JPH09247464A - 静止画像伝送方法 - Google Patents

静止画像伝送方法

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Publication number
JPH09247464A
JPH09247464A JP5067296A JP5067296A JPH09247464A JP H09247464 A JPH09247464 A JP H09247464A JP 5067296 A JP5067296 A JP 5067296A JP 5067296 A JP5067296 A JP 5067296A JP H09247464 A JPH09247464 A JP H09247464A
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mcu
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JP5067296A
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Inventor
Naoki Yokoyama
直樹 横山
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り率の大きい伝送路では、再生精度を上げ
ると伝送効率が悪く、伝送効率を良くすると再生精度が
悪化するという問題点を解決し、ある程度の精度を保持
しながら、画像全体或いは重要な部分をより的確に効率
よく伝送し表示できる静止画像伝送方法を提供する。 【解決手段】 1画面分の符号化データを飛び飛びの順
番に誤り検出符号化して伝送し、正常受信の符号化デー
タを情報源復号化して表示し、表示終了後に、伝送誤り
が発生した符号化単位が互いに隣り合っている場合、又
は送信側で指定した重要区画内である場合だけ再送処理
を特定回数又は再送処理すべき符号化単位がなくなるま
で行い、残っている誤りの符号化単位を補間する静止画
像伝送方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像の伝送等
に用いられる静止画像伝送方法に係り、特にある程度の
精度を保持しながら、効率よく静止画像を伝送できる静
止画像伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の静止画像伝送方法について
説明する。従来の静止画像伝送方法は、ディジタル化さ
れた原画像の画像データを送信側で画素ブロック(以降
は、MCU:Minimum Coded Unit)単位で情報源符号化
して伝送し、受信側で情報源復号化して画像を再生し、
全MCUについて再生終了後に表示するようになってい
た。
【0003】そして、移動体通信のような低品質伝送路
で静止画像伝送を行う場合、伝送する画像情報が誤って
受信側に伝わる可能性は高く、伝送特性を改善するため
の方法として、誤り訂正符号によるビット誤りの訂正を
行う第1の方法と、誤り検出符号による誤りの検出を行
い誤った情報を再送する第2の方法とがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1の誤り訂正符号による静止画像伝送方法では、
画像内容に対する重み付けが均一で、送信するMCU全
てに対して誤り訂正符号を付加するため、伝送する情報
量は多くなり、当然ながら伝送時間が長くなり、効率が
悪いという問題点があった。また誤り率の大きい伝送路
では、誤り訂正能力にも限界があり、必要とする情報が
的確に伝送できないという問題点があった。
【0005】また、上記従来の第2の誤りの再送による
静止画像伝送方法は、データモデムなどの通信機器に実
現されているケースが多いが、この場合においても、伝
送路の誤り率が大きい場合に、再送が頻繁となり、全画
像受信までの時間は必然的に長くなり、効率が悪いとい
う問題点があった。
【0006】また、伝送路の誤りが大きく回線状態の回
復に時間を要するような場合には、モデム間のデータ再
送が規定回数を超え、画像伝送をモデム側から強制中断
される可能性もあり、使用に耐えないという問題点があ
った。
【0007】更に、上記従来の第2の誤りの再送による
静止画像伝送方法では、受信画像の表示を全MCUデー
タの受信終了後に行うので、伝送路の誤りが大きく再送
頻度が多い場合、受信側では受信画像の概要を把握する
ことなく待ち続けなければならず、更に伝送路の状態に
より画像伝送が中断されたようなケースでは、受信側に
送信画像の概要すらも伝えることができないという問題
点があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、ある程度の精度を保持しながら、画像全体或いは重
要な部分をより的確に効率よく伝送し表示できる静止画
像伝送方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、原画像を符号化単
位で情報源符号化した符号化データを飛び飛びの順番で
誤り検出符号化して伝送し、受信の都度、正常受信した
符号化データを情報源復号化して表示する静止画像伝送
方法であって、伝送誤りが発生している前記符号化単位
が互いに隣り合っている場合に当該符号化データを再度
伝送し、正常受信の符号化データを情報源復号化して表
示する再送処理を繰り返し、予め設定した回数まで前記
再送処理を行うか、若しくは前記再送処理する前記符号
化単位が無くなったならば、伝送誤りが残っている符号
化単位を補間することを特徴としており、再送頻度を軽
減し、再生画像に重要な影響を及ぼす広範囲にわたる欠
落を軽減できる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、原画像を符号化単位で情報源符号化
した符号化データを飛び飛びの順番で誤り検出符号化し
て伝送し、受信の都度、正常受信した符号化データを情
報源復号化して表示する静止画像伝送方法であって、送
信側で前記原画像内の特定部分を指定し、伝送誤りが発
生している前記符号化単位が前記特定部分の内部である
場合に前記符号化データを再度伝送し、正常受信の符号
化データを情報源復号化して表示する再送処理を繰り返
し、予め設定した回数まで前記再送処理を行うか、若し
くは前記再送処理する前記符号化単位が無くなったなら
ば、伝送誤りが残っている符号化単位を補間することを
特徴としており、再送頻度を軽減し、原画像における重
要部分内の欠落を軽減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明に係
る実施の形態である第1の静止画像伝送方法は、MCU
単位で情報源符号化したデータを飛び飛びの順番で誤り
検出符号化して伝送し、受信側ではとりあえず正常受信
したMCUについて情報源復号化して表示し、誤りが集
中した部分だけを再送要求し、以降正常受信する毎に随
時その部分を表示し、尚かつ誤りが集中した部分を再送
要求し、特定回数だけ再送要求を行い、最終的に正常受
信されていないMCU部分の補間を行うものなので、受
信側では画像の概要をいちはやく把握でき、徐々に画像
の精度が上がっていき、画像全体の再生精度を向上しな
がら、且つ効率よく画像を伝送し、表示できるものであ
る。
【0012】まず、本発明に係る第1の静止画像伝送方
法を実現する第1の静止画像伝送装置(第1の装置)の
構成について図1を使って説明する。図1は、本発明に
係る第1の静止画像伝送装置の構成ブロック図である。
【0013】本発明の第1の装置は、送信側が情報源符
号化部1と、送信制御部2と、誤り検出符号化部3と、
変復調部4と、誤り検出復号化部16とから構成され、
受信側が変復調部6と、誤り検出復号化部7と、受信制
御部8と、情報源復号化部9と、画像メモリ10と、表
示部11と、補間部12と、誤り検出符号化部17とか
ら構成され、送信側と受信側とが伝送路5を介して接続
されている。
【0014】次に、第1の装置の各部について具体的に
説明する。情報源符号化部1は、外部から入力された原
画像のデジタル画像データに対して、画素ブロック(M
CU)単位で情報源符号化を行って画像データを圧縮し
た情報源符号化データ(単に符号化データと呼ぶ)を出
力するもので、具体的な情報源符号化方法はいかなる方
法であっても構わないが、各MCU単位で独立して符号
化されるタイプの情報源符号化方法を用いる。
【0015】送信制御部2は、送信する1画面分の符号
化データを記憶するデータエリアと、再送すべきMCU
位置を示す再送要求マップを記憶するマップエリアを有
し、符号化データの送信制御を行うもので、初回の送信
及び受信側からの再送要求に対する再送の制御を行うよ
うになっている。
【0016】具体的に送信制御部2は、情報源符号化部
1から出力されるMCU単位の符号化データを1画面分
記憶し、予め決められた飛び飛びの順序で、MCU単位
の符号化データにMCU番号を付加して1つ又は複数ま
とめて誤り検出符号化部3に出力する。ここで、飛び飛
びの順番で出力するのは、伝送路5におけるバースト誤
りの影響を受けるMCUの位置を分散させるためであ
る。そして、1画面分の符号化データの出力が終了した
なら、画像の送信終了を示す送信終了電文を誤り検出符
号化部3に出力する。
【0017】また送信制御部2は、受信側から送信され
た後述する再送要求マップを変復調部4から誤り検出復
号化部16を介して受け取ると記憶し、再送要求マップ
に従って選択したMCUの符号化データにMCU番号を
付加して誤り検出符号化部3に出力し、再送要求された
全ての符号化データの出力を終了したなら、画像送信終
了を示す送信終了電文を誤り検出符号化部3に出力す
る。
【0018】そして送信制御部2は、受信側から送信さ
れた1画面についての受信完了を示す受信完了電文を変
復調部4から受け取ると、データエリアをクリアして次
の画面の符号化データを受け取る準備をする。
【0019】誤り検出符号化部3は、送信制御部2から
出力されるMCU番号が付加された符号化データ及び送
信終了電文に誤り検出符号を付加した送信データを変復
調部4に出力するものである。変復調部4は、誤り検出
符号化部3からの送信データを伝送路5に適した信号に
変調して伝送路5に送出し、また伝送路5からの受信デ
ータを復調して誤り検出復号化部16に出力するもので
ある。誤り検出復号化部16は、変復調部4からの受信
データの誤り検出復号化を行うものである。
【0020】変復調部6は、伝送路5からの受信データ
を復調して誤り検出復号化部7に出力し、また、誤り検
出符号化部17からの再送要求を伝送路5に適した信号
に変調して伝送路5に送出するものである。誤り検出復
号化部7は、変復調部6からの受信データの誤り検出復
号化を行うもので、正常受信した場合は、符号化データ
を受信制御部8に出力し、誤りを検出した場合は破棄す
るようになっている。
【0021】受信制御部8は、1画面分のMCUの伝送
エラーの有無を示すビットエラーマップを記憶するエラ
ーマップエリアと、再送要求するMCUを示す再送要求
マップを一時的に記憶する再送要求マップエリアを有
し、正常受信した符号化データの制御と、再送要求の制
御を行うものである。
【0022】ここで、ビットエラーマップについて図2
を使って説明する。図2は、本発明の第1の装置におけ
るビットエラーマップの具体例を示す説明図である。本
発明の第1の装置におけるビットエラーマップは、伝送
された画像の各MCUに対して伝送誤りの有無を1ビッ
トで表したマップで、本発明では誤り無を「0」とし、
誤り有を「1」で表すことにする。具体的には、図2に
示すように、受信画像上で、図2(a)に示した黒部分
が誤り有のMCUとすると、対応するビットエラーマッ
プは、図2(b)に示すように黒部分に対応したビット
が「1」であり、その他の正常受信部分が「0」であ
る。
【0023】そして、具体的に受信制御部8では、ビッ
トエラーマップの全ビットを値1(誤り有)で初期化
し、誤り検出復号化部7からの正常受信した符号化デー
タとMCU番号を受け取ると、その都度情報源復号化部
9に出力すると共に、ビットエラーマップのMCU番号
に対応するビットを値「0」(誤り無)に変更する。そ
して、1画面分の符号化データの受信が完了すると、ビ
ットエラーマップから再送要求するMCUを選択して設
定した再送要求マップを作成し、作成した再送要求マッ
プを送信側に送ることによって再送要求を行うようにな
っている。
【0024】ここで、第1の装置における再送要求する
MCUの選択方法は、正常に受信できなかったMCU
(以降、欠落MCUと呼ぶ)が上下・左右で隣り合って
いる場合にのみ、その隣り合う欠落MCUについて再送
要求を行う。つまり、欠落MCUが単独である場合は再
送を行わない。
【0025】そこで、具体的に再送要求マップの作成
は、ビットエラーマップを1ビットずつ走査し、値が
「0」(誤り無)である場合は、再送要求マップの対応
する位置に「0」を出力し、値が「1」(誤り有)であ
る場合は、上下・左右の何れかの値が「1」であるか判
断し、何れかが「1」である場合はそのまま「1」を再
送要求マップの対応する位置に出力し、上下・左右の全
ての値が「0」である場合は値を「0」に変更して再送
要求マップの対応する位置に出力することによって再送
要求マップを作成する。
【0026】そして、実際に再送要求マップの送信は、
再送要求マップをランレングス圧縮したデータを、誤り
検出符号化部17で誤り検出符号化し、変復調部6を介
して送信側に送信するようになっている。
【0027】そして、受信制御部8は再送された符号化
データとMCU番号を正常に受信すると、その都度情報
源復号化部9に出力すると共に、ビットエラーマップの
対応するビットを「0」(誤り無)に変更し、上記と同
様の再送を繰り返し、再送すべきMCUがなくなるか又
は予め定めた規定回数の再送を完了したなら、受信完了
電文を変復調部6を介して送信側に送信すると共に、補
間部12に補間情報を出力するようになっている。ここ
で、補間情報とは具体的に、ビットエラーマップの値が
「1」(誤り有)のままであるMCU番号を補間部12
に出力することである。
【0028】ここで、受信制御部8の処理の流れについ
て、図3を使って具体的に説明する。図3は、本発明の
第1の装置の受信制御部8の処理の流れを示すフローチ
ャート図である。尚、図3は、1画面を受信する処理の
流れである。
【0029】本発明の第1の装置の受信制御部8の処理
は、まず初期処理を行う(100)。ここで初期処理と
は、画像メモリ10内を全てブランクが表示されるよう
に初期化し、エラーマップエリアの全ビットを誤り有を
示す値「1」で初期化するものである。
【0030】次に、受信データがあるか判断し(10
2)、ない場合(Noの場合)は処理102を繰り返
し、受信データがある場合(Yesの場合)は、受信デ
ータが画像の符号化データであるか判断し(104)、
符号化データである場合(Yesの場合)は、MCU番
号と符号化データを情報源復号化部9に出力し(10
8)、エラーマップエリアの対応するビットを「0」に
変更し(109)、処理102に戻る。
【0031】また、処理104において符号化データで
ない、つまり送信終了電文である場合(Noの場合)
は、再送を規定回数行ったか判断し(110)、再送を
規定回数行った場合(Yesの場合)は、処理120に
飛び、規定回数行っていない場合(Noの場合)は、再
送要求マップの作成を行う(112)。
【0032】ここで、再送要求マップの作成とは、具体
的に、ビットエラーマップを走査して、値が「0」であ
るビットはそのまま「0」を再送要求マップエリアに格
納し、値が「1」であるビットは上下・左右に「1」が
あるかを判断して、上下・左右に「1」がある場合はそ
のまま「1」を格納し、上下・左右に「1」がない場合
は値を「0」に変更して格納する処理であり、その結果
再送要求マップエリアに再送要求マップが作成されるこ
とになる。
【0033】そして、再送要求すべきMCUがあるか判
断し(114)、ない場合(Noの場合)は処理120
に飛び、再送要求すべきMCUがある場合(Yesの場
合)は、再送要求マップエリアの再送要求マップをラン
レングス圧縮して誤り検出符号化部17に出力すること
により送信し(116)、処理102に戻る。
【0034】一方、処理処理110において、再送を規
定回数行った場合(Yesの場合)、及び処理114に
おいて再送要求すべきMCUがない場合(Noの場合)
は、ビットエラーマップを参照して値「1」で示されて
いる欠落MCUがあるかを判断し(120)、欠落MC
Uがない場合(Noの場合)は、受信完了電文を変復調
部6に出力して(124)、受信制御部8の処理を終了
する。一方、処理120において、欠落MCUがある場
合(Yesの場合)は、補間部12に補間情報を出力し
(122)、処理124に飛ぶ。
【0035】誤り検出符号化部17は、受信制御部8か
らの再送要求に誤り検出符号を付加して、変復調部6に
出力するものである。
【0036】情報源復号化部9は、受信した符号化デー
タを情報源復号化するもので、具体的には受信制御部8
からのMCU番号とその符号化データを受け取ると、符
号化データを情報源復号化した画像データをMCU番号
に対応する画像メモリ10の位置に格納するものであ
る。
【0037】画像メモリ10は、受信し再生した1画面
分の画像データを記憶する記憶部で、受信制御部8から
の指示で初期化されるようになっている。表示部11
は、画像メモリ10に記憶された1画面分の画像データ
を常時ディジタル/アナログ変換して表示するものであ
る。その結果、正常受信されたMCU部分の画像が随時
表示されることになる。
【0038】補間部12は、再生画像の補間を行うもの
で、具体的には、受信制御部8から補間情報(補間すべ
きMCU番号)を受け取ると、画像メモリ10を参照し
て、補間すべきMCUの周囲の画素値からMCU内の画
素値を補間計算して求め、画像メモリ10に格納するも
のである。
【0039】ここで、補間方法の一例について、図4を
使って説明する。図4は、本発明の第1の静止画像伝送
装置における補間方法の一例を示す説明図である。補間
方法の一例は、誤りが発生したMCU(図4灰色部分で
8×8画素のMCUの例)の画素値xは、受信された輪
郭ブロックの周囲4画素の画素値a,b,c,dを用い
て数式[数1]によって算出する。
【0040】
【数1】
【0041】尚、補間方法については、この例に限定せ
ず、隣接ブロックの画素値をコピーする簡単な方法から
曲線式を用いて補間計算する曲線補間まで処理速度と補
間精度のかねあいで補間方法を選択すればどのような方
法を用いても構わない。
【0042】次に、本発明の第1の装置における動作に
ついて図1、図5使って具体例で説明する。図5は、本
発明の第1の装置を用いて画像を伝送した場合の表示さ
れた再生画像の具体例を示す説明図である。本発明の第
1の装置で図5(a)に示した静止画像を伝送する場
合、情報源符号化部1でMCU単位に情報源符号化され
た符号化データは、送信制御部2で1画面分記憶され
る。
【0043】そして、送信制御部2で1画面分の符号化
データの記憶が終了すると、予め決められた飛び飛びの
順で符号化データにMCU番号が付加されて誤り検出符
号化部3に出力され、誤り検出符号化部3で誤り検出符
号が付加され、変復調部4で変調されて、伝送路5に送
出される。
【0044】そして、受信側では伝送路5からのデータ
が変復調部6で復調され、誤り検出復号化部7で誤り検
出復号化されて、正常受信した場合は符号化データとM
CU番号が受信制御部8に出力され、誤りが検出された
場合は破棄される。
【0045】そして、受信制御部8に出力された正常受
信した符号化データは情報源復号化部9で情報源復号化
され、MCU番号に対応する画像メモリ10の位置に格
納され、表示部11で表示され、受信の都度表示される
ので、図5(b)に示すように1画面の飛び飛びの位置
のMCUが徐々に表示されることになる。
【0046】尚、この時受信制御部8では、誤り検出復
号化部7から受け取った正常受信のMCU番号に対応す
るビットエラーマップの値が「0」(誤り無)に変更さ
れていく。
【0047】そして、送信制御部2では符号化データの
誤り検出符号化部3への出力が1画面分完了すると、送
信終了電文が誤り検出符号化部3に出力されて誤り検出
符号化され、変復調部4で変調されて伝送される。
【0048】そして、この送信終了電文を受信制御部8
が受け取ると、ビットエラーマップから再送要求マップ
が作成される。例えば、1画面分の送信が終了した時点
で、図5(c)に黒塗りで示した位置がブランクのまま
表示されているとすると、ビットエラーマップでは対応
するMCU位置が値「1」(誤り有)のままである。そ
して再送要求マップを作成する際に、図中に数字を付け
て示した欠落MCUの1〜8は単独の欠落MCUである
から再送要求マップでは値が「0」(誤り無)に変更さ
れて再送要求はしないこととし、欠落MCUの9〜15
は、誤りが集中しているので値が「1」のままで再送要
求マップが作成される。
【0049】そして、受信制御部8で再送要求マップが
ランレングス圧縮されて、誤り検出符号化部17で誤り
検出符号化され、変復調部6で変調され送信され、送信
側で受信した再送要求マップは、変復調部4で復調さ
れ、誤り検出復号化部16で誤り検出復号化され、送信
制御部2に記憶され、送信制御部2は、再送要求マップ
に従って再送を要するMCUの符号化データとMCU番
号を誤り検出符号化部3に出力することによって送信す
る。
【0050】再送されたMCUの符号化データとMCU
番号は受信側で、同様に誤り検出が行われ、正常受信の
場合は、情報源復号化部9で情報源復号化されて画像メ
モリ10に格納されることによりその都度表示部11に
表示される。
【0051】その結果、例えば図5(d)に示すように
欠落MCUの10,11,13,14が正常に受信され
たとすると、次に再送を要するのは欠落MCUの15,
16だけとなる。そして、同様に再送を行い、図5
(e)に示すように欠落MCUの16を正常受信する
と、これで再送を要するMCUがなくなることになる。
【0052】以下のようにして再送を繰り返し、規定回
数の再送を行うか、又は再送要求するMCUがなくなっ
た場合は、受信制御部8からの補間指示に従って、補間
部12が画像メモリ10を参照しながら補間を行うこと
により、1画面の画像を再生し表示部11に表示するこ
とになる。つまり図5(e)の例では、MCUの1〜8
と9,12,15について補間処理を行うことになる。
その結果、図5(a)に示した原画像に近い画像が再生
され表示されることになる。
【0053】本発明の第1の静止画像伝送方法によれ
ば、正常受信できなかった欠落MCUが互いに隣り合っ
ている場合だけその欠落MCUを再送するので、再生画
像に重大な影響を及ぼす広範囲にわたる欠落に対しての
み再送を行うことによって再送頻度を大幅に軽減でき、
画像全体の再生精度を向上しながら、且つ伝送効率を向
上できる効果がある。
【0054】また、本発明の第1の静止画像伝送方法に
よれば、規定回数再送しても正常に受信できなかった欠
落MCUと、隣り合っていなかった欠落MCUにつて
は、正常受信した周囲の画素から補間を行うので、再生
画像の精度をある程度まで保持できる効果がある。
【0055】また、本発明の第1の静止画像伝送方法に
よれば、送信側で1画面のMCUを飛び飛びの順番で伝
送し、受信側では受信した順にMCUを随時再生しリア
ルタイムに表示するので、画像の概略から徐々に詳細が
表示され、全MCUを受信しなくとも画像の概要が把握
可能であり、また伝送状況を視覚的に捕らえることがで
きる効果がある。
【0056】また、本発明の第1の静止画像伝送方法を
実現する静止画像伝送装置によれば、主な通信プロトコ
ルを送受信装置ソフトウエアで実現するため、使用する
通信モデムは単機能・安価で済み、装置全体を安価で構
成できる効果がある。
【0057】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本発明に係る第2の
実施の形態である第2の静止画像伝送方法は、まず送信
側で、画像内の重要部分を選択し、その重要部分を示す
重要部分情報を伝送し、次にMCU単位で情報源符号化
したデータを飛び飛びの順番で誤り検出符号化して伝送
し、受信側ではとりあえず正常受信したMCUについて
情報源復号化して表示し、重要部分情報に基づいて重要
部分内の誤りだけを再送要求し、以降正常受信する毎に
随時その部分を表示し、尚かつ重要部分内の誤りを再送
要求し、特定回数だけ再送要求を行い、最終的に正常受
信されていないMCU部分の補間を行うものなので、重
要部分だけは確実に伝送し、受信側では画像の概要をい
ちはやく把握でき、徐々に画像の精度が上がっていき、
ある程度の精度を保持しながら、効率よく画像を伝送
し、表示できるものである。
【0058】まず、本発明に係る第2の静止画像伝送方
法を実現する第2の静止画像伝送装置(第2の装置)の
構成について図6を使って説明する。図6は、本発明に
係る第2の静止画像伝送装置の構成ブロック図である。
尚、図1と同様の構成をとる部分については同一の符号
を付して説明する。
【0059】本発明の第2の装置は、図1に示した第1
の装置と同様の部分として、送信側が情報源符号化部1
と、送信制御部2′と、誤り検出符号化部3と、変復調
部4と、誤り検出復号化部16とから構成され、受信側
が変復調部6と、誤り検出復号化部7と、受信制御部
8′と、情報源復号化部9と、画像メモリ10と、表示
部11と、補間部12と、誤り検出符号化部17とから
構成され、第2の装置の特徴部分として送信側に画像入
力部13と、表示部14と、タッチパネル入力部15と
が新たに設けられている。
【0060】次に、第2の装置の各部について具体的に
説明するが、情報源符号化部1と、誤り検出符号化部3
と、変復調部4と、誤り検出復号化部16と、変復調部
6と、誤り検出復号化部7と、情報源復号化部9と、画
像メモリ10と、表示部11と、補間部12と、誤り検
出符号化部17については、第1の装置と同様であるの
でその説明を省略する。
【0061】画像入力部13は、外部からアナログ信号
で入力された画像信号を表示部14に出力して表示させ
ると共に、アナログ/デジタル変換してデジタル画像デ
ータを情報源符号化部1に出力するものである。
【0062】表示部14は、画像入力部13から出力さ
れるアナログ画像信号を表示するもので、つまり、伝送
する静止画像(原画像)を表示するものである。また、
表示部14は、タッチパネル入力部15からの指示でオ
ペレータによって指定された重要区画も表示するように
なっている。
【0063】タッチパネル入力部15は、表示部14の
表示画面の前面に設けられたタッチパネルで、送信側の
オペレータが最も相手に誤りなく伝えたい区画(以下重
要区画と呼ぶ)を指定入力する為の入力部である。尚、
タッチパネル入力部15は、表示された画像上の2点の
位置情報が入力できればタッチパネルでなくても良く、
例えば、マウス等であっても構わない。
【0064】具体的には、送信側のオペレータが、図7
(a)に示すように、表示部14に表示された原画像を
見ながら、誤り無く伝送したい部分(重要区画)の左上
と右下の2点をタッチパネル上でタッチすると、タッチ
パネル入力部15は表示部14に図7(a)に示すよう
に×でこの2点を表示させ、更に図7(b)に示すよう
に表示部14にこの2点を対角点とする四角形を表示さ
せ、更にタッチパネル入力部15からこの2点の位置を
示す重要区画情報を送信制御部2′に出力するようにな
っている。図7は、タッチパネルによる重要区画指定の
具体例を示す説明図である。
【0065】送信制御部2′は、第1の装置の送信制御
部2と同様に、符号化データの送信制御を行うものであ
るが、第1の装置との相違点は、まずタッチパネル入力
部15からの重要区画情報を記憶すると共に、誤り検出
符号化部3に出力して送信し、再送要求があったら記憶
している重要区画情報を再送し、続いて第1の装置と同
様に符号化データを送信し、符号化データの再送要求に
対応して再送制御を行うものである。
【0066】受信制御部8′は、重要区画情報を記憶す
る重要区画情報エリアと、1画面分のMCUの伝送エラ
ーの有無を示すビットエラーマップを記憶するエラーマ
ップエリアと、再送要求するMCUを示す再送要求マッ
プを記憶する再送要求マップエリアを有し、正常受信し
た符号化データの制御と、再送要求の制御を行うもので
ある。尚、ビットエラーマップについては第1の装置と
全く同様であるので説明を省略する。
【0067】具体的に受信制御部8′は、まず誤り検出
復号化部7からの重要区画情報を受け取り、誤りがあっ
た場合は再送を要求し、正常に受信した場合は、重要区
画情報エリアに記憶する。そして、第1の装置と同様
に、誤り検出復号化部7からの正常受信した符号化デー
タを受け取ると、その都度情報源復号化部9に出力する
と共に、ビットエラーマップを変更し、1画面分の符号
化データの受信完了後に、再送要求するMCUを選択し
て再送要求を行うようになっている。
【0068】ここで、第2の装置における再送要求する
MCUの選択方法は、正常に受信できなかったMCU
(以降、欠落MCUと呼ぶ)が、送信側から送信された
重要区画情報の2点を対角点とする四角形の範囲(重要
区画)内に含まれる場合に再送要求を行う。つまり、重
要区画外の欠落MCUについては再送を行わない。
【0069】そこで、具体的に再送要求マップの作成
は、まずビットエラーマップを1ビットずつ走査し、値
が「1」であるビットが重要区画外の場合は値を「0」
に変更し、それ以外はビットエラーマップの値をコピー
した再送要求マップを再送要求マップエリアに作成す
る。そして、実際に再送要求マップの送信は、第1の装
置と同様に再送要求マップをランレングス圧縮したデー
タを誤り検出符号化部17で誤り検出符号化し、変復調
部6を介して送信側に送信することによって再送要求を
行う。
【0070】そして、以降第1の装置と同様に規定回数
まで、又は再送要求するMCUがなくなるまで再送を繰
り返し、最終的に欠落MCUについて補間部12に補間
指示を出力するものである。
【0071】第2の装置の受信制御部8′における処理
の流れは、図3に示した第1の装置の受信制御部8にお
ける処理と基本的には同様で、但し、処理100の直後
に重要区画情報の受信処理が追加され、更に処理112
における再送要求マップの作成処理の内容が異なるだけ
である。
【0072】ここで、重要区画情報の受信処理は、重要
区画情報を受信し、エラーが検出されたなら再送要求を
行い、正常に受信されたなら重要区画情報エリアに記憶
する処理である。また、再送要求マップの作成処理の内
容は、ビットエラーマップを走査して、値が「0」であ
るビットはそのまま「0」を再送要求マップエリアに格
納し、値が「1」であるビットは重要区画内であるかを
判断して、重要区画内である場合はそのまま「1」を格
納し、重要区画内でない場合は値を「0」に変更して格
納する処理であり、その結果再送要求マップエリアに再
送要求マップが作成されることになる。
【0073】次に、本発明の第2の装置における動作に
ついて図6、図8を使って具体例で説明する。図8は、
本発明の第2の装置を用いて画像を伝送した場合の表示
された再生画像の具体例を示す説明図である。本発明の
第2の装置で図7(a)に示した静止画像で重要区画を
指定したものを伝送する場合、外部から入力された静止
画像のアナログ信号が画像入力部13から表示部14に
出力されて表示され、一方、入力したアナログ画像信号
は画像入力部13でデジタル画像データに変換されて情
報源符号化部1でMCU単位に情報源符号化された符号
化データは、送信制御部2′に記憶される。
【0074】そして、表示部14に表示された静止画像
を見ながらオペレータによってタッチパネル入力部15
から入力された重要区画情報は、誤り検出符号化部3で
誤り符号が付加され、変復調部4で変調されて伝送さ
れ、変復調部6で復調されて誤り検出復号化部7で誤り
検出され、誤りがある場合は、再送要求が為されて再度
送信制御部2′から再送され、正常に受信されると、受
信制御部8′内に記憶される。
【0075】そして、送信制御部2′で1画面分の符号
化データが記憶されると、予め決められた飛び飛びの順
で符号化データにMCU番号が付加されて誤り検出符号
化部3に出力され、誤り検出符号化部3で誤り検出符号
が付加され、変復調部4で変調されて伝送され、受信側
では変復調部6で復調され、誤り検出復号化部7で誤り
検出復号化されて、正常受信した場合は符号化データと
MCU番号が受信制御部8′に出力され、誤りが検出さ
れた場合は破棄される。
【0076】そして、受信制御部8′に出力された正常
受信した符号化データは情報源復号化部9で情報源復号
化され、MCU番号に対応する画像メモリ10の位置に
格納され、表示部11で表示され、受信の都度表示され
るので、図8(a)に示すように1画面の飛び飛びの位
置のMCUが徐々に表示されることになる。尚、この時
受信制御部8では、誤り検出復号化部7から受け取った
正常受信のMCU番号に対応するビットエラーマップの
値が「0」(誤り無)に変更されていく。
【0077】そして、送信制御部2′では符号化データ
の誤り検出符号化部3への出力が1画面分完了すると、
送信終了電文が伝送され、受信制御部8′で送信終了電
文を受け取ると、ビットエラーマップから再送要求マッ
プが作成される。例えば、1画面分の送信が終了した時
点で、図8(b)に黒塗りで示した位置がブランクのま
ま表示されているとすると、ビットエラーマップでは対
応するMCU位置が値「1」(誤り有)のままであり、
再送要求マップを作成する際に、点線で囲んだ重要区画
外の欠落MCUについては再送要求マップでは値が
「0」に変更され、重要区画内の欠落MCUだけが値が
1のままで再送要求マップが作成される。
【0078】そして、受信制御部8′で再送要求マップ
がランレングス圧縮されて送信され、送信側で受信した
再送要求マップに従って送信制御部2′が再送を要する
MCUの符号化データとMCU番号を送信し、受信側
で、同様に誤り検出が行われ、正常受信の場合は、情報
源復号化部9で情報源復号化されて画像メモリ10に格
納されることによりその都度表示部11に表示される。
【0079】この再送を繰り返し、正常受信したMCU
をその都度表示し、図8(c)に示すように重要区画内
の欠落MCUが徐々に表示されていく。そして再送を繰
り返し、規定回数の再送を行うか、又は再送要求するM
CUがなくなった場合は、受信制御部8′からの補間指
示に従って、補間部12が画像メモリ10を参照しなが
ら補間を行うことにより、1画面の画像を再生し表示部
11に表示することになる。つまり図8(d)に示すよ
うに、重要区画内の再送によっても正常受信できなかっ
たMCUと、重要区画外のMCUについて補間処理を行
い、再生することになる。その結果、図7(a)に示し
た原画像に近い画像が再生され表示されることになる。
【0080】本発明の第2の静止画像伝送方法によれ
ば、送信側で指定した重要区画内の欠落MCUだけを再
送するので、再送頻度を大幅に軽減でき、画像内の重要
部分は確実に伝送し、重要部分の精度を保持しながら伝
送効率を向上できる効果がある。
【0081】また、本発明の第2の静止画像伝送方法に
よれば、規定回数再送しても正常に受信できなかった欠
落MCUと、重要区画外の欠落MCUにつては、正常受
信した周囲の画素から補間を行うので、再生画像の精度
をある程度保持できる効果がある。
【0082】また、本発明の第2の静止画像伝送方法に
よれば、送信側で1画面のMCUを飛び飛びの順番で伝
送し、受信側では受信した順にMCUを随時再生しリア
ルタイムに表示するので、画像の概略から徐々に詳細が
表示され、全MCUを受信しなくとも画像の概要は把握
可能であり、また伝送状況を視覚的に捕らえることがで
きる効果がある。
【0083】また、本発明の第2の静止画像伝送方法を
実現する静止画像伝送装置によれば、主な通信プロトコ
ルを送受信装置ソフトウエアで実現するため、使用する
通信モデムは単機能・安価で済み、装置全体を安価で構
成できる効果がある。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1画面分
の符号化データを飛び飛びの順番で誤り検出符号化して
伝送し、受信の都度、正常受信の符号化データを復号化
して表示し、表示終了後に、伝送誤りが発生した符号化
単位が互いに隣り合っている場合だけ再送処理を特定回
行うか、または再送処理する符号化単位が無くなるまで
行い、残った伝送誤りの符号化単位を補間する静止画像
伝送方法としているので、再送頻度が大幅に軽減し、且
つ再生画像に重要な影響を及ぼす広範囲にわたる欠落を
軽減でき、画像全体の再生精度をある程度の保持しなが
ら、伝送効率を向上できる効果がある。
【0085】請求項2記載の発明によれば、送信側で原
画像内の特定部分を指定し、1画面分の符号化データを
飛び飛びの順番で誤り検出符号化して伝送し、受信の都
度、正常受信の符号化データを復号化して表示し、表示
終了後に、伝送誤りが発生した符号化単位が送信側で指
定した重要区画内である場合だけ再送処理を特定回行う
か、または再送処理する符号化単位が無くなるまで行
い、残った伝送誤りの符号化単位を補間する静止画像伝
送方法としているので、再送頻度が大幅に軽減し、且つ
原画像における重要部分内の欠落を軽減でき、重要部分
の再生精度を向上しながら、且つ伝送効率を向上できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の静止画像伝送装置の構成ブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の装置におけるビットエラーマッ
プの具体例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の装置の受信制御部の処理の流れ
を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の第1の装置における補間方法の一例を
示す説明図である。
【図5】本発明の第1の装置を用いて画像を伝送した場
合の表示された再生画像の具体例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る第2の静止画像伝送装置の構成ブ
ロック図である。
【図7】タッチパネルによる重要区画指定の具体例を示
す説明図である。
【図8】本発明の第2の装置を用いて画像を伝送した場
合の表示された再生画像の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…情報源符号化部、 2,2′…送信制御部、 3…
誤り検出符号化部、4…変復調部、 5…伝送路、 6
…変復調部、 7…誤り検出復号化部、 8,8′…受
信制御部、 9…情報源復号化部、 10…画像メモ
リ、 11…表示部、 12…補間部、 13…画像入
力部、 14…表示部、 15…タッチパネル入力部、
16…誤り検出復号化部、 17…誤り検出符号化部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を符号化単位で情報源符号化した
    符号化データを飛び飛びの順番で誤り検出符号化して伝
    送し、受信の都度、正常受信した符号化データを情報源
    復号化して表示する静止画像伝送方法であって、伝送誤
    りが発生している前記符号化単位が互いに隣り合ってい
    る場合に当該符号化データを再度伝送し、正常受信の符
    号化データを情報源復号化して表示する再送処理を繰り
    返し、予め設定した回数まで前記再送処理を行うか、若
    しくは前記再送処理する前記符号化単位が無くなったな
    らば、伝送誤りが残っている符号化単位を補間すること
    を特徴とする静止画像伝送方法。
  2. 【請求項2】 原画像を符号化単位で情報源符号化した
    符号化データを飛び飛びの順番で誤り検出符号化して伝
    送し、受信の都度、正常受信した符号化データを情報源
    復号化して表示する静止画像伝送方法であって、送信側
    で前記原画像内の特定部分を指定し、伝送誤りが発生し
    ている前記符号化単位が前記特定部分の内部である場合
    に前記符号化データを再度伝送し、正常受信の符号化デ
    ータを情報源復号化して表示する再送処理を繰り返し、
    予め設定した回数まで前記再送処理を行うか、若しくは
    前記再送処理する前記符号化単位が無くなったならば、
    伝送誤りが残っている符号化単位を補間することを特徴
    とする静止画像伝送方法。
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