JPH09242942A - 積層管 - Google Patents
積層管Info
- Publication number
- JPH09242942A JPH09242942A JP4749096A JP4749096A JPH09242942A JP H09242942 A JPH09242942 A JP H09242942A JP 4749096 A JP4749096 A JP 4749096A JP 4749096 A JP4749096 A JP 4749096A JP H09242942 A JPH09242942 A JP H09242942A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- layer pipe
- inner layer
- laminated
- lubricative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 屈曲性にすぐれた積層管を提供する。
【解決手段】 内層管２と、該内層管２の外径よりも大
径の内径を有しかつ内層管２の外周を被う外層管４と、
を備えている。内層管２と外層管４との間には潤滑性を
有する液状体よりなる中間潤滑層５が介在されている。
径の内径を有しかつ内層管２の外周を被う外層管４と、
を備えている。内層管２と外層管４との間には潤滑性を
有する液状体よりなる中間潤滑層５が介在されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、内層管と外層管
とを備えた積層管に関する。
とを備えた積層管に関する。
【０００２】
【従来の技術】管路を有する内層管が、その管路に流さ
れる液体に対し耐食性に富む合成樹脂、ゴム等より形成
され、前記内層管を被う外層管が耐熱性、弾性に富む合
成樹脂、ゴム等より形成された内外二層の積層管を構成
する場合、内層管と外層管とは一体に接着されるのが一
般的である。
れる液体に対し耐食性に富む合成樹脂、ゴム等より形成
され、前記内層管を被う外層管が耐熱性、弾性に富む合
成樹脂、ゴム等より形成された内外二層の積層管を構成
する場合、内層管と外層管とは一体に接着されるのが一
般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内層管と外
層管とが一体に接着された積層管において、その積層管
を屈曲して使用する際、内層管と外層管との伸縮率の差
によって、積層管の屈曲が困難となったり、あるいは、
内層管と外層管との屈曲部分に亀裂やひび割が発生する
場合もあった。この発明の目的は、前記問題点に鑑み、
屈曲性にすぐれた積層管を提供することである。
層管とが一体に接着された積層管において、その積層管
を屈曲して使用する際、内層管と外層管との伸縮率の差
によって、積層管の屈曲が困難となったり、あるいは、
内層管と外層管との屈曲部分に亀裂やひび割が発生する
場合もあった。この発明の目的は、前記問題点に鑑み、
屈曲性にすぐれた積層管を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る積層管は、内層管と、該内層管の外
径よりも大径の内径を有しかつ内層管の外周を被う外層
管と、を備え、前記内層管と前記外層管との間には潤滑
性を有する液状体よりなる中間潤滑層が介在されている
ことを特徴とする。したがって、積層管を屈曲すると、
中間潤滑層による潤滑作用によって内層管と外層管とが
互いに干渉することなくそれぞれ円滑に屈曲される。
に、この発明に係る積層管は、内層管と、該内層管の外
径よりも大径の内径を有しかつ内層管の外周を被う外層
管と、を備え、前記内層管と前記外層管との間には潤滑
性を有する液状体よりなる中間潤滑層が介在されている
ことを特徴とする。したがって、積層管を屈曲すると、
中間潤滑層による潤滑作用によって内層管と外層管とが
互いに干渉することなくそれぞれ円滑に屈曲される。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面にしたがって説明する。図１と図２において、積層管
１は、液体が流される管路３を有する内層管２と、該内
層管２の外径よりも大径の内径を有しかつ内層管２の外
周を被う外層管４とを主体として構成されている。
面にしたがって説明する。図１と図２において、積層管
１は、液体が流される管路３を有する内層管２と、該内
層管２の外径よりも大径の内径を有しかつ内層管２の外
周を被う外層管４とを主体として構成されている。
【０００６】前記内層管２と外層管４との間には、中間
潤滑層５が介在されている。前記内層管２は、その管路
３に流される液体に対し耐食性に富む合成樹脂、ゴム
等、例えば、塩化ビニル、ＥＶＡ，ポリオレフィン等の
合成樹脂や、ＮＲ，ＮＢＲ，ＳＢＲ，ＢＲ，ＩＩＲ，Ｅ
ＰＤＭ等のゴムより形成されている。また、外層管４
は、内層管２を熱や衝撃から保護するために耐熱性、弾
性を有する合成樹脂、ゴム等、例えば、軟質の塩化ビニ
ル、ＥＶＡ、ポリオレフィン等の合成樹脂や、ＮＲ，Ｎ
ＢＲ，ＳＢＲ，ＢＲ，ＩＩＲ，ＥＰＤＭ等のゴムより形
成されている。
潤滑層５が介在されている。前記内層管２は、その管路
３に流される液体に対し耐食性に富む合成樹脂、ゴム
等、例えば、塩化ビニル、ＥＶＡ，ポリオレフィン等の
合成樹脂や、ＮＲ，ＮＢＲ，ＳＢＲ，ＢＲ，ＩＩＲ，Ｅ
ＰＤＭ等のゴムより形成されている。また、外層管４
は、内層管２を熱や衝撃から保護するために耐熱性、弾
性を有する合成樹脂、ゴム等、例えば、軟質の塩化ビニ
ル、ＥＶＡ、ポリオレフィン等の合成樹脂や、ＮＲ，Ｎ
ＢＲ，ＳＢＲ，ＢＲ，ＩＩＲ，ＥＰＤＭ等のゴムより形
成されている。
【０００７】前記中間潤滑層５は、内層管２と外層管４
との相対的な軸線方向の移動を円滑にするためのもの
で、潤滑性を有する液状体（液体から半固体までのもの
をいう）例えば、シリコンオイル、シリコンゲル材によ
って形成されている。前記中間潤滑層５は、内層管２の
外周面と外層管４の内周面との連接的な接触を避ける皮
膜状に形成されてもよい。さらに、内層管２、外層管４
及び中間潤滑層５を備えた積層管１は、三層の押出成形
によって製造することもできるし、内層管２の外周面に
液状体を塗布して、皮膜状の中間潤滑層５を形成し、そ
の後、外層管４の内孔に前記中間潤滑層５を有する内層
管２を挿入することで、積層管１を製造することもでき
る。
との相対的な軸線方向の移動を円滑にするためのもの
で、潤滑性を有する液状体（液体から半固体までのもの
をいう）例えば、シリコンオイル、シリコンゲル材によ
って形成されている。前記中間潤滑層５は、内層管２の
外周面と外層管４の内周面との連接的な接触を避ける皮
膜状に形成されてもよい。さらに、内層管２、外層管４
及び中間潤滑層５を備えた積層管１は、三層の押出成形
によって製造することもできるし、内層管２の外周面に
液状体を塗布して、皮膜状の中間潤滑層５を形成し、そ
の後、外層管４の内孔に前記中間潤滑層５を有する内層
管２を挿入することで、積層管１を製造することもでき
る。
【０００８】前記したように構成される積層管１におい
て、図３に示すように、積層管１を屈曲して使用する
際、その積層管１の屈曲に基づいて、内層管２及び外層
管４が屈曲される。このとき、中間潤滑層５による潤滑
作用によって内層管２と外層管４とが互いに干渉するこ
となくそれぞれ円滑に屈曲される。したがって、内層管
２と外層管４との伸縮率の差が大きい場合でも、これら
内層管２と外層管４との間の中間潤滑層５の潤滑作用に
よって積層管１を良好に屈曲することができる。
て、図３に示すように、積層管１を屈曲して使用する
際、その積層管１の屈曲に基づいて、内層管２及び外層
管４が屈曲される。このとき、中間潤滑層５による潤滑
作用によって内層管２と外層管４とが互いに干渉するこ
となくそれぞれ円滑に屈曲される。したがって、内層管
２と外層管４との伸縮率の差が大きい場合でも、これら
内層管２と外層管４との間の中間潤滑層５の潤滑作用に
よって積層管１を良好に屈曲することができる。
【０００９】図４に示すように、前記積層管１が屈曲さ
れて接続口６に接続される際、内層管２と外層管４との
端部が接着剤７などによって固着されることで、これら
内層管２と外層管４とが不測に移動されたり、中間潤滑
層５が漏出する不具合が生じない。
れて接続口６に接続される際、内層管２と外層管４との
端部が接着剤７などによって固着されることで、これら
内層管２と外層管４とが不測に移動されたり、中間潤滑
層５が漏出する不具合が生じない。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
内層管と外層管との間に介在された中間潤滑層による潤
滑作用によって内層管と外層管とが互いに干渉すること
なくそれぞれ円滑に屈曲することができ、内層管と外層
管に屈曲による亀裂やひび割れが発生する不具合を防止
することができる。さらに、内層管と外層管とが伸縮率
の差が大きい材料によって形成される場合においても、
屈曲性にすぐれた積層管になしうる。
内層管と外層管との間に介在された中間潤滑層による潤
滑作用によって内層管と外層管とが互いに干渉すること
なくそれぞれ円滑に屈曲することができ、内層管と外層
管に屈曲による亀裂やひび割れが発生する不具合を防止
することができる。さらに、内層管と外層管とが伸縮率
の差が大きい材料によって形成される場合においても、
屈曲性にすぐれた積層管になしうる。
【図１】この発明の実施の形態を示す積層管の縦断面図
である。
である。
【図２】同じく積層管の横断面図である。
【図３】同じく積層管が屈曲された状態を一部破断して
示す説明図である。
示す説明図である。
【図４】同じく積層管の端部が接続口に接続される状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１ 積層管 ２ 内層管 ３ 管路 ４ 外層管 ５ 中間潤滑層
Claims (1)
- 【請求項１】 内層管と、該内層管の外径よりも大径の
内径を有しかつ内層管の外周を被う外層管と、を備え、 前記内層管と前記外層管との間には潤滑性を有する液状
体よりなる中間潤滑層が介在されていることを特徴とす
る積層管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4749096A JPH09242942A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 積層管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4749096A JPH09242942A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 積層管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242942A true JPH09242942A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12776567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4749096A Pending JPH09242942A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 積層管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242942A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016026193A1 (zh) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | 五行材料科技（江苏）有限公司 | 多层软管的制造方法 |
| JP2016065615A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | タイガースポリマー株式会社 | 可撓性のホース |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP4749096A patent/JPH09242942A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016026193A1 (zh) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | 五行材料科技（江苏）有限公司 | 多层软管的制造方法 |
| JP2016065615A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | タイガースポリマー株式会社 | 可撓性のホース |
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