JPH09209064A - 耐食性に優れた高強度高延性チタン合金 - Google Patents

耐食性に優れた高強度高延性チタン合金

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JPH09209064A
JPH09209064A JP1379096A JP1379096A JPH09209064A JP H09209064 A JPH09209064 A JP H09209064A JP 1379096 A JP1379096 A JP 1379096A JP 1379096 A JP1379096 A JP 1379096A JP H09209064 A JPH09209064 A JP H09209064A
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Hideki Fujii
秀樹 藤井
Seiichi Soeda
精一 添田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが低く、耐食性に優れ、高強度を
有し、かつ高延性を有するチタン合金を提供する。 【解決手段】 重量%で、N:0.055%以下、O:
0.3〜0.6%、を含有し、さらに、Pd:0.03
〜0.25%、Ru:0.10〜0.50%の1種以上
を含有し、[Pd]+[Ru]+[Fe]が0.85〜
2.30%を満たし、Q=[O]+2.77[N]+
0.1([Pd]+[Ru]+[Fe])により定まる
酸素等価量値Qが0.50〜0.92であることを特徴
とする耐食性に優れた高強度高延性チタン合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AlやVやMo等
の製造コストを上昇させる元素を基本合金元素として含
有せず、しかも引張強度で850MPa以上、好ましく
は900MPa超の高強度を有し、かつ高延性と高耐食
性を有するチタン合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化学工業においてあるいは地熱開
発や海底油田・ガス田開発等において、高温、高圧、高
耐食の極限環境に対応しうる素材として、軽量、高強
度、高耐食性の3大特徴を兼ね備えた素材の要求が高ま
っている。この候補素材としてチタン合金が注目されて
いるが、下記に示すような2つの重大な未解決の課題が
残存していた。
【0003】第1の課題は、高強度チタン合金の製造コ
ストである。チタン合金は大別してα型、α+β型、β
型に分類されるが、このうちα型およびα+β型チタン
合金はほとんど全てがAlを数%含有しており、そのた
め熱間及び冷間での加工性が著しく悪く、製造コストが
著しく高くなっていた。一方、β型およびα+β型チタ
ン合金は、高価なβ相安定化元素であるVやMoを数%
〜十数%含有しており、この高価な原料価格が製造コス
トを著しく押し上げていた。
【0004】第2の課題は、チタン合金の耐食性であ
る。α型およびα+β型チタン合金は数%含有している
Alの影響で、純チタンなどのAlを含有していない素
材に比べると耐食性が劣っており、上記の極限環境では
使用できない。もちろん、工業用純チタンは強度を担う
Alを含有していないため強度不足で、上記の極限環境
に対応し得ない。
【0005】このようなα型およびα+β型チタン合金
の耐食性を改善する方法が米国特許No.306383
5に記載されており、該チタン合金に0.005〜5重
量%のPdやRu等の白金族元素を添加することによ
り、元来優れた耐食性を示す酸化性腐食環境はもとよ
り、必ずしも優れた耐食性を示さなかった還元性の腐食
環境においてもチタン合金の耐食性が改善されることが
記載されている。この方法に基づいて、近年ではTi−
6Al−4VやTi−6Al−4Vに含まれる酸素等の
侵入型不純物元素を減じたTi−6Al−4V−ELI
(Extra Low Interstials )にPdやRuを微量添加す
る試みがなされている。この方法では確かに高強度と高
耐食性の両方が得られるが、上記第1の課題が解決され
ないばかりか、微量とはいえ非常に高価な白金族元素を
添加するため、さらに製造コストが高くなり益々実用的
でなくなるという問題点があった。
【0006】一方、Moを多量に含有したβ型チタン合
金は、耐食性に優れており、軽量、高強度、高耐食性の
3大特徴を備えている。しかし、第1の問題点として挙
げた、高価格のMo起因の高製造コストのため、やはり
実際に多用されるには至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うに、原料価格が高いMoやVを含有し、また加工性を
低下させ最終の製造コスト増となるばかりか耐食性をも
劣化させるAlを含有している多くのチタン合金の問題
点を排除し、窒素、酸素、Fe、Pd、Ru、Ni、C
r、Mnの含有量を調整して、耐食性に優れ、かつ引張
強度で850MPa以上、好ましくは900MPa超の
高強度を有し、かつ高い延性を有するチタン合金を、低
コストで提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、以下の
通りである。 (1)重量%で、N:0.055%以下、O:0.3〜
0.6%、を含有し、さらに、Pd:0.03〜0.2
5%、Ru:0.10〜0.50%の1種以上を含有
し、[Pd]+[Ru]+[Fe]が0.85〜2.3
0%を満たし、Q=[O]+2.77[N]+0.1
([Pd]+[Ru]+[Fe])により定まる酸素等
価量値Qが0.50〜0.92であることを特徴とする
耐食性に優れた高強度高延性チタン合金。 (2)Feの一部あるいは全部を、0.25重量%以下
のNi、0.25重量%以下のCr、0.25重量%以
下のMnの1種以上で代替することを特徴とする(1)
に記載の耐食性に優れた高強度高延性チタン合金。 (3)Q=[O]+2.77[N]+0.1([Pd]
+[Ru]+[Fe]+[Ni]+[Cr]+[M
n])により定まる酸素等価量値Qが0.68超〜0.
92であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の
耐食性に優れた高強度高延性チタン合金。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、熱間加工性を低下
させ、しかも耐食性を劣化させるAlに代わって、酸素
及び窒素をα相安定化元素として高強度化を模索し、さ
らに耐食性を向上させる効果に優れたβ相安定化元素で
ある白金族元素(Rh、Pd、Ir、Os、Ru、P
t)添加の研究を進めた結果、下記の重要な2つの知見
を発見するに至った。
【0010】すなわち、 チタンに酸素及び窒素を添加していくと、添加量の増
大とともに強度が増加するが、800MPaを超えたあ
たりで延性が乏しくなる。ところが、酸素、窒素に白金
族元素を複合添加すると延性値が改善し、0.85%重
量%以上白金族元素を添加すると、850MPa以上の
高い引張強度と15%以上の高い引張伸びの両方が得ら
れ、耐食性も極めて優れる。 上記白金元素の一部を、周期律表で同じVIII 族に属
する鉄族元素(Fe,Ni,Co)や隣接するVII族と
VI 族元素で一部置き換えても、高耐食性、高強度、高
延性が維持される。
【0011】高価な白金族元素を0.9重量%以上も添
加するのは、本発明の目的中、低コストであることに反
しており実際的ではないが、上記知見に基づくと、白金
族元素を耐食性の維持に必要な最小限の添加に抑制し、
残部を鉄族元素やVI 、VII族元素で置き換えて添加す
れば、高強度、高耐食性、低コストの全てを同時に満た
せるようになる。
【0012】ここで、白金族の中では、価格の面からP
dとRuが他に比べると有利であり、一部白金族元素に
代わって添加するVI 、VII族、鉄族元素の中ではFe
がもっとも価格的には安価であり、次いでCr、Mn、
Niが有利である。その他のMo、W、Co、Re等は
高価であるのにもかかわらず、より安価なFe、Cr、
Mn、Niと同程度の効果しか得られないため、添加元
素としては実際的ではない。また、上記知見に基づいて
発明された合金は、直接的あるいは間接的にチタン合金
の高い製造コストの原因となっていたAl、V、Moを
含まないため、高価なPd、Ruを微量添加しても、従
来合金に比べると十分製造コストは低くなっている。
【0013】さて、本発明では、α相安定化元素として
0.055重量%以下の窒素、0.3〜0.6重量%の
酸素を添加することとした。先に説明したように、これ
らの元素の添加は合金の強化を目的としているが、チタ
ンへの窒素の添加は難しく、未溶解の窒素系介在物や偏
析を抑制するためには、酸素の強化のための主要元素と
し、窒素を補助的な強化元素として使用することが好ま
しい。特に、0.055%超の窒素添加は、介在物や成
分の均一性の観点から好ましくなく、延性低下を招くこ
とがある。酸素添加量を0.3重量%以上としたのは、
これ以上の酸素を添加しないと、たとえ本発明における
窒素添加量の上限値に近い量の窒素を添加しても、85
0MPa以上の高強度が得られないからである。また、
酸素添加量の上限値を0.6重量%としたのは、これ以
上添加するとたとえ不可避レベルの窒素しか含んでいな
くても、十分な延性が得られない。
【0014】一方、β安定化元素としては、先に説明し
たように、白金族元素およびこれらの代替元素を総量で
0.85重量%以上含有させる必要がある。これ以下の
添加量だとβ相の量が少なすぎα相の粗大化を招き、延
性が不十分なものとなる。また、白金族元素およびこれ
らの代替元素は、強い凝固偏析の傾向があるため、総量
で2.3重量%以下の添加量とすることが必要である。
これを超える量を添加すると凝固偏析のため延性が低下
するなどの問題を生ずる。
【0015】さて、白金族元素の中で、PdとRuが添
加元素として実際的であることは先に述べたが、顕著な
耐食性効果を得るには、Pdの場合0.03重量%以上
の添加が必要であり、Ruの場合0.10重量%以上の
添加が必要である。一方、Pdは0.25重量%を超え
て、またRuは0.50重量%を超えて添加しても耐食
性向上効果は飽和し、添加量の増加に応じた耐食性向上
は見られなくなる。すなわち、これ以上の添加は、耐食
性向上効果の観点からは無駄で、安価なFe、Ni、C
r、Mn添加で必要添加量を補う方が経済的に有利であ
る。
【0016】請求項1に記載の発明では、白金族元素
(Pd、Ru)の一部代替として最も経済的に安価なF
eを選択した。一方、請求項2に記載の発明では、Fe
の一部あるいは全部をNi、Cr、Mnで代替すること
とした。Ni、Cr、Mnは単一金属同士で比較する
と、Feに比べて高価ではあるが、これらの元素の添加
を、Mn含有鋼やステンレス鋼、Ni基合金、Cr基合
金のスクラップ等を用いて行うと、むしろ安価になる場
合もある。このとき、Si、Mo、S、C等の不純物が
含有されるが、これらはチタン合金中ではいずれも0.
05重量%未満の不純物で特性に影響をおよぼすには至
らず無視できるものである。ただし、Ni、Cr、Mn
はチタン中で金属間加工物を造りやすいので、添加量は
いずれも0.25重量%以下にすることが必要である。
これを超えて添加すると、脆弱な化合物が析出し、延性
が低下する。
【0017】さて、上述のα相安定化元素(酸素、窒
素)およびβ相安定化元素(Pd、Ru、Fe、Ni、
Cr、Mn)は、さらに酸素等価量値Q=[O]+2.
77[N]+0.1([Pd]+[Ru]+[Fe]+
[Ni]+[Cr]+[Mn])が0.50超〜0.9
2であることを満たす必要がある。ここで、この式は、
引張強度に対する各添加量元素の強化能を定式化したも
ので、Qが0.50以上でないと、目標の850MPa
以上の高い引張強度が達成されない。特に、900MP
a以上の高強度が必要な場合、Qは0.68超にする必
要がある。一方、Qが0.92を超えると、延性が低下
し、実用的な材料ではなくなる。なお、酸素等価量値Q
の式中における[O]、[N]、[Pd]、[Ru]、
[Fe]、[Ni]、[Cr]、[Mn]は各々、酸
素、窒素、Pd、Ru、Fe、Ni、Cr、Mnの含有
量(重量%)を示し、係数は、酸素の単位重量%あたり
の強化能との比を示している。また、残部が実質的にチ
タンであることは、不可避的に含有される0.05%未
満の不純物元素は許容されることを意味している。
【0018】
【発明の実施の形態】表1に示すように、従来技術の例
として、Ti−6Al−4Vと、Ti−6Al−4Vお
よびTi−6Al−4V−ELIにPdあるいはRuを
微量添加した合金を、また表2に示すように、酸素、窒
素、Pd、Ru、Fe含有量を調整したチタン合金を、
さらに表3に示すように、酸素、窒素、Pd、Ru、F
e、Cr、Mn、Ni含有量を調節したチタン合金を種
々、真空アーク溶解によって約1kg溶解し、これを熱
間鍛造および熱間圧延により約2mm厚の板を作成し、7
50℃で1時間の焼鈍後、空冷した。この焼鈍板から引
張試験片を切り出し、引張試験を行い、引張強度と伸び
を測定した。同時に、30mm×30mmの小試験片を切り
出し、両表面を研磨することにより1.5mm厚とし、こ
れを5%のH2 SO4 (硫酸)沸騰水溶液および5%H
Cl(塩酸)沸騰水溶液に48時間浸漬し、腐食速度
(mm/年)を測定した。これら試験の結果を、表1から
表3のそれぞれに組成とともに示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】試験番号2および3に示したPdあるいは
Ruを添加した従来例は、850MPa以上の引張強度
と15%以上の伸びに加え、硫酸および塩酸中での腐食
速度も試験番号1のPdあるいはRuを添加していない
材料に比べて桁違いに小さくなっており、優れた耐食性
も有している。しかし、従来技術の項で述べたように、
直接的あるいは間接的に製造コストを増加させるAlお
よびVを数%含有しており、さらに微量とはいえ非常に
高価な白金族元素添加を行っており、製造コストが高く
ても実用的合金とはいえない。
【0023】これに対し、本発明の実施例である試験番
号5、6、7、8、9、10、13、16、17、2
0、22、24、25、26、28、30(以上表
2)、31、33、35、37、38、39(以上表
3)は、いずれも850MPa以上の高強度、15%以
上の高い伸び値、さらに5%硫酸沸騰水溶液および5%
塩酸沸騰水溶液中での腐食速度も1mm/年以下で、優れ
た耐食性を有している。
【0024】特に、酸素等価量値Qが、0.68超であ
った、試験番号8、9、10、13、16、20、2
2、25、26、28、30、31、33、35、3
7、38では、900MPa以上の高強度が達成されて
いる。これらの合金は、直接的あるいは間接的に高い製
造コストの原因となっていたAl、V、Moを含まない
ため、微量のPdやRuの添加によるコスト上昇分を加
味してもなお、従来合金と比べると十分に製造コストは
低くなっており実用的である。
【0025】表2において、試験番号4は引張強度が8
50MPaに未達であったが、これは酸素含有量が本発
明における下限値である0.3重量%未満であったた
め、窒素を本発明における上限値に近い量を添加して
も、十分な強度が得られなかったものである。また試験
番号11では、窒素の添加量が本願発明で規定した上限
値以上であったため未溶解介在物が生じたり、成分が不
均一になり、延性(伸び)が不十分であった。試験番号
12では、酸素含有量が本発明で規定した上限値以上で
あったため、不可避レベルの窒素(0.007重量%)
しか含んでいなくても、低い延性(伸び)しか得られな
かった。試験番号14では、酸素等価量値Qが本発明で
規定した上限値を超えたため、延性(伸び)が低下し
た。また、試験番号15では、β相安定化元素の総和
(Pd+Fe)が本発明の上限値を超えて添加されたた
め、強い凝固偏析を生じ、延性が低下した。さらに、試
験番号18では酸素等価量値Qが本発明の下限値に未達
であったため、850MPa以上の高い引張強度が達成
されなかった。また、試験番号19では、伸びが15%
以下の低い値となっているが、これはβ相安定化元素の
総和が本発明に規定した値よりよりも低かったため、β
相の量が少なくなり、α相の粗大化を招き、延性が不十
分なものとなった結果である。試験番号21および27
では、腐食速度が著しく大きく耐食性が劣っているが、
これはPdおよびRuの添加量が本発明に規定した値よ
りも少なかったためである。また、試験番号23および
29は、強度、延性、耐食性ともに良好な試験結果を示
しているが、試験番号23は、試験番号23より少量の
Pdしか添加されていない試験番号22とほとんど同じ
強度、延性、耐食性であり、また試験番号29は、試験
番号23より少量のRuしか添加されていない試験番号
28とほとんど同じ強度、延性、耐食性しか示していな
い。すなわち、試験番号23および29は高価なPdあ
るいはRuが不必要に添加されており、経済的に無駄で
ある。
【0026】表3において、試験番号32、34、36
はいずれも伸びが15%以下の低い値となっているが、
これは各々Cr、Mn、Niの添加量が本発明で規定し
た上限値以上に添加されたため、Cr、Mn、Niとチ
タンの脆弱な化合物が析出し、延性が低下したものであ
る。
【0027】
【実施例】
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、原
料価格が高いMoおよびVを含有し、さらに加工性を低
下させ最終の製造コスト増となるばかりか耐食性をも劣
化させるAlを含有している多くのチタン合金の問題点
を排除し、耐食性に優れ、かつ引張強度で850MPa
以上、好ましくは900MPa超の高強度を有し、かつ
高い延性値を有するチタン合金を、低コストで提供する
ことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、 N:0.055%以下、 O:0.3〜0.6%、 を含有し、さらに、 Pd:0.03〜0.25%、 Ru:0.10〜0.50% の1種以上を含有し、[Pd]+[Ru]+[Fe]が
    0.85〜2.30%を満たし、Q=[O]+2.77
    [N]+0.1([Pd]+[Ru]+[Fe])によ
    り定まる酸素等価量値Qが0.50〜0.92であるこ
    とを特徴とする耐食性に優れた高強度高延性チタン合
    金。
  2. 【請求項2】 Feの一部あるいは全部を、0.25重
    量%以下のNi、0.25重量%以下のCr、0.25
    重量%以下のMnの1種以上で代替することを特徴とす
    る請求項1に記載の耐食性に優れた高強度高延性チタン
    合金。
  3. 【請求項3】 Q=[O]+2.77[N]+0.1
    ([Pd]+[Ru]+[Fe]+[Ni]+[Cr]
    +[Mn])により定まる酸素等価量値Qが0.68超
    〜0.92であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の耐食性に優れた高強度高延性チタン合金。
JP1379096A 1996-01-30 1996-01-30 耐食性に優れた高強度高延性チタン合金 Withdrawn JPH09209064A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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