JPH09232539A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09232539A
JPH09232539A JP8041039A JP4103996A JPH09232539A JP H09232539 A JPH09232539 A JP H09232539A JP 8041039 A JP8041039 A JP 8041039A JP 4103996 A JP4103996 A JP 4103996A JP H09232539 A JPH09232539 A JP H09232539A
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Haruo Iwasaki
治夫 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体記憶装置のスタック型のキャパシタとし
て、高い信頼性を有するシリンダ構造の情報蓄積電極の
製造方法を提供する。 【解決手段】半導体記憶装置のスタック型キャパシタの
情報蓄積電極形成方法が、半導体基板の所定の領域に形
成した拡散層と電気接続する下部電極を形成する工程
と、下部電極上にパターニングした絶縁体コアーを形成
する工程と、絶縁体コアー、下部電極および層間絶縁膜
を被覆する導電体薄膜を形成する工程と、絶縁体コアー
および下部電極の側壁に沿って前記導電体薄膜を残存さ
せる工程と、残存する導電体薄膜のうち突起状部分を酸
化物に変換する工程と、前記酸化物を弗酸系溶液でエッ
チング除去した後に残存する導電体薄膜を側部電極とし
前記下部電極と前記側部電極とで前記情報蓄積電極を形
成する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体記憶装置のキャパシタ電極の形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の中で記憶情報の任意な
入出力が可能なものにDRAMがある。ここで、このD
RAMのメモリセルは、1個のトランスファトランジス
タと、1個のキャパシタとからなるものが構造的に簡単
であり、半導体記憶装置の高集積化に最も適するものと
して広く用いられている。
【0003】このようなメモリセルのキャパシタでは、
半導体デバイスの更なる高集積化に伴い、3次元構造の
ものが開発され使用されてきている。このキャパシタの
3次元化は次のような理由による。半導体素子の微細化
及び高密度化に伴いキャパシタの占有面積の縮小化が必
須となっている。しかし、DRAMの安定動作及び信頼
性確保のためには、一定以上の容量値は必要とされる。
そこで、キャパシタの電極を平面構造から3次元構造に
変えて、縮小した占有面積の中でキャパシタ電極の表面
積を拡大することが必要となる。
【0004】このDRAMのメモリセルの3次元構造の
キャパシタにはスタック構造のものとトレンチ構造のも
のとがある。これらの構造にはそれぞれ一長一短がある
が、スタック構造のものはアルファー線の入射あるいは
回路等からのノイズに対する耐性が高く、比較的に容量
値の小さい場合でも安定動作する。このために、半導体
素子の設計基準が0.15μm程度となる1ギガビット
DRAMにおいても、スタック構造のキャパシタは有効
であると考えられている。
【0005】このスタック型のキャパシタ(以下、スタ
ック型キャパシタと呼称する)としてシリンダ構造のも
のが種々に提案されている。例えば、特開平2−260
454号公報には、キャパシタの情報蓄積電極をシリン
ダ構造に形成して表面積を増加させようとする提案がな
されている。
【0006】以下、図9を参照して従来の方法で形成さ
れるキャパシタ電極について説明する。ここで、図9は
従来のシリンダ構造のキャパシタ電極を有するメモリセ
ル部の断面図である。
【0007】図9に模式的に示すように、シリコン基板
21の表面に素子分離絶縁膜であるフィールド酸化膜2
2を形成する。そして、メモリセルのトランスファトラ
ンジスタのゲート電極23、ソース・ドレイン領域とな
る容量用拡散層24とビット線用拡散層25を形成す
る。また、ワード線23’をフィールド酸化膜22上に
形成する。次に、このゲート電極23およびワード線2
3’を被覆する層間絶縁膜26をシリコン酸化膜等で形
成し、ビット線コンタクトプラグ27を前述のビット線
用拡散層25上に形成する。そして、このビット線コン
タクトプラグ27に電気接続するビット線パッド27a
とビット線27’を配設し、さらに、このビット線2
7’を被覆する層間絶縁膜26を堆積させる。
【0008】次に、前述の容量用拡散層24上にコンタ
クト孔を開口し、キャパシタの情報蓄積電極となるリン
不純物を含有する下部電極28と側部電極29とを形成
する。ここで、この側部電極29を形成する時に図9に
示すような箔状突起物30が形成される。なお、下部電
極28および側部電極29がキャパシタの情報蓄積電極
を構成する。
【0009】次に、容量絶縁膜31を下部電極28、側
部電極29および箔状突起物30の側面に形成する。そ
して、この容量絶縁膜31を被覆する上部電極32を形
成する。このようにして、DRAMのメモリセル部が形
成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
方法で情報蓄積電極を形成する場合には、シリンダ構造
の情報蓄積電極を構成する側部電極の上部に、箔状突起
物が形成され残存するようになる。
【0011】ここで、この箔状突起物がそのまま情報蓄
積電極の一部を構成する場合には、この箔状突起物の表
面に形成される容量絶縁膜に電界が集中する。このた
め、この部分の容量絶縁膜の絶縁破壊が生じ易くなり、
キャパシタの信頼性が低下するようになる。
【0012】また、側部電極上のこの箔状突起物は、半
導体装置の製造のための洗浄工程で壊れ易い。そして、
この壊れた箔状突起物は半導体装置の製造ラインのパー
ティクル汚染源となり、半導体装置を汚染しその歩留り
を低下させるようになる。
【0013】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
高い信頼性のあるシリンダ構造の情報蓄積電極の製造方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体装置の製造方法は、半導体記憶装置の情報蓄積電極と
対向電極と容量絶縁膜とで構成されるスタック型のキャ
パシタ形成工程において、前記情報蓄積電極をシリンダ
構造に形成する工程と、前記シリンダ構造の情報蓄積電
極の表面を酸化処理し酸化物を形成する工程と、前記酸
化物を弗酸系溶液でエッチング除去する工程とを含む。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体記憶装置の情報蓄積電極と対向電極と容量絶縁膜
とで構成されるスタック型のキャパシタ形成工程におい
て、半導体基板上の層間絶縁膜に設けたコンタクト孔を
通して、前記半導体基板の所定の領域に形成した拡散層
と電気接続する下部電極を形成する工程と、前記下部電
極上にパターニングした絶縁体コアーを形成する工程
と、前記絶縁体コアー、下部電極および層間絶縁膜を被
覆する導電体薄膜を形成する工程と、前記導電体薄膜を
異方性のドライエッチングでエッチバックし前記絶縁体
コアーおよび下部電極の側壁に沿って前記導電体薄膜を
残存させる工程と、前記残存する導電体薄膜のうち突起
状部分を酸化物に変換する工程と、前記酸化物を弗酸系
溶液でエッチング除去した後に残存する導電体薄膜を側
部電極とし前記下部電極と前記側部電極とで前記情報蓄
積電極を形成する工程とを含む。
【0016】ここで、前記残存する導電体薄膜のうちの
突起状部分は、酸素ガスを含む酸化性雰囲気での熱酸化
で酸化物に変換される。
【0017】あるいは、前記残存する導電体薄膜のうち
の突起状部分は、オキシ塩化リンガスを含む酸化性雰囲
気で熱処理される。
【0018】あるいは、前記残存する導電体薄膜のうち
の突起状部分は、酸化性の化学薬液中で酸化物に変換さ
れる。
【0019】また、ここで、前記導電体薄膜は多結晶シ
リコン膜で構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明によりDRAMのメモリセ
ルをシリンダ構造のスタック型キャパシタで形成する場
合の実施の形態について、以下に図面を参照して説明す
る。図1乃至図8は、この実施の形態での工程要所に於
ける半導体装置の要部断面を模式的に示した図である。
【0021】図1に示すように、先ず、LOCOS(L
ocal Oxidation of Silico
n)等、通常の素子分離方法によりシリコン基板1上に
非活性領域であるフィールド酸化膜2を形成し、これら
により取り囲まれる素子活性領域を形成する。
【0022】次に、素子活性領域上にゲート電極3、容
量用拡散層4、ビット線用拡散層5等からなるMOSト
ランジスタを形成する。このMOSトランジスタがメモ
リセルのトランスファトランジスタとなる。また、ワー
ド線3’をフィールド酸化膜2上に形成する。このワー
ド線3’は、隣接メモリセルのトランスファトランジス
タのゲート電極につながる。そして、このゲート電極3
およびワード線3’を被覆するように層間絶縁膜6を形
成する。ここで、層間絶縁膜6は、公知の化学気相成長
(CVD)法により堆積したシリコン酸化膜を化学的機
械研磨(CMP)法で平坦化したものである。
【0023】次に、上記MOSトランジスタのビット線
用拡散層5上にコンタクト孔を開口し、このコンタクト
孔にタングステン、窒化チタン、タングステンシリサイ
ド等の導電体材を埋設しビット線コンタクトプラグ7を
形成する。そして、タングステン等の導電体膜を堆積し
た後、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエッチン
グ技術とによりパターニングして、ビット線パッド7a
とビット線7’を形成する。
【0024】次に、このビット線パッド7aとビット線
7’を被覆する層間絶縁膜6として再びシリコン酸化膜
をCVD法により成膜し、このシリコン酸化膜をCMP
法で平坦化する。
【0025】次に、前記MOSトランジスタの容量用拡
散層4上に、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエ
ッチング技術とを用いてコンタクト孔を開口し、続いて
ホスフィン(PH3 )とシラン(SiH4 )又はジシラ
ン(Si2 6 )からなるガス系より既知の減圧CVD
法により、不純物としてリン(P)を1.5×1020
子/cm3 の濃度で含むアモルファス状の第1シリコン
膜8を100〜300nmの膜厚に成膜する。
【0026】次に、常圧CVD法によりコアー用絶縁膜
9としてBPSG膜(ボロンガラスとリンガラスを含む
シリコン酸化膜)を膜厚300〜600nmの範囲で設
定して成膜する。ここで、このBPSG膜に含まれるボ
ロン不純物の濃度は12モル%、リン不純物の濃度は5
モル%に設定される。
【0027】次に、図2に示すように、公知のフォトリ
ソグラフィ技術とドライエッチング技術でコアー用絶縁
膜9と第1シリコン膜8とを所定の形状に加工する。こ
の微細加工で下部電極10と絶縁体コアー11とが形成
される。
【0028】次に、図3に示すように、層間絶縁膜6、
下部電極10および絶縁体コアー11を被覆する第2シ
リコン膜12を堆積させる。ここで、導電体薄膜である
この第2シリコン膜12は、第1シリコン膜8の成膜の
方法と同様にして形成され、その膜厚は100nm程度
に設定される。
【0029】次に、図4に示すように、異方性のドライ
エッチングにより、第2シリコン膜12を、絶縁体コア
ー11と下部電極8の側壁周囲のみに残す。すなわち、
第2シリコン膜12のエッチバックを行う。そして、層
間絶縁膜6の表面を露出させる。ここで、この異方性の
ドライエッチングの反応ガスとして塩素(Cl2 )、酸
素(O2 )と臭化水素(HBr)の混合ガスが用いられ
る。
【0030】この第2シリコン膜12のエッチバックの
工程後に、図4に示すように側部電極13が形成される
が、同時に、この側部電極13上に箔状突起物14も形
成されるようになる。ここで、この箔状突起物14の膜
厚は、このエッチバックの条件に大きく依存しており、
5nm〜20nm程度になる。その他、この箔状突起物
は種々の形状を有する。
【0031】次に、絶縁体コアー11を選択的に除去す
る。このようして、図5に示すように、シリンダ構造の
情報蓄積電極を構成するようになる下部電極10と側部
電極13を形成する。以下、この絶縁体コアー11の選
択的エッチングの方法について説明する。
【0032】この絶縁体コアー11の選択的エッチング
は、特開平6−181188号公報に記載されているよ
うな選択気相HF処理の方法で行われる。すなわち、エ
ッチングチャンバー内に反応ガスとして600Paの気
相HFガスと1Pa以下の水蒸気との混合ガスが導入さ
れ、室温中で絶縁体コアー11が所定の時間エッチング
される。このような条件では、絶縁体コアー11のエッ
チング速度は1000nm/minであり、層間絶縁膜
6のエッチング速度は1.5nm/minである。そこ
で、エッチング処理時間は15秒程度に設定される。こ
の場合には、層間絶縁膜6を構成するシリコン酸化膜の
エッチング量は0.2nm程度であり問題とはならな
い。
【0033】次に、温度が800℃程度の炉内の酸化雰
囲気ガス中で熱酸化する。この熱酸化により、箔状突起
物14を完全に酸化し、図6に示すような突起酸化物1
6を形成する。この時に、側部電極13および下部電極
10の表面にも酸化膜層15が形成される。ここで、こ
れらの酸化膜層15と突起酸化物16はシリコン酸化膜
である。そこで、この酸化膜層15の膜厚が厚くならな
いように酸化条件を設定する必要がある。
【0034】あるいは、この箔状突起物14をオキシ塩
化リン(POCl3 )ガスの雰囲気中で熱処理する。こ
こで、この熱処理の温度は700程度である。この熱処
理で、箔状突起物14はリンガラスに変換される。ま
た、酸化膜層15もリンガラスである。
【0035】あるいは、この箔状突起物14を高温に保
管した硝酸液中で酸化処理する。箔状突起物の膜厚が非
常に薄い場合には、この酸化方法が効果的になる。
【0036】次に、この突起酸化物16を希弗酸溶液中
でエッチング除去する。この時に酸化膜層15もエッチ
ング除去される。また、このウェットエッチングで層間
絶縁膜6の表面も除去される。ここで、層間絶縁膜6の
エッチング量は極力小さくなるようにする。このため
に、上記のように箔状突起物14をリンガラスに変換す
るのが効果的となる。
【0037】以上のようにして、図7に示すように、容
量用拡散層4に電気接続する下部電極10と、この下部
電極10に接続する側部電極13とで構成される情報蓄
積電極が層間絶縁膜6上に形成される。
【0038】ここで、図5に示した箔状突起物14の膜
厚が10nm以下の場合には、この箔状突起物14はア
ンモニア水、過酸化水素水および純水の混合溶液中で除
去される。この場合には、上記のような酸化工程あるい
は熱処理工程がないため、全体の工程が短縮されるよう
になる。
【0039】次に、下部電極10および側部電極13の
表面に存在する自然酸化膜を希弗酸溶液で除去し、自然
酸化膜の再成長を抑止する為にアンモニアガス雰囲気
中、900℃程度の温度で急速熱窒化を行なった後、図
8に示すように、公知の減圧CVD法によりシリコン窒
化膜を5nm程度の膜厚に成膜し、さらに800℃の水
蒸気雰囲気で熱酸化を行ない、SiO2 /Si3 4
造の容量絶縁膜17を形成する。
【0040】続いて、上部電極18として膜厚150n
mのポリシリコン膜を成膜し、その後、温度が800℃
程度の公知の熱拡散でリン不純物を上部電極18に導入
する。この時に下部電極10と側部電極13は多結晶化
する。
【0041】このようにして、シリコン基板1表面のフ
イールド酸化膜2以外の活性領域に、メモリセルを構成
するトランスファトランジスタのゲート電極3およびソ
ース・ドレイン領域となる容量用拡散層4、ビット線用
拡散層5、さらに、容量用拡散層4に電気接続し情報蓄
積電極となる下部電極10と側部電極13、ビット線用
拡散層5にビット線コンタクトプラグ7とビット線パッ
ド7aを介して電気接続するビット線7’が形成され
る。ここで、下部電極10は、層間絶縁膜6に形成され
るコンタクト孔にその一部が埋設され、層間絶縁膜6の
表面を被覆して形成される。そして、情報蓄積電極の対
向電極である上部電極18と容量絶縁膜17とともにシ
リンダ構造のスタック型のキャパシタを構成する。
【0042】なお、この実施の形態では、下部電極10
と側部電極13に含まれる不純物をこれらの成膜と同時
にドープしているが、ノンドープのシリコン膜で情報蓄
積電極を形成後に、リン不純物を熱拡散し、情報蓄積電
極に不純物を導入するようにしてもよい。
【0043】また、この実施の形態では、上部電極18
をノンドープのポリシリコン膜で形成した後、リンを熱
拡散させているが、前述の情報蓄積電極の形成方法と同
様にして、成膜と同時にリン不純物をドープしてもよ
い。
【0044】この実施の形態での絶縁体コアー11に使
用するBPSG膜の選択気相HF処理におけるエッチン
グ速度は、BPSG膜中の不純物の濃度が増加するとと
もに増大する。このために、不純物濃度を増加させるこ
とが好ましい。しかし、不純物濃度が増加し過ぎると膜
質が低下するので適当な濃度範囲になるように設定する
必要がある。
【0045】また、この絶縁体コアーとしてはシリコン
窒化膜、PSG膜(リンガラス)あるいはBSG膜(ボ
ロンガラス)を用いてもよい。PSG膜の場合のリン不
純物の濃度は10〜15モル%に設定される。また、B
SG膜の場合では、ボロン不純物の濃度は5〜20モル
%に設定される。
【0046】また、この実施の形態では、側部電極がシ
リコン薄膜で形成される場合について説明したが、この
側部電極は他の導電体薄膜であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、シ
リンダ構造の情報蓄積電極の形成において、側部電極の
上部に形成される箔状突起物を酸化雰囲気ガス中での熱
酸化、オキシ塩化リンガス中での熱処理あるいは酸化性
化学薬液中での処理でシリコン酸化物あるいはリンガラ
スに完全に変換する。そして、このシリコン酸化物ある
いはリンガラスは、希弗酸溶液で除去される。
【0048】または、この箔状突起物の厚さが10nm
以下の場合には、この箔状突起物はアンモニア水、過酸
化水素水および純水の混合溶液に浸漬されて除去され
る。
【0049】このために、情報蓄積電極にこのような箔
状突起物が形成されることは皆無になり、信頼性の高い
シリンダ構造のスタック型キャパシタが形成されるよう
になる。また、本発明により、従来の技術でみられた半
導体装置の製造ラインのパーティクル汚染は全くなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図7】本発明の実施の形態を説明するための一工程の
断面図である。
【図8】本発明の実施の形態を説明するためのメモリセ
ルの断面図である。
【図9】従来の技術を説明するためのメモリセルの断面
図である。
【符号の説明】
1,21 シリコン基板 2,22 フィールド酸化膜 3,23 ゲート電極 3’,23’ ワード線 4,24 容量用拡散層 5,25 ビット線用拡散層 6,26 層間絶縁膜 7,27 ビット線コンタクトプラグ 7’,27’ ビット線 7a,27a ビット線パッド 8 第1シリコン膜 9 コアー用絶縁膜 10,28 下部電極 11 絶縁体コアー 12 第2シリコン膜 13,29 側部電極 14,30 箔状突起物 15 酸化膜層 16 突起酸化物 17,31 容量絶縁膜 18,32 上部電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置の情報蓄積電極とその対
    向電極と容量絶縁膜とで構成されるスタック型キャパシ
    タの形成工程において、前記情報蓄積電極をシリンダ構
    造に形成する工程と、前記シリンダ構造の情報蓄積電極
    の表面を酸化処理し酸化物を形成する工程と、前記酸化
    物を弗酸系溶液でエッチング除去する工程とを含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体記憶装置の情報蓄積電極とその対
    向電極と容量絶縁膜とで構成されるスタック型キャパシ
    タの形成工程において、半導体基板上の層間絶縁膜に設
    けたコンタクト孔を通して、前記半導体基板の所定の領
    域に形成した拡散層と電気接続する下部電極を形成する
    工程と、前記下部電極上にパターニングした絶縁体コア
    ーを形成する工程と、前記絶縁体コアー、下部電極およ
    び層間絶縁膜を被覆する導電体薄膜を形成する工程と、
    前記導電体薄膜を異方性のドライエッチングでエッチバ
    ックし前記絶縁体コアーおよび下部電極の側壁に沿って
    前記導電体薄膜を残存させる工程と、前記残存する導電
    体薄膜のうち突起状部分を酸化物に変換する工程と、前
    記酸化物を弗酸系溶液でエッチング除去した後に残存す
    る導電体薄膜を側部電極とし前記下部電極と前記側部電
    極とで前記情報蓄積電極を形成する工程と、を含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記残存する導電体薄膜のうちの突起状
    部分を、酸素ガスを含む酸化性雰囲気で熱酸化し酸化物
    に変換することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記残存する導電体薄膜のうちの突起状
    部分を、オキシ塩化リンガスを含む酸化性雰囲気で熱処
    理することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記残存する導電体薄膜のうちの突起状
    部分を、酸化性の化学薬液中で酸化物に変換することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記導電体薄膜が多結晶シリコン膜であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のうち1つの
    請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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