JPH09249809A - 埋没物の保存用樹脂組成物および保存方法 - Google Patents

埋没物の保存用樹脂組成物および保存方法

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JPH09249809A
JPH09249809A JP8090150A JP9015096A JPH09249809A JP H09249809 A JPH09249809 A JP H09249809A JP 8090150 A JP8090150 A JP 8090150A JP 9015096 A JP9015096 A JP 9015096A JP H09249809 A JPH09249809 A JP H09249809A
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water
soil
mud
resin
resin composition
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Application number
JP8090150A
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English (en)
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Yoshikazu Yugaki
義和 遊垣
Hiroaki Shoji
博昭 庄司
Isao Noda
功 野田
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NUC Corp
Original Assignee
Nippon Unicar Co Ltd
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】土中、泥中、水中埋没物(古代の森林・住居
跡,沈没船等)を保存するための組成物および該組成物
を用いる上記埋没物の保存方法の提供。 【解決手段】化1の共重合体を含む埋没物保存用組成
物。化1の共重合体とポリオキシアルキレンを含む埋没
物保存用組成物。埋没物の水分を上記組成物で置換し、
所望により樹脂で被覆する埋没物保存方法。上記の被覆
用樹脂が熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂と非
反応性有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体、所望により還元剤からなる埋没物保存方法。 【化1】 (R=H,1価炭化水素基、m,n=0,正数、X=
R,Y、Y=ポリオキシアルキレン含有基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は埋没物の保存用樹脂
組成物および保存方法に関し、より詳しくは、特定の有
機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を必
須成分とする、古代の住居跡や沈没船等の土中、泥中お
よび/または水中埋没物を保存するための樹脂組成物お
よび該組成物を用いる上記埋没物の保存方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】含水した状態の土中、泥中および/また
は水中埋没物を空気に晒した場合、そのままでは水分の
蒸発に伴い収縮、破壊が起こり、その形態を維持するこ
とが困難である。このため、これらを地上で常温保存、
展示等を行う場合、水分が抜けないようにするとか、水
分の補給を定常的に行うとかの精密な管理が必要であ
り、また保存状態を維持するために、常温で固体の親水
性樹脂である高分子量のポリエチレングリコールで水分
を置換するという方法が一般に行われてきた。しかしな
がら、ポリエチレングリコールを使用した方法では浸透
性・内部拡散移動が遅いため、非常に時間を費やすとい
う問題や、通常、ポリエチレングリコールを水溶液にし
て徐々にその濃度を上げて置換するが、実用上60%程
度の濃度までしか上げられず、しかもその場合でも約3
年以上の歳月を費やし、水分の50%程度しかポリエチ
レングリコールで置換できず、結局、上述の管理を必要
とするといった問題があった。さらに、ポリエチレング
リコールを使用する方法では、対象とする埋没物を一旦
外部に出して運搬しなければならないこと、対象とする
埋没物の全部または一部がポリエチレングリコール水溶
液に浸漬するような温度制御されたプールなどの特殊な
装置を必要とすることなどから、対象とする埋没物の大
きさも限定されていた。
【0003】有機ポリシロキサンや有機ケイ素化合物
は、その特異な界面特性から、有機樹脂に配合したり、
硬化させることによってコーティング膜を形成させるな
どして、モルタル、コンクリート等の建材や石材、繊維
および樹脂等に撥水性、低摩擦性、離型性等を付与させ
る用途に広く応用されている。また、特公昭62−24
017号公報には、シリコーン系グラフト共重合体を被
膜形成性樹脂の有機溶剤に溶解して、塗膜表面に撥水性
や低摩擦性を付与した塗膜を与える被膜組成物が開示さ
れている。しかしながら、この被膜組成物は基材に対し
ての浸透性・接着性が十分とはいえず、強度が不足した
り、耐久性が不足したりする問題があった。また、撥水
性のために、静電気が発生しやすく、汚れやすくなった
り、水による洗浄性に劣るという問題があった。しか
も、防カビ性・易洗性については全く配慮がされていな
かった。さらに、対象とする埋没物の一部が埋没された
ままの状態の上に被膜を形成して保存する場合、土中、
泥中および/または水中より侵入する水分がこの被膜に
よって、上記埋没物中に蓄積されてしまうという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を解決することを目的とし、土中、泥中お
よび/または水中埋没物を保存するための樹脂組成物お
よび該組成物を用いる上記埋没物の保存方法を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、数多くの
低分子化合物および高分子化合物ならびにこれらの組合
せについて試験を行い、特定の有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体、またはこれとポリオキシ
アルキレンとを必須成分とする保存用樹脂組成物が埋没
物に対して優れた水分置換性、作業性、形状維持性を有
すること、また、上記樹脂組成物で埋没物の水分を置換
した後、特定の樹脂または樹脂組成物で被覆することに
より、優れた防カビ性、易洗性、防水性、通気性を付与
し、保存性に優れること、そして上記被覆用樹脂組成物
が還元剤を含有する場合、埋没物の埋没当時の色調を復
元しつつ保存性に優れることを見出し、さらに検討を重
ね本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は以下の埋没物の保存用
樹脂組成物および保存方法に関するものである: (1)一般式:
【化7】 〔式中、Rは互いに独立して水素原子または1価の炭化
水素基を表し、mおよびnは0または正の整数を表し、
XはRまたはYに対して定義された意味の一つを表し、
そしてYは次式:
【化8】 (式中、xは2〜6の整数、yおよびzは0または正の
整数を表し、そしてAは水素原子または1価の有機基を
表す)で表されるポリオキシアルキレン含有置換基を表
すが、ただしnが0の場合、XはYに対して定義された
意味の一つを表す〕で表される有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体を必須成分とすることを特
徴とする土中、泥中および/または水中埋没物の保存用
樹脂組成物。 (2)一般式:
【化9】 〔式中、Rは互いに独立して水素原子または1価の炭化
水素基を表し、mおよびnは0または正の整数を表し、
XはRまたはYに対して定義された意味の一つを表し、
そしてYは次式:
【化10】 (式中、xは2〜6の整数、yおよびzは0または正の
整数を表し、そしてAは水素原子または1価の有機基を
表す)で表されるポリオキシアルキレン含有置換基を表
すが、ただしnが0の場合、XはYに対して定義された
意味の一つを表す〕で表される有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体およびポリオキシアルキレ
ンを必須成分とすることを特徴とする土中、泥中および
/または水中埋没物の保存用樹脂組成物。 (3)上記(1)または(2)記載の樹脂組成物を土
中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換するこ
とを特徴とする土中、泥中および/または水中埋没物の
保存方法。 (4)上記(1)または(2)記載の樹脂組成物を土
中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換した
後、熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂で被覆す
ることを特徴とする土中、泥中および/または水中埋没
物の保存方法。 (5)上記(1)または(2)記載の樹脂組成物を土
中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換した
後、熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂と一般
式:
【化11】 (式中、R’は互いに独立して水素原子または1価の炭
化水素基を表し、m’は0〜10、n’は1〜10、
x’は2〜6、y’は3〜10、z’は0〜10の整数
を表し、A’は1価の有機基を表す)で表される非反応
性有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体
を必須成分とする樹脂組成物で被覆することを特徴とす
る土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。 (6)熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂がイソ
シアネート樹脂である上記(4)または(5)記載の土
中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。 (7)熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂が一般
式:
【化12】 (式中、R”は互いに独立して2価の炭化水素基を表
す)で表されるイソシアネート化合物のヌレート型変性
体からなる得られる樹脂である上記(4)または(5)
記載の土中、泥中および/または水中埋没物の保存方
法。 (8)熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂がエチ
ルシリケートおよび/またはエチルシリケートの縮合物
から得られる樹脂である上記(4)または(5)記載の
土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。 (9)被覆するための樹脂組成物が還元剤をさらに含有
する上記(4)または(5)記載の土中、泥中および/
または水中埋没物の保存方法。
【0007】上記式におけるR、R’の例としては、水
素原子、アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、エイコシ
ル基など)、アリール基(例えばフェニル基、ナフチル
基など)、アラルキル基(例えばベンジル基、フェニル
エチル基など)、トリル基、キシリル基、シクロヘキシ
ル基、ハロゲン化アルキル基(例えばトリフロロプロピ
ル基、クロロプロピル基など)などを挙げることがで
き、メチル基が特に好ましい。
【0008】上記式におけるAの例としては、水素原
子、アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、エイコシル基
など)、アシル基(例えばホルミル基、アセチル基、ベ
ンゾイル基、シンナモイル基など)、アリール基(例え
ばフェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例え
ばベンジル基、フェニルエチル基など)、トリル基、キ
シリル基、シクロヘキシル基、ハロゲン化アルキル基
(例えばトリフロロプロピル基、クロロプロピル基な
ど)などを挙げることができ、水素原子またはメチル基
が特に好ましい。
【0009】上記式におけるA’の例は、上述のAの例
から水素原子を除いたものと同様である。
【0010】上記式におけるm、n、y、zはそれぞれ
0または正の整数を表し、好ましくはmは1〜300、
nは0〜50、yは1〜50、zは0〜30である。
【0011】本発明において使用する有機ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン共重合体とは上記一般式で表
されるものであり、例えば下記の化学式I〜VIで表さ
れるものである。
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【0012】本発明において使用するポリオキシアルキ
レンの例としては、ポリオキシメチレン、ポリオキシエ
チレン(ポリエチレングリコール)、ポリオキシプロピ
レン、ポリオキシブチレン、ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレン共重合体などを挙げることができ、ポ
リオキシエチレンが特に好ましい。また、ポリオキシア
ルキレンの分子量は特に制限されないが、作業性等の点
から200〜2000であることが好ましい。
【0013】本発明において使用する非反応性有機ポリ
シロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体とは上記一
般式で表されるものであり、例えば下記の化学式VII
〜XIIで表されるものである。
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【0014】本発明において使用される上記有機ポリシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体は公知の化合
物であり、これまでシリコーン系界面活性剤としてウレ
タンフォーム用整泡剤を始めとして、化粧品、塗料・イ
ンキ、繊維、電気・電子、建築、機械などの種々の産業
分野で使用されてきたが、本発明のように土中、泥中お
よび/または水中埋没物の水分と置換することに優れる
という特性や上記埋没物の形状維持性という効果はこれ
まで報告されたことはなく、本発明において初めて見出
されたものである。
【0015】また、特定の非反応性有機ポリシロキサン
−ポリオキシアルキレン共重合体は主として基材(埋没
物)への浸透性・拡散性や樹脂への易洗性を付与し、カ
ビや蘚苔類の発生を防止する作用を発揮する。なお、非
反応性有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体は公知の化合物であるが、これまでは表面張力降下
剤としての用途が知られていたにすぎず、本発明のよう
に、特定の埋没物の水分を特定の有機ポリシロキサン−
ポリオキシアルキレン共重合体で置換した後、特定の非
反応性有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体が熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂、特に
イソシアネート化合物またはエチルシリケートおよび/
またはエチルシリケートの縮合物から得られる樹脂を用
いた硬化性樹脂中で、埋没物を被覆した場合に易洗性や
カビ・蘚苔類の発生を防止し、防水効果と同時に、内部
より侵入する水分を蒸散するための通気性に優れるとい
う効果はこれまでに報告されたことはなく、本発明にお
いて初めて見出されたものである。
【0016】本発明において熱硬化性樹脂または熱可塑
性樹脂としては、例えばユリア樹脂、メラミン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、
フラン樹脂、ボリウレタン樹脂、イソシアネート樹脂、
シリコーン樹脂、エチルシリケートまたはエチルシリケ
ートの縮合物から得られる樹脂、フェノール樹脂、レゾ
ルシノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
−4−メチルペンテン−1、アイオノマー、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、AS樹脂、
ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリビニルアルコール、
セルロース系プラスチック等や、これら樹脂と他の高分
子または低分子化合物との複合体樹脂が挙げられ、イソ
シアネート化合物の硬化性樹脂であるイソシアネート樹
脂またはエチルシリケートもしくはエチルシリケートの
縮合物から得られる樹脂が特に好ましい。
【0017】本発明においてイソシアネート化合物は、
分子中にイソシアネート基を有する化合物であり、例え
ばトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ビス
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,6,1
1−ウンデカントリイソシアネート、これらのイソシア
ネートのプレポリマー型変性体、ヌレート型変性体、カ
ルボンジイミド変性体、およびその他の変性体の化合物
等が挙げられ、特に限定されないが、好ましくは次式:
【化25】 (式中、R”は互いに独立して2価の炭化水素基を表
す)で表されるヌレート型変性体である。
【0018】上記式におけるR”は特に限定されない
が、炭素原子数2〜20の2価の炭化水素基が好まし
い。
【0019】本発明において使用する特定の非反応性有
機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体と熱
硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂、特にイソシア
ネート樹脂またはエチルシリケートおよび/またはエチ
ルシリケートの縮合物から得られる樹脂との配合比は、
特に限定されないが、例えばイソシアネート樹脂または
エチルシリケートおよび/またはエチルシリケートの縮
合物から得られる樹脂の場合、これらの樹脂100重量
部に対して非反応性有機ポリシロキサン−ポリオキシア
ルキレン共重合体を10〜500重量部とすることが最
も好ましい。これは、非反応性有機ポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン共重合体が10重量部未満である
と、粘度が上昇して基材へ塗布する際などの作業性が低
下する場合があり、500重量部を越えると、熱硬化性
樹脂および/または熱可塑性樹脂の被膜形成後の強度・
接着性などの物性が低下する場合があるからである。
【0020】被膜形成のための硬化反応に際しては、硬
化促進触媒を使用しても、しなくてもよい。硬化促進触
媒としては、例えばイソシアネート樹脂またはエチルシ
リケートおよび/またはエチルシリケートの縮合物から
得られる樹脂の場合、オクチル酸スズ、ジブチルチンジ
アセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチン
マーカプチド、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジ
ブチルチンジマレエート、ジブチルチンオキサイド、モ
ノブチルチンオキサイド、ジオクチルチンチオカルボキ
シレート、ジオクチルチンマーカプチドなどの有機スズ
化合物、オクテン酸鉛などの有機鉛化合物、フェニル水
銀プロピオン酸塩などの有機水銀化合物、有機アンチモ
ン化合物、カリウム、ナトリウム、カルシウム、鉄、マ
グネシウム、水銀、ニッケル、コバルト、亜鉛、アルミ
ニウム、スズ、バナジウム、チタンなどのカルボン酸
塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエートなどのア
ミン塩、ならびにその他の酸性触媒および塩基性触媒な
どが挙げられ、特に限定されないが、有機スズ化合物が
好ましい。上記触媒が使用される場合、上記樹脂に対し
0.001〜5重量%配合されることが好ましい。
【0021】本発明において使用する熱硬化性樹脂およ
び/または熱可塑性樹脂組成物には必要であれば、さら
に補強剤、充填剤、可塑剤、顔料・着色剤、タレ止め
剤、架橋剤、還元剤、酸化剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、酸化防止剤、難燃剤、希釈剤、防錆剤、抗菌剤、防
カビ剤、防藻剤などを配合してもよく、それぞれ以下の
ものが例示できる: 補強剤:カーボンブラック,微粉末シリカ,繊維など 充填剤:炭酸カルシウム,タルク,クレイ,シリカなど 可塑剤:ジオクチルフタレート,ジブチルフタレート,
ジオクチルアジペート,塩素化パラフィン,石油系可塑
剤など 顔料・着色剤:酸化鉄,酸化クロム,酸化チタンなどの
無機顔料,フタロシアニンブルー、フタロシアニングリ
ーンなどの有機顔料 タレ止め剤:有機酸処理炭酸カルシウム,水添ひまし
油,ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸カルシウ
ム,ステアリン酸亜鉛,微粉末シリカなど 架橋剤:アルコキシシラン類,アルコキシチタン類,リ
ン酸エステル類,アミノ変性シリコーン,カルビノール
変性シリコーン,有機ポリシロキサン−末端水酸基ポリ
オキシアルキレン共重合体などの反応性シリコーン類,
アミノ化合物,アミド化合物,ウレタン化合物,ポリオ
ール類,その他アルコール基含有化合物など 還元剤:亜硫酸塩類,NaH,LiAlH4 などの金属
水素化物類,エリソルビン酸,L−アスコルビン酸,ク
エン酸などの有機酸類,塩酸,リン酸などの無機酸類な
ど 酸化剤:過酸化水素,亜塩素酸ナトリウムなど 希釈剤:メタノール,エタノール,プロパノールなどの
低級アルコール類,トルエン,キシレンなどの芳香族
類,ケトン類などの有機溶媒,水など。
【0022】本発明において使用する熱硬化性樹脂およ
び/または熱可塑性樹脂組成物はその包装形態の違いに
おいて、1液タイプ、2液タイプまたはそれ以上のタイ
プにすることは任意である。
【0023】本発明において使用する熱硬化性樹脂およ
び/または熱可塑性樹脂組成物の基材に対する塗布量は
特に制限されないが、例えばJIS規格モルタル50m
m×50mm×25mmの場合、100〜300g/m
2 が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の特定の有機ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン共重合体またはこれとポリオ
キシアルキレンとを必須成分としする保存用樹脂組成物
は水分置換性、形状維持性に優れ、短期間で土中、泥中
および/または水中埋没物の水分の置換を該埋没物の損
傷なく行うことを可能とした。また、特殊な装置なし
に、または一部埋没したままで、水分の置換率を約10
0%とすることを可能とした。これにより、例えば湿地
のような部分的に土中、泥中および/または水中といっ
た条件に埋没していて含水した状態の埋没物や、海底な
どの泥中または水中といった条件に埋没していて含水し
た状態の埋没物を保存する場合に、一旦この埋没物を空
気中に出してから本発明の水分置換用樹脂組成物の原液
または水溶液に浸漬して水分置換作業をしてもよいし、
あるいは上部だけ掘り出してだけで回りをコンクリー
ト、鉄板などで囲ってこの液を流し込んだり、繰り返し
塗布したり、繊維状またはスポンジ状の保持剤に含浸し
たものを巻きつけたりして、水分置換作業を行うことが
可能となる。このため、埋没物の数が増えたり、大きな
ものでも優れた保存が可能となる。例えば、古代の森林
跡、住居跡などを保存する場合、それぞれの埋没物を発
見されたその場所で、根や柱が土についたような埋没さ
れる前の状態のままで保存することができるし、埋没ま
たは沈没した船といった巨大な埋没物にも好適に使用で
きる。
【0025】本発明における水分置換後の被覆用樹脂組
成物である熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂組
成物、特に特定の非反応性有機ポリシロキサン−ポリオ
キシアルキレン共重合体を必須成分とするイソシアネー
ト樹脂またはエチルシリケートおよび/またはエチルシ
リケートの縮合物から得られる樹脂を含む組成物は、基
材への浸透性・拡散性が優れ、土中、泥中および/また
は水中埋没物の細部・奥部まで浸透し、硬化後は防水
性、通気性、強度、耐久性の他、弾性、接着性、空隙充
填性に優れる。また、易洗性を付与し、カビや蘚苔類の
発生を防止することを可能とした。このため、土中、泥
中および/または水中埋没物に対して防水効果、塩害防
止効果、凍害防止効果の他に、美観維持効果を付与する
ことができる。また、対象とする埋没物の一部が埋没さ
れたままの状態で保存する場合、通気性が優れるため、
土中、泥中および/または水中より侵入する水分が対象
とする埋没物中に蓄積されにくい。さらに、帯電防止効
果が優れるため汚れにくく、水滴が球状とならずに被覆
表面が濡れることから、水洗いが可能となるばかりでな
く、風雨による洗浄作用や自浄作用も優れる。また、再
被覆性や特定の非反応性有機ポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレン共重合体の補給による洗浄作用や自浄作用
の持続性の延長も可能である。この他、耐熱性、耐寒
性、耐候性、耐薬品性に優れる。さらに、上記被覆用樹
脂組成物が還元剤を含有する場合、埋没物の酸化物質や
汚れが除去され、埋没当時の色調を復元しつつ、優れた
保存性を付与することを可能とする。
【0026】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例に先立ち評価法を以下に示す。
【0027】1)水分置換性試験 所定温度で試料に基材を10日間浸漬後、基材を切断
し、浸透した試料の表面から深さを測定した。なお、基
材の材料として、宮城県仙台市太白区の富沢遺跡より出
土した木材(マツ)を用いたが、これは長年湿地の中に
埋もれていたため、主な樹脂分が抜け出し、代わりに過
飽和に水を含んでいる。これを10cm幅に輪切りに
し、切断面にはPETフィルムを張り、切断面からの試
料の浸透を防止したものを基材として用いた。
【0028】2)形状維持性試験 所定時間、所定温度で試料に基材を浸漬後、基材の直径
方向の長さを測定し、その後1ヵ月間25℃、湿度60
%の条件下に放置し、再び直径方向の長さの変化を測定
した。なお、3cm幅に輪切りにし、切断面にはPET
フィルムを張らない以外は、水分置換性試験におけるも
のと同様の基材を用いた。
【0029】3)防カビ性試験 形状維持性試験で得られた水分置換後の基材に対して、
被膜形成用樹脂組成物試料を0.2g/cm2 となるよ
うに塗布し、3日間室温に放置して硬化させた。次に、
この試験片を水冷式空調機の屋外冷却装置の貯水部分に
一部浸すように設置し、3ヵ月後の塗膜の状態を下記の
基準に従って評価した。なお、この時、ブランクとして
被膜形成用樹脂組成物試料を塗布しない基材を、試験片
に並べて設置したところ、3ヵ月後全面にカビが育成す
ることを確認した。 ◎:塗布面に全くカビが発生しない ○:塗布面の面積の50%未満にカビが発生 △:塗布面の面積の50%以上にカビが発生 ×:塗布面の全面にカビが発生
【0030】4)易洗性試験 防カビ性試験で得られた硬化後の塗膜に、油性黒色ペン
で線を描き、24時間室温に放置後、濡れたウエスで拭
き取り、塗膜の汚れ具合を下記の基準に従って評価し
た。 ○:全く汚れなし △:50%以上汚れが取れるが黒色の跡が残る ×:かなり汚れが残る
【0031】5)通気性試験 形状維持性試験で得られた水分置換後の基材に対して、
被膜形成用樹脂組成物試料を0.2g/cm2 となるよ
うに塗布し、3日間室温に放置して硬化させ、試験片を
作成した。水を80cc入れた100ccのガラスビー
カー上に蓋をするようにこの試験片を設置し、2週間2
5℃、湿度60%の条件下に放置し、水の体積の変化を
測定した。
【0032】実施例1ないし7,比較例1 次式I〜IVおよびVI:
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】 のいずれか1種の有機ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体と、ポリエチレングリコール(分子量6
00)またはポリエチレングリコール(分子量400
0)とを用い、表1に示す樹脂組成物を調製し評価し
た。
【0033】
【表1】
【0034】表1から、本発明の樹脂組成物は、水分置
換性、形状維持性に優れていることが明らかである。さ
らに、ポリエチレングリコール(分子量4000)は常
温での作業性に制約があるが、本発明の樹脂組成物は作
業性に優れていることがわかる。
【0035】実施例8〜15,比較例2〜4 次式VIIおよびXIII〜XVII:
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】 のいずれか1種の有機ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体と、有機スズ化合物、エタノール、水お
よび次式XVIII:
【化37】 のイソシアネート化合物またはエチルシリケート、架橋
剤、還元剤を用いて、表2および表3に示す被膜形成用
樹脂組成物を調製し評価した。
【0036】
【表2】
【表3】
【0037】表2および表3から明らかなように、本発
明の被膜形成用樹脂組成物は、基材の水分置換の後の防
カビ性、易洗性に優れている。また、還元剤を用いるこ
とによって色調が復元されることがわかる。
【0038】実施例16,比較例5〜8 形状維持性試験で得られた水分置換後の基材の全面に被
膜形成用樹脂組成物試料を塗布後、3日間室温で硬化さ
せ重量を測定する。72時間蒸留水中に浸漬後、取りだ
し、表面付着水をウエスで拭い直後に重量を測定し、吸
水率を求めた。結果を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4から明らかなように、本発明の被膜形
成用樹脂組成物は、水分置換後の基材の防水性に優れて
いる。
【0041】実施例17,比較例9〜12 通気性試験の方法に従い試験を行った。結果を表5に示
す。
【表5】 表5から明らかなように、本発明の被膜形成用樹脂組成
物は、水分置換後の基材の防水性に優れていることがわ
かる。
【0042】実施例18 宮城県仙台市太白区の富沢遺跡の旧石器時代、縄文時代
およびそれ以降の樹木、植物遺体の保存作業において、
まず対象とする樹木(倒木,直径7〜8cm)を、その
全体がわかるように半面を完全に掘り出す。次に、木綿
の晒しでこの樹木の掘り出した面を覆い、実施例6で得
られた水分置換用樹脂組成物を含浸させ、放置する。1
2時間毎にこの樹脂組成物を補給し、30日間でこの樹
木の埋没している部分も含めて、ほぼ完全に水分を樹脂
で置換した。なお、水分の置換は針による樹木内部から
の抜き取り試験によって確認された。
【0043】
【発明の効果】本発明の特定の有機ポリシロキサン−ポ
リアルキレン共重合体またはこれとポリオキシアルキレ
ンとを必須成分とする埋没物保存用樹脂組成物は、土
中、泥中および/または水中埋没物の水分の置換におい
て、水分置換性のみならず、作業性、形状維持性に優れ
る。また、本発明の保存用樹脂組成物での水分置換後、
熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂またはその組
成物、特にはイソシアネート樹脂またはエチルシリケー
トおよび/またはエチルシリケート縮合物から得られる
樹脂と特定の非反応性有機ポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレン共重合体を必須成分とする被膜形成用樹脂組
成物で被覆することにより、優れた防カビ性、易洗性、
防水性、通気性を埋没物に与え、優れた保存性を付与す
る。さらに、この被覆用樹脂組成物に還元剤を含有させ
ることにより、埋没物の埋没当時の色調を復元しつつ、
優れた保存性を付与することを可能とした。このよう
に、本発明によれば、従来に比べ埋没物の水分置換を格
段に短時間で、しかも高い作業性で行うことができ、浸
漬のための特殊なプール等の装置を必要とせず、被処理
埋没物のあったその場でも保存のための処理を行うこと
ができる。このため、埋没物の数や大きさによって制限
を受けることがない。また、本発明に従って処理された
埋没物は地上での常温保存や展示に際しても、従来の水
分維持に関する複雑な管理を行う必要がない。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 〔式中、Rは互いに独立して水素原子または1価の炭化
    水素基を表し、mおよびnは0または正の整数を表し、
    XはRまたはYに対して定義された意味の一つを表し、
    そしてYは次式: 【化2】 (式中、xは2〜6の整数、yおよびzは0または正の
    整数を表し、そしてAは水素原子または1価の有機基を
    表す)で表されるポリオキシアルキレン含有置換基を表
    すが、ただしnが0の場合、XはYに対して定義された
    意味の一つを表す〕で表される有機ポリシロキサン−ポ
    リオキシアルキレン共重合体を必須成分とすることを特
    徴とする土中、泥中および/または水中埋没物の保存用
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 一般式: 【化3】 〔式中、Rは互いに独立して水素原子または1価の炭化
    水素基を表し、mおよびnは0または正の整数を表し、
    XはRまたはYに対して定義された意味の一つを表し、
    そしてYは次式: 【化4】 (式中、xは2〜6の整数、yおよびzは0または正の
    整数を表し、そしてAは水素原子または1価の有機基を
    表す)で表されるポリオキシアルキレン含有置換基を表
    すが、ただしnが0の場合、XはYに対して定義された
    意味の一つを表す〕で表される有機ポリシロキサン−ポ
    リオキシアルキレン共重合体およびポリオキシアルキレ
    ンを必須成分とすることを特徴とする土中、泥中および
    /または水中埋没物の保存用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の樹脂組成物を土
    中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換するこ
    とを特徴とする土中、泥中および/または水中埋没物の
    保存方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の樹脂組成物を土
    中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換した
    後、熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂で被覆す
    ることを特徴とする土中、泥中および/または水中埋没
    物の保存方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の樹脂組成物を土
    中、泥中および/または水中埋没物の水分と置換した
    後、熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂と一般
    式: 【化5】 (式中、R’は互いに独立して水素原子または1価の炭
    化水素基を表し、m’は0〜10、n’は1〜10、
    x’は2〜6、y’は3〜10、z’は0〜10の整数
    を表し、A’は1価の有機基を表す)で表される非反応
    性有機ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体
    を必須成分とする樹脂組成物で被覆することを特徴とす
    る土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹
    脂がイソシアネート樹脂である請求項4または5記載の
    土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。
  7. 【請求項7】 熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹
    脂が一般式: 【化6】 (式中、R”は互いに独立して2価の炭化水素基を表
    す)で表されるイソシアネート化合物のヌレート型変性
    体からなる得られる樹脂である請求項4または5記載の
    土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。
  8. 【請求項8】 熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹
    脂がエチルシリケートおよび/またはエチルシリケート
    の縮合物から得られる樹脂である請求項4または5記載
    の土中、泥中および/または水中埋没物の保存方法。
  9. 【請求項9】 被覆するための樹脂組成物が還元剤をさ
    らに含有する請求項4または5記載の土中、泥中および
    /または水中埋没物の保存方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11236478A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 塩素系重合体
JP2004520460A (ja) * 2000-12-20 2004-07-08 オライクル アプリケーションズ エルティーディー. 衝撃吸収材の用途に適するポリウレタン組成物およびそれらの製造方法
JP2007015985A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Shin Etsu Chem Co Ltd 木材保存薬剤組成物及び木材の処理方法
JP2007031653A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Mie Univ 木質材料改質用含浸強化剤
JP2011506750A (ja) * 2007-12-18 2011-03-03 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド シリコーンポリエーテルを含む熱硬化性組成物、それらの製造及び用途

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