JPH09215829A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH09215829A
JPH09215829A JP8022572A JP2257296A JPH09215829A JP H09215829 A JPH09215829 A JP H09215829A JP 8022572 A JP8022572 A JP 8022572A JP 2257296 A JP2257296 A JP 2257296A JP H09215829 A JPH09215829 A JP H09215829A
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JP
Japan
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display
display change
symbol
pachinko machine
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Pending
Application number
JP8022572A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nakajima
正 中嶋
Shuichi Ebara
秀一 江原
Keiko Kuroiwa
恵子 黒岩
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間遊戯しても飽きがくることのないパチ
ンコ機。 【解決手段】 役物装置14の1回分の作動が終了した
ことを確認すると(ステップ170)、リーチフラッグ
2 、大当たりフラッグF1 を確認し(ステップ17
2、174)、外れリーチであったときには、カウンタ
Mの値を確認する(ステップ176)。カウンタMが
「3」未満のときには1を加算して(ステップ17
8)、カウンタMが「3」のときには「1」をセットし
て(ステップ184)、役物装置に新たな表示変化モー
ドを設定する(ステップ180、182)。これによ
り、パチンコ機は外れリーチが発生する毎に役物装置が
表示する図柄を変化させるパターンが変更され、新たな
機種で遊戯を開始したのと同じ楽しみを味わうことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体としてパ
チンコ球を用いる遊戯機であるパチンコ機に係り、詳細
には、遊戯に応じて図柄を変化させる役物装置を備えた
パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技装置には、遊技媒体としてパチンコ
球を用いた所謂パチンコ機が広く遊戯されている。この
パチンコ機は、パチンコ球を借り受け、このパチンコ球
を遊技盤上へ発射させ、このパチンコ球が所定の入賞口
に入賞することにより賞球が得られる。
【0003】ところで、パチンコ機には、役物装置を備
えたものがある。この役物装置は、複数の図柄(例えば
左側、中央及び右側の3列)を表示する表示器が設けら
れており、遊戯盤上の所定の始動口にパチンコ球が入る
ことにより、役物装置が作動して表示器に表示している
複数の図柄をそれそれ変化させる。また、パチンコ機で
は、役物装置の表示器に表示した図柄の変化が停止した
ときに、同一の図柄が表示されることにより大当たりと
なり、遊戯盤上に設けている大入賞口を開いて短時間に
多くの賞球が得られるようになっている。。
【0004】このようなパチンコ機では、パチンコ球を
用いた遊戯の楽しみに加えて、役物装置に表示される図
柄の変化及び役物装置に表示した図柄に応じた大きな賞
球と言う楽しみがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じ機
種(種類)のパチンコ機では、役物装置が作動したとき
の図柄が変化するパターンが同じとなっている。このた
め、毎回同じ機種で遊技したり、同じ機種で長時間遊技
すると飽きが来てしまい、遊技の楽しみを向上させたパ
チンコ機であっても、遊戯の楽しみが徐々に薄れてしま
うことがある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、役物装置を備えたパチンコ機において、同じ機種
で遊技したときに楽しみが薄れてしまうのを防止するた
めのパチンコ機を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
遊戯盤上へ打ち出したパチンコ球が所定の入賞口に入賞
することにより賞球を行うパチンコ機であって、前記パ
チンコ球が前記遊戯盤上に設けられた始動口に入賞する
ことにより作動して表示器に表示している図柄群のそれ
ぞれを設定されている表示変化モードに基づいて変化さ
せて順次停止させるときに、所定個数の図柄が一致した
ときにリーチ動作を行いながら残りの図柄の変化を停止
させ、停止図柄が一致したときに大当たり動作を行う役
物装置と、前記表示器に表示する図柄の表示変化モード
を複数パターン記憶した記憶手段と、前記役物装置が所
定状態となったときにに前記記憶手段に記憶している複
数パターンの表示変化モードから新たな表示変化パター
ンを選択して前記役物装置を作動するときの表示変化モ
ードとして設定するモード変更手段と、を含むことを特
徴とする。
【0008】この発明によれば、パチンコ球が始動口に
入賞すると、役物装置は、設定されている表示変化モー
ドに基づいて作動して、表示器に表示している図柄を変
化させる。このとき、役物装置が所定状態となると、モ
ード変更手段が新たな表示変化モードを選択して設定
し、次に役物装置が作動するときに、新たな表示変化モ
ードに基づいて表示器に表示する図柄を変化させる。
【0009】このようにして表示変化モードが変更され
ると、異なった機種のパチンコ機で遊戯を開始したのと
同じ気分で遊戯することができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
パチンコ機であって、前記モード変更手段が、前記役物
装置の表示変化モードとして既に設定されている表示変
化モードを除いて選択することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、モード変更手段が作動
したのにも拘らず、役物装置が同じ変化モードで作動す
ることがなく、役物装置の同じ表示変化モードでの作動
が連続することによる図柄の変化に飽きが来るのを防止
することができ、長時間にわたって遊戯を楽しむことが
できる。
【0012】請求項3に係る発明は、前記モード変更手
段が、リーチ動作が終了したときに、新たな表示変化モ
ードを選択することを特徴とする。
【0013】この発明では、役物装置のリーチ動作が終
了する毎に表示変更モードを選択する。
【0014】請求項4に係る発明は、前記モード変更手
段が、リーチ動作が終了し、かつ大当たり動作を行わな
かったときに新たな表示変化モードを選択することを特
徴とする。
【0015】この発明では、リーチ動作を行ったにも拘
らず大当たりが発生しなかた所謂外れリーチが発生した
ときに新たな表示変化モードを選択する。
【0016】また、請求項5に係る発明では、前記モー
ド変更手段が、大当たり動作が終了したときに新たな表
示変化モードを選択することを特徴とする。
【0017】この発明では、大当たりとなったときに新
たな表示変化モードを選択して設定している。
【0018】このように役物装置の所定の状態に応じて
表示変化モードを新たに設定することにより、記憶手段
に記憶している複数の表示変化モードのそれぞれを略同
じように使用して役物装置を作動させることができる。
特に外れリーチや大当たりが発生したときに、新たに表
示変化モードを選択することにより、外れリーチや大当
たりが発生したあとに、異なる機種で遊戯を開始したの
と同じ気分を味わうことができる。また、次にどのよう
な表示変化モードとなるかを期待する楽しみも増える。
【0019】請求項6に係る発明は、前記記憶手段が、
前記表示変化モードの一つとして、既に表示している図
柄を消去と新たな図柄の表示を略同時に行うパターンを
含むことを特徴とする。
【0020】また、請求項7に係る発明は、前記記憶手
段が、前記表示変化モードの一つとして、既に表示して
いる図柄を所定方向へ徐々に移動させながら、次の図柄
が徐々に移動しながら現れるパターンを含むことを特徴
とする。
【0021】さらに、請求項8に係る発明は、前記記憶
手段が、前記表示変化モードの一つとして、既に表示し
ている図柄を所定方向へ移動させながら消去することに
より新たな図柄が現れるパターンを含むことを特徴とす
る。
【0022】請求項6に記載の発明では、表示変化モー
ドとして既に表示している図柄を消すと共に新たな図柄
を表示する所謂切替え方式を含んでいる。
【0023】請求項7に記載の発明では、既に表示して
いる図柄を横又は縦方向に移動させると共に、次に表示
する画像を反対方向から移動させる所謂スクロール方式
を表示変化モードに含んでいる。
【0024】請求項8に記載の発明では、既に表示して
いる図柄を横又は縦方向へ移動させることにより、次の
図柄が現れる所謂トランプめくり方式を表示変化モード
に含んでいる。
【0025】このような従来は別々の機種に用いられて
いる種々の表示変化モードを、本発明のパチンコ機に用
いることにより、表示変化モードが変わったときに、全
く別の機種のパチンコ機で遊戯しているのと同様に新た
な気分で遊戯を開始することができ、本発明のパチンコ
機で、長時間又は頻繁に遊戯しても、飽きがくることが
なく、長時間又は長期にわたって遊戯を楽しむことがで
きる。また、表示変化モードとしては、同じ方式で図柄
を変化させるときに、表示する図柄を全く変えるもので
あってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1には、本発明の実施の形態に
適用したパチンコ機10の遊戯盤12を示している。パ
チンコ機10の遊戯盤12には、その中央部に役物装置
14が配置されている。この役物装置14の下方には、
始動口16(本実施の形態では一例として2個)が設け
られ、始動口16の下方には、大入賞口18が設けられ
ている。また、遊戯盤12上には、風車20、通常入賞
口22等が適宜配置され、さらに、遊戯盤12の下端部
にはアウト口24が設けられている。
【0027】なお、パチンコ機10に設けている遊戯盤
12は、一例を示すものであり、本発明の構成を限定す
るものではない。本発明を適用するパチンコ機10とし
ては、役物装置14を備えたものであればよい。例え
ば、始動口16は、1個であってもよく、また、所定の
スタートチェッカーに連動して開く所謂電動チューリッ
プであってもよい。
【0028】パチンコ機10では、遊技球であるパチン
コ球26を図示しない発射装置によって発射し、外バン
ド28と内バンド30とによって形成された発射通路3
2を通過させて遊戯盤12の上部へ打ち出す。遊戯盤1
2上部に打ち出されたパチンコ球26は、遊戯盤12上
を跳ね回りながら落下し始動口16又は通常入賞口22
に入って入賞するか、アウト口24に回収される。パチ
ンコ機10は、始動口16、通常入賞口22ないし大入
賞口18にパチンコ球26が入り入賞することにより、
所定数の賞球を行うようになっている。
【0029】このパチンコ機10の役物装置14には、
表示器34が設けられている。この表示機34は、CR
Tや液晶パネル等の複数の図柄を同時に表示できる種々
の画像表示手段を用いることができる。
【0030】この役物装置14の表示器34は、一例と
して左側(表示エリア70A)と中央(表示エリア70
B)と右側(表示エリア70C)との3個の表示エリア
のそれぞれに別々の図柄を表示できるようになってい
る。この役物装置14は、始動口16にパチンコ球26
が入賞すると、各表示エリア70A〜70Cの図柄をそ
れぞれ変化させて順に新たな図柄を表示し、それぞれ所
定の停止図柄で図柄の変化を停止する。また、パチンコ
機10では、表示器34の各表示エリア70A〜70C
の停止図柄が一致したときに大入賞口18を開放する所
謂大当たりとなる。すなわち、役物装置14を備えたパ
チンコ機10では、大当たりが発生することにより、多
数の賞球を獲得できる。
【0031】図2には、パチンコ機10内に設けられて
いる制御部36の概略構成を示している。パチンコ機1
0の制御部36には、CPU38、ROM40、RAM
42及び入出力ポート44等がバス46によって接続さ
れて構成されているマイクロコンピュータ(以下「マイ
コン48」と言う)を備えている。このマイコン48の
入出力ポート44には、役物装置14の役物コントロー
ラ50、遊技状況に応じた効果音を発生させる音響装置
52、遊技状況に応じて遊戯盤12の周囲に設けられて
いる図示しないランプを点滅させるランプ装置54及び
入賞球に応じた賞球を行う賞球装置56等が、図示しな
いインターフェイスを介して接続されている。
【0032】また、マイコン48の入出力ポート44に
は、通常入賞口22及び大入賞口18に入賞したパチン
コ球26を検出する入賞検出センサ58、60と共に、
始動口16に入賞したパチンコ球を検出する始動検出セ
ンサ62が、図示しないドライバを介して接続されてい
る。マイコン46は、入賞検出センサ58、60ないし
始動検出センサ62が入賞球を検出すると、賞球装置5
6を作動させて入賞球数に応じた賞球を行う。
【0033】また、マイコン48は、始動検出センサ6
2が始動口16に入賞したパチンコ球26を検出する
と、各表示エリア70A〜70Cの停止図柄を指定して
役物装置14を作動させる。役物装置14は、例えば表
示エリア70A(左側)と表示エリア70B(中央)の
図柄の変化を指定された停止図柄で停止させた後、表示
エリア70C(右側)の図柄の変化を指定された停止図
柄で停止させる。
【0034】マイコン48の入出力ポート44には、大
入賞口18を開閉するソレノイド64が図示しないドラ
イバを介して接続されている。マイコン48は、大当た
りが発生すると、開閉ソレノイド64を作動させて、大
入賞口18を開放するなどの所定の大当たり動作を行
う。なお、役物装置14には、保留ランプ66が設けら
れており、役物装置14の作動中に、始動口16に新た
なパチンコ球26が入賞すると保留ランプ66を点灯さ
せて、役物装置14を作動させる権利を保留しているこ
とを明示し、この後、役物装置14の作動が停止する毎
に点灯している保留ランプ66を一つ消灯させて、新た
に作動して表示器34の表示を変化させる。本実施の形
態では、一例として4回分の権利を保留できるようにし
て、4個の保留ランプ66A〜66Dを設けている。
【0035】すなわち、マイコン48は、始動口16に
パチンコ球26が入賞したことを検出すると、予め設定
されている数列を読み込むか乱数を発生させるなどし
て、停止図柄を決定し、決定した停止図柄に応じたデー
タを役物コントローラ50へ出力する。役物装置14
は、このデータに基づいて作動して決定した図柄を表示
器34に表示して作動を終了するようになっている。な
お、停止図柄は、外れリーチ及び大当たりがそれぞれ一
定の確率で発生するように設定されている。
【0036】ところで、パチンコ機10では、制御部3
6のマイコン48が役物装置14の表示器34に表示す
る図柄を変化させるときのパターン(表示変化モード)
を複数記憶している(例えばROM40に記憶)。マイ
コン48は、所定のタイミングで記憶している複数の表
示変化モードを選択して、選択した表示変化モードで表
示器34に表示している図柄を変化させるためのデータ
を役物コントローラ50へ出力する。役物コントローラ
50は、マイコン48から出力されたデータを読み込む
と、このデータに基づいた表示変化モードで表示器34
に表示する図柄を変化させる。
【0037】図3乃至図5には、マイコン48に記憶さ
せているそれぞれの表示変化モードの図柄を変化させる
ときのパターンを示している。なお、以下の説明では、
図柄の一例として数字(算用数字)を用いて説明する
が、表示器34に表示する図柄はこれに限るものではな
い。
【0038】図3(A)乃至図3(D)には、第1の表
示変化モード(以下「第1モード」と言う)を示してい
る。この第1モードでは、図3(D)に示すように、そ
れぞれの表示エリア70A〜70Cに表示している図柄
を消すと共に次の図柄を切り換え(図3(D)中の矢印
方向に切り換え)て表示する所謂切替え方式となってい
る。
【0039】すなわち、図6(A)のフローチャートに
示すように、第1モードの切替え方式では、最初のステ
ップ100で、図柄を変化させるときの基準となるベー
スタイマBT をリセット/スタートさせる。次のステッ
プ102では、ベースタイマBT による計測時間Tが表
示の切替え時間T1 を超えたか否かを確認し、ベースタ
イマBT の計測時間Tが、切替え時間T1 を越えたとき
(ステップ102で肯定判定)には、ステップ104へ
移行し、先に表示している図柄に替えて次の図柄を表示
して、ベースタイマBT をクリアする(ステップ10
6)。これを繰り返すことにより、例えば図柄を切替え
時間T1 の間隔で「7」から「8」、「8」から「9」
へと順に切り換えることができる(図3(D)参照)。
また、切替え時間T1 を変更することにより、図柄を変
化させる間隔を変更することができる。
【0040】役物装置14は、第1モードに設定された
状態で作動すると、図3(A)に示すように、各表示エ
リア70A〜70Cの図柄を切り替えて変化させる。こ
の後、表示エリア70Aと表示エリア70Bの変化を停
止させ、最後に表示エリア70Cの図柄の変化を停止さ
せる。
【0041】ここで、図3(B)に示すように、表示エ
リア70Aと表示エリア70Bの停止図柄が一致したと
きには、所謂リーチ動作を行いながら、表示エリア70
Cの図柄の変化を停止させる。
【0042】第1モードでのリーチ動作としては、通常
(非リーチ状態)での表示変化の停止と同じように表示
エリア70Cの表示変化を停止させるパターンに加え
て、図柄の表示変化のタイミング、すなわち切替え時間
1 を変化させながら停止させるパターン、一旦任意の
図柄で表示変化を停止させた後再度表示を変化させて所
定の図柄で停止させるパターン及び一旦任意の図柄で表
示変化を停止させた後数コマ分(数図柄分)変化させて
停止させるパターンなどの種々のパターンを設定するこ
とができる。なお、リーチ動作の一つとして、各表示エ
リア70A〜70Cの表示が変化しているときに一致し
た図柄を表示させ、この後、各表示エリア70A〜70
Cの図柄を略同じタイミングで変化させながら所定の停
止図柄で停止させるパターンを用いてもよい。
【0043】マイコン48は、各表示エリア70A〜7
0Cに表示する図柄(停止図柄)を決定したときに、先
に図柄の変化を停止させる表示エリア70Aと表示エリ
ア70Bの図柄が一致しているか否かからリーチ状態か
否かを確認し、リーチ状態であったときには、次にリー
チパターンを決定する。役物装置14は、マイコン48
の決定した図柄及びリーチモードで作動し、各表示エリ
ア70A〜70Cの停止図柄が一致(図3(C)参照)
した後に、大当たり動作に入る。
【0044】図4(A)及び図4(B)には、第2の表
示変化モード(以下「第2モード」と言う)を示してい
る。
【0045】図4(A)に示すように、第2モードで
は、先に表示している図柄が徐々に下方へ移動しなが
ら、次に表示する図柄が上方から徐々に移動して現れる
ようにした所謂スクロール(縦スクロール)方式で、表
示エリア70に表示する図柄を変化させる。
【0046】すなわち、図4(B)に示すように、第2
モードの縦スクロール方式では、先に表示している図柄
を1ラインずつ下方へ移動させた状態で表示しながら、
この図柄の上部から次の図柄の下端部を1ラインずつ表
示させる。これにより、表示エリア70A〜70Cに表
示される図柄があたかもスクロールして現れるように変
化させることができる。
【0047】図6(B)には、第2モードのスクロール
方式により図柄を変化させるためのフローチャートの一
例を示している。このフローチャートの最初のステップ
110では、ベースタイマBT をリセット/スタートさ
せ、次のステップ112では、ベースタイマBT の計測
時間Tが所定の移動時間T2 に達したか否かを判定す
る。ここで読み込んだベースタイマBT の計測時間が予
め設定した1ライン分の移動時間T2 となると(ステッ
プ112で肯定判定)、次のステップ114では、現在
表示している図柄を1ライン分下方へ移動させて、この
図柄の上方に新たな図柄の下端部を1ライン分表示す
る。これと共に、ステップ116では、ベースタイマB
T をクリアする。
【0048】これにより図4(B)の1矢印分ずつ図柄
を変化させることができ、このフローチャートを繰り返
して先に表示している図柄を下方へ移動させながら次の
図柄を上方から下方へ移動させることにより、所定の図
柄を順に表示させることができる。また、移動時間T2
を変化させることにより、図柄がスクロールする時間を
変化させることができる。
【0049】この第2モードのリーチパターンとして
は、通常のタイミングで停止させるパターンに加えて、
任意の図柄を表示した状態で一旦表示変化を停止させた
後に再スクロールさせて所定の図柄で停止させるパター
ン及び任意の図柄で一旦停止させた後に高速でスクロー
ルさせて所定の図柄で停止させるパターンが設定されて
いる。これらのリーチパターンは、スクロール中に移動
時間T2 を変更することにより達成できる。また、リー
チパターンとしては、第1モードと同様にスクロール途
中で、各表示エリア70A〜70Cの図柄を一致させ、
この後、それぞれの図柄を略同じタイミングで変化させ
ながら停止図柄で停止させるように設定してもよい。
【0050】図5(A)及び図5(B)には、第3の表
示変化パターン(以下「第3モード」と言う)を示して
いる。
【0051】図5(A)に示すように、第3モードで
は、先に表示している図柄を徐々に下方へ移動させるこ
とにより、移動させた図柄の影から次第に次の図柄が現
れるようにして表示を変化させる所謂トランプめくり方
式となっている。
【0052】すなわち、図5(B)に示すように、第3
モードのトランプめくり方式では、先に表示している図
柄を1ラインずつ下方へ移動させた状態で表示しなが
ら、次の図柄が上部から徐々に現れるように表示させる
(図5(B)に示す矢印に沿って変化させる)。これに
より、あたかも先に表示している図柄をめくることによ
り次の図柄が現れるように図柄を変化させることができ
る。
【0053】図6(C)には、第3モードであるトラン
プめくり方式によって図柄を変化させるフローチャート
の一例を示している。このフローチャートでは、最初の
ステップ120でベースタイマBT をリセット/スター
トさせると、次のステップ122では、ベースタイマB
T の計測時間Tが、所定の移動時間T3 に達したか否か
の確認を行う。ここで、ベースタイマBT の計測時間T
が、移動時間T3 に達する(ステップ122で肯定判
定)と、次のステップ124では、現在表示している図
柄を1ライン分下方へ移動させる。これに伴い、次の図
柄をその上部から表示する。また、ステップ126で
は、ベースタイマBT をクリアする。
【0054】これにより、図5(B)の1矢印分だけ表
示エリア70A〜70Cの表示を変化させることがで
き、このフローチャートを繰り返し実行することによ
り、先に表示している図柄を移動時間T3 の間隔で下方
へ移動させながら徐々に消して、新たな図柄をその上部
から徐々に表示させることができる。このトランプめく
り方式においても、移動時間T3 を変更することによ
り、図柄を変化させる速度、すなわち図柄をめくる速度
を変えることができる。
【0055】この第3モードのリーチパターンとして
は、通常のタイミングで停止させるパターンに加えて、
任意の図柄を表示した状態で一旦表示変化を停止させた
後に再スクロールさせて所定の図柄で停止させるパター
ン及び図柄を半めくり状態にして停止させた後、完全に
めくるか戻すかして所定の図柄を表示させるパターンが
設定されている。また、図5(C)に示すように、第3
モードにおけるリーチパターンの一つとして、任意の図
柄を表示した状態で一旦変化を停止し、この後、表示し
た図柄を、その縦方向に沿った中心線を回転軸としてあ
たかも図柄が回転しているように(例えば右回りの回
転)変化させ、所定の図柄で回転を停止させるパターン
を設定するこももできる。
【0056】マイコン48は、役物装置14の表示器3
4の停止図柄を決定したときに、表示エリア70Aと表
示エリア70Bとの停止図柄が一致しているリーチ状態
となっているときには、次にリーチパターンを決定す
る。マイコン48は、決定したリーチパターンを役物コ
ントローラ50に出力する。役物コントローラ50は、
マイコン48によって設定されたリーチパターンに基づ
いて表示器34の表示を変化させる。
【0057】パチンコ機10のマイコン48は、役物装
置14がリーチ状態で図柄の変化を停止したときに、3
つの図柄が一致しなかったとき(外れリーチであったと
き)には、次に役物装置14が作動するときの表示変化
モードを新たに選択して役物コントローラ50へ出力す
る。これにより、役物コントローラ50は、外れリーチ
が終了すると、マイコン48から新たに選択された表示
変化モードに基づいて、表示器34に表示する図柄を変
化させる。すなわち、パチンコ機10は、外れリーチが
終了する毎に、表示変化モードを変更する。なお、図柄
の変化は、パチンコ機10の電源をオンさせたとき(動
作を開始させたとき)に予め第1モードに設定し、この
第1モードから第2モード、第3モードの順に変更され
てから第1モードに戻るように設定される。
【0058】以下に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。役物装置14が設けられているパチンコ機10で遊
戯する遊戯者は、図示しない発射装置によってパチンコ
球26を遊戯盤12上へ打ち出して遊戯する。遊戯盤1
2上へ打ち出されたパチンコ球26は、遊戯盤12に設
けている通常入賞口22や始動口16に入賞するか、ア
ウト口24に回収される。一方、パチンコ球26が通常
入賞口22か始動口16に入賞したり、大当たりが発生
して大入賞口18が開いて、この大入賞口18に入賞す
ると、パチンコ機10では、賞球装置56が作動して賞
球が行われる。
【0059】ところで、パチンコ機10では、始動口1
6に入賞すると役物装置14を作動させる権利が発生
し、この権利に基づいて役物装置14が作動する。前記
した如く、この権利は4回分まで保留できるようになっ
ている。
【0060】図7には、役物装置14の作動の権利をカ
ウントするフローチャートを示している。このフローチ
ャートは、始動検出センサ62が始動口16に入賞した
パチンコ球26を検出する毎に実行される。最初のステ
ップ130では、始動検出センサ62が、始動口16に
入賞したパチンコ球26を検出したか否かを確認し、始
動口16に入賞したパチンコ球26を検出する(肯定判
定)と、次のステップ132へ移行する。
【0061】ステップ132では、保留権利数Nが所定
数に達しているか否かの確認を行う。なお、保留権利数
Nは、パチンコ機10が電源をオンされたときにリセッ
ト(N=0)されており、4回分まで権利を保留できる
ようになっており、保留権利数Nに応じて役物装置14
に設けられている保留ランプ66が点灯している。本実
施の形態では、4回まで権利を保留できるので、このス
テップでは、保留権利数Nが4未満であるか否かを確認
し、保留権利数Nが4に達しているとき(ステップ13
2で否定判定)には、このフローチャートを終了する。
【0062】これに対して、保留権利数Nが4未満であ
ったとき(ステップ132で肯定判定)には、ステップ
134へ移行して、保留権利数Nに1を加算すると共
に、次に表示器34の各表示エリア70A〜70Cの停
止図柄を決定するためのデータを読み込む(ステップ1
36)。この停止図柄の決定は、予め設定された周期的
に変化する数列や、マイコン48で発生させた乱数を用
いることができ、これらを停止図柄を決定するためのデ
ータとして読み込む。この後、読み込んだデータに基づ
いて停止図柄を決定すると、所定のメモリ(例えばRA
M42)に記憶する(ステップ138)。このメモリに
記憶された停止図柄に関するでデータは、今回発生した
権利を行使するとき、すなわち、今回発生した権利によ
って役物装置14を作動させるときに読み出される。
【0063】一方、パチンコ機10では、役物装置14
を作動させる権利が発生すると、この権利を行使して役
物装置14を作動させる。図8には、役物装置14を作
動させる権利を行使するときのフローチャートを示して
いる。
【0064】このフローチャートの最初のステップ14
0では、保留権利数Nが0か否かの確認を行い、N=0
でないとき(1≦N≦4;肯定判定)には、次のステッ
プ142へ移行する。なお、保留権利数Nが「0」であ
ったとき(スキッド140で否定判定)には、権利が発
生していないので、このフローチャートを終了する。
【0065】ステップ142では、保留権利数Nから1
を減算し(N←N−1)、次に保留されている権利のう
ちで最初に得た権利に対して決定した停止図柄のデータ
を前記したメモリから読みだす(ステップ144)。な
お、保留権利数Nから1を引くことにより、保留ランプ
66も一つ消灯する。
【0066】次のステップ146では、読みだしたデー
タから表示器34に表示する停止図柄が一致する大当た
りであるか否かを確認する。ここで、表示器34に表示
する3つの図柄が一致する大当たりであったとき(ステ
ップ146で肯定判定)には、ステップ148へ移行す
る。
【0067】ステップ148では、大当たりの発生を示
す大当たりフラッグF1 をセット(F1 =1)すると共
に、次にリーチフラッグF2 をセット(F2 =1)し
(ステップ150)、停止図柄及びリーチパターンを決
定してセットする(ステップ152)。なお、大当たり
フラッグF1 及びリーチフラッグF2 は予めリセット
(F1 =0、F2 =0)されている。
【0068】また、ステップ146で否定判定された場
合、すなわち、表示器34に表示する3つの停止図柄の
うちの少なくとも1つが異なる非大当たりであったとき
には、ステップ154へ移行して表示器34の表示エリ
ア70Aの停止図柄と表示エリア70Bの停止図柄が一
致したリーチ図柄(リーチ状態)であるか否かを確認す
る。表示エリア70Aと表示エリア70Bの停止図柄が
一致しているとき(ステップ154で肯定判定)には、
ステップ156へ移行してリーチフラッグF2のみをセ
ットした後、ステップ158で、外れリーチ用の停止図
柄とリーチパターンをセットする。なお、ステップ15
4で否定判定されたときには、ステップ160へ移行し
て、外れ用の停止図柄をセットする。
【0069】このようにして決定した図柄及びリーチパ
ターンは、マイコン48から役物装置14の役物コント
ローラ50へ出力される。
【0070】一方、役物装置14の役物コントローラ5
0は、停止図柄当がセットされると作動を開始して、予
め設定されている図柄変化モードに基づいて表示器34
の各表示エリア70A〜70Cに表示している図柄を変
化させ、順にセットされた停止図柄で表示の変化を停止
する。このとき、役物コントローラ50は、リーチフラ
ッグF2 がセットされ、リーチパターンがセットされて
いると、このリーチパターンに基づいたリーチ動作を行
う。さらに、役物コントローラ50は、大当たりフラッ
グF1 がセットされていると、表示器34の各表示エリ
ア70A〜70Cの停止図柄が一致したときに大当たり
開始を指示する信号を出力する。
【0071】マイコン48は、大当たり動作を開始する
信号を受けるとソレノイド64を作動させる。これによ
り、パチンコ機10は、所定の大当たり状態となる。
【0072】ところで、パチンコ機10では、役物装置
14の外れリーチ動作が終了する毎に、表示器34に表
示している図柄を変化させるときの表示変化モードを変
えるようになっている。図9には、表示変化モードを変
更するためのフローチャートの一例を示している。な
お、マイコン48は、このフローチャートの実行に先立
って、パチンコ機10の電源がオンされたときに、表示
変化モードを示すカウンタMを「1」にセットする。こ
のカウンタMは、「1」のときに第1モードが選択され
ており、「2」又は「3」のときにそれぞれ第2モード
又は第3モードが選択されていることを示す。パチンコ
機10では一例として最初に第1モードで役物装置14
を作動させるようにしている。
【0073】このフローチャートの最初のステップ17
0では、役物装置14の1回分の作動が終了したかを確
認する。ここで、役物装置14の作動が終了して、表示
器34の各表示エリア70A〜70Cが所定の停止図柄
で停止すると、このステップ170で肯定判定して、ス
テップ172へ移行する。
【0074】ステップ172では、リーチフラッグF2
がセットされているか否かの確認を行う。また、ステッ
プ174では、大当たりフラッグF1 がセットされてい
るか否かの確認を行う。ここで、リーチフラッグF2
セット(F2 =1;ステップ172で肯定判定)であ
り、かつ大当たりフラッグF1 がリセット(F1 =0;
ステップ174で否定判定)であるとき、すなわち、役
物装置14の動作が外れリーチであったときにはステッ
プ176へ移行する。
【0075】このステップ176では、動作モードを示
すカウンタMの値を確認する。ステップ176では、カ
ウンタMが3未満であるか否かを確認する。
【0076】ここで、カウンタMが「1」又は「2」と
なっているとき(ステップ176で肯定判定)には、ス
テップ178へ移行しカウンタMに1を加算する。次の
ステップ180では、このカウンタMに対応する表示変
化モードに設定するためのデータを読み出して、役物コ
ントローラ50へ出力する(ステップ182)。これに
より、役物コントローラ50は、表示器34に表示する
図柄を変化させる表示変化モードが、第1モードから第
2モード又は第2モードから第3モードに変更される。
【0077】一方、カウンタMが既に「3」となってい
るとき(ステップ176で否定判定)には、ステップ1
84へ移行して、カウンタMをクリアすると共に「1」
をセットし、ステップ180へ移行する。これにより、
役物コントローラ50は、表示器34に表示する図柄を
変化させるモードを第3モードから第1モードに変更さ
れる。
【0078】このフローチャートは、ステップ186
で、リーチフラッグF2 及び大当たりフラッグF1 等を
リセット(F1 =0、F2 =0・・・)した後に終了す
る。なお、役物装置14が非リーチ状態であったとき
(ステップ172で否定判定)や大当たりが発生したと
き(ステップ174で肯定判定)したときには、ステッ
プ172又はステップ174からステップ186へ移行
する。
【0079】このように、パチンコ機10では、役物装
置14は、外れリーチ動作が終了する毎に、表示器34
に表示する図柄を変化させるパターンを変更し、次から
は全く異なるパターンで表示器34に表示する図柄を変
化させる。すなわち、図10に示すように、パチンコ機
10は、役物装置14の表示器34に表示する図柄を変
化させるパターンが、第1モードに設定されていると、
役物装置14の外れリーチ動作が終了する毎に、第2モ
ード、第3モードに切り替わり、第3モードで外れリー
チが発生すると、再度、第1モードに切り替わる。
【0080】これにより、パチンコ機10で遊戯してい
る遊戯者は、外れリーチが発生する毎に、表示器34に
表示している図柄を変化させるモードが切り替わるた
め、外れリーチが発生する毎に異なる機種で遊戯を開始
したのと同じように、新たに表示の変化を楽しむことが
できる。特に、外れリーチの後に、表示変化モードを変
更しているため、新たな気分で遊戯を開始することがで
きる。また、予め設定されている確率で発生する外れリ
ーチの後に、表示器34に表示する図柄を変化させるモ
ードを変更することにより、それぞれの表示変化モード
が同じ確率で選択され、複数の機種で順に遊戯している
のと同じ気分で遊戯を楽しむことができる。 [第2の実施の形態]次に本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。なお、第2の実施の形態での基本的構
成は、前記した第1の実施の形態と同一であり、同一の
部品には、同一の符号を付与してその説明を省略してい
る。
【0081】前記した第1の実施の形態において、役物
装置14の外れリーチが発生する毎に、表示変化モード
を変更していたのに対して、第2の実施の形態では、大
当たりが発生する毎に、表示変化モードを変更するよう
にしている。以下、第2の実施の形態を図11に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。このフローチャ
ートは、前記した第1の実施の形態の図9のフローチャ
ートに代えて第2の実施の形態で用いている。
【0082】第2の実施の形態では、ステップ170
で、役物装置14の作動が終了して所定の停止図柄を表
示したことを確認すると、ステップ190へ移行する。
このステップ190では、大当たりフラッグF1 がセッ
トされているか否かを確認している。すなわち、役物装
置14が大当たり図柄を表示し、パチンコ機10の大当
たり動作が終了したか否かを確認している。
【0083】このステップ190で肯定判定すると、前
記したステップ176以降を実行して、役物装置14の
表示変化モードを変更する。すなわち、図12に示すよ
うに、第2の実施の形態では、外れリーチが終了した後
は、表示器34に表示する図柄を変化させるモードを変
更せずに、大当たりが発生した後に、役物装置14が新
たなモードに基づいて作動するようにしている。
【0084】このように、大当たりが発生する毎に、表
示器34に表示した図柄を変化させるモードを切り換え
ることにより、大当たりが終了する毎に、別の機種のパ
チンコ機で遊戯するのと同等の楽しみを味わうことがで
きる。また、大当たりは、予め設定されている確率で発
生するため、複数の表示変化モードが略均等に設定され
る。 [第3の実施の形態]次に本発明の第3の実施の形態に
ついて説明する。なお、第3の実施の形態での基本的構
成は、前記した第1の実施の形態と同一であり、同一の
部品には、同一の符号を付与してその説明を省略してい
る。
【0085】この第3の実施の形態では、外れリーチ、
大当たりリーチに拘らず、リーチ動作が発生した後に、
役物装置14の表示変化モードを変更する。以下、第3
の実施の形態を図13に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。このフローチャートは、前記した第1の
実施の形態の図9のフローチャートに代えて適用してい
る。第3の実施の形態では、ステップ170で、役物装
置14の作動が停止して所定の停止図柄を表示したこと
を確認すると、ステップ192へ移行する。このステッ
プ192では、リーチフラッグF1 がセットされている
か否かを確認している。すなわち、大当たりが終了した
か又は外れリーチ動作が終了したのか否かの確認をして
いる。
【0086】このステップ192で肯定判定すると、前
記したステップ176以降を実行して、役物装置14の
表示器34に表示した図柄を変化させるモードの変更を
行う。
【0087】すなわち、図14に示すように、第3の実
施の形態では、リーチ動作が終了する毎に、表示器34
に表示する図柄を変化させるモードの変更を行ってい
る。これにより、頻繁に表示器34に表示する図柄を変
化させることができ、パチンコ機10での遊戯者は、リ
ーチ動作が終了する毎に、新たな機種で遊戯しているの
と同じ気分を味わいながら遊戯を楽しむことができる。
この場合においても、外れリーチ及び大当たりリーチが
それぞれ所定の確率で発生するために、複数の表示変化
モードが略均一に設定される。
【0088】このように、パチンコ機10では、役物装
置の表示変化モードを予め複数記憶しげおり、それぞれ
の表示変化モードが略均等に設定されているため、異な
る機種で順に遊戯しているのと同じ気分を味わうことが
でき、パチンコ機10で長時間遊戯したり、頻繁に遊戯
しても飽きることがなく遊戯を楽しむことができる。
【0089】なお、第1〜第3の実施の形態は、一例を
示すものであり、本発明の構成を限定するものではな
い。例えば、本実施の形態では、第1モード、第2モー
ド及び第3モードの3つのモードを設定したが、2つ以
上のモードを設定して、それぞれのモードが略同じ確率
で切り換わるようにすればよい。
【0090】本実施の形態では、図柄を変化させるパタ
ーン(表示変化モード)として、第1〜第3モードを説
明したが、これらに限定するものではなく、例えば、第
3モードのリーチパターンとして設定している回転させ
て図柄を変化させるパターン(図5(C)参照)を、通
常の動作時に図柄を変化させるパターンとしてもよい。
【0091】また、第2のモードでは、図柄を縦にスク
ロールしたが、図15(A)に示すように図柄を横方向
へスクロールさせるものであってもよい。すなわち、所
定の時間間隔で、先に表示している図柄を横方向へ移動
させると共に、次の図柄があたかも反対方向から徐々に
現れるように表示を変化させるものであってもよい。
【0092】また、第3モードでは、先に表示している
図柄を下方向へ移動させることにより、次の図柄が徐々
に現れるようにしているが、図15(B)に示すよう
に、先に表示している図柄が横方向に移動することによ
り、次の図柄が移動した後に現れるようにした、横めく
りであってもよい。
【0093】本発明では、これらの種々の表示変化モー
ドを少なくとも2つ記憶して順に設定されるものであれ
ばよい。
【0094】また、本実施の形態では、予め設定した表
示変化モードを順に繰り返すように説明したが、これに
限らず、例えば第1モードが終了したときに、第2モー
ド又は第3モードの何れか一方を選択し、選択したモー
ドが終了したときに残ったモードを設定するようにして
もよい。このように、順番を規定せずに、それぞれの表
示変化モードが略同じ確率で設定されて、役物装置14
が動作するものであればよい。これによって、役物装置
14の表示変化モードが切り換わるときに、次の表示変
化モードを予測する楽しみが増え、パチンコ機10によ
る遊戯をより楽しむことができる。
【0095】また、本実施の形態では、所定のリーチ動
作が終了したときに、役物装置14の表示変化モードを
変更したが、本発明はこれに限るものではなく前記変更
のきっかけ(タイミング)は、所定時間ごと、特定の図
柄の出現などを用いてもよい。
【0096】さらに、本実施の形態では、役物装置14
の表示器34に表示する図柄を算用数字として説明した
が、表示器34に表示する図柄はこれに限るものではな
く、種々のキャラクタを用いることができる。また、図
柄としては、アニメーションを用いることもできる。こ
の場合、少なくとも1つのキャラクタが順に形態を変化
させながら動くものであってもよい。また、表示変化モ
ードとして、表示している図柄の変化方法は同じである
が、表示する図柄が異なるものを用いてもよい。すなわ
ち、算用数字、ローマ数字、漢数字、キャラクタ等の図
柄とアニメーションなどの図柄とで、別々の表示変化モ
ードを設定してもよい。
【0097】なお、本実施の形態では、記憶手段及びモ
ード変更手段として、パチンコ機10の制御部36に設
けているマイコン48を用いたが、記憶手段及びモード
変更手段を役物装置14自体に合わせ持たせてもよい。
すなわち、役物装置14の役物コントローラ50にマイ
コンを用いて、停止図柄の決定、表示変化モードの選択
等を一括して行うものであってもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、所定状
態となったときに役物装置の表示変化モードを変更させ
るので、同じ機種で頻繁に又は長時間遊戯しても、飽き
がくることがなく、複数の機種で遊戯しているのと同様
に役物装置の図柄の変化を楽しむことができる優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用したパチンコ機の遊
戯盤を示す要部正面図である。
【図2】パチンコ機の制御の概略構成を示すブロック図
である。
【図3】(A)から(D)はそれぞれ表示変化モードの
一例である第1モードを示しており、(A)は通常の表
示器の表示の変化を示す概略図、(B)はリーチ状態の
表示器の表示を示す概略図、(C)は大当たり状態の表
示器の表示を示す概略図、(D)は第1モードの表示エ
リアに表示する図柄の変化を示す概略図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ表示変化モードの
一例である第2モードを示しており、(A)は通常の表
示器の表示の変化を示す概略図、(B)は第2モードの
表示エリアに表示する図柄の変化を順に示す概略図であ
る。
【図5】(A)から(C)はそれぞれ表示変化モードの
一例である第2モードを示しており、(A)は通常の表
示器の表示の変化を示す概略図、(B)は第3モードの
表示エリアに表示する図柄の変化を順に示す概略図、
(C)は表示エリアに表示したリーチ状態の図柄の変化
の一例を順に示す概略図である。
【図6】(A)は第1モードで図柄の表示を変化させる
ときの一例を示すフローチャート、(B)は第2モード
で図柄の表示を変化させるときの一例を示すフローチャ
ート、(C)は第3モードで図柄の表示を変化させると
きの一例を示すフローチャートである。
【図7】役物装置を作動させる権利をカウントするとき
の一例を示すフローチャートである。
【図8】発生した権利によって役物装置を作動させると
きの一例を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施の形態に係る表示変化モードを選択
する一例を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施の形態に係る役物装置の作動状態
と役物装置に設定されている表示変更モードを示すタイ
ミングチャートである。
【図11】第2の実施の形態に係る表示変化モードを選
択する一例を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態に係る役物装置の作動状態
と役物装置に設定されている表示変更モードを示すタイ
ミングチャートである。
【図13】第3の実施の形態に係る表示変化モードを選
択する一例を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態に係る役物装置の作動状態
と役物装置に設定されている表示変更モードを示すタイ
ミングチャートである。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の表示変
化モードとして適用可能な表示エリアに表示した図柄の
変化を順に示す概略図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 12 遊戯盤 14 役物装置 16 始動口 34 表示器 36 制御部 48 マイコン(記憶手段、モード変更手段) 50 役物コントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯盤上へ打ち出したパチンコ球が所定
    の入賞口に入賞することにより賞球を行うパチンコ機で
    あって、 前記パチンコ球が前記遊戯盤上に設けられた始動口に入
    賞することにより作動して表示器に表示している図柄群
    のそれぞれを設定されている表示変化モードに基づいて
    変化させて順次停止させるときに、所定個数の図柄が一
    致したときにリーチ動作を行いながら残りの図柄の変化
    を停止させ、停止図柄が一致したときに大当たり動作を
    行う役物装置と、 前記表示器に表示する図柄の表示変化モードを複数パタ
    ーン記憶した記憶手段と、 前記役物装置が所定状態となったときにに前記記憶手段
    に記憶している複数パターンの表示変化モードから新た
    な表示変化パターンを選択して前記役物装置を作動する
    ときの表示変化モードとして設定するモード変更手段
    と、 を含むことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記モード変更手段が、前記役物装置の
    表示変化モードとして既に設定されている表示変化モー
    ドを除いて選択することを特徴とする請求項1に記載の
    パチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記モード変更手段が、リーチ動作が終
    了したときに、新たな表示変化モードを選択することを
    特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のパチ
    ンコ機。
  4. 【請求項4】 前記モード変更手段が、リーチ動作が終
    了し、かつ大当たり動作を行わなかったときに新たな表
    示変化モードを選択することを特徴とする請求項1又は
    請求項2の何れかに記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記モード変更手段が、大当たり動作が
    終了したときに新たな表示変化モードを選択することを
    特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のパチ
    ンコ機。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段が、前記表示変化モードの
    一つとして、既に表示している図柄を消去と新たな図柄
    の表示を略同時に行うパターンを含むことを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れかに記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段が、前記表示変化モードの
    一つとして、既に表示している図柄を所定方向へ徐々に
    移動させながら、次の図柄が徐々に移動しながら現れる
    パターンを含むことを特徴とする請求項1から請求項5
    の何れかに記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段が、前記表示変化モードの
    一つとして、既に表示している図柄を所定方向へ移動さ
    せながら消去することにより新たな図柄が現れるパター
    ンを含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れ
    かに記載のパチンコ機。
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