JPH09239581A - 内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構 - Google Patents

内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構

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JPH09239581A
JPH09239581A JP8051464A JP5146496A JPH09239581A JP H09239581 A JPH09239581 A JP H09239581A JP 8051464 A JP8051464 A JP 8051464A JP 5146496 A JP5146496 A JP 5146496A JP H09239581 A JPH09239581 A JP H09239581A
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JP
Japan
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pipe
air
rod
shaped member
node ring
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Withdrawn
Application number
JP8051464A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Akaha
敏一 赤羽
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節輪内面にドロスが付着せず、ドロス除去の
後工程を必要としない内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機
構を提供する。 【解決手段】 節輪の基材であるパイプ1の内径より小
径な棒状部材2をパイプ1内に挿入自在に設ける。棒状
部材2の外周には螺旋状の溝27を設けるとともに、内
部に形成した空気導入口29に連通する空気噴出口30
を溝27部に設ける。そして、棒状部材1を回転及び前
後動をさせつ空気噴出口30より空気を噴出させ、レー
ザ8によりパイプ1を切断する際に発生するドロス28
を、空気噴出口30から噴出する空気によりパイプ1の
外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の操作部の
操作により湾曲自在に作動する内視鏡湾曲管を構成する
節輪をレーザで切断して製造する内視鏡湾曲管節輪の加
工装置の機構に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡湾曲管節輪のレーザ加工装置の機
構としては、例えば特開昭60−49884号公報記載
の発明があるのでこれを引用して従来技術を説明する。
上記発明は、図5及び図6に示すように、回転可能な回
転治具44には長尺パイプ40が取着されている。長尺
パイプ40の内部には同軸的かつ長尺パイプ40と同期
回転する遮光体41が設けられている。遮光体41は比
較的熱伝導性の良好な例えば銅やアルミニウム等の金属
性の管体もしくは棒状体からなっている。
【0003】上記構成の装置を用いての長尺パイプ40
の切断方法は、アシストガス管47よりアシストガス5
0を供給して伝送管46の下端よりアシストガス50を
噴出しつつ、レーザ光45を長尺パイプ40の外周側か
ら照射して長尺パイプ40を切断する方法である。そし
て、この切断時に発生するドロス48を遮光体41に付
着させ、図7に示すように、節輪51の内径側にドロス
48が付着しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては以下のような欠点がある。即ち、特開昭60
−49884号公報の記載の発明においては、管状もし
くは棒状の遮光体41の形状から、レーザ切断時のドロ
ス48が遮光体41に当たって跳ね返り、長尺パイプ4
0内面に付着するという不具合があった。すなわち、遮
光体41の形状が大きく影響していた。その結果、加工
点の反対側の内面に付着したドロス48は湾曲管内を挿
通するファイバーやワイヤーに引っかかりを生じ、操作
しずらくなる。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、請求項1、2の共通の目的は、節輪内
面にドロスが付着せず、ドロス除去の後工程を必要とし
ない内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成した。請求項1の発明
は、内視鏡湾曲管の節輪をレーザで切断して製造する内
視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構において、前記節輪の
基材であるパイプ内径より小径で、その外周に螺旋状の
溝を設けるとともに、その内部に形成した空気導入口に
連通する空気噴出口を外周に設けた金属性の棒状部材
と、前記パイプ内に前記棒状部材を配設するとともに、
前記棒状部材を回転及び前後動をさせつつ前記空気噴出
口より空気を噴出させる手段を有することとした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の棒状部材の
形状が、外周に複数のV形溝を有することとした。
【0008】次に、本発明の作用を説明する。本発明の
内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構では、パイプをレー
ザにより切断する際に発生したドロスは、前記棒状部材
の外周に設けた空気噴出口より噴出する空気により直ち
に冷却され、パイプの内径側に焼き付き付着する温度以
下になって固化するとともに、空気噴出口より噴出する
空気により効率良くパイプ外へ排出される。
【0009】また、切断の際にパイプを通過したレーザ
光は、前記棒状部材の螺旋状の溝面またはV形状の溝面
に当たり、棒状部材の回転及び前後動に伴う前記溝の回
転及び前後の動きにより乱反射するので、前記レーザ光
が一定位置に当たって前記棒状部材やパイプ内面を損傷
加工してしまうことを防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]本発明の実施の形態1を図1に
基づいて説明する。図1は本実施の形態1の加工装置の
機構を示す概略構成図である。図1において、パイプ1
は、チャック爪3により把持されておりチャック5を介
してスピンドル6に連結されている。スピンドル6はテ
ーブル7に締結されている軸受け4によりQ方向に回転
可能に構成されている。軸受け4にはモータ16が取付
けられており、モータ16の回転軸にはプーリ17が挿
着されている。又、スピンドル6にはプーリ13が挿着
されており、このプーリ13はベルト15によりプーリ
17と連結されている。又、パイプ1は不図示のモータ
及びボールネジにより駆動されるテーブル7によって、
パイプ1の軸方向であるX方向に移動自在となってい
る。
【0011】パイプ1の内部に挿入される棒状部材2
は、その先端部(図において左側)の外周に螺旋状の溝
27が設けられているとともに、その外周の径はパイプ
1の内径より小径に作られている。棒状部材2は不図示
の回転装置によりP方向に回転可能であり、又、棒状部
材2の軸方向であるY方向(前後方向)へ不図示の移動
装置により移動自在になっている。なお、本実施の形態
では、パイプ1の回転のQ方向と、棒状部材2の回転の
方向Pは、逆方向であるが、互いの回転方向を限定する
ものではない。
【0012】次に、図2、図3を用いて、棒状部材2を
詳細に説明する。図2において、棒状部材2の外周の螺
旋状の溝27の部分には、空気噴出口30が設けられて
いる。この空気噴出口30は、図3に示すように、棒状
部材2の外周に放射状に複数箇所設けられており、棒状
部材2の内部に設けた空気導入口29にそれぞれ連通さ
れている。各空気噴出口30は、それぞれ空気導入口2
9の開口側(図において右側)に向かって傾斜するよう
に形成されている。因って図2において、空気19は空
気導入口29を介して空気噴出口30より噴出され、噴
出された空気19は棒状部材2を挿入したパイプ1の端
部からパイプ1の外へ出るようになっている。
【0013】一方、パイプ1を切断するレーザ8は、パ
イプ1の切断面上に焦点を結ぶようにレンズ11が配設
され、レーザ8の光軸の中心はパイプ1の中心軸と交差
するように配置されている。又、レーザ8によるパイプ
1の切断の際には、ノズル12からアシストガス管9を
介してアシストガス10がパイプ1の外周面に向かって
噴出するようになっている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。パイプ
1を所定の切断部に位置決めした後、レーザ8のシャッ
ターを開く。このとき、パイプ1をプーリ13、ベルト
15及びプーリ17を介して伝達されるモータ16の動
力により回転しつつ、テーブル7をX方向に移動させる
とレーザ8はパイプ1の上面外周に順次照射され、所望
の形状の節輪の切断加工が行われる。この際、外周に螺
旋状の溝27を有する棒状部材2を不図示の回転装置に
よりP方向に回転しY方向(前後方向)に移動させる。
【0015】又、図2において、空気19を空気導入口
29を介して空気噴出口30より噴出させる。このと
き、レーザ8により切断する際に発生したドロス28
は、棒状部材2の外周に設けられた空気噴出口30より
噴出させられた空気19が空気噴出口30の傾斜により
パイプの外(R方向)に向かって噴出するため、空気の
流れに従って効率良くパイプ1の外(R方向)へ排出さ
れる。又、切断の際パイプを通過したレーザ光は螺旋状
の溝27面に当たり前記溝27の回転及び前後の動きに
より乱反射する。
【0016】本発明の実施の形態1によれば、空気噴出
口30により噴出される空気により、ドロス28が冷却
されて固化するとともに、固化したドロス28が空気の
流れによりパイプ1の外に排出されるため、パイプ1の
内面にドロス28が付着せず、後工程のドロス除去作業
を必要としない節輪が得られる。さらに、切断の際にパ
イプを通過したレーザ光が棒状部材2の溝27面により
乱反射され、前記レーザ光が一定位置に当たって棒状部
材やパイプ内面を損傷加工してしまうことを防止するこ
とができる。因って、高品質な湾曲管節輪を得ることが
でき湾曲管内に挿通されるファイバーやワイヤーを切断
する危険性の全くない高性能な内視鏡を提供することが
できる。
【0017】[発明の実施の形態2]本発明の実施の形
態2を図4に基づいて説明する。図4は本実施の形態2
の加工装置の機構を示す概略構成図である。本発明の実
施の形態2は、棒状部材2Bの外周に設けた溝の形状
を、実施の形態1の螺旋状の溝27に代えて、複数のV
形溝27Bに形成した点に特徴を有する。その他の構成
は、実施の形態1と同様であり、実施の形態1と同一な
構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【0018】本実施の形態2の作用は、実施の形態1の
作用と同様であるので、その説明を省略する。
【0019】本発明の実施の形態1の効果を説明する。
棒状部材2Bの外周の溝が、実施の形態1では螺旋状形
状の溝27であるのに対し、本実施の形態2は、複数の
V形溝27Bとしたので空気噴出口30の穴開けの位置
決めが容易であり、その工作が容易である。その他の効
果は、実施の形態1の効果と同様である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば以下の効
果を得ることができる。請求項1の発明によれば、パイ
プの内径部に挿入した棒状部材の空気噴出口がら噴出す
る空気により、パイプの切断時に発生するドロスがパイ
プ内から固化した状態で排出されるので、パイプの内面
にドロスが付着せず、後工程のドロス除去作業を必要と
しない高品質な湾曲管節輪を得ることができる。因っ
て、湾曲管内に挿入されるファイバーやワイヤーを切断
する危険性の全くない高性能な内視鏡を提供することが
できる。
【0021】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、棒状部材を容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1の要部を拡大して示す詳
細図である。
【図3】本発明の実施の形態1の棒状部材を示す部分拡
大詳細図で、図3(A)は縦断面図、図3(B)は横断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す部分詳細図であ
る。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2、2B 棒状部材 8 レーザ 19 空気 27 螺旋状溝 27B V形溝 29 空気導入口 30 空気噴出口 P パイプの回転方向 Y パイプの前後動方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡湾曲管の節輪をレーザで切断して
    製造する内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構において、
    前記節輪の基材であるパイプ内径より小径で、その外周
    に螺旋状の溝を設けるとともに、その内部に形成した空
    気導入口に連通する空気噴出口を外周に設けた金属性の
    棒状部材と、前記パイプ内に前記棒状部材を配設すると
    ともに、前記棒状部材を回転及び前後動をさせつつ前記
    空気噴出口より空気を噴出させる手段を有することを特
    徴とする内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構。
  2. 【請求項2】 前記棒状部材の形状が、外周に複数のV
    形溝を有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡湾
    曲管節輪の加工装置の機構。
JP8051464A 1996-03-08 1996-03-08 内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構 Withdrawn JPH09239581A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8051464A JPH09239581A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 内視鏡湾曲管節輪の加工装置の機構

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JP (1) JPH09239581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298422A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nidec Tosok Corp 内径測定ノズル
WO2019185002A1 (zh) * 2018-03-29 2019-10-03 上海名古屋精密工具股份有限公司 激光加工工件的方法及其在刀具制造中的应用

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603