JPH0921801A - 小型血球計数装置 - Google Patents

小型血球計数装置

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JPH0921801A
JPH0921801A JP7195794A JP19579495A JPH0921801A JP H0921801 A JPH0921801 A JP H0921801A JP 7195794 A JP7195794 A JP 7195794A JP 19579495 A JP19579495 A JP 19579495A JP H0921801 A JPH0921801 A JP H0921801A
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JP
Japan
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probe
sensor
blood
cell counter
blood cell
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JP7195794A
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Inventor
Takaaki Yada
隆章 矢田
Yoshihito Komada
世志人 駒田
Takayuki Aoki
隆幸 青木
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプルを吸引するためのプローブによって
怪我をしないように安全装置を備えた小型血球計数装置
を提供する。 【構成】 前部に設けた採血部と、内部に設けた測定部
と、駆動手段3a,3bで駆動され採血部に出没可能で
かつ測定部に移動可能なプローブ3とを備え、前記採血
部に突出したプローブ3を血液の入ったサンプル容器内
に挿入させた状態で採血し、前記プローブ3で採取した
血液を前記測定部に適宜注入して測定するように構成さ
れた小型血球計数装置1において、前記採血部に障害物
が存在する状態を検出するセンサ6と、このセンサ6の
障害物検出信号6aによってその採血部2におけるプロ
ーブ3の下降動作を停止させるプローブ突出停止手段1
6とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型血球計数装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気抵抗検出法で白血球数や赤血
球数を測定したり、シアンメトヘモグロビン法でヘモグ
ロビン濃度を測定し、これらの測定結果に基づいて血液
に関する8項目ものデータを得ることができる自動血液
測定装置が開発されるに至っている。(この発明の出願
人による実開平6−78867号参照)
【0003】ところで、例えば小病院や町の開業医など
において用いられる安価な小型血球計数装置では、その
前部に採血部と表示部と操作部が形成されており、その
採血部の天面からサンプル吸引用のプローブが突出し、
このプローブが血液の入ったサンプル容器内に挿入され
た状態で採血し、前記プローブで採取した血液を前記測
定部に適宜注入して測定するように構成されている。
【0004】このように、前記採血動作を手動作業で行
うようにすることによって、小型血球計数装置の構成を
より簡素にすることができ、装置の小型化および製造コ
ストの削減を行って、血球計数装置がより広く使用され
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記小
型血球計数装置は、プローブが突出してくるとき、いつ
突出するかが分かりにくく、例えば、サンプル容器にプ
ローブが当たって血液をこぼしてしまったり、プローブ
が曲がってしまうようなトラブルが発生することが懸念
される。
【0006】そのため、前記プローブが降りてくるとき
に、ブザーなどの警報を鳴らすことにより注意を促す装
置もあるが、そのような警報は小型血球計数装置の他に
も使用される場合が多く、明確な判別ができないことも
あり、警報がなっているにもかかわらずトラブルが生じ
ることもあった。
【0007】この発明は、上述のような実情を考慮して
なされたもので、採血部に障害物があるときにはプロー
ブを突出させないようにした小型血球計数装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の小型血球計数装置は、前部に設けた採血部
と、内部に設けた測定部と、駆動手段で駆動され採血部
に出没可能でかつ測定部に移動可能なプローブとを備
え、前記採血部に突出したプローブが血液の入ったサン
プル容器内に挿入された状態で採血し、前記プローブで
採取した血液を前記測定部に適宜注入して測定するよう
に構成された小型血球計数装置において、前記採血部に
障害物が存在する状態を検出するセンサと、このセンサ
の障害物検出信号によってその採血部におけるプローブ
の下降動作を停止させるプローブ突出停止手段とを設け
たことを特徴としている。
【0009】そして、前記センサは前記プローブ先端の
突出位置近傍をその検出範囲に含む透過型センサまたは
反射型センサであってもよい。
【0010】また、前記透過型センサを用いる場合に
は、その発信素子および受信素子を前記採血部の側面に
おけるプローブの両側、または、採血部の天面および底
面にそれぞれ設けてもよい。
【0011】前記反射型センサを用いる場合には、前記
反射型センサを前記採血部の天面、底面、側面の内の少
なくとも一か所に設けてもよい。
【0012】さらに、前記センサの例として、光セン
サ、超音波センサを用いることができる。
【0013】
【作用】上記の特徴的構成によれば、小型血球計数装置
の採血部に障害物が存在する状態を検出するセンサと、
このセンサの障害物検出信号によってその採血部におけ
るプローブの下降動作を停止させるプローブ突出停止手
段とを設けたことにより、プローブの下降動作中に、例
えば採血部に対してサンプル容器の正しい挿入がなされ
なかった場合には、これを検知したセンサからの障害物
検出信号をプローブ突出停止手段が受け、その採血部に
おけるプローブの下降動作を停止させる。
【0014】そして、前記センサを前記プローブ先端の
突出位置近傍をその検出範囲に含む透過型センサまたは
反射型センサとすることにより、使用者がサンプル容器
を採血部に差し出している状態を、センサがサンプル容
器に接触することなく検知して障害物検出信号を出力
し、これに伴ってプローブの下降動作が停止されるの
で、このセンサが使用者の作業性に何ら悪影響を及ぼす
ことなく小型血球計数装置の安全性を向上できる。
【0015】
【実施例】図1〜図4は、本発明の第1実施例を示して
おり、図1は小型血球計数装置の制御部の構成を示すブ
ロック図、図2はプローブの制御動作を説明するための
フローチャート、図3(A)は小型血球計数装置の斜視
図、図3(B)はその水平断面図、図4はプローブの駆
動手段の構成を示す側面図である。
【0016】図3(A),(B)において、符号1は箱
型の小型血球計数装置であり、その前面には、その隅角
部を切り欠いて採血部2を形成し、この採血部2の天面
2aから円筒針状のプローブ3が下側に向けて突出可能
に構成されている。そのプローブ3は、例えば外径が
1.5mm程度でステンレス鋼よりなり、その上端側に
チューブを介して吸引装置(図示してない)が接続され
ている。また、その小型血球計数装置1の前面には測定
スイッチ1aおよび表示部1cが設けられ、前記採血部
2内の側面2bには測定スタートスイッチ1bが設けら
れている。なお、これらのスイッチ1a,1bおよび表
示部1cの位置はこれに限られるものではなく、例えば
測定スタートスイッチ1bを採血部2の側部2cや血球
計数装置1の前面に設けてもよいことは言うまでもな
い。
【0017】そして、小型血球計数装置1の内部には測
定部4(図4参照)が形成されており、採血部2におい
て採取した血液は、プローブ3によって内部の測定部4
に注入され、測定される。
【0018】プローブ3は、図4に示すように、パルス
モータ3a,3b(駆動手段)およびこれに取り付けら
れた縦横の摺動機構3c,3dによって上下左右方向に
摺動可能に構成されている。すなわち、パルスモータ3
bの正逆回転およびこれに伴う摺動機構3dの左右摺動
によって、プローブ3が採血部2の上部と測定部4の上
部を往復可能であり、パルスモータ3aの正逆回転およ
びこれに伴う摺動機構3cの上下摺動によって、プロー
ブ3が採血部2または測定部4の上部において出没可能
に構成されている。つまり、プローブ3はパルスモータ
3a,3bによって上下左右方向に駆動されて、採血部
2と測定部4との間を移動できるようにしている。
【0019】次に、この小型血球計数装置1を用いて血
液を測定する場合について説明すると、プローブ3のホ
ームポジションは小型血球計数装置1内の採血部2の上
方にあり、測定スイッチ1aをオンにすることにより、
パルスモ−タ3aが駆動されて、プローブ3は採血部2
の天面2aから垂下下動する。
【0020】そしてプローブ3が下端に来た状態で、図
3(A)が示すように、使用者が血液が入ったサンプル
容器5を手で持って、プローブ3がサンプル容器5内に
挿入された状態となし、プローブ3の突出位置近辺であ
る測定部2の側面2bに形成された測定スタートスイッ
チ1bをオン操作すると、小型血球計数装置1はプロー
ブ3によって血液を前記吸引装置によって所定量吸引し
た後にプローブ3を上昇させ、これをパルスモータ3b
および摺動機構3dによって内部に平行移動させて、吸
引された血液を測定部4に適宜注入し、血球計数動作を
開始する。また、内部での測定が終了するとプローブ3
を再び採血部2に垂下させて、次の測定のための準備を
する。
【0021】この小型血球計数装置1の特徴的な構成
は、採血部2の側面2b,2cにそれぞれ光センサ6の
発光素子6a,および受光素子6bを設けている点であ
る。すなわち、採血部2におけるプローブ3の下降動作
において光センサ6が障害物検出信号を出力するときに
は、プローブ3の下降を停止して、小型血球計数装置1
の安全性を確保している。
【0022】上述したように、光センサ6の各素子6
a,6bを採血部2の側面2b,2cに設けることによ
り、図3(B)を見ると明らかなように、両素子6a,
6bによる検出範囲(仮想線矢印6c)にはプローブ3
の突出位置近傍が含まれるようにしている。したがっ
て、この光センサ6が障害物検出信号を出力していると
きに、プローブ3の下降動作を停止させることにより、
下降してくるプローブ3のトラブルの発生を未然に防止
させることができる。
【0023】上記の動作は何れも図1のブロック図に示
されるマイコンよりなる制御部10によって制御されて
いる。同図において、11はこの制御部10のCPU、
12は記憶部、13は入力部、14は出力部である。こ
の図から明らかなように、測定スイッチ1a,測定スタ
ートスイッチ1bおよび光センサ6の信号は何れも入力
部13を介してCPU11に入力され、このCPU11
の制御信号が出力部14を介してパルスモータ3a,3
bなどに出力される。
【0024】そのCPU11はパルスモータ3a,3b
を介してプローブ3の動きを制御するプローブ駆動制御
部15と、光センサ6の障害物検出信号6dを入力して
プローブ駆動制御部15にプローブ停止信号16aを送
出するプローブ突出停止部16(プローブ突出停止手
段)とを有している。(即ち、プローブ3の制御および
プローブ3の突出停止手段となる制御プログラムが記憶
部12に組み込まれている)なお、制御部10には実際
には測定部4からの測定信号などの入力や表示部1cな
どへの出力、そして、これらの制御および演算を行う制
御/演算プログラムなどが存在しているのであるが、こ
の図においては、これらの説明を省略している。
【0025】図2はこの制御部10によるプローブ3の
下降動作の制御を示すフローチャートである。同図に基
づいて、小型血球計数装置1のプローブ下降動作の詳細
を説明すると、まず、小型血球計数装置1は測定スイッ
チ1aがオンとなった(ステップS1、以下、S1など
という)ときに、パルスモータ3aを作動させてプロー
ブ3の下降動作を開始(S2)する。なお、このプロー
ブ3の下降動作を開始する時にアラームによる警告を発
するようにしてもよい。
【0026】このとき、光センサ6がオンであるかどう
か、つまり、障害物検出信号6dが検出されているかど
うかが判断(S3)される。そして、この障害物検出信
号6dが検出されていない場合には、次に採血部2にお
けるプローブ3の下降動作が終了したかどうかが判断
(S4)され、プローブ3の下降動作が終了していない
場合にはステップS3の動作に戻り、プローブ3の下降
動作が終了するまでステップS3,S4の動作を繰り返
す。なお、本実施例のようにプローブ3の動きをパルス
モータ3aとリンク機構3cによって行う場合には、ス
テップS4で行っている採血部2におけるプローブ3の
下降動作終了の判断は、パルスモータ3aに出力したパ
ルスの数を数えることによって行える。
【0027】一方、ステップS3において障害物検出信
号6dが検出された場合には、パルスモータ3aを停止
させてプローブ3の下降動作を停止(S5)し、これに
より、トラブルの発生が回避される。(これは、図1に
おけるプローブ突出停止部16がプローブ駆動制御部1
5にプローブ停止信号16aを出力することに対応す
る。)その後、光センサ6が再びオフ状態となるまで、
つまり、障害物検出信号6dが検出されなくなるまで待
って(S6)、障害物がなくなるとステップS2に戻
り、再びプローブ3が下降しはじめる。また、このステ
ップS5とステップS6の動作の間に、アラームを断続
的に鳴らしたり、メッセージを表示部1cなどに表示す
るようにしてもよい。
【0028】したがって、小型血球計数装置1は、プロ
ーブ3の下降中にサンプル容器5がプローブ3の下降位
置に無造作に挿入されて、サンプル容器5が正しく挿入
動作がなされなかった場合であっても、これを光センサ
6が検知し障害物検出信号6dを検出することにより、
直ちにプローブ3の下降が停止するので、プローブ3の
下降動作によるトラブルの発生が未然にされる。
【0029】そして、プローブ3が無事下端まで下降し
た後、一定時間測定スタートスイッチ1bが押されるの
を待って(S7,S8)この測定スタートスイッチ1b
が押される(S8)と、採血動作以降の動作が開始(S
9)される。この一連の分析動作(S9)が終了した後
はステップS2に戻り次回の測定のために、再びプロー
ブ3を下降するのである。なお、測定スタートスイッチ
1bがある一定時間以上押されない(S7)場合には、
プローブ3を上昇させて(S10)測定を終了する。
【0030】したがって、プローブ3の下降動作が終了
したのちは、ステップS9の動作において、プローブ3
が採血部2において上昇しているときや、小型血球計数
装置1内において測定部4に適宜注入するために下降動
作をするときなど何れの動作を行う場合においても、障
害物検出信号6dに関係なく動作が継続され、小型血球
計数装置1の動作が不必要に止まってしまうことがな
い。
【0031】なお、上記実施例においては、採血部2に
障害物が存在する状態を検出するセンサの一例として透
過型の光センサ6を用い、発光素子6aと受光素子6b
を採血部2の側面2b,2cにそれぞれ設けているので
あるが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば
超音波や焦電素子を用いたセンサや反射型のセンサなど
を用いてもよく、また、これらのセンサの取付位置につ
いても、採血部2の側面2b,2cに限られるものでは
なく、天面2aや底面2dに設けてもよいことは言うま
でもない。加えて、採血部2に扉を設けて、これにリミ
ットスイッチを取付け、扉を開いているときにはプロー
ブ3の下降動作を止めるようにしてもよい。
【0032】図5(A)は、本発明の第2実施例を示す
斜視図、図5(B)はその水平断面図、図6(A)は、
本発明の第3実施例を示す斜視図、図6(B)はその水
平断面図であり、それぞれセンサの種類および取付け位
置が第1実施例と異なっている。したがって、これらの
図において、図3(A),(B)と同一の符号が付され
た部材は同一または同等の部材であるので、その詳細な
説明を省略する。
【0033】図5(A),(B)において、6eおよび
6fはそれぞれ一対の超音波センサ6の発信素子および
受信素子であって、採血部2の天面2aおよび底面2d
に設けられている。また、発信素子6eおよび受信素子
6fによる検出範囲はプローブ3の突出する方向に平行
であると共に、平面視において採血部2の開口側のプロ
ーブ3の近傍に2点配置されており、この超音波センサ
6がオンのときにプローブ3の下降動作を停止させるこ
とにより、プローブ3の下降時におけるトラブルの発生
を確実に防ぐことができる。
【0034】なお、本実施例においては、一例として透
過型の超音波センサ6を採血部2の天面2aと底面2d
に設けているが、本発明はこれに限られるものではな
く、例えば、反射型の超音波センサや光センサ、または
パイロセンサなどを天面2aまたは底面2dのみに設け
てもよいことは言うまでもない。
【0035】図5において、6は発光素子および受光素
子が一つの部材に収められた反射型の光センサであっ
て、この光センサ6はその検出範囲6gがプローブ3の
突出位置の近傍となるように採血部2の側面2bに配置
されている。したがって、この光センサ6がオンのとき
にプローブ3の下降動作を停止させることにより、上述
した各実施例と同様にトラブルの発生を未然に防ぐこと
ができる。加えて、本実施例のように反射型の光センサ
6を用いた場合には、その受光素子および発光素子が一
つの部材に収められているので、採血部2がどのような
形状の場合においても対応させることが可能である。
【0036】なお、本実施例においては、一例として反
射型の光センサ6を採血部2の側面2bに設けているの
であるが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、反射型の超音波センサなどを側面2bや側面2cに
設けてもよいことは言うまでもない。
【0037】上記各実施例において、プローブ3の突出
停止動作は制御部10に組み込まれた制御プログラムに
よるプローブ突出停止部16によって行っているのであ
るが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、
摺動機構3cが採血部2の上部にあることを検知するリ
ミットスイッチと、このリミットスイッチがオン状態の
ときに、光センサ6がオンした場合にプローブ3の下降
信号をモータ3aに伝えないようにカットするリレーを
設けて、プローブ突出停止部をハードウェアによって形
成してもよい。
【0038】このように構成することにより、採血部2
におけるプローブ3の突出停止制御を単純なハードウェ
アによるオンオフリレーによって行うことができる。し
たがって、このプローブ突出停止部は小型血球計数装置
1の全体の制御部10とは無関係に動作するので、たと
え、何らかの原因で小型血球計数装置1の制御部10が
狂うことがあったとしても、光センサ6がオンのときは
必ず採血部2へのプローブの降下が停止されるので、ト
ラブルの未然防止をより確実に行える。
【0039】なお、上記各実施例においてはプローブ3
は採血部2の天面2aから下方向に垂下下動するように
構成しているが、これは本発明の要旨ではなく、たとえ
ばプローブ3が斜め下方向に突出するようにして、上述
したサンプル容器5の挿入作業をより簡単に行えるよう
にしてもよい。
【0040】また、上記各実施例で用いられた光セン
サ、超音波センサに代えて、パイロセンサを設けて、障
害物がプローブ先端の突出位置近傍にある状態を検出し
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プローブが下降動作を完了していない状態で採血部に無
造作にサンプル容器を挿入した場合には、これをセンサ
が検知して障害物検出信号を出力し、この障害物検出信
号によってその採血部におけるプローブの下降動作を停
止するので、プローブの下降動作に伴うトラブルの発生
を未然に防止できる。
【0042】そして、前記センサを前記プローブ先端の
突出位置近傍をその検出範囲に含む透過型センサまたは
反射型センサとした場合には、サンプル容器の正しい挿
入がなされなかったことを、サンプル容器に触れること
なく検知して障害物検出信号を出力し、これに伴ってプ
ローブの下降動作が停止されるので、このセンサが使用
者の作業性に何ら悪影響を及ぼすことなく小型血球計数
装置の安全性を向上できる。
【0043】また、前記透過型センサを用いる場合に
は、その発信素子および受信素子を前記採血部の側面に
おけるプローブの両側、または、採血部の天面および底
面にそれぞれ設けることにより、この透過型センサの検
出範囲に前記プローブ先端の突出位置近傍を含めること
ができ、また、前記反射型センサを用いる場合には、前
記反射型センサを前記採血部の天面、底面、側面の内の
少なくとも一か所に設けることにより、この反射型セン
サの検出範囲に前記プローブ先端の突出位置近傍を含め
ることができ、トラブルの発生をより確実になくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の小型血球計数装置の制御
部の構成を示すブロック図である。
【図2】前記小型血球計数装置の動作の要部を示すフロ
ーチャートである。
【図3】(A)は小型血球計数装置の外形を示す斜視
図、(B)は水平断面図である。
【図4】前記小型血球計数装置のプローブの駆動機構を
示す側面図である。
【図5】(A)は本発明の第2実施例を示す小型血球計
数装置の外形を示す斜視図、(B)はその水平断面図で
ある。
【図6】(A)は本発明の第3実施例を示す小型血球計
数装置の外形を示す斜視図、(B)はその水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1…小型血球計数装置、2…採血部、2a…天面、2
b,2c…側面、2d…底面、3…プローブ、3a,3
b…駆動手段、4…測定部、5…サンプル容器、6…セ
ンサ、6a,6e…発信素子、6b,6f…受信素子、
6c…検出範囲、6d…障害物検出信号、16…プロー
ブ突出停止手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に設けた採血部と、内部に設けた測
    定部と、駆動手段で駆動され採血部に出没可能でかつ測
    定部に移動可能なプローブとを備え、前記採血部に突出
    したプローブが血液の入ったサンプル容器内に挿入され
    た状態で採血し、前記プローブで採取した血液を前記測
    定部に適宜注入して測定するように構成された小型血球
    計数装置において、前記採血部に障害物が存在する状態
    を検出するセンサと、このセンサの障害物検出信号によ
    ってその採血部におけるプローブの下降動作を停止させ
    るプローブ突出停止手段とを設けたことを特徴とする小
    型血球計数装置。
  2. 【請求項2】 前記センサが前記プローブ先端の突出位
    置近傍をその検出範囲に含む透過型センサであることを
    特徴とする請求項1に記載の小型血球計数装置。
  3. 【請求項3】 前記センサが前記プローブ先端の突出位
    置近傍をその検出範囲に含む反射型センサであることを
    特徴とする請求項1に記載の小型血球計数装置。
  4. 【請求項4】 前記透過型センサの発信素子および受信
    素子を前記採血部の側面におけるプローブの両側にそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする請求項2に記載の小型血球
    計数装置。
  5. 【請求項5】 前記センサの発信素子と受信素子を前記
    採血部の天面および/または底面に設けたことを特徴と
    する請求項2または3に記載の小型血球計数装置。
  6. 【請求項6】 前記反射型センサを前記採血部の側面に
    設けたことを特徴とする請求項3に記載の小型血球計数
    装置。
  7. 【請求項7】 前記センサが光センサであることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の小型血
    球計数装置。
  8. 【請求項8】 前記センサが超音波センサであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の小
    型血球計数装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185829A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Sysmex Corp 試料分析装置
CN113711050A (zh) * 2019-05-20 2021-11-26 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 样本分析装置及吸液控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013185829A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Sysmex Corp 試料分析装置
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