JPH09235640A - 磁気ディスク基板用アルミニウム合金板及びその製造方法 - Google Patents

磁気ディスク基板用アルミニウム合金板及びその製造方法

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JPH09235640A
JPH09235640A JP8067342A JP6734296A JPH09235640A JP H09235640 A JPH09235640 A JP H09235640A JP 8067342 A JP8067342 A JP 8067342A JP 6734296 A JP6734296 A JP 6734296A JP H09235640 A JPH09235640 A JP H09235640A
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幸治 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ピット、ノジュールが少ない磁気
ディスク用アルミニウム合金板及びその製造方法を課題
とする。 【解決手段】 Cu:0.05〜0.15wt%、M
g:2〜6wt%、Zn:0.1〜0.3wt%、Z
r:0.05〜0.12wt%を含有し、かつ、2Cu
+6Zr−3Zn=0.15〜0.32wt%の関係を
有し、更に、Mn:0.01を超え0.05wt%未
満、Cr:0.01を超え0.05wt%未満のうち1
種または2種を含有し、不純物としてSi:0.1wt
%以下、Fe:0.1%以下、Ti:0.02wt%以
下に規制され、残部がAl及び不可避的元素からなり、
前記不可避的元素が各々0.02wt%以下であるアル
ミニュウム合金板である。前記アルミニウム合金板の表
層において、長径が5μmを超えるMg2 Si及びAl
−Fe系金属間化合物が単位面積当たりの個数が20個
/mm2 以下であることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気デイスク基板
用アルミニウム合金に関し、特に下地処理におけるピッ
トやノジュールの発生が極めて少なく、かつメッキ性に
優れた磁気デイスク基板用アルミニウム合金及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスクは大容量化、高密度
化されてきており、磁気ディスクの1ビット当たりの占
有領域や磁気ヘッドと磁気ディスクとの間隔は益々減少
してきている。
【0003】一般に、磁気ディスクは、アルミニウム合
金基板をグラインディング加工後、磁性膜被覆のための
下地処理として硬質非磁性金属、例えばアモルファスの
Ni−Pを無電解メッキし、研磨後スパッタリングによ
り磁性膜、例えばCo−Ni−P合金を被覆して製造方
法される。このような磁気ディスクの基板には次のよう
な特性が要求されている。
【0004】(1)非熱処理型で、種々の加工及び使用
時の高速回転に耐えうる十分な強度を有すること。 (2)軽量で、研磨により良好な鏡面が得られ、ピット
等の表面欠陥の発生がないこと。 (3)下地処理である無電解メッキの密着性及び表面平
滑性が優れ、メッキ後もピット等の欠陥が発生しないこ
と。
【0005】このような特性を満たす磁気ディスク用基
板として、JIS A5086アルミニウム合金(M
g:3.5〜4.5wt%、Fe:≦0.5wt%、S
i:≦0.40wt%、Mn:0.2〜0.7wt%、
Cr:0.05〜0.25wt%、Cu:≦0.10w
t%、Ti:≦0.15wt%、Zn:≦0.25wt
%、残部:A1)やJIS A5086合金の不純物元
素であるFeやSi等の量を規制してマトリックス中に
生成する金属間化合物を小さくした合金が用いられてい
る。
【0006】しかし、上記JIS A5086アルミニ
ウム合金からなる基板には、合金中の金属間化合物がジ
ンケート処理時に脱落してピットを生成するという問題
がある。このピットは、従来の20μm程度の厚さの無
電解メッキの場合は、その後のポリッシング研磨により
消えることが多く問題になることはなかったが、昨今の
メッキ厚さは例えば14μmと薄肉化の傾向にあるた
め、ポリッシング研磨後もピットが残存し、磁気ディス
ク基板の表面平滑性を損なうようになってきた。
【0007】また、アルミニウム合金板を所定の寸法に
打ち抜き、その後、切削もしくは研削を施すが、その
際、金属間化合物が脱落し、ピット欠陥となる場合もあ
る。
【0008】このようなピット欠陥を防止するために、
アルミニウム合金基板の金属間化合物を減らし、その大
きさも小さくすることが望まれ、これまで種々の対策が
講じられてきた。
【0009】例えば、特開平2−97639号公報に
は、無電解Ni−P合金メッキの平滑性を向上させるた
めに、前処理のジンケート処理液の微量添加元素の種
類、量をコントロールし、ジンケート皮膜を薄く、均一
で緻密に付着させてメッキ皮膜中の微小欠陥を改善する
方法が開示されている。実際、この方法による磁気ディ
スク基板用アルミニウム合金は実用化されており、高い
評価を受けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法による磁気ディスク用基板も、近年の2GB/枚
以上の大容量の磁気ディスクには対応できず、次のよう
な問題を引き起こしている。
【0011】一つには、大容量化のために磁気ヘッドの
浮上高さ(フライングハイト)は1.5μ”から1μ”
(μ”:マイクロインチ)に低くなってきており、その
ために、下地メッキ後のディスク表面に生じる半球状の
突起(ノジュール)がヘッドと衝突し、ヘッドクラッシ
ュを起こす。これは、昨今、経済性の面から、また、端
部のダレを防ぐため、軽ポリッシング研磨が行われてい
るが、このためノジュールがポリッシング後に残存しや
すくなったことによる。
【0012】いま一つは、大容量化のために1ビットの
占有領域が小さくなり、下地メッキ後の磁気ディスク基
板の極く表層にある小さなピット(マイクロピット)も
電気的エラーの原因となるということである。本発明は
このような課題を解決するためになされたもので、大容
量の磁気ディスクで問題となるノジュールやマイクロピ
ットの極めて少ない磁気ディスク基板用アルミニウム合
金板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等が前述の課題
に鑑み種々の検討を行った結果、下地メッキ後のノジュ
ールやマイクロピットの発生は、前処理のエッチング及
びジンケート処理における基板中の金属間化合物(Al
−Fe系,Mg2 Si,Al−Cu,Al−Mg−Z
n,Mg2 Al3 )やマトリックスの溶解反応と密接な
関係があることを見出し、以下の知見を得た。
【0014】すなわち、この溶解反応はマトリックスと
金属間化合物との間に存在する自然電位差と関係し、化
合物がマトリックスに対して貴の場合、化合物のまわり
のマトリックスが溶解し凹部を形成する。また、化合物
がマトリッマスに対して卑の場合、化合物自体が溶解し
凹部を形成する。前者の化合物としては、Al−Feや
Al−Cuがあり、後者の化合物としては、Al−Mg
−ZnやMg2 Al3がある。
【0015】Mg2 Siの場合は、まわりのマトリック
スも溶けるが、Mgも溶けるので内部にSiの残った凹
部を形成する(Siは非常に不活性な元素のため)。ま
た、内部のSiは脱落することもある。
【0016】ノジュールの発生機構は、基板表面に比較
的小さな穴やシャープな穴が前処理で発生し、ジンケー
ト処理時に穴の中央部に優先的にジンケートが成長して
ノジュールとなる場合と、化合物が凹部に残存し表面に
顔を出す場合がある。前者の原因となる化合物は主とし
てAl−Mg−ZnやMg2 Al3 であり、後者の原因
となる化合物は主としてAl−FeやAl−Cuであ
る。
【0017】ピットの発生機構は、基板表面に比較的大
きな穴が前処理で発生し、メッキ時にその穴になぞって
成長してピットとなる。この原因となる化合物は主とし
てMg2 Siである。
【0018】Al−Fe、Mg2 Siの金属間化合物の
長径は、Al−Cu、Al−Mg−Zn、Mg2 Al3
の金属間化合物の場合よりも大きい。そのためAl−F
e、Mg2 Siの溶出による凹部を低減することが、大
きなノジュールとピット低減には有効である。
【0019】また、Al−Fe,Mg2 Siはマトリッ
クスよりも自然電位が貴な方向にあるため、マトリック
をAl−Fe、Mg2 Siとの自然電位差を少なくする
ことも、下地メッキ後のノジュールやピットを低減する
ことに有効である。
【0020】これらの知見に基づき下記の発明をするに
至った。第1の発明は、下記の成分組成(wt%)を有
することを特徴とする磁気ディスク基板用アルミニウム
合金板を提供する。 Cu:0.05〜0.15wt%、Mg:2〜6wt
%、Zn:0.1〜0.3wt%、Zr:0.05〜
0.12wt%を含有し、かつ、2Cu+6Zr−3Z
n=0.15〜0.32wt%の関係を有し、更に、M
n:0.01を超え0.05wt%未満、Cr:0.0
1を超え0.05wt%未満のうち1種または2種を含
有し、不純物としてSi:0.1wt%以下、Fe:
0.1%以下、Ti:0.02wt%以下に規制され、
残部がAl及び不可避的元素からなり、前記不可避的元
素が各々0.02wt%以下である。
【0021】第2の発明は、第1の発明のアルミニウム
合金板の表層において、長径が5μmを超えるMg2
i粒子の単位面積当たりの個数が20個/mm2 以下で
あることを特徴とする磁気ディスク基板用アルミニウム
合金板を提供する。
【0022】第3の発明は、第1の発明又は第2の発明
のアルミニウム合金板の表層において、長径が5μmを
超えるAl−Fe系金属間化合物の単位面積当たりの個
数が20個/mm2 以下であることを特徴とする磁気デ
ィスク基板用アルミニウム合金板を提供する。
【0023】第4の発明は、下記の工程を備えたことを
特徴とする磁気ディスク基板用アルミニウム合金板(成
分組成はwt%)の製造方法を提供する。 (a)Cu:0.05〜0.15wt%、Mg:2〜6
wt%、Zn:0.1〜0.3wt%、Zr:0.05
〜0.12wt%を含有し、かつ、2Cu+6Zr−3
Zn=0.15〜0.32wt%の関係を有し、更に、
Mn:0.01を超え0.05未満wt%、Cr:0.
01を超え0.05未満wt%のうち1種または2種を
含有し、不純物としてSi:0.1wt%以下、Fe:
0.1%以下、Ti:0.02wt%以下に規制され、
残部がAl及び不可避的元素からなり、前記不可避的元
素が各々0.02wt%以下であるアルミニウム合金を
溶解し鋳造して鋳塊を得る工程と、(b)前記鋳塊を熱
間圧延してコイルとする工程と、(c)前記熱間圧延後
のコイルを冷間圧延する工程と、(d)前記冷間圧延後
のコイルを最終焼鈍する工程。
【0024】第5の発明は、第4の発明において、熱間
圧延後のコイルの冷却中240〜150℃の間を30〜
600℃/hの冷却速度で冷却し、かつ、最終焼鈍後の
冷却中240〜150℃の間を30〜600℃/hの冷
却速度で冷却することを特徴とする磁気ディスク基板用
アルミニウム合金板の製造方法を提供する。
【0025】第6の発明は、第4の発明又は第5の発明
において、冷間圧延を、20%以上の圧下率のパス回数
を3回以上、かつ全圧下率を60%以上の条件で行うこ
とを特徴とする磁気ディスク基板用アルミニウム合金板
の製造方法を提供する。
【0026】
【発明の実施の形態】先ず,本発明合金板における合金
元素の意義と、合金組成の限定理由を説明する(以下,
合金組成のwt%を単に%と略記とする) Cu:マトリックスの自然電位を貴にする元素であるた
めピットやノジュールを低減させる。0.05%未満で
はマトリックスの自然電位を貴にするは不十分で、0.
15%を超えるとAl−Cuの折出物が多くなりノジュ
ールが増えたり、メッキ後のムラ(ノジュールの集合
体)が発生し、表面が不均一になってしまうので、その
含有量を0.05〜0.15%と限定する。
【0027】Mg:主として強度を得るためのもので、
2%未満では十分な強度が得られず、6%を超えるとA
l−Mg金属間化合物を生成するとともに溶解鋳造時の
高温酸化によりMgOなどの非金属介在物の生成が著し
くなるので、その含有量を2〜6%と限定する。
【0028】Zn:マトリックスの自然電位を卑にする
元素であるためピットやノジュールを増大させる。0.
1%未満ではシンケート処理が不均一になり、メッキ後
にムラが発生し表面が不均一になり、0.3%を超える
とピットやノジュールが増大するため、その含有量を
0.1〜0.3%とする。
【0029】Zr:マトリックスの自然電位を貴にする
元素であるためピットやノジュールを低減させる。0.
05%未満ではマトリックスの自然電位が十分に貴にな
らず、0.12%を超えるとAl−Zrの折出物が発生
し、ピットやノジュールが発生しやすくなるので、その
含有量を0.05〜0.12%に限定する。大容量の磁
気ディスク基板に対応できるまでにピットやノジュール
の発生を防止するには、このようなCu、Zn、Zrの
含有量に加え、それぞれの元素間に、2Cu+6Zr−
3Zn=0.15〜0.32%の関係を満足させる必要
がある。
【0030】Mn、Cr:鋳塊の均質化処理時及び/ま
たは、熱間圧延,焼鈍時に微細な化合物として折出し再
結晶粒を微細にするため無電解メッキの密着性を向上さ
せるとともに、その一部はマトリックス中に固溶しその
強度を向上させるのでアルミニウム合金基板の切削,研
削性の向上させる。
【0031】それぞれ0.01%以下ではこの効果が不
十分であり、0.05%以上では鋳造時にフィルターに
よって溶湯中の過剰の元素が除去されて無駄となるばか
りか、粗大な金属間化合物が生成し、エッチング及びジ
ンケート処理時だけでなく切削、研磨加工を施す際にも
脱落してピット欠陥を発生するので、その含有量を0.
01を超え0.05%未満に限定する。なお、Mn、C
rは単独で添加してもその効果が得られるが、複合して
添加してもよい。
【0032】Fe、Si:アルミニウム中にはほとんど
固溶せず金属間化合物として存在するが、その量が多い
場合にはAl−Fe、Mg2 Si等の粗大な金属間化合
物を多数形成し、基板の切削、研削およびジンケート処
理時に脱落してピット欠陥を発生しやすいので、0.1
%以下に限定する。
【0033】また、他の不可避的不純物元素(例えばN
i、V、B等)は、それぞれ0.02%以下にすれば本
発明の効果を損なうことはない。上記成分組成を有する
合金板であれば、本発明の目的とする磁気ディスクとし
て使用できる。なを、この合金板は、上記成分組成を有
する鋳塊を通常の圧延方法で加工しても製造可能であ
る。
【0034】上記合金板において、長径が5μmを超え
るMg2 Siの粒子の単位面積当たりの個数を20個/
mm2 以下にすると、下地メッキ後のノジュールやピッ
トをさらに低減できる。また、さらに、長径が5μmを
超えるAl−Feの粒子の単位面積当たりの個数をそれ
ぞれ20個/mm2 以下にすると、下地メッキ後のノジ
ュールやピットをより著しく低減できる。
【0035】本発明の磁気ディスク基板用アルミニウム
合金板は、上記した本発明の成分組成を有するアルミニ
ウム合金を溶解し、鋳造後、通常の熱間圧延、冷間圧延
及び最終焼鈍の工程を経ることにより製造できる。しか
し、熱間圧延及び冷間圧延等の条件を以下のように限定
することにより、より望ましい品質とすることができ
る。
【0036】また、熱間圧延後のコイルの冷却中240
〜150℃の間を30〜600℃/hの冷却速度で冷却
し、かつ、最終焼鈍後の冷却中240〜150℃の間を
30〜600℃/hの冷却速度で冷却すると、長径が5
μmを超えるMg2 Siの粒子の単位面積当たりの個数
をそれぞれ20個/mm2 以下にでき、下地メッキ後の
ノジュールやピットを著しく低減できる。
【0037】さらに、冷間圧延を、20%以上の圧下率
のパス回数を3回以上、かつ全圧下率を60%以上の条
件で行うと、長径が5μmを超えるAl−Feの粒子の
単位面積当たりの個数をそれぞれ20個/mm2 以下に
でき、下地メッキ後のノジュールやピットを著しく低減
できる。
【0038】
【実施例】市販の純度99.9%以上のAl地金を溶解
し、これに合金元素を添加して、第1表に示す成分組成
のAl合金を溶製し、脱ガス、沈静処理した後フィルタ
ーで濾過してから連続鋳造し、厚さ350mm、幅10
00mm、長さ2000mmの鋳塊を得た。
【0039】この鋳塊の両面を10mmづつ面削してか
ら、520℃±20℃の温度で約6時間均熱処理した
後、常法に従って熱間圧延(圧延温度:520〜400
℃、圧延パス回数約20回、最終厚み約5.5mm)と
冷間圧延(中間焼鈍を含み、パス回数4回)により厚さ
0.82mmの板材とした。
【0040】この板材から直径96mm、内径24mm
のドーナツ板を打ち抜き、340℃で4時間焼鈍した後
グラインディング加工を行った。その後、下記条件にて
メッキ処理を行いマイクロピット、ノジュール、表面粗
度について調査を行った。
【0041】 (処理条件) 脱 脂 :(上村工業製 AD68、 50% 6分) ↓ エッチング :( 〃 AD101、10% 2分) ↓ デスマット :(HNO3 30% 1分) ↓ 第1ジンケート:(上村工業製 AD301、30% 6分) ↓ 硝酸剥離 :(HNO3 30% 1分) ↓ 第2ジンケート:(上村工業製 AD301、30% 20秒) ↓ Ni−Pメッキ:(上村工業製 HDX メッキ厚 13μm)
【0042】マイクロピットの評価は、光学顕微鏡にて
3mm2 の視野を観察しその数を数え、2個未満のもの
をA、2個以上5個未満のものをB、5個以上15個未
満のものをC、15個以上25個未満のものをD、25
個以上のものをEとして、5段階評価で行った。
【0043】ノジュールの評価も同様に行い、10μm
を超えるものが2個未満のものをA、2個以上5個未満
のものをB、5個以上15個未満のものをC、15個以
上25個未満のものをD、25個以上のものをEとし
て、5段階評価で行った。
【0044】表面粗度は、万能表面粗さ計SE−3H
(小坂研究所製)により測定し、JIS B0601に
規定されている中心線粗さRa(μm)を4点測定し、
その平均値で評価した。
【0045】上記測定結果を表1に示すが、表1で明ら
かなように、本発明の実施例では、マイクロピット、ノ
ジュール、表面粗度の点で優れていることが判る。これ
に対し、本発明の成分組成の範囲を外れる比較的例は、
マイクロピット、ノジュール、表面粗度のいづれかが劣
っていることが判る。
【0046】また、製造条件については、本発明合金に
ついてはNo.5の合金を用い、比較合金についてはN
o.15の合金を用いて、表2に示すような条件で製造
を行い、マイクロピットとノジュールについて上記と同
様な評価を行った。表2で明らかなように、本発明合金
で本発明の条件で製造を行なえば、マイクロピットとノ
ジュールが著しく低減できていることが判る。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】このように本発明のアルミニウム合金板
を本発明の製造方法により加工することにより、大容量
の磁気ディスクで問題となるノジュールやマイクロピッ
トの極めて少ない磁気ディスク基板用アルミニウム合金
板を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸次 洋一郎 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分組成(wt%)を有すること
    を特徴とする磁気ディスク基板用アルミニウム合金板。 Cu:0.05〜0.15wt%、Mg:2〜6wt
    %、Zn:0.1〜0.3wt%、Zr:0.05〜
    0.12wt%を含有し、かつ、2Cu+6Zr−3Z
    n=0.15〜0.32wt%の関係を有し、更に、M
    n:0.01を超え0.05wt%未満、Cr:0.0
    1を超え0.05wt%未満のうち1種または2種を含
    有し、不純物としてSi:0.1wt%以下、Fe:
    0.1%以下、Ti:0.02wt%以下に規制され、
    残部がAl及び不可避的元素からなり、前記不可避的元
    素が各々0.02wt%以下である。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム合金板の表層におい
    て、長径が5μmを超えるMg2 Si粒子の単位面積当
    たりの個数が20個/mm2 以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気ディスク基板用アルミニウム合
    金板。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム合金板の表層におい
    て、長径が5μmを超えるAl−Fe系金属間化合物の
    単位面積当たりの個数が20個/mm2 以下であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気ディス
    ク基板用アルミニウム合金板。
  4. 【請求項4】 下記の工程を備えたことを特徴とする磁
    気ディスク基板用アルミニウム合金板(成分組成はwt
    %)の製造方法。 (a)Cu:0.05〜0.15wt%、Mg:2〜6
    wt%、Zn:0.1〜0.3wt%、Zr:0.05
    〜0.12wt%を含有し、かつ、2Cu+6Zr−3
    Zn=0.15〜0.32wt%の関係を有し、更に、
    Mn:0.01を超え0.05未満wt%、Cr:0.
    01を超え0.05未満wt%のうち1種または2種を
    含有し、不純物としてSi:0.1wt%以下、Fe:
    0.1%以下、Ti:0.02wt%以下に規制され、
    残部がAl及び不可避的元素からなり、前記不可避的元
    素が各々0.02wt%以下であるアルミニウム合金を
    溶解し鋳造して鋳塊を得る工程と、(b)前記鋳塊を熱
    間圧延してコイルとする工程と、(c)前記熱間圧延後
    のコイルを冷間圧延する工程と、(d)前記冷間圧延後
    のコイルを最終焼鈍する工程。
  5. 【請求項5】 前記熱間圧延後のコイルの冷却中におい
    て240〜150℃の間を30〜600℃/hの冷却速
    度で冷却し、かつ、前記最終焼鈍後の冷却中において2
    40〜150℃の間を30〜600℃/hの冷却速度で
    冷却することを特徴とする請求項4に記載の磁気ディス
    ク基板用アルミニウム合金板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記冷間圧延において、20%以上の圧
    下率のパス回数を3回以上とし、かつ全圧下率を60%
    以上とすることを特徴とする請求項4または請求項5に
    記載の磁気ディスク基板用アルミニウム合金板の製造方
    法。
JP06734296A 1996-02-28 1996-02-28 磁気ディスク基板用アルミニウム合金板及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3710009B2 (ja)

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