JPH09202145A - トラック用パネルおよび貨物室 - Google Patents

トラック用パネルおよび貨物室

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JPH09202145A
JPH09202145A JP8207737A JP20773796A JPH09202145A JP H09202145 A JPH09202145 A JP H09202145A JP 8207737 A JP8207737 A JP 8207737A JP 20773796 A JP20773796 A JP 20773796A JP H09202145 A JPH09202145 A JP H09202145A
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JP
Japan
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truck
panel
frp
stiffener
woven fabric
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Pending
Application number
JP8207737A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Kawanomoto
靖之 川野元
Hiroshi Onishi
博 大西
Nobuhiko Shimizu
信彦 清水
Yukitsugu Kimoto
幸胤 木本
Hiroshi Ochi
寛 越智
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量でかつ十分な剛性、強度を備え、しかも
加工性、組立性に優れたトラック用パネルおよびトラッ
ク用貨物室を提供する。 【解決手段】 主たる剛性部材として、強化繊維の織物
を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用パ
ネル、それを用いたトラック用貨物室およびそのトラッ
ク用貨物室を架装したトラック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック用パネル
およびそれを用いたトラック用貨物室に関し、とくにF
RP(繊維強化プラスチック)を用いて構成されたパネ
ルを有する新規な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックの貨物室の構造として、たとえ
ば、本体シャーシ上に金属製フレーム材により形成した
骨材をベースとするフロアパネルを設置し、さらにフロ
アパネル上に門形フレームを取り付けると共に、前後の
門形フレームの中央部をセンタービームで連結し、貨物
室の左右の側壁と天井部分を上方に跳ね上げて回動でき
るようにした、いわゆるウィング構造の貨物室が知られ
ている。
【0003】このような構造により、貨物室への貨物の
出し入れが貨物室の後ろ側だけでなく、左右方向からも
可能となり、作業性の向上を図ることができる。
【0004】従来の貨物室は、スチールやアルミニウム
材を用いて構成されている。たとえば、フロアパネルで
は図42に示すように、トラックの長手方向に配置され
るスチール製の角材301と、トラックの幅方向に配置
されるスチール製のアングル材302と、両側に配置さ
れるスチール製のアングル材303により、骨材304
が構成される。この骨材304上に、床材として、たと
えば合板305がビス止め等により接合され、フロアパ
ネル306が構成されている。
【0005】また、ウィングパネルは、たとえば図43
に示すように、天井部および側壁部を有する。トラック
の長手方向に延びるレール材311を、所定の間隔で配
置されたレール型材312で連結して骨材313を構成
し、その外表面にアルミニウムパネル314、315を
貼設してウィングパネル316が構成されている。
【0006】その他、トラックの貨物室の形態として
は、本体シャーシ上に金属製フレーム材により形成した
骨材をベースとするフロアパネルを設置し、さらにフロ
アパネル上に門形に形成した前後のフレームを取り付け
るとともに、前後のフレームを上部左右位置で連結し、
貨物室の左右の側壁、天井部分を金属製のスキン材で構
成し、後端部にリアドアを設置した、いわゆるバン型の
貨物室や、本体シャーシ上に金属製のフレーム材により
形成した骨材をベースとするフロアパネルを設置し、左
右のあおりと、リアドアによって構成される平ボデイ型
貨物室等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近、トラックの大型
化が進み、総重量25トン(積載量13トン程度)のウ
イング型トラックが普及しつつある。
【0008】輸送コスト低減のために積載重量の向上が
期待されているが、従来の金属素材を用いた架装では、
貨物室の架装重量が嵩むので、積載重量の向上には限度
がある。さらに、従来の貨物室の架装部材は、中空部分
が多いため外力に対して弱いという問題とともに、開閉
可能構造とするためには各部の強度向上が必要となるた
め、結果として材料の肉厚が増し、重量が嵩み、架装重
量が増加するという問題があった。また、スチールやア
ルミニウム素材では耐候性、耐食性に問題が生じること
もある。
【0009】その他の問題として、1つの貨物室が多数
の部材で構成されるために、その加工や組立に多大な費
用がかかり、架装コストの増大が問題となっている。
【0010】このような状況の中で、最近一部にFRP
を用いた架装が行われつつある。たとえば特開平4−1
66416号公報には、FRPを用いたトラック荷台用
ウィングパネルが提案されている。この提案において
は、FRPの保護層によりバルサ材のブロック状芯材を
挟持してサンドイッチパネル構造の曲げ板を構成し、周
縁部がチャンネル部材に抱持されてウィングパネルが構
成されている。
【0011】しかし、この提案においては、芯材として
バルサ材を使用しているため、軽量化効果は小さく、ま
た、成形体を周縁部でチャンネル部材とリベットなどで
接合する工程が必要となるため、架装コストの上昇を招
くことになる。
【0012】また、FRPを使用しているものの、その
FRP部分がパネルの主たる剛性部材とはなっておら
ず、つまり、パネル全体としての剛性を主として受けも
つ部分とはなっておらず、芯材としてのバルサ材や、周
縁部に設けた枠材としてのチャンネル部材でパネルの剛
性や強度の大部分を受けもつようになっている。そのた
め、FRP材は、表面保護層としての機能が主機能とな
っている。このような構造では、FRPを用いたことに
よる軽量化効果は極めて小さい。また、パネルの剛性や
強度の向上をはかることも難しい。
【0013】本発明の課題は、軽量でかつ十分な剛性、
強度を備え、しかも加工性、組立性に優れたトラック用
パネルおよびトラック用貨物室を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のトラック用パネルは、主たる剛性部材とし
て、強化繊維の織物を含むFRP板を有することを特徴
とするものからなる。ここで主たる剛性部材とは、基本
的に金属製枠材等を使用することなくパネルに要求され
る剛性を発揮できる部材のことをいい、ウエブおよび/
またはスチフナを有する場合には、そのウエブおよび/
またはスチフナを含む部材として、パネル全体の剛性の
50%以上を担う部材をいう。また、上記織物は、炭素
繊維、ガラス繊維、アラミド繊維の少なくとも一種の強
化繊維を含んでいることが好ましい。
【0015】本発明に係るトラック用パネルは、上記F
RP板の単板でも構成できるし、2枚以上のFRP板を
用いて構成することもできる。
【0016】たとえば、コア材の両側に上記FRP板が
配置されたサンドイッチ構造を有するトラック用パネル
とすることができる。
【0017】また、間隔をおいて互いに対向する2位置
に上記FRP板が配置されている、いわゆる中空断面構
造のトラック用パネルとすることもできる。形成された
空間にはコア材を充填してもよい。
【0018】このようなトラック用パネルにおいては、
2枚のFRP板を使用する場合には、FRP板同士を連
結するウエブ、とくにFRP製のウエブを設けることが
好ましい。また、FRP板にスチフナが結合された構造
とすることもでき、該スチフナもFRPから構成でき
る。このようなFRPウエブやFRPスチフナはFRP
板と一体に成形できる。
【0019】上記トラック用パネルは、フロアパネル、
あおりパネル、ウィングパネル、ウォールパネル(本明
細書では、フロントパネル、リヤパネルを総称して「ウ
ォールパネル」と呼ぶ。)の少なくとも一つの少なくと
も一部に用いることができる。各適用部位の要求特性に
応じてFRPパネルの剛性や強度を最適化することによ
り、軽量でかつ高剛性、高強度のトラック用貨物室を実
現できる。また、門形フレームやセンタービームもFR
Pで構成することにより、一層の軽量化が可能になる。
【0020】本発明に係るトラック用パネルは、基本的
に、一体成形可能なFRPパネルのみで、フロアパネル
やあおりパネル、ウィングパネル、ウォールパネルを構
成可能であるから、特別な金属製枠材を必要としない。
したがって、軽量化に加え、製造や組立が極めて容易で
あり、製造、加工工数や組立工数の大幅な低減が可能に
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施態様に係るトラック用貨物室を備えたトラ
ックを示しており、図2は、そのトラック用貨物室を架
装する前のトラックの概略平面図である。
【0022】図1において、トラック1の貨物室2は、
フロアパネル3と、フロアパネル3の前部側に設けられ
た前部門形フレーム(前部門構)4およびフロントパネ
ル5と、フロアパネル3の後部側に設けられた後部門形
フレーム(後部門構)6およびリヤパネルとしてのドア
パネル7と、貨物室2の天井部および側部上部を形成
し、両側上方にはね上げ可能なウィングパネル8と、貨
物室2の側部下部を形成し、両側で下方に開閉可能なあ
おりパネル9とを有している。ウィングパネル8は、セ
ンタービーム11を中心に回動され、たとえば油圧シリ
ンダ10によって開閉される。あおりパネル9は、本実
施態様では前後のパネル9a、9bに分割されている。
【0023】このような貨物室2が、図2に示すような
運転席12の後方へと延びる、たとえば2本の平行に延
びる本体シャーシ13上に架装される。
【0024】本発明は、このような構成を有するトラッ
ク用貨物室に限らず、ウィングパネルやあおりパネルの
ないトラック用貨物室にも適用可能である。
【0025】本実施態様においては、上記フロアパネル
3、ウィングパネル8、あおりパネル9、ウォールパネ
ルとしてのフロントパネル5やリヤパネル7の少なくと
も一つの少なくとも一部に、本発明に係るトラック用パ
ネルを適用することができる。また、門形フレーム4、
6やセンタービーム11をFRPで構成することもでき
る。
【0026】図3に、フロアパネル3をFRPで構成す
る場合の一例を示す。図3において、フロアパネル3
は、主としてFRP板からなるパネル部材21と、その
裏面側に設けられた、たて根太、よこ根太の組み合わせ
からなる補強部材22との一体成形品として構成されて
いる。
【0027】パネル部材21は、本実施態様では、図4
に示すように、強化繊維の織物を含む2枚のFRP板2
3、24、つまり、貨物室の内側に配置されるインナー
パネル23と外側に配置されるアウターパネル24と、
両パネル23、24間に配置されたコア材25とのサン
ドイッチ構造を有している。
【0028】コア材25としては、本実施態様では、発
泡材が用いられている。発泡材としては、有機、無機の
いずれの発泡材も使用でき、有機の発泡材を使用する場
合には、強化繊維で補強した発泡材を用いることもでき
る。発泡材の他にも、木材、ハニカム材等をコア材とし
て用いることができる。また、2種以上の異種材を併用
することも可能である。たとえば図5に示すように、両
パネル23、24間に、コア材として、発泡材25と木
材26を交互に配置することもできる。
【0029】また、図6に示すように、FRP板23、
24同士を連結するウエブ27を設けてもよい。このウ
エブ27は、樹脂のみで形成することも可能であるが、
好ましくは、FRP板23、24と同様のFRPで形成
し、FRP板23、24と一体成形することが望まし
い。
【0030】また、パネル部材は、図7(A)に示すよ
うに、2枚のFRP板28、29をウエブ30で連結
し、両FRP板28、29間に空間31を形成したパネ
ル部材32に構成してもよい。この場合、図7(B)に
示すように、空間31内に、上述したのと同様のコア材
33を充填してもよい。
【0031】2枚のFRP板同士を連結するウエブは、
図8に示すように各種の方法で形成できる。たとえば、
図8(A)に示すように、I型のFRPウエブ形成部材
34を用い、これをFRP板23、24と一体に成形し
てウエブ34aを形成することができる。また、図8
(B)に示すように、C型のFRPウエブ形成部材35
を用いてウエブ35a、図8(C)に示すように、Z型
のFRPウエブ形成部材36を用いてウエブ36a、図
8(D)に示すように、箱型のFRPウエブ形成部材3
7を用いてウエブ37aを、それぞれ形成することがで
きる。さらに、図8(E)に示すように、C型のFRP
ウエブ形成部材を2枚貼り合わせたI型のFRPウエブ
形成部材38を用いてウエブ38aを形成することもで
きる。
【0032】2枚のFRP板23、24または28、2
9は、以下のような構成とすることができる。但し、単
板構成のFRP板、あるいは3枚以上のFRP板を有す
る構成の場合にも同様の構成を採ることができる。ま
た、ウエブを有する場合には、そのウエブもFRP板と
同様の構成を採ることができる。
【0033】FRP板を構成するFRPは、強化繊維と
マトリックス樹脂からなる。強化繊維としては、炭素繊
維やガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維等の高強
度・高弾性率繊維を用いることができ、これらを単独で
あるいは混合して、さらには組み合わせて用いることが
できる。マトリックス樹脂としては、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル、フェノール、ビニルエステルなどの
熱硬化性樹脂が、成形性、コストの点で好ましい。但
し、ポリエステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂、あ
るいは、上記熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の混合物も使
用可能である。
【0034】強化繊維の形態としては、一方向に配置し
たもの、マットの形態としたもの、織物など、いずれの
形態も使用可能であるが、本発明においては、FRP板
は少なくとも強化繊維の織物を含んでいる。強化繊維の
織物としては、二方向性織物や一方向性織物を用いるこ
とができる。強化繊維の織物以外に、強化繊維を一方向
に配置したものやマットの形態としたものを含むことは
差し支えない。そして、これらの形態のものを、適用部
位に応じて、適宜組み合わせること、つまり適切な積層
構成を採ることが好ましい。このとき、異種強化繊維層
の組み合わせ構成を採ることもできるし、ある強化繊維
層を、異種強化繊維の交織層とすることもできる。
【0035】たとえば、フロアパネル用FRP板におけ
る強化繊維層の積層構成として、次のようなものを例示
できる。図9に示すように、(A)強化繊維の一方向性
織物を複数層積層した強化繊維層、あるいは、強化繊維
の二方向性織物を含む強化繊維層41を含むもの、
(B)該強化繊維層41の片側にガラス繊維や炭素繊維
の強化繊維のマット層42を配置したもの、(C)強化
繊維層41の両側にマット層42を配置したもの、
(D)マット層42の両側に強化繊維層41a、41b
を配置したもの、(E)いずれかの態様のものに、さら
にゲルコート層43を設けたもの、等を挙げることがで
きる。また、より具体的に望ましい態様を例示すると、
図9(F)に示すように、FRP板が、炭素繊維の織物
44、ガラス繊維のマット45、ガラス繊維の織物46
およびガラス繊維のマット47の4層構成を有し、か
つ、炭素繊維の織物44が外側になるように配置されて
いる構成が好ましい。また、上記のようにFRP板が強
化繊維のマットを含み、かつ、サンドイッチパネル構造
とされる場合には、該マットがコア材側になるように配
置されることが好ましい。
【0036】また、上記強化繊維層41または41a、
41b(一方向性織物の積層構造や二方向性織物の単層
または積層構造、あるいはこれらの組み合わせ構造を含
む強化繊維層)における強化繊維の配向方向は、パネル
の長手方向を0°方向(基準方向)とすると、0°/9
0°、0°/90°/±45°、0°/±45°等の構
成を採ることが好ましい。ここで、0°、90°、45
°とは、実質的に0°、90°、45°の意味であり、
それぞれ、丁度その値のものはもちろんのこと、±10
°程度の範囲の値を含む概念である。
【0037】各角度の強化繊維の量の割合は、要求特性
に応じて決めればよい。たとえば長手方向の曲げ剛性が
最も強く要求される場合には、0°層の割合を多くし、
幅方向の曲げ剛性が要求される場合には、90°層の割
合を多くし、捩り剛性が要求される場合には、±45°
層の割合を多くすればよい。また、フロアパネルにあっ
ては、上側に(つまり、貨物室の内面側に)0°層を配
置することが好ましい。つまり、一方向性織物の場合に
は、その一方向に延びる織糸がトラックの長手方向にな
るように配され、二方向性織物の場合には、そのたて糸
またはよこ糸がトラックの長手方向になるように配され
ることが好ましい。
【0038】また、強化繊維の織物やマット層等の積層
構造とする場合には、強化繊維の体積含有率を層毎に設
定することが好ましい。たとえば、前記強化繊維の一方
向性織物の積層構造からなる強化繊維層、あるいは二方
向性織物を含む強化繊維層の繊維体積含有率を高目に設
定して、この強化繊維層を含むFRP層でFRP板の剛
性、強度の大部分を受けもたせ、前記マット層の繊維体
積含有率を低目に設定して、該マット層を含むFRP層
には、主として他の機能、たとえば表面保護機能、振動
減衰機能、熱伝導遮断機能、耐候機能、難燃機能等をも
たせるようにしてもよい。
【0039】次に、コア材25、33について説明す
る。コア材には、前述した如く、発泡材や木材、ハニカ
ム材等を用いることができる。発泡材としては、たとえ
ばポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、PVC(ポリビニルアルコール)、シリコン
などの発泡体を用いることができる。ハニカム材の材質
は特に限定しないが、たとえば発泡材に用いるのと同様
の樹脂をハニカム構造に成形したものを使用できる。
【0040】コア材には、剪断荷重や圧縮荷重の一部を
受けもたせることができるが、併せて他の機能をもたせ
ることができる。たとえば、パネル材全体としての断熱
性を高めるために、できるだけ空隙率の高い構造とした
り、難燃性を高めるために、難燃剤を配合したり難燃物
質を併用したりすることができる。また、パネル材全体
の軽量化を図るためには、コア材の比重は低い方が好ま
しい。たとえば前述のような材料からなる発泡材の場
合、その比重は0.02から0.2の範囲で選択するこ
とが好ましい。比重が0.02未満のものを用いると、
荷重に対して十分な強度が得られなくなるおそれがあ
る。また、比重が0.2を超えると、強度は高くなるが
重量が大きくなり、軽量化という本来の目的が損われる
おそれがある。
【0041】FRP板の厚みは、FRP板の単板構造の
場合には、1〜10mmの範囲にあることが好ましく、
FRP板間にコア材が配置される構造あるいは空間が形
成される構造の場合には、20〜80mmの範囲にある
ことが好ましい。とくに、サンドイッチ構造や中空構造
の場合には、厚くしすぎると、たとえ軽量化は達成され
ても、貨物室の容積の減少や高床化につながるおそれが
あるので、上記範囲内に納めることが好ましい。
【0042】次に、FRPスチフナについて説明する。
フロアパネルにおいては、たとえば図3に示すように、
縦横に(トラックの長手方向および幅方向に)配置され
たたて根太51a、51bおよびよこ根太51cがFR
Pスチフナとして形成され、該FRPスチフナ51a、
51b、51cにより補強部材22が構成される。トラ
ックの長手方向に延びるスチフナ51a、51bのう
ち、幅方向中央部に位置する並行に(本実施態様では、
平行に)延びる2本の大スチフナ51aは、本体シャー
シ13(図2)上に配置され、後述の連結構造によって
本体シャーシ13に連結されるようになっている。
【0043】複数のスチフナをどのように配置するか
は、パネルに要求される機械的特性に応じて決めればよ
い。たとえばフロアパネルの場合には、トラックの長手
方向、幅方向の曲げ剛性、全体の捩り剛性が要求される
ため、縦横にスチフナを配置することが好ましく、さら
に局所的にも高い剛性や強度が要求されるため、比較的
小さなピッチでスチフナを配置することが好ましい。
【0044】このような各スチフナ51a、51b、5
1cのそれぞれが、あるいは各スチフナからなる補強部
材22が、たとえば、パネル部材21と一体的に成形さ
れる。
【0045】上記各スチフナは、中実構造のスチフナ、
中空構造のスチフナ、中空スチフナ内にコア材が充填さ
れたスチフナのいずれの構造をも採り得る。スチフナ用
コア材としては、前述のパネル部材用コア材と同様のも
のを使用できる。
【0046】スチフナの横断面構造の代表的な例を示す
と、図10のA〜Iに示すような構造を挙げることがで
きる。(A)は中実スチフナ61、(B)は中空スチフ
ナ62、(C)はその中にコア材63を充填したスチフ
ナ64、(D)は箱形中空スチフナ65、(E)はその
中にコア材66を充填したスチフナ67、(F)はハッ
ト形スチフナ68、(G)はその中にコア材69を充填
したスチフナ70、(H)はハット形でかつ箱形に形成
したスチフナ71、(I)はその中にコア材72を充填
したスチフナ73を、それぞれ示している。
【0047】このようなスチフナを強化繊維層の積層構
造を用いて形成する場合には、マット層を適切に配する
ことにより、積層が容易になるとともに、表面保護等の
機能を適宜もたせることが可能となる。
【0048】たとえば図11の(A)、(B)にコア材
充填ハット形スチフナの場合の例を示すように、スチフ
ナ70を構成するFRP層74が、マット層M/ロービ
ングを含む層R(たとえば、ロービングクロスを含む
層)/マット層Mの積層構成を有し、コア材69の表面
にマット層Mが位置するとともに、スチフナ70の表面
にマット層Mが位置するように構成される。このM/R
/Mの構成は複数組設けてもよい。たとえば、M/R/
M/R/Mの積層構成とすることもできる。すなわち、
ロービング等を有する層が他の層と積層される場合、間
にマット層をはさむと、円滑な積層が可能になる。ま
た、コア材69との間にマット層を介在させることによ
り、FRP層とコア材69との密着が可能となる。さら
に、表面にマット層を配置することにより、滑らかな、
かつ適切に保護された表面となる。
【0049】また、スチフナの剛性を高めるためには、
スチフナを局部的に補強することが有効である。たとえ
ば、図12の(A)、(B)に中空ハット形スチフナの
場合の例を示すように、ハット形FRPスチフナ68の
ハット頂部に補強用強化繊維層81(たとえば、炭素繊
維の織物層)を特別に埋設したり、あるいは付加したり
(A)、ハット形FRPスチフナ68の側部に補強用強
化繊維層82を特別に埋設したり、あるいは付加したり
した構造(B)とすることができる。このような構成で
は、とくにスチフナ68の長手方向の曲げ剛性を大幅に
向上できる。(A)、(B)の構造を併用すれば、加え
て、スチフナ68自身の捩り剛性や形態保持強度を向上
できる。補強用強化繊維層81、82を表面に付加する
場合には、剥がれ防止のために、その上をマット層で覆
っておくことが好ましい。
【0050】また、図13(A)に示すように、ハット
形FRPスチフナ68のハット頂部の内面にマット層8
3を設けてこの部分を増厚したりすることもできる。こ
のように増厚しておくと、たとえば締結用部材84を取
り付けるときに、締結しやすくなる。
【0051】さらに、強化繊維層(たとえば強化繊維織
物層)をマット層ではさむ場合には、とくにスチフナ端
部で強化繊維層がはみ出さないようにしておくことが好
ましい。たとえば図15(B)に示すように、ハット形
スチフナ70の両側フランジ部において、強化繊維層
(たとえば織物層)85をマット層86、87ではさむ
とともに、強化繊維層85の先端を外部にはみ出さない
ようにマット層86、87の中に埋設しておくことが好
ましい。
【0052】また、とくにハット形や中空型のスチフナ
においては、FRP層に角部や隅部が存在することにな
るが、この角部や隅部における強化繊維の折損を防止し
たり、強度を向上したり、角部や隅部における成形性を
向上するために、次のような構造を採用することも好ま
しい。
【0053】たとえば図14の(A)〜(E)にコア材
充填ハット形スチフナの場合の例を示す。(A)は図1
0の(G)に示したと同等の構造を示している。(B)
においては、パネル部材21との接合隅部において、F
RP層91に丸み(R)を設けるとともに、コア材69
との間をマット92で埋めてある。93は表面側のマッ
ト層である。(C)においては、ハット頂部側の角部に
おいて、FRP層91に丸み(R)を設けるとともに、
コア材69との間をマット92で埋めてある。(D)に
おいては、ハット頂部側のFRP層94の内隅部および
コア材69の角部に、面取り95が施してある。(E)
においては、ハット頂部側のFRP層94の内隅部およ
びコア材69の角部に、丸み96(R)が設けられてい
る。
【0054】図3におけるスチフナ51a(たて根太)
と図2における本体シャーシ13との間には、両者を連
結する連結部材が設けられる。たとえば図15に示すよ
うに、スチフナ51aのコア材として耐水合板101が
用いられ、スチフナ51aの両側面にスチール製の当板
102が、貫通ボルトからなる締結部材103を介して
装着されている。一方の当板102とスチフナ51aの
側面との間には、厚さ調整用のスペーサ104が介装さ
れている。当板102には、Uボルト等からなるシャフ
ト105が結合され、下方に向けて延設されている。本
体シャーシ13の下面に配置された当板106を介し
て、ダブルナット107により上記シャフト105を締
結することによって、本体シャーシ13上にスチフナ5
1a、ひいてはフロアパネルが固定される。
【0055】スチフナ51aと本体シャーシ13との間
には、適当な緩衝材、たとえば硬質ゴムからなるシート
108を介装することができる。緩衝材108の介装に
よって、本体シャーシ13側からフロアパネル側に伝達
されようとする振動や衝撃を適当に吸収できるととも
に、シャーシ13の上面あるいはスチフナ51aの下面
に多少の凹凸がある場合にも、その凹凸を吸収すること
が可能となる。
【0056】また、上記構造において、締結部材103
挿通用の孔加工を施すに際し、その孔の位置がスチフナ
51a内のウエブの位置と干渉しないように、予めスチ
フナ51aの側面に孔開け可能な範囲を表示しておくこ
とが好ましい。また、孔開けに関しては、このような締
結用の孔に限らず、油圧配管用等の孔を開けることも可
能である。
【0057】なお、上記構造は、スチフナ51aと本体
シャーシ13との間の連結構造の一例を示したものであ
り、上記のような構造に限らず、適当な任意の構造を採
ることが可能である。
【0058】本発明に係るパネル部材には、前記のよう
なスチフナ以外に、パネル部材全体の剛性や強度を向上
するために、パネル部材のいずれかの縁部に、サイドフ
レームを設けることができる。このサイドフレームは、
たとえばパネル部材と一体成形されたFRP部材から構
成してもよく、その中にアルミニウム材等を埋設した構
造に構成してもよい。
【0059】たとえば図16に示すように、パネル部材
21のトラックの幅方向両側(およびトラックの長手方
向前後端縁部)に箱形断面のFRPサイドフレーム11
1をパネル部材21と一体に成形し、その内部にたとえ
ばアルミニウム板112を配設する構造とすることがで
きる。アルミニウム板112は、FRPサイドフレーム
111の一体成形時に、同時に埋設できる。つまり、イ
ンサート成形できる。アルミニウム板112は、その長
手方向に(トラックの長手方向に延びる場合にはその方
向に)連続したものであってもよく、断続的に配置され
たものであってもよい。断続的に配置しておくと、アル
ミニウム板とFRPとの熱膨張差を容易に吸収できる。
また、図17に示すように、FRPサイドフレーム11
1の外面をさらに異種FRPで補強してもよい。補強F
RP層113は、適当な部位に適当な範囲にわたって配
設すればよい。
【0060】上記のようにアルミニウム板等の金属板を
埋設しておくと、たとえば図18に示すように、サイド
フレーム111の側面に他部材114を設ける場合、該
他部材114をポップリベット115等を用いて容易に
かつ強固に取り付けることができる。
【0061】図19は、別の構造を有するサイドフレー
ム116を示している。本例では、横断面L字形のFR
Pサイドフレーム116内に、横断面L字形のアルミニ
ウム板117が埋設されている。このような構造におい
ては、たとえばロープ掛け用フック118を容易にかつ
強固に取り付けることが可能となる。
【0062】上述のようなFRPパネル(パネル部材単
独の場合およびスチフナやサイドフレーム付きパネルの
場合の両方を含む)は、ハンドレイアップ法、シートワ
インディング、バキュームバック法、プレス法、RTM
法(レジントランスファーモールディング法)の単独ま
たは組み合わせで成形することができる。フロアパネル
の場合、ハンドレイアップ法などによる完全一体成形方
法が好ましく、後述のウィングパネルの場合、各パーツ
単位で成形を実施し、後で接着剤等で接合して一体化す
る方法も採用できる。
【0063】本発明に係るパネル材においては、その外
面に各種表面材を設けてもよい。表面材としては、たと
えば木材、金属、ゴム、発泡材、FRP、プラスチッ
ク、不織布等を用いることができる。
【0064】たとえば、フロアパネルの上面に木板を貼
着して床面を形成したり、たとえば上面にポリエステル
不織布を積層し、それをFRPフロアパネルと一体成形
して、木材に近い表面摩擦係数を有する床面を構成する
こともできる。表面摩擦係数を高めることにより、滑り
防止性を向上した床面とできる。
【0065】また、たとえば図20に示すように、特殊
な表面材を作製することもできる。図20に示す表面材
120は、芯材121をたとえばマット、ロービング層
を有するFRP層から構成し、芯材121の少なくとも
片面に、たとえばポリエステル不織布層122を設け、
これらをマトリックス樹脂で一体に固めて成形したもの
である。不織布層122にクロス目を付けておくと、適
度な表面粗さが得られ、滑り防止に有効である。また、
使用中に表面が多少削られたとしても、内包された不織
布層により、適度な表面粗さが維持される。また、図2
0に示したように上下対称構造としておけば、反りも防
止できる。
【0066】さらに、表面材を設けることにより、パネ
ル部材表面の保護を図ることができる。この表面保護の
ために、パネル部材の部位に応じて、あるいは目的に応
じて、最適な表面材を選択すればよい。
【0067】たとえば図21にフロアパネルの場合につ
いての一例を示すように、フロアパネル123の床面を
構成する範囲124には、耐摩耗性、耐圧縮荷重性、耐
滑り性等の高い材料を選定することが好ましい。フロア
パネル123の下面および側面の一部にわたる範囲12
5には、耐飛石性(衝撃吸収性)等の高い材料が好まし
い。また、フロアパネル123の側面の範囲126に
は、その他の当り防止性、たとえば外部衝撃荷重や、部
材同士の衝突に対し高い特性を有する材料が好ましい。
【0068】本発明に係るパネル部材は、トラック用貨
物室の軽量化等を主目的とするものであるが、軽量特性
以外にも、パネル部材全体として、あるいは局所的に、
次のような特性を有することが好ましい。
【0069】たとえば図22にフロアパネルの場合を示
すように、トラックの長手方向における全体の曲げ剛性
130、幅方向における全体の曲げ剛性131、捩り剛
性132、およびフロアの局所的な曲げ剛性があるレベ
ル以上にあることが望ましい。フロアパネルの場合、ト
ラックの長手方向における曲げ剛性は7×105 N・m
2 以上、捩り剛性は1.5×105 N・m2 以上である
ことが好ましい。これら曲げ剛性、捩り剛性は、FRP
板自身の剛性もさることながら、ウエブやスチフナの適
切な設計、配置、さらにはサイドフレームの付加等によ
って達成できる。
【0070】また、フロアパネルには、上述の曲げ剛性
や捩り剛性の他に、高強度、高振動減衰、高衝撃強度、
低比重、低熱伝導率等の特性や、前述した滑り防止等の
ための適切な表面摩擦係数等の特性も要求される。
【0071】また、トラック用貨物室には、一般に低床
化できることが要求されるが、従来のアルミニウム製等
の貨物室では限界のあった低床化を、本発明に係るパネ
ル材を用いることにより効率よく実現することが可能に
なる。
【0072】たとえば、図23の(A)、(B)に示す
ように、フロアパネル141、144のトラックの幅方
向中央部の剛性を、幅方向両側部の剛性よりも増大させ
ることにより、フロアパネル全体の剛性(特にトラック
の長手方向曲げ剛性)を高めることができ、かつ、スチ
フナの全高を小さくして、結果的に低床化を実現でき
る。図23(A)に示す例では、スチフナ143間に補
強用FRP層142を付加してこの部分の剛性を高めて
ある。(B)に示す例では、スチフナ145間のFRP
肉厚を元々大きくしておくとともに、両側部分について
はテーパ状に形成してある。テーパ部は、強化繊維層の
積層数を幅方向中央部にいくにつれ順次増大させること
により容易に形成できる。このような構造では、トラッ
クの幅方向に延びるスチフナの省略も可能である。
【0073】また、図24に示すように、断面中立軸か
ら離れた位置に、たとえばフロアパネル146の床面側
やスチフナ147の下面側に、剛性向上に効果のある強
化繊維層148、149を重点的に配置したり、あるい
はその部分の強化繊維量を増やしたりする方法を採るこ
ともできる。たとえばトラックの長手方向における曲げ
剛性を高める場合には、強化繊維層148や強化繊維層
149に0°層(トラックの長手方向に延びる層)を多
く配置すればよい。
【0074】さらに、図25に示すように、フロアパネ
ル151の下面側に配設されたスチフナ152で、本体
シャーシ153の一部を構成するか、あるいは、本体シ
ャーシ153が受けもつべき強度の一部を担わせれば、
少なくともその分本体シャーシ153の高さhを減少で
きるので、結果的にフロアパネル151の床面までの高
さHの減少が可能になり、低床化が可能になる。さら
に、本体シャーシ153のFRP化、あるいは本体シャ
ーシ153のフロアパネル151とのFRP一体成形化
も実現可能である。
【0075】さらに、パネル部材全体の高剛性化、高強
度化のために、スチフナやウエブは各種の構成を採り得
る。例示すると、図26の(A)、(B)、(C)に示
したようなパネル部材154、155、156の構造、
さらに他の構造を採り得る。
【0076】以上、主としてフロアパネルに関して説明
してきたが、本発明に係るパネル材は、あおりパネル、
ウィングパネル、フロントパネル、リヤパネルにも適用
できる。各パネルの要求特性に応じて、適宜設定を変更
したり、新しい工夫を付加したりすればよい。
【0077】図27は、あおりパネル160の一形状例
を示している。このあおりパネル160は、主たる剛性
部材として、強化繊維の織物を含むFRP板を有するこ
とを特徴とするものからなる。あおりパネル160は、
たとえば図28(A)に示すように、FRP板161内
に発泡材からなるコア材162を配し、下部のフロアパ
ネルとの接続部内部には、木材163を配置したもので
ある。トラックの長手方向に延びる凹部164は、ラッ
シングレール装着用の溝である。上記FRP板161
は、たて糸またはよこ糸がトラックの長手方向になるよ
うに配されている強化繊維の二方向性織物と、たて糸ま
たはよこ糸がトラックの長手方向に対して斜交する方向
になるように配されている強化繊維の織物とを含んでい
る。
【0078】また、トラック用のあおりパネルは、積載
物の固定用ロープ、ベルトなどを用いる場合があり、あ
おりパネル上端部がこれらのロープ、ベルトなどにより
擦過されるおそれがあるので、図27(B)において
は、あおりパネル上端部に耐摩耗性材料よりなるカバー
材165を被覆せしめている。カバー材としては、金属
製薄板、合成樹脂板、合板などを用いることができる。
【0079】また、図29の(A)、(B)、(C)は
あおりパネルの他の例を示している。とくにラッシング
レール装着部に工夫がこらしてある。図29の(A)
は、ラッシングレールを凹部164に取り付ける際、リ
ベットやビスを用いて締結するため、接続用部材166
をインサートし、スキン材167で被覆した例である。
接続用部材166としては、金属性薄板(スチール、ア
ルミニウムなど)あるいはFRPが好ましい。
【0080】ラッシングベルトを締結した際には、車
体、積載物の揺れにより、大きな力が作用するため、強
度上問題となりやすい。したがって、図29(B)に示
すように、FRP製スキン材よりなるウエブ168によ
り、インナーパネルとアウターパネルを連結しておくこ
とが好ましく、これによってラッシングレール装着部の
強度を上げることができる。
【0081】また、図29(C)に示すように、インナ
ーパネルとアウターパネルとの間に、合板、ハニカム
材、合成樹脂板などのインサート材169を埋設、ある
いはリベット、ボルトなどにより固定することによって
も、ラッシングレール装着部の強度を向上することがで
きる。
【0082】図30は、あおりパネルにラッシングベル
トを取り付けるための金具(ラッシングレール)の組み
立て例を示す概略断面図である。ラッシングレール17
0は、あおりパネル上部の凹部164に配置され、パネ
ル内に埋設された接続部材166にリベット171によ
って固定されている。
【0083】また、あおりパネルには、トラックの長手
方向における曲げ剛性とともに、とくに捩り剛性が要求
されるので、FRP板を構成する強化繊維層に、トラッ
クの長手方向に対して強化繊維が実質的に±45°の方
向になるように配される層を多く配置することが望まし
い。たとえば、±45°の強化繊維層が、全強化繊維層
に対し30%以上占めていることが好ましい。
【0084】1枚のあおりパネル全体としては、トラッ
クの長手方向における曲げ剛性が2×104 N・m2
上、捩り剛性が1×104 N・m2 以上であることが好
ましい。
【0085】また、捩り剛性の向上をはかるとともに、
とくにラッシングレール取付部の強度を確保するため
に、異種のコア材を適切に配置することも好ましい。た
とえば図31に一例を示すように、ラッシングレール1
70の取付部のウエブ168の両側に木材からなるコア
材172を配置して、この部分の剛性や強度向上を図る
ことができる。本例では、さらに、上端部にアルミニウ
ム製カバー材173が配置されている。
【0086】また、ラッシングレール用凹部164を構
成するFRP板部に±45°の強化繊維層を配すること
が難しい場合もあるので、次のような分割構成とするこ
とも可能である。たとえば図32に示すように、部材1
74、175の2分割部材の接合構造となし、部材17
4の平板状部176に強化繊維が実質的に±45°の方
向になるように配される強化繊維層を設けて、主として
この部分で捩り剛性を受けもたせ、他の部分は強化繊維
が実質的に0°の方向になるように配される層、実質的
に90°の方向になるように配される層およびマット層
(M)から構成するようにしてもよい。そして、とくに
ラッシングレール装着部177では、図33に拡大して
示すように、たとえばFRP層178とマット層Mとの
間にアルミニウム板等からなる板179を配設するよう
にすれば、この部位のみ特別に補強することが可能にな
る。
【0087】さらに、あおりパネルは、開閉時に、たと
えば前後部の門形フレームに衝撃的に当接することがあ
るので、この部分に緩衝機能をもたせたり、この部分を
補強したりすることが好ましい。たとえば図34に示す
構造では、あおりパネル180の門形フレーム181に
当接する部分にマット補強層182(たとえばガラス繊
維マット層)を配置し、その上にゴム層183を設けて
ある。図35は、さらにL字形のアルミニウム板184
をFRP内にインサート成形したあおりパネル185を
示している。
【0088】トラック用貨物室として用いられるウィン
グパネルは、通常、横断面がL字形に構成されている。
また、ウィングパネルにスチフナを設ける方法として
は、外表面を形成するFRPスキン材の成形時に、同時
にFRP製スチフナを成形する方法と、スキン材を予め
成形した後、別途成形したFRP製スチフナを接着剤な
どにより接合する方法がある。後者の場合、スチフナが
L字形に一体成形されたものであると、十分な接着圧を
付与することが困難であるため、接着作業性が悪く、十
分な強度を得ることができなくなったり、また品質が低
下するおそれがある。そのため、スチフナをウィングパ
ネルのコーナー部で天井部と側壁部とに分割し、分割成
形されたスチフナとFRPスキン材とを接着した後、各
々の分割成形されたスチフナ間を他の部材により接合す
ることにより、組立作業性に優れ、かつ剛性、強度に優
れたウィングパネルとすることができる。
【0089】図36は、本発明に係るウィングパネルの
一例を示している。このウィングパネル190は、FR
P板からなる天井部191と側壁部192の内面側に、
つまり、FRP板に対して貨物室の内側の位置に、それ
ぞれスチフナ191a、192aが設けられ、天井部1
91の先端部、側壁部192の下端部および両者接合部
のコーナー部内面側にも、それぞれリブ193a、19
3b、193cが設けられている。スチフナ191a、
192aもFRPで構成されている。該FRPからなる
スチフナ191a、192aは、FRPからなる天井部
191および側壁部192と一体に成形することもでき
るし、別体に成形して天井部191および側壁部192
に結合することもできる。
【0090】ウィングパネル全体の剛性や強度を向上す
るために、とくにコーナー部内面側に補強部材を設けた
り、コーナ部自身が補強された構造に構成することが有
効である。たとえば図37(A)に示すように、ウィン
グパネル196のコーナー部に天井部と側壁部間にわた
って接合された補強部材197を設けた構造、(B)に
示すようにガセット198を設けた構造、(C)に示す
ように、ウィングパネル199のコーナー部に補強部2
00を設けるとともに、天井部の先端部と側壁部の下端
部に補強部201、202を設けた構造、(D)に示す
ように、ウィングパネル203自身を、コーナー部、天
井部先端および側壁部下端において増厚部204、20
5、206に形成した構造、等を採ることができる。こ
れら補強部材、補強部は、全てFRPで構成することが
可能であるが、他の材質を用いてもよいし、FRP中に
アルミニウム板等を埋設する構造としてもよい。
【0091】上記ウィングパネルの天井部先端や側壁部
下端の補強構造は、前述したフロアパネルの端部補強構
造と同様の構造、あるいはそれに準じた構造とすればよ
い。
【0092】このウィングパネルも主たる剛性部材とし
て、強化繊維の織物を含むFRP板を有することを特徴
とするものからなる。ウィングパネルとしても、全体的
な曲げ剛性、捩り剛性があるレベル以上あることが要求
される。したがって、トラックの長手方向を基準とし
て、強化繊維が実質的に0°/90°の方向となるよう
な強化繊維層を配するとともに、捩り剛性を確保するた
めに±45°の強化繊維層を配することが好ましい。
【0093】たとえば、ウィングパネルを構成するFR
P板に含まれる強化繊維の織物が、二方向性織物であ
り、かつ、そのたて糸またはよこ糸がトラックの長手方
向になるように配されていることが好ましい。また、と
くに捩り剛性も高く設定するためには、FRP板が、さ
らにたて糸またはよこ糸がトラックの長手方向に対して
斜交する方向になるように配されている強化繊維の織物
を含んでいることが好ましい。
【0094】とくに、ウィングパネルにおいては、トラ
ックの長手方向における曲げ剛性が1×104 N・m2
以上、トラックの長手方向と直交する方向における単位
長さ当たりの曲げ剛性が3×103 N・m2 /m以上で
あることが好ましい。強化繊維の配置、上述した補強部
材、補強構造を適切に設定することにより、このような
要求特性が満たされる。
【0095】また、ウィングパネルを構成するFRP板
が、強化繊維の織物とマットを含む場合には、マットが
内側に、つまり、トラックの貨物室の内側の位置に配置
されていることが好ましい。このような配置により、ウ
ィングパネル内面側の表面を滑らかなものにすることが
できる。
【0096】また、ウィングパネルは、通常、センター
ビームに対して上方に回動できるように取り付けられ
る。この部分の構造は、たとえば図38に示すように構
成される。図38に示す構造では、センタービーム20
7とウィングパネル208が蝶番209を介して連結さ
れ、蝶番209とセンタービーム207およびウィング
パネル208とは、カーゴロック210等の連結手段を
用いて連結されている。ウィングパネル208の端部連
結部211には、カーゴロック210による連結強度を
確保するために、アルミニウム板212がインサート成
形されている。本例では、センタービーム207をスチ
ールあるいはアルミニウムから構成しているが、センタ
ービーム207もFRPで構成する場合には、上記同様
のアルミニウム板などを設けておくことが好ましい。
【0097】さらに、たとえば図39に示すように、ス
チフナ215の内側に、つまり、スチフナ215に対し
て貨物室の内側の位置に、内張材213を付加したウィ
ングパネル214とすることもできる。内張材213
は、ウィングパネル214のスチフナ215に対してブ
ラインドリベット216などを用いて結合することがで
きるが、このとき、スチフナ215の頂部を、ガラス繊
維のマット217等を配することにより増厚し、結合強
度を確保できるようにしておくことが好ましい。
【0098】貨物室のウォールパネル、すなわち、フロ
ントパネル5、および主としてドアパネルを構成するリ
ヤパネル7についても、前述したフロアパネルと同様の
構造とすることができる。たとえば図40の(A)、
(B)にリヤドアパネル220の一例を示すように、パ
ネル材を強化繊維の織物を含む2枚のFRP板221、
222と、その間に配されたコア材223とのサンドイ
ッチ構造に構成することができる。つまり、主たる剛性
部材として、強化繊維の織物を含むFRP板を有するこ
とを特徴とするトラック用ウォールパネルである。
【0099】強化繊維の織物としては、二方向性織物が
好ましく、かつ、そのたて糸またはよこ糸がトラックの
上下方向になるように配されていることが好ましい。ま
た、捩り剛性の確保が必要な場合には、上記FRP板
が、さらにたて糸またはよこ糸がトラックの上下方向に
対して斜交する方向になるように配されている強化繊維
の織物を含んでいることが好ましい。
【0100】さらに、センタービーム11をFRP化す
ることも可能である。また、前後の門形フレーム4、6
については、基本的には金属製であるが、将来的にはこ
れらについてもFRP化することが可能である。
【0101】たとえば図41にFRP化したセンタービ
ーム230の一例を示す。本例においては、金属(たと
えば、アルミニウムやスチール)製の芯材231とその
周りに設けたFRP部材232との組み合せ構造とした
が、全てFRPで構成することも可能である。また、内
部にコア材を配置してもよい。FRP部材の内部に、他
部材との接合用のインサート部材を挿入する場合には、
金属あるいは木材などが適当であり、その必要とする強
度に合わせて選択することができる。
【0102】トラック用貨物室のより一層の軽量化効果
を発揮させるためには、前述した各部材を幾つか組み合
わせることが好ましい。
【0103】たとえば、フロアパネル3とウィングパネ
ル8がFRPで構成されるトラック用貨物室、またはフ
ロアパネル3とウィングパネル8およびフロントパネル
5および/またはリヤパネル7がFRPで構成されるト
ラック用貨物室、またはフロアパネル3とウィングパネ
ル8、あおりパネル9がFRPで構成されるトラック用
貨物室、さらにそれに加えてフロントパネル5、リヤパ
ネル7がFRPで構成されるトラック用貨物室を例示で
きる。さらに、センタービーム11もFRPで構成され
るトラック用貨物室は、一層軽量化効果が高い。また、
各部材はFRP成形時に一体成形可能であるので、該一
体成形により、組立作業の簡略化が可能となり、軽量で
組立性に優れたトラック用貨物室を得ることができる。
【0104】さらに、トラックは長時間直射日光に曝さ
れため、貨物室内部の気温が上昇するのを防止するた
め、直射日光が当たる部分には、熱線反射フイルムを貼
り付けてもよいし、また通常のアクリルラッカー、メラ
ニン樹脂などの塗料を塗布してもよい。
【0105】
【実施例】トラック用貨物室のフロアパネル、ウィング
パネル、あおりパネル、フロントパネル、リヤドアパネ
ルをFRPで構成した。図3、図4に示したように、フ
ロアパネルの床を炭素繊維強化プラスチック(CFR
P)製のスキン材からなるインナーパネル(厚さ2m
m)とアウターパネル(厚さ4mm)および両パネル間
に設けた合成樹脂発泡材(比重0.1)からなるコア材
から構成した。かつ、その下面にはトラックの長手方向
方向および幅方向にCFRPから構成されたスチフナを
設け、上記床を構成するサンドイッチパネルと一体に成
形した。
【0106】ウィングパネルは図36に示した形状に形
成し、表皮はCFRP製の厚さ0.7mmのスキン材を
用い、両サイドおよびコーナー部に図示のような補強リ
ブを設けるとともに、トラックの幅方向に延びるハット
形のCFRPからなるスチフナを設けた。
【0107】あおりパネルは図27に示した形状に形成
し、CFRP製の厚さ1.5mmのスキン材からなるイ
ンナーパネルとアウターパネルおよび両パネル間に配置
した合成樹脂発泡材からなるコア材から構成した。
【0108】フロントパネル、リアドアパネルは図40
に示した構造に形成し、CFRP製の厚さ0.8mmの
スキン材からなるインナーパネルとアウターパネルおよ
び両パネル間に設けた合成樹脂発泡材からなるコア材か
ら構成した。
【0109】これら各部材を用い、トラック用貨物室と
して架装組立を行った。上記FRP部材以外は、現行の
金属製部材を用いた。その結果、架装部重量は2,50
0kgであり、現行の金属製材料を用いた場合の4,0
00kgより1,500kgの大幅な軽量化が可能とな
った。
【0110】
【発明の効果】本発明に係るトラック用貨物室において
は、フロアパネル、ウィングパネル、あおりパネル、ウ
ォールパネルなどを強化繊維の織物を含むFRPで構成
することにより、軽量化効果に優れ、組立作業が容易化
されるとともに、コストの低減されたトラック用貨物室
を提供できる。したがって、この架装を行ったトラック
の重量も軽減され、結果的に積載重量の増加が可能とな
る。
【0111】軽量化効果は、たとえば、フロアパネル、
ウィングパネル、あおりパネル、ウォールをFRPとす
ることにより、従来の貨物室に比べ、約30〜50%に
達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るトラックの斜視図で
ある。
【図2】図1のトラックの貨物室架装前の平面図であ
る。
【図3】図1のトラックのフロアパネルの斜視図であ
る。
【図4】本発明のトラック用パネルの一例を示す部分断
面図である。
【図5】本発明のトラック用パネルの別の例を示す部分
断面図である。
【図6】本発明のトラック用パネルのさらに別の例を示
す部分断面図である。
【図7】本発明のトラック用パネルのさらに別の例を示
す部分断面図である。
【図8】本発明のトラック用パネルのさらに別の例を示
す部分断面図である。
【図9】本発明のトラック用パネルのFRP板の例を示
す部分断面図である。
【図10】本発明のトラック用パネルのスチフナの例を
示す断面図である。
【図11】本発明のトラック用パネルのスチフナの一例
を示す断面図である。
【図12】本発明のトラック用パネルのスチフナの別の
例を示す断面図である。
【図13】本発明のトラック用パネルのスチフナのさら
に別の例を示す断面図である。
【図14】本発明のトラック用パネルのスチフナのさら
に別の例を示す断面図である。
【図15】本発明のトラック用フロアパネルと本体シャ
ーシとの連結構造の一例を示す縦断面図である。
【図16】本発明のトラック用フロアパネルの一例を示
す部分縦断面図である。
【図17】本発明のトラック用フロアパネルの別の端部
構造例を示す部分縦断面図である。
【図18】図16および図17のフロアパネルの端部に
他部材を取り付けた場合の部分縦断面図である。
【図19】本発明のトラック用フロアパネルのさらに別
の端部構造例を示す部分縦断面図である。
【図20】本発明のトラック用フロアパネルに設けられ
る表面材の一例を示す部分断面図である。
【図21】本発明のトラック用フロアパネルに表面材を
設ける場合の各範囲を示す部分縦断面図である。
【図22】本発明のトラック用フロアパネルに要求され
る機械特性を示す概略斜視図である。
【図23】本発明のトラック用フロアパネルの構造例を
示す概略縦断面図である。
【図24】本発明のトラック用フロアパネルの別の構造
例を示す概略縦断面図である。
【図25】本発明のトラック用フロアパネルのさらに別
の構造例を示す概略縦断面図である。
【図26】本発明のトラック用フロアパネルのさらに別
の構造例を示す概略部分縦断面図である。
【図27】本発明のトラック用あおりパネルの一例を示
す概略斜視図である。
【図28】本発明のトラック用あおりパネルの例を示す
縦断面図である。
【図29】本発明のトラック用あおりパネルの別の例を
示す縦断面図である。
【図30】図29の(B)のあおりパネルにラッシング
レールを取り付けた場合の縦断面図である。
【図31】本発明のトラック用あおりパネルのさらに別
の例を示す縦断面図である。
【図32】本発明のトラック用あおりパネルのさらに別
の例を示す分解縦断面図である。
【図33】図32のあおりパネルのラッシングレール取
付部の拡大部分縦断面図である。
【図34】本発明のトラック用あおりパネルのさらに別
の例を示す部分断面図である。
【図35】本発明のトラック用あおりパネルのさらに別
の例を示す部分断面図である。
【図36】本発明のトラック用ウィングパネルの一例を
示す斜視図である。
【図37】本発明のトラック用ウィングパネルの別の例
を示す概略構成図である。
【図38】本発明のトラック用ウィングパネルとセンタ
ービームとの連結構造の一例を示す部分縦断面図であ
る。
【図39】本発明のトラック用ウィングパネルに内張材
を取り付ける場合の一例を示す部分断面図である。
【図40】本発明のトラック用ウォールパネルの一例を
示す概略構成図である。
【図41】本発明のトラック用センタービームの一例を
示す横断面図である。
【図42】従来のトラック用フロアパネルの分解斜視図
である。
【図43】従来のトラック用ウィングパネルの分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 貨物室 3 フロアパネル 4、6 門形フレーム 5 フロントパネル(ウォールパネル) 7 ドアパネル(ウォールパネル) 8 ウィングパネル 9、9a、9b あおりパネル 11 センタービーム 13 本体シャーシ 21、32 パネル部材 22 補強部材 23 インナーパネル(FRP板) 24 アウターパネル(FRP板) 25、33 コア材 26 木材 27、30、34a,35a、36a、37a、38a
ウエブ 28、29 FRP板 31 空間 34、35、36、37、38 ウエブ形成部材 41、41a、41b、85 強化繊維層 42、83、86、87、92、93 マット層 43 ゲルコート層 44 炭素繊維の織物 45、47 ガラス繊維のマット 46 ガラス繊維の織物 51a、51b たて根太(スチフナ) 51c よこ根太(スチフナ) 61、62、64、65、67、68、70、71、7
3 スチフナ 63、66、69、72 コア材 74、91、94 FRP層 81、82 補強用強化繊維層 84 締結用部材 95 面取り 96 丸み 101 耐水合板 102、106 当板 103 締結部材 104 スペーサ 105 シャフト 107 ナット 108 緩衝材 111、116 FRPサイドフレーム 112、117 アルミニウム板 113 補強FRP層 114 他部材 115 ポップリベット 118 フック 120 表面材 121 芯材 122 不織布層 123、141、144、146、151 フロアパネ
ル 124、125、126 範囲 142 補強用FRP層 143、145、147、152 スチフナ 148、149 強化繊維層 153 本体シャーシ 154、155、156 パネル部材 160、180、185 あおりパネル 161 FRP板 162、172 コア材 163 木材 164 凹部 165、173 カバー材 166 接続用部材 167 スキン材 168 ウエブ 169 インサート材 170 ラッシングレール 171 リベット 174、175 2分割部材 176 平板状部 177 ラッシングレール装着部 178 FRP層 179 板 181 門形フレーム 182 マット補強層 183 ゴム層 184 アルミニウム板 190、196、199、203、208、214 ウ
ィングパネル 191 天井部 191a、192a、215 スチフナ 192 側壁部 193a、193b、193c リブ 197 補強部材 198 ガセット 200、201、202 補強部 204、205、206 増厚部 207 センタービーム 209 蝶番 210 カーゴロック 211 端部連結部 212 アルミニウム板 213 内張材 216 ブラインドリベット 217 ガラス繊維のマット 220 リアドアパネル(ウォールパネル) 221、222 FRP板 223 コア材 230 センタービーム 231 芯材 232 FRP部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 幸胤 愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515番地 東 レ株式会社愛媛工場内 (72)発明者 越智 寛 愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515番地 東 レ株式会社愛媛工場内

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主たる剛性部材として、強化繊維の織物
    を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 コア材の両側に前記FRP板が配置され
    たサンドイッチ構造を有する、請求項1のトラック用パ
    ネル。
  3. 【請求項3】 間隔をおいて互いに対向する2位置に前
    記FRP板が配置されている、請求項1のトラック用パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 FRP板同士を連結するウエブを有す
    る、請求項2または3のトラック用パネル。
  5. 【請求項5】 前記ウエブがFRPからなる、請求項4
    のトラック用パネル。
  6. 【請求項6】 前記FRP板にスチフナが結合されてい
    る、請求項1ないし5のいずれかに記載のトラック用パ
    ネル。
  7. 【請求項7】 前記スチフナがFRPからなる、請求項
    6のトラック用パネル。
  8. 【請求項8】 前記スチフナが内部空間を有する、請求
    項6または7のトラック用パネル。
  9. 【請求項9】 前記スチフナの内部空間にコア材が存在
    している、請求項8のトラック用パネル。
  10. 【請求項10】 前記コア材が、発泡プラスチック材、
    木材、ハニカム材のいずれかからなる、請求項2および
    請求項4ないし9のいずれかに記載のトラック用パネ
    ル。
  11. 【請求項11】 前記FRP板が表面材を有する、請求
    項1ないし10のいずれかに記載のトラック用パネル。
  12. 【請求項12】 前記織物が炭素繊維、ガラス繊維、ア
    ラミド繊維の少なくとも一種の強化繊維を含んでいる、
    請求項1ないし11のいずれかに記載のトラック用パネ
    ル。
  13. 【請求項13】 前記FRP板が二方向性織物を含んで
    いる、請求項1ないし12のいずれかに記載のトラック
    用パネル。
  14. 【請求項14】 前記FRP板が一方向性織物を含んで
    いる、請求項1ないし13のいずれかに記載のトラック
    用パネル。
  15. 【請求項15】 前記FRP板が強化繊維のマットを含
    んでいる、請求項1ないし14のいずれかに記載のトラ
    ック用パネル。
  16. 【請求項16】 主たる剛性部材として、強化繊維の織
    物を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用
    フロアパネル。
  17. 【請求項17】 コア材の両側に前記FRP板が配置さ
    れたサンドイッチ構造を有する、請求項16のトラック
    用フロアパネル。
  18. 【請求項18】 FRP板同士を連結するウエブを有す
    る、請求項17のトラック用フロアパネル。
  19. 【請求項19】 前記FRP板がさらに強化繊維のマッ
    トを含み、かつ、該マットがコア材側になるように配置
    されている、請求項17または18のトラック用フロア
    パネル。
  20. 【請求項20】 前記FRP板が炭素繊維の織物、ガラ
    ス繊維のマット、ガラス繊維の織物およびガラス繊維の
    マットの4層構成を有し、かつ、前記炭素繊維の織物が
    外側になるように配置されている、請求項19のトラッ
    ク用フロアパネル。
  21. 【請求項21】 前記織物が二方向性織物であり、か
    つ、そのたて糸またはよこ糸がトラックの長手方向にな
    るように配されている、請求項16ないし20のいずれ
    かに記載のトラック用フロアパネル。
  22. 【請求項22】 裏面にたて根太およびよこ根太を有す
    る、請求項16ないし21のいずれかに記載のトラック
    用フロアパネル。
  23. 【請求項23】 前記たて根太およびよこ根太がスチフ
    ナとして形成されている、請求項22のトラック用フロ
    アパネル。
  24. 【請求項24】 前記スチフナがFRPからなる、請求
    項23のトラック用フロアパネル。
  25. 【請求項25】 前記スチフナがハット形に形成されて
    いる、請求項23または24のトラック用フロアパネ
    ル。
  26. 【請求項26】 前記ハット形スチフナ内にコア材が存
    在している、請求項25のトラック用フロアパネル。
  27. 【請求項27】 厚みが20〜80mmの範囲にある、
    請求項17ないし26のいずれかに記載のトラック用フ
    ロアパネル。
  28. 【請求項28】 パネルが表面材を有し、該表面材が少
    なくとも木材、金属、ゴム、発泡プラスチック材、FR
    P、プラスチック、不織布のいずれかを含んでいる、請
    求項16ないし27のいずれかに記載のトラック用フロ
    アパネル。
  29. 【請求項29】 前記表面材が合成繊維の不織布を含む
    FRPからなる、請求項28のトラック用フロアパネ
    ル。
  30. 【請求項30】 トラックの長手方向における曲げ剛性
    が7×105 N・m2 以上、捩り剛性が1.5×105
    N・m2 以上である、請求項16ないし29のいずれか
    に記載のトラック用フロアパネル。
  31. 【請求項31】 主たる剛性部材として、強化繊維の織
    物を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用
    ウィングパネル。
  32. 【請求項32】 前記織物が二方向性織物であり、か
    つ、そのたて糸またはよこ糸がトラックの長手方向にな
    るように配されている、請求項31のトラック用ウィン
    グパネル。
  33. 【請求項33】 前記FRP板が、さらにたて糸または
    よこ糸がトラックの長手方向に対して斜交する方向にな
    るように配されている強化繊維の織物を含んでいる、請
    求項32のトラック用ウィングパネル。
  34. 【請求項34】 前記FRP板が前記織物と強化繊維の
    マットを含んでおり、かつ、該マットが内側に配置され
    ている、請求項31ないし33のいずれかに記載のトラ
    ック用ウィングパネル。
  35. 【請求項35】 前記FRP板の内側にスチフナが結合
    されている、請求項31ないし34のいずれかに記載の
    トラック用ウィングパネル。
  36. 【請求項36】 前記スチフナがFRPからなる、請求
    項35のトラック用ウィングパネル。
  37. 【請求項37】 前記スチフナの内側に内張材が結合さ
    れている、請求項35または36のトラック用ウィング
    パネル。
  38. 【請求項38】 前記スチフナがハット形に形成されて
    いる、請求項35ないし37のいずれかに記載のトラッ
    ク用ウィングパネル。
  39. 【請求項39】 前記スチフナが炭素繊維の織物を含ん
    でいる、請求項35ないし38のいずれかに記載のトラ
    ック用ウィングパネル。
  40. 【請求項40】 前記スチフナの頂部が、該頂部の内面
    側に強化繊維のマットを配置することにより増厚されて
    いる、請求項35ないし39のいずれかに記載のトラッ
    ク用ウィングパネル。
  41. 【請求項41】 トラックの長手方向における曲げ剛性
    が1×104 N・m2 以上、トラックの長手方向と直交
    する方向における単位長さ当たりの曲げ剛性が3×10
    3 N・m2 /m以上である、請求項31ないし40のい
    ずれかに記載のトラック用ウィングパネル。
  42. 【請求項42】 主たる剛性部材として、強化繊維の織
    物を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用
    あおりパネル。
  43. 【請求項43】 前記FRP板が、たて糸またはよこ糸
    がトラックの長手方向になるように配されている強化繊
    維の二方向性織物と、たて糸またはよこ糸がトラックの
    長手方向に対して斜交する方向になるように配されてい
    る強化繊維の織物とを含んでいる、請求項42のトラッ
    ク用あおりパネル。
  44. 【請求項44】 コア材の両側に前記FRP板が配置さ
    れたサンドイッチ構造を有する、請求項42または43
    のトラック用あおりパネル。
  45. 【請求項45】 FRP板同士を連結するウエブを有す
    る、請求項44のトラック用あおりパネル。
  46. 【請求項46】 トラックの長手方向における曲げ剛性
    が2×104 N・m2 以上、捩り剛性が1×104 N・
    2 以上である、請求項42ないし45のいずれかに記
    載のトラック用あおりパネル。
  47. 【請求項47】 主たる剛性部材として、強化繊維の織
    物を含むFRP板を有することを特徴とするトラック用
    ウォールパネル。
  48. 【請求項48】 前記織物が二方向性織物であり、か
    つ、そのたて糸またはよこ糸がトラックの上下方向にな
    るように配されている、請求項47のトラック用ウォー
    ルパネル。
  49. 【請求項49】 前記FRP板が、さらにたて糸または
    よこ糸がトラックの上下方向に対して斜交する方向にな
    るように配されている強化繊維の織物を含んでいる、請
    求項48のトラック用ウォールパネル。
  50. 【請求項50】 コア材の両側に前記FRP板が配置さ
    れたサンドイッチ構造を有する、請求項47ないし49
    のいずれかに記載のトラック用ウォールパネル。
  51. 【請求項51】 請求項16ないし30のフロアパネ
    ル、請求項31ないし41のウィングパネル、請求項4
    2ないし46のあおりパネルおよび請求項47ないし5
    0のウォールパネルのいずれかを有するトラック用貨物
    室。
  52. 【請求項52】 請求項51の貨物室を有するトラッ
    ク。
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