JPH09234881A - 液体吐出ヘッド用液体供給方法、及び液体吐出記録装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド用液体供給方法、及び液体吐出記録装置

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JPH09234881A
JPH09234881A JP8318024A JP31802496A JPH09234881A JP H09234881 A JPH09234881 A JP H09234881A JP 8318024 A JP8318024 A JP 8318024A JP 31802496 A JP31802496 A JP 31802496A JP H09234881 A JPH09234881 A JP H09234881A
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ink
tank
head
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規文 小板橋
Nobuyuki Kuwabara
伸行 桑原
Hitoshi Nishigori
均 錦織
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインク供給方式では、装置が大型化し
たりインクの無駄を招いたり、補給回数の増大に伴う記
録停止時間が多くなりスループットを下げることにつな
がるという問題があった。 【解決手段】 タンク部9は、負圧部材を保持し大気連
通口24を有するインク保持体収納室13の底部に連通
孔17で連通する密閉されたインク収容室11を備えて
なる。インク収納室11の残量は、インク収納室11の
底部に設けられた光学式残量検出器10により監視され
ており、この光学式残量検出器10の検出状態により制
御部が残量が少ないと判断した場合は、前記制御部の指
令により同種のタンク同士が接続され、供給管7を通じ
て大型タンク6からヘッドカートリッジのタンク部9へ
液体が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体吐出用ヘッド
へ最終的に液体を供給する液体供給方法及び液体供給装
置に関する。特に、使用頻度の高い液体の供給方式及び
これを備えたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェット記録装置に備わ
る記録ヘッドは、被記録材と平行な面内で、且つその搬
送方向に対して直交する方向に固定或いは往復移動する
キャリッジに対して搭載可能になっている。
【0003】このような走査型記録装置では、所定の命
令によりキャリッジを一直線上に移動させると同時に、
記録ヘッドより所定の信号に応じてインク液滴を吐出し
て記録を行った後、搬送装置により被記録材を所定量搬
送するという動作が繰り返し行われる。画像形成前或い
は後においては、所定の位置で記録ヘッドの吐出口形成
面をキャッピングして吸引回復動作を行うことにより、
吐出部が常に正常状態にされている。
【0004】上述の記録ヘッドには、画像形成時にイン
クが消費されるため、常時インクを供給する必要があ
る。
【0005】記録ヘッドへのインク供給方式としては、
キャリッジとは異なる位置にインクタンクを用意し、記
録ヘッドへチューブを介して接続する方法が知られてい
る。この場合、記録ヘッドに対してはインクタンクとの
水頭差を利用してインクを供給する。
【0006】また、インクタンクに記録ヘッドに対する
負圧を発生させることで、キャリッジに対し着脱自在に
インクタンクを搭載し、記録ヘッドと一体化可能にした
ヘッドカートリッジを採用する方法などがある。前記ヘ
ッドカートリッジは、さらに分類すると記録ヘッドとイ
ンクタンクとが常時一体の構成と、記録ヘッドとインク
タンクとが別体で、且つ記録装置に対して双方とも分離
でき、使用時に一体にして使用する構成とに分けること
が出来る。
【0007】このように負圧を発生させるための最も容
易な方法としては、多孔質体(インク保持体)の毛管力
を利用する方法が挙げられる。この方法におけるインク
タンクは、インクタンク内部にインク貯蔵を目的として
収納されたスポンジなどの多孔質体と、印字中のインク
を円滑にするためにインク収容部に大気を取り入れ可能
な大気連通口とを含む構成となる。
【0008】さらに、単位体積あたりのインク収容効率
が低いという多孔質体の課題を解決し、安定したインク
供給を実現するために、本出願人は特開平7−125232号
公報にインクタンクの一部に多孔質体を挿入する構成を
提案している。
【0009】図14に上述の構成を利用したインクタン
クの概略断面構成図を示す。インクタンク101の内部
は連通孔102を有する仕切り壁103で2つの空間に
仕切られている。一方の空間は、仕切り壁103の連通
孔102を除いて密閉され、インクを他の部材と混入せ
ずにそのままの状態で保持するインク収納室104にな
っている。もう一方の空間はインク保持体105を収納
するインク保持体収納室(大気連通型液体収容室)10
6になっており、このインク保持体収納室106を形成
する壁面には、インク消費に伴う大気の導入を行うため
の大気連通口107と、記録ヘッド部へインクを供給す
るための供給口108とが形成されている。このような
タンク構造では、記録ヘッドによりインク保持体のイン
クが消費されると、大気連通口からインク保持体収納室
に空気が導入され、仕切り壁の連通孔を通じてインク収
納室に入る。これに替わって、インク収納室からインク
が仕切り壁の連通孔を通じてインク保持体収納室のイン
ク保持体に充填される。従って、記録ヘッドによりイン
クが消費されてもその消費量に応じてインクが吸収体に
充填され、インク保持体は一定量のインクを保持し、記
録ヘッドに対する負圧をほぼ一定に保つので、記録ヘッ
ドへのインク供給が安定する。特に、特開平6−400
43号公報に記載のように、大気を導入するための通路
を、インク保持体収納室とインク収納室の連通部の近傍
に導入・形成することで、より一層、インクの良好な供
給を達成することが出来る。
【0010】以上説明した形態においては、水頭圧利
用、負圧利用のいずれの形態においても、インクタンク
はインクがなくなり次第、新品に交換されるのが一般的
である。そこで、以下、これらをタンク交換方式と称す
る。
【0011】その他のインク供給方式としては、インク
を保持する大容量のタンク(以下、「大型タンク」と称
する)が設置されると共に、インクタンクと記録ヘッド
とが一体的に装着されたヘッドカートリッジがキャリッ
ジ上に装着され、キャリッジを移動させて所定の位置で
大型タンクにヘッドカートリッジのインクタンク(以
下、「タンク部」と称する)を接続することによりイン
クが補充される、いわゆるピットイン方式が知られてい
る。この場合はタンク部を構成するインクタンクは交換
する必要がなく、大型タンクについてはインクがなくな
った場合にインクを補充するのが一般的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようなインク供給
方式について、使用頻度の高いインクの補給という観点
で従来技術を見ると、タンク交換方式のうち、水頭差を
利用する形態については、記録ヘッドとの水頭差をある
一定の範囲に収める必要があるため、インクタンクの高
さ方向を大きくすることは出来ない。一方、負圧を利用
したヘッドカートリッジの形態を採用するものについて
は、往復移動するキャリッジ上に搭載されるため、イン
クタンクの大きさの制限がある。結果として、いずれの
場合もその大きさの制限から、使用頻度の高いインクを
使用する場合にはインクタンクの交換回数が増えるの
で、安定したインク供給という点で問題がある。
【0013】一方、ピットイン方式に代表されるよう
な、キャリッジ上のタンク部にインクを補充する方式に
ついても、従来の技術では補給される空間(体積)に対
してインク残量がばらついたり、一定量の補給について
も精度よく行うことが出来なかった。これを解決するた
めに従来は、所定量以上で供給したインクを回収するシ
ステム(オーバーフロー方式)を必要としたり、ばらつ
きの量だけ安全係数を掛けて極めて少量の補給量にした
りすることが行われている。将来的には前者が装置が大
型化したりインクの無駄を招いたりし、後者は補給回数
の増大に伴う記録停止時間が多くなりスループットを下
げることにつながる問題があった。
【0014】そこで、本発明はこのような課題を従来の
解決法方途はまったく別の観点から解決するものであ
り、簡単な構成でありながら従来の欠点を解消できるイ
ンク供給方式を提供することを第1の目的とする。
【0015】一方、上記従来のピットイン方式では、タ
ンク交換方式に見られる使用頻度の多い液体を保持する
インクタンクの交換をする必要がなくなるが、そのよう
な液体が複数存在する場合には、各種の液体を収容する
タンク部に対応した複数の大型タンクが必要となる。こ
の場合、誤操作により異なる種類の大型タンクとタンク
部とが接続され、混色・混入が生じるという新たな課題
が発生する恐れがある。とりわけ、使用頻度の高いブラ
ックインクで所定の記録を行う前に、この記録と同一の
記録もしくは被記録材全面を処理液(以下、前処理液と
称する)で行い、被記録材へのインクの色剤の定着効果
を挙げる場合がある。この種の処理液はインク染料に対
して化学反応を起こして不溶化物を形成する液(アニオ
ン・カチオン反応を利用したものが知られている)であ
るため、誤操作により前処理液用タンクと他のインクタ
ンクとが接続されると、液体同士が化学反応を起こして
固化し、インクタンク、最悪は記録ヘッドまでもが使い
物にならなくなってしまう。従って、複数の大型タンク
と、各大型タンクに対応する複数のタンク部とからなる
ピットイン方式を採用する場合、誤操作により混色・混
入が生じない工夫が必要とされる。
【0016】また、上記のピットイン方式において、タ
ンク部にインク保持体を負圧発生部材として利用する構
成に採用する場合、タンク部上側から補充されると、補
充したインクがヘッド部へのインク供給口(通常タンク
下部に設けられていることが多い)に供給されるまで多
くの時間を要する。最悪の場合、容器底部にエアが混在
したままとなって、記録ヘッドにエアーが入り、不吐出
の原因となることが考えられる。
【0017】そこで本発明は、上記従来技術の実情に鑑
み、ピットイン方式を採用してキャリッジ上の使用頻度
の多いインクタンクの交換回数を少なくするとともに、
異なる液体同士の誤配給を防止し、さらには記録ヘッド
への安定供給をも実現する液体吐出記録装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液体吐出ヘッドへ液体を供給するために
負圧発生部材が充填されている大気連通型液体収容容器
を用いる液体供給方法であって、前記大気連通型液体収
容容器の底部に連通する液体保持容器を設け、該液体保
持容器の液体保有状態の判定に基づいて自動的に前記液
体保持容器内へ液体の補給量の制御を行うことを特徴と
する液体吐出ヘッド用液体供給方法を提供する。
【0019】上記の液体供給方法によれば、インク保持
体の負圧力に着目することで、本発明の第1の目的を達
成する、光学系のインク残量検知上のばらつきや、補給
量のばらつきを吸収する実用的な液体供給方法を提供す
ることが出来る。
【0020】特に、前記液体保持容器を少なくとも液体
消費時及び液体補給時に密閉型にすれば、タンク部の単
位体積あたりのインク収容可能量を増やすことが出来る
ので、補給動作の回数をより減少させることが出来るの
で望ましい。
【0021】また、本発明は、上記構成に加えて、或い
は単独で、複数組の各大型タンクと各ヘッドカートリッ
ジのタンク部の間で異種の液体が誤補給されないように
誤補給防止機構が設けられていることを特徴とする発明
も提供する。
【0022】上記の誤補給防止機構によれば、保持する
液体の種類を違えた複数の大型タンクを備え、各々の大
型タンクに対応して液体供給を受ける複数のヘッドカー
トリッジのタンク部がある場合、誤操作されても誤補給
防止機構により、大型タンクとタンク部とは異種同士で
は接続されないので、混色・混入は生じない。従って、
本発明の第2の目的である、ピットイン方式を採用して
キャリッジ上の使用頻度の多いインクタンクの交換回数
を少なくするとともに、異なる液体同士の誤配給を防止
し、さらには記録ヘッドへの安定供給をも実現する液体
吐出記録装置を提供することが出来る。
【0023】このような記録装置では、前記タンク部
を、少なくともインク補給時及びインク消費時に実質密
閉となる液体保持室と、負圧発生機能を有するインク保
持体を充填した大気連通型液体収納室が連通孔を介して
のみ連通することを許容する壁部で仕切った構造の一体
タンクとし、該一体タンクの液体保持室と前記大型タン
クとが補給時に接続されるように構成することで、安定
したインク供給が実現できるので望ましい。
【0024】また、前記ヘッドカートリッジのタンク部
を、液体補給時に大型タンクからの液体を一時的に保持
する予備室と、負圧発生機能を有するインク保持体を充
填した大気連通型液体収納室が連通孔を介してのみ連通
することを許容する壁部で仕切った構造の一体タンクと
し、該一体タンクの予備室に開口部を設け、前記一体タ
ンクと前記大型タンクとが液体補給時に前記開口部を介
して接続されるように構成しても良い。
【0025】本発明はさらに、被記録材に対して相対的
に移動し得るキャリッジにインクジェット記録ヘッドお
よび該記録ヘッドに接続されたインクタンクの組、また
は該記録ヘッドとインクタンクが一体となったヘッドカ
ートリッジのいずれかを複数並べて搭載し、前記被記録
材にカラー画像を形成する液体吐出記録装置において、
前記インクタンクのうち相対的に容量の多い特定のイン
クタンクがインク受入構造を有し、この特定インクタン
クが所定の位置で補給手段によって補給されることを特
徴とする液体吐出記録装置を提供するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0027】図1は本発明の液体吐出装置の一実施形態
であるカラープリンタの概略斜視図である。
【0028】図1において、液体吐出記録装置(カラー
プリンタ)111のハウジング上面前部には操作パネル
112が設けられている。113は記録前の紙(被記録
媒体)を保持する給紙トレーであり、114は上記プリ
ンタ111内の紙搬送経路を通って排出された紙、11
5は紙114を保持する排紙トレーである。116は本
体カバーであり、上記ハウジングの右前部に成形された
開口部117を覆っている。本体カバーは蝶番118に
よって開口部117内の内側端部に回転自在に取り付け
られている。また、上記ハウジングの内部にはガイド等
(不図示)に支持されたキャリッジ119が配設されて
いる。キャリッジ119は上記紙搬送経路を通過する紙
の幅の方向にそって往復移動可能に設けられている。こ
のキャリッジ上にはヘッドとブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インクを
収容するインクタンクとが一体化されたヘッドカートリ
ッジ(1a,1b,1c,1d)が用意されている。2
はブラック用大型タンクであり、後述する補給方法によ
りヘッドカートリッジ1aにインクを補給する。次に、
本発明の液体吐出記録装置のタンク部において用いられ
る、インクが補充されるタンクの種類に応じたインク供
給システムについて、図2〜図10を用いて説明する。
【0029】(第1の実施形態)図2は、本発明の第1
の実施形態にかかる大型タンクとタンク部との接続供給
を説明するための概略説明図である。
【0030】図2に示すように、使用頻度の多い液体を
収容するヘッドカートリッジのタンク部9のインク収納
室11を形成する壁部には、液体を保持する大型タンク
6の供給針7が差し込まれる差込口12が設けられてい
る。この差込口12は、差込時にインク収納室11を大
気に連通させない様にするための二重弁機構8により密
封されている。一方、インク保持体収納室13には大気
連通口24と記録ヘッド部へインクを供給するためのイ
ンク供給口25が設けられている。
【0031】差込口12への供給管7の差込みは、ヘッ
ドカートリッジの移動によりタンク部9が大型タンク6
側に移動することで行なわれるが、このとき差込口12
に二重弁機構8を通して供給管7が差し込まれるので、
インク収納室11は大気と連通せず常に密閉状態とする
ことができる。つまり、二重弁機構8は第1の弁室(不
図示)と第2の弁室(不図示)からなり、供給針7の先
端が第1の弁室に進入する時はインク収納室11と連通
する第2の弁室は閉じられており、先端が第1の弁室で
確実に密閉された後に第2の弁室に進入するようになっ
ている。
【0032】インク収納室11の残量は、インク収納室
11の底部に設けられた光学式残量検出器10により監
視されており、この光学式残量検出器10の検出状態に
より制御部(不図示)が残量が少ないと判断した場合
は、前記制御部の指令により同種のタンク同士が接続さ
れ、供給管7を通じて大型タンク6からヘッドカートリ
ッジのタンク部9へ液体が供給される。
【0033】上記の光学式残量検出器10による残量が
少ないとの判断時期は、インク保持体収納室中のインク
保持体の連通部近傍の領域のインクがなくなる前に行わ
れる必要があり、インクを保持するインク収納室11の
インクが無くなる前に行われることが望ましい。これ
は、本インクタンクの構造上、インク収納室11とイン
ク保持体収納室13を仕切る壁部の連通孔37における
液体の流通が途切れると、ヘッド部による液体消費の際
のインク収納室11とインク保持体収納室13の気液交
換ができなくなり、インク収納室11からインク保持体
収納室13に液体が供給できなくなる恐れがあるからで
ある。
【0034】また、図2の例ではインク収納室11の底
部に光学式残量検出器10を設けたが、これに限られ
ず、記録ヘッドによる液体消費量からインク収納室11
の残量を判断して補充を行ってもよい。例えば、記録ヘ
ッドから飛翔する液滴(ドット)の数が幾つの時にイン
ク収納室11の液体が完全に無くなるかを予め確認し、
このドットカウント値に、インク収納室11が完全に空
にならないように安全値を足した設定値を制御部に保持
させておき、この設定値になった時に設定値に相当する
量の液体を補充するようにしてもよい。このようにすれ
ば、補充に費やされる時間が最小化できる。また、ヘッ
ドカートリッジのタンク部に半生タンク構造を採ること
により、記録ヘッドへの液体供給が安定する。
【0035】なお、二重弁機構とインク供給管に代え、
図3に示すようなスライド板27とインク供給管26を
使用して補給時およびインク消費時にインク収納室を密
閉してもよく、この作用を可能にする開閉機構であれば
限定されない。この場合、接続動作中にインク収納室が
大気に開放されることがあったとしても、その時間はご
く僅かであるため、液体がインク保持体側に流れたとし
ても、インク保持体により充分保持可能であるため、記
録ヘッドからの不用意なインクの流出は避けられる。
【0036】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態にかかる大型タンクからインク保持体を収容
したタンク部へのインク供給システムを示す模式図であ
り、図5はタンク部の差込口に、大型タンクの供給針が
差し込まれていない場合の状態を示す説明図である。
【0037】この第2の実施形態においては、前述の第
1の実施形態と比べて、記録ヘッドにおける液体消費時
に第1実施例のインク収納室に相当する部分(以下、
「予備室」と称する)が大気に対して開放系になってい
る点が異なっている。
【0038】すなわち、本実施形態においてタンク部
は、インク保持体収納室30と予備室31により構成さ
れ、インク保持体収納室30と予備室31は底部の連通
孔17で連通している。インク保持体収納室は、第1の
実施形態同様、大気連通口28とインク供給口29とを
有し、内部にインク保持体を収納している。これに対
し、予備室31は、後述する液体補給時にインク吸収体
を備える吸収体保持室へ補充するインクを一時的に保持
する機能を持てば良い。本実施形態の場合、差込口19
aが設けられていることで、大気に対して開放系となっ
ている。
【0039】一方、大型タンクには、大気連通口6aが
設けられ、通常は弁体23により塞がれている。大型タ
ンク底部にはタンク部の予備室へ液体を供給するための
供給針7が接続されている。供給針の先端部の供給口7
aは、図5に示すようにタンク部との非接続時には封止
部8により塞がれることで、針の先端からインクが漏れ
ないようになっている。
【0040】次に、本実施形態における接続動作を説明
する。図4乃至図5を用いて説明する。
【0041】差込口19aへの供給針7の差込みは、ヘ
ッドカートリッジの移動によりタンク部が大型タンク側
に移動することで行なわれる。このとき差込口19aに
封止部18が当接されると、封止部はそのままで供給針
7のみが予備室内に差し込まれるので、供給口7aは予
備室内で確実に開放される。このような機構を実現する
ためには、例えば、封止部18のタンク部と当接する側
に鉄を用い、タンク部の封止部と当接する側に磁石など
を用いればよい。
【0042】タンク部19の予備室のインク量は光学式
センサ20により監視されており、このセンサの検出状
態により制御部21が後述するシーケンスにおいてイン
クの補給を許可した場合には、制御部21の指令により
弁体駆動装置22が駆動され、大型タンク6の大気連通
孔6aを塞いでいる弁体23が一定時間開く。これによ
り、供給針7の先端部の供給口7aからタンク部19の
予備室31へ一定量のインクが供給される。
【0043】供給されたインクは、予備室31からイン
ク保持体収納室30へ通じる連通孔17を通じ、インク
保持体収納室30へ供給される。ここで、連通孔17は
ヘッド部へのインク供給口29のある容器底側にあるの
で、インク吸収部材中の残インクに直接補充でき、記録
ヘッド(不図示)にエアーが入り込むのを防止すること
ができる。さらに、連通孔17は本実施例のようにヘッ
ド部へのインク供給口29から離れた位置に設けられて
いると、印字動作中に記録ヘッド側へ空気が混入するこ
とが少なく、より安定した印字を行えるので望ましい。
【0044】次に、本実施形態における液体補給時のシ
ーケンスについて図8及び図9を用いて説明する。図8
及び図9の(a)〜(f)はいずれも、本発明の第2実
施形態にかかる大型タンクとタンク部との接続供給にお
ける、タンク部の液体収納量の検出方法を説明する説明
図である。なお、図8及び図9において、35は不図示
の記録ヘッド部へインクを供給するためのインク供給管
であり、連通孔17の上部の仕切り壁にはエアを導入可
能な通路が設けられている。また、図8及び図9におい
て、(a)〜(c)において予備室31及びインク保持
体収納室の液面レベルの変化を実線と矢印で表してい
る。
【0045】図8は、上述の液体補給動作時に大型タン
クから予備室31へ所定量のインクが補給されると、連
通孔17を介してインク保持体に吸収されるが、この時
のインク保持体の液面レベルと、予備室31のインク量
の時間変化の関係を示している。すなわち、インク保持
体の液面が(a)から(c)へと変化すると、その時の
予備室のインク量の時間変化は(d)から(f)へと変
化する。
【0046】図8の(a)に示すようにインク保持体の
液面レベルが低いときは、インク保持体自体の負圧発生
力は大きいので、インクを吸い上げる力は大きく、図8
の(d)に示すようにインクは短い時間(ta)でイン
ク保持体へと移動する。一方、図8の(c)に示すよう
にインク保持体の液面レベルが高いときは、インク保持
体自体の負圧発生力は小さいので、インクを吸い上げる
力は小さく、図8の(f)に示すようにインクは長い時
間(tc)をかけてインク保持体へ移動する。このよう
に、インクがなくなるまでの時間(ta,tb,tc)
は、本実施例においてはインク保持体の液面レベルによ
り変化する。
【0047】そこで、本実施例では、予備室底部の連通
孔近傍に設けられた光学式センサを用いてインクが予備
室からなくなるまでの時間を検出することで、インク保
持体の液面レベルを検出し、再度所定量のインクを補給
できるかどうかを制御部で判断させている。すなわち、
制御部では、吸収されるまでの時間が短い場合には再度
所定量のインク補給を許可し、時間が長い場合には再度
所定量のインク補給を禁止する指令を出す。
【0048】このようにすることで、インク漏れのな
く、かつ補給回数の少ないインク補給方法を提供するこ
とが出来る。
【0049】なお、予備室のインクがなくなるまでの時
間を測定するかわりに、図9に示すように所定時間
(t)後の予備室の残量を検出することによってインク
保持体の液面レベルを検出し、再度所定量のインクを補
給できるかどうかを制御部で判断させてもよい。この場
合には、図9の(a)に示すようにインク保持体の液面
レベルが低い場合には、図9の(d)に示すように所定
時間後のインク残量(v1)は少なく、図9の(c)に
示すようにインク保持体の液面レベルが高い場合には、
図9の(f)に示すように所定時間後のインク残量(v
3)は多くなる。なお、予備室のインク量は、例えば光
学センサの受光部の電圧などを測定し、比較することで
判断できる。
【0050】図8、図9のいずれの場合にも、インク補
充動作に入るためのタイミングは、記録ヘッドによる液
剤消費量からインク保持体収納室中のインク残量を判断
して行うことにより実現できる。例えば、記録ヘッドか
ら飛翔する液滴(ドット)の数が幾つの時にインク保持
体収納室の液体が完全に無くなるかを予め確認し、この
ドットカウント値に、インク保持体収納室が完全に空に
ならないように安全値を足した設定値を補充動作用の制
御部(不図示)に保持させておき、この設定値になった
時に補充動作に入るようにすれば良い。また、ベタで印
刷してもインクがなくならない範囲で所定時間を設定
し、この時間間隔を目安に補充動作に入る方式や、印字
動作に関係ない時を利用して任意時間に補充動作に入る
ようにしても良い。
【0051】いずれの場合においても、記録後の被記録
材の排出時など、印字動作に関係のない時を利用して補
充動作に入ることで、スループットに影響を与えず、イ
ンクの補給が実現できる。
【0052】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。
【0053】図6及び図7は本発明の第2実施形態のタ
ンク部の差込口の他の例を示す説明図であり、各図いず
れも(a)は大型タンクの供給針と接続前、(b)は接
続後の状態を示す。
【0054】図6又は図7に示す差込口19aはいずれ
も、差込口の一部、ないしは弁機構をゴムなどの弾性部
材から構成しているため、供給針が差し込まれた際には
撓んで開口し、外れた際には開口部分の大部分は塞がれ
る。このような構成の場合、供給針が接続されると、予
備室は大気に対して開放状態となる。
【0055】上述の実施例において液体補給を行わない
ときに、予備室から吸収体保持室へ通じる連通孔からの
インクの蒸発を少なくするという観点からは、図5に示
すように開口部分の大きなものよりは、図6に示すよう
に開口部分を少なくするか、図7に示す弁機構を設け、
液体補給時以外は密閉状態を形成するほうが望ましい。
このように、予備室を密閉状態にする場合には、環境温
度の上昇による予備室中の空気の膨張に対応するため
に、吸収体保持室にインク洩れだし防止のためのバッフ
ァ機能を有する部分を持たせるか、予備室の圧力を開放
するための一方向弁等を設けることが望ましい。
【0056】また、図10(a)、(b)のそれぞれ
は、本発明の第2実施形態に用いられる液体検出装置の
他の例を示す説明図である。
【0057】図10(a)では、予備室31の形状を工
夫し、底面部32を傾斜させ透明にすることで、インク
の有無による反射量の違いを光学式センサ33により検
出することが出来る。この場合、予備室の底面部32の
形状が、連通孔17側へ傾斜していることで、予備室3
1のインクを確実にインク保持体に吸収させることが出
来るという効果もある。また、図10(b)では、光学
式センサのかわりに連通孔近傍に1対の電極34を設け
た例である。
【0058】以上説明した第1、第2実施形態による本
発明の液体供給方法については、液体を直接液体保持室
ないしは予備室に補充するため、補充のための時間は短
くて済む。なお、いずれの場合においても、ピットイン
方式の場合についてのみ当てはまるものではなく、たと
えばヘッドカートリッジのタンク部と大タンクとをチュ
ーブで直接結び付けるような場合においても適用可能で
ある。この場合、大タンクとヘッドカートリッジのタン
ク部とを結ぶチューブに一方向弁等を設け、さらにチュ
ーブとインク収納室との接合部の密閉性を確保すること
で、インク収納室からインク保持体収納室へ液体を供給
する際、インク収納室を底部の連通を除いて実質的に密
閉にすることも可能である。
【0059】しかし、装置を小型化するという観点から
見ると、ピットイン方式の方がチューブをはいまわす必
要がないぶん優れている。そこで、次に、本発明の液体
吐出記録装置において用いられる、ピットインの接続動
作について図11〜図13を用いて説明する。
【0060】(第3の実施形態)図11は、本発明の液
体吐出記録装置の第3の実施形態にかかるカラープリン
タの概念図であり、(A)は各ヘッドカートリッジの吐
出部がキャップされている状態、(B)はブラックイン
ク用ヘッドカートリッジのインク供給状態、(C)はカ
ラーインク用ヘッドカートリッジの吸引ポジションを示
している。
【0061】第3の実施形態としてのカラープリンタ
は、使用頻度の多いブラックインクについてピットイン
方式を採るものであり、図11に示すように、印字領域
5の外側の一方に印字待機位置としてのホームポジショ
ンを有する。このホームポジションには5つのキャップ
3が並設され、そのうち最も印字領域5の近くのキャッ
プ3は吸引回復ポンプ4を有している。
【0062】キャリッジのホームポジションには、供給
針を持つブラック用大型タンク2がキャップ群と反対側
に配置されている。前記の吸引回復ポンプ4を持つキャ
ップ3は、ブラック用大型タンク2に対して対向移動可
能になっている。
【0063】大型タンク2とキャップ群の間には、図1
1中左右方向に移動可能なキャリッジ(不図示)に搭載
された、カラー印字用のBk(ブラック)、C(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の4色のヘッド
カートリッジ1a〜1dがそれぞれ各キャップと密着可
能に対向配置するようになっている。
【0064】また、ヘッドカートリッジ1a〜1dは、
インクタンクと記録ヘッドが一体化されたものや、イン
クタンクと記録ヘッドが着脱可能なものでもよい。な
お、本実施形態におけるキャリッジ(不図示)は、ホー
ムポジションにてキャップ3に対してヘッドカートリッ
ジ1a〜1dを密着させるように可動し、ポンプ4を持
つキャップの大型タンク2に向けての移動によりヘッド
カートリッジ1a〜1dが押された際に可動するもので
ある。
【0065】またここでは、ブラック用ヘッドカートリ
ッジ1aは、他のヘッドカートリッジ1b,1c,1d
と形状を変えて、大型タンク2の供給針に対応した差込
み部位を有する形状とされている。そして、吸引回復ポ
ンプ4を持つキャップ3と対向する位置では、キャリッ
ジ上のブラック用ヘッドカートリッジ1aのタンク部の
みにブラック用大型タンク2の供給針が差し込まれる構
成となっている。つまり、ブラック用ヘッドカートリッ
ジ1aを他と異なるインクタンク形状にして、この特定
インクタンクに補給する。したがって、吸引回復ポジシ
ョンにブラック以外のヘッドカートリッジが位置してい
る場合、誤操作されてヘッドカートリッジがブラック用
大型タンク側に移動しても、異種接続は行なわれない。
【0066】次に、図11の(A)〜(C)を参照し、
大型タンクとヘッドカートリッジとの接続動作(ピット
イン動作)を説明する。
【0067】図11(A)に示すように、ホームポジシ
ョンでは、各ヘッドカートリッジ1a〜1dのインク吐
出口はキャップとの密着によって塞がれている。図11
(B)に示すように、ブラック用ヘッドカートリッジ1
aの吸引ポジションにキャリッジが移動し、ブラック用
ヘッドカートリッジ1aのタンク部の残量が少ないと判
ると、吸引回復ポンプ4を持つキャップ3がブラック用
ヘッドカートリッジ1aの吐出部に密着すると共に、こ
の密着状態のままブラック用ヘッドカートリッジ1aが
押され、ブラック用大型タンク2とブラック用ヘッドカ
ートリッジ1aのタンク部が接続状態となり、インク補
充が可能になる。この接続は、タンク部の差込口に大型
タンク2の供給針が差し込まれることで行なわれる。
【0068】さらに図11(C)に示すように、シアン
用ヘッドカートリッジ1bなどの他の色のヘッドカート
リッジが吸引ポジションに移動した際には、吸引回復ポ
ンプ4を持つキャップ3がその色のヘッドカートリッジ
を誤操作により押しても、ブラック用大型タンク2の供
給針はタンク部に接続されない。
【0069】このように本発明の第3の実施形態は、大
型タンクの位置にこの大型タンクからのインク供給を受
けないタンク部が在り、誤操作により大型タンク側に移
動されても、そのタンク形状を変えていることで大型タ
ンクの供給針が差し込まれないようにするという、誤補
給防止機能を備えている。
【0070】(第4の実施形態)図12は、本発明の液
体吐出記録装置の第4の実施形態であるカラープリンタ
の概念図であり、(A)は各ヘッドカートリッジの吐出
部がキャップされている状態、(B)はさきがけ液用ヘ
ッドカートリッジのインク供給状態、(C)はブラック
インク用ヘッドカートリッジのインク供給状態を示して
いる。これらの図において第3の実施形態と同一の構成
要素には同一符号を付してある。
【0071】第4の実施形態としてのカラープリンタ
は、使用頻度の多いブラックインクおよびさきがけ液の
両方についてピットイン方式を採るものであり、図12
に示すように、印字領域5の外側の一方に印字待機位置
としてのホームポジションを有する。このホームポジシ
ョンには6つのキャップ3が並設され、そのうち最も印
字領域5の近くのキャップ3は吸引回復ポンプ15を有
している。
【0072】キャリッジのホームポジションには、供給
針を持つブラック用大型タンク2がキャップ群と反対側
に配置されている。前記の吸引回復ポンプ15を持つキ
ャップ3は、ブラック用大型タンク2に対して対向移動
可能になっている。また、印字領域5を挟んでホームポ
ジションと反対側には、キャップと接続されたさきがけ
液用吸引ポンプ14、および供給針を持つさきがけ液用
大型タンク16が配置されている。そして、さきがけ液
用吸引ポンプ14のキャップは、さきがけ液用大型タン
ク16に対して対向移動可能になっている。
【0073】大型タンク2、16とキャップ群の間に
は、図12中左右方向に移動可能なキャリッジ(不図
示)に搭載された、さきがけ液用ヘッドカートリッジ1
eおよびカラー印字用のBk(ブラック)、C(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の4色のヘッド
カートリッジ1a〜1dがそれぞれ各キャップと密着可
能に対向配置するようになっている。
【0074】また、ヘッドカートリッジ1a〜1eは、
インクタンクと記録ヘッドが一体化されたものや、イン
クタンクと記録ヘッドが着脱可能なものでもよい。な
お、本実施形態におけるキャリッジ(不図示)は、ホー
ムポジションにてキャップ3に対してヘッドカートリッ
ジ1a〜1eを密着させるように可動し、ポンプ15、
14を持つキャップの大型タンク2、16に向けての移
動によりヘッドカートリッジ1a〜1eが押された際に
可動するものである。
【0075】またここでは、ブラック用ヘッドカートリ
ッジ1aおよびさきがけ液用ヘッドカートッジ1eは、
他のヘッドカートリッジ1b,1c,1dと形状を変え
て、大型タンク2、16の供給針に対応した差込み部位
を有する形状とされている。そして、吸引回復ポンプ1
5を持つキャップ3と対向する位置では、キャリッジ上
のブラック用ヘッドカートリッジ1aのみがブラック用
大型タンク2と接続され、また、さきがけ液用吸引ポン
プ14を持つキャップと対向する位置では、キャリッジ
上のさきがけ液用ヘッドカートリッジ1eのみがさきが
け液用大型タンク16と接続される構成となっている。
【0076】しかし、上記のように複数の大型タンクを
備え、各々の大型タンクに対応して液剤供給を受ける複
数のタンク部が在る場合は、誤操作により異種接続が生
じ、混色・混入となる虞れがある。そこで以下に、液剤
の供給を受けるヘッドカートリッジのタンク部に誤補給
防止機構を設けたものを説明する。
【0077】図13は、本発明の液体吐出記録装置の第
4実施例における誤補給防止機構を示したものである。
この図に示すように、さきがけ液用大型タンク16の供
給針を差し込むためのさきがけ液用ヘッドカートリッジ
1eの差込口に対して、ブラック用ヘッドカートリッジ
1aの差込口の位置を変えてある。また、ブラック用ヘ
ッドカートリッジ1aの差込口に対応するように、ブラ
ック用大型タンクの供給針の位置も変えてある。
【0078】そのため、図13(A)においては、さき
がけ液用ヘッドカートリッジ1eはさきがけ液用大型タ
ンク16と接続できるが、ブラック用ヘッドカートリッ
ジ1aがさきがけ液用大型タンク16による供給位置に
来ても、誤操作によりブラック用ヘッドカートリッジ1
aとさきがけ液用大型タンク16は接続される事はな
い。また図13(B)においても、ブラック用ヘッドカ
ートリッジ1aはブラック用大型タンク2と接続できる
が、さきがけ液用ヘッドカートリッジ1eがブラック用
大型タンク2による供給位置に来ても、誤操作によりさ
きがけ液用ヘッドカートリッジ1eとブラック用大型タ
ンク2は接続される事はない。したがって混色・混入を
防止することができる。なお、このようなメカ機構に限
定されることはない。
【0079】次に、図12の(A)〜(C)を参照し、
大型タンクとヘッドカートリッジとの接続動作(ピット
イン動作)を説明する。
【0080】図12(A)に示すように、ホームポジシ
ョンでは、不図示のキャリッジが可動してキャップ3に
各ヘッドカートリッジ1a〜1eのインク吐出口が密着
している。
【0081】さきがけ液用ヘッドカートリッジ1eのタ
ンク部の残量が少ないときは、キャリッジがさきがけ液
用大型タンク16による供給位置に移動し、さきがけ液
用吸引ポンプ14を持つキャップが、さきがけ液用ヘッ
ドカートリッジ1eの吐出部に密着すると共に、この密
着状態のままでさきがけ液用ヘッドカートリッジ1eを
押し、図12(B)に示すように、さきがけ液用ヘッドカ
ートリッジ1eのタンク部にさきがけ液用大型タンク1
6の供給針が差し込まれる。これにより、さきがけ液用
大型タンク16とさきがけ液用ヘッドカートリッジ1e
のタンク部が接続状態となり、さきがけ液の供給が可能
になる。
【0082】さらに、ブラック用ヘッドカートリッジ1
aのタンク部の残量が少ないときは、図12(C)に示
すように、キャリッジがブラック用大型タンク2による
供給位置に移動し、吸引回復ポンプ15を持つキャップ
3が、ブラック用ヘッドカートリッジ1aの吐出部に密
着すると共に、この密着状態のままでブラック用ヘッド
カートリッジ1aを押し、ブラック用ヘッドカートリッ
ジ1aのタンク部にブラック用大型タンク2の供給針が
差し込まれる。これにより、ブラック用大型タンク2と
ブラック用ヘッドカートリッジ1aのタンク部が接続状
態となり、インク供給が可能になる。
【0083】なお、シアン用ヘッドカートリッジ1bな
どの他の色のヘッドカートリッジが吸引ポンプの位置に
あるときは、たとえ吸引ポンプを持つキャップがその色
のヘッドカートリッジの吐出部に密着すると共にその色
のヘッドカートリッジを押しても、大型タンクの供給針
はヘッドカートリッジのタンク部に衝突しない様になっ
ている。
【0084】以上説明したように、本発明の第3、第4
実施形態によれば、いわゆるピットイン方式において、
キャリッジ上に複数のヘッドカートリッジをタンク部の
保持する液剤の種類を違えて搭載し、各種のヘッドカー
トリッジのタンク部の液剤をそれぞれ保持する複数種の
大型タンクの中から少なくとも一つを設置し、前記大型
タンクと前記ヘッドカートリッジのタンク部の間で異種
の液剤が誤供給されないように誤補給防止機構を設けた
ことにより、使用頻度の高い液剤を保持するタンク部の
交換回数を減らすことができると共に、誤操作により異
なる種類の大型タンクとタンク部とが接続されて混色・
混入が生じる事を防止できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、液体吐
出ヘッドへ液体を供給するために負圧発生部材が充填さ
れている大気連通型液体収容容器を用いる液体供給方法
であって、前記大気連通型液体収容容器の底部に連通す
る液体保持容器を設け、該液体保持容器の液体保有状態
の判定に基づいて自動的に前記液体保持容器内へ液体の
補給量の制御を行うことにより、インク残量のばらつき
や、補給量のばらつきを吸収する実用的な液体供給方法
を提供することが出来る。特に、前記液体保持容器を少
なくとも液体消費時及び液体補給時に密閉型にすれば、
タンク部の単位体積あたりのインク収容可能量を増やす
ことが出来るので、補給動作の回数がより減少する。
【0086】また、本発明は、保持する液体の種類を違
えた複数の大型タンクを備え、各々の大型タンクに対応
して液体供給を受ける複数のヘッドカートリッジのタン
ク部がある場合、誤補給防止機構を備えていることによ
り、誤操作されても大型タンクとタンク部とは異種同士
では接続されないので、混色・混入は生じない。従っ
て、いわゆるピットイン方式を採用してキャリッジ上の
使用頻度の多いインクタンクの交換回数を少なくすると
ともに、異なる液体同士の誤配給を防止し、さらには記
録ヘッドへの安定供給をも実現する液体吐出記録装置を
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体吐出装置の一実施形態であるカラ
ープリンタの概略斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる大型タンクとタン
ク部との接続供給を説明するための概略説明図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる大型タンクとタン
ク部との接続供給の他の形態を説明するための概略説明
図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる大型タンクとタン
ク部との接続供給を説明するための概略説明図である。
【図5】本発明の第2実施例のタンク部の差込口に、大
型タンクの供給針が差し込まれていない場合の状態を示
す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例のタンク部の差込口の他の
例を示す説明図であり、(a)は大型タンクの供給針と
接続前、(b)は接続後の状態を示す。
【図7】本発明の第2実施例のタンク部の差込口のさら
に他の例を示す説明図であり、(a)は大型タンクの供
給針と接続前、(b)は接続後の状態を示す。
【図8】本発明の第2実施例にかかる大型タンクとタン
ク部との接続供給における、タンク部の液体収納量の検
出方法を説明する説明図である。
【図9】本発明の第2実施例にかかる大型タンクとタン
ク部との接続供給における、タンク部の液体収納量の他
の検出方法を説明する説明図である。
【図10】本発明の第2実施例に用いられる液体検出装
置の他の例を示す説明図である。
【図11】本発明の液体吐出装置の第3実施例であるカ
ラープリンタの概念図であり、(A)は各ヘッドカート
リッジの吐出部がキャップされている状態、(B)はブ
ラックインク用ヘッドカートリッジのインク供給状態、
(C)はカラーインク用ヘッドカートリッジの吸引ポジ
ションを示している。
【図12】本発明の液体吐出装置の第4実施例であるカ
ラープリンタの概念図であり、(A)は各ヘッドカート
リッジの吐出部がキャップされている状態、(B)は前
処理液用ヘッドカートリッジのインク供給状態、(C)
はブラックインク用ヘッドカートリッジのインク供給状
態を示している。
【図13】本発明の第4実施例のカラープリンタにおけ
る誤補給防止機構を示す説明図である。
【図14】本出願人により提案された構成を利用するイ
ンクタンクの概略断面構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d ヘッドカートリッジ 2 ブラック用大型タンク 3 キャップ 4 吸引回復ポンプ 5 印字領域 6 大型タンク 6a,24,28 大気連通口 7 供給針 7a 針の供給口 8 二重弁機構 9,19 ヘッドカートリッジのタンク部 10 光学式残量検出器 11 インク収納室 12,19a 差込口 13,30 インク保持体収納室 14 さきがけ液用吸引ポンプ 15 吸引回復ポンプ 16 さきがけ液用大型タンク 17,37 連通孔 18 封止部 20,33 光学式センサ 21 制御部 22 弁体駆動装置 23 弁体 25,29 インク供給口 26 供給管 27 スライド板 31 予備室 32 底面部 34 電極 35 インク供給管 111 液体吐出装置 112 操作パネル 113 給紙トレー 114 紙 115 排紙トレー 116 本体カバー 117 開口部 118 蝶番 119 キャリッジ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体吐出ヘッドへ液体を供給するために
    負圧発生部材が充填されている大気連通型液体収容容器
    を用いる液体供給方法であって、 前記大気連通型液体収容容器の底部に連通する液体保持
    容器を設け、該液体保持容器の液体保有状態の判定に基
    づいて自動的に前記液体保持容器内へ液体の補給量の制
    御を行うことを特徴とする液体吐出ヘッド用液体供給方
    法。
  2. 【請求項2】 前記液体保持容器は、前記底部の連通を
    除いて液体を前記大気連通型液体収納容器へ供給する
    際、実質的な密閉空間を形成することを特徴とする請求
    項1に記載の液体吐出ヘッド用液体供給方法。
  3. 【請求項3】 前記液体保持容器は、前記自動的液体補
    給時に大気に開放された状態で液体の補給を受け、該液
    体を前記大気連通型液体収容容器内の負圧発生部材に吸
    収させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘ
    ッド用液体供給方法。
  4. 【請求項4】 前記負圧発生部材の液体保有量を、前記
    液体保持容器に所定量の液体が補充されたときから該液
    体が前記負圧発生部材に吸収されるまでの時間により判
    定することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッ
    ド用液体供給方法。
  5. 【請求項5】 前記負圧発生部材の液体保有量を、前記
    液体保持容器に所定量の液体が補充されたときから所定
    時間後の前記液体保持容器中の液体量により判定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド用液体
    供給方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の液体供給方法は、第1
    液体吐出ヘッドへ第1液体を供給するための第1液体保
    持容器と、第2液体吐出ヘッドへ第2液体を供給するた
    めの第2液体保持容器との各々に対して行われ、第1、
    第2液体保持容器の各々への第1、第2液体の補給が、
    異なる誤補給防止機構によってなされることを特徴とす
    る液体吐出ヘッド用液体供給方法。
  7. 【請求項7】 前記第1液体はインクであり、前記第2
    液体はインクと反応する反応液である、請求項6に記載
    の液体吐出ヘッド用液体供給方法。
  8. 【請求項8】 液体を保持するタンク部と被記録材に記
    録を行う記録ヘッドとからなるヘッドカートリッジを搭
    載して前記被記録材に対して平行な一直線上を往復移動
    するキャリッジと、前記タンク部の液体を大量に保持す
    る大型タンクとを備え、所定の位置で前記ヘッドカート
    リッジのタンク部と前記大型タンクとを接続させること
    により、前記ヘッドカートリッジのタンク部に液体を供
    給する液体吐出記録装置において、 前記大型タンクは、保持する液体の種類を違えて複数設
    置され、 前記ヘッドカートリッジのタンク部は、前記各種の大型
    タンクに対応して複数設けられており、 前記各大型タンクと前記各ヘッドカートリッジのタンク
    部の間で異種の液体が誤供給されないように誤補給防止
    機構が設けられていることを特徴とする液体吐出記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッドカートリッジのタンク部を、
    少なくともインク補給時及びインク消費時に実質密閉と
    なる液体保持室と、負圧発生機能を有するインク保持体
    を充填した大気連通型液体収納室が連通孔を介してのみ
    連通することを許容する壁部で仕切った構造の一体タン
    クとし、該一体タンクの液体保持室と前記大型タンクと
    が補給時に接続されることを特徴とする請求項8に記載
    の液体吐出記録装置。
  10. 【請求項10】 前記一体タンクの液体保持室の残量状
    態を検出する検出手段と、該検出手段の出力により前記
    一体タンクの液体保持室と前記大型タンクとを接続させ
    るように制御する制御部とを備え、 前記検出手段は、前記連通孔における液体の流通が途切
    れる前に前記制御部に出力することを特徴とする請求項
    9に記載の液体吐出記録装置。
  11. 【請求項11】 前記ヘッドカートリッジのタンク部
    を、液体補給時に大型タンクからの液体を一時的に保持
    する予備室と、負圧発生機能を有するインク保持体を充
    填した大気連通型液体収納室が連通孔を介してのみ連通
    することを許容する壁部で仕切った構造の一体タンクと
    し、該一体タンクの予備室に開口部を設け、前記一体タ
    ンクと前記大型タンクとが液体補給時に前記開口部を介
    して接続されることを特徴とする請求項8に記載の液体
    吐出記録装置。
  12. 【請求項12】 前記一体タンクの予備室の液体保有状
    態を判定する検出手段と、該検出手段の出力により所定
    量の液体の補給を行うように制御する制御部とを備え、
    前記液体保有状態の判定により、前記液体補給時の前記
    インク保持体の液体保有量を判定することを特徴とする
    請求項11に記載の液体吐出記録装置。
  13. 【請求項13】 前記一体タンクの大気連通型液体収納
    室中のインクの残量状態を検出する検出する検出手段
    と、該検出手段の出力により前記一体タンクの予備室と
    前記大型タンクとを接続させるように制御する制御部と
    を備え、 前記検出手段は、前記インク保持体の連通孔近傍におけ
    る液体の流通が途切れる前に前記制御部に出力すること
    を特徴とする請求項11に記載の液体吐出記録装置。
  14. 【請求項14】 被記録材に対して相対的に移動し得る
    キャリッジにインクジェット記録ヘッドおよび該記録ヘ
    ッドに接続されたインクタンクの組、または該記録ヘッ
    ドとインクタンクが一体となったヘッドカートリッジの
    いずれかを複数並べて搭載し、前記被記録材にカラー画
    像を形成する液体吐出記録装置において、 前記インクタンクのうち相対的に容量の多い特定のイン
    クタンクがインク受入構造を有し、この特定インクタン
    クが所定の位置で補給手段によって補給されることを特
    徴とする液体吐出記録装置。
  15. 【請求項15】 前記補給手段との接続は、吸引ポジシ
    ョンで行われることを特徴とする請求項14に記載の液
    体吐出記録装置。
  16. 【請求項16】 前記補給手段と接続されるインクタン
    クは、最も印字部側に配置されたものであることを特徴
    とする請求項14に記載の液体吐出記録装置。
  17. 【請求項17】 前記補給手段と、前記補給手段と接続
    されるインクタンクは、最も使用頻度の高い液体を収納
    するものであることを特徴とする請求項14に記載の液
    体吐出記録装置。
  18. 【請求項18】 前記特定のインクタンクが2つ存在
    し、該2つのインクタンクの補給位置が印字領域を挟ん
    で対向する位置にあることを特徴とする請求項14に記
    載の液体吐出記録装置。
  19. 【請求項19】 前記補給手段と接続されたインクタン
    クの残インク量を検知する検知手段と、該検知手段の検
    知情報に基づき、前記補給手段から前記補給手段と接続
    されたインクタンクへインクを供給する制御部と、を備
    えたことを特徴とする請求項14に記載の液体吐出記録
    装置。
  20. 【請求項20】 前記補給手段の大気連通口を塞ぐ弁体
    を開閉するための弁体駆動装置を備え、前記検知手段の
    検知情報に基づき前記弁体駆動装置を操作して前記弁体
    を開き、前記補給手段から前記補給手段と接続されたイ
    ンクタンクへインクを供給することを特徴とする請求項
    19に記載の液体吐出記録装置。
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