JPH09248471A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH09248471A
JPH09248471A JP5589296A JP5589296A JPH09248471A JP H09248471 A JPH09248471 A JP H09248471A JP 5589296 A JP5589296 A JP 5589296A JP 5589296 A JP5589296 A JP 5589296A JP H09248471 A JPH09248471 A JP H09248471A
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JP
Japan
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mill
case
screw
crusher
tea
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Application number
JP5589296A
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English (en)
Inventor
Masaji Takaoka
正次 高岡
Kazumasa Goto
一正 後藤
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Nippon Kouatsu Electric Co
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH09248471A publication Critical patent/JPH09248471A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば葉茶等の被粉砕物を効率良く微粉砕す
る。 【解決手段】 回転駆動装置25で上臼15を回転す
る。上臼15の上部に、ホッパー53と、該ホッパー5
3に連通するシリンダー52と、該シリンダー52から
上下臼8,15間に被粉砕物を供給する供給手段54,
15fと、シリンダー52内に回転可能に備えてシリン
ダー52との間で被粉砕物を粉砕して供給するスクリュ
ー51とからなる材料供給装置50を設ける。上記スク
リュー51を、上記回転駆動装置25における上臼15
を回転させる回転駆動軸32で回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お茶のほか、胡
麻、麦、そば等の穀物類等を適度な粒度(細かさ)の粉
末に粉砕するための粉砕機の改良に係り、特に粉砕時間
を短縮して粉砕効率を高めるための材料供給装置付の粉
砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】お茶は趣向品であるばかりではなく、健
康食品として親しまれている。お茶にはビタミンやミネ
ラルが豊富に含まれており、そのままのお茶を単にお湯
によって出したのでは茶がらに上記の栄養分の大半が残
ってしまい、栄養素の摂取ができない状態になる。その
ため、葉茶を粉末茶にし、これをお湯により出せば上記
栄養素の充分の摂取が可能になる。
【0003】ところで、本件出願人は先に特願平8−1
7222号により、葉茶を粉末茶にするための卓上型粉
砕機を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先願の粉砕機にお
いては、大きさが不均一の市販の葉茶をそのまま使用し
て粉砕するため、特に多量に微粉砕する場合は粉砕時間
に比較的長い時間を要していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は粉砕機本体に
連結する材料供給装置により上記葉茶をあらかじめせん
斷かつ粉砕しながらその粒度を均一に調整し、これを粉
砕機本体側の上下臼間に対し一定量送り込むようにして
上記の課題を解決するもので、第1の発明は、下臼
(8)に上臼(15)を回転可能に設け、上臼(15)
を回転駆動装置(25)で回転する粉砕機において、上
臼(15)の上部に、ホッパー(53)と、該ホッパー
(53)に連通するシリンダー(52)と、該シリンダ
ー(52)から上下臼(8)(15)間に被粉砕物を供
給する供給手段(54,15f)と、シリンダー(5
2)内に回転可能に備えてシリンダー(52)との間で
被粉砕物を粉砕して供給するスクリュー(51)とから
なる材料供給装置(50)を設け、上記スクリュー(5
1)を、上記回転駆動装置(25)における上臼(1
5)を回転させる回転駆動軸(32)で回転させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】また、第2の発明は、上記材料供給装置
(50)が、粉砕機本体(1)と分離可能に備えられ、
かつスクリュー(51)と回転駆動軸(32)を分離可
能に連結することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図13の実施例に
基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0008】まず、粉砕機本体1について説明する。図
中1は粉砕機本体であり、一例として卓上型を示す。2
は合成樹脂製の本体ケースであり、同ケース2は後述の
上、下臼を収納するための上部ケース3と、回転駆動装
置等を収納するための下部ケース4と、上部ケース3の
上部を覆うようにして上部ケース3に取脱可能にネジ着
した上蓋ケース6と、下部ケース4の下端開口部を閉鎖
するように同部にネジにより止着した底蓋ケース7とか
ら構成されている。
【0009】8は上部ケース3に収納された下臼で、そ
の内面8a側に摺鉢状の粉砕面8bが形成されている。
該下臼8はアルミナ磁器、普通磁器、陶器等のセラミッ
クス製で形成されている。更に該下臼8の底部中央部に
は貫通穴8cが形成されており、該貫通穴8cに、軸穴
9cを形成した合成樹脂製の取付補助部材9の突出部9
aが下面側から挿入して接着剤10により合体されてい
る。また、上記の粉砕面8bは、図7に示すように複数
の平行溝からなる主溝8hとその主溝8hに対し交差す
る方向にその向きを変更した副溝8jで形成されてい
る。なお、下臼8は図1乃至図4に示すように、該下臼
8と一体の取付補助部材9の側周面に形成した3カ所の
取付凹部9bを下部ケース4の上面4bに突出形成した
3ヵ所の取付凸部4cにそれぞれ嵌め合わせた状態で下
部ケース4上に回動不能に取付けられている。
【0010】15は上記下臼8と同様のセラミックスで
形成した上臼で、その外面15cが上記下臼8の粉砕面
8bに合致する裁頭逆円錐状に形成され、かつその上端
部15bが上記下臼8の上端部8eと略同一の高さに位
置するように形成されている。更に上記外面(下面)1
5c側には上記下臼側の粉砕面8bに対向する粉砕面1
5aが形成され、また内面(上面)15e側にはホッパ
ー部15dが形成されている。
【0011】上記、ホッパー部15dは上部側が拡開し
下部側に向かって狭められた漏斗形状になっていてその
下部の側部に材料供給口15fが形成されている。該材
料供給口15fは外面(下面)側の粉砕面15a側と連
通している。なお、材料供給口15fの口径または形状
は材料である葉茶の通過が可能な大きさになっている。
【0012】15gはホッパー部15dの下部の中央に
位置して形成した貫通孔であり、該孔15gには小判形
の穴形状からなる軸穴16aを備えた図5に示す合成樹
脂製の取付補助部材16が嵌合接着されている。16b
は鍔状の受け部であり、該部16bは気密保持と緩衝の
パッキン機能を持つ。
【0013】なお、上記外面15cには上記下臼8の粉
砕面8bと対向する粉砕面15aが形成されており、該
粉砕面15aは図6(b)に示すように上記下臼8の場
合と同様に主溝15hと副溝15iが全周にわたり交互
に形成されている。さらに粉砕面15a側には臼体の回
転方向に合わせて材料供給口15fの下端から粉砕面1
5aに至るように形成した円弧状の材料用ガイド溝15
nが形成されている。
【0014】なお、上記上臼15と下臼8は、各種実験
の結果、粉砕スピード、粉砕粒度等を考慮して中心角度
(開口角度)を60度に形成したものが使用されてい
る。17は上臼15のホッパー部15dの上端15m側
を塞ぐようにしてその係止部17aを取付面15kに対
し取り外し自在に取着した内蓋で、透明又は半透明のポ
リエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂で形成されて
おり、上臼15を作動(回転)させた場合にホッパー部
15d内の粉砕未処理物(例えば、葉茶a)が上端15
m側から臼外へこぼれ落ちないようにしたものである。
更に該内蓋17の中央には上蓋ケース6の材料投入口6
aが嵌まり込む材料補給穴17bが形成されている。
【0015】17cは上記内蓋17の内面外周部に垂設
した刷毛状の掃き出し部材で、内蓋17を上臼15に止
着した際にその部材17cが、下臼8の上部の外周端に
取脱自在に止着した環状の受け部材5の受け皿部5a上
に位置するように設けられており、上臼15と一体に回
転して受け皿部5a上に滞積した粉末処理物(粉末茶
c、微粉末茶c′)を吐き出し口5c方向に掃き出しで
きるようになっている。なお、本願の実施例では合成樹
脂製の掃き出し部材17cは内蓋17の外周面の2カ所
に適宜間隔で設けられている。
【0016】6は上蓋ケース6で、その下部外周面に刻
設したネジ部6hを、上部ケース3の上部外周面に刻設
したネジ部3eにネジ着して上部ケース3に取外し可能
に合体されており、その中央の材料投入口6aには図2
に示すように透明または半透明の合成樹脂製の材料投入
口栓22が取脱自在に挿着されるようになっている。
【0017】図2において、21は攪拌部材で、上蓋ケ
ース6の中央に位置する材料投入口6aに付設した保持
部6dに対し外(上方)側から挿入して装着されてお
り、下方の先端部21aが上臼15の下部の材料供給口
15f上にくるように配置されている。そして、上臼1
5のホッパー部15d、特に下部に位置する材料供給口
15f付近でブリッジ状に絡み合って停滞する粉砕未処
理物(例えば葉茶a)を上臼15の回転に伴ってその都
度撹拌するようになっている。なお、保持部6dに保持
された撹拌部材21は上方に抜き取ることにより交換が
可能であり、例えば切損した場合は新しいものに交換す
ることが可能である。
【0018】また、上部ケース3は、上臼15及び下臼
8を収納する円筒形に形成されており、該ケース3はそ
の下端のネジ部3bを下部ケース4の上端のネジ部4h
にネジ着して下部ケース4に取り付けられている。
【0019】5cは下臼8と上臼15の接合端面イから
排出された粉末処理物(例えば、粉末茶c、微粉末茶
c′)をケース外へ排出するための筒状の掃き出し口で
あり、上記したように上臼15と下臼8との接合端面イ
から排出されて受け皿部5a上に落下及び滞積した粉末
処理物(粉末茶c、微粉末茶c′)を上臼15の回転に
伴って回転する内蓋17の掃き出し部材17cにより掃
き出し口5c方向に掃き集め、掃き出し口5cより下方
に設置されたカップ20内へ落下させるようになってい
る。
【0020】20は上部ケース3の側面の凹部3cに取
り出し自在に設置した取出用のカップであり、落下して
きた処理物(粉末茶c、微粉末茶c′)の落下した量が
目視できるように透明の合成樹脂で作られている。20
aは持ち手を示す。なお、凹部3cの上面3gには注入
口3hが形成されていて、吐き出し口5cより落下した
処理物(粉末茶)が同口5cを経てカップ20内へ落下
するようになっている。
【0021】また4は回転駆動装置25等を収納するた
めの下部ケースであり、該ケース4内には図3に示すよ
うに交流駆動用の冷却ファン付き小型モーター26と、
同小型モーター26の回転を低速に変速するための変速
ギヤー27とが合体された状態で収納されている。変速
ギヤー27は上記モータ26の回転軸26aのギヤー部
26bと、ギヤー回転軸28と、大径ギヤー部28a
と、小径ギヤー部28bと、回転駆動軸32のギヤー部
32aとから構成されている。
【0022】31は小型モータ等の駆動装置25を取り
付けるための取付金具であり、底蓋ケース7の取付脚部
7aの挿入孔7b内に挿入した取付ネジ33によりネジ
着されて取付支持されている。34は変速ギヤー27を
取付けるための補助取付金具であり、下部ケース4の挿
入孔4iの取付ネジ35により取り付けられている。
【0023】なお、駆動装置の取付に際し、回転駆動装
置25の出力軸となる回転駆動軸32は、その下端32
b側が上記取付金具31に回転自在に軸支されており、
また上端側のネジ部32aが下部ケース4の軸孔4f、
下臼8の取付補助部材9の軸穴9c、上臼15の取付補
助部材16の軸穴16aを経て上記上臼15の内面15
e側に突出させた状態で取り付けられる。また、上方に
突出した逆ネジからなる上記ネジ部32aに対しさらに
笠状の袋ナット40を上方よりネジ着して上臼15並び
に下臼8を回転軸32に取り付けるようにしている。4
1は上面側を円弧状に形成した合成樹脂製のネジキヤッ
プである。
【0024】なお、この上、下臼の回転軸32への取付
により、上臼15のみが回転する上臼回転式になってい
る。つまり、下臼8側はその取付補助部材9の軸穴9c
が図4(b)のように丸穴になっていて回転軸32と一
体に回転することはないが、上臼15側は、取付補助部
材16の軸穴16aが図5(b)のように小判形になっ
ており、かつこの軸穴16aに嵌合する部分の回転軸3
2も2箇所が切欠された小判形状部分32dになってお
り、これらの嵌合により上臼15は回転軸32と一体に
回転するようになっている。
【0025】4cは下部ケース4に形成した取付凸部
で、該取付凸部4cの内面側にはバネ収納部4gが形成
されている。該バネ収納部4gにはコイルバネ37と、
上下方向に進退自在なピストン状の押圧部材49が収納
されており、押圧部材49の先端49aが下臼8の下面
8dに当接して同臼8を上記コイルバネ37のバネ力に
より上臼15側に押圧するようにしている。なお、この
バネを交換してバネ力の強弱を調整すれば上臼と下臼の
粉砕面の粉砕圧力を任意に調整することができ、処理物
の粉砕粒度の調整がこの圧力を変えることで行えるよう
になっている。上記コイルバネ37及び押圧部材49は
取付補助金具34の上面34aにより収納部4gからの
脱落が阻止されている。38は底蓋ケース7の止着した
滑り防止部材を示す。
【0026】なお、特に図示していないが粉砕機本体1
にはこのほか、粉砕機の作動(運転)時間を任意に設定
するための電源スイッチ兼用のタイマーのほか、持手
等、適宜必要部品が設けられている。
【0027】次に材料供給装置50について説明する。
50は材料供給装置であり、図1及び図8に示すように
粉砕機本体1側の上蓋ケース6の上面の材料投入口6a
に挿着して連結されるものである。該装置50は図8乃
至図13に示すように鋭角状のカット部51aを設けた
ステンレス等の金属製のスクリュー51と、鋭角状のカ
ット部52aを設けた同じくステンレス等の金属製のシ
リンダー52と、合成樹脂製で漏斗形の補助ホッパー5
3と、合成樹脂製の材料ガイド54とから構成されてお
り、上記で説明した粉砕機本体1側の材料投入口6aに
挿着した栓22及び回転駆動軸32に備えた樹脂製のネ
ジキヤップ41を取り外した後、供給装置50側のスク
リュー51の下端51bにかち込み等の手段により止着
した連結金具55の嵌合溝55aを粉砕機本体1側の回
転駆動軸32の上端のネジ部32aにネジ着した袋ナッ
ト40の嵌合突起40aに嵌合連結してスクリュー51
が粉砕機側の回転駆動軸32と一体に回転するようにな
っている。なお、スクリュー交換等の際は、連結金具5
5をスクリュー51の下端より分離し、スクリュー51
を補助ホッパー53から上方へ引き抜くようにして行
う。
【0028】なお、供給装置50は連結の際には図1に
示すように補助ホッパー53側の接合段部53bを上蓋
ケース6側の接合受け部6eに接合した状態で上蓋ケー
ス6の材料投入口6に直立状態で挿着して取り付けられ
ている。54は合成樹脂製の材料ガイドで、その貫通孔
54cを補助ホッパー53の下端延長部53cの外周面
に下側から回動自在に嵌め合わせて備えられており、下
端面54dをスラスト軸受のリング56が支持してい
る。54eはガイド口である。57はリング抜け止め用
ワッシャーを示す。なお、供給装置50の取り付け時に
は、材料ガイド54に形成したガイド部54aの下端5
4bを、上記上臼15の材料供給口15fに図1に示す
ように嵌入して、作動時、上臼15の回転により材料ガ
イド54が上記補助ホッパー53に対し空回りする状態
で上臼15と連動回転するようになっている。
【0029】次に以上の構成からなる上記粉砕機本体1
及び供給装置50についてその使用方法を説明する。ま
ず、図2及び図3に示す状態での粉砕機の使用法につい
て説明する。
【0030】粉砕機本体1の停止状態において、上蓋ケ
ース6の栓22を外し、該ケース6の材料投入口6aよ
り葉茶aを上臼15のホッパー部15d内に所定量供給
する。そして図示外の電源コードをコンセントに差し込
み、電源(タイマー)をオンにすると回転駆動装置25
が始動し、回転駆動軸32が低速で回転する。投入され
た葉茶aは上蓋ケース6に付設した撹拌部材21によ
り、上臼15の回転に伴なってその都度ホッパー部15
d内の葉茶aを撹拌する。そのため葉茶aは上臼15の
下部の材料供給口15fよりスムーズに粉砕面側へ排出
されることになる。
【0031】また、材料供給口15fより排出された葉
茶aは上臼15の回転に伴う遠心力により材料用のガイ
ド溝15nを経て粉砕面15aに誘導される。葉茶aは
さらに上臼15の回転により上下両臼15、8の主溝1
5h、8h並びに副溝15i、8jの交差及び摺動によ
り粉砕あるいは擂り潰されながら溝内または溝上を移動
し、放射方向である外周側に向かって移動する。この場
合、上下両臼の粉砕面15a、8bが摺鉢状であるた
め、葉茶aは粉砕面を行ったり来りして長く滞留し、そ
して徐々に外周側へ向かって移動しながらより微細に粉
砕されていく。なお、粉砕作業を連続して行う場合は材
料の減り具合を透明或いは半透明の栓22越し或いは同
栓22を外した状態で見ながらその都度、ホッパー部1
5d内に葉茶aを供給するようにする。
【0032】粉砕が進むと、上臼15と下臼8の接合端
面イより粉砕された粉末茶cが排出され、それが受け皿
部5a上に落下する。落下した粉末茶cは上臼15と共
に回転する内蓋17の掃き出し部材17cの掃き出し作
用により掃き出し口5c方向に掃き出しされて移動し、
受け皿部5aに連接して設けた掃き出し口5cからケー
ス2に設けた凹部3cへ排出される。排出された粉末茶
cは掃き出し口5cの位置、つまり凹部3cに設置され
たコップ20に落下し溜められる。そして、コップ20
を取り出して粉末茶cを取り出す。
【0033】次に図1に示すように粉砕機本体1に供給
装置50を連結して多量の微粉末茶を作る場合について
説明する。粉砕機本体1の停止状態において、上記図2
及び図3の使用状態での栓22と回転駆動軸32のネジ
キヤップ41を外す。次に供給装置50を図1に示すよ
うに材料投入口6aに挿入するようにして上蓋ケース6
上にセットする。供給装置50のセットの際、スクリュ
ー51の下端の連結金具55の嵌合溝55aを回転駆動
軸32の嵌合突起40aに嵌め合わせ、供給装置50側
のスクリュー51と回転駆動軸32を連結する。連結し
た後、供給装置50の補助ホッパー53に装着した栓2
2を外し、補助ホッパー53の材料投入口53aより葉
茶aを所定量供給する。
【0034】そして、上記と同じく図示外の粉砕機本体
1側の電源コードをコンセントに差し込み、電源(タイ
マー)をオンにすると粉砕機本体1側の駆動装置25が
始動し、回転駆動軸32が低速度で回転する。すると同
軸32に連結するスクリュー51も回転し、補助ホッパ
ー53に投入された大きさが不均一な葉茶aはスクリュ
ー51により下方に向かって徐々に送り込まれながら同
スクリュー51とシリンダー52によりせん断され、細
かく粉砕されて均一にその粒度が調整されて行く。
【0035】均一に調整された粗びき或いは中びき状態
の粉茶bは材料ガイド54のガイド口54eよりガイド
部54aを経て上臼15側の材料供給口15fへ一定し
た量が送り込まれる。この場合材料ガイド54のガイド
部の下端54bは上臼15の材料供給口15f内に嵌入
した状態で取り付けられており、上臼15と連動して回
転するため作動中(上臼15の回転中)も調整された粉
茶bが常に材料供給口15fに対し一定量送り込まれる
ようになっている。
【0036】このように送りこまれてきた粉茶bは上臼
15の回転に伴う遠心力により材料用ガイド溝15nを
経て粉砕面15aに誘導される。さらに粉茶bは上臼1
5の回転により上下両臼15、8の主溝15h、8h並
びに副溝15i、8jの交差及び摺動により粉砕あるい
は擂り潰されながら溝内または溝上を移動し、放射方向
である外周側に向かって移動する。この場合、上下両臼
の粉砕面15a、8bが摺鉢状であるため、粉茶は粉砕
面を行ったり来りして滞留し、そして徐々に外周側へ向
かって移動しながらより微細に粉砕されていく。なお、
材料の減り具合を見ながらその都度、補助ホッパー53
内へ葉茶aを供給するようにする。
【0037】粉砕が進むと、上臼15と下臼8の接合端
面イより粉砕された微粉末茶c′が排出され、それが受
け皿部5a上に落下する。落下し堆積した微粉末茶c′
は上臼15と共に回転する内蓋17の掃き出し部材17
cの掃き出し作用により掃き出し口5c方向に掃き出し
されて移動し、受け皿部5aに連接して設けた掃き出し
口5cからケース2に設けた凹部3cへ排出される。排
出された微粉末茶c′は掃き出し口5cの下方に設置さ
れたコップ20内に落下し溜められる。そして微粉末茶
c′を取り出す。
【0038】最後に粉砕機本体1の使用後の手入れにつ
いて説明する。本願発明の粉砕機本体1は上部ケース3
と下部ケース4、上部ケース3と上蓋ケース6とがネジ
部において分解可能で掃除がしやすくなっている。
【0039】まず、上部ケース3の外周面を持って回
し、該ケース3を下部ケースから外す。また必要により
上部ケース3と上蓋ケース6を分解する。次に袋ナット
40を緩めて外し、上臼15を持ち上げて回転軸32か
ら外す。下臼8も同様に持ち上げて外す。取り外しが終
わったなら、上下両臼、上部ケース3を刷毛さらには必
要により水洗いして付着した粉末残物を取り除き、空拭
き、乾燥する。また下部ケース4側につても刷毛及び水
洗いにより清掃する。
【0040】なお、下部ケース側は水密構造になってお
り、水洗時の下部ケース4内への上方からの水の侵入が
阻止される。上記の如く清掃が済んで一旦取り外したケ
ースや上臼等は取り外しとは逆の手順で再組み付けす
る。また、材料供給装置50側も刷毛で綺麗にした後水
洗し乾燥し掃除は完了する。使用後の清掃(手入れ)は
その都度行う必要はなく処理残物の付着状況等を見て必
要により行う。
【0041】なお、上記実施例においては、粉砕機本体
1と材料供給装置50を分離可能に構成したが、これら
を一体的に連結してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本願発明の粉砕機において
は被粉砕物をシリンダーとスクリューによって粉砕機本
体側の上下臼間に送り込むようにしたため、粉砕機本体
への材料供給量が一定化され、かつ、材料がシリンダー
とスクリューによって予め細かく均一に粉砕されて粉砕
機本体へ供給されるので、粉砕機本体側においては短時
間で効率的に微粉砕にすることが可能になり、早急かつ
多量に微粉末茶が必要な場合でも充分対処できるように
なった。
【0043】また供給装置のスクリューを、粉砕機本体
側の臼を回転させるための回転駆動軸を利用して回転さ
せるようにしたため供給装置側に駆動装置を特に設ける
必要がなく構造が簡略化かつ軽量化できた。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、更に
被粉砕物を微粉砕する場合は材料供給装置(50)を使
用し、微粉砕を要しない場合は材料供給装置(50)を
外して使用することにより、粉砕粒度を好みに合わせる
ことができ、かつ材料供給装置(50)の分離により機
体の清掃も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例を示すもので、粉砕機本体に
材料供給装置を連結した状態の縦断面図。
【図2】材料供給装置を使用しない状態における粉砕機
本体の上部の縦断面図。
【図3】同粉砕機本体の下部の縦断面図。
【図4】下臼側の取付補助部材を示すもので、(a)は
断面図、(b)は上面図。
【図5】上臼側の取付補助部材を示すもので、(a)は
断面図、(b)は上面図。
【図6】上臼を示すもので、(a)は上面図、(b)は
下面図。
【図7】下臼の上面図。
【図8】本願発明の材料供給装置の断面図。
【図9】材料ガイドを示すもので、(a)は正面図、
(b)は上面図、(c)は側面図。
【図10】連結金具を示すもので、(a)は正面図、
(b)は下面図。
【図11】袋ナットを示すもので、(a)は正面図、
(b)は上面図。
【図12】スクリューを示すもので、(a)は正面図、
(b)は下端面図。
【図13】シリンダーを示すもので、(a)は縦断面
図、(b)は下面図。
【符号の説明】
1 粉砕機本体 8 下臼 15 上臼 15f 材料供給口 25 回転駆動装置 32 回転駆動軸 50 材料供給装置 51 スクリュー 52 シリンダー 53 補助ホッパー 55 連結金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下臼(8)に上臼(15)を回転可能に
    設け、上臼(15)を回転駆動装置(25)で回転する
    粉砕機において、 上臼(15)の上部に、ホッパー(53)と、該ホッパ
    ー(53)に連通するシリンダー(52)と、該シリン
    ダー(52)から上下臼(8)(15)間に被粉砕物を
    供給する供給手段(54,15f)と、シリンダー(5
    2)内に回転可能に備えてシリンダー(52)との間で
    被粉砕物を粉砕して供給するスクリュー(51)とから
    なる材料供給装置(50)を設け、 上記スクリュー(51)を、上記回転駆動装置(25)
    における上臼(15)を回転させる回転駆動軸(32)
    で回転させるようにしたことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の材料供給装置(50)
    が、粉砕機本体(1)と分離可能に備えられ、かつスク
    リュー(51)と回転駆動軸(32)を分離可能に連結
    することを特徴とする粉砕機。
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