JPH09230922A - 力制御ロボットの接触検出装置 - Google Patents

力制御ロボットの接触検出装置

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JPH09230922A
JPH09230922A JP3599396A JP3599396A JPH09230922A JP H09230922 A JPH09230922 A JP H09230922A JP 3599396 A JP3599396 A JP 3599396A JP 3599396 A JP3599396 A JP 3599396A JP H09230922 A JPH09230922 A JP H09230922A
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force
speed
contact
vibration
speed pattern
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JP3599396A
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Yoshinori Furuno
義紀 古野
Tooru Kurenuma
榑沼  透
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 力制御ロボットの手先が高速移動から低速移
動へ切り換えの際の作業対象物との接触誤判断を防止し
て接触検出精度が向上した力制御ロボットの接触検出装
置を実現する。 【解決手段】 ロボット手先加速時と減速時との振動波
形は略同パターンであることに着目し加速振動波形によ
り減速時付近の速度パターン補正をし減速時のロボット
手先の振動を制限する。速度パターン作成部41はセンサ
12の検出情報により工具7のワーク6迄の速度パターンを
演算し力計測値記憶部43は工具7の加速時の力計算値を
記憶する。速度パターン補正部42の閾値判定部51は記憶
部43の出力の閾値通過を判定する。力計測値取り込み部
52は判定部51からの指令信号により記憶部43から力計測
値を取り込み、補正パターン演算部53は取り込み部52の
出力信号に基づき速度補正パターンを演算し加算器54に
供給して速度パターン指令と加算する。加算器54の出力
はスイッチ44を介し駆動指令部33に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は力制御ロボットの接
触装置に関し、特に、研削ロボットのごとき多自由度力
制御ロボットにおいてアーム先部とワークを接触させる
接触検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な多自由度の力制御ロボットで、
そのアーム先部(手先効果器)が作業対象物(ワーク)
に接近し、作業対象物に対し研削などの特定作業を行う
場合、作業対象物との間の距離関係を考慮した動作制御
を行う必要がある。この制御は、従来、例えば、ロボッ
トの周辺部に非接触センサを設け、この非接触センサに
よってアーム先部と作業対象物との距離を検出し、その
検出情報に基づいてアーム先部の軌道を制御する制御方
式が知られている(特開昭60−108285号公
報)。
【0003】この制御方式では、非接触式センサによっ
てアーム先部と作業対象物との距離が、予め設定された
一定値よりも小さくなったことが検出された場合に、制
御モードの切り換え又は変更の処理を行うようにしてい
る。
【0004】また、従来の装置として、上記の非接触式
センサに加えて、接触式センサである力センサをアーム
の手首部に設け、ハイブリット状態で制御方式を実現し
たものもある。このハイブリット型制御方式のロボット
では、例えば、軸状ワークを他の固定ワークに組み付け
る場合、大きな衝撃の発生や低速移動の問題を避けるた
め、組み付け直前の所定位置までは非接触センサを利用
して位置制御モードで高速に移動して軸状ワークを搬送
する。そして、所定位置を検出した後は、位置制御モー
ドのままで低速移動に移り、軸状ワークと固定ワークと
の接触を力センサで検出して組み付け作業を実行してい
た。
【0005】他の従来技術の構成として、さらに、第7
回日本ロボット学会学術講演予稿集(平成元年11月2
日から4日)の第189頁から第192頁に記載されて
いるように、力センサと非接触型の渦電流式センサを備
え、位置制御モードでの搬送移動中に非接触式距離セン
サがワークまでの距離を測定し、その接近する距離情報
に基づいて適宜なタイミングで位置制御モードから力制
御モードに切り換え、ワークとの接触時にはコンプライ
アンス制御を行うように構成されたロボットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いては、ロボットの手先がワークの付近に接近したとこ
ろで、非接触センサの出力を受け、減速して高速移動か
ら低速移動に切り換えると同時に、制御モードの切り換
えを行っている。そして、ロボットの手先がワークに接
触したことの検出は、ロボットの手先に加わる力を検出
することにより行われる。
【0007】ところが、高速移動から低速移動への減速
時、ロボット本体や手先効果器の慣性力や弾性による振
動が発生する。この振動は、ロボットの手先に加わる力
となるため、この振動による力を、ロボットの手先とワ
ークとが接触したと、誤って判断してしまう可能性があ
る。ロボットの手先とワークとが接触していないにも拘
らず、接触したと判断されると、ロボットの手先は、ワ
ークとは接触していない状態で停止されてしまうため、
その後の、組み付け作業等の作業を適切に行うことがで
きなくなってしまう。
【0008】本発明の目的は、力制御ロボットの手先が
高速移動から低速移動へ切り換わる際における作業対象
物との接触誤判断を防止して、作業対象物との接触検出
精度が向上した力制御ロボットの接触検出装置を実現す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る力制御ロボットの接触検出装置は次の
ように構成される。手先効果器に加わる力を検出する力
検出手段と、手先効果器の位置を検出するための位置検
出手段と、力検出手段で得られる力データと位置検出手
段で得られる位置データとを入力し、これら力データ及
び位置データと力目標値及び位置目標値とを用いて制御
演算式に基づき制御指令のデータを作成し、手先効果器
の位置と力を制御する制御手段を備える力制御ロボット
の接触検出装置であり、手先効果器が移動して、対象物
に接触した時、力検出手段で検出した手先効果器の押し
付け方向の力データで対象物との接触を判断する力制御
ロボットの接触検出装置において、手先効果器の近くに
設けられ、手先効果器と対象物との間の距離を測定する
ための非接触式距離センサと、この非接触式距離センサ
の出力信号に基づき、手先効果器が対象物と第1の距離
に移動したとき、手先効果器を停止させ、停止した状態
から加速して、対象物に向かって、第1の移動速度で移
動させ、第1の距離より短い第2の距離まで対象物に接
近したとき、手先効果器を第1の移動速度より低い第2
の移動速度に減速して対象物に向かって移動させる速度
パターンを作成する速度パターン作成部と、手先効果器
が第2の移動速度に減速されるとき、速度振動波形信号
を速度パターンに付加する速度パターン補正部とを備え
る。
【0010】手先効果器の減速時付近の速度パターンに
振動波形を付加して、速度パターンを補正することによ
り、減速時の手先効果器の振動が相殺され制限される。
【0011】好ましくは、上記力制御ロボットの接触検
出装置において、手先効果器が停止した状態から加速し
て第1の移動速度で移動されるとき、力検出手段により
検出された手先手先効果器の振動を記憶する振動記憶部
をさらに備え、速度パターン補正部は、振動記憶部に記
憶された振動に基づいて作成した速度振動波形信号を、
手先効果器が第2の移動速度に減速されるとき、速度パ
ターンに付加する。
【0012】手先効果器の加速時と減速時との振動波形
は略同パターンであることに着目し、加速時の振動波形
により減速時付近の速度パターンが補正され、補正され
た速度パターンにより、減速時のロボット手先の振動が
相殺され、制限される。
【0013】また、好ましくは、上記力制御ロボットの
接触検出装置において、手先効果器が第2の移動速度に
減速されたときからの手先効果器の振動を力検出手段か
らの出力信号により監視し、検出された振動が所定振動
以下となったときから、手先効果器と対象物との接触判
断を開始させる接触力判定手段をさらに備える。
【0014】減速時付近の速度パターンが補正され、補
正された速度パターンにより、減速時の手先効果器の振
動が制限されるが、振動が完全には防止されず、振動が
残留する可能性がある。そこで、残留振動が所定振動以
下となってから、手先効果器と対象物との接触検知を開
始すれば、接触誤判断を、より確実に防止することがで
きる。
【0015】また、好ましくは、上記力制御ロボットの
接触検出装置において、速度パターン補正部は、振動記
憶部に記憶された振動波形の1/2周期分の振動波形デ
ータを速度パターンに付加する。
【0016】また、好ましくは、上記力制御ロボットの
接触検出装置において、速度パターン補正部により補正
した速度パターンを、力目標値に変換する速度パラメー
タ変換部をさらに備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する本発明の
実施形態は、研削ロボットの接触検出装置に適用した場
合の例である。図1は、力制御ロボットの一例である研
削ロボットのシステム構成を示す。ここで、力制御ロボ
ットは、制御部が位置と力の制御を行い、この制御に従
って力を伴う作業をワークに対して行うロボットを意味
する。また、この研削ロボットは、ティーチングプレイ
バック方式で構成される。
【0018】図1において、1はロボット本体であり、
複数の関節部を含むアーム2を備え、基台3の上に取り
付けられる。各関節部にはモータ等の駆動装置が設けら
れ、各関節部は決められた範囲内で稼働する機能を有す
る。アーム2の各関節部の稼働機能により、アーム2を
含むロボット本体1の全体の姿勢は、作業上必要な姿勢
に変化し、アーム2の先部は作業上必要とされる位置に
移動する。アーム2のリスト(手首)部4には6軸の力
センサ5が取り付けられる。力センサ5の先側部分に
は、ワーク6に対し研削作業を行う研削工具7が取り付
けられる。研削工具7は、例えばグラインダである。
【0019】8はコントローラであり、コントローラ8
はコンピュータで構成される。コントローラ8は、位置
と力の制御を実行するため、予め定められた演算式等を
計算する制御プログラムを有し、この制御プログラムに
より、与えられた条件に関するパラメータ、作業開始時
の教示内容を用いて、ロボット本体1の動作を制御す
る。ロボット本体1の研削動作を制御するためのプログ
ラムは、コントローラ8の内部に設けられた専用メモリ
に格納されている。
【0020】コントローラ8は、信号ライン9で、ロボ
ット本体1に対して研削作業の動作を制御するための指
令を与える。また、コントローラ8には、力センサ5か
ら研削工具7に加わる力及びモーメントに関する検出信
号(力信号)10が入力される。11は、研削ロボット
のコントローラ8に対し、実行すべき研削作業に関する
諸条件を設定し、コントローラ8内のメモリにセットす
るための教示用操作器である。操作器11は、テンキー
及び各種の指令を与えるための操作スイッチを有する。
【0021】この操作器11によって、例えば、研削作
業前における基準ワークを用いた研削動作の教示、研削
作業条件の設定等の教示が行われる。本実施例では、操
作器11を介して、後述するような研削対象であるワー
クの実際の設置位置を検出するための教示点の設定が行
われる。なお、操作器11は、必要に応じて、研削作業
を実行させるオペレータが所持する携帯用のものとして
構成できるし、また、固定設置用のものとして構成する
こともできる。
【0022】また、12は、非接触式距離センサであ
り、力センサ5の先側部分に取り付けられる。この非接
触式距離センサ12には、安価な光学式距離センサが使
用される。この光学式距離センサとしては、反射光を光
スポットとして肉眼で直接確認できる形の例えば可視光
レーザを使用したものが適当である。距離センサ12の
検出部は、研削時に発生する火花の影響を受けにくい、
研削工具7の研削位置から離れた箇所に配置され、研削
工具7の刃先を含む領域に臨んでいる。
【0023】非接触式距離センサ12によって検出され
た、研削工具7からワーク6までの距離に関するデータ
は、信号ライン13を介してコントローラ8に送給され
る。非接触式距離センサ12の距離検出の原理について
は、上述した光学式の他に、例えば、磁気インピーダン
スの変化を利用するもの、発振周波数の変化を利用する
もの、超音波式のものなどが利用され、研削時に発生す
る火花の影響を受けない離れた位置から距離を測定する
ことができる各種のものを用いる。
【0024】図2は、本発明の第1の実施形態であるロ
ボットの接触検出装置の構成図である。図2において、
研削作業を行うロボット本体1に対し、当該研削作業の
内容を決定する制御内容は、コントローラ8の内部のメ
モリに格納されたプログラムによって実現される。な
お、ハード回路を利用してコントローラを構成できるの
は勿論である。
【0025】図2において、ロボット本体1の内部には
アーム2の各関節部を動作させるための駆動モータ(図
示せず)が複数内蔵されている。これらの駆動モータに
は、それぞれ、駆動量を計測する角度計21が取り付け
られる。角度計21によって各関節部の軸角度データを
測定する。
【0026】先ず、最初に基本構成である位置・力制御
演算系の構成を説明する。位置・力制御演算系は仮想コ
ンプライアンス制御を実行する制御系の構成を有する。
ロボット本体1のアーム2の先端部に取り付けられた力
センサ5で検出される力信号10は、力演算部22に供
給される。力演算部22は、入力した力信号10をセン
サ座標系から基準座標系(絶対座標系)に変換し、且
つ、力信号から研削工具7の重力分を差し引くことによ
り、重力補償を行う。こうして、力演算部22で、ワー
ク6と研削工具7との接触点部分で発生する力<f>が
算出される。ここで記号<f>は、fがベクトル量であ
ることを意味する。以下の説明で、記号<>の意味は上
述と同様にベクトル量を表すものとする。
【0027】力演算部22で得られた力<f>は、減算
器23に入力され、この減算器23で力<f>と力目標
値設定部24に設定された力目標値<fr>との間の減
算が行われる。減算器23の出力は、力<fd>として
位置・力制御演算部25に供給される。上記力目標値<
fr>は、一般的に研削工具7の押し付け方向の力の目
標値を与える為の指令値である。また、研削工具7が、
非接触状態で、且つ、力制御モードで移動するとき、力
目標値<fr>は、研削工具7をワーク6に接近させ接
触させるための速度を決定する指令値となる。
【0028】また、角度計21によって検出された各軸
に関する角度データは、位置演算部27に入力される。
位置演算部27では、入力された角度データに基づい
て、絶対座標系における研削工具7の位置<x>(姿勢
データを含む)を算出する。算出された位置<x>は、
位置偏差演算部28において、位置目標値設定部29で
設定された位置目標値<xr>と比較され、それらの間
の位置偏差<Δx>が算出される。
【0029】上記のごとく、減算器23で得られた力<
fd>と位置偏差演算部28で得られた位置偏差<Δx
>とは、位置・力制御演算部25に入力される。位置・
力制御演算部25は、減算器30と、バネ定数演算部3
1と、特性補償演算部32とを有する。減算器23から
出力された力<fd>は、減算器30に入力される。
【0030】また、位置偏差演算部28から出力された
位置偏差<Δx>は、バネ定数演算部31に入力され
る。バネ定数演算部31には仮想バネ定数行列Kが設定
されている。バネ定数演算部31は、入力された位置偏
差<Δx>に対し、設定された仮想バネ定数行列Kを乗
算することによりK<Δx>を算出する。バネ定数演算
部31で算出されたK<Δx>は、減算器30に出力さ
れる。そして、減算器30においては、<fd>−K<
Δx>が演算される。減算器30で求められた演算結果
は特性補償演算部32に供給される。
【0031】特性補償演算部32にはコントローラゲイ
ンKcが設定される。特性補償演算部32に減算器30
から入力された前述の演算値は、ここで制御上の特性補
償を受け、それにより速度指令値<v>が算出される。
位置・力制御演算部25で最終的に求められた速度指令
値<v>は、切り換えスイッチ44を介して、駆動指令
部33に供給される。そして、この駆動指令部33にお
いて速度指令値<v>は、ロボット本体1の各駆動モー
タの駆動指令値<θ>に変換される。得られた駆動指令
値<θ>は、ロボット本体1の各駆動モータに供給さ
れ、各駆動モータの動作に基づきロボット本体1は所望
の位置及び姿勢で動作する。
【0032】上記の仮想コンプライアンスを実現する位
置・力制御の基本構成に対して、さらに、本発明の特徴
部である速度パターン設定部40が設けられている。こ
の速度パターン設定部40は、速度パターーン作成部4
1と、速度パターン補正部42と、力計測値記憶部43
とを備えている。
【0033】そして、速度パターン作成部41は、研削
工具7がワーク6に向かって移動しワーク6に接触する
過程において、非接触式距離センサ12による検出情報
(研削工具7の先端部からワーク6までの距離)に基づ
いて、位置制御モードでの移動後における研削工具7の
ワーク6への接触に至るまでの移動方向における速度パ
ターンを演算する。
【0034】また、力計測値記憶部43は、研削工具7
のワーク6への接触に至るまでの移動方向における力計
算値(力演算部22から出力(1)(力<f>を示す))
を記憶する。また、速度パターン補正部42は、力計測
値記憶部43からの力計測データに基づき、速度パター
ンを補正する。この速度パターン補正部42は、しきい
値判定部51と、力計測値取り込み部52と、補正パタ
ーン演算部53と、加算器54とを備えている。
【0035】そして、しきい値判定部51は、力計測値
記憶部43からの出力値がしきい値を通過したことを判
定する。また、力計測値取り込み部52は、しきい値判
定部51からの指令信号に従って、力計測値記憶部43
から力計測値を取り込む。
【0036】また、補正パターン演算部53は、力計測
値取り込み部52からの出力信号に基づき、後述する演
算式によって、速度補正パターンを演算する。そして、
演算された速度補正パターンは、加算器54に供給され
る。この加算器54には、速度パターン作成部41から
の速度パターン指令も供給されており、速度補正パター
ンと加算される。加算器54の出力信号は、速度指令値
切り換えスイッチ44を介して、駆動指令部33に供給
される。
【0037】45は接触判定部、46は位置取り込み部
である。接触判定部45には、力演算部22からの出力
(1)が供給される。接触判定部45で、入力された力
の値を力目標値とが比較され、両者が等しくなった時に
は接触検出信号が位置取り込み部46に供給される。位
置取り込み部46は、接触検出信号が供給されると、こ
の時の研削工具7の接触箇所に関する位置データを位置
演算部27から取り込む。これによって、ワーク6にお
ける定められた接触箇所の押し付け方向の位置を検出す
ることができる。また、接触判定部45は、速度パター
ン指令発生後、一定期間において力演算部22からの出
力(1)を受け付けない構成となっている。
【0038】次に、上記構成を有する接触検出装置によ
って実行される研削ロボットの接触位置検出動作につい
て説明する。この動作は、ティーチングプレーバック方
式の研削ロボットに対し要求される基本的動作であり、
1つ又はそれ以上の数のワークに対してその被加工部を
研削する研削作業を実行することにおいて、研削作業の
開始前に基準ワークについて被加工部の存在箇所に関す
る位置データを教示作業でコントローラ8のメモリに格
納した状態において、実際の研削作業で実際のワークが
与えられたときの、その実際の設置位置を検出し、基準
ワークの設置位置とのずれを求める動作である。
【0039】そして、この動作の要部は、研削工具7を
実際のワーク6の所定の箇所に接近させ、そして研削工
具7の刃先を当該所定箇所に接触させることによって実
際のワークの設置位置を検出する部分にある。さらに詳
しくは、最初、ロボット本体1の動作を位置制御モード
で制御し研削工具7をワーク6に位置制御モードで接近
移動させ、ワーク6の近傍の所定の位置で力制御モード
に切り換え、非接触式距離センサ12でその所定位置か
らワーク6までの距離を測定し、その距離情報を基に、
研削工具7の刃先がワーク6の所定箇所に接触するまで
の速度を特定の速度パターンとして算出し、速度指令値
切り換えスイッチ44を切り換えることによりその速度
パターンで研削工具7を接触にいたるまで移動させる。
【0040】次に、この接触検出動作における本発明の
一実施形態の機能を図3及び図4を用いて説明する。
【0041】図3では、実際のワーク6aの設置位置を
検出するために、研削工具7をワーク6aに向けて移動
させる経路を示している。点a(ワーク6aから第1の
距離XH+XLを有する位置)に至る区間Aでは、衝突が
起きない空間における移動であるので、研削工具7は位
置・力制御演算部25による位置制御モードで移動す
る。研削工具7が点aの位置に到達すると、一度停止す
る。そこで、速度指令値切り換えスイッチ44が特性補
償演算部32側から速度パターン補正部42側に切り換
えられる。
【0042】そして、非接触式距離センサ12で、基準
となる検出点49までの距離を測定し、測定した距離に
基づき図4の(a)に示すような、検出点49に至るま
での移動方向における速度パターンを作成する。その速
度パターンは、最高移動速度をVH、高速移動距離をXH
とする高速移動領域B1(点aから点bに至る領域、た
だし、点bは上記第1の距離よりも小である第2の距離
XLをワークとの間に有する位置)と、接触速度をVL、
低速移動距離をXLとする低速移動領域B2(点bから
ワーク6aに至る領域)とで構成されている。この速度
パターンに従って、ワーク6Aの検出点49の方向に移
動を開始するが、研削工具7やロボット本体1の慣性な
どの影響で、時点t2における減速時には、図4の
(b)に示すような振動波形V2で研削工具7等が振動
する。この研削工具7等の振動を力センサ5が検出し、
接触判定部45が、研削工具7がワークと接触する前に
接触と誤って判断してしまう可能性がある。
【0043】そこで、点aから検出点49までの移動距
離が比較的短く、この移動距離においては、ロボット手
先の位置と姿勢がそれほど変化しないため、時点t1
おける加速時の振動波形V1と、時点t2における減速
時の振動波形V2とは、ほぼ、同じパターンであること
に着目し、時点t1にて発生する振動波形V1を力計測
値として、力計測値記憶部43に取り込み、この力計測
値を基に、速度パターン補正部42で、振動パターンの
逆位相の振動波形V4(図4の(C))を加える等の、
速度パターンの補正を行い、駆動指令部33に出力す
る。ただし、作成した速度パターンの低速移動領域B2
に入る前と振動が残っている間では、接触判定部45は
接触の判断を行わないようにする。
【0044】次に、速度パターンの補正方法を説明す
る。図4の(a)に示す速度パターンを駆動指令部33
に出力する時点t1から、力計測値記憶部43は図4の
(b)に示す力波形V1を記憶する。そして、速度パタ
ーン補正部42において、時点t1から一定時間経過し
た時点で、それまで記憶しておいた力計測値にゲイン
(係数)Gを掛け合わせる。
【0045】このゲインGを掛け合わせた力波形の1/
2周期分だけを図4の(c)に示すように、減速を始め
る時点t2からロボット本体1の応答遅れを考慮した時
間ΔtOFSだけ手前から足し合わせることにより、速度パ
ターンの補正を行う。移動方向における速度パターンの
速度指令値をVrとすると、この速度指令値Vrは、次
式(1)により演算される。 Vr=VH+G・f −−−(1) この補正された速度パターンで研削工具7は移動し、検
出点49に接触することに基づいてワーク6Aの研削工
具7の押し付け方向における実際の設置位置が検出され
た後、速度指令値スイッチ44は、特性補償演算部32
側に切り換えられる。
【0046】そして、高速の力制御モードで研削工具7
はワーク6Aから離れ、予め設定された位置に移動す
る。その後、ワーク6Aの実際の設置位置に基づいて修
正された教示データに従って被加工部47を研削する作
業が行われる。
【0047】次に、図5のフローチャートを参照して、
上述した位置検出のための移動に関する制御動作を詳述
する。以下の説明では、非接触式距離センサ12として
安価な光学式変位計を用いるものとする。
【0048】最初の設定状態では、ロボット本体1の動
作を位置制御モードで制御し、研削工具7の先端部を位
置制御モードで点aまで高速に移動させる(ステップS
1)。
【0049】このとき、ロボット本体1の高速移動状態
における慣性による行き過ぎ量と非接触式距離センサ
(光学式変位計)12の測定誤差と減速後の残留振動時
間分とを考慮して、低速移動距離(XL)と接触速度
(VL)とが速度パターン作成部41に予め設定されて
いる。研削工具7の先端が点aの位置に近づくと、ロボ
ット本体1の動作を移動から停止に切り換え、研削工具
7の先端を点aで停止させる(ステップS2)。
【0050】次に、ロボット本体1の動作が停止した状
態で、ワーク6Aの検出点49までの距離Xdを距離セ
ンサ12で測定する(ステップS3)。次に、検出され
た移動距離Xdに基づいて、ワーク6Aに接触するまで
の前区間における移動に関して、速度パターン作成部4
1が、高速移動距離XHを算出する。具体的には、距離
Xdから距離XLを差引き得られた量を高速移動距離XH
とする。図4の(a)に示すような高速移動距離XHの
区間は、高速移動速度VH、接触移動する距離XLの区間
は接触速度VLからなる速度パターンが、速度パターン
作成部41で作成される(ステップS4)。
【0051】そして、次のステップS5で、速度パター
ン作成部41は、指令信号を切り換えスイッチ44に供
給し、このスイッチ44を特性補償演算部33側から速
度パターン設定部40側に切り換える。ステップS6で
は、ロボット本体1の動作に関し、作成した速度パター
ンによる移動動作が開始される。つまり、速度パターン
作成部41からの速度指令が加算器54及びスイッチ4
4を介して駆動指令部33に供給される。同時に、加速
時に発生する振動による力検出値の取り込みも力計測値
記憶部43により開始され、サンプリング毎に取り込ま
れた力データが力計測値記憶部43に格納される。
【0052】ステップS7では、しきい値判定部51
は、振動による力の値が検出され始めてから2度目に図
4(b)に示すスレッシュホールドレベルfsを通過し
た時点を判定し、力計測値取り込み部52による力計測
値記憶部43からの力の取り込みを終了する(振動波形
の1/2周期分の取り込み)。また、この場合、タイマ
などでカウントして振動波形の1/2周期分になるまで
の力を取り込んでもよい。
【0053】次に、補正パターン演算部53は、1/2
周期の振動波形にゲインGを掛けて、上述したG・fを
算出する。そして、補正パターン演算部53は、振動波
形の1/2周期とロボット本体1の応答遅れを考慮した
時間ΔtOFSとを、時点t2から差し引いた時刻から、
上述したG・fを加算器54に出力する(ステップS
8)。
【0054】ステップS9では、この補正された速度パ
ターンに従って研削工具7が移動し、時点t2から低速
度VLで移動する。そして、振動波形V1を用いて振動
V2を補正したが、時点t2以降において、完全には振
動は補正されるとは限らず、微振動V3(図4の
(d))が残る可能性があると考えられる。
【0055】そこで、振動による力検出値がある一定の
値fcより小さくなったか否かを力演算部22からの出
力信号から接触判定部45で判定し、fcより小さくな
った時点で、接触の判定を始める(ステップS10、ス
テップS11)。望ましくは、この一定の値は、接触を
判定するための研削作業時の力目標値と等しいか、小さ
いほうが良い。
【0056】ステップS12では、接触判定部45に予
め設定しておいた接触判定力と力センサで検出した力の
値とが等しくなった時点で、研削工具7の先端部とワー
ク6Aとが接触したものと判定する。その判定後、ロボ
ット本体1およびアーム2の各関節部に設けた角度計2
1によってワーク6Aの研削工具7の押し付け方向にお
ける位置を検出する(ステップS13)。
【0057】この時の接触を検出するための力目標値
は、研削作業における押し付け方向の力又はそれ以上の
力を設定しておく。
【0058】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、点aからワーク6aの移動距離が比較的短く、
この移動距離においては、ロボット手先の位置と姿勢が
それほど変化しないため、a点における加速時の振動波
形と、b点における減速時の振動波形とは、ほぼ、同じ
波形パターンであることに着目し、a点にて発生する振
動波形を力計測値として、記憶部に取り込み、この記憶
した力計測値を基に、b点付近の速度パターンの補正を
行い、減速時におけるロボット手先の振動を制限してい
る。したがって、ロボット手先の姿勢、形状、手先に取
り付けられる工具の種類等に関係無く、力制御ロボット
の手先が高速移動から低速移動へ切り換わる際における
作業対象物との接触誤判断を防止して、作業対象物との
接触検出精度が向上した力制御ロボットの接触検出装置
を実現することができる。
【0059】上述した第1の実施形態では、速度パター
ンをステップ状のものにしたが、加速領域と減速領域の
ある速度パターン、つまり、徐々加速する領域と、徐々
に減速する領域を有する速度パターンでもよい。ただ
し、加速領域の加速度と減速領域の減速度との、互いの
絶対値がほぼ同じであることが条件である。
【0060】また、第1の実施形態では、検出した振動
波形の連続値を用いて、順次、減速時の速度補正を行っ
たが、検出した振動波形のうち、ある時間間隔毎にサプ
リングした値を用いて、一度に減速時における速度パタ
ーンを補正することも可能である。
【0061】上述した第1の実施形態においては、a点
にて速度指令値切り換えスイッチ44により速度パター
ン設定部40に切り換えていたが、他の方法により切り
換えることもできる。
【0062】図6は、本発明の第2の実施形態であるロ
ボットの接触検出装置の構成図であり、上述したよう
に、切り換えスイッチ44を用いずに、速度パターン設
定部40に切り換える実施形態である。そして、図2の
例と図6の例との異なるところは、図6の例において
は、速度パラメータ変換部61を速度パターン設定部4
0中であり、加算器54と力目標値設定部との間に配置
し、速度指令値切り換えスイッチ44が除去されている
ところと、新たにスイッチ47を減算器23と力演算部
22との間に配置し、力の不感帯調整部26を減算器2
3と位置・力制御部25との間に配置したところであ
る。他の部分は同一であるので説明は省略する。速度パ
ラメータ変換部61は、速度パターンを力目標値に変換
し、力目標値設定部24に供給する。
【0063】図7は、図6の例の動作フローチャートで
あり、このフローチャートを用いて、上述した力目標値
を用いた位置検出動作の詳細を説明する。図7におい
て、ステップS1からステップS4までの動作は、図5
のフローチャートで説明した位置検出動作と同じであ
る。
【0064】ステップS20において、位置・力制御モ
ードにおける位置制御モードから力制御モードに切り換
える。つまり、バネ定数演算部31を零に設定し、不感
帯調整部26の不感帯を小さくし、同時に振動による力
を検出しないようにスイッチ47を図示したようにオフ
とする。
【0065】次に、速度パラメータ変換部61により、
高速移動速度VHを力目標値に変換し、力目標値設定部
24に出力する(ステップS21)。ステップS6以降
の処理は、図5のステップS6以降と同一である。ただ
し、補正された速度パターンはすべて、速度パラメータ
変換部61で力目標値に変換され、力目標値設定部24
に供給される。
【0066】つまり、移動方向の速度指令値をVrとす
ると、この指令値Vrは次式(2)にて表すことができ
る。 Vr=Kc・fr −−−(2) また、力目標値frは、次式(3)で表すことができ
る。 fr=Vr/Kc −−−(3) 上記式(3)に従って、速度パラメータ変換部61は、
速度指令値Vrを力目標値frに変換する。
【0067】また、速度パラメータ変換部61は、力目
標値frだけでなく特性補償演算部32に設定されてい
るKcにも変換することができる。ただし、この時の速
度パラメータ変換部61の出力は、力目標値設定部24
では無く、特性補償演算部32に入力するように切り換
えられる。
【0068】このとき、(2)式からKcは、次式
(4)にて表される。 Kc=Vr/fr −−−(4) ただし、このときの力目標値frは、一定値である。
【0069】以上説明した本発明の第2の実施形態にお
いても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0070】なお、上述した実施形態においては、位置
検出の対象を研削対象物である実際のワークとしたが、
位置検出の対象は、ワークに限定されず、他のものであ
っても構わない。
【0071】また、力制御モードによる移動は、研削対
象物である実際のワークの正確な位置検出のために行わ
れたが、研削作業を開始するための接近・接触移動にお
いても同様に利用することができる。ただし、接触した
あと研削作業を開始するときには、第2の実施形態にあ
っては、スイッチ47をオンにする必要がある。また、
第1の実施形態にあっては、速度指令値切り換えスイッ
チ44を特性補償演算部32に接続する必要がある。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。手先効果器が対象
物と第1の距離で停止した状態から加速して、第1の移
動速度で移動させ、第2の距離まで対象物に接近したと
き、第2の移動速度に減速して移動させる速度パターン
を作成する速度パターン作成部と、手先効果器が第2の
移動速度に減速されるとき、速度振動波形信号を速度パ
ターンに付加する速度パターン補正部とを備える。した
がって、減速時の手先効果器の振動が相殺され制限さ
れ、力制御ロボットの手先が高速移動から低速移動へ切
り換わる際における作業対象物との接触誤判断を防止し
て、作業対象物との接触検出精度が向上した力制御ロボ
ットの接触検出装置を実現することができる。
【0073】また、手先効果器が停止した状態から加速
して第1の移動速度で移動されるとき、力検出手段によ
り検出された手先手先効果器の振動を記憶する振動記憶
部をさらに備え、速度パターン補正部は、振動記憶部に
記憶された振動に基づいて作成した速度振動波形信号
を、手先効果器が第2の移動速度に減速されるとき、速
度パターンに付加するように構成される。したがって、
手先効果器の姿勢、形状、手先に取り付けられる工具の
種類等に関係無く、力制御ロボットの手先が高速移動か
ら低速移動へ切り換わる際における作業対象物との接触
誤判断を防止して、作業対象物との接触検出精度が向上
した力制御ロボットの接触検出装置を実現することがで
きる。
【0074】また、手先効果器が第2の移動速度に減速
されたときからの手先効果器の振動を力検出手段からの
出力信号により監視し、検出された振動が所定振動以下
となったときから、手先効果器と対象物との接触判断を
開始させる接触力判定手段をさらに備えるように構成さ
れ、残留振動が所定振動以下となってから、手先効果器
と対象物との接触検知を開始すれば、接触誤判断を、よ
り確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る力制御ロボットのシステム構成を
示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の構成図である。
【図3】本発明の動作原理を説明するための図である。
【図4】研削工具の移動速度指令値である速度パターン
とその速度パターンを実行したときのロボット手先の振
動波形を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の動作フローチャート
である。
【図6】本発明の第1の実施形態の構成図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 2 アーム 5 力センサ 6、6A ワーク 7 研削工具 8 コントローラ 11 操作器 12 非接触式距離センサ 33 駆動指令部 40 速度パターン設定部 41 速度パターン作成部 42 速度パターン補正部 43 力計測値記憶部 44 速度指令値切り換えスイッチ 45 接触判定部 47 切り換えスイッチ 51 しきい値判定部 52 力計測値取り込み部 53 補正パターン演算部 54 加算器 61 速度パラメータ変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手先効果器に加わる力を検出する力検出
    手段と、手先効果器の位置を検出するための位置検出手
    段と、力検出手段で得られる力データと位置検出手段で
    得られる位置データとを入力し、これら力データ及び位
    置データと力目標値及び位置目標値とを用いて制御演算
    式に基づき制御指令のデータを作成し、手先効果器の位
    置と力を制御する制御手段を備える力制御ロボットの接
    触検出装置であり、手先効果器が移動して、対象物に接
    触した時、力検出手段で検出した手先効果器の押し付け
    方向の力データで対象物との接触を判断する力制御ロボ
    ットの接触検出装置において、 手先効果器の近くに設けられ、手先効果器と対象物との
    間の距離を測定するための非接触式距離センサと、 この非接触式距離センサの出力信号に基づき、手先効果
    器が対象物と第1の距離に移動したとき、手先効果器を
    停止させ、停止した状態から加速して、対象物に向かっ
    て、第1の移動速度で移動させ、第1の距離より短い第
    2の距離まで対象物に接近したとき、手先効果器を第1
    の移動速度より低い第2の移動速度に減速して対象物に
    向かって移動させる速度パターンを作成する速度パター
    ン作成部と、 手先効果器が第2の移動速度に減速されるとき、速度振
    動波形信号を上記速度パターンに付加する速度パターン
    補正部と、 を備えることを特徴とするロボットの接触検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の力制御ロボットの接触検
    出装置において、手先効果器が停止した状態から加速し
    て第1の移動速度で移動されるとき、上記力検出手段に
    より検出された手先手先効果器の振動を記憶する振動記
    憶部を、さらに備え、速度パターン補正部は、振動記憶
    部に記憶された振動に基づいて作成した速度振動波形信
    号を、手先効果器が第2の移動速度に減速されるとき、
    上記速度パターンに付加することを特徴とする力制御ロ
    ボットの接触検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の力制御ロボットの
    接触検出装置において、手先効果器が第2の移動速度に
    減速されたときからの手先効果器の振動を力検出手段か
    らの出力信号により監視し、検出された振動が所定振動
    以下となったときから、手先効果器と対象物との接触判
    断を開始させる接触力判定手段を、さらに備えることを
    特徴とする力制御ロボットの接触検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の力制御ロボットの接触検
    出装置において、速度パターン補正部は、振動記憶部に
    記憶された振動波形の1/2周期分の振動波形データを
    速度パターンに付加することを特徴とする力制御ロボッ
    トの接触検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の力制御ロボットの接触検
    出装置において、速度パターン補正部により補正した速
    度パターンを、上記力目標値に変換する速度パラメータ
    変換部を、さらに備えることを特徴とする力制御ロボッ
    トの接触検出装置。
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