JPH09210049A - マニュアル式シフトレバーの連結構造 - Google Patents

マニュアル式シフトレバーの連結構造

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JPH09210049A
JPH09210049A JP3900196A JP3900196A JPH09210049A JP H09210049 A JPH09210049 A JP H09210049A JP 3900196 A JP3900196 A JP 3900196A JP 3900196 A JP3900196 A JP 3900196A JP H09210049 A JPH09210049 A JP H09210049A
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JP
Japan
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shift lever
spring
fitting hole
leaf spring
spherical
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Pending
Application number
JP3900196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Takeshita
敬治 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H2059/026Details or special features of the selector casing or lever support
    • F16H2059/0269Ball joints or spherical bearings for supporting the lever

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガタの発生を確実に防止することができるマ
ニュアル式シフトレバーの連結構造を提供する。 【解決手段】 中間部34で傾動可能に保持されたシフ
トレバー32の下端部に球状連結部35が形成され、こ
の球状連結部35が***作部材31に嵌合連結されたマ
ニュアル式シフトレバーの連結構造において、***作部
材31には球状連結部35を挿入するための略筒状孔部
42が形成されている。また、この略筒状孔部42の内
部には、両端部分46aが略筒状孔部42の内周面に支
持され、かつ中間部分46bが略筒状孔部42の中心軸
線に向けて凸となる構成の板バネ部46が備えられてい
る。そして、この板バネ部46の中間部分46bによっ
て球状連結部35が弾性的に押圧されて保持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用手動変速
機におけるシフトレバーとその操作力をシフトフォーク
に伝達するための部材との連結構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の連結構造の一例を図5および図
6に示してある。ここに示す構造は実開昭57−424
26号公報に掲載されたものであって、シフトレバー1
はシフトレバーハウジング2に連結され、このシフトレ
バーハウジング2はシフトアンドセレクトレバーシャフ
ト3と一体に構成されている。そして、シフトアンドセ
レクトレバーシャフト3はトランスミッションケース4
に軸線方向へ摺動可能に軸支されている。
【0003】また、トランスミッションケース4には、
変速ギヤ列を構成する複数のギヤが組み付けられた回転
シャフト(図示せず)が軸支されていて、シフトレバー
1の操作によりシフトアンドセレクトレバーシャフト3
をその軸線方向へ移動させ、ギヤの結合もしくは結合解
除を行うようになっている。このような手動変速機で
は、シフトレバー1はシフトレバーハウジング2やシフ
トアンドセレクトレバーシャフト3等を介して動力系お
よび動力伝達系に連結されているので、駆動系および駆
動伝達系からの振動がシフトレバー1に伝達しないよう
に構成することが一般的になっている。
【0004】これを図6を参照しながら簡単に説明する
と、シフトレバー1とシフトレバーハウジング2との連
結構造において、シフトレバー1の先端には小球部5が
形成されているとともに、シフトレバーハウジング2に
は前記小球部5と連結される嵌合孔6が形成されてい
る。そして、小球部5には樹脂製ブッシュ7が装着され
るとともに、前記嵌合孔6の内周には防振ブッシュ8が
圧入されている。
【0005】したがって、シフトレバー1とシフトレバ
ーハウジング2とが連結された場合、小球部5の外周面
と樹脂製ブッシュ7の内周面および樹脂製ブッシュ7の
外周面と防振ブッシュ8の内周面とは摺動自在に接触し
た状態になり、これら軟質樹脂7,8により振動を吸収
するようになっている。
【0006】上記の構造において、シフトレバー1を操
作すると、小球部5は前後・左右の方向に移動し、また
僅かに上下動する。シフトレバーハウジング2はその上
下動が規制されているので、樹脂製ブッシュ7の外周面
と防振ブッシュ8の内周面とが摺動する。しかしなが
ら、樹脂製ブッシュ7および防振ブッシュ8は小球部5
により押圧されるため、それぞれに変形が発生して良好
な摺動が得られず、ブッシュ7,8において摩耗が早期
に進行することになる。これらブッシュ7,8の摩耗に
より、これらの間に隙間(ガタ)が生じると、ブッシュ
7,8の振動吸収特性が悪化することになる。
【0007】すなわち、上記のシフトレバー1とシフト
レバーハウジング2との連結構造では、これら軟質樹脂
7,8の体積弾性を利用して振動を吸収しているため
に、直結動作時に軟質樹脂7,8の変形を規制すること
が非常に困難となっており、ブッシュ7,8における摩
耗の進行を抑制することができなかった。
【0008】そこで、振動吸収特性の経時的劣化を防止
する構成のシフトレバー連結構造が特願平6−2179
25号の出願によって提案されている。その構成を図面
を用いて説明する。図7に示すように、シフトレバーハ
ウジング17には、嵌合孔18が形成されており、その
嵌合孔18には、シフトレバー15の小球部16が挿入
されている。嵌合孔18は、1辺の長さが前記小球部1
6の直径より大きい略正方形に形成され、この嵌合孔1
8の周縁部には後述する板バネ9を固定するための突起
17aが4箇所設けられている。
【0009】この嵌合孔18に配設される板バネ9は、
プレス機械により一体成形されるものであり、図8の
(a)は、鋼製バネ板材をプレス機械により打ち抜いた
直後の形状を示している。これを簡単に説明すると、略
正方形の鋼製バネ板材の頂点付近を除く対角線部分が打
ち抜かれ、参照符号9aに示す4か所の略3角形部分が
形成されている。図8の(b)は、上記のように打ち抜
かれた鋼製バネ板材の略3角形部分9a,9a,9a,
9aが曲げられた状態を示している。
【0010】この板バネ9は、自由状態でシフトレバー
15の小球部16の直径よりも小さい口幅になるように
形成されている(図7で一点鎖線にて示す)。図8の
(c)は、この板バネ9がシフトレバーハウジング17
に装着・固定された状態を示すもので、板バネ9は、シ
フトレバーハウジング17に設けられた各突起17aを
図に示すように内側にカシメて固定されるようになって
いる。他方、図7に示すように、シフトレバー15の小
球部16がシフトレバーハウジング17の嵌合孔18に
挿入された状態では、板バネ9の略3角形の各バネ部9
aと嵌合孔18の内面との間には所定の間隔δが形成さ
れるように構成されている。
【0011】したがって、上記のように構成されたシフ
トレバー連結構造では、シフトレバー15の小球部16
に摩耗が発生した場合には、各バネ部9aがその摩耗分
だけ変位して小球部16を押圧する。そのため、振動吸
収特性の低下が極めて少なくなっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、シフ
トレバー15の操作中には小球部16は、不可避的に僅
かながら上下動する。これに対して、上記特願平6−2
17925号の出願に記載された構成では、各バネ部9
aはその基端(上端)のみが支持されるとともに、先端
(下端)に向かうに従って小球部16に接近するように
傾斜した構成であり、換言すれば、各板バネ部9aはそ
の基端と先端とにおいて実効撓み量が異なる構成となっ
ている。
【0013】したがって、例えば小球部16が上側に移
動すると、小球部16と板バネ9との接点が各バネ部9
aのうち基端側に移動し、すなわち、小球部16は各バ
ネ部9aの撓み量が小さい箇所によって保持される。そ
の場合には、小球部16に対して作用する各バネ部9a
の押圧荷重は当然小さい。他方、この状態から小球部1
6が下側に移動すると、その小球部16は各バネ部9a
のうち撓み量が大きい先端側に保持されるようになるか
ら、小球部16に対して作用する板バネ9の押圧荷重が
大きくなる。
【0014】このように、上記特願平6−217925
号に記載された構成では、各バネ部9aの撓み量が部分
的に相違しているため、小球部16の上下動に伴って小
球部16に作用する押圧荷重が不安定になる不都合があ
り、極端な場合には、小球部16とバネ部9aとの間に
隙間(ガタ)が生じて、ガタ打ち音が発生するおそれが
あった。
【0015】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたもので、ガタの発生を確実に防止することができる
マニュアル式シフトレバーの連結構造を提供することを
目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は上記の目的を達成するため、中間部で傾動可能に保持
されたシフトレバーの下端部に球状連結部が形成され、
この球状連結部が***作部材に嵌合連結されたマニュア
ル式シフトレバーの連結構造において、前記***作部材
に前記球状連結部を挿入するための略筒状孔部が形成さ
れるとともに、この略筒状孔部の内部に、両端部分が該
略筒状孔部の内周面に支持され、かつ中間部分が前記略
筒状孔部の中心軸線に向けて凸となる構成の板バネ部が
備えられるとともに、この板バネ部の前記中間部分によ
って前記球状連結部が弾性的に押圧されて保持されてい
ることを特徴とするものである。
【0017】この発明によれば、シフトレバーを操作す
ると、その下端部の球状連結部が移動し、その操作力は
板バネ部を介して***作部材に伝達され、***作部材が
所定方向に移動する。一方、駆動系および駆動伝達系か
ら伝達される振動は、板バネ部が弾性的に変位するた
め、減衰・吸収される。
【0018】これに対して、シフトレバーの操作によっ
て球状連結部が略筒状孔部の中心軸線に沿う方向に移動
すると、その球状連結部と板バネ部の中間部分との接点
が移動する。前述の通り、板バネ部は中間部分の両端を
略筒状孔部に支持した構成であるから、中間部分には部
分的な撓み量の変化がほとんど生じることがなく、その
ため球状連結部には変位する以前とほぼ同程度の押圧荷
重が作用する。したがって、球状連結部の外面と板バネ
部の内面との間にはガタが発生しない。
【0019】また、球状連結部と板バネ部との間に摩耗
が発生した場合には、板バネ部が弾性的に復帰変位して
球状連結部を押圧するように保持し続けるため、両者の
間におけるガタの発生が防止され、シフトレバーと***
作部材との連結部における振動吸収特性の悪化が防止さ
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明を図面を参照に
して具体的に説明する。図1はこの具体例の断面を示す
図であり、図2は図1のII−II線に沿う矢視図であ
る。シフトフォーク(図示せず)に連結されているシフ
トアンドセレクトレバーシャフト30が図1の左右方向
に往復動するよう保持されており、そのシフトアンドセ
レクトレバーシャフト30の中間部にシフトレバーハウ
ジング31が一体に嵌合されている。そして、このシフ
トレバーハウジング31とシフトレバー32とがバネ3
3を介して連結されている。
【0021】具体的に説明すると、このシフトレバー3
2は、そのほぼ中央に大球部34を有するとともに、一
端に球状連結部に相当する小球部35が形成され、他端
にシフトノブ(図示せず)を備えている。そしてシフト
レバー32の大球部34は、樹脂製のシート36を介し
てシフトレバーリテーナ37のソケット部38に配置さ
れるとともに、大球部34の上部からコイルスプリング
39によりシート36に向けて押し付けられている。す
なわち、シフトレバー32は、その大球部34を回転中
心として揺動可能に支持され、シフトノブの動作と小球
部35の動作とが連動するようになっている。
【0022】また、シフトレバーリテーナ37には、エ
クステンションハウジング40が連結されており、この
エクステンションハウジング40の内側にはスラストボ
ールベアリング41が設けられている。そして、シフト
アンドセレクトシャフトレバー30がこのスラストボー
ルベアリング41によって軸線方向に移動可能に支持さ
れている。前記シフトレバーハウジング31には、シフ
トレバー32の小球部35が挿入される嵌合孔42が形
成されている。略筒状孔部としての嵌合孔42は、例え
ば内径の大きさが小球部35の直径より大きく、かつ上
端部の内面がテーパ状に形成された変形円筒状を成して
いる。この嵌合孔42の上端側の縁部には、図2に示す
ように、後述するバネ33を嵌め込んで固定するための
切欠き部43が設けられている。
【0023】嵌合孔42に配設されるバネ33につい
て、図3の(a),(b),(b)を参照しながら説明
する。バネ33は、例えば肉厚がほぼ一定の鋼製バネ板
材をプレス機械などによって一体成形してなるものであ
り、所定間隔をあけて平行に対向配置された2個の枠部
44と、各枠部44からそれぞれ半径方向での外側に突
出した突起部45と、枠部44同士を連結する梁部46
とによって構成されている。
【0024】より具体的には、各枠部44は高さの低い
円筒の側壁部を一部切り欠いた形状、すなわちほぼC字
状横断面を成している。そして、各枠部44の外径は嵌
合孔42の内径よりもそれぞれ大きく設定されている。
したがって、バネ33を嵌合孔42の内部に配置した状
態では、各枠部44の弾性復帰力によって嵌合孔42の
内周面に各枠部44の外周面が密着する。
【0025】突起部45は、一例として切欠き部43の
幅とほぼ同じ幅の爪部を枠部44の中心軸線に対して直
交するように枠部44の半径方向での外周側に折り曲げ
て突出させたものであり、図3での(a)での上側に位
置する枠部44の上縁部と下側に位置する枠部44の下
縁部との2箇所に設けられている。なお、これらの突起
部45は、バネ33を嵌合孔42に装着した際の回り止
めおよび上下方向での抜け止めとして作用する部分であ
る。
【0026】前記梁部46は板バネ部に相当する箇所で
あって、一例として図3の(b)に示すように、上側の
枠部44の下縁部と下側の枠部44の上縁部に繋がる帯
状の支持部46aと、両端部がこれらの支持部46aと
一体に繋がる帯状の被支持部46bとにより形成されて
いる。すなわち、両方の支持部46aが板バネ部の両端
部分に相当し、また被支持部46bが中間部分に相当し
ている。そして、図3の(c)に示すように、梁部46
は円周上に等間隔で4本設けられている。前記被支持部
46bは、小球部35を直接接触して保持する箇所であ
り、枠部44の内周面に対して間隔δ1 の分だけ内周側
に、またそれらの中心軸線とほぼ平行になるよう配設さ
れている。なお、各被支持部46bはほぼ直線状を成
し、小球部35の高さとほぼ等しい長さに設定されてい
る。すなわち、対向する被支持部46b同士が互いにほ
ぼ平行になっている。
【0027】上記のように構成されたシフトレバー32
とシフトレバーハウジング31との連結構造を、図4に
示した拡大図に基づいて説明する。シフトレバーハウジ
ング31の嵌合孔42には、バネ33が嵌合孔42の中
心軸線と同一軸線上に沿って配設されている。すなわ
ち、前記各被支持部46bは嵌合孔42の中心軸線と平
行な方向に延ばされ、かつその中心軸線を中心とした円
周上に配置されている。また、バネ33の突出部45の
うちの一方は切欠き部43に嵌め込まれている。他方、
バネ33の内側には、シフトレバー31の小球部35が
挿入されている。
【0028】この状態では、各梁部46の被支持部46
bと嵌合孔42の内面との間には、隙間が形成されてい
る。より具体的には、この隙間は、嵌合孔42あるいは
バネ33の中心軸線から被支持部46bの表面までの寸
法と小球部35の半径との差を前記間隔δ1 から引いた
寸法となる。したがって、小球部35は4本の梁部46
(被支持部46b)によって4方向から押圧支持されて
いる。
【0029】このため、駆動系および駆動伝達系からシ
フトレバーハウジング31に伝達された振動は、これら
の梁部46により減衰・吸収されて、シフトレバー32
への振動の伝達を防止するようになっている。なお、嵌
合孔42にバネ33を装着するにあたっては、両枠部4
4を半径方向に撓ませた状態で嵌合孔42に挿入しつ
つ、突起部45を切欠き部43に嵌め込んだ後に枠部4
4を半径方向に復元させればよい。
【0030】つぎに、上記構成によるシフトレバー32
とシフトレバーハウジング31との連結構造の動作につ
いて説明する。運転者がシフトレバーノブを操作する
と、シフトレバー32はその大球部34を中心として揺
動され、シフトレバー32の小球部35が前後・左右等
の方向に移動する。すると、小球部35は各梁部46の
被支持部46bの表面に沿って摺動するとともに、各被
支持部46bを変形させる。
【0031】そして、小球部35の移動方向に配設され
た梁部46が嵌合孔42の内面に当接すると、小球部3
5とシフトレバーハウジング31とが直結されたように
なり、変速操作が行われる。なお、バネ33の突起部4
5が切欠き部43および嵌合孔41の両縁部に係合して
いるため、上述の一連のシフト操作時にも、バネ33が
軸線に沿って回転する方向および嵌合孔42から抜け出
る方向の移動が規制されて所期の位置に固定される。
【0032】ここで、シフトレバー32の操作中などに
嵌合孔42の内部で小球部35が上下動すると、当然、
各梁部46と小球部35との接触点が上下に移動して、
その部分の被支持部46bが嵌合孔42の内面側に撓
む。ここで、前述の通り、ほぼ平行に対向した被支持部
46b同士によって小球部35を保持し、また各被支持
部46bのそれぞれ上下両端を支持した構成であるか
ら、変位した小球部35に作用する押圧荷重は変位する
以前とほとんど変化しない。
【0033】換言すれば、各被支持部46bが長さ方向
においてほぼ一定の撓み量となるよう構成されているた
め、小球部35とバネ33との間に隙間(ガタ)が生じ
ることがなく、ガタ打ち音も発生しない。また、この具
体例では、嵌合孔42に対するバネ33の組み付け作業
を容易にすることができる。さらに、嵌合孔42が円筒
形状であるため、その成形・加工が容易になる利点も生
じる。
【0034】他方、シフトレバー32の小球部35に摩
耗が生じても、各梁部46はその摩耗分だけ変位して小
球部35を押圧するため、振動吸収特性の劣化が少なく
なっている。なお、ここに配設されるバネ33は樹脂成
形品であっても同様に作用する。さらに、バネ33の材
質や厚さ、さらに梁部46と嵌合孔42の内面との隙間
等を適宜設定すれば、運転者の操作に対するシフトレバ
ー32からの節度感を適宜調節することができる。例え
ば梁部の弾性力を大きくすると、梁部をほとんど変形さ
せることなくシフトレバーハウジング31を移動させる
ことができ、したがって、シフトレバーハウジング31
の操作開始時の遊びや緩みなどの感触が少なくなって、
剛性感の高いシフト装置とすることができる。特にこの
具体例では、金属製の板バネを配設したので、たとえ高
熱が加えられたとしても安定して動作する。
【0035】なお、上記具体例ではシフトアンドセレク
トレバーシャフトに一体に構成されたシフトレバーハウ
ジングを用いて説明したが、この発明は上記の具体例に
限定されるものでなく、シフトレバーハウジングとシフ
トアンドセレクトレバーシャフトとの間にプッシュプル
ケーブル等を介在させたシフト装置にも適用することが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のシフト
レバーの連結構造によれば、略筒状孔部の内部に、両端
部分がその略筒状孔部の内周面に支持されかつ中間部分
が略筒状孔部の中心軸線に向けて凸となる構成の板バネ
部を備え、この板バネ部の中間部分によって球状連結部
を弾性的に押圧して保持しているから、球状連結部が上
下動した際のガタの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一具体例を示す概略の断面図であ
る。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う矢視図であ
る。
【図3】この発明の一具体例に用いるバネを示す概略図
である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】実開昭57−42426号公報に記載された構
成を示す概略図である。
【図6】図5に示した手動変速機におけるシフトレバー
とシフトレバーハウジングとの連結部を示す概略の拡大
図である。
【図7】特願平6−217925号の出願にかかるシフ
トレバー連結構造の要部拡大図である。
【図8】板バネおよび嵌合孔を示す図である。
【符号の説明】
31 シフトレバーハウジング 32 シフトレバー 35 小球部(球状連結部) 42 嵌合孔(略筒状孔部) 46 梁部(板バネ部) 46a 支持部(両端部分) 46b 被支持部(中間部分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部で傾動可能に保持されたシフトレ
    バーの下端部に球状連結部が形成され、この球状連結部
    が***作部材に嵌合連結されたマニュアル式シフトレバ
    ーの連結構造において、 前記***作部材に前記球状連結部を挿入するための略筒
    状孔部が形成されるとともに、この略筒状孔部の内部
    に、両端部分が該略筒状孔部の内周面に支持され、かつ
    中間部分が前記略筒状孔部の中心軸線に向けて凸となる
    構成の板バネ部が備えられるとともに、この板バネ部の
    前記中間部分によって前記球状連結部が弾性的に押圧さ
    れて保持されていることを特徴とするマニュアル式シフ
    トレバーの連結構造。
JP3900196A 1996-02-01 1996-02-01 マニュアル式シフトレバーの連結構造 Pending JPH09210049A (ja)

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