JPH09226545A - 車両用パーキングレバー装置 - Google Patents

車両用パーキングレバー装置

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JPH09226545A
JPH09226545A JP3321496A JP3321496A JPH09226545A JP H09226545 A JPH09226545 A JP H09226545A JP 3321496 A JP3321496 A JP 3321496A JP 3321496 A JP3321496 A JP 3321496A JP H09226545 A JPH09226545 A JP H09226545A
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JP
Japan
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lever
ratchet
parking
parking lever
vehicle
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JP3321496A
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Inventor
Tatsufumi Masuda
達史 増田
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーキングレバー操作時のラチェットによる
騒音が少なく、ブレーキケーブルの伸び等に影響されな
い車両用パーキングレバー装置を提供する。 【解決手段】 パーキングレバー作動力検知機構を設
け、パーキングレバー作動力が車両の停止に必要な作動
力よりも小さい場合には、ラチェット作動抑止機構によ
ってラチェットが係合しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用パーキングレ
バー装置に関し、詳しくは、車両の停車時にパーキング
ブレーキを保持するためのパーキングレバーの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーキングレバー装置は、図5に
示すように、車体に取付けられたレバーベース1にパー
キングレバー2が軸3を介して揺動可能に取付けられて
いる。パーキングレバー2の下端には、ケーブルホルダ
4が回動可能に取付けられ、該ケーブルホルダ4は図示
しないブレーキケーブルを介して後車輪のブレーキに連
結されている。レバーベース1の前周面にはラチェット
歯5が設けられ、該ラチェット歯5と噛み合うラチェッ
トポール6は、ピン7によって前記パーキングレバー2
に揺動可能に取付けられている。パーキングレバー2の
先端にはリリースボタン8が突出して設けられ、ロッド
9によって前記ラチェットポール6と連動している。ま
た、スプリング10は、リリースボタン8をパーキング
レバー2の先端側へ突出させるように押圧しており、該
スプリング10の押圧力によって、ラチェットポール6
はラチェット歯5に噛み合う方向に付勢されている。
【0003】パーキングレバー2を上方へ引き上げる
と、ケーブルホルダ4が引かれてパーキングブレーキが
作動する。この時、ラチェットポール6はラチェット歯
5を乗り越えながら上方へ移動する。図5において、パ
ーキングレバー2を引き上げた状態を一点鎖線で示す。
パーキングレバー2の引き上げ動作が完了すると、ラチ
ェットポール6はラチェット歯5と噛み合って、パーキ
ングレバー2が引き上げられた状態を保持する。この状
態から、パーキングレバー2の先端に設けられたリリー
スボタン8を押すと、ロッド9を介してラチェットポー
ル6が回動し、ラチェットポール6とラチェット5の噛
み合いが解かれてパーキングレバー2が下がり、パーキ
ングブレーキは解除される。
【0004】従来のパーキングレバー装置では、パーキ
ングレバー2の引き上げ動作の際に、ラチェットポール
6がラチェット歯5に繰り返し当たるため、騒音が発生
する。騒音を防止するため、パーキングレバー2を引き
上げた際にラチェットポール6が噛む合う部分にのみ、
ラチェット歯5を形成することが考えられる。しかし、
この場合では、ラチェットポール6とラチェット歯5が
噛み合うか否かは、パーキングレバー2の引き上げ量の
みによって決まるため、どの位置からラチェット歯5を
形成するかを決めるためには、各部品の製作誤差やブレ
ーキケーブルの伸び等を考慮しなければならない。パー
キングレバー2の保持状態を確実に実現するためには、
各部品の製作誤差やブレーキケーブルの伸び等の寸法を
含んだ十分な長さのラチェット歯を用意しなければなら
ず、結果的にラチェット歯の長さを短くすることはでき
ない。したがって、この方法ではパーキングレバー操作
時の騒音を減らすことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、パーキン
グレバー操作時に発生する騒音が少なく、各部品の製作
誤差やブレーキケーブルの伸び等に影響されない車両用
パーキングレバー装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、車体に取付けられたレバーベース
と、レバーベースに対して変位可能に取付けられたパー
キングレバーと、レバーベースとパーキングレバーのい
ずれか一方に設けられたラチェット歯と、レバーベース
とパーキングレバーのいずれか他方に揺動可能に取付け
られ前記ラチェット歯と係合可能なラチェットポール
と、前記ラチェット歯とラチェットポールの噛み合いを
解くリリース機構と、パーキングレバーに作用する作動
力の大きさを検知するパーキングレバー作動力検知機構
と、パーキングレバーに作用するパーキングレバー作動
力が車両の停止状態保持に必要な作動力よりも小さい時
にはラチェット歯とラチェットポールの噛み合いを抑止
するラチェット作動抑止機構を備えた構造とした。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、車両用パーキングレバー
装置を示し、パーキングブレーキを作動させていない状
態を示す断面図である。レバーベース1は、軸3を中心
とするほぼ半円状の形状を成しており、図示しないボル
トによって車体に取付けられている。また、レバーベー
ス1の前周面には、鋸歯状のラチェット歯5が形成され
ている。レバー本体11は、鋼板を逆U字状に曲げて形
成され、レバーベース1を跨ぐように配置されている。
そして、レバー本体11は軸3によってレバーベース1
に揺動可能に取付けられている。レバー本体11の下端
には、ホルダピン12によってケーブルホルダ4が回動
自在に連結されている。該ケーブルホルダ4には、図示
しないブレーキケーブルが係止されており、後車輪のブ
レーキに連結されている。
【0008】逆U字状のレバー本体11の中にはラチェ
ットポール6が配置され、該ラチェットポール6は、レ
バーベース1の外周よりも若干前方の位置で、ピン7に
よってレバー本体11に揺動自在に取付けられている。
ラチェットポール6の下端は、レバーベース1のラチェ
ット歯5と噛み合う凸形状を成している。また、ピン7
よりも下方の位置には、ラチェットポール6と一体に、
下方に突出する爪13が設けられている。
【0009】レバー本体11の先端近傍には、揺動軸1
4を介して筒状のレバー揺動部15が揺動可能に取付け
られ、レバー本体11とレバー揺動部15によってパー
キングレバーを形成している。そして、レバー揺動部1
5の前部周面は、グリップ16によって覆われている。
レバー揺動部15の内部先端には、リリースボタン8が
摺動可能に取付けられている。該リリースボタン8は、
その前部の小径部がグリップ16を貫通して前方に突出
しており、後部はレバー揺動部15の内径とほぼ同じ径
を有している。レバー揺動部15の中には、スプリング
17が圧縮して配置され、前記リリースボタン8を前方
に押圧している。リリースボタン8には、ピン18を介
してロッド9の前端が連結されている。該ロッド9の後
端は、ラチェットポール6の揺動中心よりも上方に連結
されている。
【0010】レバー揺動部15には、前記ラチェットポ
ール6の爪13に近接する位置まで伸びるアーム19が
一体的に設けられている。図に示す実施例では、アーム
19はレバー揺動部15に溶接されているが、レバー揺
動部15と共に揺動する構造もしくは連動する構造であ
れば、他の固定手段や連動手段を用いることもできる。
図2は、アーム19後端部の構造を示す図である。アー
ム19は、その断面が上方に開放するほぼコ字状であっ
て、後端近傍にはピン20によって係合片21が揺動可
能に軸止されている。係合片21は、ほぼ直角三角形の
側面形状とコ字状の断面を有している。アーム19と係
合片21には、ピン20に巻回されたばね22の端部が
それぞれ係止され、該ばね22によって、係合片が起き
あがる方向に付勢されている。このため、通常では係合
片21の下面21aがアーム19の底に当接した状態を
保っている。したがって、係合片21は、通常の起きあ
がった状態から、図2に示す矢印の方向にのみ揺動する
ことができる。
【0011】揺動軸14よりも後方のレバー揺動部15
下面には、突起23が設けられている。該突起23の下
方には、断面略コ字状の板ばね24が配置され、レバー
揺動部15の前部を押し下げる方向に付勢している。ま
た、該板ばね24の両端は、ブラケット25を介してレ
バー本体11に溶接固定されている。ブラケット25に
取付けられた調整ねじ26は、その進退によって板ばね
24を押し、板ばね24のばね特性を変化させることが
できる。なお、この実施例では、レバー揺動部15を付
勢する部材として板ばね24を用いているが、板ばね2
4の代わりにコイルばねやエラストマー材などの弾性部
材を用いることもできる。
【0012】図1に示すように、パーキングブレーキを
作動させていない状態では、突起23が板ばね24を撓
ませることなく、レバー揺動部15はレバー本体11の
上端と略平行な位置を保っている。また、この状態で
は、アーム19後端の係合片21がラチェットポール6
の爪13と係合しているため、ラチェットポール6はラ
チェット歯5に噛み合うことなく保持されている。リリ
ースボタン8は、ロッド9によってラチェットポール6
と連結されているため、スプリング17に抗して後方に
引かれた状態を保っている。
【0013】この状態から、グリップ16を握り上方に
引き上げて行くと、レバー揺動部15とレバー本体11
は共に軸3を中心として揺動し、ケーブルホルダ4に連
結されたブレーキケーブルを引いてパーキングブレーキ
が作動し始める。この時、ラチェットポール6はラチェ
ット歯5と離れているので、レバー本体11が揺動して
も、ラチェットポール6がラチェット歯5に当たること
がなく、騒音は発生しない。突起23は、レバー本体1
1と一体に揺動して板ばね24を押し撓める。したがっ
て、グリップ16を引き上げる力の大きさに応じて板ば
ね24が撓み、レバー揺動部15とレバー本体11の間
に相対的な回動が生じてアーム19や係合片21が図1
の矢印に示す方向に移動し始める。
【0014】さらにグリップ16を引き上げる力を強く
すると、アーム19や係合片21はさらに図1の矢印に
示す方向に移動する。そして、グリップ16を引き上げ
る力が車両の停止状態保持に必要な作動力を超えると、
係合爪21はラチェットポール6の爪13から離れ、図
3に示す状態になる。この状態では、スプリング17の
押圧力が、リリースボタン8,ピン18,ロッド9を介
してラチェットポール6に伝えられ、該ラチェットポー
ル6は反時計まわりに揺動してラチェット歯5と噛み合
う。ラチェットポール6とラチェット歯5が噛み合った
後であれば、グリップから手を離しても、レバー本体1
1はパーキングブレーキを作動させた状態を保持するこ
とができる。
【0015】ラチェットポール6の爪13が係合片21
から外れるタイミングは、グリップ16に加えられる引
き上げ力と、板ばね24の反力との釣合によって決ま
り、レバー本体11の揺動量には左右されない。したが
って、部品の製作誤差がある場合やブレーキワイヤが伸
びた場合でも、常に同じ力でパーキングブレーキを掛け
ることができ、制動力が不足することがない。また、車
種によってブレーキレバー比が異なる場合や、板ばねの
経年変化によってばね常数が変わってしまった場合に
は、調整ねじ26によって板ばね24のばね常数を変化
させて、適正な引き上げ力でラチェットポール6が外れ
るように調整することができる。
【0016】パーキングブレーキを解除する場合には、
グリップ16を引き上げながら、リリースボタン8を押
し、グリップ16を元の位置まで戻せば良い。この時、
リリースボタン8が押されることによって、ロッド9を
介してラチェットポール6が時計まわりに揺動し、該ラ
チェットポール6とラチェット歯5との噛み合いが解除
されるため、レバー本体11が元の位置まで復帰するこ
とができる。そして、レバー本体11の復帰につれて、
グリップ16を引き上げている力が弱くなるため、レバ
ー揺動部15とレバー本体11の相対的な回動が少なく
なり、係合片21は爪13と係合する位置に復帰する。
パーキングブレーキ解除操作時に、グリップ16を引き
上げる力が弱い場合には、ラチェットポール6の爪13
と、係合片21が当たる場合があるが、この場合には、
係合片21は反時計まわりに揺動可能なため、爪13は
係合片21を乗り越えることができる。爪13が乗り越
えた後には、係合片21は、ばね22によって元の位置
に復帰する。
【0017】この実施例では、レバーベース1に回動自
在に支承されると共にブレーキケーブルが連結されたレ
バー本体11と、レバー本体11に揺動可能に取付けら
れてその前部にグリップ16を有するレバー揺動部15
と、レバー揺動部15をグリップ16の引き上げ方向と
は逆向きに付勢する板ばね24によってパーキングレバ
ー作動力検知機構を構成している。また、レバー揺動部
15から伸びるアーム19と、ラチェットポール6の爪
13と、アーム19の後端に揺動自在に取付けられた係
合片21によってラチェット作動抑止機構を構成してい
る。そして、パーキングレバーの作動力が小さいときに
は係合片21とラチェットポール6の爪13が係合し、
パーキングブレーキの作動力が大きいときには係合片2
1とラチェットポール6の爪13との係合が外れるよう
になっている。
【0018】図4は、本発明の他の実施例を示す。車体
に取付けられたレバーベース1には、軸3を介して断面
逆U字状のレバー本体11が揺動自在に取付けられてい
る。該レバー本体11の下端には、ホルダピン12によ
ってケーブルホルダ4が取付けられ、図示しないブレー
キケーブルと連結している。また、レバー本体11の前
端には、円筒状のレバー先端部27が溶接されてパーキ
ングレバーを形成し、レバー先端部27にはグリップ1
6が被せられている。グリップ16の内部には、スプリ
ング17によって前方に付勢されたリリースボタン8が
摺動可能に設けられている。
【0019】レバー本体には、ピン7によってラチェッ
トポール6が揺動自在に取付けられており、該ラチェッ
トポール6は、レバーベース1の前面に設けられたラチ
ェット歯5に噛み合い可能に形成されている。ラチェッ
トポール6とリリースボタン8の間には、ロッド9が掛
け渡され、リリースボタン8を押すことにより、ラチェ
ットポール6が図において時計まわりに回動できるよう
になっている。
【0020】レバー先端部27の下面には、歪センサ2
8が取付けられ、グリップ16を引いた際にレバー先端
部27に生じる応力によって、その電気抵抗値が変化す
るようになっている。レバー本体11には、ソレノイド
29が取付けられている。該ソレノイド29は、通電し
ない状態では、シャフト29aがソレノイド29内に引
かれており、シャフト29aはラチェットポール6に当
接しない。したがって、ラチェットポール6はラチェッ
ト歯5に噛み合い可能となる。また、ソレノイド29に
通電すると、シャフト29aは突出してラチェットポー
ル6を押し、ラチェットポール6とラチェット歯5の噛
み合いを解除する。
【0021】レバーベース1の下部には、パーキングス
イッチ30が取付けられている。パーキングスイッチ3
0は、通常は閉接点を備えており、レバー本体11を最
下部まで降ろした際にはレバー本体11によって押さ
れ、接点を開く。図示しない車両電源からの電圧は、パ
ーキングスイッチ30,歪センサ28,ソレノイド29
の順に導かれる。なお、歪センサ28とソレノイド20
の間の回路には、必要に応じて歪センサ出力調整用の可
変抵抗や比較回路,増幅回路が設けられる。
【0022】パーキングブレーキが作動していない状
態、すなわち、パーキングレバーが降ろされている場合
には、パーキングスイッチ30が接点を開くのでソレノ
イド29には通電されない。この状態では、ソレノイド
29のシャフト29aはラチェットポール6に当接して
いないので、ラチェットポール6はスプリング17の弾
発力によって付勢され、ラチェット歯5と噛み合ってい
る。したがって、車両走行時にはラチェット機構が噛み
合い、走行時の振動によってパーキングレバーががたつ
くことがない。
【0023】次に、パーキングレバーをわずかに引いた
状態を見ると、パーキングスイッチ30の接点が閉じら
れて、ソレノイド29には歪センサ28が検出した応力
に応じた電圧が与えられる。この状態では、パーキング
レバーに作用する応力が少ないため、ソレノイド29に
はその作動に充分な電圧が加えられ、シャフト29aが
ラチェットポール6を押してラチェット歯5との噛み合
いを解除する。このとき、ラチェットポール6とラチェ
ット歯5は接触していないので、パーキングレバーを引
く際に騒音が発生しない。
【0024】さらに車両の停止状態保持に充分な制動力
が与えられる程度までパーキングレバーを引くと、歪セ
ンサ28の電気抵抗値が上がり、ソレノイド29の動作
に必要な電圧が供給されなくなる。すると、シャフト2
9aがソレノイド29の中に引かれるため、ラチェット
ポール6はラチェット歯5と噛み合ってブレーキ操作が
完了する。
【0025】したがって、この実施例のパーキングレバ
ー装置においても、パーキングレバーに作用する力の大
きさによって、ラチェットポールをラチェット歯5に噛
み合わせたり、噛み合いを解除したりするので、部品の
製作誤差やブレーキワイヤの伸びがあっても制動力が不
足することはない。
【0026】なお、パーキングブレーキを解除するとき
は、パーキングレバー先端のリリースボタン8を押しな
がらパーキングレバーを降ろせば良い。
【0027】この実施例では、パーキングレバー作動力
検知機構として歪センサ28を用い、ラチェット作動抑
止機構としてソレノイド29を用いた例を示したが、他
のセンサやアキュームレータ等を用いることもできる。
【0028】上記2つの実施例では、車体に取付けられ
たレバーベース1にレバー本体11を回動自在に支承し
たパーキングブレーキ装置に本発明を適用した例を示し
たが、本発明はこれにとらわれることなく、レバーベー
ス1に対してレバー本体11が摺動自在なパーキングブ
レーキのように、レバーベース1とレバー本体11が変
位可能なパーキングブレーキ装置であれば、どのような
形式のものでも本発明を適用することができる。また、
上記2つの実施例では、レバーベース1にラチェット歯
5を設け、レバー本体11にラチェットポール6を取付
けた構造を示したが、レバーベース1にラチェットポー
ル6を取付け、レバー本体11にラチェット歯5を設け
たパーキングレバーにも適用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明では、パーキングレバーを引き上
げる操作の途中、すなわち、引き上げ力が小さいときに
は、ラチェットポール6とラチェット歯5が噛み合わ
ず、制動に必要な引き上げ力がパーキングレバーに加え
られた時にのみ、ラチェット機構を有効に作動させるよ
うにしたので、パーキングレバー操作時の騒音がきわめ
て少ない。また、本発明のパーキングレバー装置では、
回動力検知機構に調整機構を設けたので、ブレーキレバ
ー比が異なる複数の車種にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用パーキングレバーの非
作動状態を示す断面図である。
【図2】アーム19後端部の構造を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】パーキングブレーキを作動させた状態を示す断
面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のパーキングレバーを示す断面図である。
【符号の説明】
1 レバーベース 5 ラチェット歯 6 ラチェットポール 11 レバー本体 13 爪 14 揺動軸 15 レバー揺動部 16 グリップ 19 アーム 21 係合片 24 板ばね (ばね)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付けられたレバーベースと、レ
    バーベースに対して変位可能に取付けられたパーキング
    レバーと、レバーベースとパーキングレバーのいずれか
    一方に設けられたラチェット歯と、レバーベースとパー
    キングレバーのいずれか他方に揺動可能に取付けられ前
    記ラチェット歯と係合可能なラチェットポールと、前記
    ラチェット歯とラチェットポールの噛み合いを解くリリ
    ース機構と、パーキングレバーに作用する作動力の大き
    さを検知するパーキングレバー作動力検知機構と、パー
    キングレバーに作用するパーキングレバー作動力が車両
    の停止状態保持に必要な作動力よりも小さい時にはラチ
    ェット歯とラチェットポールの噛み合いを抑止するラチ
    ェット作動抑止機構を備えたことを特徴とする車両用パ
    ーキングレバー装置。
  2. 【請求項2】 パーキングレバー作動力検知機構は、レ
    バーベースに回動自在に支承されると共にブレーキケー
    ブルが連結されたレバー本体と、該レバー本体に揺動可
    能に取付けられ前部にグリップを有するレバー揺動部
    と、該レバー揺動部をグリップの引き上げ方向とは逆向
    きに付勢するばねによって構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の車両用パーキングレバー装置。
  3. 【請求項3】 ラチェット作動抑止機構は、レバー揺動
    部から伸びるアームと、ラチェットポールと一体的に設
    けられた爪と、前記アームの後端に揺動自在に取付けら
    れてパーキングレバーの作動力が小さいときには前記爪
    と係合しパーキングブレーキの作動力が大きいときには
    前記爪との係合が外れる係合片によって構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用パーキングレバー装
    置。
JP3321496A 1996-02-21 1996-02-21 車両用パーキングレバー装置 Pending JPH09226545A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2006176A3 (de) * 2007-06-20 2009-07-22 DGS Druckguss Systeme AG Feststellbremseinrichtung
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KR20220010102A (ko) * 2020-07-17 2022-01-25 동원산업 주식회사 차량용 주차 브레이크의 소음 저감장치

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