JPH09238531A - 刈取収穫機の刈刃駆動構造 - Google Patents

刈取収穫機の刈刃駆動構造

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JPH09238531A
JPH09238531A JP4985196A JP4985196A JPH09238531A JP H09238531 A JPH09238531 A JP H09238531A JP 4985196 A JP4985196 A JP 4985196A JP 4985196 A JP4985196 A JP 4985196A JP H09238531 A JPH09238531 A JP H09238531A
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JP
Japan
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swing arm
drive shaft
shaft
reaping
movable blade
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Pending
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JP4985196A
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English (en)
Inventor
Takuji Segawa
卓二 瀬川
Shiro Okuda
史郎 奥田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリカン型刈取装置の横一側端部に、前後軸
芯周りで左右往復駆動される揺動アームを配設し、その
揺動アームを介してバリカン型刈取装置の可動刃を駆動
する刈取収穫機における刈刃駆動構造において、刈刃駆
動構造が穀稈の搬送の妨げにならないようにする。 【解決手段】 前記揺動アーム49を、揺動アーム49
の駆動軸48に対して前後軸芯周りに角度調節固定可能
に取付け、この揺動アーム49の下端部を前記可動刃4
5のナイフヘッド41に係合連結してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリカン型刈取装
置の横一側端部に、前後軸芯周りで左右往復駆動される
揺動アームを配設し、その揺動アームを介してバリカン
型刈取装置の可動刃を駆動するコンバイン等の刈取収穫
機における刈刃駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの刈刃駆動構造は、特
開平3‐53809号公報に示されるように、前後軸芯
周りに左右往復駆動される揺動アームを駆動軸に対して
キーを介して一体揺動自在に取付け、この揺動アームと
可動刃のナイフヘッドとを長さ調節自在なロッドを介し
て連係してバリカン型刈取装置の可動刃を左右往復駆動
可能に構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記刈刃駆動構造にお
いては、長さ調節自在なロッドにより、製作或いは組立
て誤差に伴う固定刃に対する可動刃の横ストロークの位
相を調節可能に構成したものであるが、つまり、固定刃
に対する可動刃の横方向の位置ずれを調節可能に構成し
たものであるが、前記揺動アームと前記可動刃のナイフ
ヘッドとを連係する前記長さ調節自在なロッドが、刈取
り穀稈の搬送通路を横切る状態で横架される為、前記長
さ調節自在なロッドが、この部位を通過する刈取り穀稈
の搬送の妨げとなり、改善の余地があった。
【0004】本発明は、刈刃駆動構造を工夫して、刈刃
駆動構造が穀稈の搬送の妨げにならないようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、前後軸芯周りに左右往復駆動される揺動アームをバ
リカン型刈取装置の横一側端部に配置して、その揺動ア
ームを介してバリカン型刈取装置の可動刃を駆動する刈
取収穫機の刈刃駆動構造であって、前記揺動アームを、
揺動アームの駆動軸に対して前後軸芯周りに角度調節固
定可能に取付け、この揺動アームの下端部を前記可動刃
のナイフヘッドに係合連結してある。 〔作用〕駆動軸に対して揺動アームの取付け角度を調節
することによって、固定刃に対する可動刃の横ストロー
クの位相、つまり、固定刃に対する可動刃の横方向の位
置ずれを調節することができ、従来、固定刃に対する可
動刃の横方向の位置ずれを調節する為に刈取り穀稈の搬
送通路を横切る状態で設けられていた長さ調節自在なロ
ッドの省略化が図れる。 〔効果〕上記構成の結果、刈刃の駆動構造によって刈取
り穀稈の搬送が阻害されることがなく、刈取り穀稈の搬
送が良好に行えることになる。
【0006】請求項2に記載の本発明は、駆動軸に対す
る揺動アームの回り止めが、駆動軸に設けられたテーパ
軸部と揺動アームに設けられたテーパ孔とのテーパ嵌合
による摩擦によって行われるものである。 〔作用〕駆動軸に対して揺動アームがテーパ嵌合によっ
て角度調節が行なわれるものであるから、スプライン嵌
合を介して角度調節する場合に比して、無段階のきめ細
かな調節が可能となる。 〔効果〕上記構成の結果、可動刃の横ストローク調節を
細かく行なうことができる。
【0007】請求項3に記載の本発明は、駆動軸に、回
り止め部材を相対回転不能に取付け、この回り止め部材
を前記揺動軸芯方向から圧接してある。 〔作用〕駆動軸に対して揺動アームは、テーパ嵌合によ
る摩擦と、駆動軸に相対回転不能に取付けられた回り止
め部材の接合面との摩擦によって回り止め機能が高めら
れる。 〔効果〕上記構成の結果、駆動軸に対する揺動アームの
相対姿勢を確実に維持して、良好な刈取り作業が行え
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を10
条刈りの全稈投入型コンバインに付いて説明する。図1
は、コンバインの全体を示し、1は刈取部、2は脱穀装
置、3は運転キャビン、4はクローラ走行装置、5はグ
レンタンク、6はアンローダ、7は走行機体である。前
記刈取部1は、10条の穀稈引起し装置8、上下一対の
穂先係止搬送装置9と株元挾持搬送装置10、前後方向
で若干位置をずらせた上下2段のバリカン型刈取装置1
1,12、刈取り穀稈を中央に寄せ集める横送り用オー
ガ13、刈取り穀稈を揚上搬送するフィードコンベア1
4を備えている。
【0009】図1,図2に示すように、前記刈取部1へ
は、原動部から刈取クラッチ(図示せず)を介してフィ
ードケース15基端側の揺動軸を兼ねた基端軸16に入
力してフィードコンベア14を駆動し、基端軸16から
分岐したベルト伝動装置17、引起し装置駆動用ベルト
伝動装置18、刈取装置駆動用ベルト伝動装置19、オ
ーガ駆動用ベルト伝動装置20を介して前記引起し装置
8、刈取装置11,12、オーガ13を駆動するように
なっている。
【0010】次にバリカン型刈取装置11,12に付い
て説明すると、前記上下2段のバリカン型刈取装置1
1,12は、同じ形状、同じ構造で駆動される為、以
下、下部のバリカン型刈取装置11に付いて説明する。
図3,図5に示すように、前記バリカン型刈取装置11
は、多数の固定刃21を一定ピッチで並列配置して受刃
台22の上面にリベットで取付けるとともに、多数の可
動刃23を固定刃ピッチと同じピッチで並列配置してナ
イフバー24の下面にリベットで取付け、可動刃23を
左右往復摺動自在に固定刃21の上面側に配備し、可動
刃23を固定刃21に押し付ける刈刃押さえ部材25
を、ナイフバー24を前方側から受け止め案内する状態
で設けるとともに、ナイフバー24を後方側から受け止
め案内するすらし板26を設け、可動刃23の後端側を
下方から支持する受け部材27、スペーサ28、すらし
板26、刈刃押さえ部材25の支持部材29を受刃台2
2上にボルト30で共締め連結し、可動刃23を固定刃
21ピッチと同一のストロークで往復駆動して穀稈を切
断するよう構成してある。
【0011】図3,図6,図9に示すように、ナイフバ
ー24の左側の下面に可動刃23と同じ厚みの長方形の
被挾持部材31をリベットで取付け、他方、受刃台22
の左側の上面に、固定刃21と同じ厚みの長方形の下部
挾持部材32をリベットで取付け、この下部挾持部材3
2の先端に、スペーサ33、上部挾持部材34をボルト
35で共締め連結して、前記被挾持部材31を左右往復
摺動自在に上下から挾持してある。そして、可動刃23
の後端側を下方から支持する受け部材36、スペーサ3
7、すらし板38をボルト39で共締め連結し、前記ナ
イフバー24の左側の端部上面に、左右一対の起立片4
0,40を有するナイフヘッド41をリベット止めして
ある。
【0012】前記刈刃の駆動構造に付いて詳述すると、
図3,図6,図8に示すように、前記刈取装置駆動用ベ
ルト伝動装置19を介して動力が伝達される刈刃プーリ
42の駆動ケース43内における回転軸44には、軸芯
を傾けた状態で回転体45をスプラインを介して相対回
動不能に外嵌してあり、この回転体45の外周に遊嵌し
たスリーブ46のピン46a,46aに係合する二股状
のフォーク47を駆動軸としての支軸48に固定し、駆
動ケース43から前方に向けて突出した支軸48の先端
に揺動アーム49を取付けてある。そして、揺動アーム
49の下端部をナイフヘッド41に係合連結してある。
従って、回転体45が回転するとフォーク47が首振り
揺動し、駆動軸としての支軸48を介して揺動アーム4
9が左右揺動することになり、可動刃23が左右に往復
駆動される。
【0013】前記揺動アーム49は、固定刃21に対す
る可動刃23の横ストロークの位相、つまり、固定刃2
1に対する可動刃23の横方向の位置ずれを調節できる
ように、フォーク47の支軸48に対して前後軸芯周り
に角度調節固定可能に取付けられている。つまり、支軸
48の先端部がテーパ軸部48aに形成されており、他
方、この支軸48に外嵌される揺動アーム49の孔が、
前記支軸48のテーパ軸部48aに嵌合されるテーパ孔
49aに形成されている。そして、前記支軸48の先端
に小判型の小径軸部48bが設けられており、この小判
型の小径軸部48bに、この小判型の小径軸部48bに
嵌合する小判型の孔50aを備えた回り止め部材50が
外嵌されている。前記揺動アーム49は、支軸48の端
部に螺合されたボルト51並びにバネ座金、ワッシャを
介して締め付け固定されて支軸48に対する抜け止め並
びに回り止めが図られている。そして、前記回り止め部
材50と揺動アーム49は、上下一対のボルト52を介
して固定され、小判型の小径軸部48bに固定された回
り止め部材50を介して揺動アーム49の回り止めが更
に図られている。前記回り止め部材50のボルト孔50
b,50bは、支軸48に相対回転不能に固定された回
り止め部材50に対して揺動アーム49が相対回動でき
るように、つまり、支軸48に対する揺動アーム49の
角度調節が行えるように長孔に形成されている。従っ
て、可動刃の位置ずれ調節は前記長孔50b,50bの
範囲内で行なわれることとなる。
【0014】図6,図7に示されるように、前記揺動ア
ーム49とナイフヘッド41とは、揺動アーム49の下
部に固定された支軸53、該支軸53にベアリングを介
して相対回転自在に装着されたローラ54を介して係合
連結されている。前記ローラ装着用の支軸53は、前記
揺動アーム49に対して支軸53に設けられたテーパ軸
部53aと揺動アーム49に設けられたテーパ孔49b
を介してテーパ嵌合されており、前記支軸53は前記揺
動アーム49に対して支軸53の端部に設けられたネジ
部53bに螺合されたナット55、スプリング座金、ワ
ッシャを介して締め付け固定されている。また、前記揺
動アーム49には、グリスニップル56が設けられてお
り、前記ローラ54にグリスを充填できるようになって
いる。
【0015】〔別実施の形態〕上記実施の形態において
は、揺動アーム49の駆動軸48に対する固定を、駆動
軸48の軸端に螺合したボルト51を介して行ったが、
径方向からのセットボルトを介して固定するようにして
も良い。
【0016】また、テーパ嵌合により駆動軸48に対し
て揺動アーム49を前後軸芯周りに角度変更可能に構成
したが、ピッチの細かなスプラインによる嵌合であって
も良い。
【0017】さらに、上記実施の形態においては、回り
止め部材50を設けて揺動アーム49の駆動軸48に対
する相対回動を強固に阻止するようにしたが、図10に
示すように、駆動軸48先端の小判型の小径軸部並びに
回り止め部材を無くして、揺動アーム49を駆動軸48
にテーパ嵌合による締め付けのみによって固定するよう
にしても良い。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】刈取部の概略平面図
【図3】刈取装置の平面図
【図4】刈取装置の正面図
【図5】図3のA−A線断面図
【図6】図3のB−B線断面図
【図7】駆動軸の縦断面図
【図8】駆動ケースの縦断面図
【図9】刈取装置の分解斜視図
【図10】別実施形態の縦断側面図
【符号の説明】
11 バリカン型刈取装置 23 可動刃 41 ナイフヘッド 45 可動刃 48 駆動軸 48a テーパ軸部 49 揺動アーム 49a テーパ孔 50 回り止め部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後軸芯周りに左右往復駆動される揺動
    アーム(49)をバリカン型刈取装置(11)の横一側
    端部に配置して、その揺動アーム(49)を介してバリ
    カン型刈取装置(11)の可動刃(23)を駆動する刈
    取収穫機の刈刃駆動構造であって、前記揺動アーム(4
    9)を、揺動アーム(49)の駆動軸(48)に対して
    前後軸芯周りに角度調節固定可能に取付け、この揺動ア
    ーム(49)の下端部を前記可動刃(45)のナイフヘ
    ッド(41)に係合連結してある刈取収穫機の刈刃駆動
    構造。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸(48)に対する揺動アーム
    (49)の回り止めが、駆動軸(48)に設けられたテ
    ーパ軸部(48a)と揺動アーム(49)に設けられた
    テーパ孔(49a)とのテーパ嵌合による摩擦によって
    行われるものである請求項1に記載の刈取収穫機の刈刃
    駆動構造。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸(48)に、回り止め部材
    (50)を相対回転不能に取付け、この回り止め部材
    (50)を前記揺動軸芯方向から圧接してある請求項2
    に記載の刈取収穫機の刈刃駆動構造。
JP4985196A 1996-03-07 1996-03-07 刈取収穫機の刈刃駆動構造 Pending JPH09238531A (ja)

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