JPH09204968A - Icソケット用コンタクトピン - Google Patents

Icソケット用コンタクトピン

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JPH09204968A
JPH09204968A JP1031796A JP1031796A JPH09204968A JP H09204968 A JPH09204968 A JP H09204968A JP 1031796 A JP1031796 A JP 1031796A JP 1031796 A JP1031796 A JP 1031796A JP H09204968 A JPH09204968 A JP H09204968A
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JP
Japan
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contact pin
contact
socket
spring
protruding portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1031796A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Mogi
洋行 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板厚を厚くすることなしに必要な接触圧を得
ることができるICソケット用コンタクトピンを提供す
る。 【解決手段】 ICソケット用コンタクトピン2には、
ICパッケージPのリードRへの圧接力を生ぜしめるべ
きばね部2bに、その長さ方向に沿って厚さ方向に突き
出し部2b′が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装填されたICパ
ッケージ等のリードに接触するそれ自体が圧接力を有す
るように成形された多数のコンタクトピンを有するIC
ソケット、特に該コンタクトピンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ICの実装用又はテスト用として
各種のICソケットが使用されているが、ICの集積度
の稠密化に伴いコンタクトピンの配列ピッチは益々の微
細化(0.5mm以上)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンタクト
ピンの形状が既に決定されているICソケットの場合、
装填されるICパッケージ等のリードに対接すべきコン
タクトピンの接触圧即ち圧接力を上げるには、コンタク
トピンの板厚及び/又は板幅を大きくすればよいが、上
記のような微細ピッチのソケットにおいては、コンタク
トピンの板厚を厚くすると、その分隣接するコンタクト
ピンを隔離している絶縁リブの厚さを薄くせざるを得な
い。然しながら、絶縁リブは或る程度以上薄くなると、
成形が困難となり、ICソケットの製作に支障を来たす
という問題があった。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、板厚を厚くすることなしに必要な接触圧を得ると
共に、ばね常数を所定範囲で変えることができるように
した、ICソケット用コンタクトピンを提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるICソケット用コンタクトピンは、I
Cリードへの圧接力を生ぜしめるべき部位に、その厚さ
方向に突き出し部を設けたことを特徴としている。
【0006】また本発明によれば、突き出し部は、長さ
方向に沿って所定の長さを有するか、或いは所定の範囲
に断続的に複数個形成されていることを特徴としてい
る。
【0007】さらに本発明によれば、突き出し部は、長
さ方向に沿って突条又は三角形状をなすように形成され
ていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態に基づき
本発明を具体的に説明する。第1実施形態 図1は本発明に係るコンタクトピンの第1の実施形態を
備えたICソケットの一例を示す断面図、図2は図1の
ICソケットに用いられているコンタクトピンの要部拡
大斜視図、図3は図2のIII − III線に沿う断面図、図
4はコンタクトピンの撓み荷重特性線図である。
【0009】図1乃至3において、1は一端部にフック
部1aを、中間部に一対の段部1b,1bを、フック部
1aと段部1bとの間の領域及び該領域と軸対称の関係
にある領域に多数の後述するコンタクトピンを収容する
ため所定の間隔を置いて列設された多数の絶縁リブ1
c,1cとを有する平面形状が矩形状をなす周知のソケ
ット本体、2は接触部2aと、湾曲したばね部2bと、
基部2cと、基部2cから下方へ延びてソケット本体1
の下面より突出する脚部2dを有する隣錆銅等より成る
コンタクトピンであって、このコンタクトピン2は、接
触部2aとばね部2bとが、隣接する一対の絶縁リブ1
c,1c間に収容されるような状態で、ソケット本体1
に穿設されたスリットに脚部2dを圧入することにより
取り付けられており、ばね部2bには、その長さ方向に
対し横方向に突き出し部2b′が形成されている。
【0010】3はソケット本体1内に上下動可能に装架
されていて最上移動位置において段部1bに係合するフ
ック部3a,3aを有し且つ図示しないスプリングによ
り上方移動習性の付与されたフローティングプレート,
4はソケット本体1に横架された軸5に枢支されていて
自由端部にフック部1aに係合可能のフック部6aを有
するロックレバー6を枢支したカバー、7はロックレバ
ー6に右旋習性を付与するスプリング、8は基部に形成
された上下方向に長いスロット8aを介して軸5にピン
−スロット連結されていて装填されたICパッケージP
のリードRをコンタクトピン2の接触部2aに圧接させ
るためのパッド部8b,8bを有する押圧レバー、9は
押圧レバー8に左旋習性を付与するスプリングである。
尚、カバー4には図示しないスプリングにより右旋習性
が付与されており、またカバー4と押圧レバー8とは紙
面に対し垂直の方向に延びるように形成された断面が略
半円形の溝と突条とを介して離脱可能に当接している。
【0011】図1はICパッケージPを装填した状態を
示しているが、この状態では、フローティングプレート
3はその習性に抗して略下方限界位置まで押し下げられ
ており、またコンタクトピン2もその習性に抗して接触
部2aがリードRを介してパッド部8bにより若干下方
へ押し下げられていて、リードRとコンタクトピン2は
所定の接触圧を保った状態に維持されている。
【0012】この場合、コンタクトピン2の弾力(上記
接触圧を維持するのに必要な上方への反発力)を生ぜし
めるべき部位(湾曲したばね部2b)には、その長さ方
向に対して横方向に突き出し部2b′が形成されている
から、厚さtを薄くせざるを得ない場合でも板幅Wを大
きくすることなく、所定の大きさの弾力を生ぜしめるこ
とができる。図4における実線と破線は、第1実施形態
の同一のコンタクトピン2に突き出し部2b′を設けな
い場合と設けた場合の本願出願人による実験結果に基づ
く撓み荷重特性を夫々示すものであるが、これによれ
ば、例えば撓み量(接触部2aの押し下げ量に相当)
0.8mmの場合所要の荷重(弾力即ち反発力に相当)の
大きさは、突き出し部を設けない場合が70.37g,
突き出し部を設けた場合が75.44gで、突き出し部
を設けた場合は突き出し部を設けない場合の約7%増で
あることが確認された。尚、実験例においては、突き出
し部2b′は図示の如く連続した所定長さの突条として
形成されたものであったが、これは所定の範囲に断続的
に複数個形成したものであってもよく、この場合も同様
の結果を得ることができる。
【0013】第2実施形態 図5は本発明に係るコンタクトピンの第2の実施形態を
備えたICソケットの一例を示す平面図、図6は図5の
VI−VI線に沿う断面図、図7は図5のICソケットに用
いられているコンタクトピンの要部拡大斜視図、図8は
図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【0014】図中、10はICパッケージPを装填する
ためのスペース10aを有する全体として直方体状をな
すソケット本体、11はスペース10aを画成する対向
側壁部に絶縁リブ10bを介して夫々列設されていてス
ペース10a内にICパッケージPが装填された時IC
パッケージPの多数のリードRに各々接触する多数のコ
ンタクトピンである。
【0015】この場合、各コンタクトピン11のリード
Rへの接触部は二つ接片部分12と13から成ってい
て、これらの接片部分12,13は何れも装填されたI
CパッケージPを側方(図6では左方)に弾圧するよう
な形でリードRに接触する。本実施例では、所定の大き
さの弾力(圧接力)を生ぜしめるために、接片部分12
の基部12aにその長さ方向に対し横方向(板厚方向)
に三角形状の突き出し部12a′が形成されている。図
4における一点鎖線と二点鎖線は、第2実施形態の同一
の接片部分12に突き出し部12a′を設けない場合と
設けた場合の本願出願人による実験結果に基づく撓み荷
重特性を夫々示すものであるが、これによれば、例え
ば、撓み量1.0mmの場合所要の荷重の大きさは、突き
出し部を設けない場合が30.6g,突き出し部を設け
た場合が40.9gで、突き出し部を設けた場合は突き
出し部を設けない場合の約34%増であることが確認さ
れた。
【0016】上記実施例では、何れも、突き出し部が長
さ方向に沿って所定の範囲に亘り連続的に形成されてい
るが、これは、所定の範囲に断続的に複数個形成されて
もよく、更に突き出し部の形状は特に限定されない。
【0017】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、コンタク
トピンの板厚を厚くすることなしにICパッケージ等の
リードに対する必要な接触圧を得ると共に、ばね常数を
所定範囲で変えることができるから、各コンタクトピン
を隔離する絶縁リブの厚さを異常に薄くしたり、板幅を
大きくすることなしに微細ピッチのリードを有するIC
パッケージ等に適する比較的小型に構成し得るICソケ
ットを提供することができる。又、本発明によれば、従
来のコンタクトピンに単に突き出し部を設けるだけで済
むから、コンタクトピンの製作コストを特に上昇させる
こともなく、従って、微細ピッチのリードを有するIC
パッケージに適するICソケットを比較的廉価に提供す
ることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンタクトピンの一実施形態を備
えたICソケットの断面図である。
【図2】図1のICソケットに用いられているコンタク
トピンの要部拡大斜視図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】コンタクトピンの撓み荷重特性線図である。
【図5】本発明に係るコンタクトピンの他の実施形態を
備えたICソケットの平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のICソケットに用いられているコンタク
トピンの要部拡大斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,10 ソケット本体 1a フック部 1b 段部 1c,10b 絶縁リブ 2,11 コンタクトピン 2a 接触部 2b ばね部 2b′,12a′ 突き出し部 2c,12a 基部 2d 脚部 3 フローティングプレート 4 カバー 5 軸 6 ロックレバー 7,9 スプリング 8 押圧レバー 12,13 接片部分 P ICパッケージ R ICパッケージのリード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填されたICパッケージ等のリードに
    接触するそれ自体が圧接力を有するように成形された多
    数のコンタクトピンを有するICソケットにおいて、コ
    ンタクトピンの上記圧接力を生ぜしめるべき部位に、該
    コンタクトピンの板厚方向に突き出し部を設けたことを
    特徴とするコンタクトピン。
  2. 【請求項2】 前記突き出し部は、長さ方向に沿って所
    定の長さを有するように形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のコンタクトピン。
  3. 【請求項3】 前記突き出し部は、長さ方向に沿って所
    定の範囲に断続的に複数個形成されていることを特徴と
    する、請求項1に記載のコンタクトピン。
  4. 【請求項4】 前記突き出し部は、長さ方向に沿って突
    条をなすように形成されていることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載のコンタクトピン。
  5. 【請求項5】 前記突き出し部は、長さ方向に沿って三
    角形状に形成されていることを特徴とする、請求項1又
    は2に記載のコンタクトピン。
JP1031796A 1996-01-24 1996-01-24 Icソケット用コンタクトピン Pending JPH09204968A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001237015A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Chichibu Fuji Co Ltd Icソケット用コンタクト
JP2018535527A (ja) * 2015-11-27 2018-11-29 ヴァイトミュラー インターフェイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト 接触要素及び多重接触チューリップ
JP2020170008A (ja) * 2016-06-17 2020-10-15 オムロン株式会社 プローブピン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001237015A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Chichibu Fuji Co Ltd Icソケット用コンタクト
JP2018535527A (ja) * 2015-11-27 2018-11-29 ヴァイトミュラー インターフェイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト 接触要素及び多重接触チューリップ
JP2020170008A (ja) * 2016-06-17 2020-10-15 オムロン株式会社 プローブピン

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