏光膜とを接着し易くする機能を付与することをいう。
例えばコロナ放電処理、火炎処理、紫外線処理、高周波
処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レーザー処
理、オゾン酸化処理などの表面活性化処理を施したり、
易接着層を設けたりすることによって易接着加工を施す
ことができるが、特に易接着層を設けることが好まし
い。
【0052】本発明にて好ましく用いられる易接着加工
として塗設される易接着層の例としては、−COOM
(Mは水素原子またはカチオンを表す。)基を有する高
分子化合物を含有する層を含むものであり、更に好まし
い態様は偏光板用保護フィルム側に−COOM基を有す
る高分子化合物を含有する層を設け、それに隣接させて
偏光膜側に親水性高分子化合物を主たる成分として含む
層を設けたものである。ここでいう−COOM基を有す
る高分子化合物としては例えば−COOM基を有するス
チレン−マレイン酸共重合体や−COOM基を有する酢
酸ビニル−マレイン酸共重合体などであり、特に−CO
OM基を有する酢酸ビニル−マレイン酸共重合体を用い
ると本発明の目的からして好ましい。このような高分子
化合物を単独で又は2種以上併用して用い、好ましい重
量平均分子量としては500〜500,000程度のも
のであると良い。以下に−COOM基を有する高分子化
合物の特に好ましい例を挙げるが、本発明はこれらに限
定されない。
【0053】
【化1】
【0054】
【化2】
【0055】
【化3】
【0056】また親水性高分子化合物としては好ましく
は、親水性セルロース誘導体(例えば、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシセルロー
ス等)、ポリビニルアルコール誘導体(例えば、ポリビ
ニルアルコール、酢酸ビニルービニルアルコール共重合
体、ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルベンザール等)、天然高分子化合物(例えば、
ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム等)、親水性ポリエ
ステル誘導体(例えば、部分的にスルホン化されたポリ
エチレンテレフタレート等)、ポリビニル誘導体(例え
ば、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルインダゾール、ポリビニルピラゾール
等)が挙げられ、単独あるいは2種以上併用して用いら
れる。
【0057】本発明に適用することができるブロッキン
グ防止加工とは、透明樹脂フィルムの取扱易さを付与す
るものであるが、例えば、製膜した透明樹脂フィルムを
ロール状に巻取る際の巻乱れを防いだり、生じた巻乱れ
の修復を容易にする等の機能を付与するものである。
【0058】カール防止加工とは、これを施した面を内
側にして丸まろうとする機能を付与するものであるが、
この加工を施すことによって、透明樹脂フィルムの片面
に何らかの表面加工を施したり、両面に異なる程度・種
類の表面加工を施した際に、その面を内側にしてカール
しようとするのを防止する働きをするものである。
【0059】例えば、透明樹脂フィルムの片面に易接着
層を本発明の作成方法で塗設し、また逆面にカール防止
加工を本発明の作成方法で塗設するような態様が挙げら
れる。カール防止加工の具体的方法としては、溶剤塗布
によるもの、透明樹脂層を塗設するもの等が挙げられ
る。溶剤塗布による方法とは、具体的には偏光板用保護
フィルムとして用いる透明樹脂フィルムを溶解させる溶
剤又は膨潤させる溶剤を含む組成物を塗布することによ
って行われる。用いる溶剤としては溶解させる溶剤及び
/又は膨潤させる溶剤の混合物の他さらに溶解させない
溶剤を含む場合もあり、これらを透明樹脂フィルムのカ
ール度合や樹脂の種類によって適宜の割合で混合した組
成物及び塗布量を用いて行う。この他にも、クリアハー
ド加工や帯電防止加工を施してもカール防止機能を発揮
する。
【0060】クリアハード加工とは、防眩加工の際のバ
インダーのひとつとして述べた、クリアハード機能を果
たすものをいい、同様に、好ましいものは前述の活性線
硬化樹脂層を塗設する方法である。
【0061】本発明に適用することのできる帯電防止加
工とは、透明樹脂フィルムの取扱の際に、この樹脂フィ
ルムが帯電するのを防ぐ機能を付与するものであり、具
体的には、イオン導電性物質や導電性微粒子を含有する
層を設けることによって行う。
【0062】ここでイオン導電性物質とは電気伝導性を
示し、電気を運ぶ担体であるイオンを含有する物質のこ
とであるが、例としてはイオン性高分子化合物を挙げる
ことができる。
【0063】イオン性高分子化合物としては、特公昭4
9−23828号、同49−23827号、同47−2
8937号にみられるようなアニオン性高分子化合物;
特公昭55−734号、特開昭50−54672号、特
公昭59−14735号、同57−18175号、同5
7−18176号、同57−56059号などにみられ
るような、主鎖中に解離基をもつアイオネン型ポリマ
ー;特公昭53−13223号、同57−15376
号、特公昭53−45231号、同55−145783
号、同55−65950号、同55−67746号、同
57−11342号、同57−19735号、特公昭5
8−56858号、開61−27853、開62−93
46号にみられるような、側鎖中にカチオン性解離基を
もつカチオン性ペンダント型ポリマー;等を挙げること
ができる。
【0064】また、導電性微粒子の例としては導電性を
有する金属酸化物が挙げられる。
【0065】金属酸化物の例としては、ZnO、TiO
2、SnO2、Al23、In23、SiO2、MgO、
BaO、MoO2、V25等、或いはこれらの複合酸化
物が好ましく、特にZnO、TiO2及びSnO2が好ま
しい。異種原子を含む例としては、例えばZnOに対し
てはAl、In等の添加、TiO2に対してはNb、T
a等の添加、又SnO2に対しては、Sb、Nb、ハロ
ゲン元素等の添加が効果的である。これら異種原子の添
加量は0.01mol%〜25mol%の範囲が好まし
いが、0.1mol%〜15mol%の範囲が特に好ま
しい。
【0066】また、これらの導電性を有する金属酸化物
粉体の体積抵抗率は107Ωcm特に105Ωcm以下で
あって、1次粒子径が100Å以上0.2μm以下で、
高次構造の長径が300Å以上6μm以下である特定の
構造を有する粉体を導電層に体積分率で0.01%以上
20%以下含んでいることが好ましい。
【0067】
【実施例】以下本発明について実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0068】 (紫外線硬化性樹脂組成物Aの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径1.8μm) 2.5重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0069】(易接着層(a)用塗布液) 〈下層液〉 例示化合物(1−1) 0.5g アセトン 60ml 酢酸エチル 30ml トルエン 10ml 〈上層液〉 ポリビニルアルコール 0.5g (日本合成化学工業(株)社製ゴーセノールNH−2
6) サポニン 0.03g (メルク社製界面活性剤) 純水 50ml メタノール 50ml (易接着層(b)用塗布液) 〈下層液〉 例示化合物(1−1) 0.5g アセトン 60ml 酢酸エチル 30ml イソプロピルアルコール 10ml 〈上層液〉易接着層(a)用上層液と同じものを用い
た。
【0070】 (紫外線硬化性樹脂組成物Bの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径4.5μm) 2.5重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0071】 (紫外線硬化性樹脂組成物Cの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径1.8μm) 2.5重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0072】 (紫外線硬化性樹脂組成物Dの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径0.23μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0073】 (紫外線硬化性樹脂組成物Eの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径0.38μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0074】 (紫外線硬化性樹脂組成物Fの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径1.0μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0075】 (紫外線硬化性樹脂組成物Gの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径3.75μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0076】 (紫外線硬化性樹脂組成物Hの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径4.5μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0077】 (紫外線硬化性樹脂組成物Iの調製) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20重量部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル 10重量部 ジエトキシベンゾフェノンUV開始剤 2重量部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤 0.5重量部 フッ素系界面活性剤 1重量部 シリカ(平均粒径1.88μm) 2重量部 親水性シリカ(平均粒径0.01μm) 2重量部 メチルエチルケトン 50重量部 酢酸エチル 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 以上を高速撹拌機(TKホモミキサー、特殊機化工業
(株)製)で撹拌し、その後衝突型分散機(マントンゴ
ーニー、ゴーリン(株)製)で分散した。
【0078】実施例1 以上の塗布液を調製したのち、以下の方法に従って各試
料を作成した。
【0079】〈本発明試料1の作成〉ポリカーボネート
樹脂(粘度平均分子量4万、ビスフェノールA型)10
0重量部、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール1.0重量
部、メチレンクロライド430重量部、メタノール90
重量部を密閉容器に投入し、加圧下80℃で撹拌しなが
ら完全に溶解した。これを濾過し、33℃でステンレス
バンド上に均一に流延し5分間乾燥した。次に65℃で
乾燥し、ステンレスバンド上から剥離後、多数のロール
で搬送させながら乾燥を終了させ膜厚50μmのポリカ
ーボネートフィルムを得た。尚、このときステンレスバ
ンドに接していた側をb面とし、その反対側をa面とし
た。
【0080】このポリカーボネートフィルムのb面に紫
外線硬化性樹脂組成物Aを乾燥膜厚3.0μmとなるよ
うに塗布し、80℃にて5分間乾燥した。続いて60W
/cm高圧水銀灯を10cmの距離から4秒間照射して
紫外線硬化樹脂層Aを形成した。次にa面に易接着層
(a)用塗布液の下層液(1)及び上層液(2)の順に
各々20ml/m2塗布し100℃で5分間乾燥し、本
発明試料1を得た。
【0081】〈本発明試料2の作成〉本発明試料1で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Aにおける親水性シリカ
(平均粒径0.01μm)2重量部に代えて疎水性シリ
カ(平均粒径0.01μm)2重量部を用いる以外は本
発明試料1の作成方法と同じにして本発明試料2を得
た。
【0082】〈本発明試料3の作成〉本発明試料1で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Aにおける親水性シリカ
(平均粒径0.01μm)2重量部に代えて親水性ポリ
メチルメタクリレート(平均粒径0.01μm)2重量
部を用いる以外は本発明試料1の作成方法と同じにして
本発明試料3を得た。
【0083】〈本発明試料4の作成〉本発明試料1で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Aにおける親水性シリカ
(平均粒径0.01μm)2重量部に代えて疎水性ポリ
メチルメタクリレート(平均粒径0.01μm)2重量
部を用いる以外は本発明試料1の作成方法と同じにして
本発明試料4を得た。
【0084】〈本発明試料5の作成〉本発明試料1で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Aにおけるシリカ(平均粒
径1.8μm)2.5重量部に代えてポリメチルメタク
リレート(平均粒径3.5μm)2.5重量部を用いる
以外は発明試料1の作成方法と同じにして本発明試料5
を得た。
【0085】〈本発明試料6の作成〉三酢酸セルロース
(酸化度61.0%)100重量部、トリフェニルホス
フェート9重量部、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール8
重量部、メチレンクロライド430重量部、メタノール
90重量部を密閉容器に投入し、加圧下80℃で撹拌し
ながら完全に溶解した。これを濾過し、33℃でステン
レスバンド上に均一に流延し、剥離が可能になるまで溶
媒を蒸発させ、ステンレスバンド上から剥離後、多数の
ロールで搬送させながら乾燥を終了させ膜厚80μmの
三酢酸セルロースフィルムを得た。このときステンレス
バンドに接している面をb面とし、反対側の面をa面と
した。
【0086】本発明試料1の作成におけるポリカーボネ
ートフィルムに代えて、この三酢酸セルロースフィルム
を用いて、a面に易接着層(b)用塗布液を用いて塗布
する以外は本発明試料1の作成方法と同じにして本発明
試料6を得た。
【0087】〈本発明試料7の作成〉本発明試料1の作
成における膜厚80μmのポリカーボネートフィルムを
用い、このフィルムのb面に紫外線硬化性樹脂組成物B
を乾燥膜厚8.0μmとなるように塗布し、80℃にて
5分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀灯を10
cmの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂層Bを形
成した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の下層液
(1)及び上層液(2)の順に各々20ml/m2塗布
し100℃で5分間乾燥し、本発明試料7を得た。
【0088】〈比較試料1の作成〉本発明試料1で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Aにおける親水性シリカ(平
均粒径0.01μm)2重量部に代えて親水性シリカ
(平均粒径0.25μm)2重量部を用いる以外は発明
試料1の作成方法と同じにして比較試料1を得た。
【0089】〈比較試料2の作成〉本発明試料1で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Aにおけるシリカ(平均粒径
1.8μm)2.5重量部に代えてポリメチルメタクリ
レート(平均粒径3.5μm)2.5重量部を用い、ま
た親水性シリカ(平均粒径0.01μm)2重量部に代
えて親水性シリカ(平均粒径0.25μm)2重量部を
用いる以外は本発明試料1の作成方法と同じにして比較
試料2を得た。
【0090】〈比較試料3の作成〉本発明試料1で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Aにおける親水性シリカ(平
均粒径0.01μm)2重量部に代えて親水性酸化チタ
ン(平均粒径0.03μm、結晶形ルチル型)2重量部
を用いる以外は発明試料1の作成方法と同じにして比較
試料3を得た。
【0091】〈比較試料4の作成〉本発明試料1で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Aにおけるシリカ(平均粒径
1.8μm)2.5重量部に代えてシリカ(平均粒径
0.2μm)2.5重量部を用いる以外は発明試料1の
作成方法と同じにして比較試料4を得た。
【0092】〈比較試料5の作成〉本発明試料1の作成
における膜厚80μmのポリカーボネートフィルムを用
い、このフィルムのb面に紫外線硬化性樹脂組成物Cを
乾燥膜厚3.0μmとなるように塗布し、80℃にて5
分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀灯を10c
mの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂層Cを形成
した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の下層液
(1)及び上層液(2)の順に各々20ml/m2塗布
し100℃で5分間乾燥し、比較試料5を得た。
【0093】以上のようにして作成した本発明試料1〜
7及び比較試料1〜5について性能評価を行った。
【0094】〈防眩性能の評価−光沢度の測定−〉偏光
板用保護フィルムである本発明試料1〜7及び比較試料
1〜5について光沢度を測定した。測定方法はJISK
7105を準用し、測定器東京電色工業(株)製T−2
600DA型を使用した(60度光沢)。測定結果を表
1に示した。
【0095】〈透過鮮明度の評価〉偏光板用保護フィル
ムである本発明試料1〜7及び比較試料1〜5について
透過鮮明度を測定した。測定方法は、写像性測定機IC
M−1DP(スガ試験機(株)製)を用い、JISK−
7105−1981の透過鮮明度の測定に準じた。測定
結果を表1に示した。
【0096】透過鮮明度(%)=幅0.125mm、
0.5mm、1.0mm、2.0mmの4種類の光学く
しのトータル値 とした。
【0097】
【表1】
【0098】表1からわかる通り、微粒子が添加されて
いない比較試料5や屈折率の高すぎる酸化チタンを添加
した比較試料3よりも屈折率1.40以上1.60以下
の微粒子を添加した本発明試料1、2、3及び4を比較
すると、透過鮮明度が劇的に優れているいることがわか
る。
【0099】又、微粒子がポリメチルメタクリレートよ
りもシリカの方がより好ましく、親水性の方がより好ま
しいことが本発明試料1、2、3および4の透過鮮明度
の結果を比較することによりわかる。
【0100】微粒子の平均粒径は0.1μm以下の本発
明試料1は0.25μmの比較試料1と比べて劇的に透
過鮮明度が優れていることがわかる。
【0101】本発明試料1、7と比較試料4の光沢度と
透過鮮明度の結果から、粒子の平均粒径は0.25μm
以上10μm以下が良いことがわかる。
【0102】粒子はポリメチルメタクリレートよりもシ
リカの方が好ましいことが本発明試料1と5の透過鮮明
度の結果からわかる。
【0103】実施例2 〈本発明試料1の作成〉実施例1での本発明試料1にお
いて作成した膜厚80μmのポリカーボネートフィルム
を用いて、このb面に紫外線硬化性樹脂組成物Dを乾燥
膜厚0.3μmとなるように塗布し、80℃にて5分間
乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀灯を10cmの
距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂層Dを形成し
た。次にa面に易接着層(a)用塗布液の下層液及び上
層液の順に各々20ml/m2塗布し100℃で5分間
乾燥し、本発明試料1を得た。
【0104】〈本発明試料2の作成〉実施例1での本発
明試料1において作成した膜厚80μmのポリカーボネ
ートフィルムを用いて、このb面に紫外線硬化性樹脂組
成物Eを乾燥膜厚0.5μmとなるように塗布し、80
℃にて5分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀灯
を10cmの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂層
Eを形成した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の下
層液及び上層液の順に各々20ml/m2塗布し100
℃で5分間乾燥し、本発明試料2を得た。
【0105】〈本発明試料3の作成〉実施例1での本発
明試料1において作成した膜厚80μmのポリカーボネ
ートフィルムを用いて、このb面に紫外線硬化性樹脂組
成物Fを乾燥膜厚2.5μmとなるように塗布し、80
℃にて5分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀灯
を10cmの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂層
Fを形成した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の下
層液及び上層液の順に各々20ml/m2塗布し100
℃で5分間乾燥し、本発明試料3を得た。
【0106】〈本発明試料4の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
38μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3の作成
方法と同じにして本発明試料4を得た。
【0107】〈本発明試料5の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
88μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒径
0.01μm)2重量部に代えて親水性シリカ(平均粒
径0.005μm)2重量部を用いる以外は本発明試料
3の作成方法と同じにして本発明試料5を得た。
【0108】〈本発明試料6の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
88μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒径
0.01μm)2重量部に代えて親水性シリカ(平均粒
径0.01μm)1重量部を用いる以外は本発明試料3
の作成方法と同じにして本発明試料6を得た。
【0109】〈本発明試料7の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
88μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3の作成
方法と同じにして本発明試料7を得た。
【0110】〈本発明試料8の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
88μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒径
0.01μm)2重量部に代えて疎水性シリカ(平均粒
径0.01μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3
の作成方法と同じにして本発明試料8を得た。
【0111】〈本発明試料9の作成〉本発明試料3で用
いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒
径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.
88μm)1重量部を用いる以外は本発明試料3の作成
方法と同じにして本発明試料9を得た。
【0112】〈本発明試料10の作成〉本発明試料3で
用いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均
粒径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径
1.88μm)4重量部を用いる以外は本発明試料3の
作成方法と同じにして本発明試料10を得た。
【0113】〈本発明試料11の作成〉本発明試料3で
用いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均
粒径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径
1.88μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒
径0.01μm)2重量部に代えて親水性シリカ(平均
粒径0.08μm)2重量部を用いる以外は本発明試料
3の作成方法と同じにして本発明試料11を得た。
【0114】〈本発明試料12の作成〉本発明試料3で
用いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均
粒径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径
2.5μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3の作
成と同じにして本発明試料12を得た。
【0115】〈本発明試料13の作成〉本発明試料3で
用いた紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均
粒径1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径
3.75μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3の
作成と同じにして本発明試料13を得た。
【0116】〈本発明試料14の作成〉実施例1での本
発明試料1において作成した膜厚80μmのポリカーボ
ネートフィルムを用いて、このb面に紫外線硬化性樹脂
組成物Gを乾燥膜厚5.0μmとなるように塗布し、8
0℃にて5分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀
灯を10cmの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂
層Gを形成した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の
下層液及び上層液の順に各々20ml/m2塗布し10
0℃で5分間乾燥し、本発明試料14を得た。
【0117】〈本発明試料15の作成〉実施例1での本
発明試料1において作成した膜厚80μmのポリカーボ
ネートフィルムを用いて、このb面に紫外線硬化性樹脂
組成物Hを乾燥膜厚6.0μmとなるように塗布し、8
0℃にて5分間乾燥した。続いて60W/cm高圧水銀
灯を10cmの距離から4秒間照射して紫外線硬化樹脂
層Hを形成した。次にa面に易接着層(a)用塗布液の
下層液及び上層液の順に各々20ml/m2塗布し10
0℃で5分間乾燥し、本発明試料15を得た。
【0118】〈本発明試料16の作成〉実施例1での本
発明試料6において作成した膜厚80μmのセルロース
トリアセテートフィルムを用いa面に易接着層(b)用
塗布液を塗布する以外は、実施例2での本発明試料7の
作成と同じにして本発明試料16を作成した。
【0119】〈比較試料1の作成〉本発明試料3で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒径
1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.8
8μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒径0.
01μm)2重量部に代えて親水性シリカ(平均粒径
0.25μm)2重量部を用いる以外は本発明試料3の
作成方法と同じにして比較試料1を得た。
【0120】〈比較試料2の作成〉本発明試料3で用い
た紫外線硬化性樹脂組成物Fにおけるシリカ(平均粒径
1.0μm)2重量部に代えてシリカ(平均粒径1.8
8μm)2重量部を用い、親水性シリカ(平均粒径0.
01μm)2重量部を用いることなく当該組成物Iを調
整し、これを用いる以外が本発明試料3の作成方法と同
じにして比較試料2を得た。
【0121】以上のようにして作成した本発明試料1〜
16及び比較試料1、2について性能評価を行った。
【0122】〈防眩性能の評価−光沢度の測定−〉偏光
板用保護フィルムである本発明試料1〜16及び比較試
料1、2について光沢度を測定した。測定方法はJIS
K7105を準用し、測定器東京電色工業(株)社製T
−2600DA型を使用した(60度光沢)。測定結果
を表2に示した。
【0123】〈鉛筆硬度の評価〉偏光板用保護フィルム
である本発明試料1〜16及び比較試料1、2の紫外線
硬化樹脂層側の面について鉛筆硬度を測定した。測定法
はJISK5401を準用し、荷重100gにて測定し
た。
【0124】〈透過鮮明度の評価〉偏光板用保護フィル
ムである本発明試料1〜16及び比較試料1、2につい
て透過鮮明度を測定した。測定方法は、写像性測定機I
CM−1DP(スガ試験機(株)製)を用い、JISK
−7105−1981の透過鮮明度の測定に準じた。測
定結果を表2に示した。
【0125】透過鮮明度(%)=幅0.125mm、
0.5mm、1.0mm、2.0mmの4種類の光学く
しのトータル値 とした。
【0126】〈スパークルの評価〉本発明試料1〜16
及び比較試料1、2を偏光板用保護フィルムとして下記
方法によって偏光板を作成した。
【0127】各々の偏光板を9.5インチTFTフルカ
ラー液晶ディスプレー(画素数307200画素(64
0×480ドッド)、画素ピッチ0.30×0.30m
m)の表面側に組み込み、液晶ディスプレーの表示を全
面ホワイトにし、下記の3段階レベルに目視で判定し
た。
【0128】 ○:スパークル(異常発光)が見えないレベル △:スパークル(異常発光)がかすかに見えるレベル ×:スパークル(異常発光)が見えるレベル (偏光板の作り方) まず偏光膜を作成する。厚さ120μmのポリビニ
ルアルコールフィルムをヨウ素1部、ヨウ化カリウム2
部、ホウ酸4部を含む水溶液に浸漬し50℃で4倍に延
伸して偏光膜を得た 長手方向30cm、巾手方向18cmに切り取った
保護フィルム試料をa面を上にしてガラス板上に配置す
る 保護フィルム試料と同サイズの上記偏光膜を固形分
2wt%のポリビニルアルコール接着剤槽中に1〜2秒
間浸漬する 上記の偏光膜に付着した過剰の接着剤を軽く取り
除き、上記の保護フィルム試料上にのせて、さらに上
記と同一の試料フィルムのa面と接着剤とが接する様
に積層し配置する ハンドローラで上記で積層された偏光膜と保護フ
ィルムとの積層物の端部から過剰の接着剤及び気泡を取
り除きはり合わせる。ハンドローラの圧力は約2〜3k
g/cm2、ローラスピードは約2m/minとした 80℃の乾燥器中にで得た試料を2分間放置す
る。
【0129】評価した結果を表2に示す。
【0130】
【表2】
【0131】表2の結果より、次のことがわかる。
【0132】本発明試料7と8を比較すると、微粒子は
疎水性よりも親水性の方が透過鮮明度の点で優れてい
る。
【0133】微粒子の平均粒径は0.1μm以下とする
ことにより透過鮮明度が劇的に優れることが本発明試料
11と比較試料1とを比べるとわかる。さらに微粒子の
平均粒径が0.015μm以下がより好ましいことが本
発明試料11と7との比較でわかる。
【0134】0.1μm以下の微粒子を添加した方が添
加しないものよりも透過鮮明度で劇的に優れていること
が、比較試料2と本発明試料7、11を比較してわか
る。
【0135】防眩層の膜厚は0.5μm以上5.0μm
以下が好ましく、2.0μm以上4.0μm以下がより
好ましいことが、本発明試料1、2、7、14、15の
鉛筆硬度の結果とスパークルの結果からわかる。
【0136】粒子の平均粒子径が膜厚の1.1倍以上2
倍以下が好ましく、1.5倍がより好ましいことが本発
明試料3、4、7、12、13の光沢度の結果とスパー
クルの結果からわかる。
【0137】粒子の添加量は防眩層の樹脂に対して2重
量部がより好ましいことが、本発明試料7、9、10の
光沢度と透過鮮明度の結果からわかる。
【0138】
【発明の効果】本発明の構成とすることにより、ギラツ
キを防止し防眩機能を発揮するとともに偏光板の優れた
透過鮮明性を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 仁司 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径0.25μm以上10μm以下
    の粒子、及び、屈折率1.40以上1.60以下かつ平
    均粒径0.1μm以下の微粒子を含有する防眩層を有す
    ることを特徴とする偏光板用保護フィルム。
  2. 【請求項2】 膜厚0.5μm以上5.0μm以下であ
    って、平均粒径が当該膜厚の1.1から2倍の酸化珪素
    粒子と平均粒径0.005μm以上0.1μm以下の酸
    化珪素微粒子を含有する防眩層を有することを特徴とす
    る偏光板用保護フィルム。
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