JPH09242633A - 内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方法 - Google Patents
内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方法Info
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- JPH09242633A JPH09242633A JP9038958A JP3895897A JPH09242633A JP H09242633 A JPH09242633 A JP H09242633A JP 9038958 A JP9038958 A JP 9038958A JP 3895897 A JP3895897 A JP 3895897A JP H09242633 A JPH09242633 A JP H09242633A
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- pressure
- tank
- tank system
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0809—Judging failure of purge control system
- F02M25/0818—Judging failure of purge control system having means for pressurising the evaporative emission space
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気密試験を終了したとき,燃料ベーパーの放
出,したがって有害な炭化水素分子の大気中への放出が
回避されるように,内燃機関付車両のタンク系統の気密
試験方法を改良することである。 【解決手段】 燃料タンク10と,内燃機関の吸気管に
結合された再生弁30と,再生弁が開いているときに燃
料タンクと再生弁との間に設けられた吸着フィルタ20
を介して燃料ベーパーが吸気管内に吸引される吸着フィ
ルタ20と,および吸着フィルタの通気配管を気密状態
に密閉するための遮断手段60とを備え,ポンプ50に
よりタンク系統内に診断用過圧が形成され,および気密
試験の終了後診断用過圧が降下される内燃機関付車両の
タンク系統の気密試験方法において,診断用過圧を降下
させるためにまず再生弁が開放され,タンク系統内の圧
力が測定され,およびタンク系統内にほぼ大気圧に対応
する圧力が形成されたときにはじめて遮断手段が開放さ
れる。
出,したがって有害な炭化水素分子の大気中への放出が
回避されるように,内燃機関付車両のタンク系統の気密
試験方法を改良することである。 【解決手段】 燃料タンク10と,内燃機関の吸気管に
結合された再生弁30と,再生弁が開いているときに燃
料タンクと再生弁との間に設けられた吸着フィルタ20
を介して燃料ベーパーが吸気管内に吸引される吸着フィ
ルタ20と,および吸着フィルタの通気配管を気密状態
に密閉するための遮断手段60とを備え,ポンプ50に
よりタンク系統内に診断用過圧が形成され,および気密
試験の終了後診断用過圧が降下される内燃機関付車両の
タンク系統の気密試験方法において,診断用過圧を降下
させるためにまず再生弁が開放され,タンク系統内の圧
力が測定され,およびタンク系統内にほぼ大気圧に対応
する圧力が形成されたときにはじめて遮断手段が開放さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の上位概念
に記載の内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方法に
関するものである。
に記載の内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カリフォルニア環境庁(CARB)は,
1996年1月以降,車両装置の機能性を試験するため
にオンボード手段を用いて診断を行うことを要求してい
る。この場合,とくに,オンボード診断を用いてタンク
系統の気密試験もまた行われなければならない。
1996年1月以降,車両装置の機能性を試験するため
にオンボード手段を用いて診断を行うことを要求してい
る。この場合,とくに,オンボード診断を用いてタンク
系統の気密試験もまた行われなければならない。
【0003】内燃機関付車両のタンク系統は,実質的
に,燃料タンクと内燃機関の吸気管に結合された再生弁
と,および再生弁が開いているときに燃料タンクと再生
弁との間に設けられた吸着フィルタを介して燃料ベーパ
ーが吸気管内に吸引される前記吸着フィルタとを備えて
いる。
に,燃料タンクと内燃機関の吸気管に結合された再生弁
と,および再生弁が開いているときに燃料タンクと再生
弁との間に設けられた吸着フィルタを介して燃料ベーパ
ーが吸気管内に吸引される前記吸着フィルタとを備えて
いる。
【0004】米国特許第5383437号ならびに第4
回「車両およびエンジン技術に関する研究討論会(アー
ヘン)」(1993年)の論文集に発表された文献「タ
ンク診断:確実な漏れ検出の新しい方法」から,内燃機
関付車両のタンク系統の気密試験方法が既知であり,こ
の場合,再生弁が閉じられているとき,ポンプによりタ
ンク系統内に診断用過圧(すなわち、診断用過剰圧力)
が形成される。その後,準定常状態において,漏れが存
在する場合にはある時間経過後にタンク系統内に形成さ
れる圧力低下がポンプの作動により補償され,2回のポ
ンプ作動の間に経過した時間,すなわちポンプストロー
ク間の時間を介して,タンク系統の漏れが特定される。
この場合,ポンプストローク間に経過した時間は,系統
の漏れに対する直接の尺度である。気密試験の終了後,
タンク系統内に存在する過圧は降下されなければならな
い。既知の方法においては,これは,ポンプが停止さ
れ,このとき同時に遮断手段が開放され,これによりタ
ンク系統の過圧が大気中に放出されることにより行われ
る。
回「車両およびエンジン技術に関する研究討論会(アー
ヘン)」(1993年)の論文集に発表された文献「タ
ンク診断:確実な漏れ検出の新しい方法」から,内燃機
関付車両のタンク系統の気密試験方法が既知であり,こ
の場合,再生弁が閉じられているとき,ポンプによりタ
ンク系統内に診断用過圧(すなわち、診断用過剰圧力)
が形成される。その後,準定常状態において,漏れが存
在する場合にはある時間経過後にタンク系統内に形成さ
れる圧力低下がポンプの作動により補償され,2回のポ
ンプ作動の間に経過した時間,すなわちポンプストロー
ク間の時間を介して,タンク系統の漏れが特定される。
この場合,ポンプストローク間に経過した時間は,系統
の漏れに対する直接の尺度である。気密試験の終了後,
タンク系統内に存在する過圧は降下されなければならな
い。既知の方法においては,これは,ポンプが停止さ
れ,このとき同時に遮断手段が開放され,これによりタ
ンク系統の過圧が大気中に放出されることにより行われ
る。
【0005】過圧降下のこの方法においては,過圧を大
気中に放出するとき,完全に飽和された吸着フィルタが
ある程度「逆洗」され,これにより炭化水素分子が大気
中に放出されることがある。これは,タンク通気装置を
有するタンク系統からの,回避されるべき,好ましくな
い大気汚染を意味するばかりでなく,車両を運転するド
ライバにきわめて不快な悪臭を与えることをも意味して
いる。
気中に放出するとき,完全に飽和された吸着フィルタが
ある程度「逆洗」され,これにより炭化水素分子が大気
中に放出されることがある。これは,タンク通気装置を
有するタンク系統からの,回避されるべき,好ましくな
い大気汚染を意味するばかりでなく,車両を運転するド
ライバにきわめて不快な悪臭を与えることをも意味して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって,とくに,
気密試験を終了したとき,燃料ベーパーの放出,したが
って有害な炭化水素分子の大気中への放出が回避される
ように,冒頭記載の種類の内燃機関付車両のタンク系統
の気密試験方法を改良することが本発明の課題である。
気密試験を終了したとき,燃料ベーパーの放出,したが
って有害な炭化水素分子の大気中への放出が回避される
ように,冒頭記載の種類の内燃機関付車両のタンク系統
の気密試験方法を改良することが本発明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は,請求項1の
上位概念に記載の方法において,本発明により,請求項
1の特徴項に記載の特徴により解決される。
上位概念に記載の方法において,本発明により,請求項
1の特徴項に記載の特徴により解決される。
【0008】気密試験の終了後,診断用過圧が再生弁の
開放により降下されることはとくに有利である。これに
より,診断用過圧はある程度吸気管内に「吸引」され,
したがって,吸着フィルタが燃料ベーパーで飽和されて
いるとき,有害な炭化水素分子の大気中への放出が回避
される。これにより,車両全体の環境保護義務が向上さ
れるばかりでなく,悪臭の放出もまた明らかに回避され
る。
開放により降下されることはとくに有利である。これに
より,診断用過圧はある程度吸気管内に「吸引」され,
したがって,吸着フィルタが燃料ベーパーで飽和されて
いるとき,有害な炭化水素分子の大気中への放出が回避
される。これにより,車両全体の環境保護義務が向上さ
れるばかりでなく,悪臭の放出もまた明らかに回避され
る。
【0009】本発明の有利な実施態様が従属請求項に記
載されている。
載されている。
【0010】したがって,たとえば,タンク系統内の圧
力が燃料タンク内の圧力と大気圧との間の圧力差を測定
する,燃料タンク内に設けられた圧力センサにより決定
されることは有利である。このように,この方法の実施
を可能にするために,現在のタンク系統の変更はほとん
ど必要ない。
力が燃料タンク内の圧力と大気圧との間の圧力差を測定
する,燃料タンク内に設けられた圧力センサにより決定
されることは有利である。このように,この方法の実施
を可能にするために,現在のタンク系統の変更はほとん
ど必要ない。
【0011】しかしながら,タンク系統内の圧力が,燃
料ベーパーの吸引量および/または診断用過圧および/
または燃料タンクの液面レベルを介して決定されること
もまた可能である。
料ベーパーの吸引量および/または診断用過圧および/
または燃料タンクの液面レベルを介して決定されること
もまた可能である。
【0012】この場合,圧力は計算ユニット内で計算さ
れることが好ましいが,判定装置,たとえば回路装置等
内で評価されてもよい。
れることが好ましいが,判定装置,たとえば回路装置等
内で評価されてもよい。
【0013】これらの圧力決定方法においては,本方法
の実施を可能にするために,既存のタンク系統の改造を
実際に必要としないことは有利である。なぜならば,圧
力の決定は,ある程度,既存のコンピュータ(エンジン
制御等)において実施可能な「データ処理作業」に置き
換えることができるからである。
の実施を可能にするために,既存のタンク系統の改造を
実際に必要としないことは有利である。なぜならば,圧
力の決定は,ある程度,既存のコンピュータ(エンジン
制御等)において実施可能な「データ処理作業」に置き
換えることができるからである。
【0014】再生弁がタンク通気弁であり,吸着フィル
タが活性炭フィルタであることが好ましい。
タが活性炭フィルタであることが好ましい。
【0015】以下に本発明のその他の詳細および利点を
図面によりさらに詳細に説明する。
図面によりさらに詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な考え方は,タン
ク系統内に形成された過圧(すなわち、過剰圧力)によ
り気密試験が行われる内燃機関付車両のタンク系統の気
密試験方法を,気密試験の終了後,放出される有害な炭
化水素分子による環境汚染を回避するために,過圧が大
気中に放出されないで内燃機関に戻されるように過圧が
降下されるように改良することにある。
ク系統内に形成された過圧(すなわち、過剰圧力)によ
り気密試験が行われる内燃機関付車両のタンク系統の気
密試験方法を,気密試験の終了後,放出される有害な炭
化水素分子による環境汚染を回避するために,過圧が大
気中に放出されないで内燃機関に戻されるように過圧が
降下されるように改良することにある。
【0017】内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方
法が,図2に略図で示したそれ自身既知のタンク系統,
ならびに図1a,1bおよび1cに示した,タンク通気
弁のデューティレシオ,遮断弁の開閉状態およびタンク
系統内の大気に対する圧力の時間線図によりわかりやす
く示されている。
法が,図2に略図で示したそれ自身既知のタンク系統,
ならびに図1a,1bおよび1cに示した,タンク通気
弁のデューティレシオ,遮断弁の開閉状態およびタンク
系統内の大気に対する圧力の時間線図によりわかりやす
く示されている。
【0018】図2に示すように,内燃機関のタンク系統
は,配管11を介してたとえば活性炭フィルタのような
吸着フィルタ20と結合されている燃料タンク10を含
んでいる。吸着フィルタ20は,たとえばタンク通気弁
のような再生弁30を備えた他の配管21を介して,図
示されていない内燃機関の吸気管40と結合されてい
る。この場合,配管21の吸気管40への入口は,流れ
方向(図2における矢印)において絞り弁41の下流側
に配置されている。さらに,吸着フィルタ20は他の配
管22を有し,配管22はポンプ50,たとえば遮断弁
のような遮断手段60およびフィルタ70を介して,吸
着フィルタ20の通気のために大気と結合されている。
は,配管11を介してたとえば活性炭フィルタのような
吸着フィルタ20と結合されている燃料タンク10を含
んでいる。吸着フィルタ20は,たとえばタンク通気弁
のような再生弁30を備えた他の配管21を介して,図
示されていない内燃機関の吸気管40と結合されてい
る。この場合,配管21の吸気管40への入口は,流れ
方向(図2における矢印)において絞り弁41の下流側
に配置されている。さらに,吸着フィルタ20は他の配
管22を有し,配管22はポンプ50,たとえば遮断弁
のような遮断手段60およびフィルタ70を介して,吸
着フィルタ20の通気のために大気と結合されている。
【0019】吸着フィルタ20の再生のためにタンク通
気弁が開かれ,これにより吸着フィルタ20内に吸着さ
れている燃料ベーパーは内燃機関の吸気管40内に洗浄
される。この再生過程が,図1において,時間t1から
時間t3までの時間間隔内に示されている。
気弁が開かれ,これにより吸着フィルタ20内に吸着さ
れている燃料ベーパーは内燃機関の吸気管40内に洗浄
される。この再生過程が,図1において,時間t1から
時間t3までの時間間隔内に示されている。
【0020】タンク系統の気密試験のために,ここで
は,次のように行われる。t1およびt2の間の時間間隔
において(図1),再生弁30(通気弁)および遮断手
段60(遮断弁)が閉じられた状態で,ポンプ50によ
る,大気と結合された入口50aからの空気の吸引およ
びこの空気の圧縮により,タンク系統内に診断用過圧
(すなわち、診断用過剰圧力)が形成される。タンク系
統内の大気圧に対する圧力は,たとえば燃料タンク10
内の圧力と大気圧との間の差圧を測定する,燃料タンク
に設けられた圧力センサ80により決定される。圧力が
ある所定値以上に上昇すると(t1a),図1cに略図
で示すように,準定常状態において,ポンプ50の作動
により,形成される圧力低下が時間間隔t1aないしt2
において補償される。ポンプ作動の間に経過する時間を
介して,すなわち所定のしきい値以下の圧力低下を反復
ポンプ作動により防止するために必要な時間を介して,
たとえば,本出願の構成部分でもある,米国特許第53
83437号および第4回「車両およびエンジン技術に
関する研究討論会(アーヘン)」(1993年)の論文
集に発表された文献「タンク診断:確実な漏れ検出のた
めの新しい方法」により詳細に示されているように,漏
れの存在および場合によりその大きさが特定される。
は,次のように行われる。t1およびt2の間の時間間隔
において(図1),再生弁30(通気弁)および遮断手
段60(遮断弁)が閉じられた状態で,ポンプ50によ
る,大気と結合された入口50aからの空気の吸引およ
びこの空気の圧縮により,タンク系統内に診断用過圧
(すなわち、診断用過剰圧力)が形成される。タンク系
統内の大気圧に対する圧力は,たとえば燃料タンク10
内の圧力と大気圧との間の差圧を測定する,燃料タンク
に設けられた圧力センサ80により決定される。圧力が
ある所定値以上に上昇すると(t1a),図1cに略図
で示すように,準定常状態において,ポンプ50の作動
により,形成される圧力低下が時間間隔t1aないしt2
において補償される。ポンプ作動の間に経過する時間を
介して,すなわち所定のしきい値以下の圧力低下を反復
ポンプ作動により防止するために必要な時間を介して,
たとえば,本出願の構成部分でもある,米国特許第53
83437号および第4回「車両およびエンジン技術に
関する研究討論会(アーヘン)」(1993年)の論文
集に発表された文献「タンク診断:確実な漏れ検出のた
めの新しい方法」により詳細に示されているように,漏
れの存在および場合によりその大きさが特定される。
【0021】ここで,気密試験の終了後,時間t2と時
間t3との間の時間間隔内(図1)でタンク系統内の診
断用過圧が降下されなければならない。
間t3との間の時間間隔内(図1)でタンク系統内の診
断用過圧が降下されなければならない。
【0022】これは,まず再生弁30(タンク通気弁)
が開かれることにより行われ,一方このとき,遮断手段
60(遮断弁)は閉じられたままである(図1aおよび
1b参照)。これと同時に,タンク系統内の圧力が圧力
センサ80により測定され,タンク系統内にほぼ周囲圧
力に対応する圧力が形成されたときにはじめて遮断手段
60(遮断弁)が開かれる。このように,内燃機関の吸
気管40内への吸引により過圧がある程度降下され,こ
れにより,たとえば吸着フィルタ20が飽和していると
きに存在する有害な炭化水素分子の大気への放出が回避
される。
が開かれることにより行われ,一方このとき,遮断手段
60(遮断弁)は閉じられたままである(図1aおよび
1b参照)。これと同時に,タンク系統内の圧力が圧力
センサ80により測定され,タンク系統内にほぼ周囲圧
力に対応する圧力が形成されたときにはじめて遮断手段
60(遮断弁)が開かれる。このように,内燃機関の吸
気管40内への吸引により過圧がある程度降下され,こ
れにより,たとえば吸着フィルタ20が飽和していると
きに存在する有害な炭化水素分子の大気への放出が回避
される。
【0023】タンク系統内の圧力を決定するために,燃
料タンク10の液面レベルを介して,実質的にポンプ動
力により与えられる診断用過圧を介して,および吸気管
圧力,したがって再生弁30(タンク通気弁)における
圧力差,および再生弁30の流量特性から求められる燃
料ベーパーの吸引量を介して,圧力を決定することもま
た可能である。この場合,圧力の決定は,(図示されて
いない)計算ユニットまたはアナログ技術,ディジタル
技術またはハイブリッド技術で構成されたその他の回路
ユニット内で行われることが好ましい。
料タンク10の液面レベルを介して,実質的にポンプ動
力により与えられる診断用過圧を介して,および吸気管
圧力,したがって再生弁30(タンク通気弁)における
圧力差,および再生弁30の流量特性から求められる燃
料ベーパーの吸引量を介して,圧力を決定することもま
た可能である。この場合,圧力の決定は,(図示されて
いない)計算ユニットまたはアナログ技術,ディジタル
技術またはハイブリッド技術で構成されたその他の回路
ユニット内で行われることが好ましい。
【0024】最後に,燃料タンク10の液面レベルのデ
ータ,診断用過圧のデータ,および燃料ベーパーの吸引
量のデータから,同様に,たとえば,アナログ技術,デ
ィジタル技術またはハイブリッド技術の回路ユニットと
して形成してもよい判定装置内で,圧力を評価すること
もまた可能である。
ータ,診断用過圧のデータ,および燃料ベーパーの吸引
量のデータから,同様に,たとえば,アナログ技術,デ
ィジタル技術またはハイブリッド技術の回路ユニットと
して形成してもよい判定装置内で,圧力を評価すること
もまた可能である。
【図1】タンク通気弁のデューティレシオの略時間線図
(図1a),遮断手段の開閉状態の略時間線図(図1
b),およびタンク系統内の大気に対する圧力の時間線
図(図1c)である。
(図1a),遮断手段の開閉状態の略時間線図(図1
b),およびタンク系統内の大気に対する圧力の時間線
図(図1c)である。
【図2】内燃機関付車両のタンク系統の既知の気密試験
装置の略系統図である。
装置の略系統図である。
10 燃料タンク 11,21,22 配管 20 吸着フィルタ 30 再生弁(タンク通気弁) 40 吸気管 41 絞り弁 50 ポンプ 50a 空気入口 60 遮断手段(遮断弁) 70 フィルタ 80 圧力センサ
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料タンクと,内燃機関の吸気管に結合
された再生弁と,再生弁が開いているときに燃料タンク
と再生弁との間に設けられた吸着フィルタを介して燃料
ベーパーが吸気管内に吸引される前記吸着フィルタと,
および吸着フィルタの通気配管を気密状態に密閉するた
めの遮断手段とを備え,ポンプによりタンク系統内に診
断用過圧が形成され,および気密試験の終了後診断用過
圧が降下される内燃機関付車両のタンク系統の気密試験
方法において,診断用過圧を降下させるためにまず再生
弁(30)が開放されることと,タンク系統内の圧力が
測定されることと,およびタンク系統内にほぼ大気圧に
対応する圧力が形成されたときにはじめて遮断手段(6
0)が開放されることと,を特徴とする内燃機関付車両
のタンク系統の気密試験方法。 - 【請求項2】 タンク系統内の圧力が,燃料タンク(1
0)内の圧力と大気圧との間の差圧を測定する,燃料タ
ンク(10)内に設けられた圧力センサ(80)により
決定されることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 タンク系統内の圧力が,燃料ベーパーの
吸引量および/または診断用過圧および/または燃料タ
ンクの液面レベルを介して決定されることを特徴とする
請求項1の方法。 - 【請求項4】 圧力が計算ユニット内で計算されること
を特徴とする請求項3の方法。 - 【請求項5】 圧力が判定装置内で評価されることを特
徴とする請求項3の方法。 - 【請求項6】 再生弁(30)がタンク通気弁であり,
吸着フィルタ(20)が活性炭フィルタであることを特
徴とする請求項1ないし5のいずれかの方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19607771 | 1996-03-01 | ||
DE19607771.0 | 1996-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242633A true JPH09242633A (ja) | 1997-09-16 |
JP3886587B2 JP3886587B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=7786841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03895897A Expired - Fee Related JP3886587B2 (ja) | 1996-03-01 | 1997-02-24 | 内燃機関付車両のタンク系統の気密試験方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5794599A (ja) |
JP (1) | JP3886587B2 (ja) |
DE (1) | DE19708329A1 (ja) |
SE (1) | SE510750C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110031160A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-19 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 燃油蒸发泄漏检测***及方法 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE19836295B4 (de) * | 1998-08-11 | 2004-07-08 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Prüfung der Funktionsfähigkeit einer Tankentlüftungsanlage eines Fahrzeugs |
JP2000161151A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-13 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 |
US6334355B1 (en) * | 2000-01-19 | 2002-01-01 | Delphi Technologies, Inc. | Enhanced vacuum decay diagnostic and integration with purge function |
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JP3540286B2 (ja) * | 2001-04-13 | 2004-07-07 | 株式会社デンソー | 燃料蒸気処理装置 |
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