JPH0922023A - アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置

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JPH0922023A
JPH0922023A JP17115895A JP17115895A JPH0922023A JP H0922023 A JPH0922023 A JP H0922023A JP 17115895 A JP17115895 A JP 17115895A JP 17115895 A JP17115895 A JP 17115895A JP H0922023 A JPH0922023 A JP H0922023A
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Katsuhiko Inada
克彦 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁基板上に交差するように配された複数の
走査線及び信号線とこれら走査線と信号線の交差部ごと
に配されたスイッチング素子とこのスイッチング素子に
接続された画素電極とを備えたアレイ基板と、このアレ
イ基板に対向して配置される対向電極を備えた対向基板
と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持された
液晶とをよりなるアクティブマトリクス型液晶表示装置
において、隣合う1信号線ごとに液晶に印加する表示信
号を正負反転させて駆動させる場合であっても、クロス
トークが発生することなく、良好な表示が得られるアク
ティブマトリクス型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 画素電極28の両側辺28a、28b
と、この両側辺28a、28bにそれぞれ隣接する信号
線22、22との間でそれぞれ発生する左右のカップリ
ング容量C1L、C1Rを略等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置
は、一般に、アレイ基板と対向基板との間に配向膜を介
して液晶を保持することにより構成され、このアレイ基
板上には複数の画素電極がスイッチング素子に電気的に
接続されて配されている。
【0003】例えば、従来のアクティブマトリクス型液
晶表示装置において、アレイ基板100は、図5に示す
ように、ガラス基板上に複数本の信号線101と複数本
の走査線102とがマトリクス状に配置され、これら信
号線101と走査線102とが交差する交差部近傍のそ
れぞれにスイッチング素子として配置される薄膜トラン
ジスタ(以下、TFTという。)103を介してITO
(Indium Tin Oxide)からなる画素電極104が配されて
いる。この画素電極104の下方には絶縁膜を介して補
助容量線105が走査線102とほぼ平行に配されてお
り、この補助容量線105と画素電極104との間に補
助容量が形成されている。
【0004】このアレイ基板100では、各画素電極1
04において、画素電極104に隣接する信号線10
1、101と当該画素電極104との間隔d0 、d0
が、画素電極104の両側で等しくなるように、すなわ
ち、画素電極104と信号線101とが等間隔に配され
ている。これは、開口率をできるだけ大きくするために
画素電極104と信号線101との間隔d0 をアレイ設
計の限界まで小さくしているためであり、すなわち、従
来は画素電極104の両側で信号線101、101との
間隔d0 、d0 をともに設計限界値(例えば5μm)と
して開口率を稼いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画素電極1
04とこれに隣接する信号線101との間にはカップリ
ング容量C0 が発生する。このカップリング容量C0
は、画素電極104の側辺と信号線101とが隣接する
隣接部分において発生し、この隣接部分の長さによって
大きさが異なる。
【0006】ここで、従来の液晶表示装置においては、
図5に示すように、画素電極104の左側では、信号線
101からドレイン電極106が引出されている。この
引出されたドレイン電極106は、信号線101と同様
に、隣接する画素電極104との間にカップリング容量
を発生させる。そのため、画素電極104の左側では、
このドレイン電極106の長さだけ、カップリング容量
C0 を発生させる隣接部分の長さが右側よりも長くな
る。これにより、画素電極104の左側で発生するカッ
プリング容量C0 は、右側で発生するカップリング容量
C0 よりも大きくなっている。
【0007】このように、画素電極104の両側でカッ
プリング容量C0 、C0 が異なると、特に、隣合う1信
号線ごとに液晶に印加する表示信号を正負反転させるい
わゆるVライン反転駆動の場合に問題である。それは、
Vライン反転駆動の場合、画素電極104の両側でこれ
に隣接する信号線101、101の電圧の正負が異なる
ために、保持動作中における画素電極104の両側で信
号線101、101の電位変化を良好に打消すことがで
きず、画素電極104の電位変動が大きくなるためであ
る。これにより、クロストークが発生して良好な表示が
得られないという問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、Vラ
イン反転駆動させた場合でも、クロストークが発生せ
ず、良好な表示が得られるアクティブマトリクス型液晶
表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のアク
ティブマトリクス型液晶表示装置は、絶縁基板上に交差
するように配された複数の走査線及び信号線とこれら走
査線と信号線の交差部ごとに配されたスイッチング素子
と前記スイッチング素子に接続された画素電極とを備え
たアレイ基板と、前記アレイ基板に対向して配置される
対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板と前記対
向基板との間に保持された液晶とをよりなるアクティブ
マトリクス型液晶表示装置において、前記画素電極の両
側辺と前記両側辺にそれぞれ隣接する前記信号線との間
でそれぞれ発生するカップリング容量を略等しくしたも
のである。
【0010】請求項2のアクティブマトリクス型液晶表
示装置は、請求項1において、前記画素電極の第1側辺
と前記第1側辺に隣接する前記信号線との間隔と、前記
画素電極の第2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記
信号線との間隔とを相違させて、前記カップリング容量
を略等しくなるように設定したものである。
【0011】請求項3のアクティブマトリクス型液晶表
示装置は、請求項1において、前記画素電極の第1側辺
に位置する前記信号線より該画素電極に向かってスイッ
チング素子が形成された液晶表示装置において、前記画
素電極と前記スイッチング素子との間で発生するカップ
リング容量と前記画素電極の第1側辺と前記第1側辺に
隣接する前記信号線との間で発生するカップリング容量
との和である第1のカップリング容量と、前記画素電極
の第2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信号線と
の間で発生する第2のカップリング容量とが略等しくな
るように、前記画素電極の第1側辺と前記第1側辺に隣
接する前記信号線との間隔と、前記画素電極の第2側辺
と前記第2側辺に隣接する他の前記信号線との間隔とを
相違させたものである。
【0012】請求項4のアクティブマトリクス型液晶表
示装置は、請求項1において、前記画素電極との間で補
助容量を形成するシールド部材を前記画素電極の両側辺
に沿って延びるように設け、前記画素電極の第1側辺の
シールド部材の長さと、前記画素電極の第2側辺のシー
ルド部材の長さとを相違させて、前記カップリング容量
を略等しくなるように設定したものである。
【0013】請求項5のアクティブマトリクス型液晶表
示装置は、請求項1において、前記画素電極の第1側辺
に位置する前記信号線より該画素電極に向かってスイッ
チング素子が形成された液晶表示装置において、前記画
素電極との間で補助容量を形成するシールド部材を前記
画素電極の両側辺に沿って延びるように設け、前記画素
電極と前記スイッチング素子との間で発生するカップリ
ング容量と前記画素電極の第1側辺と前記第1側辺に隣
接する前記信号線との間で発生するカップリング容量と
の和である第1のカップリング容量と、前記画素電極の
第2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信号線との
間で発生する第2のカップリング容量とが略等しくなる
ように、前記画素電極の第1側辺の前記シールド部材の
長さと前記画素電極の第2側辺の前記シールド部材の長
さとを相違させたものである。
【0014】
【作用】請求項1のアクティブマトリクス型液晶表示装
置では、画素電極の両側辺とその両側辺にそれぞれ隣接
する信号線との間でそれぞれ発生するカップリング容量
が略等しくなっている。そのため、Vライン反転駆動の
ように1の画素電極の両側に隣接する2本の信号線にか
けられる電圧の極性が基準電圧に対して異なる場合であ
っても、画素電極の保持動作中における信号線電位変化
を画素電極の両側で良好に打消して、該電位変化に伴な
う画素電位変動を抑制することができる。
【0015】請求項2のアクティブマトリクス型液晶表
示装置では、例えば、画素電極の左側辺とこの左側辺に
隣接する信号線との間隔と、画素電極の右側辺とこの右
側辺に隣接する信号線との間隔とを相違させて、左右の
カップリング容量が略等しくなるように設定している。
この画素電極の両側辺における信号線との間隔が等しい
と、スイッチング素子などの影響によって、上記左右の
カップリング容量が等しくならない。そのため、上記左
右側辺のうち一方側辺における信号線との間隔を他方側
辺における間隔よりも大きくして、上記影響分だけ該一
方のカップリング容量を低減させ、上記左右のカップリ
ング容量を略等しくしている。
【0016】請求項3のアクティブマトリクス型液晶表
示装置では、例えば、画素電極の左側辺に位置する信号
線よりスイッチング素子が形成されており、このスイッ
チング素子と画素電極との間で発生するカップリング容
量を考慮して、左右のカップリング容量が略等しくなる
ように、画素電極の左右側辺の信号線との間隔を相違さ
せている。あるいは、例えば、画素電極の右側辺に位置
する信号線よりスイッチング素子が形成されており、こ
のスイッチング素子と画素電極との間で発生するカップ
リング容量を考慮して、左右のカップリング容量が略等
しくなるように、画素電極の左右側辺の信号線との間隔
を相違させている。
【0017】請求項4のアクティブマトリクス型液晶表
示装置では、画素電極の両側辺に沿って延びるように設
けられたシールド部材が画素電極との間で補助容量を形
成するので、該側辺のシールド部材が配された部分にお
いては、信号線の電位変化に伴なう画素電極の電位変動
がなく、よって信号線との間のカップリング容量を無視
できる。すなわち、このシールド部材の長さによって信
号線との間に発生するカップリング容量の大きさを調整
することができるので、例えば、シールド部材の長さを
画素電極の左右側辺で相違させて、左右のカップリング
容量が略等しくなるように設定している。このシールド
部材の長さが画素電極の両側辺で等しいと、スイッチン
グ素子などの影響によって、上記左右のカップリング容
量が等しくならない。そのため、上記左右側辺のうち一
方側辺のシールド部材の長さを他方側辺の長さよりも長
くして、上記影響分だけ該一方のカップリング容量を低
減させ、上記左右のカップリング容量を略等しくしてい
る。
【0018】請求項5のアクティブマトリクス型液晶表
示装置では、例えば、画素電極の左側辺に位置する信号
線よりスイッチング素子が形成されており、このスイッ
チング素子と画素電極との間で発生するカップリング容
量を考慮して、左右のカップリング容量が略等しくなる
ように、画素電極の左右側辺におけるシールド部材の長
さを相違させている。あるいは、例えば、画素電極の右
側辺に位置する信号線よりスイッチング素子が形成され
ており、このスイッチング素子と画素電極との間で発生
するカップリング容量を考慮して、左右のカップリング
容量が略等しくなるように、画素電極の左右側辺におけ
るシールド部材の長さを相違させている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係るア
クティブマトリクス型液晶表示装置10を図1、2を参
照して説明する。
【0020】このアクティブマトリクス型液晶表示装置
10は、ノーマリーホワイト・モードの光透過型の液晶
表示装置であり、アレイ基板12と対向基板14との間
に配向膜13、15を介してツイスト・ネマチック型の
液晶16を保持してなる液晶パネル18により構成され
ている。
【0021】アレイ基板12は、ガラス基板20上に、
640×3本の信号線22と480本の走査線24とが
ほぼ直交するように配されている。走査線24は、ガラ
ス基板20上に直接配され、一方、信号線22は、ガラ
ス基板20上に形成された酸化シリコンと窒化シリコン
の多層膜よりなる絶縁膜30上に配されている。これら
信号線22と走査線24とが交差する交差部の近傍に
は、各交差部ごとにTFT26を介して画素電極28が
配されている。
【0022】TFT26は、走査線24自体をゲート電
極とし、この上に絶縁膜30が配され、この絶縁膜30
上にa−Si:H膜が半導体膜32として配され、さら
に、この半導体膜32上に窒化シリコンよりなるチャン
ネル保護膜34が配されている。そして、半導体膜32
は、n+ 型a−Si:H膜よりなる低抵抗半導体膜36
およびソース電極38を介して絶縁膜30上に配された
画素電極28に電気的に接続されている。また、半導体
膜32は、低抵抗半導体膜36および信号線22から延
在されたドレイン電極40を介して信号線22に電気的
に接続されている。
【0023】さて、画素電極28の構成を図1上で説明
する。この画素電極28は、略長方形状を有し、図中、
左右に配された長辺側にて信号線22、22と隣接し、
上下に配された短辺側にて走査線24、24と隣接し
て、これら2本の信号線22、22と2本の走査線2
4、24とにより四方を取囲まれている。そして、その
上辺部において左側の信号線22とTFT26を介して
接続されており、また、下辺部には、次段の画素電極2
8のTFT26をドレイン電極40として延在させるた
めの切欠部42が形成されている。
【0024】この画素電極28の左側辺と該左側辺に隣
接する信号線22との間隔d1Lは、画素電極28と信号
線22、22との間で発生するカップリング容量C1L、
C1Rが画素電極28の左右で等しくなるように(C1L=
C1R)、画素電極28の右側辺と該右側辺に隣接する信
号線22との間隔d1Rよりも大きく設定されている(d
1L>d1R)。これは、画素電極28の左側辺では、次段
のドレイン電極40の影響によって、カップリング容量
を発生させる部分の長さが右側辺よりも長く、そのた
め、d1L=d1Rでは右側辺よりもカップリング容量が大
きくなってしまうためである。このように、画素電極2
8の左右両側における信号線22との間隔d1L、d1R
は、C1L=C1Rとなるように設定されており、これによ
り、1本の信号線22とその左右両側に隣接する2つの
画素電極28、28との間のカップリング容量も等しく
なっている。
【0025】この画素電極28の下方には、走査線24
に対し略平行に、かつ、画素電極28の略中央を通るよ
うに補助容量線44が配されている。この補助容量線4
4はガラス基板20上に直接形成されている。そして、
この補助容量線44と画素電極28との間には、絶縁膜
30が介在し、補助容量Csが形成されている。補助容
量線44は、補助容量Csを確保しつつ信号線22との
ショートを避けるため、図1に示すように、画素電極2
8と重複する領域では太く、信号線22と交差する領域
では細く形成されている。
【0026】一方、対向基板14は、透明なガラス基板
48上に、アレイ基板12のTFT26や画素電極28
間の隙間を遮光するためのクロム酸化膜よりなる遮光膜
50と、この遮光膜50の間に配されたカラー表示を実
現するための赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色で
構成される色部52とを備えている。そして、その上
に、平滑化層として有機保護膜54を介してITOから
なる対向電極56が配されて構成されている。
【0027】なお、以上よりなる液晶パネル18の表裏
面には、それぞれガラス基板20、48の外面に偏光板
58、60が配されている。また、信号線22及び走査
線24は、それぞれ配線の片側に引出されて、液晶パネ
ル18を駆動するための駆動回路基板(不図示)にTA
B(不図示)を介して接続され、駆動電圧が供給される
ようになっている。
【0028】以上の液晶表示装置10であれば、画素電
極28と信号線22との間のカップリング容量C1L、C
1Rが、画素電極28の左右両側で等しいため、Vライン
反転駆動させた場合であっても、電荷が保持された画素
電極28の両側で信号線22、22の電位変化が良好に
打消されて、この電位変化に伴なう画素電極28の電位
変動を抑制することができる。よって、クロストークや
焼き付きなどのない良好な表示即ち画像を得ることがで
きる。
【0029】また、画素電極28の両側でカップリング
容量C1L、C1Rが等しいため、液晶16に不所望な直流
成分の印加がなく、よって耐久性が向上して、長時間の
使用に対しても画像劣化が起りにくい。これは、上記の
Vライン反転駆動の場合に限らず、例えば、隣合う1走
査線もしくは数走査線ごとに液晶16に印加する表示信
号を基準電位に対して正負反転させるいわゆるHライン
反転駆動の場合更にはVライン反転駆動とHライン反転
駆動とを組合せたHV反転駆動においても得られる効果
である。
【0030】つぎに、本発明の他の実施例に係るアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置70について、図3、4
を参照して説明する。
【0031】この液晶表示装置70は、上述した液晶表
示装置10とは、画素電極28の信号線22に対する配
置及び補助容量線44の形状が相違する。以下、この相
違点についてのみ説明する。
【0032】この装置70のアレイ基板12では、各画
素電極28において、画素電極28の左右両側辺28
a、28bと、該両側辺28a、28bにそれぞれ隣接
する信号線22、22との間隔d2L、d2Rが、画素電極
28の両側で等しくなるように(d2L=d2R)、すなわ
ち、画素電極28と信号線22とが等間隔に配されてい
る。
【0033】補助容量線44は、隣合う2本の走査線2
4、24の間に略等間隔に、かつ、それらに平行に配さ
れた細長い帯状の配線部72と、この配線部72の上下
両側辺から該配線部72と直交するように延設された帯
状の延設部74とよりなり、これらと画素電極28との
間には補助容量Csが形成されている。この延設部74
は、画素電極28の左右の側辺28a、28bに沿って
形成されており、この側辺28a、28bより内方の画
素電極28の縁部の領域を遮蔽するとともに、該側辺2
8a、28bより外方の信号線22と画素電極28の間
の領域を部分的に遮蔽するような適度な幅を有してい
る。また、この延設部74は、画素電極28の左側辺2
8aの延設部74aが右側辺28bの延設部74bより
も配線部72の上下両側でそれぞれkだけ長くなるよう
に設定されている。この長さの差2kは、画素電極28
の左右で画素電極28と信号線22とのカップリング容
量C2L、C2Rが等しくなるように(C2L=C2R)設定さ
れている。
【0034】この液晶表示装置70であれば、信号線2
2に隣接する画素電極28の両側辺28a、28bに沿
って定電位の補助容量線44の延設部74が延在してい
るので、この延在した部分においては、信号線22の電
位変化に伴なう画素電極28の電位変動をなくすことが
でき、よって信号線22との間のカップリング容量を無
視できる。そのため、この延設部74の長さによって信
号線22との間に発生するカップリング容量の大きさを
調整することができる。本装置70においては、次段の
ドレイン電極40の影響による画素電極28の左側にお
けるカップリング容量の増加分を、左側の延設部74a
を右側の延設部74bよりも2k長くすることによっ
て、C2L=C2Rなる関係を維持している。
【0035】また、本装置70においては、上記のよう
に、補助容量線44の延設部74が信号線22の電位変
化の影響を遮蔽するので、この延設部74のシールド効
果によって画素電極28の両側におけるカップリング容
量C2L、C2Rの絶対値を小さくすることができる。
【0036】以上より、本装置70であれば、Vライン
反転駆動させた場合における画素電極28の電位変動の
抑制効果に優れ、よって、クロストークや焼き付きなど
のない良好な表示を得ることができる。また、Hライン
反転駆動などの様々な駆動方法において、液晶の耐久性
が向上し、長時間の使用に対する画像劣化を防ぐことが
できる。
【0037】さらに、補助容量線44の延設部74によ
って上記C2L=C2Rなる関係を持たせているので、画素
電極28と信号線22との間隔d2L、d2Rを設計限界ま
で小さくすることができ、また、この延設部74が配さ
れた領域は、対向基板14の遮光膜50によって遮光さ
れる領域であるため、補助容量線44による開口率の低
下を低減することができる。よって、本装置70であれ
ば開口率が高い。
【0038】なお、本実施例において、補助容量線44
の延設部74の長さは、できるだけ長く延設した方が上
記カップリング容量C2L、C2Rの絶対値をより低減する
ことができるので好ましいが、あまり長くしすぎると走
査線24とショートしやすく歩留が悪化してしまうた
め、その点を考慮して長さを設定する必要がある。
【0039】また、本実施例おいては、走査線24とは
独立した補助容量線44によって、画素電極28の両側
辺部をシールドするシールド部材を形成せしめたが、こ
のようなシールド部材は、走査線24から延設させて形
成することもできる。
【0040】また、この実施例においては、画素電極2
8と信号線22との間隔d2L、d2Rを等間隔に設定した
が、先の実施例のように画素電極28の両側の間隔を相
違させることもできる。ただし、その場合においても画
素電極28の左右のカップリング容量C2L、C2Rが略等
しくなるように設定しておく必要がある。また、画素電
極28の両側の間隔をかえる場合には、左右の延設部7
4a、74bの長さが等しい補助容量線44を配するこ
ともできる。この場合には、画素電極28の両側のカッ
プリング容量は画素電極28の配置構成によって等しく
なるように設定すればよく、この場合、カップリング容
量の絶対値が延設部74によって低減されるという効果
がある。
【0041】上述した実施例では、いずれも画素電極2
8と信号線22とが正の間隔を持って配置される場合を
示したが、これは負の間隔、換言すれば画素電極28と
信号線22とが一部重複するような位置関係にある場合
でもかまわない。
【0042】
【発明の効果】本発明のアクティブマトリクス型液晶表
示装置であると、画素電極と隣接するそれぞれの信号線
との間で生じるカップリング容量が略等しいため、例え
ばVライン反転駆動させる場合においても、画素電極の
保持動作中における信号線電位変化に伴なう画素電位変
動を抑制することができ、よって、クロストークや焼き
付きなどのない良好な表示を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアクティブマトリクス
型液晶表示装置10のアレイ基板12の一部概略平面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断したアクティブマ
トリクス型液晶表示装置10の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るアクティブマトリク
ス型液晶表示装置70のアレイ基板12の一部概略平面
図である。
【図4】図3のB−B線に沿って切断したアクティブマ
トリクス型液晶表示装置70の要部断面図である。
【図5】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置の
アレイ基板100の一部概略平面図である。
【符号の説明】
10、70……液晶表示装置 12……アレイ基板 14……対向基板 22……信号線 24……走査線 26……TFT 28……画素電極 28a、28b……信号線22と隣接する画素電極28
の側辺 44……補助容量線 74……補助容量線44の延設部 d1L,R、d2L,R……画素電極28と信号線22との間隔 C1L,R、C2L,R……画素電極28と信号線22とのカッ
プリング容量

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に交差するように配された複
    数の走査線及び信号線とこれら走査線と信号線の交差部
    ごとに配されたスイッチング素子と前記スイッチング素
    子に接続された画素電極とを備えたアレイ基板と、前記
    アレイ基板に対向して配置される対向電極を備えた対向
    基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持さ
    れた液晶とをよりなるアクティブマトリクス型液晶表示
    装置において、 前記画素電極の両側辺と前記両側辺にそれぞれ隣接する
    前記信号線との間でそれぞれ発生するカップリング容量
    を略等しくしたことを特徴とするアクティブマトリクス
    型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画素電極の第1側辺と前記第1側辺
    に隣接する前記信号線との間隔と、前記画素電極の第2
    側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信号線との間隔
    とを相違させて、前記カップリング容量を略等しくなる
    ように設定したことを特徴とする請求項1に記載のアク
    ティブマトリクス型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画素電極の第1側辺に位置する前記
    信号線より該画素電極に向かってスイッチング素子が形
    成された液晶表示装置において、 前記画素電極と前記スイッチング素子との間で発生する
    カップリング容量と前記画素電極の第1側辺と前記第1
    側辺に隣接する前記信号線との間で発生するカップリン
    グ容量との和である第1のカップリング容量と、前記画
    素電極の第2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信
    号線との間で発生する第2のカップリング容量とが略等
    しくなるように、前記画素電極の第1側辺と前記第1側
    辺に隣接する前記信号線との間隔と、前記画素電極の第
    2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信号線との間
    隔とを相違させたことを特徴とする請求項1に記載のア
    クティブマトリクス型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素電極との間で補助容量を形成す
    るシールド部材を前記画素電極の両側辺に沿って延びる
    ように設け、 前記画素電極の第1側辺のシールド部材の長さと、前記
    画素電極の第2側辺のシールド部材の長さとを相違させ
    て、前記カップリング容量を略等しくなるように設定し
    たことを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリ
    クス型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画素電極の第1側辺に位置する前記
    信号線より該画素電極に向かってスイッチング素子が形
    成された液晶表示装置において、 前記画素電極との間で補助容量を形成するシールド部材
    を前記画素電極の両側辺に沿って延びるように設け、 前記画素電極と前記スイッチング素子との間で発生する
    カップリング容量と前記画素電極の第1側辺と前記第1
    側辺に隣接する前記信号線との間で発生するカップリン
    グ容量との和である第1のカップリング容量と、前記画
    素電極の第2側辺と前記第2側辺に隣接する他の前記信
    号線との間で発生する第2のカップリング容量とが略等
    しくなるように、前記画素電極の第1側辺の前記シール
    ド部材の長さと前記画素電極の第2側辺の前記シールド
    部材の長さとを相違させたことを特徴とする請求項1に
    記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置。
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