JPH09207091A - 切断加工装置 - Google Patents

切断加工装置

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JPH09207091A
JPH09207091A JP1591096A JP1591096A JPH09207091A JP H09207091 A JPH09207091 A JP H09207091A JP 1591096 A JP1591096 A JP 1591096A JP 1591096 A JP1591096 A JP 1591096A JP H09207091 A JPH09207091 A JP H09207091A
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JP
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cutting
cutting blade
blade
support plate
screw
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JP1591096A
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Inventor
Masakazu Kakimoto
政計 柿本
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U H T KK
Original Assignee
U H T KK
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シム等を用いることなく、切断刃の刃先角の
精度誤差を調整可能にして、積層基板等のワークを高精
度加工する切断加工装置を提供する。 【解決手段】 切断加工装置Aの切断機構5の支持板部
54上部を、切断刃5bの刃渡り方向に対し直交方向に
揺動可能にコラム4に軸支すると共に、調整固定手段6
で支持板部54を押動、かつ、固定させて、刃先角aの
二等分線bをワークWに対し垂直となるように調整、固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切断加工装置に
関する。さらに詳しくは、積層基板等のワークを個々に
切断して複数個取りするさいに使用される切断加工装置
の切断刃の支持構造に関する。
【0002】
【技術的背景】切断加工装置のワークの一種である積層
基板は、一般にタクトタイムを短縮する等の理由により
積層された素材板から複数個取りするのが一般的であ
る。なお積層基板の製造工程を詳述すれば、一枚の素材
板をパンチ抜き等によって所望の回路結線用のホールを
開設した後、ホール間を結ぶ回路結線用の印刷をする。
そしてそれぞれ所望の印刷を施した一枚の素材板を積層
してプレス成形をする。このプレス成形された積層状態
の素材板を切断加工装置で連続的に個々に切断加工し、
この個々の基板を焼結処理して積層基板が完成する。こ
の最終工程である焼結処理は、熱収縮によって積層基板
の外形寸法に変化が生じるが、これを加味した寸法公差
内におさめるため焼結処理前の切断工程は、より高度な
加工精度が要求されている。
【従来の技術】
【0003】従来、積層基板等のワークを対象にしたこ
の種の切断加工装置としては、例えばワークを一定方向
へ移動させるワーク送り機構と、平刃状の切断刃を昇降
動してワーク送り機構によって送られてきたワークを所
望ピッチをもって切断する切断機構とからなるものが知
られている。この切断機構は、昇降動用のアクチュエー
タと、加工材料を切断する平刃状の切断刃と、アクチュ
エータの昇降動出力を切断刃に伝達させる昇降移動部と
を備えており、一軸上に各々強固に固着連結され、コラ
ムに固定されている。
【0004】この従来の切断加工装置では、上記のよう
な高度な加工精度を確保する対策として、切断機構自体
を高精度で製作する、装置の設置に対して十分な寸法だ
しを行う、などの処置をしていた。しかし、肝心の切断
刃に精度のばらつきがあるため、所望な精度を得られる
ような切断刃の取付け作業を行う必要性があった。とこ
ろで、この切断刃の精度のばらつきとは、切断刃の刃先
角が本来左右対象に形成されていなければならないのに
対し、実際は左右非対称に形成されていることで、この
左右非対称の切断刃でワークを連続して切断すれば切断
面が精度の悪い不揃いのワークに切断されてしまう。そ
のため、昇降移動部下部に設けられた刃物取付け面に切
断刃を直に取り付けずにシム(帯状の薄板)を切断刃と
刃物取付け面との間に適宜挟んで刃先角を二等分した線
分(二等分線)をワークに対し垂直となるように切断刃
を傾斜させて取付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、刃物取付け面
と切断刃との間に大小の厚みのシムを挟み込む作業は、
たいてい一回の作業で所望の精度が得られるわけではな
く、何回かシムを選択若しくは重ねてみて所望の精度を
得るため、作業が非常に厄介であるのと同時に作業中誤
って切断刃で怪我をするといった虞があった。この切断
刃は消耗部品であるため、交換の度に一々このような危
険で且つ微妙な調整をするのは生産性の大きな妨げにな
るし、その上、本来刃物取付け面に正確に取り付けられ
るべき切断刃を無理に傾斜させて取付けるため、介在さ
れるシムによって切断刃に曲げ応力が生じ、これが切断
刃の寿命を低下させてしまう一因となる。
【0006】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、精度の悪い切断刃の刃先角度
の修正を切断刃に変形力を作用させずに簡単に行える切
断加工装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、積層基板等のワークを載せた作
業テーブルを回動させるベットと、コラムに支持され平
刃状の切断刃を昇降動する切断機構と、前記切断機構を
一定方向へ水平移動させるコラム送り機構とを備え、コ
ラム送り機構で送られる切断機構で作業テーブル上のワ
ークを切断する切断加工装置において、軸支して切断刃
を刃渡り方向に対して直交方向揺動自在に支持するとと
もに、揺動角度を所望に設定する調整固定手段を備えた
ことにある。すなわち切断刃を刃渡り方向に対して調整
固定手段で直交方向に刃先角を二等分した線分(二等分
線)をワークに対し垂直となるように切断刃を連続的に
傾斜かつ固定して、切断刃の精度誤差を吸収することに
より上記課題を解決するものである。ここで切断機構の
構成を述べると、昇降動用のアクチュエータと、平刃状
の切断刃と、アクチュエータの昇降動出力を切断刃に伝
達させる昇降移動部と、これらを支持する支持板部とを
備えており、軸支して切断刃を揺動自在に支持すると
は、この切断刃を含んだ切断機構自体を揺動可能にコラ
ムに軸支(アクチュエータの上方部を支点に揺動可能に
コラムに軸支する、支持板部を支点に揺動可能にコラム
に軸支する等)したり、切断機構自体はコラムに固定で
昇降移動部を揺動可能にして切断刃を揺動自在にする等
のことでこれらすべてを包含する。そして調整固定手段
とは、軸支して揺動自在になっている部分に一端を固着
し他端を固定して一方側から押動する、又は揺動部分を
挟んで一方側から押動し他方側は弾圧させて連続的に揺
動角度を調整かつ固定することをいう。例えば上述の切
断機構自体を揺動可能に軸支されている場合、切断機構
に一端を固着し他端を固定して一方側から押動する、又
は切断機構を挟んで一方側から押動し他方側は弾圧させ
て連続的に揺動角度を調整かつ固定することで、捩子を
回動させて捩子先端の押動力(捩子先端の突出量)を利
用するもの、圧縮バネの弾撥力を利用するもの、往復出
力が得られるシリンダ、ソレノイドを利用するもの等が
あげられる。更に設置箇所としては支持部より上方、下
方を問わず、コラムに設ける、または切断機構に設け
る、若しくは切断加工装置のベース面から立設する等い
ずれに設けても良いものである。(請求項1)
【0008】切断刃を刃渡り方向に対して直交方向揺動
自在に支持する手段として、支持板部の上方部をコラム
に軸支して切断刃を揺動自在にする。調整固定手段は、
軸支部より下方で、かつ、コラムに螺嵌され揺動方向一
方から支持板部を押動する捩子部と、支持板部を介して
捩子部と逆側の部位に配設され捩子部に抗する方向に支
持板部を弾圧付勢するバネ部とを具備した手段を採用す
る。(請求項2)
【0009】切断刃を刃渡り方向に対して直交方向揺動
自在に支持する手段として、前記昇降移動部が、第一昇
降杆と、第二昇降杆とを備え、第一昇降杆の一端は前記
アクチュエータに連結され、第二昇降杆の一端は切断刃
が取付けられ、第一昇降杆と第二昇降杆の他端同士を軸
支して切断刃を揺動自在にする。調整固定手段は、軸支
部より下方で、かつ、第一昇降杆に螺嵌され揺動方向一
方から第二昇降杆を押動する捩子部と、第二昇降杆を介
して捩子部と逆側の部位に配設され、捩子部に抗する方
向に第二昇降杆を弾圧付勢するバネ部とを具備した手段
を採用する。(請求項3)
【0010】また、前記調整固定手段が、該捩子部と、
該バネ部とを備えるとともに、所望の揺動角度に設定固
定後、捩子部と逆側の部位に配設され捩子部に抗する方
向に支持板部又は第二昇降杆を押圧させるロック部を設
けたことを特徴とする。(請求項4)
【0011】上記技術的手段によれば下記の作用があ
る。請求項1によれば、調整固定手段で揺動可能に支持
された切断刃の刃先角の二等分線をワークに対し垂直と
なるように調整する。請求項2によれば、捩子部で支持
板部を押動して刃先角の二等分線をワークに対し垂直と
なる角度になるように切断刃向きを微妙に修正し、捩子
部に抗する方向に弾圧付勢するバネ部と捩子部とで切断
刃を安定状態に固定する。請求項3によれば、捩子部で
第二昇降杆を押動して刃先角の二等分線をワークに対し
垂直となる角度になるように切断刃向きを微妙に修正
し、捩子部に抗する方向に弾圧付勢するバネ部と捩子部
とで切断刃を安定状態に固定する。また切断刃の昇降移
動がワークに対し完全な垂直移動する。請求項4によれ
ば、バネ部の弾撥力による固定に加え、ロック手段で捩
子部に抗する方向に支持板部又は第二昇降杆を押圧させ
て強固に固定する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明をする。図面は、積層基板等のワークを
碁盤目状に切断して複数個取りするのに好適な切断加工
装置を例示している。図1乃至図5は第一の実施の形態
を、図6はワークに対する切断切込み状態を、図7は第
二の実施の形態を、図8は第三の実施の形態を例示し、
符号Aは切断加工装置、Wは積層基板等のワークであ
る。
【0013】この切断加工装置Aは、作業テーブル1
と、ベット2と、コラム送り機構3と、コラム4と、切
断機構5と、調整固定手段6と、ベース7とを備えてい
る。
【0014】作業テーブル1は、平面視円形状を呈し、
積層基板等のワークWを載置してワークW下面からワー
クWを吸着保持するようになっている。ベット2は、回
転角度が制御できる回転モータ(図示せず)が内蔵さ
れ、作業テーブル1の中心と回転モータを連結して、作
業テーブル1が回動可能になっている。
【0015】コラム送り機構3は、回転角度が制御でき
る回転モータ31と、捩子棒32と、ナット33と、ガ
イド34と、ガイドレール35とからなる。捩子棒32
は、ベース7上面の中央部長手方向(図面の左右方向)
に架設されている。ガイドレール35は、捩子棒32を
挟んでベース7上面の両端部長手方向(図面の左右方
向)に配設されている。回転モータ31は、捩子棒32
に連結されている。ナット33は、捩子棒32と螺合さ
れ、後述するコラム4下面に取付けられている。ガイド
34は、ガイドレール35に摺動可能に係合されてい
る。以上のように構成されたコラム送り機構3は、捩子
棒32と連結された回転モータ31が回動することによ
り、後述するコラム4が、ガイドレール35に沿って水
平移動するようになっている。
【0016】コラム4は、コラム本体41と、支持枠4
2とからなる。コラム本体41は、水平移動した際ベッ
ト2に干渉しないように中央部下面が切欠されたような
凸状を呈している。支持枠42は、下部が中空の矩形状
を呈し、コラム本体41上部に固着されている。そして
上述のコラム送り機構3によって、コラム4が水平移動
可能になっている。
【0017】切断機構5は、アクチュエータ51と、切
断刃52と、昇降移動部53と、支持板部54とからな
る。アクチュエータ51は、回転角度が制御できる回転
モータ55からなる。切断刃52は、平刃状を呈し、後
述する昇降杆本体511に取付けられている。
【0018】昇降移動部53は、昇降杆56と、ナット
57と、捩子棒58と、ガイド59と、ガイドレール5
10とからなる。昇降杆56は、昇降杆本体511と、
刃物取付片512とからなり、昇降杆本体511は、角
柱形を呈し、段付孔513が上面から開設され、下部に
凸状の刃物取付け面514を有している。この刃物取付
け面514に切断刃52を当接し、凹状に形成されてい
る刃物取付片512を螺着して、切断刃52を狭持する
ようになっている。ナット57は、昇降杆本体511の
上面から開設された段付孔513の上部に取付けられて
いる。捩子棒58は、一端が回転モータ55に連結さ
れ、ナット57と螺合されている。ガイド59は、昇降
杆本体511の上下方向四隅に配設されている。ガイド
レール510は、後述する支持板本体515の上下方向
に亘って取り付けられ、ガイド59がガイドレール51
0に摺動するように係合されている。
【0019】支持板部54は、支持板本体515と支持
板本体515を被装するカバー516とからなり、支持
板本体515は、略逆L字状を呈し、上部が支持枠42
に刃渡り方向と直交する方向に揺動可能にシャフト51
7で軸支されている。上面にはアクチュエータ51が取
付けられ、上下方向に亘ってガイドレール510が取り
付けられている。
【0020】以上のように構成されている切断機構5
は、回転モータ55を回動させて昇降移動部53を介し
て切断刃52が昇降可能になっている。
【0021】調整固定手段6は、捩子部61とバネ部6
2とを備えている。捩子部61は、捩子棒63と、ナッ
ト64とからなり、捩子棒63は、支持枠42の下部に
螺着され、ナット64を螺合してダブルナット状にして
強固に固定できるようになっている。バネ部62は、受
け座65と、圧縮バネ66と、ケース67とからなり、
段付き軸状に成形された受け座65は、弾撥力の高い圧
縮バネ66を介して円筒状のケース67にガイドされて
いる。このバネ部62は、支持板部54を介して捩子部
61と逆側のコラム4の支持枠42に配設され、捩子部
61に抗する方向に支持板部54を弾圧付勢させてい
る。この調整固定手段6は、捩子棒63を回動させ、ナ
ット64を締め込んで捩子棒63の突出量を固定し、か
つ、バネ部62で支持板部54を弾圧付勢させて、切断
刃52を任意の角度に傾斜し固定できるようになってい
る。また、捩子棒63に替えて直線出力を得るアクチュ
エータ、すなわち油圧、空圧シリンダあるいはソレノイ
ド等で、バネ部62を、ゴム等の弾性部材で構成しても
良い。なお、圧縮バネ66は切断加工時に圧縮したり横
方向に撓んだりしないようなバネ係数の高いものを使用
する。
【0022】以上のように構成されている第一の実施の
形態の切断加工装置Aは、切断刃52を取り付け、捩子
棒63を回動して切断刃52を傾斜させ、刃先角aの二
等分線bが作業テーブル1若しくはワークWに対し垂直
となるように拡大鏡を覗きながら調整する。調整が終了
したらナット64を締め込んで切断刃52の角度調整を
完了させる。なお、切断刃52は切断刃52の傾斜角度
で昇降し、ワークWを切断するわけであるが、その傾斜
量はわずかであり切断面は左右対象に形成される。
【0023】このようにして切断刃52の角度調整が完
了したら、積層基板等のワークWの切断作業を開始す
る。すなわち、作業テーブル1上面にワークWを載せて
吸着保持させる。コラム送り機構3によって切断機構5
を間欠送りしながら切断刃52を昇降動させてワークW
を切断する。そして一方向の切断が完了したならば、ベ
ット2を略90度回動させて、同様に、コラム送り機構
3によって切断機構5を間欠送りしながら切断刃52を
昇降動させてワークWを切断、作業を完了させる。
【0024】次に図7を用いて第二の実施の形態を説明
する。この第二の実施の形態は、コラム4と切断機構5
と、調整固定手段6のみが第一の実施の形態と相違する
もので他の構成の説明は省略する。
【0025】コラム4は、コラム本体41aからなり、
コラム送り機構3によって、水平移動した際ベット2に
干渉しないように中央部下面が切欠されたような凸状を
呈している。切断機構5は、アクチュエータ51と、切
断刃52と、昇降移動部53aと、支持板部54aとか
らなる。アクチュエータ51は、回転角度が制御できる
回転モータ55からなる。切断刃52は、平刃状を呈
し、後述する第二昇降杆56bに取付けられている。
【0026】昇降移動部53aは、第一昇降杆56a
と、第二昇降杆56bと、ナット57と、捩子棒58
と、ガイド59と、ガイドレール510とからなる。第
一昇降杆56aは、角柱形を呈し、上部が段付状で下部
が横断面視矩形状の段付孔513aが開設されている。
ナット57は、第一昇降杆56a上部の段付孔513a
に取付けられている。捩子棒58は、一端が回転モータ
55に連結され、ナット57と螺合されている。ガイド
59は、第一昇降杆56aの上下方向四隅に配設されて
いる。ガイドレール510は、後述する支持板本体51
5の上下方向に亘って取り付けられ、ガイド59がガイ
ドレール510に摺動するように係合されている。第二
昇降杆56bは、第二昇降杆本体511aと、刃物取付
片512とからなり、第二昇降杆本体511aは、角柱
形を呈し、下部に凸状の刃物取付け面514を有してい
る。この刃物取付け面514に切断刃52を当接し、凹
状に形成されている刃物取付片512を螺着して、切断
刃52を狭持するようになっている。この第二昇降杆5
6bの上部が、第一昇降杆56aの段付孔513aに刃
渡り方向と直交する方向に揺動可能にシャフト517で
軸支されている。
【0027】支持板部54aは、支持板本体515aと
支持板本体515aを被装するカバー516aとからな
り、支持板本体515aは、略逆L字状を呈し、上面に
はアクチュエータ51が取付けられ、上下方向に亘って
ガイドレール510が取り付けられている。
【0028】調整固定手段6は、捩子部61とバネ部6
2とを備えている。捩子部61は、捩子棒63と、ナッ
ト64とからなり、捩子棒63は、第一昇降杆56aの
下部に螺着され、ナット64を螺合してダブルナット状
にして強固に固定できるようになっている。バネ部62
は、受け座65と、圧縮バネ66とからなり、段付き軸
状に成形された受け座65は、第一の実施の形態と同様
な弾撥力の高い圧縮バネ66を介して第二昇降杆56b
にガイドされている。このバネ部62は、第二昇降杆5
6bを介して捩子部61と逆側の第一昇降杆56aに配
設され、捩子部61に抗する方向に第二昇降杆56bを
弾圧付勢させている。この調整固定手段6は、捩子棒6
3を回動させ、ナット64を締め込んで捩子棒63の突
出量を固定し、かつ、バネ部62で第二昇降杆56bを
弾圧付勢させて、切断刃52を任意の角度に傾斜し固定
できるようになっている。
【0029】以上のように構成されている第二の実施の
形態の切断加工装置Aは、第一の実施の形態同様に、切
断刃52を第二昇降杆56bに取り付け、捩子棒63を
回動して切断刃52を傾斜させ、刃先角aの二等分線b
が作業テーブル1若しくはワークWに対し垂直となるよ
うに拡大鏡を覗きながら調整する。調整が終了したらナ
ット64を締め込んで切断刃52の角度調整を完了させ
る。そして積層基板等のワークWの切断作業を開始す
る。
【0030】次に図8(a)(b)を用いて第三の実施
の形態を説明する。この第三の実施の形態は、捩子部6
1とバネ部62とを備えた調整固定手段6に、支持板部
54又は第二昇降杆56bを押圧させるロック部610
を設けたもので、他の構成は第一の実施の形態及び第二
の実施の形態と同一なので説明は省略する。
【0031】ロック部610は、ボルト611からな
り、バネ部62より上方近傍で、支持枠42に螺嵌され
ている。コラム本体41に開設された連通孔43に工具
を通しボルト611を回動させることにより支持板部5
4が押圧されるようになっている。(図8(a)参照) またボルト611は、バネ部62より上方近傍で、第一
昇降杆56aに螺嵌されボルト611を回動させること
により第二昇降杆56bが押圧されるようになってい
る。(図8(b)参照) 以上のように構成されている第三の実施の形態の切断加
工装置Aは、ボルト611をまず緩めておき、その状態
で第一又は第二の実施の形態同様に切断刃52の角度調
整をする。調整がすんだらボルト611を回動させてボ
ルト611先端を、支持板部54又は第二昇降杆56b
に押圧させて強固に固定する。そして積層基板等のワー
クWの切断作業を開始する。なお、連続的に切断刃52
を傾斜させるためのバネ部62、傾斜された切断刃52
を固定させるためのロック部610といったように別々
の役割りを持たせるのも任意である。この場合、第三の
実施の形態のバネ部62を構成する圧縮バネ66は、切
断加工時に圧縮したり横方向に撓んだりしないようなバ
ネ係数の高いものを使用する必要性は必ずしもない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから下
記の利点がある。 (請求項1)切断刃を刃渡り方向に対して調整固定手段
で直交方向に刃先角を二等分した線分(二等分線)をワ
ークに対し垂直となるように切断刃を連続的に傾斜かつ
固定可能にしたから、切断刃と刃物取付け面との間にシ
ム等の介在物を挟んで切断刃を傾斜させて調整すること
なく、直に切断刃を刃物取付け面に取付けたまま調整す
ることが可能となる。したがって、従来の切断刃を何回
も脱着若しくは緩めて切断刃と刃物取付け面との間にシ
ムを挟んで調整するといった面倒を解消すると共に、調
整作業に伴う危険(怪我)を回避し、調整時間の短縮化
も得られることから、安全で簡単確実、しかも生産性の
向上が期待できる切断加工装置を提供できる。また切断
刃を刃物取付け面に正常に取り付けられるので、刃物取
付け面に対して切断刃を傾斜して取り付ける従来の固定
手段のように、切断刃に変形力(曲げ応力)がかかり、
この変形力が原因となって切断刃の耐久性の低下を招く
こともなく、切断刃本来の耐久性で使用できる。 (請求項2)調整固定手段を揺動方向一方から支持板部
を押動させる捩子部と、捩子部に抗する方向に支持板部
を弾圧付勢するバネ部とを備えた構成にしたから調整固
定手段の構造を単純化することができる。また、切断刃
が傾斜した状態でワークを切断するわけであるが、その
傾斜量はわずかであり切断面は左右対象に形成される。 (請求項3)捩子部で刃先角の二等分線をワークに対し
垂直となる角度になるように第二昇降杆を押動したか
ら、調整後の切断刃が理想的な昇降移動、すなわち、ワ
ークに対し完全な垂直移動をするから、高精度な左右対
称の切断面を得ることが可能となる。 (請求項4)ロック部を設けたから、切断加工時に圧縮
したり横方向に撓んだりしないようなバネ係数の高いも
のを使用する必要性はなくなる。よって、バネ選択の許
容度が増すため部品交換の際にも融通性が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施の形態の切断加工装置
を示す平面図。
【図2】同側面図。
【図3】要部である切断機構を一部切欠した拡大正面
図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3のB−B線断面図。
【図6】ワークに対する切断切込み状態を示す拡大図。
【図7】本発明に係る第二の実施の形態の切断機構中央
縦断側面図。
【図8】本発明に係る第三の実施の形態の切断機構を一
部切欠した側面図で、(a)第一の実施の形態にロック
部を付加させた状態 (b)第二の実施の形態にロック部を付加させた状態を
各々に示す
【符号の説明】
A…切断加工装置 W…ワーク 1…作業テーブル
2…ベット 3…コラム送り機構 4…コラム 5…切断機構
52…切断刃 51…アクチュエータ 53…昇降移動部 54…
支持板部 6…調整固定手段 61…捩子部 62…バネ部
56a…第一昇降杆 56b…第二昇降杆 a…刃先角 b…二等分線
610…ロック部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載せた作業テーブルを回動させ
    るベットと、コラムに支持され平刃状の切断刃を昇降動
    する切断機構と、前記切断機構を一定方向へ水平移動さ
    せるコラム送り機構とを備え、コラム送り機構で送られ
    る切断機構で作業テーブル上のワークを切断する切断加
    工装置において、前記切断機構が、昇降動用のアクチュ
    エータと、平刃状の切断刃と、アクチュエータの昇降動
    出力を切断刃に伝達させる昇降移動部と、これらを支持
    する支持板部とを備えてなり、軸支して前記切断刃を刃
    渡り方向に対して直交方向揺動自在に支持するととも
    に、揺動角度を所望に設定する調整固定手段を備えてい
    ることを特徴とする切断加工装置。
  2. 【請求項2】 前記支持板部の上方部をコラムに軸支し
    て切断刃を揺動自在に支持するとともに、前記調整固定
    手段が、軸支部より下方で、かつ、コラムに螺嵌され揺
    動方向一方から支持板部を押動する捩子部と、支持板部
    を介して捩子部と逆側の部位に配設され捩子部に抗する
    方向に支持板部を弾圧付勢するバネ部とを具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の切断加工装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降移動部が、第一昇降杆と、第二
    昇降杆とを備え、第一昇降杆の一端は前記アクチュエー
    タに連結され、第二昇降杆の一端は切断刃が取付けら
    れ、第一昇降杆と第二昇降杆の他端同士を軸支して切断
    刃を揺動自在に支持するとともに、前記調整固定手段
    が、軸支部より下方で、かつ、第一昇降杆に螺嵌され揺
    動方向一方から第二昇降杆を押動する捩子部と、第二昇
    降杆を介して捩子部と逆側の部位に配設され、捩子部に
    抗する方向に第二昇降杆を弾圧付勢するバネ部とを具備
    していることを特徴とする請求項1記載の切断加工装
    置。
  4. 【請求項4】 前記調整固定手段が、該捩子部と、該バ
    ネ部とを備えるとともに、所望の揺動角度に設定固定
    後、捩子部と逆側の部位に配設され捩子部に抗する方向
    に支持板部又は第二昇降杆を押圧させるロック部を設け
    たことを特徴とする請求項2又は3記載の切断加工装
    置。
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