JPH09228883A - ディーゼル機関診断装置 - Google Patents
ディーゼル機関診断装置Info
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- JPH09228883A JPH09228883A JP6541996A JP6541996A JPH09228883A JP H09228883 A JPH09228883 A JP H09228883A JP 6541996 A JP6541996 A JP 6541996A JP 6541996 A JP6541996 A JP 6541996A JP H09228883 A JPH09228883 A JP H09228883A
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Abstract
向上する。 【解決手段】 機関の異常状態と因果関係のある運転状
態のうちの自動検出される第1運転状態の検出値と基準
値との差及び因果関係の程度からコンピュータ1で異常
状態の発生している可能性を計算し、CRT2でその異
常状態に関連した第2運転状態(自動検出されない)を
表示し、人がこれを調べてキーボード3からそれらの基
準状態との差を入力することにより、コンピュータ1が
これを含めて再計算する。 【効果】 診断において異常状態に関連した全ての運転
状態を計算に含められるので、計算結果の信頼性が高
い。極端にセンサ数を増やしたり高価なセンサを装備す
る必要がないので、経済的である。
Description
第2運転状態から成るディーゼル機関の診断に関連した
運転状態のうちの第1運転状態を自動的に検出するよう
にされたディーゼル機関を診断するディーゼル機関診断
装置に関する。
の確保や保守整備の便宜のため、機関の故障や不具合の
状態及びこれらの発生する可能性等を予知する機関診断
予知システムが従来から知られている。このような従来
の機関診断予知システムでは、各種センサの入力値と初
期値とを比較し、それらの関係から、機関の異常を予測
したり整備時期を知らせたりする方法を採用している。
による診断では、判断結果の信頼性が不十分である。即
ち、例えば機関のある故障を予知する場合には、その故
障又は故障の前兆として現れる機関の状態の全てを考慮
に入れることにより、その故障の発生又は発生の可能性
を正確に知ることができる。ところが、実際に装備して
診断に使用できるセンサの種類は、種々の理由、即ち、
センサ自体が開発されていないこと、舶用としては信頼
性に欠けるものであること、価額が高かいこと、装備場
所の制約から装着困難なこと、気筒数が多いため各シリ
ンダ毎に自動検出用のセンサを装備することが不経済で
あること、等により、かなり限定される。その結果、従
来の機関診断装置では、限定されたセンサのみにより判
断しているため、その結果が大まかで不明確であり、信
頼性の低いものであった。
者が更に自己の判断を加えてこれに対処する必要があっ
た。そのためには、異常状態の関連する種々の原因を自
己の経験や知識で考え出し、実際のエンジンの運転状態
と対比して、定量的な判断まで加えて最終的に異常かど
うかの結論を出す必要が有り、運転者に極めて困難な判
断をさせるという結果になっていた。
ける上記問題を解決し、簡単な構成で、信頼できる定量
的な診断の得られるディーゼル機関診断装置を提供する
ことを課題とする。
するために、第1運転状態及び第2運転状態から成るデ
ィーゼル機関の診断に関連した運転状態のうちの第1運
転状態を自動的に検出するようにされたディーゼル機関
を診断するディーゼル機関診断装置において、前記第1
運転状態の基準値を保有している保有部と、前記ディー
ゼル機関の複数の異常状態のそれぞれと前記運転状態項
目のそれぞれとの予め定められた因果関係の程度の相関
を保有する第2保有部と、検出した前記第1運転状態と
前記保有部の基準値とを入力してこれらを比較してその
相違の程度を計算し、該相違の程度と前記第2保有部か
ら取り出した前記第1運転状態の因果関係の程度とから
前記それぞれの異常状態毎に異常状態の程度を計算する
計算部と、該計算部で計算した異常状態のうちの少なく
とも1つの特定異常状態と相関のある特定第2運転状態
の項目を前記第2保有部から取り出して表現できる表現
部と、前記特定第2運転状態とその基準状態との相違の
程度を入力できる入力部と、該入力部の入力と前記第2
保有部から取り出した前記第2運転状態の因果関係の程
度とによって前記特定異常状態の程度を再計算する再計
算部と、該再計算部の計算結果を表現できる第2表現部
と、を有することを特徴とする。
ル機関診断装置の構成の一例を示す。本診断装置は、第
1運転状態及び第2運転状態から成るディーゼル機関の
診断に関連した運転状態のうちの第1運転状態を自動的
に検出するようにされたディーゼル機関を診断する装置
であり、計算部1a、再計算部1b、表現部2a、第2
表現部2b、入力部3a、保有部4a、第2保有部4b
を有する。本例では、計算部1a及び再計算部1bとし
てコンピュータ1、表現部2a及び第2表現部2bとし
てCRT2、入力部3aとしてキーボード3、そして保
有部4a及び第2保有部4bとして記憶装置4が設けら
れている。
自動検出することが比較的容易な運転状態のことで、例
えば一般的な温度、圧力、回転数等が該当し、第2運転
状態とは、センサ等で自動検出することが不可能又は困
難であったり、信頼性が低かったり、不経済である運転
状態のことで、例えば異常色、異常音、特殊な異常振
動、シリンダ毎のデータ等が該当する。
出された第1運転状態の検出値を自動入力し、これを基
準値と比較して基準値との相違の程度を計算する。検出
値は、信号変換部6を介してコンピュータ1に入り、本
例では一度記憶装置4内に収められる。基準値はコンピ
ュータ1内のディスク等に内蔵されていてもよいが、本
例では記憶装置4に格納されている。そして、計算時に
検出値及び基準値が呼び出される。検出値と基準値の相
違の程度は、例えば、検出値と基準値との差の基準値に
対する比率として数値的に算出される。
度と、ディーゼル機関の複数の異常状態のそれぞれと第
1運転状態項目のそれぞれとの予め定められた因果関係
の程度とから、それぞれの異常状態毎に異常状態の程度
を計算する。ここで異常状態とは、破損、損傷、損耗、
調整不良等、機関部位の不良な状態のことである。異常
状態と運転状態項目との因果関係の程度の相関は、第2
保有部従って記憶装置4に、例えば相関表として格納さ
れている。
段階にランク付けされる。これらは、予め数値として入
力されていてもよいし、コンピュータ1によって計算さ
れ数値化されてもよい。この場合には、例えば、因果関
係を有する運転状態の全数及びそれぞれの程度から比例
配分された数値が与えられる。異常状態の程度は、数値
的に算出する場合には、例えば前記相違の程度と前記因
果関係の程度との積を、それぞれの因果関係毎に集計し
た値として算出される。この結果は、例えば燃料弁本体
クラックの可能性が40%というように数値として出さ
れる。
少なくとも1つの特定異常状態と相関のある特定第2運
転状態の項目を記憶装置4から読み出して表現すること
ができる。特定異常状態が例えば“燃料弁本体クラッ
ク”であるとすると、これと相関のある特定第2運転状
態の項目として、“任意シリンダ爆発圧力、任意シリン
ダ爆発圧力偏差、燃料消費量、排気の色、回転数変動、
回転数のハンチング”という6つの項目が表示される。
このような項目は、これを表現する趣旨を明確にするた
めに、例えば“排気の色は黒いか”というように質問の
形式にすることが望ましい。なお、表現部は、本例では
CRTによる視覚表示にしているが、音声表示であって
もよい。
た特定第2運転状態とその基準状態との相違の程度を入
力することができる。第2運転状態はセンサによって自
動検出されないので、このようにキーボードで入力でき
るようにしているが、そのためには、上記のような第2
運転状態を人が確認しなければならない。この場合、診
断装置が診断しようとするディーゼル機関に近い場所に
設置されていれば、本装置の取扱者自身が第2運転状態
を調べて入力してもよいし、画面伝送や電話等によって
機関を運転監視している者を介して調査入力してもよ
い。又、例えば本発明の診断装置が舶用ディーゼル機関
の陸上支援システムの一環として設けられているような
場合には、船側の監視装置との間でCRTの画面をやり
取りし、又は船舶電話を通じて、船側で確認した結果を
陸側で入力するようにしてもよい。即ち、入力方法は、
実際に第2運転状態を見て入力する方法であればどのよ
うな方法であってもよい。
装置の取扱者やディーゼル機関の運転者が保有してい
る。即ち、これらの者は、機関の運転・監視を行ってい
るので、音や色や振動等について基準状態である機関が
正常に運転されている時の状態を認識している。従っ
て、多少主観的要素が入るものの、センサ等による検出
の困難性や、検出精度の低さ、誤検知の可能性等を考慮
すれば、観察者の判断には重大な誤りは有り得ないた
め、その判断の方がはるかに信頼し得るものである。現
実に、本発明のような診断装置が装備されていない場合
には、異常状態に対して、機関の運転者がこれと関係の
ある第2運転状態を考え出し、実際の機関でその状態を
確認し、頭の中でそれらを総合判断するという困難な作
業をしているのであるから、本発明の診断装置を用いて
行う単なる第2運転状態の正常時と異常時との相違の認
識程度は、運転者にとって容易かつ正確にできるもので
ある。
において、基準状態の表示まで含めるようにしてもよ
い。又、表示を質問形式にする場合に、例えば、“排気
の色が正常時のほぼ灰白色から黒くなっている程度は大
か小か無か”とか、“回転数の変動が3%より大きいか
小さいか”というような、基準状態及び基準状態との差
の程度まで包含した内容にしてもよい。この場合には、
キーボード3で“大”、“中”、“無”等の何れかを入
力することになる。
状態とこの入力との因果関係の程度から、一度計算した
異常状態の程度を再計算する。因果関係の程度は、記憶
装置4の第2保有部4bに保有されている異常状態と第
2運転状態との因果関係の相関表から引き出される。C
RT2はこの計算結果を表示することができる。この結
果は、例えば、燃料弁本体クラックの可能性は80%と
いうように、最初の計算値を修正した数値として表現さ
れる。このような再計算によれば、機関診断に全ての運
転状態を取り入れたことになるので、画一的且つ客観的
な手法によって、特別なディーゼル機関の専門家でなく
ても、信頼性の高い機関診断の最終判断を得ることがで
きる。そして、これをディーゼル機関の整備・補修に活
用し、その合理化を図ると共に運転の安全性を向上させ
ることができる。
に詳細に説明する。表1、表2は、ディーゼル機関で発
生する可能性のある異常状態の一例とこれに関連した運
転状態項目との予め定められた因果関係の程度の相関の
例を示す。そのうち表1は、センサ5によって自動的に
検出される第1運転状態の項目に関し、表2はセンサ入
力のない第2運転状態の項目に関する。
態の例であるが、診断装置全体としては、機関本体の構
造部分や附属機器の構造部分、潤滑系統、冷却水系統、
吸気系統、排気系統、圧縮空気系統等の諸系統の機器や
部品等について、診断されるべき全ての異常状態とこれ
に因果関係のある運転状態との相関表が作成される。そ
して、これらの全ての第1運転状態(表1)に対してセ
ンサ4が設けられ、その検出値が自動入力される。なお
異常状態には、整備や調整不良の状態等も含まれる。
については、それぞれの基準値又は基準状態が記憶装置
4に入れられている。この基準値は一定値でもよいが、
例えば舶用ディーゼル機関では、機関回転数の基準値が
当初220rpmとして記憶されても、船体やプロペラ
の汚れ等の影響で回転数が低下してくるので、このよう
に経年変化するような運転状態に対しては基準値を修正
するようにしてもよい。この場合、コンピュータ1を用
いてトレンド解析等によって自動修正させることも可能
である。
きい順にA、B、Cの3段階に区分している。例えば、
燃料ポンプのプランジャスティックという異常状態が発
生すれば、第1運転状態の中の機関回転数は明らかに低
下するので、この例では機関回転数の低下という運転状
態が発生すれば上記異常の原因のうちでAという大きい
影響を持つと解釈している。燃料ポンプのプランジャが
スティックすれば種々の機関の運転状態が基準値又は基
準状態と異なってくるので、Aという因果関係の程度
も、数値的には全項目との関連によって定められる。表
1、2の例では、上記異常に対してA、B、Cがそれぞ
れ6、5、8個あるので、1つのAに対しては、コンピ
ュータ1により、 3/〔(6×3)+(5×2)+(8×1)〕≒0.0
83 という計算した数値が与えられる。
数は基準値より高い場合もしくは低い場合の何れの場合
も因果関係を持つので、何れか1つで影響度を計算して
いる。他の異常状態についても、基準値の両側(高低な
ど)の運転状態が因果関係を持つ場合には、このように
計算する。又、A、B等の符号の変わりに、上記のよう
な数値を予め計算して相関表に記入しておいてもよい。
更に、因果関係の程度は、計算は複雑になるが、ある運
転状態項目に対して、どれだけの異常が起こっている可
能性があるかという、表1、2の縦欄を考慮に入れるよ
うにしてもよい。
たように例えばそれらの差の基準値に対する比率として
計算される。例えば、機関回転数の検出値が205rp
mで、基準値が220rpmであれば、コンピュータ1
では6.8%と計算される。次の異常状態の程度の計算
では、この数値をそのまま用いることもできるが、例え
ば1〜0まで適当な間隔で7段階にランク付けをして、
上記の6.8%をランクに当てはめ、そのランクの数字
に換算させるようにしてもよい。なお、因果関係の大き
さや基準値との相違の数値化には各種の計算方法がある
ので、合理的である限り、他のどのような計算方法を用
いてもよい。
の程度により、コンピュータは異常状態毎にその程度
(以下「確信度」という)を計算する。例えば前記のラ
ンクを用いた計算では、第2運転状態も含めて全てのラ
ンクが1であるときには、その異常の確信度は1即ち1
00%になる。前記プランジャスティックの例で、仮に
因果関係A、B、Cのもののランクがそれぞれ全て0.
6、0.6、0.4であるとすれば、確信度Pは、第1
運転状態のみで計算すると、 P1 =〔(2x3x0.6)+(2x2x0.6)+(5x1x0.4) 〕/36 =2
2.2 % になり、第2運転状態まで含めると、 P2 =〔(6x3x0.6)+(5x2x0.6)+(8x1x0.4) 〕/36 =5
5.5 % となる。なお、このような計算方法として、合理的な他
の計算方法を用いてもよいことは勿論である。
態の程度即ち診断結果の一例を示し、表4は、異常状態
の中のT/C(ターボチャージャ)軸受損傷と因果関係
のある第1運転状態、即ち診断要素の内容を示す。これ
らの表は何れもCRTに表示することができる。この表
の影響度大、中、小は表1、2に示すA、B、Cに相当
する。左欄の数字は、表3では異常状態項目の番号、表
4では運転状態項目の番号を示す。
第2運転状態を質問形式でCRT2に表示した例を示
す。この中の102を除く他の項目では、運転状態の性
格自体が基準状態を示している。即ち、サージング、異
常音及び回転数ハンチングは通常発生しないので、図の
矢印選択の欄の“イイエ”が基準状態である。項目10
2では、数値的な基準状態即ちシリンダ内最高圧力の基
準値、及び測定値が基準値と相違する程度(低い程度)
を示すこともできるが、本例ではこれを明示せず、機関
の運転者の保有するデータ及び判断基準に委ねている。
値的に示し得るものについては、基準値欄を設けると共
に、質問内容を、“基準値との差が10kgf/cm2 より
大、小”というように表示して単なる選択のみとし、運
転者の負担を更に軽くするようにしてもよい。なお、こ
の例の項目はセンサでは殆ど検出できないものである。
又項目102のシリンダ内最高圧力についても、高温・
高圧の条件下で作動できる耐久性のあるセンサは入手し
にくく、全気筒に付けて自動計測するには高価なものと
なる。
ると、これらが分かるディーゼル機関の現場に行ってこ
れらの項目を調べることになる。この場合、本発明の診
断装置が例えば船のブリッジにあって機関士がこれを操
作している場合には、その機関士自身がエンジンルーム
に入ってこれらの事項を確認してもよいし、エンジンル
ーム内で運転監視中の他の機関士に電話等で調査を依頼
してもよい。このような第2運転状態を調べた結果は、
表5の例では、同じ画面を用いて、キーボード3で該当
個所にカーソルを移動することにより入力できるように
なっている。図では黒い四角で塗られた個所が解答内容
を示す。即ち、中程度の影響度を持つ項目158のサー
ジングはかなり大きかったことを示している。
ータ1が再計算した結果と、その診断要素を示す。この
再計算では、入力された第2運転状態を、第1運転状態
による計算と同様の計算方法で修正している。本例で
は、表7に示すように、この結果に基づいた処置内容ま
で表示するようにしている。
と保有部に保有されている基準値とからこれらの間の相
違の程度を計算し、次に第2保有部からディーゼル機関
の異常状態と第1運転状態との因果関係の程度を引き出
し、これらから第1運転状態に関する限りの異常状態の
程度を具体的に数値として算出する。しかしながら、こ
の段階では、第2運転状態の因果関係を判断に入れてい
ないので、計算結果の確信度はまだ不十分である。
うちの目的とするものについて、これと因果関係があり
且つ自動検出されない特定第2運転状態の項目の全てを
第2保有部から取り出して表現できる。このような項目
の全ては、たとえレベルの高いディーゼルエンジンの技
術者であっても、当座においては容易に考え出せないも
のであるが、この表現部によって誰でもそれらの全てを
瞬時に知ることができる。そして、これらについて基準
状態との相違の程度を調べることができる。
はこの入力を加味して異常状態の程度を再計算し、第2
表現部で再計算結果を表現できるので、最終的に、異常
状態と因果関係のある全ての運転状態が計算に含まれ、
ディーゼル機関の診断結果の信頼性が大幅に向上する。
そして、この診断装置によれば、人の思考や判断を殆ど
取り入れる必要がないので、画一的且つ客観的に診断で
き、それ程技術レベルの高いエンジンニヤを必要としな
い。
運転状態を第1運転状態と第2運転状態とを分け、第1
運転状態のみを自動検出するが、第2運転状態も判断に
加えられるようにしているので、自動検出のためのセン
サとしては、現在開発が完了していて実用性や信頼性が
あり、極端にコスト高にならないもののみを使用すれば
足りる。特にディーゼル機関では、気筒数の多いものが
多く、このような多気筒エンジンのシリンダ毎に各種の
自動検出計器を取り付けるのは、いたずらにコスト高を
招くが、このような問題も解決される。従って本発明に
よれば、機関の構造を複雑にしたりコストを上昇させる
ことなく、又、運転者に大きな負担をかけることなく、
高度な技術レベルの者でなくても、容易にディーゼル機
関の診断をすることができる。そして、診断結果の信頼
性は大幅に向上する。又、このような信頼できる診断結
果により、保守の合理化や運転の安全性の確保に寄与す
ることができる。
構成例を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1運転状態及び第2運転状態から成る
ディーゼル機関の診断に関連した運転状態のうちの第1
運転状態を自動的に検出するようにされたディーゼル機
関を診断するディーゼル機関診断装置において、 前記第1運転状態の基準値を保有している保有部と、 前記ディーゼル機関の複数の異常状態のそれぞれと前記
運転状態項目のそれぞれとの予め定められた因果関係の
程度の相関を保有する第2保有部と、 検出した前記第1運転状態と前記保有部の基準値とを入
力してこれらを比較してその相違の程度を計算し、該相
違の程度と前記第2保有部から取り出した前記第1運転
状態の因果関係の程度とから前記それぞれの異常状態毎
に異常状態の程度を計算する計算部と、 該計算部で計算した異常状態のうちの少なくとも1つの
特定異常状態と相関のある特定第2運転状態の項目を前
記第2保有部から取り出して表現できる表現部と、 前記特定第2運転状態とその基準状態との相違の程度を
入力できる入力部と、 該入力部の入力と前記第2保有部から取り出した前記第
2運転状態の因果関係の程度とによって前記特定異常状
態の程度を再計算する再計算部と、 該再計算部の計算結果を表現できる第2表現部と、 を有することを特徴とするディーゼル機関の診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541996A JPH09228883A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディーゼル機関診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6541996A JPH09228883A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディーゼル機関診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228883A true JPH09228883A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13286526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6541996A Pending JPH09228883A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディーゼル機関診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09228883A (ja) |
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-
1996
- 1996-02-26 JP JP6541996A patent/JPH09228883A/ja active Pending
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