JPH09236683A - 管内環状壁の旋回加工方法及び管内環状壁の旋回加工装置並びに原子炉圧力容器用旋回加工装置 - Google Patents

管内環状壁の旋回加工方法及び管内環状壁の旋回加工装置並びに原子炉圧力容器用旋回加工装置

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JPH09236683A
JPH09236683A JP8044664A JP4466496A JPH09236683A JP H09236683 A JPH09236683 A JP H09236683A JP 8044664 A JP8044664 A JP 8044664A JP 4466496 A JP4466496 A JP 4466496A JP H09236683 A JPH09236683 A JP H09236683A
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cutting
tip
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cutting tool
pipe
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JP8044664A
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English (en)
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Kihachiro Komatsu
喜八郎 小松
Isamu Watanabe
勇 渡辺
Masato Ito
正人 伊藤
Toshie Yoshikawa
俊恵 吉川
Kenji Sudo
健二 須藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 圧力容器100内に旋回加工装置1を挿
入したとき、支持脚3を圧力容器100のバッフルプレ
ート101上に当接させて装置1を支持し、そのとき、
主軸ヘッド機構5の切削工具54によりシュラウドサポ
ートシリンダ102の上端部を切削加工し、しかも切削
工具54をシュラウドサポートシリンダ102の周りに
沿い旋回させながら切削加工するので、環状のシュラウ
ドサポートシリンダ102の上端部を全周に渡り加工す
ることができ、従って、圧力容器100のように大型で
かつ設置された対象物でも、確実に加工することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型構造物である
管や原子炉の圧力容器に挿入され、遠隔操作により内部
で旋回しながら加工する旋回加工方法とその装置とに係
り、特に内部に形成されている環状壁を加工するのに好
適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、切削工具を有する旋回加工装置
としては、種々のものが提案され、実用に供されてい
る。その中で、多頭型加工機であるドリリングセンター
は、ドリル刃が直線上に配置されており、一度に直線上
に複数個の穴を明ける穴明専用のものである。
【0003】このような多頭型のものは、タービン翼プ
ロファイル加工用フライス盤,マシニングセンタ等のも
のにもあり、加工物を回転或いは移動することにより加
工している。また、マシニングセンタにおいては、加工
物及び切削工具の直線運動をNC制御することにより、
加工物の輪郭(曲面,円筒,円径等)を加工する5面加
工マシニングセンタ装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
加工装置の多頭型タイプのものは、以下に述べる種々の
問題点がある。
【0005】即ち、ドリリングセンターは、穴明専用加
工のため、加工物の表面加工には流用することができな
い問題があった。
【0006】また、タービン翼プロファイル加工用フラ
イス盤,マシニングセンタ等は、加工物を旋回したり移
動させたりするため、特定の位置に設置された対象物を
加工することができないばかりでなく、NCや油圧倣い
方式で制御する専用機であるため、大型でかつ所定の位
置に設置されている対象物の加工には適用できない問題
がある。しかも、所定の位置に設置されている対象物
は、内部に環状壁のような出っ張り部分が存在したりす
るので、例え内部に搬入しようとしても、搬入すること
ができないと云う問題もある。
【0007】さらに、原子力プラントの原子炉圧力容器
のように、所定の位置に予め設置されていて、しかも大
型でかつ硬質のものを加工しようとした場合、上述した
加工装置では、切削工具が加工の完了するまでの間に寿
命がきてしまい、切削工具をいちいち交換しなければな
らないので、加工作業が終了するまでにかなりの時間を
要する問題がある。この原子炉圧力容器を加工する従来
技術としては、特開平5−333187号公報,同7−
113897号公報,同5−323078号公報などに
示される技術のものがあるが、これらにも加工工具の寿
命が発生した場合について配慮されていない。
【0008】そして、上記公報に示される技術のもの
は、原子炉圧力容器内で所定の作業をするように構成さ
れているが、これらは装置を圧力容器内の所定位置に移
動する場合、圧力容器内に設置されているほとんど全て
の構成部品を取り除いてから行わなければならず、従っ
て、かなりの手間を要し、また取り除いた後で圧力容器
内に挿入する場合、複雑な操作を要するので、熟練者で
なければ操作できない問題があった。
【0009】本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑
み、加工物としての管内に環状壁のような出っ張り部分
があっても、所定位置に設置された加工物を確実に加工
することができる管内環状壁の旋回加工方法を提供する
ことにあり、他の目的は、上記方法を的確に実施し得る
管内環状壁の旋回加工装置を提供することある。
【0010】また、本発明の目的は、所定位置に設置さ
れた管を確実に加工できるのは勿論の他、大物でかつ硬
い管でも確実に短時間で加工することができる管内環状
壁の旋回加工方法を提供することにあり、他の目的は、
上記方法を的確に実施し得る管内環状壁の旋回加工装置
を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の目的は、原子炉圧力容器
の加工時、簡単かつ確実に挿入することができ、しかも
容器内の全ての部品を取り外す必要がないばかりでな
く、切削工具をいちいち交換する必要がなく、短時間で
精密に加工することができる原子炉圧力容器用旋回加工
装置を提供することある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の旋回加工方法に
おいては、管内に挿入される大きさの本体と、該本体の
外周部に挿入方向に沿って複数突設されると共に、挿入
方向の先端が管内の横設壁と当接して本体を支持する支
持脚と、本体に軸周りに回転可能に取付けられた旋回テ
ーブルと、旋回テーブルの外周部に対し挿入方向に沿い
突出して取付けられ、各々が旋回テーブルの軸芯を中心
とする同一円周上に配置されると共に、挿入方向の先端
部に管内の環状壁の先端部を切削加工し得る切削工具を
有する複数の主軸ヘッド機構とを備えた旋回加工装置を
予め形成しておき、該旋回加工装置を、内部に軸方向と
直交する方向に突設された横設壁と該横設壁の内周側の
先端に軸方向に沿って突設された環状壁とを有する管内
に挿入し、切削工具により環状壁の先端部を加工する方
法であって、旋回加工装置を管内に挿入したとき、該旋
回加工装置の支持脚を管内の横設壁に当接させて本体を
横設壁に支持する。そして、該支持状態にあるとき、旋
回加工装置における複数の主軸ヘッド機構の切削工具に
より環状壁の先端部の切削を行うと共に、旋回テーブル
を軸周りに所望の角度で旋回させることにより、環状壁
の先端部を全周に渡り加工することを特徴とするもので
ある。
【0013】本発明の旋回加工装置においては、内部に
軸方向と直交する方向に突設された横設壁と、該横設壁
の内周側の先端に軸方向に沿って突設された環状壁とを
有する管内に挿入され、環状壁の先端部を加工する装置
であって、管内に挿入される大きさの本体と、該本体の
外周部に挿入方向に沿って複数突設され、挿入方向の先
端が管内の横設壁と当接して本体を支持する支持脚と、
旋回テーブルの外周部に対し挿入方向に沿い突出して取
付けられ、各々が旋回テーブルの軸芯を中心とする同一
円周上に配置されると共に、挿入方向の先端部に管内の
環状壁の先端部を切削加工し得る切削工具を有する主軸
ヘッド機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明装置の原子炉圧力容器用旋回
加工装置においては、内部に軸方向と直交する方向に突
設されたバッフルプレートと、該バッフルプレートの内
周側の先端に軸方向に沿って突設された環状のシュラウ
ドサポートシリンダとを有する原子炉の圧力容器内に挿
入され、シュラウドサポートシリンダの先端部を加工す
る装置であって、圧力容器内に挿入される大きさの本体
と、該本体の外周部に挿入方向に沿い突出して取付けら
れ、先端が圧力容器内のバッフルプレートと当接して本
体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に軸周
りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少なくと
も、挿入方向の先端部に圧力容器シュラウドサポートシ
リンダの先端部を粗切削し得る切削工具,シュラウドサ
ポートシリンダの先端部を仕上げ切削し得る切削工具を
夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿入方向に
沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の切削工
具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テーブルの
軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主軸ヘッ
ド機構と、切削工具による圧力容器内のシュラウドサポ
ートシリンダの切削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切
削用の切削工具とを挿入方向に沿い選択的に進退移動さ
せる工具進退機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図7により説明する。図1乃至図6は本発明を原子炉
プラントの圧力容器の加工に適用した旋回加工装置の一
実施例を示している。
【0016】ここで、実施例の旋回加工装置1を述べる
前に、本発明を適用する圧力容器について述べると、図
2に示すように、圧力容器100は、軸芯が垂直に配置
された管体であって、その内部には軸方向と直交する方
向に突設され、横設壁として板状に形成されたバッフル
プレート101と、バッフルプレート101の内周側の
先端部に軸方向に沿って突設され、環状壁として環状に
形成されたシュラウドサポートシリンダ102とが設け
られている。また圧力容器100の内部には、制御棒駆
動機構ハウジング103,中性子束モニタ案内管10
4,ジェットポンプ105の他、図示しない種々のもの
が収納されている。そして、旋回加工装置1が図2に示
す矢印の如く、圧力容器100に対し上方から挿入され
ることにより、圧力容器100のシュラウドサポートシ
リンダ102の先端部を加工し得るように構成したもの
である。
【0017】即ち、実施例の旋回加工装置1は、大別す
ると図1に示すように、本体2と、支持脚3と、旋回テ
ーブル4と、主軸ヘッド機構5とを備えて構成されてい
る。
【0018】具体的に述べると、本体2は、内部中空の
円柱状をなしており、その上部に旋回テーブル4の駆動
源である旋回駆動部6が設置されると共に、その下部に
テーブル主軸7が取付けられている。
【0019】支持脚3は、本体2の外周部に支持突起8
を介し挿入方向に沿い突出して取付けられ、挿入方向の
先端部が図1,図2に示すように、圧力容器100のバ
ッフルプレート101に当接することにより、本体1を
支持するものである。そのため、本体1を圧力容器10
0に挿入したとき、支持脚3は、図2に示す如く圧力容
器100内のジェットポンプ105からずれた位置にあ
って、かつ本体1を支持し得るよう複数(例えば3〜4
本)設けられている。
【0020】また複数の支持脚3は、各々が選択的に軸
方向に伸縮することにより、本体1を圧力容器100内
で水平方向に位置調整する水平調整機構9を夫々有して
いる。該水平調整機構9は、本体1の支持突起8の上に
設置された水平調整モータ10と、このモータ10と伝
達機構を介し連結され、支持脚3内で軸周りに回転可能
に支持されると共に、先端外周部にボールスクリュー1
2設けた回転軸11と、回転軸11のボールスクリュー
12と係合するナット13を設けたベース14とを有
し、ベース14のブラケット15がバッフルプレート1
01に当接したとき、水平調整モータ10の駆動によっ
て回転軸11が回ると、支持脚3とベース14との間が
軸方向に伸縮する。
【0021】また、水平調整機構9は、本体2の上面部
に複数の位置検出器16a,16b…(本例では120
度ピッチで3個)を有している。そして、本体1が図2
に示すように圧力容器100内に挿入されたとき、複数
の位置検出器16a,16b…が圧力容器100の主フ
ランジ部107に設置されたダイオードレーザ発信器か
らの光を受光すると、その光を距離数値に変換すること
により本体2と主フランジ部107間の距離を計測し、
その計測値を、水平度に換算するコントローラステーシ
ョン(図示せず)に送るようにしている。コントローラ
ステーションは、計測値が入力されると、その値に基づ
き各水平調整モータ10を制御し、回転軸11の駆動に
より支持脚3とベース14間が調節され、これにより本
体1を水平方向に位置調整するように構成されている。
【0022】さらに、本体1は、圧力容器100に挿入
されたとき、その圧力容器100の軸芯と本体1の軸芯
とを位置調整する調整手段を有している。該調整手段
は、図1に示すように、本体1の各々の支持突起8に軸
芯と直交する方向に移動可能に取付けられ、かつ先端部
に支持突起8より突出すると共に圧力容器100の内壁
と当接し得るローラ32を装着した移動体31と、支持
突起8上に設置され、かつ移動体31と符示しない動力
伝達機構を介し連結されると共に、移動体31を進退さ
せる駆動モータ33と、支持突起8の側部に設置され、
圧力容器100の内壁との間の距離を計測し得る検出器
34a,34b…(本例では90ピッチで4個)とを有
している。そして、本体1が圧力容器100に挿入され
たとき、検出器34a,34b…からの計測信号がコン
トローラステーションに送信されると、該コントローラ
ステーションがその計測信号に基づき各駆動モータ33
を選択的に駆動し、各移動体31が本体1の軸芯と直交
する方向に進退し、各移動体31のローラ32が圧力容
器100の内壁に当接することにより、本体1の軸芯を
圧力容器100の軸芯に位置調節するようにしている。
【0023】またさらに、この調整手段は、詳細に図示
していないが、駆動モータ33と移動体31との間の動
力伝達機構を切り換えたとき、駆動モータ33を駆動す
ると、移動体31のローラ32が転動することにより、
本体2が圧力容器100の内周壁を軸周りに回転するよ
うにしている。従って、この調整手段は、圧力容器10
0に対し本体2の軸芯を位置調整する軸芯調整機構部
と、本体2を軸周りに回転させる本体旋回機構部との二
つの機能を有している。
【0024】一方、旋回テーブル4は、図1に示すよう
に、その***部に取付けられたベアリングケース1
7,これに取付けられたリブ18,該リブ18の外周側
に取付けられたリブ19を有し、本体1に固定したテー
ブル主軸7に対しローラベアリング20を介しベアリン
グケース17が取付けられている。また、リブ19の上
部には断面L字形をなすテーブルサポート21を介し、
リングギヤ22が取付けられると共に、そのリングギヤ
22と噛合するピニオン23が本体1の底部のピニオン
用支持体29に軸支されている。さらに、ピニオン23
と本体1上の旋回駆動部6とは減速ギヤ24・25,連
結軸26によって連結されている。
【0025】従って、旋回駆動部6の出力が減速ギヤ2
4・25,連結軸26に伝わることによってピニオン2
3が回転し、該ピニオン23の回転によりリングギヤ2
2が回り、かくして旋回テーブル4が本体1のテーブル
主軸7の周りを回転する。なお、本体1の外周部にはガ
イド板27が固定され、このガイド板27の上・下位置
にスラストベアリング28を介しリングギヤ22とテー
ブルサポート21とが保持されることにより、旋回テー
ブル4の外周側の剛性力を保つようにしている。図1に
おいて、符号30は補強リブである。
【0026】主軸ヘッド機構5は、旋回テーブル4の外
周部に対し本体1の挿入方向に沿って複数取付けられて
いる。この主軸ヘッド機構5は、図1,図3,図4に示
す如く、スピンドルモータ51と、これを支持するモー
タ支持体52と、スピンドルモータ51の出力軸にエク
ステンションアタッチメント53を介して装着された切
削工具54を有し、スピンドルモータ51の駆動により
本体1の軸芯と直交する方向(水平方向)に回転する。
【0027】この切削工具54は、圧力容器100内の
環状に形成されたシュラウドサポートシリンダ102の
先端面を切削するため、その刃先がシュラウドサポート
シリンダ102の先端面と対応する位置に配置され、し
かも旋回テーブル4の回転によりシュラウドサポートシ
リンダ102の先端面を外周に渡り、確実に切削し得る
よう同一種類のものが円周上に複数設けられ、さらに切
削加工に際し、粗切削用,中仕上げ切削用,仕上げ切削
用と云うように各切削加工内容に応じた種類のものも設
けられている。
【0028】例えば図5に示すように、切削工具54は
全体として24本が用いられ、これらが円周上において
15度の等間隔で配置されている。そのうち、60度の
間隔をなす54A,54E,54I,54M,54Q,
54Uのものが粗切削用の工具である。また24本のう
ち、30度の間隔をなす54B,54D,54F,54
H,54J,54L,54N,54P,54R,54
T,54V,54Xのものが中仕上げ切削用としての工
具である。さらに、切削工具54Fと54Hとの間の切
削工具54Gが仕上げ切削用の工具である。
【0029】そして、それ以外の切削工具54C,54
K,54O,54S,54Wは、上述した粗切削用の工
具,中仕上げ用の工具,仕上げ用の工具の何れかが切削
不可能となったとき、それらの工具の予備をなしてい
る。従って、この切削工具54C,54K,54O,5
4S,54Wは、種々の切削工具の予備をなしている。
【0030】そして、これら各切削工具54A〜54X
は、後述する工具進退機構40により、夫々の切削工程
に応じ選択的に使い分けることができるように構成され
ている。即ち、工具進退機構40は、図3及び図4に示
すように、旋回テーブル4に設置された複数の上下送り
モータ41と、旋回テーブル4の外周部に支持手段42
により固定されたベース43と、該ベース43の外側に
固定され、かつ主軸ヘッド機構5のモータ支持体52を
取付けたサドル44と、このサドル44及びベース43
間の空間内に位置し、サドル44に嵌合固定されたダブ
ルボールナット45と、上端が上下送りモータ41の出
力軸と連結され、かつ途中位置がダブルボールナット4
5と係合するボールスクリュー46とを有している。そ
して、上下送りモータ41によりボールスクリュー46
を駆動し、該ボールスクリュー46上をダブルボールナ
ット45が旋回テーブル4の軸方向に沿い移動すること
により、所望の主軸ヘッド機構5を進退させる。
【0031】従って、前進移動した主軸ヘッド機構5の
切削工具54のみで、シュラウドサポートシリンダ10
2の先端部を切削加工する。
【0032】また、工具進退機構40は、図示していな
いものの、主軸ヘッド機構5の先端部に設置された距離
センサの検出に基づき、加工している主軸ヘッド機構5
の切削工具54の切込み量を規制する。前記距離センサ
は、切削加工に際し、主軸ヘッド機構5がシュラウドサ
ポートシリンダ102側に移動すると、該シリンダ10
2の上面との距離寸法を計測し、その値をリモートコン
トローラステーションに送信するものである。そして、
リモートコントローラステーションがその送信されたデ
ータに従い、切削工具54の切込み量を演算すると、工
具進退機構40は、その演算された切込み量に基づき主
軸ヘッド機構5を前進移動させるようにしている。
【0033】さらに、切削工具54によるシュラウドサ
ポートシリンダ102の切削加工時、切粉が発生する
が、その切粉を回収し得る切粉回収機が主軸ヘッド機構
5に設置されている。この切粉回収機は図示していない
ものの、例えば、主軸ヘッド機構5の切削工具54の近
傍位置に設置され、切削加工中に発生する切粉を真空方
式により吸着し得るように構成され、しかも切削工具5
4の駆動時に共に駆動される。
【0034】実施例の旋回加工装置は、上記の如き構成
よりなるので、次にその取扱いに関連して本発明の旋回
加工方法の一実施例について述べる。
【0035】旋回加工装置1を原子炉圧力容器100に
挿入するに際し、先ず、旋回加工装置1を床面にて組立
後、種々の稼動部の単独動作を確認すると共に、主軸ヘ
ッド機構5の切削工具54の刃先合わせを行う。このと
き、刃先合わせの場合には、図6に示すように、床に架
台60,刃先調整台61を夫々用意し、その架台60上
に支持脚3のブラケット15を載置し、この状態で刃先
調整台61のインジケータ62により計測量を視認しな
がら切削工具54の刃先を合わせ、この刃先合わせを、
旋回テーブル4を矢印イの如く回転することにより全て
の切削工具について行う。そして、万一刃先が合わない
場合には、工具進退機構の駆動により主軸ヘッド機構5
を矢印ロの如く上下方向に移動させて調整する。
【0036】一方、圧力容器100においては、図示し
ていないが、内部に存在する蒸気乾燥器,気水分離器,
シュラウドヘッド燃料集合体,制御棒,中央燃料支持金
具,炉心支持板等を予め取り外しておき、図2に示すよ
うに、炉心スプレイスパジャーの配管106,ジェット
ポンプ105,中性子束モニタ案内管104,制御棒駆
動ハウジング103等を取付けた状態のままとする。
【0037】この状態のあるとき、旋回加工装置1を天
井クレーンにて吊り上げ、吊り上げた旋回加工装置1を
移動して圧力容器100の内部に対する挿入を開始す
る。このとき、圧力容器100の内周壁からの出っ張り
部分、例えば図2に示すような炉心スプレイスパジャー
の配管106,ジェットポンプ105等との干渉を避け
るため、監視しながら挿入するが、万一、それらの出っ
張り部分に干渉する事態が発生するようであれば、圧力
容器100内において調整手段の旋回機構により本体2
を軸周りに回転させ、本体2の支持突起8が圧力容器1
00の出っ張り部分との干渉するのを回避しながら下方
に挿入する。
【0038】次いで、旋回加工装置1の挿入が進み、圧
力容器100内において、旋回加工装置1の支持脚3の
ブラケット15がバッフルプレート101上に当接する
と、その状態を監視カメラにより監視し、着地が完全で
あることを確認すると共に、調整手段のローラ32が圧
力容器100の内周壁に当接していることを確認した
後、旋回加工装置1を吊り下げているワイヤを緩める。
【0039】このとき、ワイヤを緩めるに際しては、支
持脚3のブラケット15がバッフルプレート101上か
ら浮いた状態とし、その状態のままで旋回加工装置1の
調整手段の軸芯調整機構部を駆動し、圧力容器100の
軸芯に対し本体1の軸芯を位置調整し、また水平調整機
構9を駆動し、支持脚3のブラケット15をバッフルプ
レート101に当接した状態で支持脚3を伸縮させるこ
とにより、旋回加工装置1の水平方向の位置を調整す
る。このような本体1の軸芯調整及び水平方向の位置調
整は適宜繰り返して行うことにより、圧力容器100内
における旋回加工装置1の位置を的確に位置決めするこ
とが望ましい。
【0040】そして、圧力容器100内における旋回加
工装置1の位置決めが終了し、また上述の如く、監視カ
メラにて支持脚3及びローラ32の位置を確認すること
により、旋回加工装置1を吊り下げているワイヤを緩め
る。
【0041】しかる後、旋回加工装置1の主軸ヘッド機
構5の切削工具54によりシュラウドサポートシリンダ
102を加工する。
【0042】この加工時、まず第1ステップとして、図
5において60度の角度に配置されている粗切削用の切
削工具54A,54E,54I,54M,54Q,54
Uを、主軸ヘッド機構5のスピンドルモータ51により
駆動する一方、旋回テーブル4が本体2に対し旋回駆動
部6の駆動により60度の角度で軸周りに回転する。こ
のとき、これら各切削工具54A,54E,54I,5
4M,54Q,54Uは、工具進退機構40の選択的な
駆動により、切込み量の指令に応じた分だけ主軸ヘッド
機構5が下降する。
【0043】従って、各切削工具は、シュラウドサポー
トシリンダ102上で所定の切込み量の分だけ自転しな
がら旋回し、各切削工具がシュラウドサポートシリンダ
102の上端部の円周上で互いに分担された領域だけを
粗切削し、即ち、分担された領域を夫々セグメント加工
するので、結果的に、シュラウドサポートシリンダ10
2の上端部を全周に渡り粗切削加工することができ、こ
れによって第1ステップを終了する。
【0044】なお、上記加工時には、図示しない切粉回
収機が運転され、加工時に発生する切粉を回収する。そ
して、粗切削加工が終了した頃、粗切削用の主軸ヘッド
機構5をシュラウドサポートシリンダ102から上昇さ
せすると共に、旋回テーブル4の回転を停止し、監視カ
メラによりシュラウドサポートシリンダ102の加工状
態を確認し、また必要に応じ加工状態を録画しておく。
【0045】次いで、第2ステップとしては、図5にお
いて30度の角度に配置されてい中仕上げ用の切削工具
54B,54D,54F,54H,54J,54L,5
4N,54P,54R,54T,54V,54Xを、そ
の主軸ヘッド機構5のスピンドルモータ51により駆動
する一方、旋回テーブル4が本体2に対し旋回駆動部6
の駆動により30の角度で軸周りに回転する。このと
き、それら各切削工具54B,54D,54F,54
H,54J,54L,54N,54P,54R,54
T,54V,54Xは、粗切削の場合と同様、工具進退
機構40が選択的に主軸ヘッド機構5を駆動し、該主軸
ヘッド機構5が切込み量の指令に応じた分だけ下降する
ことにより、所定の切込み量でシュラウドサポートシリ
ンダ102の上端部の円周上を分担された領域だけ中仕
上げ切削し、結果的に、シュラウドサポートシリンダ1
02の上端部を全周に渡り中仕上げ加工し、これによっ
て第2ステップを終了する。
【0046】なお、上記加工時にも切粉回収機が同様に
駆動され、加工時に発生する切粉を回収する。また、こ
の場合も粗切削加工が終了した頃、粗切削用の主軸ヘッ
ド機構5をシュラウドサポートシリンダ102から上昇
させすると共に、旋回テーブル4の回転を停止し、監視
カメラによりシュラウドサポートシリンダ102の加工
状態を確認し、また必要に応じ加工状態を録画してお
く。
【0047】第3のステップとしては、図5における仕
上げ用の切削工具54Gのみを用いる。即ち、第3のス
テップ時には、主軸ヘッド機構5のスピンドルモータ5
1により切削工具54Gだけを駆動する一方、旋回テー
ブル4が本体2に対し旋回駆動部6の駆動により360
の角度で軸周りに回転する。このとき、切削工具54G
は、粗切削及び中仕上げ切削の場合と同様、工具進退機
構40が、切削工具54Gを有する主軸ヘッド機構5を
選択的に駆動し、切込み量の指令に応じた分だけ主軸ヘ
ッド機構5が下降することにより、所定の量でシュラウ
ドサポートシリンダ102の上端部を全周に渡り仕上げ
加工し、これによって切削加工を完了する。
【0048】なお、上記仕上げ加工時にも切粉回収機が
同様に駆動され、加工時に発生する切粉を回収する。
【0049】このように本発明方法では、圧力容器10
0内に旋回加工装置1を挿入したとき、該旋回加工装置
1の支持脚3を圧力容器100のバッフルプレート10
1上に当接させて装置1を支持し、その支持状態にある
とき、主軸ヘッド機構5の切削工具54によりシュラウ
ドサポートシリンダ102の上端部を切削加工し、しか
も切削工具54をシュラウドサポートシリンダ102の
周りに沿い旋回させながら切削加工するので、環状のシ
ュラウドサポートシリンダ102の上端部を全周に渡り
加工することができ、従って、圧力容器100のように
大型でかつ設置された対象物でも、確実に加工すること
ができる。
【0050】しかも、圧力容器100内の出っ張り部分
であるバッフルプレート101を利用し、その部分に本
体1に設けた支持脚3を当接して本体1を支持するの
で、本体1を確実に安定した状態でセットすることがで
きる。
【0051】また、本発明方法では、切削工具54を有
する主軸ヘッド機構5が旋回テーブル4の円周上に複数
配置され、粗切削用の切削工具54A,54E,55
I,54M,54Q,54U及び中仕上げ用の切削工具
54B,54D,54F,54H,54J,54L,5
4N,54P,54R,54T,54V,54Xが、シ
ュラウドサポートシリンダ102の上端部で夫々分担さ
れた領域を切削加工するので、即ち、それら各切削工具
がセグメント加工することによりシュラウドサポートシ
リンダ102を全周に渡り切削するので、従来技術のよ
うに、切削工具に寿命が発生するのを極力抑えることが
できる。そのため、圧力容器100のように極めて硬度
の高い材質のものでも、切削工具が寿命となるのを防ぐ
ことができ、切削工具を交換することが不要になるばか
りでなく、加工を短時間で行うことができる。
【0052】さらに、上述の如く、粗切削用の切削工具
及び中仕上げ用の切削工具により、環状2のシュラウド
サポートシリンダ102の上端部をセグメント加工した
場合、各切削工具の互いの領域の境界部には凸凹が発生
するおそれがある。しかし上述の如く、仕上げ切削用の
1本の切削工具54Gによりシュラウドサポートシリン
ダ102の上端部を一周して加工すると、凸凹を切削す
ることができ、確実に綺麗に仕上げ加工することができ
る。しかも、切削工具54Gが一本であっても、仕上げ
用として使用すれば、被加工物の切削抵抗が小さいの
で、切削工具54Gが損傷するおそれがなくなり、寿命
をきたすこともない。● そして、実施例の旋回加工装置1は、本体2と、支持脚
3と、旋回テーブル4と、旋回テーブル4の外周部に対
し挿入方向に沿い突出して取付けられ、各々が旋回テー
ブル4の軸芯を中心とする同一円周上に配置されると共
に、挿入方向の先端部に圧力容器100内のシュラウド
サポートシリンダ102の先端部を切削加工する切削工
具54を有する主軸ヘッド機構5とを備えているので、
圧力容器100のように大型でかつ設置された対象物で
も、加工する方法を的確に実施し得る。
【0053】また、実施例の旋回加工装置1は、粗切削
用,中仕上げ用,仕上げ用からなる切削工具54と工具
進退機構40とを有し、切削工具54による切削時、工
具進退機構40により切削工具54を選択的に進退移動
させるように構成したので、粗切削用,中仕上げ用,仕
上げ用の切削工具を夫々の切削加工内容に応じ順次使い
分けることができ、そのため、切削加工を短時間で効率
的に行うことができる。
【0054】しかも、切削工具54は、粗切削用,中仕
上げ用,仕上げ用のものを有する他、それら各切削加工
の予備用の切削工具54C,54K,54O,54S,
54Wをも有するので、万一、切削加工によって何れか
の切削工具が破損しても、予備の切削工具を工具進退機
構40で駆動することにより、代わりとして使用でき
る。その点からも、切削工具を交換することが不要にな
る。
【0055】さらに、実施例の旋回加工装置1は、本体
2がローラ32を装着した移動体31,駆動モータ3
3,検出器34a・34b…等からなる調整手段を有
し、かつ該調整手段が本体2の軸芯を圧力容器100の
軸芯に一致させるように構成したので、圧力容器100
のように高精度が要求されるものに対し正確に軸芯を一
致させることにより圧力容器と本体間の相対的な位置決
めができ、また本体2が、水平調整モータ10,回転軸
11,位置検出器16a・16b…等からなる水平調整
機構9を有し、かつ該水平調整機構9により、支持脚3
を伸縮することによって本体2及び旋回テーブル4を水
平に位置決めするように構成したので、本体2を正確に
水平に位置決めすることもでき、これらにより、シュラ
ウドサポートシリンダ102の加工を高精度に行うこと
ができる。。
【0056】また、前記調整手段として、本体2を軸周
りに回転させる本体旋回機構をも有しているので、圧力
容器100に本体2を挿入する場合、シュラウドヘッド
燃料集合体,制御棒,中央燃料支持金具などを取り外す
ものの、図2に示す如く、炉心スプレイスパジャーの配
管106,ポンプケーシング,ジェットポンプ105な
どを設置したままの状態で、しかもそれらとの干渉を回
避しながら本体2を挿入できるので、それらを取り外す
手間が不要になり、装置の挿入が容易となる。そのた
め、多数の部品が収納されている圧力容器100におい
て取り外す部品点数を極力少なくでき、それだけ取り外
した部品を新品と交換する割合が少なくなるので、コス
トの低廉化を図り得る。
【0057】図7は旋回加工装置の1の他の実施例を示
している。これまでの実施例では、切削工具54が圧力
容器シュラウドサポートシリンダ102の上端部を水平
に切削加工する例を示したが、本実施例の旋回加工装置
1は、シュラウドサポートシリンダ102の上端部を水
平に切削加工すると共に、斜めに切削加工し得るように
している。
【0058】即ち、この場合は、主軸ヘッド機構5の切
削工具として、スピンドルモータ51の出力軸に連結さ
れたエクステンションアタッチメント53の先端に、二
軸アタッチメント55を介しエンドミルカッタ540が
装着されている。この二軸アタッチメント55は、エン
ドミルカッタ540を装着した旋回部55aと、その旋
回部55aを図7に示す矢印方向に旋回させる旋回モー
タ55bとを有している。そして、シュラウドサポート
シリンダ102の上端部の切削に際しては、旋回モータ
55bの駆動により旋回部55aを図示の如く傾いた状
態に旋回し、スピンドルモータ51によりエンドミルカ
ッタ540が駆動されると、エンドミルカッタ540の
外周刃がシュラウドサポートシリンダ102の上端部の
一部を斜めに切削加工し、また旋回モータ55bにより
旋回部55aが垂直方向の姿勢まで旋回したとき、エン
ドミルカッタ540の先端刃によりシュラウドサポート
シリンダ102の上端面を水平に切削加工するようにし
ている。
【0059】上記の如く、主軸ヘッド機構5が切削工具
としてエンドミルカッタ540を装着した場合、シュラ
ウドサポートシリンダ102の上端部を水平に切削加工
すると共に、斜めに切削加工すると、その加工された形
状が溶接時の開先形状となり得るので、シュラウドサポ
ートシリンダ102に他の部品を溶接することが可能と
なり、溶接に要する開先形状を的確に形成することがで
きる。
【0060】従って、主軸ヘッド機構5がスピンドルモ
ータ51の出力軸にエクステンションアタッチメント5
3,二軸アタッチメント55を介し切削工具を取付ける
と、種々の切削工具54,540を使用することができ
ると共に、任意の形状に形成することができ、それだけ
加工の適用範囲を拡大化することができる。
【0061】なお、図示実施例では、旋回加工装置1を
用いる対象物として原子炉圧力容器100を例示した
が、これ以外のものでもよく、即ち、内部にバッフルプ
レート101に相当する横設壁,シュラウドサポートシ
リンダ102に相当する環状壁を有する管であって、そ
の環状壁を切削加工する必要のあるものにも同様に適用
できるのは勿論である。また図示実施例では、切削工具
54のうち、図5に示す如く、粗切削用のものが60度
の間隔で、また中仕上げ用のものが30度の間隔で配置
され、しかも、粗切削時には旋回テーブル4が60の角
度で旋回され、かつ中仕上げ時には30度の角度で旋回
される例を示したが、切削工具54の間隔や旋回テーブ
ル4の旋回角度は、切削工具の取付け角度に対応しなく
とも良く、図示実施例に限定されるものではない。そし
て、それら各切削工具が粗切削加工時及び中仕上げ加工
時、全て使用される例を示したが、例えば材料の種類に
よってはいくつかの工具のみを選択的に使用し、他の工
具を予備とするように構成してもよい。
【0062】さらに、切削工具54として、粗切削用と
中仕上げ用と仕上げ用との三つのステップを経ることに
より、切削加工が完了する例を示したが、本発明におい
ては、これに限定されるものではなく、例えば粗切削用
と最終仕上げ用との二つのステップを経ることにより、
切削加工が完了するようにもすることができる。
【0063】またさらに、図示実施例では、支持脚3を
伸縮させ、本体2を水平に位置調整し得る水平調整機構
9、及び本体2の軸芯を圧力容器100の軸芯に一致さ
せる軸芯調整機構、並びに本体2を圧力容器100に旋
回させる本体旋回機構を示したが、その具体的構成は図
示実施例に限定されるものではなく、要は所期の機能を
有するものであればよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1及
び2によれば、管内に装置を挿入したとき、装置の支持
脚を管内の横設壁に当接させて装置を支持し、その支持
状態にあるとき、主軸ヘッド機構の切削工具により管内
の環状壁の上端部を切削加工し、しかも切削工具を環状
壁の周りに沿い旋回させながら切削加工するので、環状
壁の上端部を全周に渡り加工できるように構成したの
で、大型でかつ設置され対象物でも、確実に加工するこ
とができ、しかも、管内の出っ張り部分である横設壁を
利用して支持するので、本体を確実に安定した状態でセ
ットすることがき、さらに各切削工具が環状壁の上端部
をセグメント加工し、結果的に環状壁の全周に渡り切削
するので、切削工具に寿命が発生するのを極力抑え、切
削工具が寿命となるのを防ぐことができ、切削工具を交
換することが不要になるばかりでなく、加工を短時間で
行うことができる効果がある。
【0065】請求項3,4〜6によれば、請求項1,2
の方法を的確に実施し得る効果がある。特に、請求項4
によれば、切削工具による切削時、工具進退機構により
粗切削用,仕上げ用の切削工具を夫々の切削加工内容に
応じ順次使い分けるようにしたので、切削加工を短時間
で効率的に行うことができる効果があり、請求項5によ
れば、軸心調整機構と水平機構とを有し、管に対し正確
に軸芯を一致させることにより管と本体間の相対的な位
置決めができると共に、本体及び旋回テーブルを水平に
位置決できるように構成したので、環状壁の加工を高精
度に行うことができる効果があり、請求項6によれば、
本体旋回機構を有し、管内の出っ張り部分との干渉を回
避しながら本体を挿入できるので、容易に挿入すること
ができる効果がある。そして、請求項7によれば、主軸
ヘッド機構が切削工具の種類を選定し得るアタッチメン
トを有するので、切削加工の適用範囲を拡大化すること
ができる効果がある。
【0066】そして、請求項8〜10によれば、原子炉
圧力容器の加工時、簡単かつ確実に挿入することがで
き、しかも容器内の全ての部品を取り外す必要がないば
かりでなく、切削工具をいちいち交換する必要がなく、
短時間で精密に加工できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を原子炉圧力容器の加工に適用した旋回
加工装置の一実施例を示す一部断面の構成図。
【図2】旋回加工装置を原子炉圧力容器内に挿入し、セ
ットした状態を示す概略説明図。
【図3】旋回テーブルに取付けられた工具進退機構と主
軸ヘッド機構とを示す横断面図。
【図4】同じく旋回テーブルに取付けられた工具進退機
構と主軸ヘッド機構とを示す一部破断の説明図。
【図5】主軸ヘッド機構に装着された各切削工具の位置
関係を示す説明図。
【図6】旋回加工装置の挿入に際し、切削工具の刃先合
わせを示す説明図。
【図7】旋回加工装置の他の実施例を示す主軸ヘッド機
構の要部の説明図。
【符号の説明】
1…旋回加工装置、2…本体、3…支持脚、4…旋回テ
ーブル、5…主軸ヘッド機構、6…旋回駆動源、7…テ
ーブル主軸、9…水平調整機構、31〜34…軸心調整
機構,本体旋回機構をなす調整手段、100…原子炉圧
力容器、101…バッフルプレート、102…シュラウ
ドサポートシリンダ。
フロントページの続き (72)発明者 吉川 俊恵 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 須藤 健二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内に挿入される大きさの本体と、該本
    体の外周部に挿入方向に沿って複数突設されると共に、
    挿入方向の先端が管内の横設壁と当接して本体を支持す
    る支持脚と、本体に軸周りに回転可能に取付けられた旋
    回テーブルと、旋回テーブルの外周部に対し挿入方向に
    沿い突出して取付けられ、各々が旋回テーブルの軸芯を
    中心とする同一円周上に配置されると共に、挿入方向の
    先端部に管内の環状壁の先端部を切削加工し得る切削工
    具を有する複数の主軸ヘッド機構とを備えた旋回加工装
    置を予め形成しておき、該旋回加工装置を、内部に軸方
    向と直交する方向に突設された横設壁と該横設壁の内周
    側の先端に軸方向に沿って突設された環状壁とを有する
    管内に挿入し、切削工具により環状壁の先端部を加工す
    る旋回加工方法であって、旋回加工装置を管内に挿入し
    たとき、該旋回加工装置の支持脚を管内の横設壁に当接
    させて本体を横設壁に支持し、該支持状態にあるとき、
    旋回加工装置における複数の主軸ヘッド機構の切削工具
    により環状壁の先端部の切削を行うと共に、旋回テーブ
    ルを軸周りに所望の角度で旋回させることにより、環状
    壁の先端部を全周に渡り加工することを特徴とする管内
    環状壁の旋回加工方法。
  2. 【請求項2】 予め、管内に挿入される大きさの本体
    と、該本体の外周部に挿入方向に沿って複数突設される
    と共に、先端が管内の横設壁と当接して本体を支持する
    支持脚と、本体に軸周りに回転可能に取付けられた旋回
    テーブルと、少なくとも、挿入方向の先端部に管内の環
    状壁の先端部を粗切削し得る切削工具,環状壁の先端部
    を仕上げ切削し得る切削工具を夫々有し、かつ旋回テー
    ブルの外周部に対し挿入方向に沿い突出して取付けられ
    ると共に、粗切削用の切削工具,仕上げ切削用の切削工
    具の夫々を、旋回テーブルの軸芯を中心とする同一円周
    上に配置した複数の主軸ヘッド機構と、各主軸ヘッド機
    構の切削工具を挿入方向に対し選択的に進退させる工具
    進退機構とを備えた旋回加工装置を形成し、該旋回加工
    装置を、内部に軸方向と直交する方向に突設された横設
    壁と該横設壁の内周側の先端に軸方向に沿って突設され
    た環状壁とを有する管内に挿入し、切削工具により環状
    壁の先端部を加工する旋回加工方法であって、旋回加工
    装置を管内に挿入したとき、該旋回加工装置の支持脚を
    管内の横設壁に当接させて本体を横設壁に支持し、該支
    持状態にあるとき、旋回加工装置における複数の粗切削
    用主軸ヘッド機構の切削工具を前進移動させ、前進移動
    した切削工具により環状壁の先端部の切削を行うと共
    に、旋回テーブルを軸周りに所望の角度で旋回させるこ
    とにより、環状壁の先端部を粗切削加工し、次いで、旋
    回加工装置における粗切削用主軸ヘッド機構の切削工具
    を後退移動すると共に、仕上げ用主軸ヘッド機構の切削
    工具を前進移動させ、その後、該前進移動した仕上げ用
    の切削工具により環状壁の先端部を仕上げ切削すると共
    に、旋回テーブルを環状壁の全周に沿い旋回させること
    により、環状壁の先端部を全周に渡り加工することを特
    徴とする管内環状壁の旋回加工方法。
  3. 【請求項3】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    た横設壁と、該横設壁の内周側の先端に軸方向に沿って
    突設された環状壁とを有する管内に挿入され、環状壁の
    先端部を加工する旋回加工装置であって、管内に挿入さ
    れる大きさの本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿っ
    て複数突設され、挿入方向の先端が管内の横設壁と当接
    して本体を支持する支持脚と、旋回テーブルの外周部に
    対し挿入方向に沿い突出して取付けられ、各々が旋回テ
    ーブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置されると共
    に、挿入方向の先端部に管内の環状壁の先端部を切削加
    工し得る切削工具を有する主軸ヘッド機構とを備えたこ
    とを特徴とする管内環状壁の旋回加工装置。
  4. 【請求項4】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    た横設壁と、該横設壁の内周側の先端に軸方向に沿って
    突設された環状壁とを有する管内に挿入され、環状壁の
    先端部を加工する旋回加工装置であって、管内に挿入さ
    れる大きさの本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い
    突出して取付けられ、先端が管内の横設壁と当接して本
    体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に軸周
    りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少なくと
    も、挿入方向の先端部に管内の環状壁の先端部を粗切削
    し得る切削工具,環状壁の先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具による管内の環状壁の切削
    時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の切削工具とを
    挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工具進退機構と
    を備えたことを特徴とする管内環状壁の旋回加工装置。
  5. 【請求項5】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    た横設壁と、該横設壁の内周側の先端に軸方向に沿って
    突設された環状壁とを有する管内に挿入され、環状壁の
    先端部を加工する旋回加工装置であって、管内に挿入さ
    れる大きさの本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い
    突出して取付けられ、先端が管内の横設壁と当接して本
    体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に軸周
    りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少なくと
    も、挿入方向の先端部に管内の環状壁の先端部を粗切削
    し得る切削工具,環状壁の先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具による管内の環状環状壁の切
    削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の切削工具と
    を挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工具進退機構
    と、本体の軸芯を管内の軸芯に一致させる軸芯調整機構
    と、支持脚を伸縮させ、管内における本体の水平方向を
    位置調整する水平調整機構とを備えたことを特徴とする
    管内環状壁の旋回加工装置。
  6. 【請求項6】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    た横設壁と、該横設壁の内周側の先端に軸方向に沿って
    突設された環状壁とを有する管内に挿入され、環状壁の
    先端部を加工する旋回加工装置であって、管内に挿入さ
    れる大きさの本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い
    突出して取付けられ、先端が管内の横設壁と当接して本
    体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に軸周
    りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少なくと
    も、挿入方向の先端部に管内の環状壁の先端部を粗切削
    し得る切削工具,環状壁の先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具による管内の環状環状壁の切
    削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の切削工具と
    を挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工具進退機構
    と、本体の軸芯を管内の軸芯に一致させる軸芯調整機構
    と、支持脚を伸縮させ、管内における本体の水平方向を
    位置調整する水平調整機構と、本体を管内において軸周
    りに回転させる本体旋回機構とを備えたことを特徴とす
    る管内環状壁の旋回加工装置。
  7. 【請求項7】 前記主軸ヘッド機構は、駆動源の動力を
    切削工具に伝達し、かつ該被環状壁の加工形状に応じ切
    削工具の種類を選定し得るアタッチメントを有すること
    を特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載の管内環
    状壁の旋回加工装置。
  8. 【請求項8】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    たバッフルプレートと、該バッフルプレートの内周側の
    先端に軸方向に沿って突設された環状のシュラウドサポ
    ートシリンダとを有する原子炉の圧力容器内に挿入さ
    れ、シュラウドサポートシリンダの先端部を加工する旋
    回加工装置であって、圧力容器内に挿入される大きさの
    本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い突出して取付
    けられ、先端が圧力容器内のバッフルプレートと当接し
    て本体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に
    軸周りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少な
    くとも、挿入方向の先端部に圧力容器内のシュラウドサ
    ポートシリンダの先端部を粗切削し得る切削工具,シュ
    ラウドサポートシリンダの先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具によるシュラウドサポートシ
    リンダの切削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の
    切削工具とを挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工
    具進退機構とを備えたことを特徴とする原子炉圧力容器
    用旋回加工装置。
  9. 【請求項9】 内部に軸方向と直交する方向に突設され
    たバッフルプレートと、該バッフルプレートの内周側の
    先端に軸方向に沿って突設された環状のシュラウドサポ
    ートシリンダとを有する原子炉の圧力容器内に挿入さ
    れ、シュラウドサポートシリンダの先端部を加工する旋
    回加工装置であって、圧力容器内に挿入される大きさの
    本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い突出して取付
    けられ、先端が圧力容器内のバッフルプレートと当接し
    て本体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に
    軸周りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少な
    くとも、挿入方向の先端部に圧力容器内のシュラウドサ
    ポートシリンダの先端部を粗切削し得る切削工具,シュ
    ラウドサポートシリンダの先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具によるシュラウドサポートシ
    リンダの切削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の
    切削工具とを挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工
    具進退機構と、本体の軸芯を管内の軸芯に一致させる軸
    芯調整機構と、支持脚を伸縮させ、圧力容器内における
    本体の水平方向の位置を調整する水平調整機構とを備え
    たことを特徴とする原子炉圧力容器用旋回加工装置。
  10. 【請求項10】 内部に軸方向と直交する方向に突設さ
    れたバッフルプレートと、該バッフルプレートの内周側
    の先端に軸方向に沿って突設された環状のシュラウドサ
    ポートシリンダとを有する原子炉の圧力容器内に挿入さ
    れ、シュラウドサポートシリンダの先端部を加工する旋
    回加工装置であって、圧力容器内に挿入される大きさの
    本体と、該本体の外周部に挿入方向に沿い突出して取付
    けられ、先端が圧力容器内のバッフルプレートと当接し
    て本体を支持する支持脚と、本体の挿入方向の先端部に
    軸周りに回転可能に取付けられた旋回テーブルと、少な
    くとも、挿入方向の先端部に圧力容器内のシュラウドサ
    ポートシリンダの先端部を粗切削し得る切削工具,シュ
    ラウドサポートシリンダの先端部を仕上げ切削し得る切
    削工具を夫々有し、かつ旋回テーブルの外周部に対し挿
    入方向に沿い突出して取付けられると共に、粗切削用の
    切削工具,仕上げ切削用の切削工具の夫々を、旋回テー
    ブルの軸芯を中心とする同一円周上に配置した複数の主
    軸ヘッド機構と、切削工具によるシュラウドサポートシ
    リンダの切削時、粗切削用の切削工具と仕上げ切削用の
    切削工具とを挿入方向に沿い選択的に進退移動させる工
    具進退機構と、本体の軸芯を圧力容器内の軸芯に一致さ
    せる軸芯調整機構と、支持脚を伸縮させ、圧力容器内に
    おける本体の水平方向を位置調整する水平調整機構と、
    本体を圧力容器内で軸周りに旋回させる本体旋回機構と
    を備えたことを特徴とする原子炉圧力容器用旋回加工装
    置。
  11. 【請求項11】 前記主軸ヘッド機構は、駆動源の動力
    を切削工具に伝達し、かつシュラウドサポートシリンダ
    の加工形状に応じ切削工具の種類を選定し得るアタッチ
    メントを有することを特徴とする請求項8〜10の何れ
    か一項に記載の原子炉圧力容器用旋回加工装置。
JP8044664A 1996-03-01 1996-03-01 管内環状壁の旋回加工方法及び管内環状壁の旋回加工装置並びに原子炉圧力容器用旋回加工装置 Pending JPH09236683A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260093A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Toshiba Corp 円筒構造物の機械加工装置

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