JPH09217250A - 織布検反装置 - Google Patents

織布検反装置

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Publication number
JPH09217250A
JPH09217250A JP2284096A JP2284096A JPH09217250A JP H09217250 A JPH09217250 A JP H09217250A JP 2284096 A JP2284096 A JP 2284096A JP 2284096 A JP2284096 A JP 2284096A JP H09217250 A JPH09217250 A JP H09217250A
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JP
Japan
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light
woven fabric
photoelectric sensor
yarn
difference
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Application number
JP2284096A
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English (en)
Inventor
Masashi Toda
昌司 戸田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
    • G01N21/892Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
    • G01N21/898Irregularities in textured or patterned surfaces, e.g. textiles, wood
    • G01N21/8983Irregularities in textured or patterned surfaces, e.g. textiles, wood for testing textile webs, i.e. woven material
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • D03J1/007Fabric inspection on the loom and associated loom control

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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明光、風綿といった外乱の影響を排除して精
度の高い検反を行なえる織布検反装置を提供する。 【解決手段】検知範囲191は受光素子19上に結像さ
れる織布W上の範囲を表し、検知範囲201は受光素子
20上に結像される織布W上の範囲を表す。経糸Tの糸
配列方向の検知範囲191,201の幅は同じhであ
り、幅hは経糸Tの糸配列ピッチPの半分P/2よりも
小さくしてある。そして、両検知範囲191,201は
経糸Tの糸配列方向に糸配列ピッチPの半分だけずらし
てある。差演算回路30は両受光素子19,20から得
られる電気信号の差を演算して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織布の織り状態を
反映する光の受光量に応じた電気信号を出力する光電セ
ンサを用いて織布の欠点を検出する織布検反装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の織布検反装置が特開昭60−2
31850号公報に開示されている。光源から織布上に
投射された光の反射光は感光セルによって受光される。
光の経路上には光学レンズ系が設置されており、投射光
あるいは反射光の集光、平行化等の必要な光学的処理が
光学レンズ系によって行われる。感光セルは受光量に応
じた電気信号を出力し、この電気信号が評価ユニットで
評価される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受光量に応じて変換さ
れた電気信号の評価は一般的に電気信号の大きさと予め
設定された基準値との比較によって行われる。電気信号
の値が基準値以内であれば正常の評価が行われ、電気信
号の値が基準値を越えれば異常の評価が行われる。しか
しながら、検反装置以外の照明光の存在、あるいは風綿
の存在が前記電気信号を変化させる。このような電気信
号の変化は織布の織り状態を正しく反映せず、誤検反が
起きる。
【0004】本発明は、照明光、風綿といった外乱の影
響を排除して精度の高い検反を行える織布検反装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、織布上に検知範囲を持つ第1の光電センサと、
織布上に検知範囲を持つ第2の光電センサと、前記一対
の光電センサから得られる電気信号の差を演算する差演
算手段と、前記差演算手段の演算結果に基づいて欠点有
無の判定を行なう判定手段とを備えた織布検反装置を構
成し、第1の光電センサ及び第2の光電センサにおける
各検知範囲の織布に対する相対移動方向の幅を前記相対
移動方向の糸配列ピッチ以下の同一幅とし、前記糸配列
ピッチの半分又は糸配列ピッチの半分と糸配列ピッチの
整数倍との和だけ前記相対移動方向へ両検知範囲をずら
した。
【0006】請求項1の発明によれば、第1の光電セン
サの電気信号と第2の光電センサの電気信号との差が演
算され、判定手段がこの演算された差に基づいて欠点有
無の判定を行なう。前記差の演算は照明光、風綿といっ
た外乱の影響による電気信号の変化を排除する。各光電
センサの検知範囲の幅が糸配列ピッチ以下であるため、
検知範囲が糸の配列位置上にある場合に得られる電気信
号の値と、検知範囲が隣合う糸の配列位置の間にある場
合に得られる電気信号の値との差が最も大きくなる。従
って、糸配列ピッチの半分又は糸配列ピッチの半分と糸
配列ピッチの整数倍との和だけ前記相対移動方向へ両検
知範囲をずらすことによって前記電気信号値の差が最も
大きくなる。この差が大きいほど欠点有無の判定が正確
になる。
【0007】請求項2の発明では、前記一対の検知範囲
から反射する光を単一の光学系によって第1及び第2の
光電センサへ送るようにした。単一の光学系によって織
布上をスキャンする構成は最も簡素な機構となる。
【0008】請求項3の発明では、前記単一の光学系を
1つの結像レンズで構成し、この結像レンズによって前
記一対の検知範囲の一方の像を第1の光電センサ上に結
像すると共に、他方の像を第2の光電センサ上に結像す
るようにした。
【0009】各検知範囲内の織布上の像が単一の結像レ
ンズによって別々の光電センサ上に結像される。隣合う
像を単一の結像レンズで精度良く結像する場合には隣合
う像が近接している必要がある。最小の場合には一対の
検知範囲を糸配列ピッチの半分だけずらすような構成は
精度の良い結像をもたらす。
【0010】請求項4の発明では、前記一対の検知範囲
の一方から反射する光を第1の光学系によって第1の光
電センサへ送ると共に、他方から反射する光を第2の光
学系によって第2の光電センサへ送るようにした。
【0011】請求項4の発明によれば、織布上の各検知
範囲から反射散乱する光が別々の光学系によって集光さ
れて光電センサへ送られる。別々の光学系によって反射
散乱光を拾う構成では、単一の光学系によって反射光を
拾う場合に比べて光電センサにおける光ゲインが増加す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、織機上の織布検反装置に本
発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図6に基づ
いて説明する。
【0013】図1に示すように織布Wの上方にはレール
11が織布Wの織り幅方向、即ち緯糸Yの糸方向に配設
されている。レール11にはセンサヘッド12がガイド
体13を介して吊下支持されている。ガイド体13はレ
ール11に沿って移動できる。図2及び図3に示すよう
にセンサヘッド12には無端状ベルト14が結合されて
おり、無端状ベルト14はモータ15の駆動プーリ22
とガイドプーリ16とに掛け渡されている。無端状ベル
ト14はモータ15の往復駆動によって往復周回し、セ
ンサヘッド12がレール11に沿って往復動する。セン
サヘッド12は、反射鏡17、棒状の結像レンズ18、
第1の光学センサとなる受光素子19、第2の光学セン
サとなる受光素子20及び制御回路基板21を備えてい
る。
【0014】図2に示すように、ガイドプーリ16の近
傍には投光器23が設置されている。投光器23は、容
器24と、容器24の底部に取り付けられた投光素子2
5と、容器23の開口側に取り付けられたスリット板2
6と、投光素子25とスリット板26との間に介在され
た棒状の凸レンズ27とからなる。スリット板26には
スリット261が形成されている。投光素子25は凸レ
ンズ27の焦点上に位置しており、投光素子25から凸
レンズ27に投射された光は凸レンズ27を通って平行
光となる。図1の鎖線矢印は光の行路を表す。凸レンズ
27の光軸はスリット261の中央を通っている。凸レ
ンズ27を通って平行になった光の一部はスリット26
1を通過する。スリット板26は光の平行度を高めるた
めに凸レンズ27の周縁部を通過した光の通過を阻止す
る。
【0015】スリット261を通過した平行光の行路は
反射鏡17と交差する。反射鏡17に当たった平行光は
織布W上に向けて反射される。結像レンズ18は織布W
の上面の像を一対の受光素子19,20の受光面に一致
する平面上に結像する。受光素子19,20は、経糸T
の糸配列方向の幅が狭く、かつ経糸Tの糸方向へ長い形
状である。
【0016】図4の検知範囲191は結像レンズ18に
よって受光素子19上に結像される織布W上の範囲を表
し、検知範囲201は結像レンズ18によって受光素子
20上に結像される織布W上の範囲を表す。経糸Tの糸
配列方向の検知範囲191,201の幅は同じhであ
り、幅hは経糸Tの糸配列ピッチPの半分P/2よりも
小さくしてある。又、検知範囲191,201の経糸T
の糸方向の長さは同じであり、この長さは緯糸Yを例え
ば10本程度含むぐらいの長さにしてある。そして、両
検知範囲191,201は経糸Tの糸配列方向に糸配列
ピッチPの半分だけずらしてある。
【0017】図5の右向きの矢印Q1で囲まれた領域は
センサヘッド12の右方向への移動による織布W上にお
ける検知範囲191,201の走査範囲を表す。左向き
の矢印Q2で囲まれた領域はセンサヘッド12の左方向
への移動による織布W上における検知範囲191,20
1の走査範囲を表す。織布Wは矢印Rの方向に移動す
る。
【0018】受光素子19,20は受け取った光を電流
に変換する。この変換電流信号は受光量に応じた電気信
号になる。図5の回路は制御回路基板21上の回路構成
を表す。受光素子19は変換電流信号を電流−電圧変換
回路28に出力し、受光素子20は変換電流信号を電流
−電圧変換回路29に出力する。電流−電圧変換回路2
8,29は変換電流信号を電圧信号S1,S2に変換し
て差演算回路30に出力する。図6の波形S1は電流−
電圧変換回路28から出力される電圧信号を表し、波形
S2は電流−電圧変換回路29から出力される電圧信号
を表す。なお、電圧信号S1,S2の値の変動は、例え
ば出力電圧1ボルトに対して5ミリボルト程度という僅
かなものである。
【0019】差演算回路30は両電流−電圧変換回路2
8,29から入力する電圧信号S1,S2の値の差を演
算する。図6の波形ΔSは差演算回路30から出力され
る差信号を表す。差演算回路30は演算して得られた差
信号ΔSをバンドパスフィルタ31を経由して比較回路
32に出力する。バンドパスフィルタ31は差信号ΔS
の周波数近辺の周波数の信号以外の波形信号をカットす
る。
【0020】比較回路32は入力した差信号ΔSと基準
値設定回路33によって予め設定された基準値V(>
0)とを比較する。差信号ΔSの値が基準値Vを越える
と、比較回路32は図6に波形Hで示す信号を制御信号
発生回路34に出力する。制御信号発生回路34は波形
Hの立ち上がり部に対応して図6にパルス状波形で示す
制御信号Kをカウンタ35に出力する。カウンタ35は
基準クロック36から出力されるパルス信号の数に基づ
いて各制御信号K間の時間間隔txの計測を行なう。こ
の計測情報は比較回路37に送られる。
【0021】比較回路37は、基準値設定回路38によ
って予め設定された基準間隔〔to−Δt,to+Δ
t〕と計測された時間間隔txとの比較を行なう。tx
が〔to−Δt,to+Δt〕の範囲外にあれば、比較
回路37は出力回路39に対して欠点検出信号を出力す
る。txが〔to−Δt,to+Δt〕の範囲内にあれ
ば、比較回路37は出力回路39に対して欠点検出信号
を出力しない。出力回路39は、比較回路32、基準値
設定回路33、制御信号発生回路34、カウンタ35、
基準クロック36及び基準値設定回路38と共に判定手
段を構成する比較回路37から出力される欠点検出信号
の入力に応じて製織停止信号あるいは警報指令信号等の
出力を行なう。
【0022】センサヘッド12の移動速度をv、結像レ
ンズ18の倍率をmとすると、結像レンズ18によって
受光素子19,20の受光平面上に結合される像は速度
mvで移動する。経糸Tの糸配列ピッチPよりも小さい
幅hの検知範囲191,201は糸配列ピッチPの半分
P/2だけ経糸Tの配列方向にずらしてある。従って、
経糸Tの糸配列ピッチが常に所定の糸配列ピッチPに等
しいならば、制御信号Kの時間間隔txはP/mvにほ
ぼ等しい。P/mvは基準値toとして採用されてお
り、Δtは許容公差である。
【0023】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1)比較回路32、基準値設定回路33、制御信号発
生回路34、カウンタ35、基準クロック36、基準値
設定回路38及び比較回路37から構成される判定手段
は、差演算回路30によって演算された差ΔSに基づい
て欠点有無の判定を行なう。この差ΔSの演算は照明
光、風綿といった外乱の影響による電気信号の変化を排
除する。 (2)経糸Tは隣合う筬羽間に一定本数単位で通されて
いるが、例えばある筬羽間では経糸の通し本数が規定に
足りず、隣の筬羽間で経糸の通し本数が規定よりも多い
といった状況が生じることもある。このような状況が続
くと、いわゆる経筋が織布上に生じ、不良織布ができて
しまう。図6では織布Wの織幅方向の領域W1が経筋発
生による粗な部分を表し、領域W2が経筋発生による密
な部分を表す。受光素子19,20の検知範囲191,
201の経糸Tの糸配列方向の幅hは経糸Tの糸配列ピ
ッチP以下に設定してあり、両検知範囲191,201
は糸配列方向に糸配列ピッチPの半分P/2だけずらし
てある。各受光素子19,20の検知範囲191,20
1の幅が糸配列ピッチP以下であるため、検知範囲19
1,201の一方が経糸Tの配列位置上にある場合に得
られる電気信号の値と、他方が隣合う経糸Tの配列位置
の間にある場合に得られる電気信号の値との差が最も大
きくなる。従って、糸配列ピッチPの半分P/2だけ検
知範囲191,201の移動方向へ両検知範囲191,
201をずらすことによって電気信号S1,S2の値の
差ΔSが最も大きくなる。この差ΔSが大きいほど欠点
有無の判定が正確になる。 (3)一対の検知範囲191,201から反射する光を
単一の結像レンズ18からなる光学系によって第1及び
第2の光電センサとなる受光素子19,20へ送るよう
にしたが、このような単一の光学系によって織布W上を
スキャンする構成は最も簡素な機構となる。 (4)各検知範囲191,201内の織布W上の像が単
一の結像レンズ18によって別々の受光素子19,20
上に結像される。隣合う像を単一の結像レンズ18で精
度良く結像する場合には隣合う像が近接している必要が
ある。最小の場合には一対の検知範囲191,201を
糸配列ピッチPの半分だけという僅かな距離だけずらす
ような構成は精度の良い結像をもたらす。
【0024】次に、図7の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、検知範囲191,201
が糸配列ピッチPの半分と糸配列ピッチの整数倍との和
だけ経糸Tの糸配列方向にずらされている。この実施の
形態においても第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0025】次に、図8の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、投光器23がセンサヘッ
ド40に取り付けられており、光の経路が第1の実施の
形態に比して短く、かつ経路長一定である。従って、風
綿等による途中の減衰作用を受けることなく一定強度の
光を織布W上に投射することができる。
【0026】次に、図9の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第1及び第2の光電セン
サとしてイメージセンサ41が用いられる。イメージセ
ンサ41の全画素のうちの適当な個数の画素を用いて検
知範囲の大きさを選択できる。図示の場合には(n,m
1)で表す検知範囲が第1の実施の形態の検知範囲19
1に対応し、(n,m2)で表す検知範囲が第1の実施
の形態の検知範囲201に対応する。検知範囲(n,m
1)の変換電流は検知範囲制御回路42によって電流−
電圧変換回路28へ送られ、検知範囲(n,m2)の変
換電流は検知範囲制御回路42によって電流−電圧変換
回路29へ送られる。以後の信号処理は第1の実施の形
態と同じである。
【0027】なお、イメージセンサの画素の代わりに小
型のフォトダイオードあるいはフォトトランジスタを用
いることもできる。次に、図10及び図11の第5の実
施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部に
は同じ符号が付してある。
【0028】この実施の形態におけるセンサヘッド43
は3つの反射鏡44,45,46、一対の棒状の凸レン
ズ47,48及びスリット板49を備えている。スリッ
ト板49は織布Wに対して平行に配置されており、スリ
ット板49には一対のスリット491,492が形成さ
れている。スリット491,492は経糸Yの糸方向に
延びている。スリット491,492の経糸Tの糸配列
方向の幅は同じである。
【0029】投光器23から投射された平行光の行路は
反射鏡44と交差する。反射鏡44は織布Wの面に対し
て45°に傾いており、反射鏡44に当たった平行光は
スリット板49に向けて反射される。スリット板49に
向かった平行光は一対のスリット491,492を通過
する。スリット491,492を通過した2本の光は織
布Wに垂直に当たって反射散乱する。
【0030】凸レンズ47,48は反射鏡44からの反
射光の行路の左右両側に対称に配置されている。凸レン
ズ47,48の焦点は織布W上に設定されており、凸レ
ンズ47,48は織布Wからの反射光を平行光にする。
反射鏡45は凸レンズ47を出た平行光の行路上に配置
されており、反射鏡46は凸レンズ48を出た平行光の
行路上に配置されている。
【0031】センサヘッド43の走行方向の延長線上に
は受光器50が設置されている。受光器50は、容器5
1と、容器51の底部に取り付けられた第1の光電セン
サとなる受光素子52と、第2の光電センサとなる受光
素子53と、容器51の開口側に取り付けられた一対の
棒状の集光レンズ54,55と、受光素子52,53と
集光レンズ54,55との間に介在された抽出スリット
板56とからなる。抽出スリット板56には一対のスリ
ット561,562が形成されている。スリット561
は受光素子52に対置しており、スリット562は受光
素子53に対置している。集光レンズ54の焦点はスリ
ット561の中央にあり、集光レンズ55の焦点はスリ
ット562の中央にある。凸レンズ47の光軸と集光レ
ンズ54の光軸とは反射鏡45の反射面上で交差し、凸
レンズ48の光軸と集光レンズ55の光軸とは反射鏡4
6の反射面上で交差する。
【0032】反射鏡45から反射された平行光は集光レ
ンズ54に向かい、反射鏡46から反射された平行光は
集光レンズ55に向かう。集光レンズ54は反射鏡45
からの反射光をスリット561上に集光し、集光レンズ
55は反射鏡46からの反射光をスリット562上に集
光する。スリット561,562を通過した光は受光素
子52,53によって受光される。スリット561,5
62は外乱光を排除する機能を持つ。
【0033】図11に示す471は凸レンズ47による
織布W上の検知範囲を表し、481は凸レンズ48によ
る織布W上の検知範囲を表す。凸レンズ47は検知範囲
471から反射した散乱光の一部を平行光に集束し、凸
レンズ48は検知範囲481から反射した散乱光の一部
を平行光に集束する。経糸Tの糸配列方向の検知範囲4
71,481の幅hは経糸Tの糸配列ピッチP以下に設
定されている。両検知範囲471,481は、糸配列ピ
ッチPの半分P/2と糸配列ピッチPの整数倍との和だ
け経糸Tの糸配列方向へずらしてある。鎖線で示す位置
P1,P2は、スリット491,492を通過した光の
経路と織布Wとの交差中心、かつ凸レンズ47,48の
焦点中心である。検知範囲471からの反射散乱光は、
凸レンズ47、反射鏡45及び集光レンズ54からなる
第1の光学系によって受光素子52へ送られる。検知範
囲481からの反射散乱光は、凸レンズ48、反射鏡4
6及び集光レンズ55からなる第2の光学系によって受
光素子53へ送られる。受光素子52,53は受光量に
応じた電気信号を電流−電圧変換回路28,29へ送
る。
【0034】第5の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1)織布Wの表面は細かい凹凸になっており、織布W
からの反射光は散乱する。各検知範囲471,481か
ら反射散乱する光を凸レンズ47,48によって集める
ことによって得られる光ゲインは、第1の実施の形態の
場合に比して高くなる。しかも、経糸Tの糸配列方向の
検知範囲471,481の幅が糸配列ピッチP以下にし
てあるため、隣合う経糸配列位置の間の位置における反
射光から得られる信号値と経糸配列位置における反射光
から得られる信号値との差が第1の実施の形態の場合よ
りも大きくなる。このような差の大きさは図6の差信号
ΔSの振幅を大きくし、第1の実施の形態における基準
値Vの設定が容易となる。即ち、検反有無の判定の精度
が一層高くなる。
【0035】なお、第1の実施の形態では基準値設定回
路33によって設定される基準値Vを正としたが、差演
算回路30の演算結果はゼロ点ライン(即ち、波形ΔS
のグラフにおける横軸)に対して正負対称であるため、
V=0とすることができる。このようにすれば差信号Δ
Sの振幅変化による時間間隔txの変動を無くすことが
でき、検反精度が高くなる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、第1の
光電センサ及び第2の光電センサにおける各検知範囲の
織布に対する相対移動方向の幅を前記相対移動方向の糸
配列ピッチ以下の同一幅とし、前記糸配列ピッチの半分
又は糸配列ピッチの半分と糸配列ピッチの整数倍との和
だけ前記相対移動方向へ両検知範囲をずらし、両光電セ
ンサから得られる電気信号の差を演算して欠点有無の判
定に供するようにしたので、照明光、風綿といった外乱
の影響を排除して高精度の検反を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部省略正面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】織布上の検知範囲と制御回路との組み合わせ
図。
【図5】検知範囲の走査領域を示す平面図。
【図6】制御回路における信号処理を説明するグラフ。
【図7】第2の実施の形態を示す織布上の検知範囲と制
御回路との組み合わせ図。
【図8】第3の実施の形態を示す一部省略正面図。
【図9】第4の実施の形態を示す織布上の検知範囲と制
御回路との組み合わせ図。
【図10】第5の実施の形態を示す一部省略正面図。
【図11】織布上の検知範囲と制御回路との組み合わせ
図。
【符号の説明】
18…結像レンズ、19…第1の光学センサとなる受光
素子、20…第2の光学センサとなる受光素子、19
1,201…検知範囲、30…差演算手段となる差演算
回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布の織り状態を反映する光の受光量に応
    じた電気信号を出力する光電センサを用いて織布の欠点
    を検出する織布検反装置において、 織布上に検知範囲を持つ第1の光電センサと、 織布上に検知範囲を持つ第2の光電センサと、 前記一対の光電センサから得られる電気信号の差を演算
    する差演算手段と、 前記差演算手段の演算結果に基づいて欠点有無の判定を
    行なう判定手段とを備え、 第1の光電センサ及び第2の光電センサにおける各検知
    範囲の織布に対する相対移動方向の幅を前記相対移動方
    向の糸配列ピッチ以下の同一幅とし、前記糸配列ピッチ
    の半分又は糸配列ピッチの半分と糸配列ピッチの整数倍
    との和だけ前記相対移動方向へ両検知範囲をずらした織
    布検反装置。
  2. 【請求項2】前記一対の検知範囲から反射する光を単一
    の光学系によって第1及び第2の光電センサへ送るよう
    にした請求項1に記載の織布検反装置。
  3. 【請求項3】前記単一の光学系は1つの結像レンズであ
    り、結像レンズは、前記一対の検知範囲の一方の像を第
    1の光電センサ上に結像すると共に、他方の像を第2の
    光電センサ上に結像する請求項2に記載の織布検反装
    置。
  4. 【請求項4】前記一対の検知範囲の一方から反射する光
    を第1の光学系によって第1の光電センサへ送ると共
    に、他方から反射する光を第2の光学系によって第2の
    光電センサへ送るようにした請求項1に記載の織布検反
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109322029A (zh) * 2018-12-10 2019-02-12 杭州新天元织造有限公司 抗菌耐磨再生混纺纱线面料的纱线整经机及其控制方法

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CN109322029A (zh) * 2018-12-10 2019-02-12 杭州新天元织造有限公司 抗菌耐磨再生混纺纱线面料的纱线整经机及其控制方法

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