JPH09220590A - 酸素ガス溶解方法 - Google Patents

酸素ガス溶解方法

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JPH09220590A
JPH09220590A JP8026564A JP2656496A JPH09220590A JP H09220590 A JPH09220590 A JP H09220590A JP 8026564 A JP8026564 A JP 8026564A JP 2656496 A JP2656496 A JP 2656496A JP H09220590 A JPH09220590 A JP H09220590A
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JP
Japan
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gas
supplied
oxygen
solution
soln
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8026564A
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English (en)
Inventor
Kenichi Maehara
健一 前原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 O2 の溶液への溶解力を強くし、安価な費用
で運転することができる酸素ガス溶解方法を提供する。 【解決手段】 酸素ガスを含むガスを原料として溶液中
にO2 ガスを溶解する方法において、空気分離装置1で
分離された高純度の酸素富化ガスを加圧液タンク3内に
圧縮供給すると共に溶液を加圧液タンク1内上部より供
給してO2 ガスを供給された溶液に溶解させた後、該供
給された溶液を加圧液タンク3から外部の溶液10底部
に供給し液圧によって溶液の溶存酸素を増加させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水処理装置(酸
化プロセスや生物処理)、バイオリアクター等に用いら
れる酸素を供給する酸素ガス(O2 ガス)溶解方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】工場排水の処理、湖沼の浄化、河川の浄
化、養魚場の環境改善等のために、好気性の微生物を使
用して、汚濁物質を分解したり、COD原因となる物質
の酸化するなど、空気中のO2 を使用する方法は広く産
業界で使用されているこのO2の供給方法としては、空
気を直接に水中に吹き込む方法や一部の水に空気を加圧
溶解して供給する加圧水法が一般に採用されている。
【0003】例えば、常温の水の場合、空気を水中に吹
き込めば、8ppm程度の溶存酸素が得られる。空気中
には約20.5%のO2 を含有するが、これを85%の
2ガスに換えれば溶解力は約4倍に増加し、溶存酸素
は30ppm程度に向上する。更に加圧水とすれば圧力
比例で溶存酸素量が増加し、従来の方法における欠点で
ある溶存酸素不足が解消される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の方法で
は、空気中に約80%含まれるN2 ,Arの影響でO2
の溶解力(O2 分圧)が供給圧の約1/4しか得られな
い、即ちO2 濃度が低い。更に不活性のN2 やArが同
時に水中に溶解される。
【0005】特に従来の前記加圧水法の場合には、供給
空気の減圧時にN2 ,Arが白濁した気泡となって発生
し、浮遊物の攪拌や浮上分離を生じ、排水処理条件をき
わめて難しくさせる。
【0006】また、加圧水法において、空気に代えてO
2 ガスボンベを用いれば、溶存酸素量は増加する。しか
し、O2 ガスボンベを用いる場合には、運転費が高額の
ものとなるために現実的には特殊な用途の場合しか用い
られていない。
【0007】本発明は、以上の欠点を解消することがで
きるO2 ガス溶解方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、O2 ガスを含
むガスを原料として溶液中にO2 ガスを溶解する酸素ガ
ス溶解方法において、空気分離装置で分離された高純度
の酸素富化ガスを加圧液タンク内に圧縮供給すると共に
溶液を加圧液タンク内上部より供給してO2 ガスを該供
給された溶液に溶解させた後、該供給された溶液を加圧
液タンクから外部の溶液の底部に供給し、液圧によって
溶液の溶存酸素を増加させることを特徴とする。
【0009】本発明では、空気に代えて空気分離装置で
分離された高純度の酸素富化ガスを加圧液タンクにおい
て加圧下で溶液に溶解させているので、O2 の溶解力を
著しく向上させることができる。また、O2 の溶解力の
向上に伴って、前記高純度の酸素富化ガスの圧力を低く
することができ、酸素富化ガスを圧縮するための動力を
少なくすることができる。
【0010】また、O2 ガスを溶解した加圧液を、加圧
液タンク外の溶液の底部に供給し、溶液の液圧によって
前記加圧液の溶解O2 の気泡化を極力おさえ周辺溶液へ
の溶解、拡散を容易にさせることができる。
【0011】同時に、空気を用いた場合に比べ、前記高
純度の酸素富化ガス中のN2 ガス、Arガスが微量とな
るので、加圧液タンク外の溶液の底部にO2 ガスを溶解
した加圧液を供給したときにN2 ガス、Arガス等の発
泡がいちじるしく減少し、発泡気泡によるトラブルを極
少化させることができる。
【0012】前記高純度の酸素富化ガスはオンサイトで
空気分離装置より安価に供給することができると共に、
2 ガスを圧縮したボンベ等を用いてO2 ガスを供給す
る場合に比べて運転費を低廉にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1に
よって説明する。10は、湖沼、河川等の好気性微生物
による浄化装置、バイオリアクター、廃液の強制酸化処
理等に用いられる水であり、その1部は加圧水ポンプ4
によって配管11を経て加圧水タンク3の上部ノズル3
−1より同加圧水タンク3内の上部に供給されるように
なっている。
【0014】1は、N2 ガスを優先的に吸着する特性を
有する吸着剤を使用して圧力スイング法(以下PSA法
という)によって吸着工程と脱着工程を交互に行って空
気中のO2 ガスを連続的に濃縮する多塔式の圧力スイン
グ式(以下PSA式という)O2 製造装置であり、同P
SA式O2 製造装置1で製造された純度85〜97%の
2 ガス(酸素富化ガス)は、O2 ガス圧縮機2によっ
て3〜5kg/cm2Gの圧力に圧縮されて前記加圧水
タンク3内に供給されるようになっている。
【0015】前記加圧水タンク3には、気液の接触効率
を上げるために必要に応じてリング状等の充填材を充填
することもできる。
【0016】前記加圧水タンク3の下部ノズル3−2
は、減圧弁5をもつ配管12に接続され、同配管12は
加圧水タンク3外の前記水10の底部付近に設けられた
複数の噴出ノズル6に接続されている。
【0017】なお、1aは原料空気をPSA式O2 製造
装置1へ送る原空圧縮機、1bはPSA式O2 製造装置
1で分離されたN2 (窒素)ガスを排出するN2 ガス圧
縮機である。
【0018】ガスは、水等の溶液に溶解する際、ヘンリ
ーの法則に従う。ヘンリーの法則はp′=Hxで示さ
れ、p′は溶解ガスの気相中の分圧であり、xは液相中
の平衡モル濃度、Hはヘンリー定数である。この式は、
気相中のガス分圧に比例してガスが液相に溶解すること
を示している。
【0019】一方、特定のガスの分圧p′aと全圧Pの
関係ではp′a=Pxaで示される。例えば大気条件1
atmに20%のO2 ガスが含まれていれば、p′o2
=1atm×0.2=0.2atmとなる。100%O
2 ガスの場合はp′o2 =1atm×1.0=1.0a
tmと増加する。これにより、気相中のO2 濃度を増
し、かつ全圧も増加させれば、それぞれに比例的にO2
ガスの溶液への溶解量は増加する。また全圧を減圧すれ
ば平衡状態まで気泡として、溶解ガスを放出することと
なる。
【0020】本実施の形態では、前記のように、加圧水
タンク3に、PSA式O2 製造装置で製造された純度8
5〜97%のO2 ガスがO2 圧縮機2によって3〜5k
g/cm2 Gの圧力に圧縮して供給されるので、上部ノ
ズル3−1より加圧水タンク3内に供給された水が同加
圧水タンク3内を降下する際に気液が接触し、前記ヘン
リーの法則に従ってO2 ガスが水中に加圧溶解し、その
溶解量が増加する。
【0021】加圧水タンク1内で前記のようにO2 ガス
を加圧溶解した水は、加圧水タンク1の下部に貯められ
る。圧縮されたO2 ガスによって5kg/cm2 Gに加
圧された場合の加圧水の溶存酸素は約150ppm程度
になる。
【0022】この加圧水タンク1の下部に貯められO2
ガスを加圧溶解した加圧水は、下部ノズル3−2、減圧
弁5をもつ配管12を通って水10の底部付近に設けら
れた噴出ノズル6より加圧水タンク1の外部の水10の
中に放出される。ここでは、前記加圧水は、水10の水
圧pまで減圧されるが、周辺水との混合によって、O 2
ガスは周辺の水10に溶解する。過飽和分は微細な白濁
気泡となるが、ゆっくり上昇する間に更に水10と接触
し、水側に溶解する。この場合、気泡にはN2ガス、A
rガスは微量に含まれるに止まり、発泡はいちじるしく
減少する。
【0023】また、この加圧水気泡は、通常のノズル吹
き出し気泡に比べて非常に微細なため、水との接触面積
も大きく、かつ水中での滞留時間も長いので、水への溶
解効率がきわめて高い。
【0024】このようにして水10に溶解したO2 ガス
は、水の酸化や微生物の好気状態維持等の作用を有する
ことになる。
【0025】本実施の形態では、以上のように、PSA
式O2 製造装置1によって製造された純度が高いO2
スを加圧水タンク3において加圧下で水に溶解させてい
るので、酸素の溶解力を空気を用いた場合に比して4倍
以上に向上させることができる。また、空気を用いた場
合に比して、前記濃度が高いO2 ガス中には窒素ガス、
アルゴンガスが微量となるので、O2 ガスを溶解した加
圧水を噴出ノズル6より加圧水タンク外部の水10内に
噴出したときに発泡量が著しく減少すると共に気泡が微
細化し、発泡気泡によるトラブルを抑え、かつ、O2
スを該加圧水タンク外部の水10に効率よく溶解させる
ことができる。
【0026】また、O2 ガスを溶解させるために空気に
代えてPSA式O2 製造装置によって製造された純度が
高い安価なO2 ガスを用いているので、O2 ガスの溶解
圧力を小さくしO2 ガス圧縮機2の動力を少なくするこ
とができると共に、費用を低廉にすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特許請
求の範囲に記載された構成を有することによって、溶液
中の溶存酸素量を多くしてO2 供給量を大巾にアップす
ることができると同時に、不用なN2 ,Arによる発生
気泡の影響を解消することができる。また、酸素分離装
置で分離された安価な高純度の酸素富化ガスを用い、し
かも同ガスの溶液の溶解圧力を小さくすることができ、
運転費を低廉にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のフロー図である。
【符号の説明】
1 PSA式O2 製造装置 2 O2 ガス圧縮機 3 加圧水タンク 3−1 上部ノズル 3−2 下部ノズル 4 加圧水ポンプ 5 減圧弁 6 噴出ノズル 10 水 11,12 配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素ガスを含むガスを原料として溶液中
    に酸素ガスを溶解する酸素ガス溶解方法において、空気
    分離装置で分離された高純度の酸素富化ガスを加圧液タ
    ンク内に圧縮供給すると共に溶液を加圧液タンク内上部
    より供給して酸素ガスを該供給された溶液に溶解させた
    後、該供給された溶液を加圧液タンクから外部の溶液の
    底部に供給し液圧によって溶液の溶存酸素を増加させる
    ことを特徴とする酸素ガス溶解方法。
JP8026564A 1996-02-14 1996-02-14 酸素ガス溶解方法 Withdrawn JPH09220590A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021341A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Lwj Kk 富酸素水製造装置および水質改善装置
JP2011088075A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Ohbayashi Corp 石積み浄化堤の機能維持方法及びシステム
CN111632507A (zh) * 2020-07-12 2020-09-08 天津金禹天环保科技有限公司 一种分级压力水溶解氧气的装置及实现方法

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