JPH09217968A - プレート型冷媒分流器 - Google Patents

プレート型冷媒分流器

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JPH09217968A
JPH09217968A JP8024034A JP2403496A JPH09217968A JP H09217968 A JPH09217968 A JP H09217968A JP 8024034 A JP8024034 A JP 8024034A JP 2403496 A JP2403496 A JP 2403496A JP H09217968 A JPH09217968 A JP H09217968A
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創 佐々木
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雅彦 中村
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峰敏 出石
Futoshi Kawamura
太 河村
Takanori Onishi
孝典 大西
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    • F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/40—Fluid line arrangements
    • F25B41/42—Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
    • F25B41/48—Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions for flow path resistance control on the downstream side of the diverging point, e.g. by an orifice
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    • F25B39/00—Evaporators; Condensers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製作が容易で安価なプレート型冷媒分流器を提
供することにある。 【解決手段】第１のプレート１は、中央に大径の冷媒接
続口４が形成され、この冷媒接続口４を中心とする同心
円上に複数の小径の冷媒接続口５が形成されている。第
２のプレート２は、前記冷媒接続口４に連通する穴と、
この穴から放射状に形成され、冷媒接続口４と冷媒接続
口５を接続する複数の溝が形成されている。第３のプレ
ート３は、中実の円盤状に形成されている。そして、前
記各プレート１、２、３は、鑞材を介して重ね合わされ
熱処理炉のなかで鑞付けされている。また、冷媒配管と
接続するための接続用の配管６も同時に鑞付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機器や空気調
和機の熱交換器に用いられる冷媒分流器に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】熱交換器の伝熱管の細径化にともなって
冷媒配管の複数回路化が提案され、さらに、冷媒配管の
省スペース化を考慮したたとえば、特開平６４ー９０９
７１号公報に開示された冷媒分流器が提案されている。
【０００３】この冷媒分流器は、略Ｕ字状管の両端部を
略Ｕ字状管に対し略直角で同一方向に曲げた折曲げ部
と、略Ｕ字状管の中央部近傍より前記折曲げ部と同一方
向に管を押し出した突き出し部とにより構成されてい
る。
【０００４】そして、このような構成とすることによ
り、冷媒流路内に突出するものをなくし、冷媒の分流特
性を向上させることができる。また、管の折曲げ部と突
き出し部が同じ方向に形成されているので、冷媒配管の
省スペース化を実現することができるなどの効果があ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の冷媒分
流器では、管を加工したものであるため、冷媒の分流経
路が２経路に限定されそれ以上増やすことが困難であ
る。また、両端部を略Ｕ字状管に対し略直角に折曲げる
こと、あるいは突き出し部を均一な厚さで形成すること
が困難である。
【０００６】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、製作
が容易で安価なプレート型冷媒分流器を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、中央に大径の冷媒接続口が形成
され、この冷媒接続口を中心とする同心円上に複数の小
径の冷媒接続口が形成された第１のプレートと、前記大
径の冷媒接続口に連通する穴が形成され、この穴から前
記大径の冷媒接続口と小径の冷媒接続口を接続する放射
状の溝が形成された第２のプレートと、中実の第３のプ
レートとを設け、これらのプレートを鑞材を介して重ね
合わせ接合した。
【０００８】すなわち、前記各プレートは、板材をプレ
ス加工することにより容易に製造することができ、ま
た、熱処理炉に入れることにより容易に鑞付けする事が
できるので、製造が容易であり、しかも安価に製造する
ことができる。
【０００９】また、前記第２のプレートに形成された穴
の径および溝の幅が前記大径の冷媒接続口と小径の冷媒
接続口に接続される冷媒配管の肉厚分だけ小さく形成し
たことにより、冷媒接続口に接続用の配管を設ける際
に、冷媒接続口に接続用の配管を第２のプレートに当接
するまで挿入するだけで位置決めできるので、組立てが
容易になる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、本発明によるプレート型
冷媒分流器の斜視図である。同図において、１は第１の
プレートで、中央に大径の冷媒接続口４が形成され、こ
の冷媒接続口４を中心とする同心円上に複数の小径の冷
媒接続口５が形成されている。２は第２のプレートで、
前記冷媒接続口４に連通する穴と、この穴から放射状に
形成され、冷媒接続口４と冷媒接続口５を接続する複数
の溝が形成されている。３は第３のプレートで、中実の
円盤状に形成されている。
【００１１】そして、前記各プレート１、２、３は、鑞
材を介して重ね合わされ熱処理炉のなかで鑞付けされて
いる。また、各プレート１、２、３を鑞付けする際に冷
媒配管と接続するための接続用の配管６を同時に鑞付け
するようにしてもよい。
【００１２】図２は、本発明の他の実施の形態を示す断
面図である。同図において、第１のプレート１は、その
外周部が冷媒接続口４、５と反対側に突出するように絞
り加工が施されている。また、第２、３のプレートは、
その外形が、第１のプレートの絞り加工された部分の内
側に嵌合する大きさに形成されている。７は第２のプレ
ート２に形成された溝である。
【００１３】このような構成とする事により、前記各プ
レート１、２、３相互の位置決めを容易にすることがで
きる。
【００１４】図３は、本発明で使用する第２のプレート
２の一例を示す斜視図である。同図に示す如く、中央に
形成された半径Ｌの穴８から放射状に溝７が形成され、
突出部９によって仕切られている。
【００１５】図４は、本発明によるプレート型冷媒分流
器の一部を拡大した斜視図である。同図において、図１
ないし図３と同じものは、同じ符号を付けて示してあ
る。同図において、冷媒接続口４、５の各軸心間の距離
をＲ、冷媒接続口４の軸心と第２のプレート２の突出部
９の先端との距離をＬ１（図４（Ａ））、Ｌ２（図４
（Ｂ））とする。
【００１６】いま、冷媒接続口４から冷媒を導入する
と、プレート型冷媒分流器に冷媒の供給圧が内圧として
作用する。この内圧は、第３のプレート３に曲げ力とし
て作用し、その最大主応力は、第２のプレート２の突出
部９の先端に作用する。この内圧と最大主応力の関係を
図５に示す。図５からも明らかなように、距離Ｌ２が小
さいほど最大主応力を低下させることができる。
【００１７】前記のプレート型冷媒分流器において、突
出部９の先端位置をそれぞれ変えることにより、冷媒の
流れを変えることができ、冷媒の分配比率を設定するこ
とができる。
【００１８】なお、前記突出部９を、冷媒接続口４、５
の内側に接続用の配管６の肉厚分だけ突出するように形
成すると、接続用の配管６を組み付ける際に位置決めが
容易になり作業性を向上させることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、中央
に大径の冷媒接続口が形成され、この冷媒接続口を中心
とする同心円上に複数の小径の冷媒接続口が形成された
第１のプレートと、前記大径の冷媒接続口に連通する穴
が形成され、この穴から前記大径の冷媒接続口と小径の
冷媒接続口を接続する放射状の溝が形成された第２のプ
レートと、中実の第３のプレートとを設け、これらのプ
レートを鑞材を介して重ね合わせ接合するようにしたの
で、前記各プレートは、板材をプレス加工することによ
り容易に製造することができ、また、熱処理炉に入れる
ことにより容易に鑞付けする事ができるので、製造が容
易であり、しかも安価に製造することができる。
【００２０】また、前記第２のプレートに形成された穴
の径および溝の幅が前記大径の冷媒接続口と小径の冷媒
接続口に接続される冷媒配管の肉厚分だけ小さく形成し
たことにより、冷媒接続口に接続用の配管を設ける際
に、冷媒接続口に接続用の配管を第２のプレートに当接
するまで挿入するだけで位置決めできるので、組立てが
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるプレート型冷媒分流器の実施の形
態を示す斜視図。
【図２】本発明によるプレート型冷媒分流器の他の実施
の形態を示す側面断面図。
【図３】図１におけるプレート型冷媒分流器の第２のプ
レートの一例を示す斜視図。
【図４】本発明によるプレート型冷媒分流器の一部を拡
大した斜視図。
【図５】本発明によるプレート型冷媒分流器の内圧と応
力の関係を示す特性図。
【符号の説明】
１ 第１のプレート ２ 第２のプレート ３ 第３のプレート ４ 冷媒接続口 ５ 冷媒接続口 ６ 接続用の配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 太 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 大西 孝典 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】中央に大径の冷媒接続口が形成され、この
    冷媒接続口を中心とする同心円上に複数の小径の冷媒接
    続口が形成された第１のプレートと、前記大径の冷媒接
    続口に連通する穴が形成され、この穴から前記大径の冷
    媒接続口と小径の冷媒接続口を接続する放射状の溝が形
    成された第２のプレートと、中実の第３のプレートとを
    設け、これらのプレートを鑞材を介して重ね合わせ接合
    したことを特徴とするプレート型冷媒分流器。
  2. 【請求項２】前記第２のプレートに形成された穴の径お
    よび溝の幅が前記大径の冷媒接続口と小径の冷媒接続口
    に接続される冷媒配管の肉厚分だけ小さく形成されてい
    ることを特徴とする請求項１に記載のプレート型冷媒分
    流器。
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