JPH09209356A - 地中連続壁用継手 - Google Patents

地中連続壁用継手

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JPH09209356A
JPH09209356A JP3876696A JP3876696A JPH09209356A JP H09209356 A JPH09209356 A JP H09209356A JP 3876696 A JP3876696 A JP 3876696A JP 3876696 A JP3876696 A JP 3876696A JP H09209356 A JPH09209356 A JP H09209356A
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steel plate
plate
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partition steel
joint
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Osamu Chiba
脩 千葉
Toshichika Takazawa
利親 高澤
Osamu Kaneko
治 金子
Hitoshi Morimoto
仁 森本
Masato Sakai
真人 阪井
Tatsuo Fujiwara
達夫 藤原
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Toda Corp
Tekken Corp
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Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の継手を効率的に組み合わせて、せん断
耐力が高い地中連続壁用継手を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 仕切鋼板10と、仕切鋼板10の両面に
設けられるフランジ板20、コッター材30及び横主筋
40と、を有し、フランジ板20は、仕切鋼板10の板
面に連続的かつ直角に固定される基端部22と基端部2
2から突出する突出部24とを含む板状をなし、コッタ
ー材30は、仕切鋼板10の板面上に固定される棒状を
なし、横主筋40は、仕切鋼板10に垂直方向に延びる
よう設けられ、フランジ板20、コッター材30及び横
主筋40は、それぞれがコンクリートに与える応力が重
複しない位置に配置されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中連続壁におけ
るエレメント相互間にせん断力を伝達するための地中連
続壁用継手に関する。
【0002】
【発明の背景】地中連続壁を、特に建築構造物の地下外
壁や耐震壁として使用する場合には、エレメント相互間
にせん断力を伝達させるための継手を設ける必要があ
る。この継手として、例えば、特公平3−77888号
公報に示すように凹凸状の鋼板を仕切鋼板に設けたもの
や、特公昭56−30418号公報に示すように鋼材を
梯子状に設けたものなどが知られている。
【0003】そして、これらの継手を組み合わせれば、
継手のせん断耐力を高めることができるが、最も効率的
に組み合わせることが望まれる。
【0004】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、種々の継手を効率的に組み合わせ
て、せん断耐力が高い地中連続壁用継手を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、コンクリートが打設されて
構築される先行エレメントと後行エレメントとの間に配
置される仕切鋼板と、前記先行エレメントと前記後行エ
レメントとの間の鉛直方向のせん断力を伝達できるよう
に、前記仕切鋼板の両面に設けられるフランジ板、コッ
ター材及び横主筋と、を有し、前記フランジ板は、前記
仕切鋼板の板面に連続的かつ直角に固定される基端部と
該基端部から突出する突出部とを含む板状をなし、前記
コッター材は、前記仕切鋼板の板面上に固定される棒状
をなし、前記横主筋は、前記仕切鋼板に垂直方向に延び
るよう設けられている。
【0006】しかも、前記フランジ板、コッター材及び
横主筋は、それぞれが前記コンクリートに与える応力
(あるいはコンクリートから与えられる応力)が重複し
ない位置に配置されるので、せん断耐力に損失がない継
手となる。
【0007】また、本発明では、コッター材が仕切鋼板
の板面に固定されて一体化されているので、洗浄を行う
ときにコッター材が邪魔にならない。
【0008】なお、フランジ板の基端部が仕切鋼板の板
面に連続的に設けられているので、地山からの止水を図
ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の地
中連続壁用継手において、前記横主筋は、前記仕切鋼板
の両側端部において、高さ方向に所定間隔をおいて複数
設けられ、前記フランジ板は、前記仕切鋼板の中央部で
あって前記横主筋から所定間隔離れた位置に、一対で設
けられ、前記コッター材は、前記一対のフランジ板間に
設けられることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、横主筋とフランジ板とが
接触しないように離れた位置に設けられている。仮に、
横主筋とフランジ板とが接触した状態で設けられている
と、フランジ板によって妨げられて横主筋の周りにコン
クリートが回り込めないので、コンクリートから横主筋
へ応力を十分に伝達することができない。
【0011】この点、本発明では、両者が接触しないの
で、横主筋は大きな応力の負担が可能となるばかりか、
横主筋の固定及び洗浄が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る
継手の全体を示す図である。また、図2は、継手の平面
図であり、図3は、図2におけるIII−III線断面図であ
る。
【0013】この継手は、地中連続壁を構築するため
に、図1又は図2の符号100で示す領域にコンクリー
トを打設して構築される先行エレメントと、符号200
で示す領域にコンクリートを打設して構築される後行エ
レメントとを剛結一体化して、鉛直方向及び水平方向の
せん断力を相互に伝達できるようにするものである。
【0014】各図に示すように、この地中連続壁用継手
は、仕切鋼板10、フランジ板20、コッター材30及
び横主筋40を有する。
【0015】仕切鋼板10は、先行エレメントと後行エ
レメントとの間に配置されるもので、一方の板面にて先
行エレメント側のコンクリートが区画され、他方の板面
にて後行エレメント側のコンクリートが区画される。
【0016】フランジ板20は、仕切鋼板10の板面に
高さ方向に延び、連続的かつ直角に設けられる基端部2
2とこの基端部22から突出する突出部24とを含んで
板状をなしている。また、フランジ板20は、仕切鋼板
10の両面において、幅方向の中央付近に一対で設けら
れている。
【0017】基端部22は、仕切鋼板10の板面から直
角に設けられていることから、エレメントと仕切鋼板1
0との境目における止水を図ることができる。
【0018】突出部24は、所定間隔で基端部22から
複数設けられるもので、図1においては1つの基端部2
2の3箇所に設けられている。詳しくは、突出部24
は、基端部22側を底辺とする台形、あるいはハニカム
形をなしている。そして、一つの突出部24とその下又
は上の突出部24との間の領域に打設コンクリートが回
り込むと、突出部24の上下の斜辺が打設コンクリート
の支圧又はせん断に抵抗できるようになる。こうして、
突出部24は、仕切鋼板10の面内せん断抵抗要素の一
つとなる。
【0019】コッター材30は、棒状をなして仕切鋼板
10の板面上で水平方向を向くように配置され、かつ、
仕切鋼板10の両面中央で一対の上記フランジ板20の
間に設けられている。また、コッター材30は、仕切鋼
板10の高さ方向に、所定間隔で複数設けられている。
【0020】詳しくは、図3に示すように、フランジ板
20の突出部24が形成する台形の上辺の中間に対応す
る高さ位置に、各コッター材30が設けられている。こ
うして、コッター材30が仕切鋼板10に設けられる
と、その太さ分が板面から突出するので、打設コンクリ
ートに対する抵抗要素となる。しかも、コッター材30
は、図2に示すように、両端がフランジ板20に接触し
ないように設けられているので、その両端部にも打設コ
ンクリートが回り込んで、せん断力を有効に伝えること
ができる。
【0021】また、コッター材30は、仕切鋼板10の
板面上に設けられていることから、仕切鋼板10の板面
を洗浄するときの洗浄作業の妨げとならない。
【0022】横主筋40は、仕切鋼板10の幅方向の両
端部に貫通して垂直に設けられる鉄筋で、高さ方向に所
定間隔をあけて複数設けられている。また、各横主筋4
0は、高さ方向に延びる複数の補助筋42によって連結
されて補強されている。そして、横主筋40も打設コン
クリートに対する抵抗要素となる。横主筋40も、フラ
ンジ板20に接触しないように設けられるので、周囲に
打設コンクリートが回り込んでせん断力を有効に伝える
ことができることに加えて、横主筋40を固定する作業
及び洗浄する作業を容易に行うことができる。
【0023】さらに、本実施形態は、抵抗要素としての
フランジ板20、コッター材30及び横主筋40の配置
に特徴を有する。
【0024】すなわち、図2及び図3に示すように、打
設コンクリートに対する抵抗要素として、フランジ板2
0が影響を与える範囲26と、コッター材30が影響を
与える範囲36と、横主筋40が影響を与える範囲46
と、が重複しないようにそれぞれが配置されている。
【0025】したがって、各抵抗要素によって得られる
抵抗力が100%発揮されるので、全体としてせん断耐
力を高めることができる。また、各抵抗要素が打設コン
クリートに与える力が重複しないので、一箇所に力が集
中せず、打設コンクリートの損傷を防ぐことができる。
【0026】なお、本実施形態の係る継手は、従来の継
手と同様の方法で用いられて地中連続壁を構築するの
で、その施工方法の詳しい説明は省略する。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る継手の全体を示す図である。
【図2】図1の継手の平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【符号の説明】
10 仕切鋼板 20 フランジ板 22 基端部 24 突出部 30 コッター材 40 横主筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 治 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 森本 仁 東京都千代田区三崎町2丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 (72)発明者 阪井 真人 東京都千代田区三崎町2丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 (72)発明者 藤原 達夫 東京都千代田区三崎町2丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートが打設されて構築される先
    行エレメントと後行エレメントとの間に配置される仕切
    鋼板と、 前記先行エレメントと前記後行エレメントとの間の鉛直
    方向のせん断力を伝達できるように、前記仕切鋼板の両
    面に設けられるフランジ板、コッター材及び横主筋と、
    を有し、 前記フランジ板は、前記仕切鋼板の板面に連続的かつ直
    角に固定される基端部と該基端部から突出する突出部と
    を含む板状をなし、前記コッター材は、前記仕切鋼板の
    板面上に固定される棒状をなし、前記横主筋は、前記仕
    切鋼板に垂直方向に延びるよう設けられ、 前記フランジ板、コッター材及び横主筋は、それぞれが
    前記コンクリートに与える応力が重複しない位置に配置
    されることを特徴とする地中連続壁用継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地中連続壁用継手におい
    て、 前記横主筋は、前記仕切鋼板の両側端部において、高さ
    方向に所定間隔をおいて複数設けられ、 前記フランジ板は、前記仕切鋼板の中央部であって前記
    横主筋から所定間隔離れた位置に、一対で設けられ、 前記コッター材は、前記一対のフランジ板間に設けられ
    ることを特徴とする地中連続壁用継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425773C (zh) * 2006-06-12 2008-10-15 中铁隧道集团有限公司 一种格栅式地下连续墙刚性接头连接工法
KR102219326B1 (ko) * 2020-09-18 2021-02-23 김인성 프리캐스트 벽체의 겹침철근 연속화 장치 및 그 시공방법

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CN100425773C (zh) * 2006-06-12 2008-10-15 中铁隧道集团有限公司 一种格栅式地下连续墙刚性接头连接工法
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