JPH09238250A - 画像形成装置の画像読取装置 - Google Patents

画像形成装置の画像読取装置

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JPH09238250A
JPH09238250A JP8044969A JP4496996A JPH09238250A JP H09238250 A JPH09238250 A JP H09238250A JP 8044969 A JP8044969 A JP 8044969A JP 4496996 A JP4496996 A JP 4496996A JP H09238250 A JPH09238250 A JP H09238250A
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JP8044969A
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Masatoshi Kishino
政利 岸野
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿移動式の画像読取装置において、搬送さ
れる原稿に生じるスキューに追従して原稿全体の画像デ
ータを補正可能とする。 【解決手段】 プラテンロール36と自動複写用プラテ
ンガラス7との間のスキャンポジションにて搬送される
原稿Mの両端位置を、プラテンガラス7と原稿Mとの間
に生じる露光光量差に基づき随時検出してスキャンポジ
ションの通過始めから通過終了までの原稿Mのスキュー
を随時検出し、その検出結果を画像ゆがみの補正データ
として画像データにかけ、感光体ドラム26に出力する
最終的な画像データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、複写機
等の画像形成装置において、複写する原稿を自動的にプ
ラテン上に送り込みながら画像を読み取る画像読取装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した複写機における
原稿の画像読み取り方式は、複写すべき原稿をプラテン
上に1枚ずつ手動でセットし、移動するスキャナが原稿
の画像を読み取る原稿固定方式と、自動原稿搬送装置に
より1枚の原稿をプラテン上にて搬送させ、移動する原
稿の画像をスキャナが読み取る原稿移動方式とに大別さ
れる。スキャナは、画像を露光して光学的に読み取り、
読み取った画像を光電変換装置等の変換手段により画像
データを生成する。生成された画像データは、感光体ド
ラム等の像担持体上に入力されて潜像に変換され、この
後記録紙上に転写され複写画像として形成される。
【0003】ところで、上記画像読み取り方式のうちの
原稿移動方式においては、プラテン上を搬送される原稿
に、正常な搬送方向に対して傾斜する搬送姿勢の曲がり
(以降これをスキューと称する)が生じがちであった。
スキューが生じた原稿の画像がそのままスキャナで画像
データとして生成されると、記録紙への転写画像は、ス
キューに応じた画像ゆがみを生じたものとなってしま
う。そこで、スキューを検出し、その検出結果を画像デ
ータ生成時の補正データとすることにより、スキューが
生じても正常な搬送方向に応じた画像データを生成可能
とする技術が従来より提案されている。その1つとして
は、原稿の搬送路中に並列して設けたセンサにより、原
稿の搬送先端における両端の通過時間差を検出し、その
検出結果と原稿の搬送速度に基づいて、センサを通過し
た時点でのスキューの程度を検出する方式がある。ま
た、この他には、スキャナにデジタル入力された原稿の
画像データから原稿の搬送先端側の両コーナーを検出
し、その位置座標より原稿の傾斜を算出してスキューの
程度を検出する方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの方式も、
プラテンを通過した時点で検出した搬送先端におけるス
キューのデータを、原稿全体のスキューのデータとみな
している。この場合、スキューの状態が一定のまま原稿
がプラテンを通過し終えれば、転写画像は正常なものに
補正される。ところが、搬送途中において原稿が一方側
に徐々に曲がったり、あるいは蛇行したりといったよう
に、スキューの度合いが刻々変化した場合には対応でき
ない。すなわち、スキューの補正データを、搬送先端が
プラテンを通過した時点での1つに依存しているので、
スキューが一定におさまらない場合には結果として転写
画像にゆがみが生じ、完全な補正ができないという欠点
があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、搬送される原稿に生じるスキューに追従して原稿全
体の画像データを補正可能とする画像読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の手段を特徴をしている。原稿を搬送す
る搬送手段と、該搬送手段によって搬送される原稿が通
過し、通過中の原稿の画像が読み取られる画像読取部
と、該画像読取部を通過する原稿の画像を露光して光学
的に読み取るとともに読み取った画像に基づき画像デー
タを生成する画像読取手段と、該画像読取手段で生成さ
れた画像データを画像処理する画像処理手段と、前記搬
送手段により前記画像読取部を通過する間の原稿の搬送
方向の変化を随時検出する検出手段と、該検出手段の検
出結果に基づき前記画像読取手段で生成された画像デー
タを補正する補正手段とを具備する。
【0007】本発明によれば、検出手段により、画像読
取部を通過する原稿の通過始めから通過終了までの搬送
方向の変化すなわちスキューが随時検出され、その検出
結果に基づき画像データを補正するので、スキューの状
態が刻々変化しても、それに追従して正常な画像データ
が生成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面を参照して説明する。(1)第1の実施形態 A.第1の実施形態の構成 A−1.複写機の全体構成 図1は、本実施形態に係るディジタル式複写機(画像形
成装置)の正面図であり、符号1は直方体状のキャビネ
ットで構成された装置本体である。装置本体1の上に
は、給紙トレイ2と、自動原稿搬送装置3と、排紙トレ
イ4とが装備された原稿台5が配置されている。原稿台
5は、図面の奥側端部をヒンジ部として上下方向に開閉
自在に装置本体1に取り付けられている。装置本体1の
上面には、手動複写用プラテンガラス6と、自動複写用
プラテンガラス7とが設けられている。自動複写用プラ
テンガラス7は自動原稿搬送装置3の下に配置され、こ
の左側に手動複写用プラテンガラス6が配置されてい
る。
【0009】この複写機による原稿の複写は、手動式
(原稿固定式)と、自動式(原稿移動式)の2通りの方
法で行える。手動式の場合は、原稿台5を上に開け、手
動複写用プラテンガラス6上に複写すべき画像を下に向
けて原稿を置き、原稿台5を閉じて行う。自動式の場合
は、図1に示すように、原稿台5の給紙トレイ2に複写
すべき画像を上に向けて原稿Mをセットして行う。自動
式では、原稿Mは、給紙トレイ2から自動原稿搬送装置
3により自動複写用プラテンガラス7上を通過させら
れ、排紙トレイ4上に排出される。
【0010】装置本体1内における上部には、原稿の画
像を露光して光学的に読み取るスキャナ10が、手動複
写用プラテンガラス6の左端から自動複写用プラテンガ
ラス7までの間にわたり移動自在なるよう設けられてい
る。このスキャナ10は、前記手動式の場合は手動複写
用プラテンガラス6の上に置かれた原稿に沿って走査し
ながらその画像を露光する。また、前記自動式の場合
は、自動複写用プラテンガラス7の下まで移動してそこ
(図1で破線で示す位置)に停止し、該プラテンガラス
7上を通過する原稿Mの画像を露光する。
【0011】スキャナ10には、第1のミラー11が取
り付けられており、一方、装置本体1には、第2、第3
のミラー12、13が固定されている。スキャナ10が
原稿の画像を露光すると原稿から画像データとしての反
射光が生じ、その反射光は、各ミラー11、12、13
に順次屈折しながら反射した後、イメージセンサ14に
結像する。イメージセンサ14は、反射光の走査と受光
器の両機能を備え、走査しながら光電変換を行う。光電
変換によって発生した画像データとしての電気信号は、
画像処理/編集装置15に入力される。画像処理/編集
装置15は、最終的な画像データを生成する。本実施形
態の場合、前記スキャナ10、第1〜第3のミラー1
1、12、13、イメージセンサ14および画像処理/
編集装置15が、プラテンガラス6上もしくはプラテン
ガラス7上の原稿の画像を露光して光学的に読み取ると
ともに、読み取った画像に基づき画像データを生成する
画像読取手段を構成している。
【0012】画像処理/編集装置15で生成された画像
データは、レーザ装置16に入力され、レーザ装置16
は、画像データをレーザ光信号として感光体ドラム20
に出力する。感光体ドラム20上には、図1のa方向に
回転するに伴い、レーザ装置15からのレーザ光信号に
よって画像データに応じた静電潜像が形成され、この静
電潜像は、続いて図示せぬ現像装置により現像される。
一方、装置本体1内の下部には、記録紙Sを多数収納す
るスタックトレイ21が配置されている。このスタック
トレイ21から、記録紙Sが一枚ずつ感光体ドラム20
と転写装置22との間に搬送され、ここを通過すること
により、記録紙S上に感光体ドラム20上の現像が転写
される。記録紙Sは、次いで図示せぬ定着装置を通過す
ることにより転写画像が定着され、この後、装置本体1
外の排紙トレイ23上に排出される。
【0013】以上が複写機の構成であり、次に、本発明
に係る前記自動原稿搬送装置3について説明する。
【0014】A−2.自動原稿搬送装置の構成 図2に示すように、自動原稿搬送装置3は、原稿Mを、
給紙トレイ2から給紙トレイ2の下の排紙トレイ4まで
反転させながら搬送する。すなわち、給紙トレイ2にセ
ットされた原稿Mは、まずピックアップロール31で引
き出され、フィードロール32と、このフィードロール
32と対となるリタードロール33で1枚にさばかれ
る。次いで、テイクアウェイロール34でレジストレー
ションロール35まで搬送され、該ロール35で搬送位
置が整合され、かつ一次待機させられる。次に、前記自
動複写用プラテンガラス7と該プラテンガラス7の直下
に停止する前記スキャナ10とよりなるスキャンポジシ
ョンにて、プラテンロール36により等速搬送される。
このプラテンロール36で搬送される間に、原稿Mの画
像はスキャナ10に露光されて読み取られる。読み取ら
れた画像信号は、上述の如く、第1〜第3のミラー1
1、12、13、イメージセンサ14を経て画像処理/
編集装置15に入力される。スキャンポジションを通過
した原稿Mは、アウトロール37によりイクジットロー
ル38に導かれた後、このイクジットロール38により
排紙トレイ4上に排出される。
【0015】本実施形態の場合、前記スキャンポジショ
ンを構成する自動複写用プラテンガラス7とプラテンロ
ール36とが、画像読取部として構成されている。ま
た、前記各ロール31〜38よりなるロール群30が、
原稿Mをスキャンポジションまで送り、かつ通過させる
搬送手段として構成されている。
【0016】A−3.スキュー検出手段の構成 本実施形態においては、画像読取部のプラテンロール3
6を通過する原稿Mのスキューの状態を通過始めから通
過終了まで連続的に随時検出するスキュー検出手段とし
て、プラテンロール36自身が採用されている。すなわ
ち、本実施形態のプラテンロール36の周面は、スキャ
ナ10による原稿Mの露光時において原稿の露光背景と
なり、その露光背景が原稿Mと明確に識別される色(た
とえば黄色、灰色あるいは鏡面色)に着色されている。
これにより、原稿Mへの露光時には原稿Mとプラテンロ
ール36との間に露光反射光量差が生じ、よって原稿M
の両端の位置が識別される。図3は、そのときの状態を
示しており、この識別方法は、原稿Mのサイズ等を検出
する際に用いられる既存技術を流用して実施が可能であ
る。このプラテンロール36と原稿Mとの露光光量差に
よる原稿Mの両端位置のデータは、スキューデータ(画
像ゆがみの元となるデータ)として、プラテンロール3
6を通過する原稿の通過始めから通過終了まで検出さ
れ、前記画像処理/編集装置15に入力される。
【0017】B.第1の実施形態の動作 次いで、上記構成よりなる複写機により、自動原稿搬送
装置3を用いた自動複写の場合の動作を、前記画像処理
/編集装置15の構成を示す図6のブロック図を参照し
て説明する。自動原稿搬送装置3の動作は、制御回路4
0からの信号を受ける制御装置41により制御される。
制御装置41により制御される自動原稿搬送装置3は、
原稿Mを、プラテンロール36によって前記スキャンポ
ジションを通過させる。スキャンポジションを通過する
原稿Mの画像はスキャナ10により読み込まれ、その画
像データが、上述の如くイメージセンサ14に結像して
入力される。イメージセンサ14に入力された画像デー
タは、A/D変換回路42によりデジタル変換された
後、画像処理データ回路43を介してアドレス発生回路
44によりビットマップとしてアドレス付けされた画像
データとされ、メモリアクセス装置45を経てページメ
モリ46に収納される。これと同時に、画像データと位
置をリンクされたスキューデータ(原稿の両端位置のデ
ータ)が、スキュー検出回路47に送られる。スキュー
検出回路47は、直前または決められた間隔で事前にメ
モリ48に収納されたスキューデータと今回のスキュー
データより、スキャンポジションにおける原稿Mのスキ
ューを検出する。なお、この検出形態は後述する。
【0018】原稿Mにスキューが発生していた場合、画
像ゆがみが生じると判断し、スキュー算出回路49に必
要情報を送る。スキュー算出回路49は、スキューの変
化量を算出するとともに、画像ゆがみが発生した画像デ
ータのアドレスとスキュー量の変化を関連付けて、画像
処理装置50に画像ゆがみ補正情報を送る。なお、算出
方法は後述する。次に、ページメモリ46を介して画像
処理装置50に送られた画像データは、画像ゆがみ補正
情報により補正が必要なアドレスの画像データに対して
補正を行う。また、画像処理装置46は、図示せぬ情報
経路より得られた他の命令により所定の処理を画像デー
タに対して行い、その最終的に生成した画像データが、
データメモリ51や前記レーザ装置16に送られる。
【0019】次いで、前記スキューの検出形態およびそ
れに伴う画像ゆがみの算出方法について説明する。ま
ず、図7(a)に示すように、画像読み取りの先端すな
わち原稿Mの搬送方向先端における両端コーナーの位置
から、 算出式:tan-1(X/Y)=θ0 によって初期スキューθ0 と初期主走査方向(原稿Mに
おける搬送方向に直交する方向)の原稿Mの位置すなわ
ちサイドレジl0と初期原稿Mの幅W0を求める。なお、
実際の原稿Mの幅をPとする。今後このデータがスキュ
ー量の変化を検出するための初期基準となる。続いて、
スキューの状態すなわち原稿Mの搬送姿勢の挙動変化の
ケース別に、画像ゆがみを補正するデータの算出方法を
説明する。
【0020】ケース1:図7(b) 初期スキューの
状態が保持されたまま搬送方向(前記主走査方向に直交
する副走査方向)に直進するケース。このケース1で
は、Wn =Wn+1 に変化はなしであり、l0 ≠ln+1
変化発生となる。その場合、スキュー量に変化は発生せ
ず、スキューθの補正とサイドレジの補正を行う。つま
り、ローテーション処理を行う。 ケース2:図7(c) 初期スキューの状態のまま、
スキュー方向に直進するケース。このケース2では、l
0=ln+1 、Wn=Wn+1 がともに変化なしとなる。その
場合、スキュー量に変化は発生せず、スキューθの補正
のみを行う。 ケース3:図8(a) 原稿Mに曲がりが発生し、前
方向と変化がないケース。このケース3では、曲がりが
発生すると、ln ≠ln+1 、W0 ≠Wn+1 に変化が発生
している。この場合、 算出式:ln+1−ln<(Wn+1+ln+1)−(Wn+ln) sin-1(P/Wn+1)=θn+1 にしたがって曲がりの方向とその時点のスキュー量θ
n+1 を算出する。スキュー量に変化が起きた場合、変化
が起きたローカルな位置に対して補正が必要となるた
め、変化位置に対応するアドレスとスキュー量を、画像
処理/編集装置に受け渡す必要がある。 ケース4:図8(b) ケース3に加え、曲がり方向
に変化が発生(蛇行)したケース。 このケース4で
は、ln ≠ln+1 、W0 ≠Wn+1 の発生と、曲がりの方
向の算出がケース3と逆転する。なお、スキュー量の算
出式はケース3と同様である。
【0021】上記各ケースに応じたスキューデータに応
じて、画像処理/編集装置は次のようにして画像データ
の補正を行い、最終的にレーザ装置にその画像データを
出力する。ケース1にあたる初期スキューが保持された
まま原稿Mが搬送された場合に入力された画像データ
を、図9(a)に示す。この場合、スキューは発生しな
いので、初期スキューθ0 で回転補正をかけることによ
り、図9(b)に示すように補正される。また、スキュ
ー量の変化θnと主走査方向の変化量lnとにより、図1
0(a)に示すように主走査方向位置ずれを修正し、さ
らに、図10(b)に示すように回転方向のずれを回転
処理により修正するとともに、回転処理により発生する
回転半径分の副走査方向の位置ずれを修正すれば、連続
的に画像データが補正される。ケース2の場合は回転処
理のみでよい。このような連続的な画像データの補正方
法を用いることにより、ケース3、4は次のように補正
される。
【0022】ケース3の場合、入力される画像データは
図11(a)に示すようになる。この場合、初期スキュ
ーθ0 だけの補正では、図11(b)のようにゆがみが
発生してしまうことがわかる。これは、搬送途中で、Δ
θn =Δθn −Δθn-1 の変化量のスキューが発生して
いることである。これを修正する方法として、図11
(c)に示すように、入力された画像データをあるエリ
アに区分けしてそれをA(X、Y)とし、そのアドレス
をD(X、Y)とし、さらにその大きさを主走査方向P
(SS)と副走査方向P(FS)とする。これは、具体的には、
たとえば画像データの8×8ドットといったものにあて
はまる。画像ゆがみは、このエリアが、曲がりの回転中
心より離れる方向に対して面積が大きくなってしまう。
つまり、 基準面積P(SS)×P(FS)=(P(SS)+ΔP(SS)D(X))×
(FS) となっている。この面積変化分を、そのエリアごとに倍
率補正することにより画像ゆがみが補正される。ここ
で、ΔP(SS)D(X)の算出方法は、曲がりの回転中心側の
原稿Mの端部からの距離をP(FS)×DXとすると、 ΔP(SS)D(X)=P(FS)×DX×tan-1Δθn で求まる。これにより、主走査方向のエリア区分に対し
て、画像ゆがみの補正をA(X、Y)に対して倍率補正
により行い、さらに、上記θn の回転処理等を行えば、
ゆがみが発生した画像データの補正も可能である。
【0023】ケース4の蛇行の場合は、スキューの変化
量θn の回転中心が左右に揺れることで、この場合上記
補正の、曲がりの回転中心側の原稿Mの端部からの距離
の算出で曲がりの方向に応じて算出する原稿Mの端部の
サイドを切り換えることにより、同様の方法で処理でき
る。
【0024】以上のように、原稿Mの主走査方向の位置
ずれ補正、回転方向のずれ補正、画像ゆがみによる部分
的ラインのエリア補正を、スキューデータに基づき実施
することにより、スキューに伴う画像ゆがみが補正され
た画像データを生成することができる。
【0025】次に、原稿Mに発生するスキューの検出方
式に係る本発明の他の実施形態として、第2、第3の実
施形態を説明する。上記実施形態では、プラテンロール
36と原稿Mの露光光量差から原稿Mの両端位置を随時
検出し、その検出結果に基づいてスキューを得ていた
が、第2、第3の実施形態は、プラテンロール36を通
過する原稿Mの両端の搬送速度をそれぞれ検出するもの
である。
【0026】(2)第2の実施形態 第2の実施形態の検出方式は、図4に示すように、プラ
テンロール36の下流側の近傍に、原稿Mの両端縁に接
触してその位置の速度を検出する接触型速度センサ60
を設けている。該センサ60は、原稿Mの表面に接触す
ることによって原稿Mに従動して回転するセンサロータ
61と、このセンサロータ61と同軸的に連結されたエ
ンコーダ62と、エンコーダ62の回転速度を検出する
センサ本体63とから構成されている。この接触型セン
サ60によると、原稿Mがプラテンロール36で搬送さ
れると、センサロータ61が原稿Mとともに回転し、そ
の回転速度がエンコーダ62の回転を検出するセンサ本
体63によりパルス信号として発せられ、原稿Mの両端
縁の搬送速度が検出される。
【0027】(3)第3の実施形態 第3の実施形態の検出方式は、図5に示すように、プラ
テンロール36の下流側の近傍に、原稿Mの両端縁の搬
送速度を検出する非接触型センサ70を設けている。該
センサ70は、たとえばイメージセンサで原稿Mの表面
の移動状態を観察して搬送速度を検出するものや、光の
ドップラー効果を利用するレーザドップラーセンサ等の
各種非接触式のセンサの採用が考えられる。
【0028】上記第2、第3の実施形態においては、各
センサ60(70)から、原稿Mの両端縁の搬送速度の
差がスキューデータとして前記画像処理/編集装置15
に送られる。以下は、そのスキューデータにより、ケー
ス(上記ケース〜)別に画像ゆがみを補正するデー
タの算出方法を説明する。この場合、初期スキューθ
0 、初期の主走査方向の原稿M位置l0 および初期の原
稿Mの幅W0 を求めることと、主走査方向の原稿Mの位
置lを画像データより求めることは、第1の実施形態と
同一である。
【0029】ケース1とケース2 第1の実施形態の前記Wの代わりになる速度Vが、Vn
=Vn+1となり、ln とln+1の関係でスキュー量を求め
る。処理は前記ローテーション処理で行う。 ケース3とケース4 この場合、Vn≠Vn+1となり、原稿M両端の搬送速度に
差が生じていることによってスキュー量に変化が起きた
ことを検出する。この方式は、上記第1の実施形態より
も簡単であり、たとえば装置の奥側のセンサ60(7
0)の検出結果をVR、装置の手前側のセンサ60(7
0)の検出結果をVF とすると、速度VR、VF の大小
関係で曲がり方向が判定できる。つまり、搬送速度の小
さい方が曲がりの回転中心側となる。またスキュー量の
算出方法は、VRとVFの間隔をLV 、前回判定nと今回
測定n+1との時間間隔をΔtとすると、スキュー量
は、 θn+1=tan-1{(VR×Δt−VF×Δt)/LV にて算出される。
【0030】上記第2、第3実施形態のように、原稿の
スキュー検出手段として、原稿の両端位置の搬送速度を
随時検出すれば、容易かつ迅速にスキューデータを得る
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の画像形成装置の画像読取装置によれば、画像読
取部を通過する原稿の通過始めから通過終了までのスキ
ューが随時検出され、その検出結果に基づき画像データ
を補正するので、スキューの状態が刻々変化しても、そ
れに追従して正常な画像データが生成される。本発明の
請求項2に記載の画像形成装置の画像読取装置によれ
ば、原稿の両端位置を検出することにより原稿の搬送方
向の変化すなわちスキューのデータを取り込むので、そ
のスキューデータが高精度で得られる。本発明の請求項
3に記載の画像形成装置の画像読取装置によれば、スキ
ューの検出手段として、既存の画像読取手段による原稿
への露光時において、原稿と露光背景である画像読取部
との露光反射光量差に基づき原稿の両端位置を随時検出
するので、部品の省略および構造の簡素化ならびにコス
ト上昇を抑えることができる。本発明の請求項4に記載
の画像形成装置の画像読取装置によれば、スキューの検
出手段として、原稿の両端位置の搬送速度を随時検出す
るので、容易かつ迅速にスキューデータを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の画像読取装置が適
用された画像形成装置である複写機の正面図である。
【図2】 自動原稿搬送装置の構成を示す正面図であ
る。
【図3】 プラテンロールによるスキュー検出の状態を
示す斜視図である。
【図4】 検出手段の第2の実施形態である接触型速度
センサを示す斜視図である。
【図5】 検出手段の第3の実施形態である非接触型速
度センサを示す斜視図である。
【図6】 画像処理/編集装置の構成を示すブロック図
である。
【図7】 原稿のスキューデータを得るための説明図で
あって、(a)初期スキュー状態を示す平面図、(b)
初期スキューが保持されたまま原稿が搬送されるケース
1を示す平面図、(c)初期スキューの方向に原稿が搬
送されるケース2を示す平面図である。
【図8】 原稿のスキューデータを得るための説明図で
あって、(a)原稿が一方側に曲がっていきスキューが
増大するケース3の平面図、(b)蛇行してスキューの
方向が変化するケース4の平面図である。
【図9】 (a)ケース1のときに入力された画像デー
タの模式図、(b)補正後の画像データの模式図であ
る。
【図10】(a)ケース2のときに入力された画像デー
タの模式図、(b)補正後の画像データの模式図であ
る。
【図11】(a)ケース3のときに入力された画像デー
タの模式図、(b)初期スキューデータに基づく補正を
施した画像データの模式図、(c)最終的に補正を行う
ために画像データをエリアに分けた状態を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
7…プラテンガラス(画像読取部)、10…スキャナ
(画像読取手段)、11…第1のミラー(画像読取手
段)、12…第2のミラー(画像読取手段)、13…第
3のミラー(画像読取手段)、14…イメージセンサ
(画像読取手段)、15…画像処理/編集装置(画像読
取手段、画像処理手段、補正手段)、30…ロール群
(搬送手段)、36…プラテンロール(画像読取部、検
出手段)、60…接触型速度センサ(検出手段)、70
…非接触型速度センサ(検出手段)、M…原稿、S…記
録紙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に備えられ、原稿上の画像
    を読み取る画像読取装置であって、 前記原稿を搬送する搬送手段と、 該搬送手段によって搬送される前記原稿が通過し、通過
    中の原稿の画像が読み取られる画像読取部と、 該画像読取部を通過する前記原稿の画像を露光して光学
    的に読み取るとともに、読み取った画像に基づき画像デ
    ータを生成する画像読取手段と、 該画像読取手段で生成された画像データを画像処理する
    画像処理手段と、 前記搬送手段により前記画像読取部を通過する間の前記
    原稿の搬送方向の変化を随時検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づき、前記画像読取手段で生
    成された画像データを補正する補正手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置の画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記搬送手段によって
    前記画像読取部を通過中の前記原稿の両端位置を前記画
    像読取部で随時検出し、 前記補正手段は、それら検出結果と正規の原稿の両端位
    置とを比較して原稿の搬送方向の変化を算出することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記画像読取手段によ
    る前記原稿への露光時において、原稿と露光背景である
    前記画像読取部との露光反射光量差に基づき原稿の両端
    位置を随時検出することを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記搬送手段によって
    前記画像読取部を通過中の前記原稿の両端位置の搬送速
    度を随時検出し、 前記補正手段は、それら検出結果と正規の原稿の搬送速
    度を比較して原稿の搬送方向の変化を算出することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置の画像読取装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8693071B2 (en) 2010-08-05 2014-04-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing system, and readable computer medium
US10404878B2 (en) 2017-07-31 2019-09-03 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
US10491769B2 (en) 2017-06-26 2019-11-26 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus

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