JPH09222158A - 板金製歯車 - Google Patents
板金製歯車Info
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- JPH09222158A JPH09222158A JP2943496A JP2943496A JPH09222158A JP H09222158 A JPH09222158 A JP H09222158A JP 2943496 A JP2943496 A JP 2943496A JP 2943496 A JP2943496 A JP 2943496A JP H09222158 A JPH09222158 A JP H09222158A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、歯の強度増を、軽量化を図りながら
可能とした板金製歯車を提供する。 【解決手段】本発明は、荷重が加わる歯面８ｂの壁部７
ｂの厚み寸法Ｂだけが厚くなるよう、鍛圧成形で肉厚を
偏らせて、板金製の周壁７に歯８…を形成することによ
って、強度が要求される歯８の部位だけを補強するよう
にした。
可能とした板金製歯車を提供する。 【解決手段】本発明は、荷重が加わる歯面８ｂの壁部７
ｂの厚み寸法Ｂだけが厚くなるよう、鍛圧成形で肉厚を
偏らせて、板金製の周壁７に歯８…を形成することによ
って、強度が要求される歯８の部位だけを補強するよう
にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、板金素材を成形し
て構成される板金製歯車に関する。
て構成される板金製歯車に関する。
【０００２】
【従来の技術】動力の伝達など回転を伝える機械部分に
は、歯車が採用されている。こうした歯車には、近時、
コスト的に有利、重量が軽くてすむとの利点から、特開
平６−７５５１７号公報に開示されているような鍛圧
（プレス）成形で成形された板金製歯車がある。
は、歯車が採用されている。こうした歯車には、近時、
コスト的に有利、重量が軽くてすむとの利点から、特開
平６−７５５１７号公報に開示されているような鍛圧
（プレス）成形で成形された板金製歯車がある。
【０００３】この板金製歯車は、薄板の板金素材に絞り
加工を施して環状の周壁を形成し、この周壁を歯形状に
対応した金型を用いて鍛圧成形して、同部分に所要の歯
形状をもつ多数の歯を周方向に形成して構成される。
加工を施して環状の周壁を形成し、この周壁を歯形状に
対応した金型を用いて鍛圧成形して、同部分に所要の歯
形状をもつ多数の歯を周方向に形成して構成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした板
金製歯車において歯の強度が高い歯車を得るためには、
厚み寸法の厚い板金素材と、歯面の壁部を増した歯形状
に対応した金型（ダイ，パンチで構成されるもの）とを
用いて、両側の歯面を構成する壁部の肉厚を増すことが
行われる。
金製歯車において歯の強度が高い歯車を得るためには、
厚み寸法の厚い板金素材と、歯面の壁部を増した歯形状
に対応した金型（ダイ，パンチで構成されるもの）とを
用いて、両側の歯面を構成する壁部の肉厚を増すことが
行われる。
【０００５】ところが、このように強度を高めた歯車
は、歯車全体の肉厚が増すために重量がかさみ、板金製
歯車の利点である軽量化が損なわれてしまう難点があ
る。しかも、強度を高めた歯車を得るためには、板金素
材の厚みを変えたり、肉厚が増した歯に対応した金型を
用いる必要があるので、製造の面からも不利となりやす
い。
は、歯車全体の肉厚が増すために重量がかさみ、板金製
歯車の利点である軽量化が損なわれてしまう難点があ
る。しかも、強度を高めた歯車を得るためには、板金素
材の厚みを変えたり、肉厚が増した歯に対応した金型を
用いる必要があるので、製造の面からも不利となりやす
い。
【０００６】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、歯の強度増を軽量化を図
りながら可能とした、製造の面からも有利な板金製歯車
を提供することにある。
で、その目的とするところは、歯の強度増を軽量化を図
りながら可能とした、製造の面からも有利な板金製歯車
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に記載した板金製歯車は、駆動力伝達時に荷
重が加わる歯面の壁部の厚み寸法を他の歯面部分より厚
くなるよう偏厚させて、板金素材に歯を形成したことに
ある。
に請求項１に記載した板金製歯車は、駆動力伝達時に荷
重が加わる歯面の壁部の厚み寸法を他の歯面部分より厚
くなるよう偏厚させて、板金素材に歯を形成したことに
ある。
【０００８】請求項１に記載した板金製歯車は、強度が
要求される歯面の壁部の厚み寸法だけが他の部分よりも
増した歯車となる。これにより、歯の強度増に伴う重量
増加は抑制される。
要求される歯面の壁部の厚み寸法だけが他の部分よりも
増した歯車となる。これにより、歯の強度増に伴う重量
増加は抑制される。
【０００９】したがって、板金製歯車の強度増大は軽量
化されながら行われる。しかも、この板金製歯車は、駆
動力伝達時に荷重が加わる歯面の壁部の厚み寸法だけを
厚くなるよう、例えば板金素材の板厚を変えずに金型を
構成するダイとパンチとの相対位置をずらすというだけ
で、歯の強度を高めた板金製歯車を製造することが可能
で、歯車製造の面からも有利である。
化されながら行われる。しかも、この板金製歯車は、駆
動力伝達時に荷重が加わる歯面の壁部の厚み寸法だけを
厚くなるよう、例えば板金素材の板厚を変えずに金型を
構成するダイとパンチとの相対位置をずらすというだけ
で、歯の強度を高めた板金製歯車を製造することが可能
で、歯車製造の面からも有利である。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図１ないし図５に
示す第１の実施形態にもとづいて説明する。図１は、例
えば自動車用オートマチックトランスミッション装置の
外観を示し、図中１は同装置のインプットシャフト部で
ある。
示す第１の実施形態にもとづいて説明する。図１は、例
えば自動車用オートマチックトランスミッション装置の
外観を示し、図中１は同装置のインプットシャフト部で
ある。
【００１１】エンジン（図示しない）の出力を受けるイ
ンプットシャフト部１は、図２に示されるようにトルク
コンバータ２を介して、図示しない変速機部３に接続さ
れている。
ンプットシャフト部１は、図２に示されるようにトルク
コンバータ２を介して、図示しない変速機部３に接続さ
れている。
【００１２】トルクコンバータ２のコンバータ・タービ
ン（図示しない）を覆うカバー２ａの前面部には、ドラ
イブプレート６が装着されている。ドライブプレート６
は円板状に成形されていて、外周端にはスタータ装置４
のピニオンギヤ４ａと噛合自在な板金製の歯車、例えば
リングギヤ５が一体に設けられている。
ン（図示しない）を覆うカバー２ａの前面部には、ドラ
イブプレート６が装着されている。ドライブプレート６
は円板状に成形されていて、外周端にはスタータ装置４
のピニオンギヤ４ａと噛合自在な板金製の歯車、例えば
リングギヤ５が一体に設けられている。
【００１３】このリングギヤ５は、図３に示されるよう
に例えばドライブプレート６の外周端部を軸心と略平行
な向きで外側へ折曲し、形成される環状の周壁７（板金
素材）の外周部に特開平６−７５５１７号公報に開示さ
れているような鍛圧成形を用いて歯８…を形成してな
る。
に例えばドライブプレート６の外周端部を軸心と略平行
な向きで外側へ折曲し、形成される環状の周壁７（板金
素材）の外周部に特開平６−７５５１７号公報に開示さ
れているような鍛圧成形を用いて歯８…を形成してな
る。
【００１４】すなわち、リングギヤ５は、ドライブプレ
ート６と共通な素材として円板状に打ち抜いた薄板の平
板９が用いられる。そして、この平板９に図４（ａ）お
よび図５（ａ）に示されるように上パンチ９ａ，下パン
チ９ｂ，ダイ９ｃを有した加工機９ｄで絞り加工を施し
て外周端部に周壁７を形成した後、この周壁７を歯形状
に対応した金型１０内で鍛圧成形して、周壁７の外周部
に所要の歯形状をもつ多数の歯８…を形成して構成され
る。
ート６と共通な素材として円板状に打ち抜いた薄板の平
板９が用いられる。そして、この平板９に図４（ａ）お
よび図５（ａ）に示されるように上パンチ９ａ，下パン
チ９ｂ，ダイ９ｃを有した加工機９ｄで絞り加工を施し
て外周端部に周壁７を形成した後、この周壁７を歯形状
に対応した金型１０内で鍛圧成形して、周壁７の外周部
に所要の歯形状をもつ多数の歯８…を形成して構成され
る。
【００１５】具体的には、例えば鍛圧成形の前に、図４
（ｂ）および図５（ｂ）に示されるように予備歯形成形
として、周壁７の両側を、内周面に周壁７の軸心方向に
沿う山形状の突条１１が所定の間隔で形成された上パン
チ１２ａと、外周面に突条１１と組合う谷形状の歯形部
１３が所定の間隔で形成されたダイ１４とで挟み付ける
ドローイング成形を施す。なお、１２ｂは下パンチを示
す。その後、図４（ｃ）および図５（ｃ）に示されるよ
うにこの予備歯形成形品１５の周壁７を、所望の歯形形
状に対応した突条１６（図５にだけ図示）を有する上パ
ンチ１７ａ（歯形状のパンチ）と、同じく歯形部１８を
有するダイ１９（いずれも金型１０を構成するもの）
と、両者間に周壁７を先端から押し潰すように介装され
る鍛圧パンチ２０とで鍛圧成形する。なお、１７ｂは下
パンチを示す。
（ｂ）および図５（ｂ）に示されるように予備歯形成形
として、周壁７の両側を、内周面に周壁７の軸心方向に
沿う山形状の突条１１が所定の間隔で形成された上パン
チ１２ａと、外周面に突条１１と組合う谷形状の歯形部
１３が所定の間隔で形成されたダイ１４とで挟み付ける
ドローイング成形を施す。なお、１２ｂは下パンチを示
す。その後、図４（ｃ）および図５（ｃ）に示されるよ
うにこの予備歯形成形品１５の周壁７を、所望の歯形形
状に対応した突条１６（図５にだけ図示）を有する上パ
ンチ１７ａ（歯形状のパンチ）と、同じく歯形部１８を
有するダイ１９（いずれも金型１０を構成するもの）
と、両者間に周壁７を先端から押し潰すように介装され
る鍛圧パンチ２０とで鍛圧成形する。なお、１７ｂは下
パンチを示す。
【００１６】これにより、周壁７が座屈を起こし、同周
壁７の外周部に歯形部１８の形状にならう歯形状の歯７
…が成形される。こうして構成されるリングギヤ５の各
部のうち、図３に示されるように各歯８…の荷重が加わ
る歯面８ｂを形成する周壁７の壁部７ｂの厚み寸法Ｂ
を、他の歯面部分、すなわち反対側の荷重が加わり方が
小さい歯面８ａを形成する周壁７の壁部７ａの厚み寸法
Ａより厚くなるよう偏厚させてある。
壁７の外周部に歯形部１８の形状にならう歯形状の歯７
…が成形される。こうして構成されるリングギヤ５の各
部のうち、図３に示されるように各歯８…の荷重が加わ
る歯面８ｂを形成する周壁７の壁部７ｂの厚み寸法Ｂ
を、他の歯面部分、すなわち反対側の荷重が加わり方が
小さい歯面８ａを形成する周壁７の壁部７ａの厚み寸法
Ａより厚くなるよう偏厚させてある。
【００１７】この壁部７ｂの厚みだけをを異ならせる
（Ａ＜Ｂ）のには、上記した成形方向の各工程をそのま
ま用いてある。具体的には、図４（ｂ）および図５
（ｂ）に示されるように例えば予備歯形成形工程におい
ては、上パンチ１２ａの突条１１とダイ１４の歯形部１
３との相対位置を周方向にずらして、壁部７ａを成形す
る領域となる突条１１と歯形部１３との間の距離ａと、
壁部７ｂを成形する領域となる突条１１と歯形部１３と
の間の距離ｂとを「ａ＜ｂ」となる関係に設定して、歯
４の肉厚が両側で異なる予備歯形成形品１５を成形す
る。
（Ａ＜Ｂ）のには、上記した成形方向の各工程をそのま
ま用いてある。具体的には、図４（ｂ）および図５
（ｂ）に示されるように例えば予備歯形成形工程におい
ては、上パンチ１２ａの突条１１とダイ１４の歯形部１
３との相対位置を周方向にずらして、壁部７ａを成形す
る領域となる突条１１と歯形部１３との間の距離ａと、
壁部７ｂを成形する領域となる突条１１と歯形部１３と
の間の距離ｂとを「ａ＜ｂ」となる関係に設定して、歯
４の肉厚が両側で異なる予備歯形成形品１５を成形す
る。
【００１８】鍛圧成形工程においては、例えば図４
（ｃ）および図５（ｃ）に示されるように上パンチ１７
ａの突条１６とダイ１９の歯形部１８との相対位置を周
方向にずらして、壁部７ａを成形する領域となる突条１
６と歯形部１８との間の距離ｃと、壁部７ｂを成形する
領域となる突条１６と歯形部１８との間の距離ｄとを
「ｃ＜ｄ」となる関係に設定して、上記したように予備
歯形成形品１５を鍛圧成形する。
（ｃ）および図５（ｃ）に示されるように上パンチ１７
ａの突条１６とダイ１９の歯形部１８との相対位置を周
方向にずらして、壁部７ａを成形する領域となる突条１
６と歯形部１８との間の距離ｃと、壁部７ｂを成形する
領域となる突条１６と歯形部１８との間の距離ｄとを
「ｃ＜ｄ」となる関係に設定して、上記したように予備
歯形成形品１５を鍛圧成形する。
【００１９】すると、予備歯形成形品１５の周壁部分に
は、強度増が要求されない側の壁部７ａから強度増が要
求される壁部７ｂへ対して増肉されるような材料の移動
が生じる。
は、強度増が要求されない側の壁部７ａから強度増が要
求される壁部７ｂへ対して増肉されるような材料の移動
が生じる。
【００２０】これにより、予備成形品１５には、荷重が
加わる歯面８ｂの壁部７ｂだけが局部的に増肉されて所
望の形状の歯８…が成形される。このようにして構成さ
れたリングギヤ４は、強度が要求される歯面８ｂの壁部
７ｂの厚み寸法だけが他の部分よりも増した板金製歯車
となる。
加わる歯面８ｂの壁部７ｂだけが局部的に増肉されて所
望の形状の歯８…が成形される。このようにして構成さ
れたリングギヤ４は、強度が要求される歯面８ｂの壁部
７ｂの厚み寸法だけが他の部分よりも増した板金製歯車
となる。
【００２１】つまり、板金製歯車は、強度が要求される
歯８の部位だけが偏厚により効果的に補強され、強度増
に伴う重量増加が抑制されることとなる。したがって、
板金製歯車の強度増大は軽量化されながら行われる。
歯８の部位だけが偏厚により効果的に補強され、強度増
に伴う重量増加が抑制されることとなる。したがって、
板金製歯車の強度増大は軽量化されながら行われる。
【００２２】しかも、この板金製歯車は、荷重が加わる
歯面８ｂの壁部７ｂの厚み寸法Ｂだけを厚くなるよう、
鍛圧成形で肉厚を偏らせるだけであるから、上記したよ
うに板金素材の板厚を変えずに金型１０を構成する上パ
ンチ１７ａとダイ１８との相対位置をずらすというだけ
で、歯の強度を高めた板金製歯車を容易に製造すること
が可能で、製造の面でも有利となる。むろん、予備歯形
成形でも上パンチ１２ａとダイ１４との相対位置をずら
すだけでよい。
歯面８ｂの壁部７ｂの厚み寸法Ｂだけを厚くなるよう、
鍛圧成形で肉厚を偏らせるだけであるから、上記したよ
うに板金素材の板厚を変えずに金型１０を構成する上パ
ンチ１７ａとダイ１８との相対位置をずらすというだけ
で、歯の強度を高めた板金製歯車を容易に製造すること
が可能で、製造の面でも有利となる。むろん、予備歯形
成形でも上パンチ１２ａとダイ１４との相対位置をずら
すだけでよい。
【００２３】なお、第１の実施形態では、突条１６を有
する歯形状の上パンチ１７ａを用いて予備歯形成型品１
５を鍛圧成形したが、これに限らず、図６および図７に
示される第２の実施形態のように外周面が平滑な円筒状
の上パンチ２１，内周面が平滑な鍛圧パンチ２２を用い
て、荷重が加わる歯面８ｂの壁部７ｂの厚みだけを他の
部分よりも増肉するように成形してもよい。
する歯形状の上パンチ１７ａを用いて予備歯形成型品１
５を鍛圧成形したが、これに限らず、図６および図７に
示される第２の実施形態のように外周面が平滑な円筒状
の上パンチ２１，内周面が平滑な鍛圧パンチ２２を用い
て、荷重が加わる歯面８ｂの壁部７ｂの厚みだけを他の
部分よりも増肉するように成形してもよい。
【００２４】また第１の実施形態では、ドライブプレー
ト６と一体なリングギヤ５（板金製歯車）に本発明を適
用したが、これに限らず、例えば図８〜図１０に示され
るようにドライブプレート６とは別体で、トルクコンバ
ータ２のカバー２ａに取着されるリングギヤ５（板金製
歯車）に適用してもよい。
ト６と一体なリングギヤ５（板金製歯車）に本発明を適
用したが、これに限らず、例えば図８〜図１０に示され
るようにドライブプレート６とは別体で、トルクコンバ
ータ２のカバー２ａに取着されるリングギヤ５（板金製
歯車）に適用してもよい。
【００２５】むろん、各実施形態は、自動車用オートマ
チックトランスミッション装置の動力伝達系を構成する
歯車に本発明を適用した例を挙げたが、これに限らず、
他の装置において、動力の伝達など回転を伝える機械部
分で用いられる板金製歯車に適用してもよい。なお、第
２の実施形態、第３の実施形態において、第１の実施形
態の各図に示される部分と同じ部分には同一符号を付し
てその説明を省略した。
チックトランスミッション装置の動力伝達系を構成する
歯車に本発明を適用した例を挙げたが、これに限らず、
他の装置において、動力の伝達など回転を伝える機械部
分で用いられる板金製歯車に適用してもよい。なお、第
２の実施形態、第３の実施形態において、第１の実施形
態の各図に示される部分と同じ部分には同一符号を付し
てその説明を省略した。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように請求項１に記載の発
明によれば、強度が要求される、駆動力伝達時に荷重が
加わる歯面の壁部の厚み寸法だけが他の部分よりも増し
た板金製歯車が得られる。
明によれば、強度が要求される、駆動力伝達時に荷重が
加わる歯面の壁部の厚み寸法だけが他の部分よりも増し
た板金製歯車が得られる。
【００２７】これにより、強度が必要とされる部分だけ
が補強され、歯の強度増に伴う重量増加が抑制できる。
この結果、歯の強度増と軽量化との双方を両立した板金
製歯車を得ることができる。
が補強され、歯の強度増に伴う重量増加が抑制できる。
この結果、歯の強度増と軽量化との双方を両立した板金
製歯車を得ることができる。
【００２８】しかも、この板金製歯車は、駆動力伝達時
に荷重が加わる歯面の壁部の厚み寸法だけを厚くなるよ
う、例えば板金素材の板厚を変えずに金型を構成するダ
イとパンチとの相対位置をずらすだけで、歯の強度を高
めた板金製歯車を製造でき、歯車製造の面からも有利で
ある。
に荷重が加わる歯面の壁部の厚み寸法だけを厚くなるよ
う、例えば板金素材の板厚を変えずに金型を構成するダ
イとパンチとの相対位置をずらすだけで、歯の強度を高
めた板金製歯車を製造でき、歯車製造の面からも有利で
ある。
【図１】本発明の第１の実施形態の板金製歯車を有する
自動車用オートマチックトランスミッション装置を説明
するための斜視図。
自動車用オートマチックトランスミッション装置を説明
するための斜視図。
【図２】同装置の、板金製歯車を有するトルクコンバー
タを示す断面図。
タを示す断面図。
【図３】同板金製歯車の構造を説明するための斜視図。
【図４】荷重が加わる歯面の肉厚が増肉された板金製歯
車が、ドライブプレートを板金素材として同プレートの
外周端部に成形されるまでの工程を説明するための斜視
図。
車が、ドライブプレートを板金素材として同プレートの
外周端部に成形されるまでの工程を説明するための斜視
図。
【図５】同じく断面図。
【図６】本発明の第２の実施形態の要部となる、円筒状
のパンチを用いた鍛圧成形を説明するための斜視図。
のパンチを用いた鍛圧成形を説明するための斜視図。
【図７】同じく断面図。
【図８】第３の実施形態の、ドライブプレートとは別体
の板金製歯車を有する自動車用オートマチックトランス
ミッション装置を説明するための斜視図。
の板金製歯車を有する自動車用オートマチックトランス
ミッション装置を説明するための斜視図。
【図９】同装置の、板金製歯車を有するトルクコンバー
タを示す断面図。
タを示す断面図。
【図１０】同板金製歯車の構造を説明するための斜視
図。
図。
５…リングギヤ（板金製歯車） ７…周壁（板金素材） ８ｂ…荷重が加わる側の歯面 １２，１７…パンチ １４，１９…ダイ ２０…鍛圧パンチ。
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動力伝達時に荷重が加わる歯面の壁部
の厚み寸法を他の歯面部分より厚くなるよう偏厚させ
て、板金素材に歯を形成したことを特徴とする板金製歯
車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02943496A JP3251169B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 板金製歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02943496A JP3251169B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 板金製歯車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09222158A true JPH09222158A (ja) | 1997-08-26 |
| JP3251169B2 JP3251169B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=12276040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02943496A Expired - Lifetime JP3251169B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 板金製歯車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3251169B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014077498A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Exedy Corp | トルクコンバータ |
| KR20170093937A (ko) | 2015-01-19 | 2017-08-16 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 기계 부품의 제조 방법 및 기계 부품 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP02943496A patent/JP3251169B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014077498A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Exedy Corp | トルクコンバータ |
| KR20170093937A (ko) | 2015-01-19 | 2017-08-16 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 기계 부품의 제조 방법 및 기계 부품 |
| US10675673B2 (en) | 2015-01-19 | 2020-06-09 | Nippon Steel Corporation | Method of manufacturing mechanical part and mechanical part |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3251169B2 (ja) | 2002-01-28 |
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