JPH09239870A - 段ボール箱組立方法及び装置 - Google Patents

段ボール箱組立方法及び装置

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JPH09239870A
JPH09239870A JP8049905A JP4990596A JPH09239870A JP H09239870 A JPH09239870 A JP H09239870A JP 8049905 A JP8049905 A JP 8049905A JP 4990596 A JP4990596 A JP 4990596A JP H09239870 A JPH09239870 A JP H09239870A
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JP
Japan
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surface portion
molding member
jig
cardboard box
folded
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JP8049905A
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English (en)
Inventor
Masao Hirota
正雄 廣田
Fumitomo Funaiwa
郁朋 船岩
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板状の段ボール箱材料2を敏速に組み立て
る方法及びその方法に使用する簡単な構成の装置を提供
する。 【解決手段】 支持板12に第一成形部材14、第二成
形部材15、第三成形部材16を立設した第一治具11
に段ボール箱材料2を乗せ、その上から第二治具31を
下降させて段ボール箱材料2の底面部2aを、第一成形
部材14、第二成形部材15で囲まれた凹部に押し込む
ことで、まず4隅の補強片2cを少し起こし、次いで4
辺の第一側面部2b、第二側面部2dを起こして段ボー
ル箱材料2を箱状に組み立て、その後、第一治具11に
設けている折り込み爪22を回動させることで、直立状
態の段ボール箱材料2の折り返し部2eを内側に折り込
み、段ボール箱を組み立てる構成とし、敏速且つ簡単に
段ボール箱を組み立て可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定形状に打ち抜
かれ且つ必要な個所に折り目線を形成した平板状の段ボ
ール箱材料を箱状に起こして組み立てる段ボール箱組立
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より種々な形式の段ボール箱が広く
使用されており、その1例として、図8(e)に示すよ
うな浅い段ボール箱1が、電化製品などに添付されてい
る部品箱、或いはトマト等の野菜を入れる箱として使用
されている。この段ボール箱1は、段ボール平板を図7
に示す形状に打ち抜き且つ必要な個所に罫線などの折り
目線を入れた平板状の段ボール箱材料2を組み立てて作
られている。ここで、図7に示す段ボール箱材料2は、
矩形状の底面部2aと、その底面部2aをはさむ2辺に
それぞれ折り目線3aを介して連設された第一側面部2
bと、その第一側面部2bの両端にそれぞれ折り目線3
bを介して連設された補強片2cと、前記底面部2aの
第一側面部2bを連設した2辺とは別の2辺にそれぞれ
折り目線33cを介して連設された第二側面部2dと、
その第二側面部2dの先端に近接した2本の折り目線3
d、3eを介して連設された折り返し部2eと、その先
端に形成された爪部2fと、底面部2aの折り目線3c
に接する位置に爪部2fを挿入可能に形成された爪挿入
穴4とを備えたものである。
【0003】従来、この平板状の段ボール箱材料2を段
ボール箱1に組み立てる作業は人手によって、図8に示
す手順で行っていた。すなわち、図8(a)に示す平板
状の段ボール箱材料2を用意し、まず、4つの補強片2
cを順次、折り目線3bを利用して直角に起立させて図
8(b)に示す状態とし、次に、両側の第一側面部2b
を順次、折り目線3aを利用して直角に起立させて図8
(c)に示す状態とし、その後、両側の第二側面部2d
をその先端の折り返し部2eと共に順次、折り目線3c
を利用して直角に起立させて図8(d)に示す状態と
し、最後に両側の折り返し部2eを順次、折り目線3
d、3eを利用して内側に折り込み、第二側面部2d及
びその内側に位置する補強片2cの内面に折り重ねて補
強片2cを包み込むと共に先端の爪部2fを爪挿入穴4
(図7参照)に挿入し、図8(e)に示す段ボール箱1
に組み立てていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
よって段ボール箱を組み立てる場合、組立に時間がかか
って生産性が悪く、しかも作業者に対する作業負担が大
きいばかりでなく作業者の手が痛くなるなどの問題があ
った。
【0005】そこで、この組立作業の自動化が望まれて
いるが、組立には図7(a)〜(e)に示したような複
数の工程があって複雑であるため、自動化が困難であ
り、且つそれぞれの工程を自動化できたとしても組立終
了までに時間がかかり、生産性が悪いものとなる。
【0006】なお、矩形状の底面部の周囲の4辺にそれ
ぞれ矩形状の側面部のみを連設した熱可塑性樹脂製の原
板を、成形用ブロックで囲まれた凹部内に押し込むこと
で、4つの側面部を同時に底面部に対して直角に起立さ
せ、且つ隣接した側面部の端縁を熱溶着して箱を組み立
てる装置が実開平1−64405号公報に提案されてい
る。従って、この機構を、図8に示す段ボール箱材料1
の第一及び第二側面部の起立に利用することが考えられ
る。しかしながら、段ボール箱材料1には補強片2cが
存在するため、単に実開平1−64405号の機構を適
用しただけでは補強片2cの折り込みができず、そのた
め、別に補強片2cのみを折り込むための装置を設ける
必要がある。また、折り返し部2eの折り返しを行うこ
ともできず、そのための装置を必要とし、結局装置が複
雑となる。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、図7に示す形状の段ボール箱材料を、敏速に組
み立てることを可能とする方法及び、その方法の実施に
使用する簡単な構成の装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、平板状の段ボール箱材料を、成形部材で囲
まれた凹部を備えた第一治具に乗せ、第二治具でその凹
部内に押し込み、まず4個の補強片をほぼ同時に第一側
面部に対して少し起立させ、次いで、第一側面部及び第
二側面部をほぼ同時に底面部に対して起立させてその底
面部に対して直角とし、その後、第二側面部先端の折り
返し部を内側に折り曲げ、第二側面部及びその内側に位
置する補強片の内面に折り重ねるようにしたものであ
る。この構成により、単に段ボール箱材料を第一治具内
に第二治具で押し込むことで、第一側面部及び第二側面
部を底面部に対して直角に起立させて箱状とし且つその
第二側面部の内側に補強片を折り込んだ状態〔図8
(d)に示す状態〕とすることができ、その後単に折り
返し部を内側に折り込むことで段ボール箱の組立を行う
ことができ、敏速に組立を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の段ボール箱組立装置は、
第一治具に、段ボール箱材料の第一側面部、第二側面部
及び補強片をそれぞれ起立させるように案内する第一成
形部材、第二成形部材及び第三成形部材を設けると共
に、その第一治具に対して段ボール箱材料を押し込む第
二治具を設け、且つ、前記第一成形部材、第二成形部材
及び第三成形部材を、段ボール箱材料を前記第二治具で
押し込んで行った際に、まず第三成形部材が補強片を第
一側面部に対して少し起立させ、その後、第一成形部材
及び第二成形部材が第一側面部及び第二側面部を起立さ
せ、段ボール箱材料を所定位置まで押し込んだ際には第
一側面部及び第二側面部を底面部に対して直角になるま
で起立させる形状とするという構成を備え、更に、前記
第一治具の凹部内に押し込まれて箱状に起こされた段ボ
ール箱材料の第二側面部先端の折り返し部を内側に折り
曲げる折り込み手段を設けるという構成を備えたもので
ある。
【0010】上記のように構成された段ボール箱組立装
置では、第一治具上の所定位置に段ボール箱材料を置
き、第二治具でその段ボール箱材料を第一治具内に押し
込んで行くと、まず第三成形部材が補強片を第一側面部
に対して少し起立させ、その後、第一成形部材及び第二
成形部材が第一側面部及び第二側面部を起立させるの
で、補強片が第二側面部の内側に入り込み、その状態で
第一側面部及び第二側面部が直角に起こされて箱状とな
る。その後、折り込み手段を作動させると、その折り込
み手段が、箱状に起こされた段ボール箱材料の第二側面
部先端の折り返し部を内側に折り曲げ、第二側面部及び
その内側に位置する補強片の内面に折り重ねることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例による段ボール箱組立装置の主要部品
を示す概略斜視図、図2はその装置をY軸方向に見た概
略中央断面図、図3はその装置をX軸方向に見た概略中
央断面図である。11は下型として作用する第一治具で
あり、水平に配置された支持板12と、その上面に立設
された多数のリブからなる成形部材、すなわち、第一成
形部材14、第二成形部材15、第三成形部材16を備
えている。
【0012】ここで、第一成形部材14、第二成形部材
15、第三成形部材16はそれぞれ、平板状の段ボール
箱材料2を第一治具11上の所定位置に置いた時に、そ
の段ボール箱材料2の第一側面部2b、第二側面部2d
(及び折り返し部2e)、補強片2cに対応する位置に
配置されており、且つ段ボール箱材料2の底面部2a
を、第一成形部材14及び第二成形部材15で囲まれた
凹部内に押し込んだ際に、第一側面部2b、第二側面部
2d(及び折り返し部2e)、補強片2cをそれぞれ起
立させるように案内する形状に作られている。更に、第
三成形部材16は、第一成形部材14及び第二成形部材
15よりも高く形成されており、従って、第一治具11
の上に平板状の段ボール箱材料2を乗せた時にはその段
ボール箱材料2を第三成形部材16のみで支持してお
り、このため、この段ボール箱材料2の底面部2aを押
し下げると、先ず4隅の補強片2cのみが第一側面部2
bに対して起立することとなる。第一成形部材14及び
第二成形部材15は、ほぼ同一高さ、同一形状に作られ
ており且つ段ボール箱材料2の底面部2aを押し込んで
行く際に、第一側面部2bと第二側面部2d(及び折り
返し部2e)をほぼ同時に起立させ、底面部2aを支持
板12に押し付けた時には底面部に対して直角となるま
で起立させる形状に作られている。なお、本実施例では
成形部材14、15、16が複数の薄いリブで構成され
ているが、この代わりに厚いブロック状のもので構成し
てもよい。ただし、実施例のように複数のリブを用いる
と、装置を軽量化できコストダウンを図ることができる
利点が得られるので好ましい。
【0013】第一治具11には、第一成形部材14と第
二成形部材15で囲まれた凹部内に押し込まれて箱状に
起こされた段ボール箱材料の第二側面部先端の折り返し
部2eを内側に折り曲げる折り込み手段20が設けられ
ている。本実施例における折り込み手段20は、第二成
形部材15、第三成形部材16に回転可能に保持された
回転軸21と、その回転軸21に取り付けられた一対の
L字型の折り込み爪22と、回転軸21を往復回転させ
るロータリーアクチュエータ23を備えており、一対の
折り込み爪22の回動によって折り返し部2eを折り曲
げるようになっている。ここで、一対の折り込み爪22
はなるべく折り返し部2eの両端近傍に接触するように
配置しておくことが好ましい。その構成とすると、折り
返し部2eを折り目線3d、3eで安定して折り曲げる
ことができる。なお、折り込み爪22は一対設ける場合
に限らず、中央部に1個のみ設けるとか、或いは3個以
上設ける等の変更を行ってもよい。
【0014】第一治具11の上方には、上型として作用
する第二治具31がエアシリンダ32によって昇降する
ように配置されている。この第二治具31は、第一治具
11上に置かれた段ボール箱材料2を、その底面部2a
を押して第一成形部材14及び第二成形部材15で囲ま
れた凹部内に押し込むための平板33を備えている。更
に、その平板33の上面には、一対の爪押込部材34
と、その一対の爪押込部材34を拡がったり狭まったり
するように移動させるエアシリンダ35が設けられてい
る。この爪押込部材34は、第二治具31が段ボール箱
材料2を第一治具11内に押し込んで箱状に組み立てた
際に、その段ボール箱材料2の第二側面部2dの中央に
対向するように配置されており、第二側面部2dの内面
側に折り込まれた折り返し部2eを、内側から第二側面
部2dに押し付け、先端の爪部2fを爪挿入穴4に挿入
させるためのものである。この爪押込部材34は、先端
が下向きに湾曲して、平板33の下面にほぼ等しい位置
まで延びた爪状となっており、このため、折り返し部2
eの先端の爪部2fを確実に押して爪挿入穴4に押し込
むことができる。
【0015】なお、図2、図3において、40、41は
第一治具11上に乗せられる段ボール箱材料2を所定位
置に位置決めするための当てである。
【0016】以上の構成になる段ボール箱組立装置によ
る組立方法を、図4、図5、図6を参照して説明する。
なお、以下の動作は、段ボール箱材料2の供給及び組み
立てた段ボール箱1の排出以外は、図示しないシーケン
ス制御装置によってシーケンス制御されるものである。
【0017】 第二治具31を上方に待機させた状態
で、作業者が段ボール箱材料2を第一治具11の上に送
り込み、当て40、41に合わせて所定位置にセットす
る。この時、段ボール箱材料2は4隅にある補強片2c
が第三成形部材16によって保持されている〔図4
(A)、(a)参照〕。段ボール箱材料2が所定位置に
セットされると、第二治具31が降下を開始する。
【0018】 第二治具31が段ボール箱材料2の底
面部2aに接触し、それを押し下げて行く。この時、4
隅にある補強片2cは第三成形部材16によって降下を
阻止されるため、底面部2aと共に降下する第一側面部
2bの端部の折り目線3b(図7参照)で折れ曲がり、
第一側面部2bに対して立ち上がってゆく〔図4
(B)、(b)参照〕。
【0019】 更に第二治具31が降下を続け、段ボ
ール箱材料2を押し下げてゆくと、今度は第一側面部2
bと第二側面部2d(及び折り返し部2e)が第一成形
部材14と第二成形部材15に突き当たり、立ち上げら
れてゆく〔図4(C)、(c)参照〕。この際、先に立
ち上げられた補強片2cは第一側面部2bの立ち上がり
と共に内側に回転し、第二側面部2dの内側に入る。ま
た、第一成形部材14と第二成形部材15はほぼ同一高
さ、同一形状としているので、段ボール箱材料2を押し
込んで行って第一側面部2bと第二側面部2dを立ち上
げる際、段ボール箱材料2の中心に向かって同時に力の
反力が集まるようになり、段ボール箱材料2に位置ずれ
を起こしにくい。このため、底面部2aの4辺の折り目
線3a、3c(図7参照)で良好に折り曲げることがで
きる。なお、箱の寸法によっては、第一成形部材14と
第二成形部材15の高さを変え、第一側面部2bの立ち
上がりと、第二側面部2dの立ち上がりのタイミングを
異ならせてもよい。
【0020】 第二治具31が更に降下し、段ボール
箱材料2の底面部2aを第一治具11の支持板12に押
し付けると停止する。この時、第一側面部2b及び第二
側面部2d(及び折り返し部2e)はそれぞれ底面部2
aに対して直角に起立した状態となり、段ボール箱材料
2はおおまかに箱の形になる〔図4(D)、(d)参
照〕。このように、この段ボール箱組立装置では、単に
第二治具31を降下させるだけの1ストロークで、平板
状の段ボール箱材料2の補強片2cを起立させ、第一側
面部2b、第二側面部2d(及びその先端き折り返し部
2e)を起立させ、おおまかに箱の形に組み立てること
ができ、組立の高速化、構造の単純化が図られている。
【0021】 次に、折り込み手段20が作動し、折
り込み爪22を回転させ、直立状態であった折り返し部
2eを内方に押し、折り目線3d(図7参照)のところ
で折り曲げる〔図5(A)、(a)参照〕。この時、折
り込み爪22が折り返し部2eの端部近傍を押すが、そ
の位置の下方には補強片2cがあって第二側面部2dを
支えたようになっているので、折り返し部2eはその補
強片2cの上端のところの折り目線3dで安定して折り
曲げられる。
【0022】 その後も折り込み爪22が更に回転
し、折り返し部2eを折り目線3eのところで折り曲
げ、第二側面部2dの内側に折り込んでゆく。そして、
折り返し部2eは先端の爪部2fが底面部2aに当たっ
て止まる〔図5(B)、(b)参照〕。
【0023】 次いで、第二治具31に設けている一
対の爪押込部材34が拡がり、折り返し部2eの先端の
爪部2fを、底面部2aに設けている爪挿入穴4まで押
し込んで入れる〔図5(C)、(c)参照〕。これによ
り、箱組立が終了し、段ボール箱1が組み立てられ、こ
のあと段ボール箱1の取出を行う。
【0024】 折り込み爪22が元の位置に戻り〔図
6(A)、(a)参照〕、次いで、第二治具31が上方
に戻る。この時、一対の爪押込部材34は開いた状態と
なっていて、組み立てられた段ボール箱1の内面に押し
付けられているので、第二治具31を上方に持ち上げた
時、一対の爪押込部材34が段ボール箱1を保持し、そ
のまま上方に持ち上げ、第一治具11の上方に取り出す
〔図6(B)、(b)参照〕。
【0025】 その後、一対の爪押込部材34が元の
状態に狭まり、段ボール箱1の保持を解除する。これに
より段ボール箱1は自重により落下する〔図6(C)、
(c)参照〕ので、それを人手で適当な位置に排出す
る。以上のようにして、段ボール箱の自動組立が行われ
る。
【0026】なお、上記の動作説明では、最初の段ボー
ル箱材料2のセット及び段ボール箱1の排出を人手で行
うものとして説明したが、もちろん、適当なハンドリン
グ装置を使用することによりこの動作を自動化してもよ
い。
【0027】上記実施例の段ボール箱組立装置では、折
り込み爪22で折り返し部2eを箱の内面側に折り込ん
だ後、第二治具31に設けている爪押込部材34で押し
て、先端の爪部2fを爪挿入穴4に挿入させる構成とし
ている。しかしながら、本発明はこの構成に限らず、爪
押込部材34を省略し、折り込み爪22のみによって、
折り返し部2eを最終位置まで折り曲げる構成としても
よい。しかしながら、爪部2fを底面部2aに設けてい
る爪挿入穴4に押し込むには、爪部2fを底面部2aを
擦りながら移動させる必要があり、折り込み爪22の回
動のみでその動作を行うのは困難な場合がある。これに
対し、本実施例のように爪押込部材34で爪部を直線状
に押す構成とすると、爪部2fを安定して且つ確実に押
して爪挿入穴4に挿入させることができる利点が得られ
る。なお、爪押込部材34を設けると、その分構造が複
雑となると共に余計な動作ストロークを必要とするが、
この爪押込部材34は組み立てた段ボール箱1を第一治
具11から取り出す作用を果たしており、従って、別に
箱取り出し機構を設ける必要がなく、また、別に箱取り
出しストロークを必要としない。このため、全体として
見れば、装置の構造を複雑化させるとか、必要な動作ス
トロークを多くするということはない。かくして、本実
施例では、構造の単純化が図られ、高速で組立のできる
安価な段ボール箱組立装置を実現することができた。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明方法は、
平板状の段ボール箱材料を、まず4個の補強片をほぼ同
時に第一側面部に対して少し起立させ、次いで、第一側
面部及び第二側面部をほぼ同時に底面部に対して起立さ
せるようにしたことにより、単純な動作ストロークで第
一側面部及び第二側面部を底面部に対して直角に起立さ
せて箱状とし且つその第二側面部の内側に補強片を折り
込んだ状態〔図8(d)に示す状態〕とすることがで
き、その後、折り返し部を内側に折り込むことで段ボー
ル箱の組立を行うことができ、簡単且つ敏速に段ボール
箱の組立を行うことができるという効果を有している。
【0029】本発明装置は、第一治具に、段ボール箱材
料の第一側面部、第二側面部及び補強片をそれぞれ起立
させるように案内する第一成形部材、第二成形部材及び
第三成形部材を設け且つその第一成形部材、第二成形部
材及び第三成形部材を、段ボール箱材料を第一成形部材
及び第二成形部材で囲まれた凹部内に第二治具で押し込
んでいった際に、まず第三成形部材が補強片を第一側面
部に対して少し起立させ、その後、第一成形部材及び第
二成形部材が第一側面部及び第二側面部を起立させ、段
ボール箱材料を所定位置まで押し込んだ際には第一側面
部及び第二側面部が底面部に対して直角となるまで起こ
す形状としたことにより、第一治具上に置かれた段ボー
ル箱材料を第二治具で押し込んで行くという1ストロー
クで、第一側面部及び第二側面部を底面部に対して直角
に起立させて箱状とし且つその第二側面部の内側に補強
片を折り込んだ状態〔図8(d)に示す状態〕とするこ
とができ、更に、前記第一治具の凹部内に押し込まれて
箱状に起こされた段ボール箱材料の第二側面部先端の折
り返し部を内側に折り曲げる折り込み手段を設けたこと
により、箱状に起こした段ボール箱材料を移し変えるこ
となくその位置で、折り込み手段によって折り返し部を
内側に折り込んで段ボール箱の組立を行うことができ
る。かくして、本発明では、構造の単純化が図られ、高
速で段ボール箱の組み立ての出来る安価な段ボール箱組
立装置を実現することができるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による段ボール箱組立装置の
主要部品を示す概略斜視図
【図2】図1に示す段ボール箱組立装置をY軸方向に見
た概略中央断面図
【図3】図1に示す段ボール箱組立装置をX軸方向に見
た概略中央断面図
【図4】図1に示す段ボール箱組立装置の動作を示すも
ので、(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ異な
る作動状態を示すY軸方向に見た概略中央断面図、
(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ(A)、
(B)、(C)、(D)に対応するX軸方向に見た概略
中央断面図
【図5】図4に示す段ボール箱組立装置の動作の続きを
示すもので、(A)、(B)、(C)はそれぞれ異なる
作動状態を示すY軸方向に見た概略中央断面図、
(a)、(b)、(c)はそれぞれ(A)、(B)、
(C)に対応するX軸方向に見た概略中央断面図
【図6】図5に示す段ボール箱組立装置の動作の続きを
示すもので、(A)、(B)、(C)はそれぞれ異なる
作動状態を示すY軸方向に見た概略中央断面図、
(a)、(b)、(c)はそれぞれ(A)、(B)、
(C)に対応するX軸方向に見た概略中央断面図
【図7】段ボール箱に組み立てる前の平板状の段ボール
箱材料の概略斜視図
【図8】図7に示す段ボール箱材料の組立手順を示す概
略斜視図
【符号の説明】
1 段ボール箱 2 段ボール箱材料 2a 底面部 2b 第一側面部 2c 補強片 2d 第二側面部 2e 折り返し部 2f 爪部 3a、3b、3c、3d、3e 折り目線 11 第一治具 12 支持板 14 第一成形部材 15 第二成形部材 16 第三成形部材 20 折り込み手段 21 回転軸 22 折り込み爪 23 ロータリーアクチュエータ 31 第二治具 32 エアシリンダ 33 平板 34 爪押込部材 35 エアシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の底面部と、その底面部をはさむ
    2辺にそれぞれ折り目線を介して連設された第一側面部
    と、その第一側面部の両端にそれぞれ折り目線を介して
    連設された補強片と、前記底面部の第一側面部を連設し
    た2辺とは別の2辺にそれぞれ折り目線を介して連設さ
    れた第二側面部と、その第二側面部の先端に折り目線を
    介して連設された折り返し部とを備えた平板状の段ボー
    ル箱材料を段ボール箱に組み立てる方法であって、まず
    4個の補強片をほぼ同時に第一側面部に対して少し起立
    させ、次いで、前記第一側面部及び第二側面部をほぼ同
    時に底面部に対して起立させて前記底面部に対して直角
    とし、その後、第二側面部先端の折り返し部を内側に折
    り曲げ、第二側面部及びその内側に位置する補強片の内
    面に折り重ねることを特徴とする段ボール箱組立方法。
  2. 【請求項2】 矩形状の底面部と、その底面部をはさむ
    2辺にそれぞれ折り目線を介して連設された第一側面部
    と、その第一側面部の両端にそれぞれ折り目線を介して
    連設された補強片と、前記底面部の第一側面部を連設し
    た2辺とは別の2辺にそれぞれ折り目線を介して連設さ
    れた第二側面部と、その第二側面部の先端に折り目線を
    介して連設された折り返し部とを備えた平板状の段ボー
    ル箱材料を段ボール箱に組み立てるための装置であっ
    て、前記平板状の段ボール箱材料の第一側面部、第二側
    面部及び補強片をそれぞれ起立させるように案内する第
    一成形部材、第二成形部材及び第三成形部材を備えた第
    一治具と、その第一治具上に置かれた段ボール箱材料
    を、その底面部を押して前記第一成形部材及び第二成形
    部材で囲まれた凹部内に押し込む第二治具と、前記第一
    治具の凹部内に押し込まれて箱状に起こされた段ボール
    箱材料の第二側面部先端の折り返し部を内側に折り曲げ
    る折り込み手段とを有し、前記第一治具に設けている第
    一成形部材、第二成形部材及び第三成形部材は、段ボー
    ル箱材料を前記第二治具で押し込んでゆく際、まず第三
    成形部材が補強片を第一側面部に対して少し起立させ、
    その後、第一成形部材及び第二成形部材が第一側面部及
    び第二側面部を起立させ、段ボール箱材料を所定位置ま
    で押し込んだ際には第一側面部及び第二側面部を底面部
    に対して直角になるまで起立させる形状を有しているこ
    とを特徴とする段ボール箱組立装置。
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