JPH09211280A - 接合レンズ - Google Patents

接合レンズ

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JPH09211280A
JPH09211280A JP1481296A JP1481296A JPH09211280A JP H09211280 A JPH09211280 A JP H09211280A JP 1481296 A JP1481296 A JP 1481296A JP 1481296 A JP1481296 A JP 1481296A JP H09211280 A JPH09211280 A JP H09211280A
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JP
Japan
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lens
cemented
optical
aspherical
optical function
Prior art date
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Pending
Application number
JP1481296A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ishihara
淳 石原
Akira Kosaka
明 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てが容易で、間隔誤差及び偏心誤差を抑
えることができる接合レンズを得る。 【解決手段】 非球面レンズ2の光学機能面4と球面レ
ンズ8の光学機能面9は向かい合っており、光学機能面
4は非球面であり、光学機能面9は球面である。レンズ
2,8はそれぞれの光軸が一致した状態で接合してい
る。レンズ2,8はプラスチックあるいはガラス等の光
学塑性材料を、例えばモールド成形することによって形
成される。このとき、各レンズ2,8の外周縁部には従
来のリブ部がないので、分離タイプの金型を用いる必要
はなく、一体化された金型が用いられる。非球面レンズ
2の光学機能面4の周辺部には環状の接合面5が形成さ
れている。接合面5は非球面レンズ2の有効光路外の領
域に設けられている。この接合面5は球面レンズ8の光
学機能面9の周辺部に接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏡胴に固定される
2枚以上のレンズを組み合わせた接合レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚以上のレンズを組み合わせて
接合レンズを構成する場合、各レンズの外周縁部にリブ
部を設け、このリブ部を接合して2枚以上のレンズを組
み合わせていた(例えば、実開平3−5120号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接合レンズにあっては、各レンズを製造するための金型
の構造上、レンズ相互の間隔精度が出にくいという問題
があった。レンズの光学機能部とリブ部とで金型を分離
する必要があるので、金型の組立時に光学機能部用金型
とリブ部用金型の位置ずれ等が生じ易く、光学機能部と
リブ部の位置精度が十分確保できないからである。さら
に、光学機能部用金型とリブ部用金型の同軸度が高精度
に製作できなければ、レンズの偏心誤差も生じるという
不具合もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、組立てが容易
で、間隔誤差及び偏心誤差を抑えることができる接合レ
ンズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る接合レンズは、隣接する二つのレンズ
の向かい合う二つの光学機能面のうち、少なくとも一方
の光学機能面が非球面であり、前記非球面の周辺部に環
状の接合面が形成され、この接合面において前記隣接す
る二つのレンズが接合されていることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る接合レンズは、隣接す
る二つのレンズの向かい合う二つの光学機能面のうち、
少なくとも一方の光学機能面が光学的必要範囲内は球面
で、かつ、この光学機能面の周辺部の光学的必要範囲外
は非球面であり、前記球面と前記非球面がなめらかに連
続的に接続され、前記非球面の光学的必要範囲外に環状
の接合面が形成され、この接合面において前記隣接する
二つのレンズが接合されていることを特徴とする。
【0007】そして、前記非球面を有するレンズがプラ
スチックレンズであることが好ましい。また、環状の接
合面が、非球面を有するレンズの有効光路外の領域に設
けられていることが好ましい。さらに、非球面を有する
レンズと向かい合うレンズが球面レンズであることが好
ましい。
【0008】
【作用】以上の構成により、レンズを製造するための金
型をリブ部用と光学機能部用とに分離する必要がなくな
り、間隔誤差及び偏心誤差の発生しにくいレンズが得ら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接合レンズの
実施形態について添付図面を参照して説明する。 [第1実施形態、図1〜図5]図1に示すように、接合
レンズ1は、非球面レンズ2及び球面レンズ8にて構成
されている。非球面レンズ2は光学機能面3,4を有
し、球面レンズ8は光学機能面9,10を有している。
非球面レンズ2の光学機能面4と球面レンズ8の光学機
能面9は向かい合っており、光学機能面4は非球面であ
り、光学機能面9は球面である。
【0010】レンズ2,8は、それぞれの光軸が一致し
た状態で接合されている。レンズ2,8はプラスチック
あるいはガラス等の光学塑性材料を、例えばモールド成
形することによって形成される。このとき、各レンズ
2,8の外周縁部には従来のリブ部がないので、分離タ
イプの金型を用いる必要はなく、一体化された金型が用
いられる。非球面レンズ2の光学機能面4の周辺部には
環状の接合面5が形成されている。接合面5は、非球面
レンズ2の有効光路外の領域に設けられている。この接
合面5は球面レンズ8の光学機能面9の周辺部に、紫外
線硬化型接着剤等によって接合している。
【0011】非球面レンズ2には、接合面5に塗布した
余分な接着剤が光学機能面4へ流れ込むのを防止する目
的で、面取部6が接合面5の外周部に設けられている。
図2に示すように、非球面レンズ2の光学機能面4は、
レンズ2の中央部の光学的必要範囲P内において非球面
である。図2中、点線Sは球面形状を表示している。こ
の接合レンズ1は、図3に示すように、円筒形の鏡胴1
5に収納される。すなわち、接合レンズ1は、鏡胴15
のレンズとの嵌合部16及びレンズの突き当て部17を
利用して位置決めされた後、紫外線硬化型等の接着剤1
8を球面レンズ8の光学機能面10の外周縁部に塗布、
硬化させることによって鏡胴15内に固定される。
【0012】以上の構成からなる接合レンズ1は、各レ
ンズ2,8を製造する際、一体化された金型が用いられ
るので、間隔誤差及び偏心誤差の発生しにくいレンズ
2,8が得られる。そして、接合面5は非球面レンズ2
の光学機能面4の一部であるので、高精度な加工が行わ
れており、間隔誤差及び偏心誤差を抑えた接合レンズ1
が得られる。すなわち、接合レンズ1は、各レンズ2,
8の光学機能面4,9の高精度加工のみで間隔誤差及び
偏心誤差を抑えることができる。
【0013】さらに詳細に説明する。従来の接合レンズ
の間隔誤差は、光学機能部用金型とリブ部用金型との位
置合わせ誤差であったのに対して、第1実施形態の接合
レンズ1の間隔誤差は、レンズ2,8の光学機能面4,
9の面精度の誤差になる。そして、一般的に、レンズの
光学機能面の面精度の方が、金型の位置合わせ精度より
高精度になる。
【0014】また、偏心誤差には、平行偏心誤差と傾き
偏心誤差の2種類がある。平行偏心誤差は、図4に示す
ように、光学系の光軸23から個々のレンズ素子21の
光軸22が、光軸23に対して平行にずれている誤差で
ある。傾き偏心誤差は、図5に示すように、光学系の光
軸23から個々のレンズ素子21の光軸が、光軸23に
対して傾いている誤差である。そして、従来の接合レン
ズの傾き偏心誤差は、各レンズの光学機能面の傾き偏心
誤差にリブ部の傾き偏心誤差を加えたものであるのに対
して、接合レンズ1の傾き偏心誤差は各レンズ2,8の
光学機能面4,9の傾き偏心誤差のみでよい。一方、接
合レンズ1の平行偏心誤差は、各レンズ2,8の光学機
能面4,9の平行偏心誤差であり、従来の接合レンズの
平行偏心誤差と異なるところはない。
【0015】また、接合レンズ1は、各レンズ2,8の
光学的機能面4,9の傾き偏心誤差が大きい場合でも、
レンズ2と8の接合角度を調整するだけで傾き偏心誤差
をなくすことができるので、高精度な接合レンズ1が得
られる。
【0016】[第2実施形態、図6]図6に示すよう
に、接合レンズ31は、レンズ32及び球面レンズ38
にて構成されている。レンズ32の光学機能面33と球
面レンズ38の光学機能面39は向かい合っており、レ
ンズ32,38の各光軸は一致している。レンズ32の
光学機能面33は、レンズ32の中央部の光学的必要範
囲P内において球面であり、この光学的必要範囲P外に
おいて非球面である。そして、光学的必要範囲P内の球
面と光学的必要範囲P外の非球面が連続的になめらかに
接続されている。これにより、非球面の加工精度を、光
学的必要範囲P内の球面の高精度な加工精度と等しいレ
ベルにすることができる。
【0017】非球面の光学的必要範囲P外、具体的には
レンズ32の縁部に環状の接合面34が形成されてい
る。この接合面34は、球面レンズ38の光学機能面3
9の周辺部に接着剤によって接合し、レンズ32と球面
レンズ38が一体化されている。以上の構成からなる接
合レンズ31は、前記第1実施形態の接合レンズ1と同
様の作用効果を奏する。
【0018】[第3実施形態、図7]図7に示すよう
に、接合レンズ41は、レンズ42及び球面レンズ48
にて構成されている。レンズ42の光学機能面43と球
面レンズ48の光学機能面49は向かい合っており、レ
ンズ42,48の各光軸は一致している。レンズ42の
光学機能面43は、レンズ42の中央部の光学的必要範
囲P内において球面であり、この光学的必要範囲P外に
おいて非球面である。そして、光学的必要範囲P内の球
面と光学的必要範囲P外の非球面が連続的になめらかに
接続されている。これにより、非球面の加工精度を、光
学的必要範囲P内の球面の高精度な加工精度と等しいレ
ベルにすることができる。
【0019】非球面の光学的必要範囲P外、具体的には
レンズ42の縁部に環状の接合面44が形成されてい
る。この接合面44は、球面レンズ48の光学機能面4
9の周辺部に接着剤によって接合し、レンズ42と球面
レンズ48が一体化されている。以上の構成からなる接
合レンズ41は、前記第1実施形態の接合レンズ1と同
様の作用効果を奏する。
【0020】[他の実施形態]なお、本発明に係る接合
レンズは前記実施形態に限定するものではなく、その要
旨の範囲内で種々に変更することができる。組み合わさ
れる各レンズは、凹レンズ、凸レンズ、メニスカスレン
ズ等のレンズが仕様に合わせて任意に選択される。
【0021】また、光学的必要範囲内の面形状は非球面
でも球面でもかまわない。このとき、面精度を出しやす
いように光学的必要範囲内の面と必要範囲外の面が連続
的になめらかに接続されていればよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、非球面の環状接合面で、隣接する二つのレンズ
を接合したので、レンズ間隔を精度良くすると共に、偏
心誤差を抑えることができる。そして、光学的必要範囲
内の球面と光学的必要範囲外の非球面をなめらかに連続
的に接続することで面精度を高めることができる。
【0023】また、非球面を有するレンズをプラスチッ
クレンズで成形することにより、接合レンズの低コスト
化が図られる。さらに、非球面を有するレンズに接合す
る相手レンズを球面レンズとすることにより、両レンズ
の接合角度を調整するだけで傾き偏心誤差をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合レンズの第1実施形態を示す
断面図。
【図2】図1に示した接合レンズの接合状態を説明する
ための一部拡大断面図。
【図3】図1に示した接合レンズを鏡胴に固定した状態
を示す断面図。
【図4】平行偏心を説明するための断面図。
【図5】傾き偏心を説明するための断面図。
【図6】本発明に係る接合レンズの第2実施形態を示す
一部拡大断面図。
【図7】本発明に係る接合レンズの第3実施形態を示す
一部拡大断面図。
【符号の説明】
1,31,41…接合レンズ 2,8,32,38,42,48…レンズ 4,9,33,39,43,49…光学機能面 5,34,44…接合面 P…光学的必要範囲

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する二つのレンズの向かい合う二つ
    の光学機能面のうち、少なくとも一方の光学機能面が非
    球面であり、前記非球面の周辺部に環状の接合面が形成
    され、この接合面において前記隣接する二つのレンズが
    接合されていることを特徴とする接合レンズ。
  2. 【請求項2】 隣接する二つのレンズの向かい合う二つ
    の光学機能面のうち、少なくとも一方の光学機能面が光
    学的必要範囲内は球面で、かつ、この光学機能面の周辺
    部の光学的必要範囲外は非球面であり、前記球面と前記
    非球面がなめらかに連続的に接続され、前記非球面の光
    学的必要範囲外に環状の接合面が形成され、この接合面
    において前記隣接する二つのレンズが接合されているこ
    とを特徴とする接合レンズ。
  3. 【請求項3】 前記非球面を有するレンズがプラスチッ
    クレンズであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の接合レンズ。
  4. 【請求項4】 前記環状の接合面が前記非球面を有する
    レンズの有効光路外の領域に設けられていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の接合レンズ。
  5. 【請求項5】 前記非球面を有するレンズと向かい合う
    レンズが球面レンズであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の接合レンズ。
JP1481296A 1996-01-31 1996-01-31 接合レンズ Pending JPH09211280A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10251434A1 (de) * 2002-10-30 2004-05-19 Carl Zeiss Jena Gmbh Linsenhalterung
US6809754B2 (en) * 2000-11-27 2004-10-26 Maschinenfabrik Wifag Laser lens system and process for illustrating a printing form

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809754B2 (en) * 2000-11-27 2004-10-26 Maschinenfabrik Wifag Laser lens system and process for illustrating a printing form
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