JPH09213206A - 透過型光電面、その製造方法、及びそれを用いた光電変換管 - Google Patents

透過型光電面、その製造方法、及びそれを用いた光電変換管

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JPH09213206A
JPH09213206A JP2012396A JP2012396A JPH09213206A JP H09213206 A JPH09213206 A JP H09213206A JP 2012396 A JP2012396 A JP 2012396A JP 2012396 A JP2012396 A JP 2012396A JP H09213206 A JPH09213206 A JP H09213206A
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JP2012396A
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English (en)
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Minoru Aragaki
実 新垣
Hirobumi Suga
博文 菅
Teruo Hiruma
輝夫 晝馬
Atsushi Kibune
淳 木舩
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電感度及び時間応答特性が両立した構成が
単純な透過型光電面と、その製造方法及びそれを用いた
光電変換管を提供することを目的とする。 【解決手段】 窓層(31)の一面にGaAsからなる活性
層(32)が従来より薄く形成され、活性層(32)上
面端部及び中央部にCrからなる電極とCs2Oからなる極薄
の表面層(33)が形成されている。窓層(31)の他
面に略半球状凹部が規則的に配列して微小な凹凸が多数
形成され、その上に反射防止膜(20)を介してガラス
面板(10)が密着するように配置され、被検出光を窓
層方向に拡散させる光拡散面がガラス面板(10)及び
窓層(31)と反射防止膜(20)との界面に形成され
る。この単純な構成でも、ガラス面板(10)から入射
して光拡散面で拡散された被検出光が、薄い活性層(3
2)内で十分吸収されて光電子が短時間で外部に放出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、III−V族化合
物半導体からなる透過型光電面、その製造方法及びそれ
を用いた光電変換管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の透過型光電面30は、図10に示
すように、AlGaAsからなる窓層31とGaAsからなる活性
層32とが順に積層して形成され、AlGaAs窓層31上に
反射防止膜20を介してガラス面板10に熱圧着して支
持されている。上記のような透過型光電面30は、例え
ば特開昭51−73379号公報及びUSPAT376
9536号公報に開示されている。そして、それらの活
性層32は(Al,Ga,In)及び(P,As,Sb)の各物質群から少
なくとも1つの物質を選択することによって構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような透過型光電
面30が、検出対象となる近赤外領域の被検出光を吸収
して高い感度を得るためには、光電子を発生させる活性
層32の厚さが光電子の拡散長に対応した2μm程度で
あることが必要である。一方、被検出光により励起され
た光電子は活性層32内を拡散により移動して放出表面
にたどりつくので、光電面の時間応答特性、すなわち応
答時間及び時間広がりは活性層32の厚さに依存する。
例えば、透過型光電面30を構成する活性層32の厚さ
が2μm程度ならば、透過型光電面30の応答時間は数
μs、そして時間広がりの半値幅は600psにまでに
なってしまい、例えば、超高速光励起による蛍光寿命測
定や光パルスの時間差の測定をするには必ずしも十分と
言えない。上記のように、光電感度と時間応答特性とは
相反するものであり、両者を同時に満足するものは現在
のところ実現されていない。
【0004】ところで、特開昭63−108658号公
報に開示された光電変換管は光電面の入射窓としてファ
イバプレートを用い、かつ、各ファイバプレートの光軸
を光電面に対して傾斜して配設させている。また、US
PAT38738729号公報に開示された光電面は、
それを形成するガラス面板の光入射側にプリズム状のブ
ロックが配設されている。両者は光電面に垂直に入射し
た光の光路を曲げることによって光路を長くして実効的
な吸収効率を増加させ、高感度を得ている。しかしなが
ら、上記のような光電面を支持する入射窓(光入射面
板)の構成は複雑となって、製造するのに多大な費用を
要する。
【0005】そこで本発明は、構成が単純であり、か
つ、光電感度を保ったまま時間応答特性を向上させるこ
とのできる透過型光電面、その製造方法、及びそれを用
いた光電変換管を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る透過型光電
面は、ガラス面板上に、検出対象である被検出光の反射
防止膜を介して密着するように設けられた透過型光電面
において、反射防止膜上にIII−V族化合物半導体に
よって形成され、被検出光よりも短波長の光を遮断する
窓層と、窓層上に窓層よりもバンドギャップエネルギが
小さいIII−V族化合物半導体によって形成され、被
検出光を吸収して光電子を発生させる活性層とを少なく
とも備え、窓層及びガラス面板と反射防止膜の各々の界
面は、ガラス面板を介して入射された被検出光を活性層
の方向に拡散させ得る程度の微小な凹凸を多数有する光
拡散面をなしていることを特徴とする。微小な凹凸を設
けるだけの単純な構成によって、被検出光を拡散させる
ことができ、したがって活性層を厚くして時間応答特性
を低下させることなく、活性層内部での被検出光の実効
的な光路を長くして光電感度を高めることができる。
【0007】また、光拡散面の有する微小な凹凸は、凹
部分又は凸部分が点状の配列、又はストライプ状の配
列、又はメッシュ状の配列をなしていることを特徴とす
る。これによって、被検出光は微小な凹凸を多数有する
面の位置によらずに一様に拡散される。
【0008】また、活性層の厚さは1μm以下であるこ
とを特徴とする。これによって、光電子が外部に放出さ
れる時間が短くなる。
【0009】本発明に係る透過型光電面の製造方法は、
基板上に、検出対象である被検出光より短波長の光を遮
断する窓層が最上層となるように、少なくとも窓層及び
被検出光を吸収して光電子を発生させる活性層を積層し
て、III−V族化合物半導体多層膜を形成するステッ
プと、窓層の上面に微小な凹凸を多数形成するステップ
と、窓層上に被検出光の反射防止膜をほぼ均一厚さに堆
積させるステップと、反射防止膜の構成材料よりも転移
温度の低いガラス材料からなるガラス面板を加熱により
軟化して半導体多層膜を反射防止膜を介してガラス面板
に密着させるステップと、基板をエッチング除去する工
程とを備える。簡単な構成によって、時間応答特性を良
好にしながら高い光電感度が得られる透過型光電面を、
ガラス面板上に歩留りよく作製できる。
【0010】本発明に係る透過型光電面を用いた光電変
換管は、透過型光電面と、ガラス面板を側壁端部に支持
して内部が真空状態に保たれた真空管と、真空管内部に
設置され、透過型光電面に対して正の電圧を保持する陽
極とを備える。これによって、光電面からの光電子信号
を電気信号に変換することができる。
【0011】また、透過型光電面と陽極との間には透過
型光電面から放出された光電子を2次電子増倍する増倍
手段が備えられていることを特徴とする。これによっ
て、放出された光電子の信号を増倍させることができ
る。
【0012】また、陽極は被検出光の2次元光学像に対
応する2次元電子像を受容することによって発光する蛍
光膜であることを特徴とする。これによって、被検出光
の2次元光学像を直接観察することができる。
【0013】また、陽極は透過型光電面に入射した被検
出光の2次元光学像に対応した2次元電子像を受容する
ことによって光学像に対応した電気信号を出力する固体
撮像デバイスであることを特徴とする。これによって、
2次元光学像を電気信号に変換することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面及び表を
参照して説明する。
【0015】図1は本発明の透過型光電面の実施形態、
すなわち本発明の透過型光電面の製造方法の実施形態に
より実際に製作される透過型光電面の断面図である。
【0016】AlGaAsからなる窓層31の一面には、窓層
31よりもバンドギャップエネルギが小さい、GaAsから
なる厚さ約1μmの活性層32が形成されている。そし
て、活性層32上の中央部にはCs2Oからなる表面層
32が均一に極薄く形成され、また、活性層32上の周
縁部にはCrからなる電極50が蒸着して形成され、活
性層32と電気的な接続ができるようにしている。な
お、表面層33はCs2Oのようなアルカリ金属の酸化
物に限るものではなく、アルカリ金属又はそのフッ化物
でもよい。
【0017】窓層31の他面には、径0.5μm程度の略
半球状の凹部が1μm間隔でもって規則的に配列して多
数の微小な凹凸が形成されており、その上には上記の凹
凸形状を保持しながら、検出対象である被検出光の波長
に応じた膜厚でもってSiO2とSi3N4とが順次積層した反
射防止膜20が形成されている。そして、この反射防止
膜20表面の凹凸形状に合致するように、表面が凹凸形
状となされたガラス面板10が密着するように配置され
ている。これによって、互いに屈折率の異なる材料から
なるガラス面板10及び窓層31と反射防止膜20との
界面は、多数の微小な凹凸を有する面をなし、これが被
検出光を屈折、散乱させることにより活性層32の方向
に拡散させる光拡散面として機能している。
【0018】よって、図1の矢印に示すように被検出光
(hν)がガラス面板10に入射すると、光拡散面でそ
の強度が減衰されることなく窓層31の方向に拡散さ
れ、窓層31内では被検出光よりも短波長の光が遮断さ
れる。被検出光は活性層32中では斜め方向に進行する
ことが多く、したがって実効的な光路長は長くなるの
で、そこで効率よく吸収されて光電子が発生する。そし
て、活性層32内を拡散により移動する光電子は表面層
33によって仕事関数が十分低下した活性層32上面か
ら放出される。
【0019】本実施形態では、上記光拡散面で拡散を受
けた被検出光が活性層32に斜めに入射するので、従来
約2μmだった活性層32の厚さをたとえ約1μmにま
で薄くしても、被検出光を活性層32内で十分に吸収さ
れて光電子が発生する。そして、拡散によって活性層3
2中を移動するので、再結合等により消滅することなく
表面層33側へ短時間で移動し、上面の仕事関数が十分
低下した活性層32から放出される。したがって、従来
と比べて構造が単純でありながら光電感度及び時間応答
特性が両立した透過型光電面が得られる。
【0020】つぎに本発明による透過型光電面の製造方
法について図2(a)〜(h)に従い説明する。図2
(a)〜(h)は図1に示した透過型光電面の断面図を
工程順に示している。
【0021】まず、GaAsからなる半導体基板60を用意
する。つぎに、この上にエピタキシャル成長装置(図示
せず)を用いてAlGaAsからなる厚さ約2μmのエッチン
グストップ層61、GaAsからなる厚さ約1μmの活性層
32、そしてAlGaAsからなる厚さ約2μmの窓層31を
順次堆積させ、図2(a)に示すように、ヘテロ構造を
有した半導体多層膜を作製する。エッチングストップ層
61の上記厚さは後述する半導体基板60の選択エッチ
ングを考慮している。また、活性層32の厚さは時間応
答特性を向上させるために約1μmにしている。
【0022】つぎに、上記半導体多層膜の窓層31上面
にフォトレジスト80を塗布する。そして、光リソグラ
フィ技術を用いてマスクパターンを形成し、図2(b)
に示すように、約0.5μm径の窓層31を約1μmの
間隔でもって規則的に露出させる。
【0023】この状態でもって、マスクパターンの開口
において露出した窓層31を硫酸系溶液を用いて面方向
を調整しながらエッチングすると、図2(c)に示すよ
うに、窓層31上面には上記配列に対応した略半球状の
窪みが形成される。その後、図2(d)に示すように、
窓層31上面に塗布されたフォトレジスト80を取り除
く。
【0024】そして、CVD法を用いることにより、図
2(e)に示すように、窓層31上面の略半球状の窪み
を保持しながら被検出光の波長に応じた膜厚でもってSi
3N4、SiO2を順に堆積し、反射防止膜20を形成する。
【0025】つぎに、ガラス面板10を反射防止膜20
と熱圧着させる。このとき、ガラス面板10はGaAs活性
層32の熱膨張係数に比較的近く、かつ、反射防止膜の
構成材料よりも転移温度の低い材料、例えば、コーニン
グ社の7056ガラス(図3に熱特性と化学分析組成
(重量%)を示す)を用いる。
【0026】この工程を以下さらに詳しく述べる。はじ
めに、ガラス面板10を反射防止膜20と熱圧着させる
ための準備として、熱圧着装置(図示せず)内の所定の
位置にそれらを配置する。つぎに、熱圧着装置内を約1
×10-6Torrまで真空排気する。そして、熱圧着工程は図
4に示す温度管理図にしたがって行う。すなわち、熱圧
着装置を2時間かけて450℃まで昇温した後、脱ガス
のために約1時間450℃を保持する。
【0027】その後、ガラス面板10を転移温度よりも
高い550℃まで昇温し、その値を30分間保持してガ
ラス面板10を反射防止膜20と熱圧着させる。この状
態では、反射防止膜20及び半導体多層膜は変形せず、
ガラス面板10下面のみが変形して略半球状突起を有す
る凹凸界面が形成される。つぎに、これらをガラス面板
10の転移温度に近い500℃まで1時間かけて徐冷
し、引続いて500℃から室温まで急冷すると、図2
(f)に示すように、反射防止膜20を介して半導体多
層膜がガラス面板10下面に密着される。このようにす
れば、ガラス面板10と反射防止膜20との間に気泡が
生じることがなく、ガラス面板10と反射防止膜20と
が歩留りよく密着される。
【0028】つぎに、半導体基板60をアンモニア系溶
液を用いて選択的エッチングを行なうと、図2(g)に
示すように、エッチング除去はAlGaAsエッチングストッ
プ層61が露出したときに自動的に停止する。
【0029】つぎに、露出したエッチングストップ層6
1を塩酸溶液を用いてエッチングを行なうと、エッチン
グは活性層32において自動的に停止し、活性層32下
面が露出する。そして、所定のマスクを用いることによ
って、図2(h)に示すように、ガラス面板10及び活
性層32下面周縁露出部や窓層31及び活性層32側面
部に、Crからなる電極50を蒸着させる。
【0030】最後に、このように形成された透過型光電
面付きのガラス面板10を、光電子増倍管や画像増強管
等の光電変換管を構成する真空管等に入射窓材として組
み込み、活性層32露出部を清浄化した後、Cs及びO
2を光電変換管に導入して活性層32露出部に蒸着させ
る。これによって、活性層32露出面の仕事関数を低下
させた図1に示す透過型光電面が得られる。
【0031】なお、微小な凹凸は被検出光を拡散できる
程度のサイズ、配列ピッチ等であればよく、その大きさ
及び間隔等の値はもちろんのこと、種類もこれに限定さ
れない。特に種類については、凹部分あるいは凸部分が
例えばストライプ状配列をなしたもの、又はメッシュ状
配列をなしたもの等でも構わない。また、窓層31及び
活性層32の厚さ等は上記のものに限定されるものでは
なく、それぞれ被検出光を遮断し得る機能、光電子を生
成させる機能を奏する厚さであればよい。さらに、窓層
31及び活性層32はそれぞれAlGaAs及びGaAsに限定さ
れず、被検出光の波長帯域や、ガラス面板の屈折率との
関係に応じて、III−V族化合物半導体の中から適宜
選択される。
【0032】つぎに、本発明の透過型光電面を用いた光
電変換管を実施形態毎に説明する。
【0033】光電変換管の第1実施形態 図5はいわゆるラインフォーカス型光電子増倍管の側断
面図を示したものである。図5において、内面に透過型
光電面30が反射防止膜を介して密着するようにして設
けられたガラス面板10が真空管11の本体を構成する
筒体の一方の端部に支持されており、被検出光(hν)
が矢印に示すように入射される。真空管11を構成する
筒体の他方の端部もガラスを用いて気密に封止され、真
空管11内部を真空状態に保持している。
【0034】真空管11内の他方の端部には陽極40が
設置されており、透過型光電面30と陽極40との間の
うち、透過型光電面30寄りに光電子を収束する一対の
収束電極70が設置され、かつ、陽極40寄りにこの透
過型光電面30から放出された光電子を順次増倍するた
めの複数段のダイノード71a〜71hからなるダイノ
ード部71(増倍手段)が曲面状の電極を多段繰り返し
て設置されている。図示しないが、透過型光電面30、
収束電極70、ダイノード部71、そして陽極40に
は、ブリーダ回路及び電気リードを介して、透過型光電
面30に対して正のブリーダ電圧が陽極40に近づくに
つれて段毎に増加するように分配して印加されている。
【0035】よって被検出光が光電子増倍管に入射する
と、上記透過型光電面30から光電子(e-)が従来と
同程度の数を保持したまま、従来より短時間で放出され
る。放出された光電子は収束電極70によって加速して
収束され、第1ダイノード71aに入射される。入射し
た光電子数に対して数倍の数の2次電子が放出され、引
続き第2ダイノード71bに加速して入射する。第2ダ
イノード71bにおいても第1ダイノード71aと同様
に入射した電子数に対して数倍の2次電子が放出され
る。これを8回繰り返すことによって、透過型光電面3
0から放出された光電子は約100万倍程度に最終的に
2次電子増倍され、第8ダイノードhから増倍して放出
された2次電子が陽極40で集められ出力信号電流とし
て取り出される。
【0036】本実施形態で用いた透過型光電面は光電感
度と時間応答特性とが両立していることから、従来と同
程度の光電子が短時間で放出されるので、この光電子に
よって増倍された2次電子が最終的に陽極40までに到
達する時間もまた短くなる。よって、本実施形態では従
来のラインフォーカス型光電子増倍管と比較して信号電
流の感度と時間応答特性とが両立している。すなわち、
この光電子増倍管を用いると、より高速な微弱光現象
を、例えば高速光励起による蛍光寿命測定等を感度よく
観測することできる。
【0037】光電変換管の第2実施形態 図6はいわゆる近接型光電子増倍管の側断面図を示した
ものである。反射防止膜20と透過型光電面30とが光
電変換管の第1実施形態と同様にされたガラス面板10
が、Inシール部13及びIn溜め14からなる封止部材を
用いて真空管11の本体を構成する筒体の上端部に封止
して支持されており、被検出光(hν)が矢印に示すよ
うに入射される。
【0038】また、真空管11の本体を構成する筒体の
下端部には、底板部12が支持され、真空管11を気密
に封止して真空管11内部を真空状態に保持させてい
る。底板部12上面では透過型光電面30と対向して、
光電子が打ち込まれたとき増倍作用を有しているフォト
ダイオード41が設置されている。このフォトダイオー
ド41に接続されたステムピン52の一端が底板部12
を貫通して延びており、それを介してこのフォトダイオ
ード41には逆バイアス電圧が印加されており、また同
様にステムピン52と電極50に接続された電気リード
(図示せず)とを介して、透過型光電面30とフォトダ
イオード41との間に数kVの電圧が印加されている。
【0039】上記光電子増倍管に被検出光が入射する
と、光電変換管の第1実施形態に述べたように光電子
(e-)が真空管11の内部空間へ短時間で放出された
後、フォトダイオード41に加速して打ち込まれること
により、光電子1つに対し数1000倍に増倍された2
次電子が生成される。そして、フォトダイオード41内
で生成された2次電子がステムピン52を介して出力信
号として取り出される。
【0040】したがって、本実施形態は、第1実施形態
と同様に透過型光電面からの光電子が短い時間で多く放
出されるので、従来の電子打ち込み型光電子増倍管に比
べて高速な微弱光現象を感度よく観測できる。また、ダ
イノード部を必要とせず、しかも、後述する静電収束型
光電子増倍管と比較して収束電極を要しないことから、
小型化が可能である。
【0041】光電変換管の第3実施形態 図7はいわゆる静電収束型光電子増倍管の側断面図を示
したものである。この光電子増倍管で第2実施形態と異
なる点は、透過型光電面30とフォトダイオード41と
の間に、一対の収束電極70が設置されていることであ
る。そして、一対の収束電極70と接続された各電気リ
ード51a,bの一端が真空管30側壁を貫通して延び
ており、電気リード51a,bを介して一対の収束電極
70に所定の電圧を印加できるようにしている。
【0042】本実施形態によれば、収束電極70を用い
て光電子が収束されているので、透過型光電面の有効面
積に対して小さいフォトダイオード41を用いることが
できるので、高速応答が可能となる。
【0043】光電変換管の第4実施形態 図8はいわゆる画像増強管の側断面図を示したものであ
る。本実施形態は第2乃至第3実施形態と異なり、真空
管11の本体を構成する筒体の中央には、2次元電子を
2次電子増倍できるように直径10μm程度のガラス孔
を多数束ねて構成されるマイクロチャンネルプレート
(以下「MCP」という)(増倍手段)72が設置され
ていることである。そして、透過型光電面30及びMC
P72に接続される各電気リード(図示せず)を介し
て、透過型光電面30とMCP72との間には+数10
0Vの電圧が印加されている。また、MCP72と接続
された各電気リード53a,bの一端が真空管11の側
壁を貫通して延び、それらを介して、MCP72の上面
側(以下「入力側」という)とMCP72の下面側(以
下「出力側」という)との間には増倍用の電圧が印加さ
れている。
【0044】また本実施形態では、真空管11の本体を
構成する筒体の下端部にはファイバープレート42が支
持され、その内面上に蛍光体43(蛍光膜)が配置され
ている点において前述の実施形態とは異なる。そして、
蛍光体43に接続された電気リード53cとMCP72
に接続された上記と別の電気リード(図示せず)を介し
て、MCP72に対して+数kV程度の電圧が蛍光体4
3に印加されるようにしている。
【0045】したがって、画像増強管に被検出光が図7
のように入射すると、2次元光学像に対応する2次元光
電子像(e-)が透過型光電面30から真空管11の内
部空間へ放出され、MCP72入力側に加速して入射さ
れる。MCP72によって2次元光電子像は約100万
倍に2次電子増倍され、MCP72の出力側から入射位
置に対応した2次元電子像が放出され、蛍光体43に加
速して入射される。蛍光体43上では2次元電子像に対
応した2次元画像が増強して発光表示される。2次元画
像は蛍光体43を支持しているファイバープレート42
を通して外部に取り出され、観測される。
【0046】本実施形態は上に述べた透過型光電面を用
いていることから、2次元光電子像が短時間で多く放出
される。そして、これによって増倍された2次元電子が
蛍光体43に従来よりも短時間で到達して従来と同程度
以上の光が発するので、従来の画像増強管に比較してよ
り高速で行なわれる2次元の微弱光現象を感度よく観測
することができる。
【0047】光電変換管の第5実施形態 図9はいわゆる近接型撮像管の側断面図を示したもので
ある。この撮像管では、第2実施形態におけるフォトダ
イオード41に代えて、撮像デバイスである電荷蓄積素
子(以下「CCD」という)44が用いられている。図
示しないが、透過型光電面30とCCD44との間には
放出された光電子を増倍するための電圧が印加され、こ
れにより加速された光電子がCCD44に入射すること
により光電子像が増倍される。CCD44の各画素に蓄
積される電荷は、ステムピン54を介して時系列に外部
に出力される。
【0048】本実施形態においても、上記のような透過
型光電面を用いていることから、CCD44の各画素に
短時間で従来と同程度以上の増倍電子が蓄積されるの
で、従来よりも応答よく時系列に外部に出力され得る。
よって、従来より高速な2次元の微弱光現象を電気的に
検出して観測することが可能となる。
【0049】なお、光電変換管の第5実施形態で、撮像
デバイスとしてCCDを用いた場合を説明したが、電気
的に位置検出を行なう機能を有していればこれに限らな
い。また、本発明の上記透過型光電面を用いた光電変換
管として光電子増倍管、画像増強管及び撮像管を説明し
たが、ストリーク管等のその他光検出装置にも適用可能
であることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明の透過型光電面によれば、ガラス
面板及び窓層と反射防止膜との界面が被検出光を拡散さ
せるように微小な凹凸をなしていることによって、構造
が単純で、かつ、時間応答特性と光電感度が両立可能な
透過型光電面が実現できる。
【0051】また、本発明の上記透過型光電面の製造方
法によれば、ガラス面板及び窓層と反射防止膜との界面
を被検出光を拡散させるように微小な凹凸を形成するこ
とにより、時間応答特性を向上させながら高い光電感度
が得られる透過型光電面を歩留りよく作製することがで
きる。
【0052】さらに本発明の透過型光電面を用いた光電
変換管によれば、上記透過型光電面を用いた光電変換管
は高速で生じる微弱光現象等を従来よりも感度よく検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る透過型光電面の断面図
である。
【図2】図1の透過型光電面の製造工程を断面図であ
る。
【図3】反射防止膜をガラス面板に熱圧着させる際の温
度管理図である。
【図4】コーニング社7056ガラスの熱特性と化学分
析組成(重量%)とを表した図表である。
【図5】図1の光電面を備えた光電変換管の第1実施形
態の側断面図である。
【図6】図1の光電面を備えた光電変換管の第2実施形
態の側断面図である。
【図7】図1の光電面を備えた光電変換管の第3実施形
態の側断面図である。
【図8】図1の光電面を備えた光電変換管の第4実施形
態の側断面図である。
【図9】図1の光電面を備えた光電変換管の第5実施形
態の側断面図である。
【図10】従来の透過型光電面の断面図である。
【符号の説明】
10・・・ガラス面板、11・・・真空管、12・・・
底板部、13・・・Inシール部、14・・・In溜め、2
0・・・反射防止膜、30・・・透過型光電面、31・
・・窓層、32・・・活性層、33・・・表面層、40
・・・陽極、41・・・フォトダイオード、42・・・
ファイバープレート、43・・・蛍光体、44・・・電
荷蓄積素子、50・・・電極、51、51a,b,c・
・・電気リード、52、52a,b・・・ステムピン、
60・・・半導体基板、61・・・エッチストップ層、
70・・・収束電極、71・・・ダイノード部、71a
・・・第1ダイノード、71b・・・第2ダイノード、
71c・・・第3ダイノード、71d・・・第4ダイノ
ード、71e・・・第5ダイノード、71f・・・第6
ダイノード、71g・・・第7ダイノード、71h・・
・第8ダイノード、72・・・マイクロチャンネルプレ
ート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/10 H01L 31/10 A (72)発明者 木舩 淳 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス面板上に、検出対象である被検出
    光の反射防止膜を介して密着するように設けられた透過
    型光電面において、 前記反射防止膜上にIII−V族化合物半導体によって
    形成され、前記被検出光よりも短波長の光を遮断する窓
    層と、 前記窓層上に前記窓層よりもバンドギャップエネルギが
    小さいIII−V族化合物半導体によって形成され、前
    記被検出光を吸収して光電子を発生させる活性層と、を
    少なくとも備え、 前記窓層及び前記ガラス面板と前記反射防止膜の各々の
    界面は、前記ガラス面板を介して入射された前記被検出
    光を前記活性層の方向に拡散させ得る程度の微小な凹凸
    を多数有する光拡散面をなしていることを特徴とする透
    過型光電面。
  2. 【請求項2】 前記光拡散面の有する微小な凹凸は、凹
    部分又は凸部分が点状の配列、又はストライプ状の配
    列、又はメッシュ状の配列をなしていることを特徴とす
    る請求項1に記載の透過型光電面。
  3. 【請求項3】 前記活性層の厚さは1μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の透過型光電面。
  4. 【請求項4】 基板上に、検出対象である被検出光より
    短波長の光を遮断する窓層が最上層となるように、少な
    くとも前記窓層及び前記被検出光を吸収して光電子を発
    生させる活性層を積層して、III−V族化合物半導体
    多層膜を形成するステップと、 前記窓層の上面に微小な凹凸を多数形成するステップ
    と、 前記窓層上に前記被検出光の反射防止膜をほぼ均一の厚
    さに堆積させるステップと、 前記反射防止膜の構成材料よりも転移温度の低いガラス
    材料からなるガラス面板を加熱により軟化して前記半導
    体多層膜を前記反射防止膜を介して前記ガラス面板に密
    着させるステップと、 前記基板をエッチング除去するステップと、を備える透
    過型光電面の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか記載の透過型光
    電面と、 前記ガラス面板を側壁端部に支持して内部が真空状態に
    保たれた真空管と、 前記真空管内部に設置され、前記透過型光電面に対して
    正の電圧を保持する陽極と、を備える光電変換管
  6. 【請求項6】 前記透過型光電面と前記陽極との間には
    前記透過型光電面から放出された光電子を2次電子増倍
    する増倍手段が備えられていることを特徴とする請求項
    5に記載の光電変換管。
  7. 【請求項7】 前記陽極は前記被検出光の2次元光学像
    に対応する2次元電子像を受容することによって発光す
    る蛍光膜であることを特徴とする請求項5又は6に記載
    の光電変換管。
  8. 【請求項8】 前記陽極は前記透過型光電面に入射した
    被検出光の2次元光学像に対応した2次元電子像を受容
    することによって前記光学像に対応した電気信号を出力
    する固体撮像デバイスであることを特徴とする請求項5
    又は6に記載の光電変換管。
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