JPH09213193A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH09213193A
JPH09213193A JP2111096A JP2111096A JPH09213193A JP H09213193 A JPH09213193 A JP H09213193A JP 2111096 A JP2111096 A JP 2111096A JP 2111096 A JP2111096 A JP 2111096A JP H09213193 A JPH09213193 A JP H09213193A
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JP
Japan
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contact arm
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kick
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Pending
Application number
JP2111096A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Hanaoka
純雄 花岡
Toshiyuki Matsuzaki
敏之 松崎
Toshikazu Ukai
利和 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故電流発生時に可動接点を固定接点からよ
り早く離間させ得ると共に、それら接点の溶着の防止も
より確実に行ない得るようにする。 【解決手段】 過電流が流れたときのアーマチュア12
の変位により引外し位置へ回動されるキャッチリンク1
5に、このキャッチリンク15に当接する部分22と、
コンタクトアーム6を押圧する部分23とを形成したキ
ックリンク19を回動自在に枢支し、このキックリンク
19が、キャッチリンク15の上記引外し位置方向への
僅かな回動によりコンタクトアーム6を押圧して可動接
点5を固定接点4から強制的に離間させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故電流発生時
に、可動接点を固定接点からより早く離間させると共に
それら接点の溶着を防止するようにした回路遮断器に関
する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器においては、事故電流発生時
に、可動接点を固定接点からより早く離間させると共に
接点が溶着しないようにすることが必要であり、そのた
めの技術としては、従来、実公昭49−6286号公報
及び実公昭50−13555号公報に記載されたものが
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のもののう
ち、前者は、キャッチリンクの一部を延長して形成した
部分によって、事故電流発生時に可動接点を有するコン
タクトアームを押し可動接点を固定接点から強制離間さ
せるもので、そのキャッチリンクの延長部分には大きな
変位は得られず、可動接点を固定接点から大きく強制離
間させることができないため、それらの接点の溶着を確
実に防止することができないという欠点を有していた。
【0004】一方、後者は、キャッチリンクにキックリ
ンクを回動自在に枢着し、このキックリンクのてこ作用
により前者の欠点を補うことを目的としたもので、前者
よりは若干の改善効果がある。しかし、キックリンクが
ある角度以上傾いた時に初めてコンタクトアームに作用
するものであることから、コンタクトアームをより早く
強制離間することができないという欠点を有していた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、事故電流発生時に可動接点
を固定接点からより早く離間させ得ると共にそれら接点
の溶着の防止もより確実に行なうことのできる回路遮断
器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回路遮断器においては、過電流が流れたと
きに変位するアーマチュアと、基端部をケースに枢支さ
れ閉路位置において自由端部が上記アーマチュアと係合
しアーマチュアの上記変位時にその係合が外されて上記
基端部を中心に引外し位置へ回動されるキャッチリンク
と、固定接点に対し接離する可動接点を有するコンタク
トアームと、上記キャッチリンクが閉路位置にあるとき
上記可動接点を上記固定接点に圧接させキャッチリンク
が引外し位置にあるときに可動接点を固定接点から離間
させる力を及ぼすように上記コンタクトアーム及びキャ
ッチリンクの間に張設されたばねとを具えたものにあっ
て、上記キャッチリンクに当接する部分と、コンタクト
アームを押圧する部分とを形成したキックリンクをキャ
ッチリンクに回動自在に枢支し、このキックリンクが、
キャッチリンクの上記引外し位置方向への僅かな回動に
よりコンタクトアームを押圧して上記可動接点を固定接
点から強制的に離間させることを特徴とする。
【0007】このものによれば、事故電流発生時に、キ
ャッチリンクの引外し位置方向への僅かな回動によっ
て、キックリンクがキャッチリンクに当接した部分を介
して回動され、コンタクトアームを押圧する部分により
コンタクトアームを押圧して可動接点を固定接点から強
制的に大きく離間させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図面を参照して説明する。まず図1には回路遮断器の閉
路状態を示しており、ケース1の一端部(図中、左下
部)に電源端子2を有している。この電源端子2には導
体3を接続し、導体3に固定接点4を設けている。固定
接点4には可動接点5が接しており、この可動接点5を
有したコンタクトアーム6にリード線7を接続し、更
に、リード線7にバイメタル8を接続している。バイメ
タル8には導体9を接続しており、導体9に負荷側端子
10を接続している。又、バイメタル8の近くには鉄片
11を取付けている。
【0009】鉄片11にはアーマチュア12を近接位置
させており、このアーマチュア12は一端部12aをケ
ース1の上部の切欠部13に係合させ、アーマチュア1
2全体としてその一端部12aを中心に図中時計回り及
び反時計回りの方向に回動自在としている。又、アーマ
チュア12の一端部12a近くには突部12bを形成し
ており、この突部12bとケース1との間にはアーマチ
ュア12を図示の垂直状態に保持する圧縮ばね14を介
装している。
【0010】アーマチュア12にはキャッチリンク15
を係合させている。このキャッチリンク15は全体とし
て図2及び図3に示すような形状を成しており、その本
体部15aの基部(図2中、左端部)には本体部15a
に対して直角方向に延びる板部16を具え、この板部1
6の下端縁部16aを図1に示すようにケース1の中間
部の切欠部17に係合させ、キャッチリンク15全体と
してその板部16の下端縁部16aを中心に図1中時計
回り及び反時計回りの方向に回動自在としている。しか
して、キャッチリンク15は板部16とは反対側の自由
端部(図2中、右端部)18を上記アーマチュア12に
係合させている。
【0011】キャッチリンク15の基部近くには、キッ
クリンク19をピン20によって図1中時計回り及び反
時計回りの方向に回動自在に枢着している。キックリン
ク19の上端部には図2に示すように横方向のフランジ
部21を形成しており、下端部22近くには逆L字状の
突出部23を形成して、これの先端部を図1に示すよう
に前記コンタクトアーム6に近接させている。又、キッ
クリンク19の下端部22はキャッチリンク15の板部
16に当接させている。
【0012】キャッチリンク15の中程の部分には図2
に示すように小孔24を穿設しており、この小孔24と
コンタクトアーム6の中程の部分との間に引張ばね25
を張設している。この引張ばね25は、図1に示す状態
では、コンタクトアーム6を時計回りの方向に回動させ
る力を及ぼし、可動接点5を固定接点4に圧接させてい
る。なお、コンタクトアーム6の可動接点5とは反対側
の基端部は、手動開閉用及びリセット操作用のハンドル
26の下端部27に枢支されている。
【0013】次に、上記構成のものの作用を述べる。事
故電流発生時、その事故電流である過電流は、電源端子
2から固定接点4、可動接点5、コンタクトアーム6、
リード線7、バイメタル8、導体9、負荷側端子10と
流れる。これによって鉄片11に電磁力が発生し、その
電磁力によりアーマチュア12が図4に示すように吸引
されて圧縮ばね14のばね力に抗し反時計回りの方向に
回動されるから、アーマチュア12とキャッチリンク1
5との係合が外れる。
【0014】すると、キャッチリンク15は板部16の
下端縁部16aを中心に時計回りの方向に回動し、この
回動によってキャッチリンク15の小孔24(引張ばね
25の一端部の引掛位置)はコンタクトアーム6の右側
へ移動するから、引張ばね25はその作用の死点を越え
てコンタクトアーム6を反時計回りの方向に回動させ、
可動接点5を固定接点4から離間させる。
【0015】又、上述のキャッチリンク15の回動の過
程において、キックリンク19は、その下端部22がキ
ャッチリンク15の板部16に当接しているため、キャ
ッチリンク15の回動に追従して同じく時計回りの方向
に回動し、突出部23によりコンタクトアーム6を押圧
して、可動接点5を固定接点4から素早く強制離間する
ように作用する。
【0016】そして、更にキャッチリンク15が回動す
ると、キックリンク19のフランジ部21がハンドル部
分29に当接するので、キックリンク19はピン20を
中心に反時計回りの方向に回動され、いわゆるてこ作用
によって、キックリンク29は突出部23によりコンタ
クトアーム6を更に図4に二点鎖線で示す位置まで押圧
する。このため、接点4、5の溶着現象が生じにくくな
る。
【0017】しかして、図4はハンドル26を図1と同
じ閉路位置で描いているが、ハンドル26に外力が作用
していないならば、ハンドル26の下端部29にはコン
タクトアーム6の基端部が枢支されており、このコンタ
クトアーム6がハンドル26の下端部29に時計回りの
作用を与えるから、ハンドル26は支軸28を中心に時
計回りの方向に回動しようとする。
【0018】又、ハンドル26が時計回りの方向に回動
すると、コンタクトアーム6は引張ばね25のばね力に
順じてキックリンク19の突出部23に当接する位置ま
で変位しようとし、その結果、ハンドル26は更に時計
回りの方向へ回動しようとする。
【0019】しかし、コンタクトアーム6がキックリン
ク19の突出部23に当接した位置においては、キック
リンク19のフランジ部21がハンドル26の下端部2
7に当接し、この位置で、ハンドル26の回動は停止さ
れる。すなわち、ハンドル26は閉路位置と開路位置の
中間の位置で停止され、これによって、回路遮断器が引
外し状態にあることを表示する。
【0020】なお、上記構成のものでは、キックリンク
19の突出部23は先端部が単にコンタクトアーム6に
近接する位置にあるが、閉路状態においては突出部23
とコンタクトアーム6との隙間は小さく、且つピン20
から突出部23の先端部まで距離が大きいほど、可動接
点5を固定接点4からより早く且つより大きく離間させ
ることが可能である。ところが、突出部23がコンタク
トアーム6に当接していては閉路動作及び開路動作の支
障になるため、これを回避する必要がある。
【0021】図5には回路遮断器の閉路状態(図1)と
ハンドル26を時計方向に回動操作して開路状態にした
ときとの二つのコンタクトアーム6の状態を示している
(実線が閉路状態、二点鎖線が開路状態である)。キッ
クリンク19の突出部23は、この二状態において、コ
ンタクトアーム6に当接することなく、且つコンタクト
アーム6に最も近接した位置、すなわち、コンタクトア
ーム6が二状態で交差する図5中のA部近傍にキックリ
ンク19の突出部23の先端部を位置させることによ
り、上記作用効果を最大限に発揮することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の回路遮断器によれば、
キャッチリンクに設けたキックリンクが事故電流発生時
にコンタクトアームを押して可動接点を固定接点から素
早く、しかも、より大きく離間させ得るもので、これに
より、遮断性能を向上させ得ると共に、それら接点の溶
着もより確実に防止することができる。
【0023】請求項2の回路遮断器によれば、事故電流
発生時にハンドルを閉路位置と開路位置の中間の位置で
停止させ得ることにより、引外し状態の表示をハンドル
で行なうことができる。
【0024】請求項3の回路遮断器によれば、閉路動作
及び開路動作に支障を来たすことなく可動接点を固定接
点から一段と早く且つ一層大きく離間させることができ
て、遮断性能の向上、接点の溶着防止が更に確実にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路遮断器全体の閉路
状態での縦断側面図
【図2】キャッチリンク及びキックリンク部分の拡大側
面図
【図3】キャッチリンク及びキックリンク部分の拡大正
面図
【図4】回路遮断器全体の開路状態での縦断側面図
【図5】キックリンクとコンタクトアームとの関係を示
す拡大側面図
【符号の説明】
4は固定接点、5は可動接点、6はコンタクトアーム、
11は鉄片、12はアーマチュア、15はキャッチリン
ク、16は板部、18は自由端部、19はキックリン
ク、22は下端部(キャッチリンクに当接する部分)、
21はフランジ部、23は突出部(コンタクトアームを
押圧する部分)、25は引張ばね(ばね)、26はハン
ドルを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過電流が流れたときに変位するアーマチ
    ュアと、 基端部をケースに枢支され閉路位置において自由端部が
    前記アーマチュアと係合し、アーマチュアの前記変位時
    にその係合が外されて前記基端部を中心に引外し位置へ
    回動されるキャッチリンクと、 固定接点に対し接離する可動接点を有するコンタクトア
    ームと、 前記キャッチリンクが閉路位置にあるとき前記可動接点
    を前記固定接点に圧接させ、キャッチリンクが引外し位
    置にあるときに可動接点を固定接点から離間させる力を
    及ぼすように前記コンタクトアーム及びキャッチリンク
    の間に張設されたばねとを具えたものにおいて、 前記キャッチリンクに当接する部分と、コンタクトアー
    ムを押圧する部分とを形成したキックリンクをキャッチ
    リンクに回動自在に枢支し、このキックリンクが、キャ
    ッチリンクの前記引外し位置方向への僅かな回動により
    コンタクトアームを押圧して前記可動接点を固定接点か
    ら強制的に離間させることを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 キックリンクが引外し位置で手動開閉用
    及びリセット操作用のハンドルを開路位置と閉路位置と
    の中間位置に留めることを特徴とする請求項1記載の回
    路遮断器。
  3. 【請求項3】 キックリンクのコンタクトアームを押圧
    する部分を、コンタクトアームの開路位置と閉路位置と
    においてコンタクトアームに当接しないでコンタクトア
    ームに最も近接するように形成したことを特徴とする請
    求項1記載の回路遮断器。
JP2111096A 1996-02-07 1996-02-07 回路遮断器 Pending JPH09213193A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108133874A (zh) * 2018-01-11 2018-06-08 浙江天正电气股份有限公司 一种漏电断路器的漏电脱扣机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108133874A (zh) * 2018-01-11 2018-06-08 浙江天正电气股份有限公司 一种漏电断路器的漏电脱扣机构
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