JPH09207349A - インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジおよびインクジェット記録装置

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JPH09207349A
JPH09207349A JP2008896A JP2008896A JPH09207349A JP H09207349 A JPH09207349 A JP H09207349A JP 2008896 A JP2008896 A JP 2008896A JP 2008896 A JP2008896 A JP 2008896A JP H09207349 A JPH09207349 A JP H09207349A
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JP
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ink cartridge
ink
atmosphere
carriage
ink jet
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JP2008896A
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Inventor
Hajime Kaneko
肇 金子
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジをインクジェット記録装
置に装着する際に、ユーザが気にすることなく、必然的
に、インク供給部とインクジェットヘッドが連結する前
に、大気連通部が開封されるインクカートリッジおよび
インクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 シールされた大気連通部8とインク供給
部5を有するインクカートリッジ0を、クランクレバー
16aで押圧してインクジェット記録装置のキャリッジ
部14に装着する操作により大気連通部8が開封され、
その後に供給部5が開封される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換方式のインク
カートリッジおよびこのインクカートリッジが装着され
るキャリッジ部を有するインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 インクジェット記録装置に装着され、
インクジェッヘッドと直接接続される交換方式のインク
カートリッジは、インクカートリッジ容器の内部にイン
クの保持手段としてのインク保持体を有している。前記
インクカートリッジ容器は、インクジェットヘッドにイ
ンクを供給するための供給口(インク供給口)と空気を
インクカートリッジ内部に取り入れるための大気連通口
の2つを有している。前記インク供給口と大気連通口
は、物流中にインクが外部に漏れだしたり、インクが蒸
発するのを防ぐために、シール部材で密閉されており、
インクカートリッジを使用する際に、ユーザが前記シー
ル部材をはずしてインクジェット記録装置に装着する。
【0003】上述したインクカートリッジでは、インク
カートリッジ製造時の温度・気圧と開封時の温度・気圧
の差により、インクカートリッジ内部の気圧が上昇して
いる場合がある。このとき、インクカートリッジのシー
ル部材をはずし大気に開封すると、インクが吹き出すこ
とがある。これを防止するために、製造時にインクカー
トリッジの内圧を低くしておくことが行われている。
【0004】大気連通口より大気解放した後、インク供
給口を解放すると、インク供給ロ付近のインクの状態に
変化が発生しにくいので、ユーザが大気連通口のシール
部材を剥がした後にインクカートリッジをインクジェッ
ト記録装置に装着すると、インク供給口がインクジェッ
トヘッドと連結されるものがある。
【0005】しかし、初めて使用するユーザやプリンタ
などに慣れていないユーザは大気連通口のシール部材を
剥がすのを忘れて、インクジェット記録装置にインクカ
ートリッジを装着することがある
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シールされたインク供
給口と大気連通口を有し、かつ内部が減圧状態に保たれ
たインクカートリッジを、ユーザが大気連通口を開封す
ることなく、インクジェット記録装置に装着した場合に
は、インクジェットヘッドから空気や回復系のゴミなど
を吸引してしまう。そのため、インクジェットヘッドに
よるインク滴の吐出に与える泡をインク供給路中に発生
し、この発生した泡は細かいためにインクジェット記録
装置に配されている回復手段では簡単には回復できなく
なったり、また、インクジェットヘッドにゴミ詰まりな
どを発生させるという問題点があった。なお、インクジ
ェット記録装置の吸引機構はインクが導かれる経路に併
せてインク中に存在する程度の大きさの泡などを十分に
とれる条件に設定されているが、今までの経験ではイン
クの泡が大きなものほど吸引機構でとりやすく、衝撃的
な吸引・振動で発生する小さな泡は取れにくいことがわ
かっている。
【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、インクカートリッジをインクジ
ェット記録装置に装着する際に、ユーザが気にすること
なく、必然的に、インク供給部とインクジェットヘッド
が連結する前に、大気連通部が開封されるインクカート
リッジおよびインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクカー
トリッジは、シールされた大気連通部とインク供給部を
有するインクカートリッジにおいて、インクジェット記
録装置のキャリッジ部に装着する操作により大気連通部
が開封され、その後に供給部が開封されることを特徴と
する。
【0009】前記大気連通部は、インクカートリッジ容
器の上部に形成され該容器の内部と連通する孔と、該孔
をシールする大気連通部シール部材とからなるものが好
ましい。
【0010】前記大気連通部は、インクカートリッジ容
器の上面に形成され該容器の内部と連通する溝と、該溝
をシールする大気連通部シール部材とからなり、大気連
通部の先端は、キャリッジ部の上端部に設けられた大気
連通部分折り曲げ部の上部まで延びているものがが好ま
しい。
【0011】前記大気連通部は、インクカートリッジ容
器の上側部に設けられ大気連通用開封部分を形成するた
めの大気連通用突起からなり、該突起は、キャリッジ部
の上端部に設けられた大気連通部分折り曲げ部の上部ま
で延びているものが好ましい。
【0012】本発明によるインクジェット記録装置は、
シールされた大気連通部とインク供給部を有するインク
カートリッジを装着するキャリッジ部が配され、該キャ
リッジ部にインクカートリッジを装着する操作により、
インク供給部とインクジェットヘッド部と連結される前
に、大気連通部を開封するインクカートリッジ装着部材
が設けられていることを特徴とする。
【0013】前記インクカートリッジ装着部材は、キャ
リッジ部の側部に回動自在に設けられインクカートリッ
ジの上面を押圧するクランプレバーからなるものが好ま
しい。また、前記クランプレバーの上面には、インクカ
ートリッジの大気連通部シール部材を開封する大気連通
部材が配されていることが好ましい。さらに、前記キャ
リッジ部の上端部には、インクカートリッジの大気連通
部と係合する係合部が設けられていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照して説明する。
【0015】(第1実施例)図1は、第1実施例であ
る、インクジェット記録装置のキャリッジ部とそれに装
着されるインクカートリッジを示す縦断面図である。
【0016】まず、インクカートリッジの構成について
説明する。インクカートリッジ0のインクカートリッジ
容器1の内部は仕切り板で2部屋に仕切られ、この仕切
り板の一部には、両部屋が連通するように穴があけられ
ている。一方の部屋にはインク吸収部材2、他方の部屋
には生インク部3(インクで満たされている)が配され
ている。
【0017】また、インクカートリッジ0の上部には、
大気連通部8が配されている。この大気連通部8は、イ
ンクカートリッジ容器1の上部に形成され、インク吸収
部材2が配されている部屋の内部と連通する孔8aと、
その孔8aの先端に張り付けられた大気連通部シール部
材9とから形成され、大気と遮断されている。
【0018】また、インク吸収部材2が配されている部
屋の下部には、インク供給部5が設けられ、その開口部
にはインク吸収部材2に圧接するようにフィルタ4が配
されている。前記インク供給部5には、後述するインク
ジェットヘッド部ジョイントピン12とのシール性(イ
ンクの漏れだし防止)をあげるためにゴムなどの弾性体
であるインク供給部シール部材6が配され、その端部は
インク供給部シール部材7でシールされている。
【0019】上述したようにインクカートリッジ0は外
部の大気と連通する部分として大気連通部8とインク供
給部5を有し、そのいずれもが前記シール部材7,9で
シールされ外気と遮断されている。さらに、初期状態で
は、前記シール部材9,7に穴をあけたり、剥がして大
気に連通させた時にインクが外部に吹き出さないよう
に、インクカートリッジ0の内部を減圧状態(600h
Pa)にしてある。
【0020】次に、上述したインクカートリッジ0を装
着するインクジェット記録装置のキャリッジ部14の構
成について説明する。
【0021】このキャリッジ部14の下部には、インク
ジェットヘッド部インク供給部11が設けられ、その前
部にはインクジェットヘッド部10、後部にはジョイン
トピン穴13を有するインクジェットヘッド部ジョイン
トピン12が設けられている。また、前記インクジェッ
トヘッド部10に対向して、インクジェットヘッド部1
0からインクを吸引するインクジェット記録装置の吸引
機構21が配されている。
【0022】前記キャリッジ部14の側部には、インク
カートリッジ0をキャリッジ部14に装着するためのイ
ンクカートリッジ装着部材16が設けられている。この
インクカートリッジ装着部材16は、キャリッジ部14
の側部に回動自在に設けられインクカートリッジ0の上
面を押圧するクランプレバー16aと、このクランプレ
バー16aをキャリッジ部14にクランプするクランプ
部分15と、前記クランプレバー16aの上面に配され
た大気連通ピンホルダー20内に設けた大気連通ピン押
しつけバネ19により可動自在とされている大気連通部
材である大気連通ピン18とか構成されている。なお、
大気連通ピン18の軸芯部には大気連通ピン穴17があ
けられている。
【0023】次に、上記の実施例の作用について説明す
る。
【0024】図1に示すように、キャリッジ部14にイ
ンクカートリッジ0を乗せる。この際、キャリッジ部1
4に配した図示しないバネなどにより、インクカートリ
ッジ0は、キャリッジ部14内で支持されている。
【0025】図2に示すように、インクカートリッジ0
を、クランプレバー16aでさらにキャリッジ部14の
奥に押し込む。この際、インクカートリッジ0上面に配
された大気連通部シール部材9は、クランプレバー16
aに配され大気連通ピン押しつけバネ19により可動す
る大気連通ピン18により穴があけられ、インクカート
リッジ0の内部は大気に連通される。このときインクカ
ートリッジ0内の減圧状態は解放されて、外部の大気が
インクカートリッジ0内に大気連通ピン18の大気連通
ピン穴17を通じて急激に入り込む。なお、図2に示す
矢印は、大気連通ピン18の移動方向を示しいる。さら
に、クランプレバー16aをさげることでインクカート
リッジ0はキャリッジ部14の奥に押し込まれ、インク
ジェットヘッド部ジョイントピン12により、インクカ
ートリッジ0よりインクジェットヘッド部10へとイン
クを供給するインク供給部5の端部に設けられたインク
供給部シール部材7が破られる。
【0026】図3に示すように、クランプレバー16a
を、さらに押し下げるとインクカートリッジ0はクラン
プ部分15によって、キャリッジ部14にクランプされ
る。このとき、インクジェットヘッド部ジョイントピン
12の外周部は、ゴムなどの弾性体であるインク供給部
シール部材6で密着されているので、その隙間からイン
クがたれることなく、また外部からも大気を引き込まな
い。
【0027】このあと、インクジェット記録装置に配さ
れている吸引機構22によりインクカートリッジ0内の
インクはフィルタ4を通り、インク供給部5、インクジ
ェットヘッド部ジョイントピン12、インクジェットヘ
ッド部インク供給部11を通って、インクジェットヘッ
ド部10へとインクが導かれ、インクジェットヘッド部
10から吸引することで、インクジェットヘッド部10
内部には、インクが満たされ、インクジェットのインク
滴の吐出に影響する泡が残らないようになる。
【0028】(第2実施例)図4は、第2実施例であ
る、インクジェット記録装置のキャリッジ部とそれに装
着されるインクカートリッジを示す縦断面図である。
【0029】以下、第1実施例と相違する構成について
説明し、同一又は同等の構成については、第1実施例の
説明を援用するものとする。また、第1実施例と同一ま
たは同等の部分については同一の符号を用いて説明す
る。
【0030】まず、インクカートリッジの構成について
説明する。インクカートリッジ30のインクカートリッ
ジ容器31の内部は仕切り板で2部屋に仕切られ、この
仕切り板の一部には、両部屋が連通するように穴があけ
られている。一方の部屋にはインク吸収部材32、他方
の部屋には生インク部33(インクで満たされている)
が配されている。
【0031】また、インクカートリッジ30の上部に
は、大気連通部38が配されている。この大気連通部3
8は、インクカートリッジ容器31の上面に形成され、
インク吸収部材32が配されている部屋の内部と連通す
る溝38aと、その上に張り付けられた大気連通部シー
ル部材39とから形成されている。大気連通部38の先
端である大気連通部分38bは、細い管状に形成され、
先端は大気連通部シール部材39で大気と遮断されてい
る。なお、前記大気連通部分38bは、後述するキャリ
ッジ部44の上端部に設けられている大気連通部分折り
曲げ部44aの上部まで延びている。
【0032】次に、上述したインクカートリッジ30を
装着するインクジェット記録装置のキャリッジ部44の
構成について説明する。
【0033】前記キャリッジ部44の側部には、インク
カートリッジ30をキャリッジ部44に装着するための
インクカートリッジ装着部材46が設けられている。こ
のインクカートリッジ装着部材46は、キャリッジ部4
4の側部に回動自在に設けられインクカートリッジ30
の上面を押圧するクランプレバー46aと、このクラン
プレバー46aをキャリッジ部44にクランプするクラ
ンプ部分45とから構成されている。
【0034】なお、前記キャリッジ部44の上端部に
は、インクカートリッジ30の大気連通部分38bと係
合する係合部である大気連通部分折り曲げ部44aが設
けられている。
【0035】次に、上述した実施例の作用について説明
する。
【0036】図4に示すように、キャリッジ部44にイ
ンクカートリッジ30を乗せる。この際、前記大気連通
部38の先端である大気連通部分38bとキャリッジ部
44の上端部に設けられている大気連通部分折り曲げ部
44aが係合して、インクカートリッジ30はキャリッ
ジ部44内で支持されている。
【0037】図5に示すように、インクカートリッジ3
0を、クランプレバー46aでさらにキャリッジ44の
奥に押し込む。この際、インクカートリッジ30の大気
連通部分38bがキャリッジ44の上端部に設けられた
大気連通部分折り曲げ部44aで折り曲げられる。これ
により、インクカートリッジ容器30の大気連通部分3
8bの溝38aの上に張り付けられた大気連通部シール
部材39が剥され、インクカートリッジ30の内部は大
気に連通される。このときインクカートリッジ30内の
減圧状態は解放されて、外部の大気がインクカートリッ
ジ30内に大気連通部38を通じて急激に入り込む。
【0038】さらに、クランプレバー46aをさげるこ
とでインクカートリッジ30はキャリッジ部44の奥に
押し込まれ、インクジェットヘッド部ジョイントピン1
2により、インクカートリッジ30よりインクジェット
ヘッド部10へとインクを供給するインク供給部5の端
部に設けられたインク供給部シール部材7が破られる。
【0039】図6に示すように、クランプレバー46a
を、さらに押し下げるとインクカートリッジ30はクラ
ンプ部分45によって、キャリッジ部44にクランプさ
れる。このとき、インクジェットヘッド部ジョイントピ
ン12の外周部は、ゴムなどの弾性体であるインク供給
部シール部材6で密着されているので、その隙間からイ
ンクがたれることなく、また外部からも大気を引き込ま
ない。
【0040】(第3実施例)図7は、第3実施例であ
る、インクジェット記録装置のキャリッジ部分とそれに
装着されるインクカートリッジを示す縦断面図である。
【0041】以下、第1実施例と相違する構成について
説明し、同一又は同等の構成については、第1実施例の
説明を援用するものとする。また、第1実施例と同一ま
たは同等の部分については同一の符号を用いて説明す
る。
【0042】まず、インクカートリッジの構成ついて説
明する。インクカートリッジ50のインクカートリッジ
容器51の内部にはインク吸収部材52が配されてい
る。また、インクカートリッジ容器51の上側部には、
大気連通部58が配されている。この大気連通部58
は、インクカートリッジ容器51に大気連通用開封部分
58aを形成するための大気連通用突起59からなり、
該突起59は、キャリッジ部64の上端部に設けられた
大気連通部分折り曲げ部64aの上部まで延びている。
なお、インクカートリッジ容器51の大気連通用突起5
9が設けられている部分は薄くされている。
【0043】次に、上述したインクカートリッジ50を
装着するインクジェット記録装置のキャリッジ部64の
構成について説明する。
【0044】前記キャリッジ部64の側部には、インク
カートリッジ50をキャリッジ部64に装着するための
インクカートリッジ装着部材66が設けられている。こ
のインクカートリッジ装着部材66は、キャリッジ部6
4の側部に回動自在に設けられインクカートリッジ50
の上面を押圧するクランプレバー66aと、このクラン
プレバー66aをキャリッジ部64にクランプするクラ
ンプ部分65とから構成されている。
【0045】なお、前記キャリッジ部50の上端部に
は、インクカートリッジ50の大気連通用突起59と係
合する係合部である大気連通部分折り曲げ部64aが設
けられている。
【0046】次に、上述した実施例の作用について説明
する。
【0047】図7に示すように、キャリッジ部64にイ
ンクカートリッジ50を乗せる。この際、前記インクカ
ートリッジ容器51の上側部に設けられた大気連通用突
起59とキャリッジ部64の上端部に設けられた大気連
通部分折り曲げ部64aが係合し、インクカートリッジ
50はキャリッジ部64内で支持されている。
【0048】図8に示すように、インクカートリッジ5
0を、クランプレバー66aでさらにキャリッジ部64
の奥に押し込む。この際、インクカートリッジ50の上
端部に設けられた大気連通用突起59がキャリッジ部6
4の上端部である大気連通部分折り曲げ部64aで折り
曲げられる。これにより、インクカートリッジ容器51
の一部が破壊され、インクカートリッジ50の内部は大
気に連通される。このときインクカートリッジ50内の
減圧状態は解放されて、外部の大気がインクカートリッ
ジ50内に大気連通用開封部分58aを通じて急激に入
り込む。
【0049】さらに、クランプレバー66aをさげるこ
とでインクカートリッジ50はキャリッジ部64の奥に
押し込まれ、インクジェットヘッド部ジョイントピン1
2により、インクカートリッジ50よりインクジェット
ヘッド部10へとインクを供給するインク供給部5の端
部に設けられたインク供給部シール部材7が破られる。
【0050】図9に示すように、クランプレバー66a
を、さらに押し下げるとインクカートリッジ50はクラ
ンプ部分65によって、キャリッジ部64にクランプさ
れる。このとき、インクジェットヘッド部ジョイントピ
ン12の外周部は、ゴムなどの弾性体であるインク供給
部シール部材6で密着されているので、その隙間からイ
ンクがたれることなく、また外部からも大気を引き込ま
ない。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を得ることができる。すな
わち、シールされた大気連通部とインク供給部を有する
インクカートリッジにおいて、インクジェット記録装置
のキャリッジ部に装着する操作により大気連通部が開封
され、その後に供給部が開封されるようにすることで、
インクジェットヘッドから空気や回復系のゴミなどを吸
引することがなくなる。そのため、インクジェットヘッ
ドのインク滴の吐出に影響する泡などが発生しにくくな
り、ユ一ザの操作のミスによってインクを無駄に捨てた
り、ユーザの手を煩わせる吸引操作の繰り返しの確率を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のインクジェット記録
装置のキャリッジ部とそれに装着されるインクカートリ
ッジを示す縦断面図である。
【図2】第1実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着途中の状態を示す図である。
【図3】第1実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着した状態を示す図である。
【図4】本発明による第2実施例のインクジェット記録
装置のキャリッジ部とそれに装着されるインクカートリ
ッジを示す縦断面図である。
【図5】第2実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着途中の状態を示す図である。
【図6】第2実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着した状態を示す図である。
【図7】本発明による第3実施例のインクジェット記録
装置のキャリッジ部とそれに装着されるインクカートリ
ッジを示す縦断面図である。
【図8】第3実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着途中の状態を示す図である。
【図9】第3実施例のインクカートリッジをキャリッジ
部に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
0、30、50 インクカートリッジ 1、31、51 インクカートリッジ容器 2、32、52 インク吸収部材 3、33 生インク部 4 フィルタ 5 インク供給部 6、7 インク供給部シール部材 8、38、58 大気連通部 8a 孔 38a 溝 38b 大気連通部分 58a 大気連通用開封部分 9、39 大気連通部シール部材 10 インクジェットヘッド部 11 インクジェットヘッド部インク供給部 12 インクジェットヘッド部ジョイントピン 13 ジョイントピン穴 14、44、64 キャリッジ部 44a、64a 大気連通部分折り曲げ部(係合部) 15、45、65 クランプ部分 16、46、66 インクカートリッジ装着部材 16a、46a、66a クランクレバー 17 大気連通ピン穴 18 大気連通ピン(大気連通部材) 19 大気連通ピン押しつけバネ 20 大気連通ピンホルダ− 21 吸引機構 59 大気連通用突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールされた大気連通部とインク供給部
    を有するインクカートリッジにおいて、インクジェット
    記録装置のキャリッジ部に装着する操作により大気連通
    部が開封され、その後に供給部が開封されることを特徴
    とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記大気連通部は、インクカートリッジ
    容器の上部に形成され該容器の内部と連通する孔と、該
    孔をシールする大気連通部シール部材とからなることを
    特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記大気連通部は、インクカートリッジ
    容器の上面に形成され該容器の内部と連通する溝と、該
    溝をシールする大気連通部シール部材とからなり、大気
    連通部の先端は、キャリッジ部の上端部に設けられた大
    気連通部分折り曲げ部の上部まで延びていることを特徴
    とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記大気連通部は、インクカートリッジ
    容器の上側部に設けられ大気連通用開封部分を形成する
    ための大気連通用突起からなり、該突起は、キャリッジ
    部の上端部に設けられた大気連通部分折り曲げ部の上部
    まで延びていることを特徴とする請求項1記載のインク
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 シールされた大気連通部とインク供給部
    を有するインクカートリッジを装着するキャリッジ部が
    配され、該キャリッジ部にインクカートリッジを装着す
    る操作により、インク供給部とインクジェットヘッド部
    と連結される前に、大気連通部を開封するインクカート
    リッジ装着部材が設けられていることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクカートリッジ装着部材は、キ
    ャリッジ部の側部に回動自在に設けられインクカートリ
    ッジの上面を押圧するクランプレバーからなることを特
    徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記クランプレバーの上面には、インク
    カートリッジの大気連通部シール部材を開封する大気連
    通部材が配されていることを特徴とする請求項6記載の
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリッジ部の上端部には、インク
    カートリッジの大気連通部と係合する係合部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項5または6記載のインク
    ジェット記録装置。
JP2008896A 1996-02-06 1996-02-06 インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 Pending JPH09207349A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1219440A2 (en) 2000-12-25 2002-07-03 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and ink jet recording head adaptable for the same
KR100438702B1 (ko) * 2001-09-27 2004-07-05 삼성전자주식회사 잉크 카트리지

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