JPH09233054A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JPH09233054A
JPH09233054A JP8039280A JP3928096A JPH09233054A JP H09233054 A JPH09233054 A JP H09233054A JP 8039280 A JP8039280 A JP 8039280A JP 3928096 A JP3928096 A JP 3928096A JP H09233054 A JPH09233054 A JP H09233054A
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JP
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sfp
error
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JP8039280A
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Masami Abe
政美 阿部
Jun Iwata
純 岩田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム内位置情報の受信値にエラーが生じ
ても、受信データに対するエラー制御動作を正しく実行
させる。 【解決手段】 フレーム内位置情報を含むスロットを複
数個備えた送信フレームが与えられるものであって、ス
ロットのフレーム内位置によって誤り制御方法が異なる
復号装置に関する。そして、(1) 直前スロットのフレー
ム内位置情報の予測値と1スロット毎のフレーム内位置
情報の固定変化量とに基いて、現スロットのフレーム内
位置情報の予測値を形成するフレーム内位置予測手段
と、(2) フレーム内位置情報の受信値と予測値との同期
確立を実行させるフレーム内位置情報同期手段と、(3)
同期状態では、フレーム内位置予測手段が形成した現ス
ロットのフレーム内位置情報の予測値に基いて、適用す
る誤り制御方法を決定する適用方法決定手段とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化データを復
号する復号装置に関し、例えば、北米仕様のTDMAセ
ルラシステムのデジタル制御チャネルの受信構成に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】北米仕様のTDMAセルラシステムのデ
ジタルチャネルは、主に基地局から移動局への呼制御に
要する情報を報知するためのデジタル制御チャネル(Di
gitalControl Channel ;以下、DCCHと略す)と、
ユーザ情報を授受するためのデジタル通話チャネル(Di
gital Traffic Channel ;DTC)に分けられる。
【0003】この内、DCCHの基地局から移動局への
通信(ダウンリンク)は、複数のスロットでなるスーパ
ーフレームを単位に実行される。ここで、スーパーフレ
ームは、フルレートの場合には32スロットでなり、ハ
ーフレートの場合には16スロットであるものである。
あるスロットのスーパーフレーム内の位置を記述した情
報が、スーパーフレームフェーズ(以下、SFPと略
す)であり、SFPは、モジュロ32の8ビット符号
(5ビットで十分であるが処理回路構成の簡単化を記し
て8ビットにしている)である。なお、ハーフレートの
スーパーフレームでは、偶数又は奇数のみのスロットが
使用される。
【0004】スーパーフレームは、図2に示すように、
高速報知チャネル(Fast BroadcastChannel;以下、F
−BCCHと略す)、拡張報知チャネル(Extended Bro
adcast Channel;以下、E−BCCHと略す)、短文メ
ッセージ報知チャネル(Short Message Service Broadc
ast Channel ;以下、S−BCCHと略す)、予備スロ
ット(Reserved)、及び、個別移動局用チャネル(Smsc
h, Pch and Arch Channel ;以下、SPACHと略す)
から構成されている。
【0005】ここで、F−BCCHは、DCCHの構造
変数やシステムへのアクセスに必要なパラメータ等の公
知情報の送信に使用されるチャネルである。後述するパ
ラメータNTH1、NTH2、DVCCは、このF−B
CCHによって基地局から移動局に伝送される。E−B
CCHは、F−BCCHより時間的にクリティカルでな
い報知情報の送信に使用されるものである。S−BCC
Hは、同報の短文メッセージサービスに使用されるもの
である。SPACHは、呼出しやオーダーの送信に使用
したり(PCH)、移動局からのアクセスに対する応答
に使用したり(ARCH)、ポイント−ポイントの短文
メッセージサービスに使用したり(SMSCH)するも
のである。
【0006】これらF−BCCH、E−BCCH、S−
BCCH及びSPACHのスロット数は、チャネルの使
用目的(主として、メッセージサービスのために使用す
るか、待受けのために使用するか)によって、各周波数
のスーパーフレーム毎に異なっているが、いずれのスー
パーフレームでも、SFPは、図2に示すように、F−
BCCH、E−BCCH、S−BCCH、予備スロット
及びSPACHの順に00h(hは16進表記を表す)
から1Fhまでの間で昇順変化するように割り当てられ
ている。
【0007】なお、E−BCCHの先頭スロットのSF
P(以下、NTH1と呼ぶ)と、SPACHの先頭スロ
ットのSFP(以下、NTH2と呼ぶ)とは、上述した
ように、F−BCCHを復号し、得られたデータを解析
して得られるようになされている。
【0008】スーパーフレームでの各スロット(324
ビットでなる)は、図3(A)に示すように、28ビッ
トの同期信号(SYNC)、12ビットのランダムアク
セス制御信号(Shared Control Feedback ;SCF)、
130ビットのデータ部(DATA)、12ビットに符
号化されたSFP(Coded SFP ;以下、CSFPと呼
ぶ)、130ビットのデータ(DATA)、10ビット
のランダムアクセス制御信号(SCF)、2ビットの予
約ビット(R)からなっている。
【0009】上述したように、CSFPは、8ビットの
SFPを12ビットに符号化したものである。具体的に
は、SFPを(12,8)ハミング符号化し、得られた
4ビットのパリティビットを反転してSFPに追加して
CSFPが形成される。従って、移動局において、この
CSFPを復号処理することによりSFPが得られ、こ
れにより、移動局において、現スロットのスーパーフレ
ーム内での位置をとらえることができる。
【0010】また、上記データ部(DATA)は、図3
(B)に示すように、送信データ本体であるインフォメ
ーション(情報部)と、このインフォメーションのエラ
ー検出や訂正用のチェックビットであるCRCと、デー
タ部の終了を表すテールビットから構成されている。
【0011】ここで、受信装置(移動局)におけるデー
タ部のCRCの計算方法は、当該スロットが属するチャ
ネルの種類によって、3種類A、B、Cに分けることが
できる。
【0012】すなわち、CRCの計算方法は、図4に示
すように、CRCの計算に用いる生成多項式を規定す
る、スーパーフレームの周波数毎に異なるチェックコー
ド(以下、DVCCと呼ぶ)と、パリティビットを反転
して用いるか否かによって3種類A、B、Cの分けられ
る。そして、F−BCCHに属するスロットについて
は、0のDVCCを使用すると共にパリティビットを反
転する計算方法Aを使用し、E−BCCH、S−BCC
H及び予備スロット(Reserved)に属するスロ
ットについては、基地局(BS)が指定した値のDVC
Cを使用すると共にパリティビットを反転する計算方法
Bを使用し、SPACHに属するスロットについては、
基地局(BS)が指定した値のDVCCを使用するがパ
リティビットは反転しない計算方法Cを使用する。
【0013】なお、DVCCの値は、上述したNTH1
及びNTH2と同様に、F−BCCHデータを解析して
始めて明らかとなるものであり、そのため、F−BCC
HでのスロットでのDVCCとしては0の固定値を用い
ることとしている。
【0014】以上のように、スロットが属するチャネル
種類によって、受信データに対するCRCの計算方法が
異なるので、従来においては、CSFPを復号して自己
スロットのSFPを把握し、得られたSFPと、上述し
たパラメータNTH1及びNTH2とを比較して自己ス
ロットが属するチャネル種類(CRCの計算方法から分
類したチャネル種類)を認識し、その後、スロットの受
信データを復号すると共にエラー検出、訂正を行なうこ
とになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
スロットの属するチャネル種類を特定できず、データの
復号精度が劣化する恐れもあった。
【0016】上述したように、CSFPにはハミング符
号を適用している。一方、データ部(DATA)には、
畳み込み符号を適用している。ここで、北米仕様のTD
MAセルラシステムのデジタルチャネルについての勧告
では、畳み込み符号の自由空間距離がハミング符号の自
由空間距離より大きくなっており、すなわち、畳み込み
符号の方が誤り訂正能力が高くなっている。そのため、
ハミング符号であるCSFPを正しく復号できず、CR
Cの計算方法を間違え、その結果、受信データ部(DA
TA)に対する復号、エラー検出、訂正を正しく実行で
きないことも生じている。その結果、データの復号精度
を劣化させていた。
【0017】このような課題は、北米仕様のTDMAセ
ルラシステムのデジタル制御チャネルについて生じるだ
けでなく、フレーム内のスロット位置によってエラー制
御方法を切り換える他のデジタル通信システムにも同様
に生じるものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、フレーム内位置情報を含
むスロットを複数個備えた送信フレームが与えられるも
のであって、スロットのフレーム内位置によって誤り制
御方法が異なる復号装置において、以下の各手段を備え
たことを特徴とする。
【0019】すなわち、(1) 直前スロットのフレーム内
位置情報の予測値と1スロット毎のフレーム内位置情報
の固定変化量とに基いて、現スロットのフレーム内位置
情報の予測値を形成するフレーム内位置予測手段と、
(2) フレーム内位置情報の受信値と予測値との同期確立
を実行させるフレーム内位置情報同期手段と、(3) 同期
状態では、フレーム内位置予測手段が形成した現スロッ
トのフレーム内位置情報の予測値に基いて、適用する誤
り制御方法を決定する適用方法決定手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0020】この第1の本発明の復号装置においては、
現スロットのフレーム内位置情報の予測値を形成し、フ
レーム内位置情報の受信値と予測値との同期状態では、
形成されたフレーム内位置情報の予測値に基いて、適用
する誤り制御方法を決定するようにしたので、同期状態
ではフレーム内位置情報の受信値にエラーが生じても、
受信データに対するエラー制御動作を正しく実行させる
ことができる。
【0021】また、第2の本発明においては、複数個の
スロットを備えた送信フレームが与えられるものであっ
て、スロットのフレーム内位置によって誤り制御方法が
異なる復号装置において、(1) 現スロットの受信データ
について、自己に割り当てられている誤り制御方法を適
用して誤り制御動作を行なう、誤り制御方法の種類数だ
け設けられた誤り制御手段と、(2) 各誤り制御手段によ
る制御結果に基いて、現スロットについて定められてい
る誤り制御方法での制御結果を得る適用方法擬似選択手
段とを備えたことを特徴とする。
【0022】この第2の本発明の復号装置においては、
現スロットのフレーム内位置によって定まる誤り制御方
法を意識することなく、現スロットの受信データについ
て、全種類の誤り制御方法を適用して誤り制御動作を実
行し、しかるのちに、各誤り制御結果に基いて、現スロ
ットについて定められている誤り制御方法での制御結果
を得るようにしたので、受信したフレーム位置情報にエ
ラーがあっても、受信データに対する正しいエラー制御
動作を実行させた結果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明による復号装置の第1の実施形態を図面を
参照しながら詳述する。なお、この実施形態も、北米仕
様のTDMAセルラシステムのデジタル制御チャネルに
関するものである。
【0024】図5は、この第1の実施形態に係る移動局
装置におけるハードウェアの概略構成を示したものであ
る。
【0025】図5において、この移動局装置10は、ア
ンテナ11、RF(Radio Frequency )段処理回路1
2、A/D変換器13、復調・復号回路14及びデータ
処理回路15から構成されている。
【0026】アンテナ11が捕捉した信号はRF段処理
回路12に与えられる。このRF段処理回路12は、受
信したいチャネルの周波数成分をチューニングすると共
にAGC制御等を実行し、所望の周波数成分の受信信号
をA/D変換器13に与え、デジタル信号に変換させ
る。復調・復号回路14は、例えば、デジタルシグナル
プロセッサ(DSP)でなり、入力されたデジタル信号
をデジタル復調して符号列に変換すると共に、その符号
列を復号し、受信データ(上述したインフォメーション
に対応)や、その受信データに誤りがあるか(「1」)
否か(「0」)を表すフラグERDATAや、受信した
SFP(以下、RSFPと呼ぶ)や、そのRSFPに誤
りがあるか(「1」)否か(「0」)を表すフラグER
SFPをデータ処理回路15に与えるものである。デー
タ処理回路15は、例えば中央処理ユニット(CPU)
であり、復調・復号回路14から与えられた受信データ
等を処理するものである。この第1の実施形態の場合、
データ処理回路15は、F−BCCHの受信データを解
析処理して得た、上述したパラメータDVCC、NTH
1及びNTH2や、連続受信モードか間欠受信モードか
を表すフラグFMODEを、復調・復号回路14に与え
るものである。
【0027】ここで、連続受信モード及び間欠受信モー
ドは、以下のように定義されるものである。
【0028】移動局が電源投入状態の初期状態から、呼
び出しの待ち受け状態になるまでのシーケンスは、概略
以下の通りである。(1) F−BCCHを受信し、F−B
CCHに含まれている公知情報(スーパーフレームの構
成情報等であり;上述したDVCC、NTH1及びNT
H2も該当する)を解析する。(2) E−BCCHやS−
BCCHで、自己の必要とするデータを解析する。(3)
基地局によって指定されたSPACH内のPCHでの受
信を繰返し、呼び出しを待ち受ける。一般的には、消費
電力の削減のために、PCHの受信は、他のチャネルの
受信を伴わずにPCHのみについて実行される。
【0029】従って、(1) 及び(2) のシーケンス段階で
は、複数のチャネルのスロットを連続して受信処理する
ことを要し、このような受信モードを連続受信モードと
呼んでいる。これに対して、(3) のシーケンス段階では
指定されたPCHのスロットのみを受信処理することを
要し、このような受信モードを間欠受信モードと呼んで
いる。なお、連続受信モードにおいてもSPACHの受
信処理は実行される。上述したデータ処理回路15は、
その時点のシーケンス段階に応じて、連続受信モードか
間欠受信モードかを表すフラグFMODEを作成して復
調・復号回路14に与える。
【0030】次に、復調・復号回路14が実行する、こ
の実施形態での特徴的な処理の全体を図1を参照しなが
ら説明する。なお、以下の処理の説明においては、復調
・復号回路14をDSP14と呼び、データ処理回路1
5をCPU15と呼ぶことにする。
【0031】DSP14は、1スロットの受信毎(20
ms)に、図1に示す処理を繰返し実行する。今、新た
な1スロット分の符号列が得られると、DSP14は、
図1に示す処理を開始し、まず、SFPの同期処理を実
行する(ステップ100)。なお、このSFPの同期処
理の詳細は図6及び図7に示しており、後述する。
【0032】その後、同期フラグSYNC SFPに基
いて、RSFPについて同期が確立されているか否か
を、言い換えると、当該スロットのスーパーフレーム内
の位置を正しく認識し得ているか否かを判別する(ステ
ップ101)。
【0033】RSFPについて同期が確立していると、
SFPの予測値になっているパラメータNSFPの値
が、CPU15から与えられたパラメータNTH1の値
より小さくなっているか否かを判別する(ステップ10
2)。ここで、肯定結果が得られると、当該スロットは
F−BCCHに属するスロットであるので、F−BCC
Hについて定まっているCRCの計算方法A(図4参
照)に従ってCRC計算処理(受信データのエラー制御
処理)を実行し(ステップ103)、その後、メインル
ーチンに戻る。なお、CRC計算方法Aに従ったCRC
計算処理の詳細は図8に示しており、後述する。
【0034】上述したステップ102の判定により否定
結果が得られると、DSP14は、NSFPの値が、C
PU15から与えられたパラメータNTH2の値より小
さくなっているか否かを判別する(ステップ104)。
ここで、肯定結果が得られると、当該スロットはE−B
CCH、S−BCCH及び予備スロットのいずれかに属
するスロットであるので、これらのチャネル種類につい
て定まっているCRCの計算方法B(図4参照)に従っ
てCRC計算処理(受信データのエラー制御処理)を実
行し(ステップ105)、その後、メインルーチンに戻
る。なお、CRC計算方法Bに従ってCRCを計算する
処理の詳細は図9に示しており、後述する。
【0035】上述したステップ104の判定により否定
結果が得られた場合は、当該スロットがSPACHに属
するスロットであるので、SPACHについて定まって
いるCRC計算方法C(図4参照)に従ってCRC計算
処理(受信データのエラー制御処理)を実行し(ステッ
プ108)、その後、メインルーチンに戻る。なお、C
RC計算方法Cに従ってCRCを計算する処理の詳細は
図10に示しており、後述する。
【0036】上述したステップ101の判定により、S
FPの同期が確立していないという結果が得られると、
DSP14は、モードフラグFMODEの内容を判別す
る(ステップ106)。この結果、連続受信モード
(「0」)であることを認識すると、上述したステップ
103でのCRC計算処理(方法A)を実行し、これに
対して、間欠受信モード(「1」)であることを認識す
ると、上述したステップ107でのCRC計算処理(方
法C)を実行した後、メインルーチンに戻る。
【0037】ここで、SFPの同期が確立していない場
合(SFPを予測できない状態の場合)に、連続受信モ
ードと間欠受信モードとでCRCの計算方法を変更させ
るようにしたので、呼処理に必要な最低限の情報の取り
逃がしがないようにできることを意識したためである。
【0038】間欠受信モードであれば、呼び出し待ち状
態であって少なくてもPCHのスロットデータを受信で
きれば良いので、上述したように、PCH(従ってSP
ACH)について定まっているCRC計算方法Cを適用
することとした。一方、連続受信モードで非同期状態で
あれば、最も重要な報知情報からの取得から動作を再度
実行することが好ましく、言い換えると、F−BCCH
のデータを正しく受信することから動作をやり直すこと
が好ましく、そのため、上述したように、F−BCCH
について定まっているCRC計算方法Aを適用すること
とした。
【0039】次に、上述したステップ100でのSFP
同期処理の詳細を、図6及び図7のフローチャートを参
照しながら詳述する。
【0040】なお、この移動局装置の受信動作が立ち上
げられた直後(初期状態)での各種パラメータやフラグ
の値は、以下の通りである。
【0041】同期フラグSYNC SFPの初期値は非
同期を表す値「0」である。モードフラグFMODEの
初期値は、連続受信モードを表す値「0」である。パラ
メータNSFP(予測SFP)の初期値は、任意の設定
値である。パラメータNSFPとRSFP(受信SF
P)との一致連続スロット数を表すパラメータNOKS
FPの初期値は0である。パラメータRSFPの連続エ
ラースロット数を表すパラメータNERSFPの初期値
は0である。
【0042】DSP14は、SFPの同期処理に入ると
まず、CSFPの復号を行なう(ステップ200)。
【0043】図7は、このCSFPの復号処理の詳細を
示している。CSFPの復号処理ではまず、12ビット
中の下位4ビットが該当するパリティビットの論理レベ
ルを反転する(ステップ300)。次いで、パリティビ
ット部分が論理反転された12ビットに対して、(1
2,8)ハミング復号を行なってSFP(受信信号から
形成したので上述したRSFP)を再生すると共に、誤
りが生じているか否かを判定する(ステップ301、3
02)。ここで、誤りが検出されると、RSFPエラー
フラグERSFPに「1」をセットしてメインルーチン
に戻り(ステップ303)、誤りが検出されなければ、
RSFPエラーフラグERSFPに「0」をセットして
メインルーチンに戻り(ステップ304)、図6のステ
ップ201に移行する。
【0044】以上のようにして、CSFPの復号が終了
すると、今までのNSFP(予測SFP)を今回のスロ
ット用に更新する(ステップ201)。すなわち、今ま
でのNSFPに、フルレートで値1をとり、ハーフレー
トで値2をとる固定パラメータSTEPSFPを加算す
ることで現スロットのNSFPに更新する。なお、ハー
フレートかフルレートかは、F−BCCHに含まれる情
報によって認識できる。また、フルレートの場合は20
ms毎に同じシンクパターンが繰り返され、ハーフレー
トの場合は40ms毎に同じシンクパターンが繰り返さ
れるので、20ms毎にシンクパターンを調べることに
より、フルレートかハーフレートかを判断できる。
【0045】その後、その時のSFP同期フラグSYN
C SFPの内容を判定する(ステップ202)。すな
わち、直前スロットの段階ではSFPの同期が確立して
いるか否かを判定する。
【0046】SFP同期が確立していると、RSFPエ
ラーフラグERSFPの内容に基いて、現スロットのR
SFPはエラーがあるものか否かを判定する(ステップ
203)。エラーがなければ、さらに、RSFPがNS
FPに一致しているかを判定する(ステップ204)。
一致していれば、連続エラースロット数パラメータNE
RSFPを初期値0に戻した後(ステップ205)、メ
インルーチンに戻って、上述したステップ101の処理
に移行する。
【0047】このときには、SFPの同期が確立してお
り、しかもSFPの受信値と予測値とが一致する状況で
あるので、図1のステップ102以降の処理が実行さ
れ、現スロットが属しているチャネル種類に応じたCR
C計算方法A、B又はCが正しく適用される。
【0048】これに対して、ステップ203の処理によ
りRSFPにエラーがあると判定された場合、又は、エ
ラーはないがRSFP(受信SFP)とNSFP(予測
SFP)とが不一致であると判定された場合には、連続
エラースロット数パラメータNERSFPを1インクリ
メントした後、そのパラメータNERSFPが閾値NE
RSFPTH(例えば10程度)を越えたか否かを判定
する(ステップ206、207)。この判定は、同期外
れを起こしたか否かの判定を意味している。
【0049】連続エラースロット数パラメータNERS
FPが閾値NERSFPTH以下であると、メインルー
チンに戻って、上述した図1のステップ101の処理に
移行する。
【0050】このときには、SFPの同期確立状態が継
続しているので、RSFP(受信SFP)ではなくNS
FP(予測SFP)を用いて、図1のステップ102以
降の処理が実行され、現スロットが属しているチャネル
種類に応じたCRC計算方法A、B又はCが正しく適用
される。すなわち、RSFPにエラーがあってもNSF
Pを用いているので、また、RSFPにエラーがなくて
も今までの流れから見てRSFPより信頼性が高いNS
FPを用いているので、CRC計算方法の選択精度はか
なり高いものとなる。
【0051】連続エラースロット数パラメータNERS
FPが閾値NERSFPTHを越えると(同期外れを意
味する)、NSFP(予測SFP)が信頼できなくなっ
たので、SFP同期フラグSYNC SFP、NSFP
(予測SFP)及び連続エラースロット数パラメータN
ERSFPをそれぞれ、次の同期確立を判定させるため
の初期値に復帰させた後(ステップ208)、メインル
ーチンに戻って、上述した図1のステップ101の処理
に移行する。
【0052】このときには、SFPの同期確立状態から
非同期状態に変更されたので、図1のステップ106以
降の処理が実行され、受信モードに応じてCRC計算方
法が選択される。
【0053】上述したステップ202の処理により、直
前スロットの段階ではSFP同期が確立していないとい
う結果を得ると、RSFPエラーフラグERSFPの内
容に基いて、現スロットのRSFP(受信SFP)はエ
ラーがあるものか否かを判定する(ステップ203)。
ここで、エラーがあれば、非同期状態から現スロットで
同期が確立したととらえる余地はないので、メインルー
チンに戻って、上述したステップ101の処理に移行す
る。
【0054】このときにも、図1のステップ106以降
の処理が実行され、受信モードに応じてCRC計算方法
が選択される。
【0055】一方、直前スロットの段階ではSFP同期
が確立していないが、現スロットのRSFP(受信SF
P)にエラーがなければ、RSFPがNSFP(予測S
FP)に一致しているかを判定する(ステップ21
0)。
【0056】一致していなければ、NSFP(予測SF
P)の値としてRSFP(受信SFP)の値をセットす
ると共に、予測一致連続スロット数パラメータNOKS
FPを1に更新した後(ステップ205)、メインルー
チンに戻って、上述したステップ101の処理に移行す
る。
【0057】このときにも、図1のステップ106以降
の処理が実行され、受信モードに応じてCRC計算方法
が選択される。なお、上述のステップ205は、同期状
態に移行したと捕えるための第1歩の処理である。
【0058】また、直前スロットの段階ではSFP同期
が確立しておらず、現スロットのRSFP(受信SF
P)にエラーがなく、しかも、RSFP(受信SFP)
がNSFP(予測SFP)に一致していると、予測一致
連続スロット数パラメータNOKSFPを1インクリメ
ントした後(ステップ212)、予測一致連続スロット
数パラメータNOKSFPを、それ用の閾値NOKSF
PTH(例えば、2又は3)と比較する(ステップ21
3)。この比較は、同期が確立したとして確定できるか
否かの判定(比較)を意味している。
【0059】予測一致連続スロット数パラメータNOK
SFPが閾値NOKSFPTH以下であれば、SFPの
同期確立と捕えるのが時期尚早であるので、直ちにメイ
ンルーチンに戻って、上述したステップ101の処理に
移行する。
【0060】このときにも、図1のステップ106以降
の処理が実行され、受信モードに応じたCRC計算方法
が適用される。
【0061】予測一致連続スロット数パラメータNOK
SFPが閾値NOKSFPTHを越えると、SFPの同
期確立と捕えられるので、SFP同期フラグSYNC
SFPを同期状態を表す「1」に変更し、予測一致連続
スロット数パラメータNOKSFPを初期値0に変更
し、また、受信モードフラグFMODEを連続受信モー
ドを表す「0」に設定した後(ステップ214)、メイ
ンルーチンに戻って、上述したステップ101の処理に
移行する。
【0062】このときには、SFPの同期が確立された
ので、図1のステップ102以降の処理が実行され、N
SFP(この場合RSFPに等しい)に応じて、現スロ
ットのCRC計算処理が実行される。
【0063】次に、CRC計算方法Aに従ったCRC計
算処理(図1のステップ103の処理)の詳細を、図8
を参照しながら詳述する。
【0064】このCRC計算方法Aに従ったCRC計算
処理に入ると、DSP14はまず、現スロットがF−B
CCHに属するものであるので、パラメータDVCCの
値として00hを設定した後(ステップ400)、受信
データ部(DATA)のインフォメーションのビット列
に対して、このパラメータDVCCを用いて16ビット
でなるパリティビットの演算処理(CRC16計算処
理)を実行する(ステップ401)。その後、現スロッ
トがF−BCCHに属するものであるので、得られた1
6ビットのパリティビットの論理レベルを反転し(ステ
ップ402)、そして、受信データ部(DATA)のパ
リティビット(受信CRC)と比較して、計算で得られ
た後論理反転された16ビットのパリティビットと、受
信されたパリティビットとが一致するか判定する(ステ
ップ403、404)。ここで、一致という結果を得る
と、受信データに対するエラーフラグERDATAをエ
ラーなしを表す「0」にセットしてメインルーチンに戻
り(ステップ405)、一方、不一致という結果を得る
と、エラーフラグERDATAをエラーありを表す
「1」にセットしてメインルーチンに戻る(ステップ4
06)。
【0065】以上のようにして、F−BCCHに割り当
てられているCRC計算方法Aに従ったCRC計算処理
が実行される。
【0066】次に、CRC計算方法Bに従ったCRC計
算処理(図1のステップ105の処理)の詳細を、図9
を参照しながら詳述する。
【0067】この計算方法Bに従ったCRC計算処理に
入ると、DSP14はまず、現スロットがE−BCC
H、S−BCCH又は予備スロットに属するものである
ので、パラメータDVCCの値として、CPU15から
与えられた基地局による指定値を設定した後(ステップ
500)、受信データ部(DATA)のインフォメーシ
ョンのビット列に対して、このパラメータDVCCを用
いて16ビットでなるパリティビットの演算処理(CR
C16計算処理)を実行する(ステップ501)。その
後、現スロットがE−BCCH、S−BCCH又は予備
スロットに属するものであるので、得られた16ビット
のパリティビットの論理レベルを反転し(ステップ50
2)、そして、受信データ部(DATA)のパリティビ
ット(受信CRC)と比較して、計算で得られた後、論
理反転された16ビットのパリティビットと、受信され
たパリティビットとが一致するか判定する(ステップ5
03、504)。ここで、一致という結果を得ると、受
信データに対するエラーフラグERDATAをエラーな
しを表す「0」にセットしてメインルーチンに戻り(ス
テップ505)、一方、不一致という結果を得ると、エ
ラーフラグERDATAをエラーありを表す「1」にセ
ットしてメインルーチンに戻る(ステップ506)。
【0068】以上のようにして、E−BCCH、S−B
CCH及び予備スロットに割り当てられているCRC計
算方法Bに従ったCRC計算処理が実行される。
【0069】次に、CRC計算方法Cに従ったCRC計
算処理(図1のステップ107の処理)の詳細を、図1
0を参照しながら詳述する。
【0070】このCRC計算方法Cに従ったCRC計算
処理に入ると、DSP14はまず、現スロットがSPA
CHに属するものであるので、パラメータDVCCの値
として、CPU15から与えられた基地局による指定値
を設定した後(ステップ600)、受信データ部(DA
TA)のインフォメーションのビット列に対して、この
パラメータDVCCを用いて16ビットでなるパリティ
ビットの演算処理(CRC16計算処理)を実行する
(ステップ601)。その後、得られた16ビットのパ
リティビットと、受信データ部(DATA)のパリティ
ビット(受信CRC)と比較して、これらが一致するか
判定する(ステップ602、603)。ここで、一致と
いう結果を得ると、受信データに対するエラーフラグE
RDATAをエラーなしを表す「0」にセットしてメイ
ンルーチンに戻り(ステップ604)、一方、不一致と
いう結果を得ると、エラーフラグERDATAをエラー
ありを表す「1」にセットしてメインルーチンに戻る
(ステップ605)。
【0071】以上のようにして、SPACHに割り当て
られているCRC計算方法Cに従ったCRC計算処理が
実行される。
【0072】以上のように、上記第1の実施形態によれ
ば、SFPの予測値であるNSFPをスロット毎に更新
させ、このNSFPに基いて、今回のスロットでの受信
データのCRC計算方法を定めるようにしたので、CS
FPを復号して得たSFPの受信値であるRSFPが受
信エラーであっても、受信データに対するエラー判定を
正しく実行することができる。
【0073】また、上記第1の実施形態によれば、SF
Pの予測を正しくできない状態(SFPの非同期状態)
では、連続受信モードか間欠受信モードかによって、C
RC計算方法を定めるようにしたので、その段階の呼処
理で必要とする最低限のデータを、SFPの非同期状態
においても得ることができる。すなわち、連続受信モー
ドの非同期状態は、受信が立ち上げられた直後のシーケ
ンス段階で、F−BCCHの公知情報が必要となってい
るシーケンス段階であるので、実施形態のように、F−
BCCHに対応したCRC計算方法Aを選定させれば、
非同期でもF−BCCHでの公知情報の正当性を確認さ
せることができる。また、間欠受信モードの非同期状態
は、PCHだけの受信処理を行なうシーケンス段階であ
るので、実施形態のように、SPACH(PCHを含
む)に対応したCRC計算方法Cを選定させれば、非同
期でもPCHの受信データの正当性を確認させることが
できる。
【0074】上記第1の実施形態におけるSFPの予測
値(NSFP;8ビット)は、その同期状態においては
トレーニング系列として使用することも可能である。こ
のようにトレーニング系列として用いた場合には、ビッ
ト同期等の精度を向上させることができる。
【0075】(B)第2の実施形態 次に、本発明によるチャネル復号装置及び方法の第2の
実施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、この実
施形態も、北米仕様のTDMAセルラシステムのデジタ
ル制御チャネルに関するものである。
【0076】図11は、この第2の実施形態に係る移動
局装置におけるハードウェアの概略構成を示したもので
あり、上述した図5との同一、対応部分には同一符号を
付して示している。
【0077】図11において、第2の実施形態の移動局
装置10Aも、アンテナ11、RF(Radio Frequency
)段処理回路12、A/D変換器13、復調・復号回
路(DSPで構成されることが多いので、以下、DSP
と呼ぶ)14A及びデータ処理回路(CPUで構成され
ることが多いので、以下、CPUと呼ぶ)15Aから構
成されている。
【0078】アンテナ11、RF段処理回路12及びA
/D変換器13の機能は、第1の実施形態と同様である
ので、その説明は省略する。第2の実施形態のDSP1
4Aも、基本的には、入力されたデジタル信号をデジタ
ル復調して符号列に変換すると共に、その符号列を復号
するものである。しかし、復号処理での受信データに対
するエラーチェック等が第1の実施形態と異なってい
る。なお、この第2の実施形態のDSP14Aは、受信
データ(上述したインフォメーションに対応)や、その
受信データに誤りがあるか(「1」)否か(「0」)を
表すフラグERDATAをCPU15Aに与える。この
第2の実施形態のCPU15Aも、DSP14Aから与
えられた受信データ等を処理するものである。この第2
の実施形態の場合、CPU15Aは、F−BCCHの受
信データを解析処理して得たパラメータDVCCだけを
DSP14Aに与える。
【0079】次に、第2の実施形態での特徴処理を、図
12のフローチャートを参照しながら詳述する。
【0080】DSP14Aはまず、パラメータDVCC
の値として0を設定した後(ステップ700)、受信デ
ータ部(DATA)のインフォメーションのビット列に
対して、このパラメータDVCCを用いて16ビットで
なるパリティビットの演算処理(CRC16計算処理)
を実行する(ステップ701)。その後、得られた16
ビットのパリティビットの論理レベルを反転し(ステッ
プ702)、そして、受信データ部(DATA)のパリ
ティビット(受信CRC)と比較して、計算で得られた
後論理反転された16ビットのパリティビットと、受信
されたパリティビットとが一致するか判定する(ステッ
プ703、704)。ここで、一致という結果を得る
と、受信データに対するエラーフラグERDATAをエ
ラーなしを表す「0」にセットしてメインルーチンに戻
る(ステップ713)。
【0081】上述したステップ701〜704の処理
は、F−BCCHに属するスロットを意図したものであ
り、現スロットがF−BCCHに属するスロットであっ
て受信データに誤りがない場合には、ステップ704で
一致という結果が得られ、ステップ713に移行し、受
信データのエラーフラグERDATAをエラーなしを表
す「0」に設定して当該処理ルーチンを終了する。
【0082】ステップ704の判定により、ステップ7
02による反転後のパリティビットと、受信されたパリ
ティビットが不一致という結果が得られた場合には、D
SP14Aは、パラメータDVCCの値として、CPU
15Aから与えられた基地局による指定値を設定した後
(ステップ705)、受信データ部(DATA)のイン
フォメーションのビット列に対して、このパラメータD
VCCを用いて16ビットでなるパリティビットの演算
処理(CRC16計算処理)を実行する(ステップ70
6)。その後、計算で得られたパリティビットと、受信
データ部(DATA)のパリティビット(受信CRC)
と比較して、両者が一致するか判定する(ステップ70
7、708)。
【0083】上述したステップ705〜708の処理
は、SPACHに属するスロットを意図したものであ
り、現スロットがSPACHに属するスロットであって
受信データに誤りがない場合には、ステップ708で一
致という結果が得られ、ステップ713に移行し、受信
データのエラーフラグERDATAをエラーなしを表す
「0」に設定して当該処理ルーチンを終了する。
【0084】ステップ708の判定により、ステップ7
06による計算で得られたパリティビットと受信された
パリティビットが不一致という結果が得られた場合に
は、計算で得られたパリティビットの論理レベルを反転
した後(ステップ709)、受信パリティビットと比較
され(ステップ710)、両パリティビットの一致不一
致が判定される(ステップ711)。
【0085】上述したステップ705においてパラメー
タDVCCの値として、CPU15Aから与えられた基
地局による指定値を設定し、ステップ706において、
受信データ部(DATA)のインフォメーションのビッ
ト列に対して、このパラメータDVCCを用いて16ビ
ットでなるパリティビットの演算処理(CRC16計算
処理)を実行したことを考慮すると、ステップ709〜
711の処理は、E−BCCH、S−BCCH又は予備
スロットに属するスロットを意図したものであり、現ス
ロットがE−BCCH、S−BCCH又は予備スロット
に属するスロットであって受信データに誤りがない場合
には、ステップ711で一致という結果が得られ、ステ
ップ713に移行し、受信データのエラーフラグERD
ATAをエラーなしを表す「0」に設定して当該処理ル
ーチンを終了する。
【0086】ステップ711の判定により不一致という
結果が得られたときは、上述したステップ700〜70
4でなるCRC計算方法Aに従った受信データのエラー
チェック、上述したステップ705〜708でなるCR
C計算方法Cに従った受信データのエラーチェック、及
び、上述したステップ709〜711でなるCRC計算
方法Bに従った受信データのエラーチェックのいずれで
も、計算されたパリティビットと受信パリティチェック
とが不一致であるので、ステップ712に移行し、受信
データのエラーフラグERDATAをエラーありを表す
「1」に設定して当該処理ルーチンを終了する。
【0087】この第2の実施形態によれば、CRC計算
方法がスロットのフレーム内位置によって変化するもの
であっても、スロットのフレーム内位置を認識すること
なく、正しいCRC計算方法を適用した場合と同じ結果
を得ることができる。
【0088】また、第2の実施形態によれば、連続受信
モードでも間欠受信モードでも同じ処理を実行すれば良
く、復調・復号回路14Aの内部構成等を簡単なものに
することができる。
【0089】上記第1及び第2の実施形態においては、
本発明を、北米仕様のTDMAセルラシステムのデジタ
ル制御チャネルの受信装置に適用したものを示したが、
他のデジタル通信システム(音声データのものに限定さ
れない)の受信装置に適用できることは勿論である。
【0090】すなわち、本発明は、フレーム内位置情報
を含むスロットを複数個備えた送信フレームが与えられ
るものであって、スロットのフレーム内位置によって誤
り制御方法が異なる受信装置に広く適用することができ
る。従って、誤り制御方法も上記実施形態のものに限定
されず、フレーム(スーパーフレーム)当りの方法数も
上記実施形態のものに限定されない。
【0091】また、上記では、復調・復号回路14、1
4AをDSP内のソフトウェアで構成した例、データ処
理回路15、15AをCPUで構成した例を説明した
が、これらをハードウェア(ゲートアレイ)やDSP付
属のアクセラレータ等で実現することも勿論可能であ
る。
【0092】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明の復号装置
によれば、現スロットのフレーム内位置情報の予測値を
形成し、フレーム内位置情報の受信値と予測値との同期
状態では、フレーム内位置情報の予測値に基いて、適用
する誤り制御方法を決定するようにしたので、同期状態
ではフレーム内位置情報の受信値にエラーがあっても受
信データに対するエラー制御動作を正しく実行させるこ
とができる。
【0093】また、第2の本発明の復号装置によれば、
現スロットの受信データについて、全種類の誤り制御方
法を適用して誤り制御動作を実行し、しかるのちに、各
誤り制御結果に基いて、現スロットについて定められて
いる誤り制御方法での制御結果を得るようにしたので、
受信したフレーム位置情報にエラーがあっても、受信デ
ータに対する正しいエラー制御動作を実行させた結果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態での全体処理を示すフローチャー
トである。
【図2】デジタル制御チャネルのスーパーフレームのチ
ャネル構成図である。
【図3】スロットのデータ構成図である。
【図4】チャネル種類とCRC計算方法との関係の説明
図である。
【図5】第1実施形態の概略ハードウェア構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第1実施形態のSFP同期処理の詳細フローチ
ャートである。
【図7】第1実施形態のCSFPの復号処理の詳細フロ
ーチャートである。
【図8】第1実施形態のCRC計算方法Aでの処理フロ
ーチャートである。
【図9】第1実施形態のCRC計算方法Bでの処理フロ
ーチャートである。
【図10】第1実施形態のCRC計算方法Cでの処理フ
ローチャートである。
【図11】第2実施形態の概略ハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図12】第2実施形態での全体処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 10、10A…移動局装置、14、14A…復調・復号
回路(DSP)、15、15A…データ処理回路(CP
U)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内位置情報を含むスロットを複
    数個備えた送信フレームが与えられるものであって、ス
    ロットのフレーム内位置によって誤り制御方法が異なる
    復号装置において、 直前スロットのフレーム内位置情報の予測値と1スロッ
    ト毎のフレーム内位置情報の固定変化量とに基いて、現
    スロットのフレーム内位置情報の予測値を形成するフレ
    ーム内位置予測手段と、 フレーム内位置情報の受信値と予測値との同期確立を実
    行させるフレーム内位置情報同期手段と、 同期状態では、上記フレーム内位置予測手段が形成した
    現スロットのフレーム内位置情報の予測値に基いて、適
    用する誤り制御方法を決定する適用方法決定手段とを備
    えたことを特徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】 上記フレーム内位置情報同期手段が、非
    同期状態において、フレーム内位置情報の受信値に誤り
    がなくしかもフレーム内位置情報の受信値と予測値とが
    一致するスロットが所定個連続したときに、非同期状態
    から同期状態に移行したと判定することを特徴とする請
    求項1に記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 上記フレーム内位置情報同期手段が、同
    期状態において、フレーム内位置情報の受信値に誤りが
    ある、あるいは、フレーム内位置情報の受信値と予測値
    とが不一致であるスロットが所定個連続したときに、同
    期状態から外れたと判定することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の復号装置。
  4. 【請求項4】 連続受信モードに加えて、フレーム内の
    一部のスロット群だけを受信する間欠受信モードでの受
    信動作も実行する請求項1〜3のいずれかに記載の復号
    装置において、 上記適用方法決定手段は、上記フレーム内位置情報同期
    手段が非同期状態と判定しているときには、そのときの
    受信モードが連続受信モードか間欠受信モードかに応じ
    て、適用する誤り制御方法を決定することを特徴とする
    復号装置。
  5. 【請求項5】 フレーム内位置情報の予測値の系列をト
    レーニング系列として利用することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の復号装置。
  6. 【請求項6】 複数個のスロットを備えた送信フレーム
    が与えられるものであって、スロットのフレーム内位置
    によって誤り制御方法が異なる復号装置において、 現スロットの受信データについて、自己に割り当てられ
    ている誤り制御方法を適用して誤り制御動作を行なう、
    誤り制御方法の種類数だけ設けられた誤り制御手段と、 各誤り制御手段による制御結果に基いて、現スロットに
    ついて定められている誤り制御方法での制御結果を得る
    適用方法擬似選択手段とを備えたことを特徴とする復号
    装置。
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