JPH09245291A - 交通信号機 - Google Patents

交通信号機

Info

Publication number
JPH09245291A
JPH09245291A JP5453996A JP5453996A JPH09245291A JP H09245291 A JPH09245291 A JP H09245291A JP 5453996 A JP5453996 A JP 5453996A JP 5453996 A JP5453996 A JP 5453996A JP H09245291 A JPH09245291 A JP H09245291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
signal lamp
device body
eaves
inclined surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5453996A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Imazu
隆二 今津
Tsukasa Tomabechi
司 苫米地
Keisuke Muta
圭助 牟田
Masaya Yuasa
雅也 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP5453996A priority Critical patent/JPH09245291A/ja
Publication of JPH09245291A publication Critical patent/JPH09245291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】雪を積もりにくくして積雪による信号ランプの
識別不能を防止した交通信号機を提供する。 【解決手段】アーム1によって支持された縦長の器体2
の前面に信号ランプ3を縦方向に配置し、信号ランプ3
の上部前方に庇4を設け、前記庇4および器体2の上面
を片流れ状に下がる傾斜面5とする。器体2を縦長とす
ることにより、比較的器体2上面に雪が積もりにくく、
また庇4および器体2の上面を片流れ状に下がる傾斜面
5とすることにより、従来の如く頂部を中央にして両側
面が下方に傾斜する両流れ状でないのでバランスが悪
く、降った雪は頂部付近、すなわち傾斜面5の上方端部
においても留まらずに傾斜面5を滑り落ちるため、庇4
および器体2の上面に積もることはなく、積雪による信
号ランプ3の識別不能が効果的に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として降雪地域
の道路や鉄道等に用いられる交通信号機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば道路の交通信号に用いられている
交通信号機は、一般にはアームによって支持された横長
の器体の前面に、赤、黄、青の信号ランプが横方向に配
置され、そして各信号ランプの上部前方には雨よけと直
射日光を遮るための半円形状の庇が設けられているもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の如き交
通信号機を降雪地域で用いると、器体が横長となされて
その上面の面積が比較的広いために、降った雪が器体の
上面に積もりやすく、また庇は半円形状となされて庇に
降った雪の一部は滑り落ちるものの、その半円形状の頂
部付近に降った雪は丁度頂部に跨がるようにして留まっ
てうまく滑り落ちず、これらにより積もった雪が庇等か
ら垂れ下がって凍結し、信号ランプが覆い隠されて識別
できなくなるという問題があった。
【0004】かかる問題に対処するために最近の降雪地
域では、雪が積もりやすい器体上面の面積をできるだけ
小さくして積もりにくくするために、器体を縦長として
赤、黄、青の信号ランプを縦方向に配置したような交通
信号機も用いられている。しかしながらこのような交通
信号機においても、程度の差はあるもののやはり器体上
面に雪が積もり、また半円形状の庇の頂部付近に積もる
雪に対しては何ら解決されていないため、長時間雪が降
り続くと、依然として積もった雪が垂れ下がって信号ラ
ンプが識別できなくなることがあった。
【0005】また実開昭57−84100号公報には、
器体上面と庇とを覆う半円状の雪滑りカバーを設けたも
のが提案され、さらに実開昭58−122200号公報
には、信号ランプの上部前方に、頂部が逆V字状にして
左右両側面が急激な斜面を有する雪滑落カバーを突設し
たものも提案されているが、これらいずれの交通信号機
においても、前記の如きカバーは頂部を中央にして両側
面が下方に傾斜する両流れ状であるため、前記と同様に
丁度頂部上に降った雪は頂部に跨がるようにバランスよ
く留まってうまく両側面から滑り落ちず、この頂部に留
まった雪にさらに降った雪が重なって、徐々にカバー全
体に積っていくことがあった。
【0006】そこで本発明は、上記の如き問題を解消
し、雪を積もりにくくして積雪による信号ランプの識別
不能を防止した交通信号機を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る交通信号機は、アームによって支持された縦
長の器体の前面に信号ランプが縦方向に配置され、信号
ランプの上部前方に庇が設けられ、前記庇および器体の
上面が片流れ状に下がる傾斜面となされていることを特
徴とするものである。
【0008】本発明によれば、器体を縦長としているた
め、比較的器体上面に雪が積もりにくく、しかも庇およ
び器体の上面は片流れ状に下がる傾斜面となされ、従来
の如く頂部を中央にして両側面が下方に傾斜する両流れ
状でないのでバランスが悪く、降った雪は頂部付近、す
なわち傾斜面の上方端部においても留まらずに傾斜面を
滑り落ちるため、庇および器体の上面に積もることはな
く、積雪による信号ランプの識別不能が効果的に防止さ
れる。
【0009】前記片流れ状に下がる傾斜面の傾斜角度
は、急な程雪が滑り落ちて積もりにくいが、通常は15
°以上90°未満の傾斜角度であればよい。前記片流れ
状の傾斜は信号ランプに対して前後方向に傾斜されてい
てもよいし、左右方向に傾斜されていてもよい。
【0010】また器体を支持するアームの上部は、器体
より露出されていてもよいが、露出されているとアーム
の上部に雪が積もるので、アームは、その上部を器体内
に挿入した状態で、器体を支持させるようになされてい
るのが好ましい。
【0011】さらに前記庇に融雪用のヒーターを付設
し、降雪時に庇を継続的または間欠的に加熱するように
しておくと、前記片流れ状に下がる傾斜面と相まって、
雪の積もるのが効果的に防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。まず図1は本発明
の実施の一形態を示す斜視図であって、路面等に立設さ
れた支柱等(図示せず)に取付けられたアーム1の上部
が挿入されて縦長の器体2がアーム1に支持され、その
器体2の前面に、上から赤、黄、青の各信号ランプ3が
縦方向に配置され、さらに各信号ランプ3の上部前方に
それぞれ庇4が設けられている。そして器体2の上面お
よび各庇4の上面は、片流れ状に左右方向に下がる傾斜
面5となされている。すなわち前記器体2および庇4の
上面は、一方の側端から他方の側端にかけて、一方向に
だけ傾斜する傾斜面5となされ、降った雪が自重でこの
傾斜面5を滑り落ちるようになされている。なおこの傾
斜面5の傾斜角度は、急な程雪が滑り落ちて積もりにく
いが、特に限定されるものではなく、通常は15°以上
90°未満の傾斜角度であればよい。
【0013】また前記傾斜面5は本実施例の如く単一の
角度で傾斜されていれば、滑り落ちる際の障害がなく好
ましいが、図2の如く、二以上の角度で傾斜されていて
もよく、例えばまず緩やかな片流れ状の傾斜面51が形
成され、次にその傾斜面51に続いて急な片流れ状の傾
斜面52が形成されていてもよい。この場合、各傾斜面
51,52の境目は、滑り落ちる雪の障害とならないよ
うに、角張らずにやや丸みを付けておくのが好ましい。
また図1の実施例では器体2の上面の傾斜面5と、最上
段の庇4の上面の傾斜面5とは面一になされているが、
最上段の庇4の傾斜面5は器体2の傾斜面5より上方ま
たは下方に位置していてもよく、また異なる傾斜角度で
あってもよい。
【0014】次に図3は本発明の実施の他の形態を示す
斜視図であっで、図1の実施例はそれぞれの信号ランプ
3に個別の庇4が設けられているのに対して、本実施例
では一個の庇4が全ての信号ランプ3を覆うようになさ
れている点で異なるのみであり、他はほぼ同様である。
本実施例でも、器体2の上面および庇4の上面は、片流
れ状に左右方向に下がる傾斜面5となされ、降った雪は
積もることなく、自重でその傾斜面5を滑り落ちるよう
になされている。
【0015】次にまた図4は本発明の実施のさらに他の
形態を示す側面図であり、図1および図3の実施例で
は、器体2の上面および庇4の上面は、片流れ状に左右
方向に下がる傾斜面5となされているのに対して、本実
施例では、庇4は図3の実施例と同様に、一個の庇4が
全ての信号ランプ3を覆うようになされ、そして器体2
の上面および庇4の上面は、前面側すなわち庇4の前端
より、後面側すなわち器体2の後端に向かって片流れ状
に下がる傾斜面5となされている点で異なり、他はほぼ
同様である。
【0016】また図5は本発明の実施のさらに他の形態
を示す側面図であり、図4の実施例では、器体2の上面
および庇4の上面は、前面側より後面側に向かって片流
れ状に下がる傾斜面5となされているのに対して、本実
施例では、器体2の上面および庇4の上面は、前記とは
逆に後面側より前面側に向かって片流れ状に下がる傾斜
面5となされている点で異なり、他は図4の実施例と同
様である。なお図4〜5の実施例においては、器体2の
傾斜面5と庇4の傾斜面5との境目は出来るだけ段差を
なくしておくのが好ましい。段差があれば障害となっ
て、この部分で雪が滑り落ちにくくなる恐れがあるため
である。
【0017】さらに図6は本発明の実施のさらに他の形
態を示す斜視図であり、図1の実施例の庇4に融雪用の
ヒーター6が付設されているものである。このヒーター
6の電源としては、商用電源であってもよいし、太陽電
池であってもよい。なお降雪センサーにより、降雪時に
ヒーター6を継続的に作動させるようにしてもよいし、
間欠的に作動させるようにしていてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、器体を縦長としている
ため、器体上面に雪が積もりにくく、しかも庇および器
体の上面は片流れ状に下がる傾斜面となされ、従来の如
く頂部を中央にして両側面が下方に傾斜する両流れ状で
ないのでバランスが悪く、降った雪は頂部付近、すなわ
ち傾斜面の上方端部においても留まらずに傾斜面を滑り
落ちるため、庇および器体の上面に積もることはなく、
積雪による信号ランプの識別不能が効果的に防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す一部切欠斜視図
である。
【図3】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態を示す側面図で
ある。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態を示す側面図で
ある。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アーム 2 器体 3 信号ランプ 4 庇 5 傾斜面 51 緩やかな傾斜面 52 急な傾斜面 6 ヒーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームによって支持された縦長の器体の
    前面に信号ランプが縦方向に配置され、信号ランプの上
    部前方に庇が設けられ、前記庇および器体の上面が片流
    れ状に下がる傾斜面となされている交通信号機。
  2. 【請求項2】 前記アームの上部が器体内に挿入されて
    いる請求項1記載の交通信号機。
  3. 【請求項3】 前記庇に融雪用のヒーターが付設された
    請求項1または2記載の交通信号機。
JP5453996A 1996-03-12 1996-03-12 交通信号機 Pending JPH09245291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453996A JPH09245291A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 交通信号機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453996A JPH09245291A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 交通信号機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09245291A true JPH09245291A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12973485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5453996A Pending JPH09245291A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 交通信号機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09245291A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011165108A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Needs Product:Kk 信号灯の着雪防止装置
WO2014042276A1 (ja) 2012-09-14 2014-03-20 東日本旅客鉄道株式会社 表示機用カバー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011165108A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Needs Product:Kk 信号灯の着雪防止装置
WO2014042276A1 (ja) 2012-09-14 2014-03-20 東日本旅客鉄道株式会社 表示機用カバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09245291A (ja) 交通信号機
JP3700646B2 (ja) 太陽電池瓦雪止め構造および太陽電池瓦用雪止め具
JP3613729B2 (ja) 雪庇防止装置
JP2573905Y2 (ja) 建物の屋根
JP3367547B2 (ja) 建物の屋根構造
JP2005092559A (ja) 交通信号機の雪害防止装置及びその雪害防止方法並びに雪害防止用カバー
JP5759306B2 (ja) 冠雪防止装置
JPH0258664A (ja) 軒樋の取付構造
JPH039101Y2 (ja)
JPH0352336Y2 (ja)
JPS5823858Y2 (ja) 軒樋受装置
JPH0356601Y2 (ja)
JPH0425859Y2 (ja)
JP2558365Y2 (ja) 軒樋装置
JPH10121670A (ja) 雪止め付き屋根の樋構造
JPH0352335Y2 (ja)
JP3628101B2 (ja) 軒樋吊り具
JP3074418U (ja) 消雪用軒先屋根部材
JPS6129878Y2 (ja)
JPH0222785Y2 (ja)
JPS6036665Y2 (ja) 屋根構造
JPH0430258Y2 (ja)
JPH0581423U (ja) 弧状カバー付き雨樋
JP3043412U (ja) 屋根納め構造
JP2573752Y2 (ja) 軒 樋