JPH09214331A - Pll周波数シンセサイザ及びその駆動方法 - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ及びその駆動方法

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JPH09214331A
JPH09214331A JP8058005A JP5800596A JPH09214331A JP H09214331 A JPH09214331 A JP H09214331A JP 8058005 A JP8058005 A JP 8058005A JP 5800596 A JP5800596 A JP 5800596A JP H09214331 A JPH09214331 A JP H09214331A
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phase difference
circuit
level
transistor
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JP8058005A
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Satoshi Katayama
聡 片山
Shinji Saito
伸二 齋藤
Masaki Kishi
政規 岸
Morihito Hasegawa
守仁 長谷川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/089Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses
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    • HELECTRICITY
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    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • H03L7/183Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】チャージポンプ回路の出力エネルギーを理想的
特性に極めて近いものとし、周波数信号の周波数を設定
周波数に安定してロックさせる。 【解決手段】チャージポンプ回路14は第1の位相差信
号φRに基づいてオンオフされるpMOSトランジスタ
18と、第2の位相差信号φPに基づいてオンオフされ
るnMOSトランジスタ19とを備え、両信号φR,φ
Pに基づく電圧信号Doを出力端子20から出力する。
リセット回路17はpMOSトランジスタ18及びnM
OSトランジスタ19の導通状態を検出し、両トランジ
スタ18,19が共にオンしたことを検出したとき、第
1及び第2の位相差信号φR,φPの出力を停止させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定周波数に対し
て出力信号の周波数を常に一致させるように動作するP
LL周波数シンセサイザ及びその駆動方法に関する。
【0002】近年、携帯電話、コードレス電話等の移動
体通信機器にはPLL周波数シンセサイザが多く用いら
れている。PLL周波数シンセサイザは、電圧制御発振
器から出力される周波数信号を分周した比較信号の位相
と、基準信号の位相との位相差に基づく電圧信号をチャ
ージポンプ回路が出力し、電圧信号に基づく制御電圧信
号の電圧値に応じた周波数信号を電圧制御発振器が出力
する。PLL周波数シンセサイザはこのような動作を繰
り返し実行することによって、基準信号の逓倍にロック
された周波数信号を出力する。
【0003】このようなPLL周波数シンセサイザにお
いて、基準信号と比較信号との位相差に対するチャージ
ポンプ回路の出力エネルギーは、理想的には図8(a)
に示すように原点に関して点対称となる直線であること
が望ましい。
【0004】ところが、実際にはチャージポンプ回路の
遅延があるため、図8(b)に示すように、位相差には
不感帯領域が発生してしまう。このような不感帯領域の
発生を防止するために、図8(c)に示すように、位相
差0の点に関して点対称となるように出力エネルギーが
オーバーラップする領域を持つようにチャージポンプ回
路が設計されている。
【0005】しかし、チャージポンプ回路が出力エネル
ギーのオーバーラップ領域を持つと、理想的な位相特性
を得られないばかりでなく、チャージポンプ出力波形の
ばらつきの発生や、スプリアスノイズの発生の原因とな
ってしまう。
【0006】従って、位相差に対するチャージポンプ回
路の出力エネルギーを理想的特性に極めて近いものとす
ることができるチャージポンプ回路が必要とされてい
る。
【0007】
【従来の技術】図17は従来のPLL周波数シンセサイ
ザ200を示す。基準分周器201は図示しない水晶発
振器から出力される所定周波数を持つ水晶発振信号を基
準信号frに分周し、その基準信号frを位相比較器2
03に出力する。比較分周器202は電圧制御発振器
(VCO)206から出力される周波数信号fvを比較
信号fpに分周し、その比較信号fpを位相比較器20
3に出力する。
【0008】位相比較器203は基準信号frと比較信
号fpとの位相を比較し、その比較結果に基づく第1の
位相差信号φR及び第2の位相差信号φPをチャージポ
ンプ回路204に出力する。
【0009】図18に示すように、チャージポンプ回路
204は電源VCC及びグランドGND間に直列に接続さ
れたpMOSトランジスタ210及びnMOSトランジ
スタ211からなる。pMOSトランジスタ210及び
nMOSトランジスタ211のドレインは出力端子21
2に接続されている。出力端子212にはLPF205
が接続されている。
【0010】pMOSトランジスタ210のゲートには
前記第1の位相差信号φRが入力され、nMOSトラン
ジスタ211のゲートには第2の位相差信号φPが入力
されている。第1及び第2の位相差信号φR,φPの電
位に基づいてpMOSトランジスタ210及びnMOS
トランジスタ211がオンオフされ、チャージポンプ回
路204は出力端子212から第1及び第2の位相差信
号φR,φPに基づく電圧信号Doを出力する。
【0011】LPF205はチャージポンプ回路204
の電圧信号Doを平滑化することにより高周波成分を除
去した制御電圧信号VT をVCO206に出力する。そ
して、VCO206はこの制御電圧信号VT の電圧値に
応じた周波数信号fvを出力し、この周波数信号fvは
比較分周器202に帰還される。
【0012】このような動作が繰り返し実行されること
によって、VCO206の周波数信号fvは最終的に所
望する設定周波数にロックされる。図18に示すよう
に、位相比較器203は、6個の2入力NAND回路2
21〜223,231〜233、2個の3入力NAND
回路224,234、1個の4入力NAND回路23
7、3個のインバータ225,226,235及び遅延
回路238を備える。
【0013】NAND回路221は基準信号frを入力
するとともに、NAND回路224の出力信号S24を
入力している。NAND回路221は両信号fr,S2
4に基づく信号S21を出力する。NAND回路223
は信号S21を入力するとともに、NAND回路222
の出力信号S22を入力している。NAND回路223
は両信号S21,S22に基づく信号S23を出力す
る。
【0014】NAND回路224は信号S21,S23
を入力するとともに、遅延回路238の出力信号S38
を入力する。NAND回路224は3つの信号S21,
S23,S38に基づく信号S24を出力する。インバ
ータ225,226はNAND回路224の出力端子に
対して直列に接続されており、インバータ226は信号
S24と同相の第1の位相差信号φRを出力する。
【0015】NAND回路222は2つの信号S23,
S38を入力し、両信号S23,S38に基づく信号S
22を出力する。NAND回路231は比較信号fpを
入力するとともに、NAND回路234の出力信号S3
4を入力している。NAND回路231は両信号fp,
S34に基づく信号S31を出力する。NAND回路2
33は信号S31を入力するとともに、NAND回路2
32の出力信号S32を入力している。NAND回路2
33は両信号S31,S32に基づく信号S33を出力
する。
【0016】NAND回路234は3つの信号S31,
S33,S38を入力し、これらの信号に基づく信号S
34を出力する。インバータ235はNAND回路23
4の出力端子に接続されており、インバータ235は信
号S34を反転することにより第2の位相差信号φPを
出力する。
【0017】NAND回路232は2つの信号S33,
S38を入力し、両信号S33,S38に基づく信号S
32を出力する。NAND回路237は4つの信号S2
1,S23,S31,S33を入力し、これらの信号に
基づく信号S37を遅延回路238に出力する。遅延回
路238は直列に接続された偶数個のインバータからな
り、信号S37を遅延させた該信号S37と同相の信号
S38を出力する。
【0018】このように構成された位相比較器203で
は、図19に示すように、基準信号frがLレベルにな
ると信号S21がHレベルになり、それに基づいて信号
S24がLレベルになり、第1の位相差信号φRもLレ
ベルとなる。
【0019】また、比較信号fpがLレベルになると、
信号S31がHレベルになり、それに基づいてNAND
回路234の遅延時間だけ遅れて信号S34がLレベル
になり、第2の位相差信号φPがHレベルとなる。
【0020】また、信号S21,S31がHレベルにな
ると、信号S37がLレベルになる。すると、信号S3
8は遅延回路238の遅延時間D1だけ遅れてLレベル
になる。
【0021】信号S38がLレベルになることによっ
て、信号S24,S34が共にHレベルになり、第1の
位相差信号φRはHレベルになり、第2の位相差信号φ
PはLレベルになる。
【0022】このように、位相比較器203では、基準
信号frと比較信号fpの位相差は遅延回路238によ
って遅延時間D1だけ伸長されて第1及び第2の位相差
信号φR,φPのパルスとして出力される。
【0023】従って、チャージポンプ回路204の出力
エネルギーは、図8(c)に示すようにオーバーラップ
領域を持つこととなり、このオーバーラップ領域の大き
さは遅延回路238の遅延時間D1によって決定され
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このようにチャージポ
ンプ回路の出力エネルギーがオーバーラップ領域を持つ
と、理想的な位相特性を得られないばかりでなく、チャ
ージポンプ出力波形がばらついたり、スプリアスノイズ
が発生したりする。
【0025】また、遅延回路238の遅延時間はプロセ
スばらつきによってばらつく。そのため、チャージポン
プ出力エネルギーのオーバーラップ領域も設計値からず
れてしまう。
【0026】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、チャージポンプ回路の
出力エネルギーを理想的特性に極めて近いものとするこ
とができ、周波数信号の周波数を安定して設定周波数に
ロックすることができるPLL周波数シンセサイザを提
供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電圧制御発振器の周波数信号を
分周することにより比較信号を出力する比較分周器と、
所定の周波数の基準信号と比較信号とを入力し、基準信
号及び比較信号に基づいて第1の位相差信号と第2の位
相差信号とを出力する位相比較器と、第1の位相差信号
に基づいてオンオフされる第1のトランジスタと、第2
の位相差信号に基づいてオンオフされる第2のトランジ
スタとを備え、第1及び第2の位相差信号に基づく電圧
信号を出力端子から出力するチャージポンプ回路と、電
圧信号に基づく制御電圧信号の電圧値に応じた周波数信
号を出力する電圧制御発振器とを備え、外部からの設定
周波数と周波数信号の周波数とを一致させるようにした
PLL周波数シンセサイザにおいて、チャージポンプ回
路の第1及び第2のトランジスタの導通状態を検出し、
第1及び第2のトランジスタが共にオンしたことを検出
したとき、第1及び第2の位相差信号の出力を停止させ
るためのリセット回路を設けた。
【0028】請求項2の発明は、リセット回路を、第1
の位相差信号に基づいて第1のトランジスタがオンした
ことを検出するための第1の検出回路と、第2の位相差
信号に基づいて第2のトランジスタがオンしたことを検
出するための第2の検出回路と、第1及び第2の検出回
路の検出結果に基づいて第1及び第2の位相差信号の出
力を停止させるためのリセット信号を生成する信号生成
回路とを備えるものとした。
【0029】請求項3の発明は、リセット回路を、第1
及び第2の位相差信号に基づいて第1及び第2のトラン
ジスタが共にオンしたことを検出するための検出回路
と、検出回路の検出結果及び第1の位相差信号に基づい
て該第1の位相差信号の出力を停止させるための第1の
リセット信号を生成する第1の信号生成回路と、検出回
路の検出結果及び第2の位相差信号に基づいて該第2の
位相差信号の出力を停止させるための第2のリセット信
号を生成する第2の信号生成回路とを備えるものとし
た。
【0030】請求項4の発明は、第1の検出回路を、第
1の検出用トランジスタを含み、第1の位相差信号に基
づいて該第1の検出用トランジスタがオンしたことを検
出するものとし、第2の検出回路を、第2の検出用トラ
ンジスタを含み、第2の位相差信号に基づいて該第2の
検出用トランジスタがオンしたことを検出するものとし
た。
【0031】請求項5の発明は、第1の検出回路を、第
1の検出用トランジスタを構成要素とした第1のCMO
S回路を含むものとし、第2の検出回路を、第2の検出
用トランジスタを構成要素とした第2のCMOS回路を
含むものとした。
【0032】請求項6の発明は、第1の検出回路を、第
1の検出用トランジスタ及び第1の検出用トランジスタ
に接続された負荷抵抗を備えた第1のインバータを含む
ものとし、第2の検出回路を、第2の検出用トランジス
タ及び第2の検出用トランジスタに接続された負荷抵抗
を備えた第2のインバータを含むものとした。
【0033】請求項7の発明のPLL周波数シンセサイ
ザの駆動方法は、電圧制御発振器の周波数信号を分周す
ることにより比較信号を出力する比較分周器と、所定の
周波数の基準信号と比較信号とを入力し、基準信号及び
比較信号に基づいて第1の位相差信号と第2の位相差信
号とを出力する位相比較器と、第1の位相差信号に基づ
いてオンオフされる第1のトランジスタと、第2の位相
差信号に基づいてオンオフされる第2のトランジスタと
を備え、第1及び第2の位相差信号に基づく電圧信号を
出力端子から出力するチャージポンプ回路と、電圧信号
に基づく制御電圧信号の電圧値に応じた周波数信号を出
力する電圧制御発振器とを備え、外部からの設定周波数
と周波数信号の周波数とを一致させるようにしたPLL
周波数シンセサイザにおいて、チャージポンプ回路の第
1及び第2のトランジスタの導通状態を検出し、第1及
び第2のトランジスタが共にオンしたことを検出したと
き、第1及び第2の位相差信号の出力を停止させるよう
にした。
【0034】(作用)従って、本発明では、第1及び第
2の位相差信号の出力を停止させるまでの遅延時間はリ
セット回路の遅延時間となって短くなる。そのため、チ
ャージポンプ回路の出力エネルギーにおけるオーバーラ
ップ領域を小さくでき、理想的特性に極めて近い状態に
おいて周波数信号を設定周波数に安定してロックさせる
ことができる。
【0035】また、チャージポンプ回路の出力エネルギ
ーのオーバーラップ領域が小さくても、周波数信号は設
定周波数に安定してロックされ、チャージポンプ出力波
形のばらつきの発生や、スプリアスノイズの発生が抑制
される。
【0036】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]以下、本発明の第1の実施の形態
のPLL周波数シンセサイザを図1〜図5に従って説明
する。
【0037】図1は本形態のPLL周波数シンセサイザ
10を示す。PLL周波数シンセサイザ10は基準分周
器11、比較分周器12、位相比較器13、チャージポ
ンプ回路14、ローパスフィルタ(以下、LPFとい
う)15、電圧制御発振器(以下、VCOという)16
及びリセット回路17を備えている。基準分周器11、
比較分周器12、位相比較器13、チャージポンプ回路
14及びリセット回路17は1つの半導体チップ上に形
成されている。PLL周波数シンセサイザ10には動作
電源として高電位電源VCC及び低電位電源としてのグラ
ンドGNDが供給されている。
【0038】基準分周器11は所定周波数の水晶発振信
号を基準信号frに分周し、その基準信号frを位相比
較器13に出力する。比較分周器12はVCO16から
出力される周波数信号fvco を比較信号fpに分周し、
その比較信号fpを位相比較器13に出力する。
【0039】位相比較器13は基準信号frと比較信号
fpとの位相を比較し、その比較結果に基づく第1の位
相差信号φR及び第2の位相差信号φPをチャージポン
プ回路14に出力する。
【0040】図2に示すように、チャージポンプ回路1
4は電源VCC及びグランドGND間に直列に接続された
第1のトランジスタとしてのpMOSトランジスタ18
及び第2のトランジスタとしてのnMOSトランジスタ
19からなる。pMOSトランジスタ18及びnMOS
トランジスタ19のドレインは出力端子20に接続され
ている。出力端子20にはLPF15が接続されてい
る。
【0041】pMOSトランジスタ18のゲートには第
1の位相差信号φRが入力され、nMOSトランジスタ
19のゲートには第2の位相差信号φPが入力されてい
る。第1及び第2の位相差信号φR,φPの電位に基づ
いてpMOSトランジスタ18及びnMOSトランジス
タ19がオンオフされ、チャージポンプ回路14は出力
端子20から電圧信号Doを出力する。
【0042】LPF15はチャージポンプ回路14の電
圧信号Doを平滑化することにより高周波成分を除去し
た制御電圧信号VT をVCO16に出力する。そして、
VCO16はこの制御電圧信号VT の電圧値に応じた周
波数信号fvを出力し、この周波数信号fvは比較分周
器12に帰還される。
【0043】このような動作が繰り返し実行されること
によって、VCO16の周波数信号fvは最終的に所望
する設定周波数にロックされる。図2に示すように、位
相比較器13は、7個の2入力NAND回路21〜2
3,31〜33,40、2個の3入力NAND回路2
4,34、1個の4入力NAND回路37及び5個のイ
ンバータ25,26,35,38,39を備える。
【0044】NAND回路21は基準信号frを入力す
るとともに、NAND回路24の出力信号S4を入力し
ている。NAND回路21は両信号fr,S4に基づく
信号S1を出力する。NAND回路23は信号S1を入
力するとともに、NAND回路22の出力信号S2を入
力している。NAND回路23は両信号S1,S2に基
づく信号S3を出力する。
【0045】NAND回路24は信号S1,S3を入力
するとともに、NAND回路38の出力信号S19を入
力する。NAND回路24は3つの信号S1,S3,S
19に基づく信号S4を出力する。インバータ25,2
6はNAND回路24の出力端子に対して直列に接続さ
れており、インバータ26は信号S4と同相の第1の位
相差信号φRを出力する。
【0046】NAND回路22は2つの信号S3,S1
9を入力し、両信号S3,S19に基づく信号S2を出
力する。NAND回路31は比較信号fpを入力すると
ともに、NAND回路34の出力信号S14を入力して
いる。NAND回路31は両信号fp,S14に基づく
信号S11を出力する。NAND回路33は信号S11
を入力するとともに、NAND回路32の出力信号S1
2を入力している。NAND回路33は両信号S11,
S12に基づく信号S13を出力する。
【0047】NAND回路34は3つの信号S11,S
13,S19を入力し、これらの信号に基づく信号S1
4を出力する。インバータ35はNAND回路34の出
力端子に接続されており、インバータ35は信号S14
を反転することにより第2の位相差信号φPを出力す
る。
【0048】NAND回路32は2つの信号S13,S
19を入力し、両信号S13,S19に基づく信号S1
2を出力する。NAND回路37は4つの信号S1,S
3,S11,S13を入力し、これらの信号に基づく信
号S17をインバータ38を介してNAND回路40に
出力する。
【0049】リセット回路17は、チャージポンプ回路
14のpMOSトランジスタ18及びnMOSトランジ
スタ19の導通状態を検出し、両トランジスタ18,1
9が共にオンしたことを検出したとき、第1の位相差信
号φRのLレベルの出力を停止させるとともに、第2の
位相差信号φPのHレベルの出力を停止させるものであ
る。
【0050】リセット回路17は、第1の検出回路4
2、第2の検出回路43及び信号生成回路としての2入
力NAND回路44を備える。第1の検出回路42は、
インバータ45と第1のCMOS回路としてのインバー
タ46とを備える。インバータ45は前記インバータ2
5に対してインバータ26と並列に接続されている。従
って、インバータ45の出力は第1の位相差信号φRと
なる。
【0051】インバータ46は電源VCC及びグランドG
ND間に直列に接続された第1の検出用トランジスタと
してのpMOSトランジスタ47と、nMOSトランジ
スタ48とからなる。pMOS及びnMOSトランジス
タ47,48のゲートには第1の位相差信号φRが入力
されている。pMOSトランジスタ47のサイズは前記
pMOSトランジスタ18のサイズと等しく、nMOS
トランジスタ48のサイズは前記nMOSトランジスタ
19のサイズと等しい。
【0052】従って、第1の位相差信号φRがLレベル
になると、pMOSトランジスタ47はオンし、nMO
Sトランジスタ48はオフし、インバータ46の出力信
号はHレベルとなる。このとき、pMOSトランジスタ
47はpMOSトランジスタ18とほぼ同時にオンする
ため、pMOSトランジスタ47のオンに基づいてpM
OSトランジスタ18がオンしたことを検出することが
できる。
【0053】第2の検出回路43は、第2のCMOS回
路としてのインバータ50とインバータ53とを備え
る。インバータ50は電源VCC及びグランドGND間に
直列に接続されたpMOSトランジスタ51と、第2の
検出用トランジスタとしてのnMOSトランジスタ52
とからなる。pMOS及びnMOSトランジスタ51,
52のゲートには第2の位相差信号φPが入力されてい
る。pMOSトランジスタ51のサイズは前記pMOS
トランジスタ18のサイズと等しく、nMOSトランジ
スタ52のサイズは前記nMOSトランジスタ19のサ
イズと等しい。
【0054】従って、第2の位相差信号φPがHレベル
になると、pMOSトランジスタ51はオフし、nMO
Sトランジスタ52はオンし、インバータ50の出力信
号はLレベルとなる。このとき、nMOSトランジスタ
52はnMOSトランジスタ19とほぼ同時にオンする
ため、nMOSトランジスタ52のオンに基づいてnM
OSトランジスタ19がオンしたことを検出することが
できる。
【0055】インバータ50の出力信号はインバータ5
3によって反転されて前記NAND44に出力される。
NAND回路44は第1及び第2の検出回路42,43
の出力信号に基づいてLレベルの第1の位相差信号φR
の出力を停止させるとともに、Hレベルの第2の位相差
信号φPの出力を停止させるためのリセット信号S18
を、インバータ39を介して前記NAND回路40に出
力する。第1及び第2の検出回路42,43の出力信号
が共にHレベルになる、すなわち、前記チャージポンプ
回路14のpMOS及びnMOSトランジスタ18,1
9が共にオンしたことが検出されると、NAND回路4
4はLレベルのリセット信号S18を出力する。
【0056】NAND回路40は信号S17及びリセッ
ト信号S18に基づく信号S19を出力する。信号S1
7及びリセット信号S18が共にLレベルになると、N
AND回路40はLレベルの信号S19を出力する。信
号S19がLレベルになると、前記NAND回路24,
34の出力信号S4,S14は共にHレベルになるた
め、第1の位相差信号φRはHレベルとなり、第2の位
相差信号φPはLレベルになる。
【0057】次に上記のように構成されたPLL周波数
シンセサイザ10の作用を図3〜図5に従って説明す
る。図3は基準信号frの位相と比較信号fpの位相と
が一致している場合を示す。基準信号frがLレベルに
なると信号S1がHレベルになり、それに基づいて信号
S4がLレベルになり、第1の位相差信号φRもLレベ
ルとなる。
【0058】また、比較信号fpがLレベルになると、
信号S11がHレベルになり、それに基づいて信号S1
4がLレベルになり、第2の位相差信号φPがHレベル
となる。
【0059】従って、チャージポンプ回路14のpMO
Sトランジスタ18はLレベルの第1の位相差信号φR
に基づいてオンし、nMOSトランジスタ19はHレベ
ルの第2の位相差信号φPに基づいてオンする。
【0060】また、信号S1,S11がHレベルになる
と、信号S17がLレベルになる。このとき、Lレベル
の出力信号S4に基づいてpMOSトランジスタ47が
pMOSトランジスタ18と同時にオンし、第1の検出
回路42の出力信号はHレベルになる。また、Hレベル
の出力信号S14に基づいてnMOSトランジスタ52
がnMOSトランジスタ19と同時にオンし、第2の検
出回路43の出力信号はHレベルになる。従って、リセ
ット信号S18は第1及び第2の検出回路42,43の
遅延時間とNAND回路44の遅延時間との和だけ遅れ
てLレベルになる。
【0061】すると、信号S19はLレベルになり、信
号S4,S14が共にHレベルになる。そのため、第1
の位相差信号φRはHレベルになり、第2の位相差信号
φPはLレベルになる。pMOSトランジスタ18はH
レベルの第1の位相差信号φRに基づいてオフし、nM
OSトランジスタ19はLレベルの第2の位相差信号φ
Pに基づいてオフする。
【0062】また、信号S19がLレベルになると、信
号S2,S12がHレベルになるため、信号S3,S1
3はLレベルになる。なお、比較信号fpがHレベルに
なると信号S11がLレベルになり、それに基づいて信
号S13がHレベルになり、信号S12がLレベルにな
る。また、基準信号frがHレベルになると信号S1が
Lレベルになり、それに基づいて信号S3がHレベルに
なり、信号S2がLレベルになる。
【0063】図4は比較信号fpの位相が基準信号fr
の位相よりも早い場合を示す。比較信号fpがLレベル
になると、信号S11がHレベルになり、それに基づい
て信号S14がLレベルになり、第2の位相差信号φP
がHレベルとなる。
【0064】Hレベルの第2の位相差信号φPに基づい
てnMOSトランジスタ19がオンする。このとき、H
レベルの出力信号S14に基づいてnMOSトランジス
タ52がnMOSトランジスタ19と同時にオンし、第
2の検出回路43の出力信号はHレベルになる。
【0065】この後、基準信号frがLレベルになると
信号S1がHレベルになり、それに基づいて信号S4が
Lレベルになり、第1の位相差信号φRがLレベルとな
る。Lレベルの第1の位相差信号φRに基づいてpMO
Sトランジスタ18がオンする。このとき、Hレベルの
出力信号S4に基づいてpMOSトランジスタ47がp
MOSトランジスタ18と同時にオンし、第1の検出回
路42の出力信号はHレベルになる。
【0066】また、信号S1がHレベルになると、信号
S17がLレベルになる。従って、リセット信号S18
は第1の検出回路42の遅延時間とNAND回路44の
遅延時間との和だけ遅れてLレベルになる。
【0067】すると、信号S19はLレベルになり、信
号S4,S14が共にHレベルになる。そのため、第1
の位相差信号φRはHレベルになり、第2の位相差信号
φPはLレベルになる。pMOSトランジスタ18はH
レベルの第1の位相差信号φRに基づいてオフし、nM
OSトランジスタ19はLレベルの第2の位相差信号φ
Pに基づいてオフする。
【0068】図5は比較信号fpの位相が基準信号fr
の位相よりも遅い場合を示す。基準信号frがLレベル
になると信号S1がHレベルになり、それに基づいて信
号S4がLレベルになり、第1の位相差信号φRがLレ
ベルとなる。
【0069】Lレベルの第1の位相差信号φRに基づい
てpMOSトランジスタ18がオンする。このとき、H
レベルの出力信号S4に基づいてpMOSトランジスタ
47がpMOSトランジスタ18と同時にオンし、第1
の検出回路42の出力信号はHレベルになる。
【0070】この後、比較信号fpがLレベルになる
と、信号S11がHレベルになり、それに基づいて信号
S14がLレベルになり、第2の位相差信号φPがHレ
ベルとなる。
【0071】Hレベルの第2の位相差信号φPに基づい
てnMOSトランジスタ19がオンする。このとき、H
レベルの出力信号S14に基づいてnMOSトランジス
タ52がnMOSトランジスタ19と同時にオンし、第
2の検出回路43の出力信号はHレベルになる。
【0072】また、信号S11がHレベルになると、信
号S17がLレベルになる。従って、リセット信号S1
8は第2の検出回路43の遅延時間とNAND回路44
の遅延時間との和だけ遅れてLレベルになる。
【0073】すると、信号S19はLレベルになり、信
号S4,S14が共にHレベルになる。そのため、第1
の位相差信号φRはHレベルになり、第2の位相差信号
φPはLレベルになる。pMOSトランジスタ18はH
レベルの第1の位相差信号φRに基づいてオフし、nM
OSトランジスタ19はLレベルの第2の位相差信号φ
Pに基づいてオフする。
【0074】さて、本実施の形態は、以下の効果があ
る。 (1)本形態では、リセット回路17は、第1の検出回
路42及び第2の検出回路43によってチャージポンプ
回路14のpMOSトランジスタ18及びnMOSトラ
ンジスタ19が共にオンしたことを検出したとき、Lレ
ベルのリセット信号S18を出力することによって第1
の位相差信号φRをリセットしてHレベルにするととも
に、第2の位相差信号φPをリセットしLレベルにす
る。
【0075】従って、第1及び第2の位相差信号φR,
φPをリセットするまでの遅延時間は第1及び第2の検
出回路42,43の遅延時間と、NAND回路44の遅
延時間と、NAND回路40の遅延時間との和となって
短くすることができる。
【0076】そのため、図8(c)に示すチャージポン
プ回路14の出力エネルギーにおけるオーバーラップ領
域を小さくでき、理想的特性に極めて近い状態において
周波数信号fvを設定周波数に安定してロックさせるこ
とができる。
【0077】また、チャージポンプ回路14の出力エネ
ルギーのオーバーラップ領域が小さくても、周波数信号
fvを設定周波数に安定してロックさせることができ
る。そのため、チャージポンプ出力波形のばらつきの発
生や、スプリアスノイズの発生を抑制することができ
る。
【0078】(2)第1及び第2の位相差信号φR,φ
Pをリセットするためのゲートは第1及び第2の検出回
路42,43、及びNAND回路44,40と少ない。
そのため、プロセスがばらついたとしても、第1及び第
2の位相差信号φR,φPをリセットするまでの遅延時
間がほとんどばらつくことはなく、ほぼ一定値とするこ
とができる。
【0079】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態を図6に従って説明する。なお、説明の便宜上、図
2と同様の構成については同一の符号を付してその説明
を一部省略する。
【0080】本形態は前記PLL周波数シンセサイザ1
0に適用される別のリセット回路55を示す。リセット
回路55は第1の検出回路56、第2の検出回路57及
び前記2入力NAND回路44を備える。
【0081】第1の検出回路56は第1の検出用トラン
ジスタとしてのpMOSトランジスタ47に対して、前
記nMOSトランジスタ48に代えて負荷抵抗R1を接
続することによって第1のインバータを構成している点
において前記第1の検出回路42と異なる。第2の検出
回路57は第2の検出用トランジスタとしてのnMOS
トランジスタ52に対して、前記pMOSトランジスタ
51に代えて負荷抵抗R2を接続することによって第2
のインバータを構成している点において前記第2の検出
回路43と異なる。
【0082】本形態においても、第1の位相差信号φR
がLレベルになると、pMOSトランジスタ47は前記
pMOSトランジスタ18とほぼ同時にオンして第1の
検出回路56の出力信号はHレベルとなり、pMOSト
ランジスタ18がオンしたことを検出することができ
る。第2の位相差信号φPがHレベルになると、nMO
Sトランジスタ52は前記nMOSトランジスタ19と
ほぼ同時にオンして第2の検出回路57の出力信号はH
レベルとなり、nMOSトランジスタ19がオンしたこ
とを検出することができる。
【0083】従って、本実施の形態のリセット回路55
も、前記第1の実施の形態のリセット回路17と同様の
効果がある。 [第3の実施の形態]次に、第3の実施の形態を図7に
従って説明する。なお、説明の便宜上、図2と同様の構
成については同一の符号を付してその説明を一部省略す
る。
【0084】本形態は前記PLL周波数シンセサイザ1
0に適用される別のリセット回路65及びチャージポン
プ回路60を示す。チャージポンプ回路60は、電源V
CC及びグランドGND間に直列に接続された第1のトラ
ンジスタとしてのpnpトランジスタ61及び第2のト
ランジスタとしてのnpnトランジスタ62からなる。
pnpトランジスタ61及びnpnトランジスタ62の
コレクタは出力端子63に接続されている。出力端子6
3には前記LPF15が接続される。
【0085】pnpトランジスタ61のベースは抵抗R
3を介して電源VCCに接続されるとともに、ベースには
抵抗R4を介して前記第1の位相差信号φRが入力され
ている。npnトランジスタ62のベースは抵抗R5を
介してグランドGNDに接続されるとともに、同じくベ
ースには抵抗R6を介して前記第2の位相差信号φPが
入力されている。
【0086】第1及び第2の位相差信号φR,φPの電
位に基づいてpnpトランジスタ61及びnpnトラン
ジスタ62がオンオフされ、チャージポンプ回路60は
出力端子63から電圧信号Doを出力する。
【0087】リセット回路65は第1の検出回路66、
第2の検出回路67及び前記2入力NAND回路44を
備える。第1の検出回路66は前記pMOSトランジス
タ47に代えて第1の検出用トランジスタとしてのpn
pトランジスタ68を用いるとともに、pnpトランジ
スタ68に対して、前記nMOSトランジスタ48に代
えて負荷抵抗R7を接続することによって第1のインバ
ータを構成している点において、前記第1の検出回路4
2と異なる。
【0088】第2の検出回路67は前記nMOSトラン
ジスタ52に代えて第2の検出用トランジスタとしての
npnトランジスタ69を用いるとともに、npnトラ
ンジスタ69に対して、前記pMOSトランジスタ51
に代えて負荷抵抗R8を接続することによって第2のイ
ンバータを構成している点において、前記第2の検出回
路43と異なる。
【0089】pnpトランジスタ68のサイズは前記p
npトランジスタ61のサイズと等しく、npnトラン
ジスタ69のサイズは前記npnトランジスタ62のサ
イズと等しい。
【0090】従って、第1の位相差信号φRがLレベル
になると、pnpトランジスタ68はpnpトランジス
タ61とほぼ同時にオンするため、pnpトランジスタ
68のオンに基づいてpnpトランジスタ61がオンし
たことを検出することができる。
【0091】また、第2の位相差信号φPがHレベルに
なると、npnトランジスタ69はnpnトランジスタ
62とほぼ同時にオンするため、npnトランジスタ6
9のオンに基づいてnpnトランジスタ62がオンした
ことを検出することができる。
【0092】従って、本実施の形態のリセット回路65
も、前記第1の実施の形態のリセット回路17と同様の
効果がある。また、チャージポンプ回路60はMOSト
ランジスタに比べて高速に動作するバイポーラトランジ
スタにて構成されているので、周波数信号を設定周波数
により高速にロックさせることができる。
【0093】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を図9〜図13に従って説明する。なお、
重複説明を避けるため、図2において説明したものと同
じ要素については、同じ参照番号が付されている。ま
た、前述した位相比較器13及びリセット回路17との
相違点を中心に説明する。
【0094】図9は前記PLL周波数シンセサイザ10
に使用される別の形態の位相比較器71及びリセット回
路76を示す。位相比較器71は、7個の2入力NAN
D回路21〜23,31〜33,40、2個の3入力N
AND回路24,34、1個の4入力NAND回路3
7、3個のインバータ25,35,74、遅延回路75
及びプルアップ抵抗R10を備える。
【0095】NAND回路24は信号S1,S3を入力
するとともに、遅延回路75の出力信号S75を入力す
る。NAND回路24は3つの信号S1,S3,S75
に基づく信号S4を出力する。NAND回路22は2つ
の信号S3,S75を入力し、両信号S3,S75に基
づく信号S2を出力する。NAND回路34は3つの信
号S11,S13,S75を入力し、これらの信号に基
づく信号S14を出力する。NAND回路32は2つの
信号S13,S75を入力し、両信号S13,S75に
基づく信号S12を出力する。
【0096】NAND回路37は4つの信号S1,S
3,S11,S13を入力し、これらの信号に基づく信
号S17を遅延回路75に出力する。遅延回路75は、
前記遅延回路238と同様に、直列に接続された偶数個
のインバータからなり、信号S17に基づいて該信号S
17と同相でありかつ信号S17を遅延させた信号S7
5を出力する。
【0097】NAND回路72はインバータ25を介し
て信号S4を反転した信号S4バーを入力するととも
に、リセット回路76のリセット信号S80を入力して
いる。NAND回路72の出力端子はプルアップ抵抗R
10を介して電源VCCに接続されている。NAND回路
72は両信号S4バー,S80に基づいて第1の位相差
信号φRを出力する。
【0098】図10に示すように、本形態において、N
AND回路72はグランドGNDに対して直列に接続さ
れた2つのnMOSトランジスタ87,88を備える。
nMOSトランジスタ87のドレインはプルアップ抵抗
R10を介して電源Vccに接続されており、NAND回
路72はオープンドレイン形式となっている。
【0099】両nMOSトランジスタ87,88のバッ
クゲートはグランドGNDに接続されている。nMOS
トランジスタ87のゲートには信号S4バーが入力さ
れ、nMOSトランジスタ88のゲートにはリセット信
号S80が入力されている。従って、リセット信号S8
0がLレベルであるとnMOSトランジスタ88はオフ
するため、信号S4のレベルに関係なくHレベルの第1
の位相差信号φRが出力される。また、リセット信号S
80がHレベルであるとnMOSトランジスタ88がオ
ンするため、信号S4バーのレベルに基づいてnMOS
トランジスタ87がオン又はオフし、信号S4のレベル
と同一のレベルを持つ第1の位相差信号φRが出力され
る。
【0100】NAND回路73はインバータ35を介し
て信号S14を反転した信号S14バーを入力するとと
もに、リセット信号S80を入力しており、これらの信
号に基づく信号S73を出力する。従って、リセット信
号S80がLレベルであると、信号S14のレベルに関
係なくHレベルの信号S73が出力される。また、リセ
ット信号S80がHレベルであると、信号S14のレベ
ルと同一のレベルを持つ信号S73が出力される。
【0101】インバータ74はNAND回路73の出力
端子に接続されており、インバータ74は信号S73を
反転することにより第2の位相差信号φPを出力する。
リセット回路76は、前記チャージポンプ回路14のp
MOSトランジスタ18及びnMOSトランジスタ19
の導通状態を検出し、両トランジスタ18,19が共に
オンしたことを検出したとき、第1の位相差信号φRの
Lレベルの出力を停止させるとともに、第2の位相差信
号φPのHレベルの出力を停止させる。
【0102】リセット回路76は、第1の検出回路とし
ての2入力NAND回路77、第2の検出回路としての
2入力NAND回路78、信号生成回路としての4入力
NAND回路80、3入力NAND回路79及び2個の
インバータ81,82を備える。
【0103】NAND回路77は、第1の位相差信号φ
Rを入力するとともに、NAND回路79の出力信号S
79を入力し、両信号に基づく信号S77を出力する。
信号S79がLレベルであると、位相差信号φRのレベ
ルに関係なくHレベルの信号S77が出力される。
【0104】また、信号S79がHレベルであると、位
相差信号φRのレベルを反転したレベルを持つ信号S7
7が出力される。従って、第1の位相差信号φRがLレ
ベルになると、信号S77はHレベルとなる。このと
き、Lレベルの第1の位相差信号φRに基づいて前記チ
ャージポンプ回路14のpMOSトランジスタ18がオ
ンするため、信号S77がHレベルになったことによっ
てpMOSトランジスタ18がオンしたことを検出する
ことができる。
【0105】NAND回路78は、インバータ81を介
して第2の位相差信号φPを反転した信号、すなわち信
号S73を入力するとともに、出力信号S79を入力
し、両信号に基づく信号S78を出力する。信号S79
がLレベルであると、信号S73のレベルに関係なくH
レベルの信号S78が出力される。
【0106】また、信号S79がHレベルであると、信
号S73のレベルを反転したレベルを持つ信号S78が
出力される。従って、第2の位相差信号φPがHレベル
になると、信号S78はHレベルとなる。このとき、H
レベルの第2の位相差信号φPに基づいて前記チャージ
ポンプ回路14のnMOSトランジスタ19がオンする
ため、信号S78がHレベルになったことによってnM
OSトランジスタ19がオンしたことを検出することが
できる。
【0107】NAND回路80は4つの信号S4バー,
S77,S78,S14バーに基づいて、Lレベルの第
1の位相差信号φRの出力を停止させるとともに、Hレ
ベルの第2の位相差信号φPの出力を停止させるための
リセット信号S80を前記NAND回路72,73に出
力する。信号S4バー,S14バーが共にHレベルの状
態において、NAND回路77,78の出力信号が共に
Hレベルになる、すなわち、前記チャージポンプ回路1
4のpMOS及びnMOSトランジスタ18,19が共
にオンしたことが検出されると、NAND回路80はL
レベルのリセット信号S80を出力する。
【0108】NAND回路79は信号S77,S78を
入力するとともに、インバータ82を介してリセット信
号S80のレベルを反転した信号を入力し、これらの信
号に基づく信号S79を出力する。信号S77,S78
が共にHレベルになり、信号S80がLレベルになる
と、Lレベルの信号S79が出力される。信号S77,
S78のいずれかがLレベルであるか信号S80がHレ
ベルであると、Hレベルの信号S79が出力される。
【0109】次に上記のように構成された位相比較器7
1及びリセット回路76の作用を図11〜図13に従っ
て説明する。図11は基準信号frの位相と比較信号f
pの位相とが一致している場合を示す。基準信号frが
Lレベルになると信号S1がHレベルになり、それに基
づいて信号S4がLレベルになる。信号S4がLレベル
になることによって第1の位相差信号φRがLレベルと
なる。
【0110】また、比較信号fpがLレベルになると、
信号S11がHレベルになり、それに基づいて信号S1
4がLレベルになる。信号S14がLレベルになること
によって信号S73がLレベルになるとともに、第2の
位相差信号φPがHレベルとなる。
【0111】従って、前記チャージポンプ回路14のp
MOSトランジスタ18はLレベルの第1の位相差信号
φRに基づいてオンし、nMOSトランジスタ19はH
レベルの第2の位相差信号φPに基づいてオンする。
【0112】第1の位相差信号φRがLレベルになるこ
とによって信号S77がHレベルになり、信号S73が
Lレベルになることによって信号S78がHレベルにな
る。その結果、リセット信号S80はLレベルになり、
それに基づいて第1の位相差信号φRはHレベルにな
り、信号S73はHレベルになり、さらに第2の位相差
信号φPはLレベルになる。pMOSトランジスタ18
はHレベルの第1の位相差信号φRに基づいてオフし、
nMOSトランジスタ19はLレベルの第2の位相差信
号φPに基づいてオフする。
【0113】また、リセット信号S80がLレベルにな
ると、このとき信号S77,S78は共にHレベルであ
るため、信号S79はLレベルになる。また、信号S
1,S11がHレベルになると、信号S17がLレベル
になる。すると、信号S75は遅延回路75の遅延時間
D2だけ遅れてLレベルになる。信号S75がLレベル
になることによって、信号S4,S14が共にHレベル
になるとともに、信号S2,S12が共にHレベルにな
る。
【0114】信号S4,S14が共にHレベルになると
リセット信号S80がHレベルとなり、リセット信号S
80がHレベルになることによって信号S79がHレベ
ルになる。このとき、第1及び第2の位相差信号φR,
φPのレベルはそれぞれH,Lであるので、信号S7
7,S78は共にLレベルになる。
【0115】さらに、信号S2がHレベルになると信号
S3はLレベルになり、信号S12がHレベルになると
信号S13はLレベルになる。また、信号S4がHレベ
ルになることによって信号S1がLレベルになり、信号
S14がHレベルになることによって信号S11がLレ
ベルになる。信号S1がLレベルになることによって信
号S3がHレベルになり、信号S11がLレベルになる
ことによって信号S13がHレベルになる。また、信号
S1,S11がLレベルになることによって信号S17
がHレベルになる。
【0116】すると、信号S75は遅延回路75の遅延
時間D2だけ遅れてHレベルになる。信号S75がHレ
ベルになることによって、信号S2,S12が共にLレ
ベルになる。
【0117】図12は比較信号fpの位相が基準信号f
rの位相よりも早い場合を示す。比較信号fpがLレベ
ルになると、信号S11がHレベルになり、それに基づ
いて信号S14がLレベルになる。信号S14がLレベ
ルになることによって信号S73がLレベルになるとと
もに、第2の位相差信号φPがHレベルとなる。
【0118】Hレベルの第2の位相差信号φPに基づい
てnMOSトランジスタ19がオンする。また、信号S
73がLレベルになることによって信号S78がHレベ
ルになる。
【0119】この後、基準信号frがLレベルになる
と、信号S1がHレベルになり、それに基づいて信号S
4がLレベルになる。信号S4がLレベルになることに
よって第1の位相差信号φRがLレベルとなる。
【0120】Lレベルの第1の位相差信号φRに基づい
てpMOSトランジスタ18がオンする。また、第1の
位相差信号φRがLレベルになることによって信号S7
7がHレベルになる。信号S77がHレベルになったと
き、信号S78はHレベルであるため、リセット信号S
80はLレベルになる。Lレベルのリセット信号S80
に基づいて第1の位相差信号φRはHレベルになり、信
号S73はHレベルになり、さらに第2の位相差信号φ
PはLレベルになる。pMOSトランジスタ18はHレ
ベルの第1の位相差信号φRに基づいてオフし、nMO
Sトランジスタ19はLレベルの第2の位相差信号φP
に基づいてオフする。
【0121】また、リセット信号S80がLレベルにな
ると、このとき信号S77,S78は共にHレベルであ
るため、信号S79はLレベルになる。また、信号S
1,S11がHレベルになると、信号S17がLレベル
になる。すると、信号S75は遅延回路75の遅延時間
D2だけ遅れてLレベルになる。信号S75がLレベル
になることによって、信号S4,S14が共にHレベル
になるとともに、信号S2,S12が共にHレベルにな
る。
【0122】信号S4,S14が共にHレベルになると
リセット信号S80がHレベルとなり、リセット信号S
80がHレベルになることによって信号S79がHレベ
ルになる。このとき、第1及び第2の位相差信号φR,
φPのレベルはそれぞれH,Lであるので、信号S7
7,S78は共にLレベルになる。
【0123】さらに、信号S2がHレベルになると信号
S3はLレベルになり、信号S12がHレベルになると
信号S13はLレベルになる。また、信号S4がHレベ
ルになることによって信号S1がLレベルになり、信号
S14がHレベルになることによって信号S11がLレ
ベルになる。信号S1がLレベルになることによって信
号S3がHレベルになり、信号S11がLレベルになる
ことによって信号S13がHレベルになる。また、信号
S1,S11がLレベルになることによって信号S17
がHレベルになる。
【0124】すると、信号S75は遅延回路75の遅延
時間D2だけ遅れてHレベルになる。信号S75がHレ
ベルになることによって、信号S2,S12が共にLレ
ベルになる。
【0125】図13は比較信号fpの位相が基準信号f
rの位相よりも遅い場合を示す。基準信号frがLレベ
ルになると信号S1がHレベルになり、それに基づいて
信号S4がLレベルになる。信号S4がLレベルになる
ことによって第1の位相差信号φRがLレベルとなる。
【0126】Lレベルの第1の位相差信号φRに基づい
てpMOSトランジスタ18がオンする。また、第1の
位相差信号φRがLレベルになることによって信号S7
7がHレベルになる。
【0127】この後、比較信号fpがLレベルになる
と、信号S11がHレベルになり、それに基づいて信号
S14がLレベルになる。信号S14がLレベルになる
ことによって信号S73がLレベルになるとともに、第
2の位相差信号φPがHレベルになる。
【0128】Hレベルの第2の位相差信号φPに基づい
てnMOSトランジスタ19がオンする。また、信号S
73がLレベルになることによって信号S78がHレベ
ルになる。信号S78がHレベルになったとき、信号S
77はHレベルであるため、リセット信号S80はLレ
ベルになる。Lレベルのリセット信号S80に基づいて
第1の位相差信号φRはHレベルになり、信号S73は
Hレベルになり、さらに第2の位相差信号φPはLレベ
ルになる。pMOSトランジスタ18はHレベルの第1
の位相差信号φRに基づいてオフし、nMOSトランジ
スタ19はLレベルの第2の位相差信号φPに基づいて
オフする。
【0129】また、リセット信号S80がLレベルにな
ると、このとき信号S77,S78は共にHレベルであ
るため、信号S79はLレベルになる。また、信号S
1,S11がHレベルになると、信号S17がLレベル
になる。すると、信号S75は遅延回路75の遅延時間
D2だけ遅れてLレベルになる。信号S75がLレベル
になることによって、信号S4,S14が共にHレベル
になるとともに、信号S2,S12が共にHレベルにな
る。
【0130】信号S4,S14が共にHレベルになると
リセット信号S80がHレベルとなり、リセット信号S
80がHレベルになることによって信号S79がHレベ
ルになる。このとき、第1及び第2の位相差信号φR,
φPのレベルはそれぞれH,Lであるので、信号S7
7,S78は共にLレベルになる。
【0131】さらに、信号S2がHレベルになると信号
S3はLレベルになり、信号S12がHレベルになると
信号S13はLレベルになる。また、信号S4がHレベ
ルになることによって信号S1がLレベルになり、信号
S14がHレベルになることによって信号S11がLレ
ベルになる。信号S1がLレベルになることによって信
号S3がHレベルになり、信号S11がLレベルになる
ことによって信号S13がHレベルになる。また、信号
S1,S11がLレベルになることによって信号S17
がHレベルになる。
【0132】すると、信号S75は遅延回路75の遅延
時間D2だけ遅れてHレベルになる。信号S75がHレ
ベルになることによって、信号S2,S12が共にLレ
ベルになる。
【0133】さて、本実施の形態は、以下の効果があ
る。 (1)本形態のリセット回路76は、NAND回路7
7,78によってチャージポンプ回路14のpMOSト
ランジスタ18及びnMOSトランジスタ19が共にオ
ンしたことを検出したとき、Lレベルのリセット信号S
80を出力することによって第1の位相差信号φRをリ
セットしてHレベルにするとともに、第2の位相差信号
φPをリセットしLレベルにする。
【0134】従って、第1及び第2の位相差信号φR,
φPをリセットするまでの遅延時間はNAND回路7
7,78の遅延時間と、NAND回路80の遅延時間と
の和となり、第1の形態のリセット回路17と比較して
遅延時間をより短くすることができる。
【0135】(2)第1及び第2の位相差信号φR,φ
Pをリセットするためのゲートは、1段目のNAND回
路77,78と2段目のNAND回路80の2段と少な
い。そのため、プロセスがばらついたとしても、第1及
び第2の位相差信号φR,φPをリセットするまでの遅
延時間がほとんどばらつくことはなく、より確実にほぼ
一定値とすることができる。
【0136】(3)第1及び第2の検出回路としてNA
ND回路77,78を使用している。NAND回路7
7,78はNAND回路80を制御するための信号を出
力できればよいため、NAND回路77,78はサイズ
の小さいMOSトランジスタで構成できる。そのため、
リセット回路76の占有面積を小さくして高集積化を図
ることができる。
【0137】(4)本形態のNAND回路72は2つの
nMOSトランジスタ87,88よりなるオープンドレ
イン形式であるため、MOSトランジスタを4個必要と
する一般のNAND回路よりも素子数を低減でき、高集
積化を図ることができる。
【0138】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を図14に従って説明する。なお、重複説
明を避けるため、図9において説明したものと同じ要素
については、同じ参照番号が付されている。また、前述
した位相比較器71との相違点を中心に説明する。
【0139】図14は前記PLL周波数シンセサイザ1
0に使用される別の形態の位相比較器91及びリセット
回路76を示す。位相比較器91は、前記3入力NAN
D回路24,34に代えて4入力NAND回路92,9
3を用いるとともに、2入力NAND回路72に代えて
インバータ94を用い、さらに2入力NAND回路73
及びインバータ74を省略した点において、前記位相比
較器71と異なり、その他の構成は位相比較器71と同
一である。
【0140】NAND回路92は信号S1,S3,S7
5を入力するとともに、NAND回路80のリセット信
号S80を入力する。NAND回路92は4つの信号S
1,S3,S75,S80に基づく信号S92を出力す
る。
【0141】インバータ25,94はNAND回路92
の出力端子に対して直列に接続されており、インバータ
94は信号S92と同一の論理レベルの第1の位相差信
号φRを出力する。本形態において、インバータ94は
オープンドレイン形式の1つのnMOSトランジスタか
らなり、そのnMOSトランジスタのドレインはプルア
ップ抵抗R10を介して電源Vccに接続されている。
【0142】NAND回路93は信号S11,S13,
S75を入力するとともに、リセット信号S80を入力
する。NAND回路93は4つの信号S11,S13,
S75,S80に基づく信号S93を出力する。インバ
ータ35はNAND回路93の出力信号S93を反転す
ることにより第2の位相差信号φPを出力する。
【0143】従って、リセット信号S80がLレベルに
なると、信号S1,S3,S75のレベルには関係な
く、信号S92はHレベルとなる。そのため、第1の位
相差信号φRはHレベルになり、チャージポンプ回路1
4のpMOSトランジスタ18がオフされる。
【0144】また、リセット信号S80がLレベルにな
ると、信号S11,S13,S75のレベルには関係な
く、信号S93はHレベルとなる。そのため、第2の位
相差信号φPはLレベルになり、チャージポンプ回路1
4のnMOSトランジスタ19もオフされる。
【0145】さて、本実施の形態は、前記第4の形態と
同様の作用及び効果があるとともに、前記位相比較器7
1と比較して、NAND回路72,73を省略できるた
め、回路を簡略化し、高集積化を図ることができる。
【0146】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を図15に従って説明する。なお、重複説
明を避けるため、図9において説明したものと同じ要素
については、同じ参照番号が付されている。また、前述
したリセット回路76との相違点を中心に説明する。
【0147】本形態において、位相比較器71のNAN
D回路72はインバータ25を介して信号S4を反転し
た信号S4バーを入力するとともに、リセット回路10
1の第1のリセット信号S107を入力している。NA
ND回路72は両信号S4バー,S107に基づいて第
1の位相差信号φRを出力する。従って、第1のリセッ
ト信号S107がLレベルであると信号S4のレベルに
関係なくHレベルの第1の位相差信号φRが出力され
る。また、第1のリセット信号S107がHレベルであ
ると信号S4のレベルと同一のレベルを持つ第1の位相
差信号φRが出力される。
【0148】また、NAND回路73はインバータ35
を介して信号S14を反転した信号S14バーを入力す
るとともに、第2のリセット信号S109を入力してお
り、これらの信号に基づく信号S73を出力する。従っ
て、第2のリセット信号S109がLレベルであると、
信号S14のレベルに関係なくHレベルの信号S73が
出力される。また、第2のリセット信号S109がHレ
ベルであると、信号S14のレベルと同一のレベルを持
つ信号S73が出力される。
【0149】リセット回路101は、インバータ10
2、検出回路としての2入力NAND回路103、第1
及び第2の信号生成回路104,105を備える。NA
ND回路103はインバータ102を介して第1の位相
差信号φRを反転した信号を入力するとともに、第2の
位相差信号φPを入力している。NAND回路103は
両信号に基づく信号S103を出力する。従って、第1
の位相差信号φRがLレベルになり、第2の位相差信号
φPがHレベルになると、信号S103はLレベルとな
り、前記チャージポンプ回路14のpMOSトランジス
タ18及びnMOSトランジスタ19が共にオンしたこ
とを検出することができる。
【0150】第1の信号生成回路104は2個の2入力
NAND回路106,107を備える。NAND回路1
06は、信号S103を入力するとともに、NAND回
路107から出力される信号S107を入力しており、
両信号S103,S107に基づく信号S106を出力
する。
【0151】NAND回路107は前記信号S4バーを
入力するとともに、NAND回路106の出力信号S1
06を入力しており、両信号S4バー,S106に基づ
いて、第1の位相差信号φRのLレベル出力を停止させ
るための第1のリセット信号S107を出力する。すな
わち、第1及び第2の位相差信号φR,φPがそれぞれ
L,Hレベルになって信号S103がLレベルになる
と、信号S106はHレベルになる。このとき、信号S
4バーがHレベルであるため、NAND回路107はL
レベルの第1のリセット信号S107を出力する。
【0152】第2の信号生成回路105は2個の2入力
NAND回路108,109を備える。NAND回路1
08は、信号S103を入力するとともに、NAND回
路109から出力される信号S109を入力しており、
両信号S103,S109に基づく信号S108を出力
する。
【0153】NAND回路109は前記信号S14バー
を入力するとともに、NAND回路108の出力信号S
108を入力しており、両信号S14バー,S108に
基づいて、第2の位相差信号φPのHレベル出力を停止
させるための第2のリセット信号S109を出力する。
すなわち、第1及び第2の位相差信号φR,φPがそれ
ぞれL,Hレベルになって信号S103がLレベルにな
ると、信号S108はHレベルになる。このとき、信号
S14バーがHレベルであるため、NAND回路109
はLレベルの第2のリセット信号S109を出力する。
【0154】従って、本実施の形態のリセット回路10
1は、レイアウトの都合上、4入力NAND回路及び3
入力NAND回路を使用できない場合に、前記第1の実
施の形態のリセット回路17と同様の論理を得ることが
できる。
【0155】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施の形態を図16に従って説明する。なお、重複説
明を避けるため、図14,図15において説明したもの
と同じ要素については、同じ参照番号が付されている。
【0156】本形態は、第5の形態における位相比較器
91に対して第6の形態のリセット回路101を付加し
た構成である。位相比較器91のNAND回路92は信
号S1,S3,S75を入力するとともに、リセット回
路101の第1のリセット信号S107を入力してい
る。NAND回路92は4つの信号S1,S3,S7
5,S107に基づく信号S92を出力する。
【0157】また、NAND回路93は信号S11,S
13,S75を入力するとともに、リセット回路101
の第2のリセット信号S109を入力している。NAN
D回路93は4つの信号S11,S13,S75,S1
09に基づく信号S93を出力する。
【0158】リセット回路101において、第1の信号
生成回路104のNAND回路107は前記信号S92
バーを入力するとともに、信号S106を入力してお
り、両信号S92バー,S106に基づいて第1のリセ
ット信号S107を出力する。
【0159】従って、第1のリセット信号S107がL
レベルになると、信号S1,S3,S75のレベルには
関係なく、信号S92はHレベルとなる。そのため、第
1の位相差信号φRはHレベルになり、チャージポンプ
回路14のpMOSトランジスタ18がオフされる。
【0160】また、第2の信号生成回路105のNAN
D回路109は第2の位相差信号φPを入力するととも
に、信号S108を入力しており、両信号φP,S10
8に基づいて第2のリセット信号S109を出力する。
【0161】従って、第2のリセット信号S109がL
レベルになると、信号S11,S13,S75のレベル
には関係なく、信号S93はHレベルとなる。そのた
め、第2の位相差信号φPはLレベルになり、チャージ
ポンプ回路14のnMOSトランジスタ19もオフされ
る。
【0162】さて、本実施の形態においても、前記第5
の形態と同様の作用及び効果がある。
【0163】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、チャー
ジポンプ回路の出力エネルギーを理想的特性に極めて近
いものとすることができ、周波数信号の周波数を安定し
て設定周波数にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の形態のPLL周波数シンセサイザを示す
ブロック図
【図2】図1の位相比較器を示す回路図
【図3】図2の位相比較器のタイムチャート
【図4】図2の位相比較器のタイムチャート
【図5】図2の位相比較器のタイムチャート
【図6】第2の形態のリセット回路を示す回路図
【図7】第3の形態のリセット回路及びチャージポンプ
回路を示す回路図
【図8】PLL周波数シンセサイザの位相特性を示す線
【図9】第4の形態のリセット回路を示す回路図
【図10】2入力NAND回路を示す回路図
【図11】図9の位相比較器のタイムチャート
【図12】図9の位相比較器のタイムチャート
【図13】図9の位相比較器のタイムチャート
【図14】第5の形態のリセット回路を示す回路図
【図15】第6の形態のリセット回路を示す回路図
【図16】第7の形態のリセット回路を示す回路図
【図17】従来のPLL周波数シンセサイザを示すブロ
ック図
【図18】図17の位相比較器を示す回路図
【図19】図18の位相比較器のタイムチャート
【符号の説明】
12 比較分周器 13 位相比較器 14,60 チャージポンプ回路 16 電圧制御発振器(VCO) 17,55,65 リセット回路 18 第1のトランジスタとしてのpMOSトランジス
タ 19 第2のトランジスタとしてのnMOSトランジス
タ 20,63 出力端子 42,56,66 第1の検出回路 43,57,67 第2の検出回路 44 信号生成回路としての2入力NAND回路 46 第1のCMOS回路としてのインバータ 47 第1の検出用トランジスタとしてのpMOSトラ
ンジスタ 50 第2のCMOS回路としてのインバータ 52 第1の検出用トランジスタとしてのpMOSトラ
ンジスタ 61 第1のトランジスタとしてのpnpトランジスタ 62 第2のトランジスタとしてのnpnトランジスタ 68 第1の検出用トランジスタとしてのpnpトラン
ジスタ 69 第2の検出用トランジスタとしてのnpnトラン
ジスタ Do 電圧信号 fp 比較信号 fr 基準信号 fv 周波数信号 R1,R2,R7,R8 負荷抵抗 S18 リセット信号 VT 制御電圧信号 φP 第2の位相差信号 φR 第1の位相差信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 伸二 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 岸 政規 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 長谷川 守仁 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器の周波数信号を分周する
    ことにより比較信号を出力する比較分周器と、 所定の周波数の基準信号と前記比較信号とを入力し、前
    記基準信号及び比較信号に基づいて第1の位相差信号と
    第2の位相差信号とを出力する位相比較器と、 前記第1の位相差信号に基づいてオンオフされる第1の
    トランジスタと、前記第2の位相差信号に基づいてオン
    オフされる第2のトランジスタとを備え、前記第1及び
    第2の位相差信号に基づく電圧信号を出力端子から出力
    するチャージポンプ回路と、 前記電圧信号に基づく制御電圧信号の電圧値に応じた周
    波数信号を出力する電圧制御発振器とを備え、外部から
    の設定周波数と周波数信号の周波数とを一致させるよう
    にしたPLL周波数シンセサイザにおいて、 前記チャージポンプ回路の第1及び第2のトランジスタ
    の導通状態を検出し、第1及び第2のトランジスタが共
    にオンしたことを検出したとき、前記第1及び第2の位
    相差信号の出力を停止させるためのリセット回路を設け
    たPLL周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 前記リセット回路は、前記第1の位相差
    信号に基づいて前記第1のトランジスタがオンしたこと
    を検出するための第1の検出回路と、 前記第2の位相差信号に基づいて前記第2のトランジス
    タがオンしたことを検出するための第2の検出回路と、 前記第1及び第2の検出回路の検出結果に基づいて前記
    第1及び第2の位相差信号の出力を停止させるためのリ
    セット信号を生成する信号生成回路とを備える請求項1
    に記載のPLL周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 前記リセット回路は、前記第1及び第2
    の位相差信号に基づいて前記第1及び第2のトランジス
    タが共にオンしたことを検出するための検出回路と、 前記検出回路の検出結果及び前記第1の位相差信号に基
    づいて該第1の位相差信号の出力を停止させるための第
    1のリセット信号を生成する第1の信号生成回路と、 前記検出回路の検出結果及び前記第2の位相差信号に基
    づいて該第2の位相差信号の出力を停止させるための第
    2のリセット信号を生成する第2の信号生成回路とを備
    える請求項1に記載のPLL周波数シンセサイザ。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出回路は、第1の検出用ト
    ランジスタを含み、前記第1の位相差信号に基づいて該
    第1の検出用トランジスタがオンしたことを検出するこ
    とと、 前記第2の検出回路は、第2の検出用トランジスタを含
    み、前記第2の位相差信号に基づいて該第2の検出用ト
    ランジスタがオンしたことを検出することとを備える請
    求項2に記載のPLL周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】 前記第1の検出回路は、前記第1の検出
    用トランジスタを構成要素とした第1のCMOS回路を
    含み、 前記第2の検出回路は、前記第2の検出用トランジスタ
    を構成要素とした第2のCMOS回路を含む請求項4に
    記載のPLL周波数シンセサイザ。
  6. 【請求項6】 前記第1の検出回路は、前記第1の検出
    用トランジスタ及び前記第1の検出用トランジスタに接
    続された負荷抵抗を備えた第1のインバータを含み、 前記第2の検出回路は、前記第2の検出用トランジスタ
    及び前記第2の検出用トランジスタに接続された負荷抵
    抗を備えた第2のインバータを含む請求項4に記載のP
    LL周波数シンセサイザ。
  7. 【請求項7】 電圧制御発振器の周波数信号を分周する
    ことにより比較信号を出力する比較分周器と、 所定の周波数の基準信号と前記比較信号とを入力し、前
    記基準信号及び比較信号に基づいて第1の位相差信号と
    第2の位相差信号とを出力する位相比較器と、 前記第1の位相差信号に基づいてオンオフされる第1の
    トランジスタと、前記第2の位相差信号に基づいてオン
    オフされる第2のトランジスタとを備え、前記第1及び
    第2の位相差信号に基づく電圧信号を出力端子から出力
    するチャージポンプ回路と、 前記電圧信号に基づく制御電圧信号の電圧値に応じた周
    波数信号を出力する電圧制御発振器とを備え、外部から
    の設定周波数と周波数信号の周波数とを一致させるよう
    にしたPLL周波数シンセサイザにおいて、 前記チャージポンプ回路の第1及び第2のトランジスタ
    の導通状態を検出し、第1及び第2のトランジスタが共
    にオンしたことを検出したとき、前記第1及び第2の位
    相差信号の出力を停止させるPLL周波数シンセサイザ
    の駆動方法。
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