JPH09202043A - カラー画像の形成方法 - Google Patents

カラー画像の形成方法

Info

Publication number
JPH09202043A
JPH09202043A JP1257996A JP1257996A JPH09202043A JP H09202043 A JPH09202043 A JP H09202043A JP 1257996 A JP1257996 A JP 1257996A JP 1257996 A JP1257996 A JP 1257996A JP H09202043 A JPH09202043 A JP H09202043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
carbon atoms
hydrogen atom
unsubstituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1257996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sano
秀雄 佐野
Hiroshi Takimoto
浩 滝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP1257996A priority Critical patent/JPH09202043A/ja
Publication of JPH09202043A publication Critical patent/JPH09202043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット方式により水性インクを用い
て優れた品質のカラー画像を形成すること。 【解決手段】 各色のインクに特定の色素の組み合せを
使用する。マゼンタ: 【化1】 イエロー:アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー
86、132又は142シアン:ダイレクトブルー8
6、199又はアシッドブルー9ブラック: 【化2】 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の形成
方法に関し、更に詳しくは、インクジェット方式により
マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの各水性イン
クを組合せて用いるフルカラー画像の形成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式は、インクの小滴を
種々の方式によりオリフィスから吐出させ、被記録材に
付着させて記録を行うものであるが、こうしたインクジ
ェット方式に使用されるインクには、次の様な性能が要
求される。 (1)被記録材としてオフィスで汎用されている電子写
真用紙、ファンホールド紙、ボンド紙の様なノンコート
紙、アート紙、あるいはコート紙の様な紙類の他、ポリ
エステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムの様な非多
孔質フィルム上に形成された水性樹脂又は水性樹脂と有
機もしくは無機系微粒子よりなる記録層などにも良好な
記録が行えること。
【0003】(2)耐水性、耐光性に優れた画像を与え
ること。 (3)使用する色素がインクの液媒体成分に対する溶解
安定性が高く、またインクとしての保存安定性も高く、
吐出オリフィスの目詰まりを生じにくいこと。 (4)光学濃度が高く、色調が鮮明かつ再現性の良好な
画像を与えること。
【0004】この様な種々の要求を満足させるため、例
えば特開昭54−89811号、特開昭55−5436
7号、特開昭57−76071号、特開昭57−164
170号、特開昭57−195775号、特開昭57−
197191号、特開昭58−12786号、特開昭5
8−101171号、特開昭59−75964号、特開
昭59−106989号、特開昭62−197466
号、特開昭62−199665号、特開昭62−199
666号、特開昭62−199667号、特開昭63−
28690号のように多数の特許が出願されているが、
未だ完全なものは得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記(1)
〜(4)の要求を全てバランス良く満足する4色のイン
クで、この各色のインクの間の性能のバランスがとれて
おり、色調の組み合わせも好適であるため、これらを用
いて優れたカラー画像を与えるインクジェット記録によ
るカラー画像の形成方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクに
要求される(1)〜(4)までの特性は、インクに含有
される色素の特性に大きく左右され、従って特定の色素
の組み合わせが、前記(1)〜(4)の全ての特性を満
足するカラー画像形成方法に好適であることを見出し、
本発明に至った。
【0007】すなわち、本発明は、インクジェット方式
により、マゼンタ、イエロー、シアンおよびブラックの
水性インクを各々吐出し、被記録材上にカラー画像を形
成する方法において、該マゼンタインクは、下記一般式
{1}で表わされる色素の一種以上を含有し、該イエロ
ーインクは、カラーインデックスでアシッドイエロー2
3、並びにダイレクトイエロー86、132及び142
からなる群から選択される色素の一種以上を含有し、該
シアンインクは、カラーインデックスのダイレクトブル
ー86及び199、並びにアシッドブルー9からなる群
から選択される色素の一種以上を含有し、且つ該ブラッ
クインクは、遊離酸の形が下記一般式{2}及び/又は
{3}で表わされる色素の群から選択される色素の一種
以上を含有することを特徴とするカラー画像の形成方法
に存する。
【0008】
【化6】
【0009】(式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ
独立に、炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル
基、炭素数1〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素
原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモ
イル基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、置換
もしくは非置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エス
テルの基、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素
数6〜15のアリールスルホニル基、カルボキシル基、
または、カルボン酸エステルの基を表わし、kは0、1
または2の数を表わし、R4 、R5 及びR6 は、それぞ
れ独立に、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭
素数2〜18のアルケニル基、アリール基、アラルキル
基、アリサイクリック基、またはヘテロサイクリック基
を表わし、これらのうち水素原子以外は置換基を有して
いてもよい。)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R7 は炭素数2〜9の置換又は非
置換のアルコキシ基を表わし、R8 は炭素数1〜12の
アルキル基又は置換もしくは非置換の炭素数6〜12の
アリール基を表わし、Xは−CO−又は−SO2 −を表
わし、R9 は水素原子、スルホ基もしくはカルボキシル
基で置換されていてもよいフェニル基、又はカルボキシ
ル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基を表わし、
10は水素原子又はカルボキシル基で置換された炭素数
1〜3のアルキル基を表わし、l,m,pは各々、0又
は1を表わし、nは0、1又は2を表わす。)
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R11及びR12はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基又
は炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルコキシ基を
表わし、R13、R14は水素原子、スルホ基もしくは、カ
ルボキシル基で置換されていてもよいフェニル基、又は
カルボキシル基で置換された炭素数2又は3のアルキル
基を表わし(但しR13、R14が同時に水素原子を表わす
ことはない)、q,r,tは各々、0又は1を表わし、
sは1又は2を表わす。)
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明を更に詳細に説明する
と、インクジェット方式に用いられる水性インクの色素
としては、種々の性能が要求されるが、特にカラー画像
を形成する場合には、一般的な性能に加えてマゼンタ、
イエロー、シアン及びブラックの各染料の耐光性、耐水
性等の性能が相互にバランスがとれており、且つ相互の
演色関係が良好であることが重要であり、このような特
性を備えた4色の色素の組合せを求めることは極めて困
難なことであったが、本発明は、以下に述べる如き特定
の色素の組合せによって最も優れたインクジェット方式
によるカラー画像の形成が実現されたものである。
【0015】本発明でマゼンタインクに使用される色素
は、遊離酸の形が前記一般式{1}で表わされるもので
ある。詳しくは前記一般式{1}において、R1 、R2
およびR3 で表わされる置換基としては、それぞれ独立
に炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、トリフロロメチル基、ジメチル
アミノメチル基等)、炭素数1〜9のアルコキシ基(例
えば、メトキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基
等)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等)、水素原子、ヒドロキシル基、置換もしく
は非置換のカルバモイル基(例えば、カルバモイル基、
N,N−ジメチルカルバモイル基、フェニルカルバモイ
ル基等)、置換もしくは非置換のスルファモイル基(例
えば、スルファモイル基、N−メチルスルファモイル
基、N−エチルスルファモイル基、N−エチル−N−フ
ェニルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモ
イル基、p−カルボキシフェニルスルファモイル基
等)、置換もしくは非置換のアミノ基(例えば、N−メ
チルアミノ基、カルバモイルアミノ基、N,N−ジエチ
ルアミノ基、アセチルアミノ基等)、ニトロ基、スルホ
ン酸エステルの基(例えばフェノキシスルホニル基
等)、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基(例えばヒ
ドロキシエチルスルホニル基等)、炭素数6〜15のア
リールスルホニル基(例えばベンジルスルホニル基
等)、カルボキシル基(COOH)及びカルボン酸エス
テルの基(例えばメトキシカルボキニル基等)が挙げら
れる。
【0016】kは0、1または2を表わす。R4 、R5
及びR6 で表わされる置換基としては、それぞれ独立
に、水素原子、炭素数1〜18の置換もしくは非置換の
アルキル基(例えば、エチル基、n−ブチル基、n−オ
クチル基、エチルヘキシル基、ヒドロキシエチル基、カ
ルボキシプロピル基、カルボキシシクロヘキシルメチル
基、1−カルボキシ−2−メルカプトエチル基、1−カ
ルボキシ−2−カルバモイル−エチル基、1−イソプロ
ピル−1−カルボキシメチル基、1,2−ジカルボキシ
プロピル基等のカルボキシル基を有するアルキル基
等)、炭素数2〜18の置換もしくは非置換のアルケニ
ル基(例えば、2−メチル−1−プロペニル基、ビニル
基、アリル基等)、アリール基(例えば、3,4−ジカ
ルボキシフェニル基、4−ブチルフェニル基、4−カル
ボキシフェニル基等)、アラルキル基(例えば、ベンジ
ル基、1−カルボキシ−2−フェニル−エチル基、1−
カルボキシ−2−ヒドロキシフェニルエチル基、4−カ
ルボキシベンジル基等)、アリサイクリック基(例え
ば、シクロヘキシル基、4−カルボキシシクロヘキシル
基等)、ヘテロサイクリック基(例えば、ピリジル基、
チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジニル基等)が挙げられ、特に
有利にはR4 、R5 又はR6 の少なくとも一つが1〜4
個のカルボキシル基で置換されているアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アリサイクリック基、アラルキ
ル基もしくはヘテロサイクリック基等が挙げられる。
【0017】より好ましくはR4 、R5 又はR6 の少な
くとも1つが1〜4のカルボキシル基で置換されている
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基
もしくはシクロヘキシル基が挙げられ、また特に好まし
いマゼンタ色の記録液とするためには、R4 及びR5
各々独立に、水素原子、又は下記一般式{4}で表わさ
れる基が挙げられる。
【0018】
【化9】
【0019】(式中、A1 、A2 及びA3 は各々独立に
水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜9の置換
もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜9のアルコキ
シ基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もし
くは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換の
アミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、または
カルボン酸エステルの基を表す。)
【0020】本発明で使用される色素は構造中に、スル
ホ基(SO3 H)及びカルボキシル基(COOH)又は
これらの酸の塩の基を合計で6個以下、好ましくは5個
以下、特に好ましくは4個以下有するものが特に好まし
い。本発明で使用される色素は一般式{1}で示される
遊離酸型のまま使用してもよいが塩型でもよい。また色
素分子中の複数の酸の基のうち、その一部が塩型のもの
であってもよく、塩型の色素と遊離酸型の色素が混在し
ていてもよい。このような塩型の例としてNa、Li、
K等のアルカリ金属の塩、アルキル基もしくはヒドロキ
シアルキル基で置換されていてもよいアンモニウムの
塩、又は有機アミンの塩が挙げられる。有機アミンの例
として、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アル
キルアミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭
素数2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有する
ポリアミン等が挙げられる。これらの塩型の場合、その
種類は1種類に限られず、複数の塩型の色素が混在して
いてもよいし、色素分子中の複数の酸の基が形成する塩
の基が互いに異なる複数種のものであってもよい。これ
等の色素の具体例としては、例えば以下のNo.I−
(1)〜I−(55)に示す構造の色素が挙げられる。
尚、これらの具体例は塩型で示したが、本発明で使用す
る色素はこれらの例示した塩型に限られないことは言う
までもない。
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】
【0032】
【化21】
【0033】
【化22】
【0034】
【化23】
【0035】本発明でブラックインクに使用される色素
は、遊離酸の形が前記請求項1において一般式{2}及
び/又は{3}で表わされる。詳しくは一般式{2}に
おいてR7 で表わされるアルコキシ基の置換基として
は、アルコキシ基、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコ
キシ基、フェニル基、カルボキシル基、カルボキシル基
で置換されたアルコキシ基等が挙げられる。R8 で表わ
される炭素数6〜12のアリール基としては、フェニル
基、ナフチル基等の無置換アリール基、アルキル基等の
置換基を有するフェニル基、ナフチル基等の置換アリー
ル基(置換基の炭素数とアリール基との炭素数の合計が
6〜12である)が挙げられる。一般式{3}中、R11
及びR12で表わされるアルキル基の置換基としてはフェ
ニル基などが挙げられ、アルコキシ基の置換基として
は、アルコキシ基、ヒドロキシル基、フェニル基、ベン
ジルオキシ基などが挙げられる。
【0036】本発明で使用される色素は一般式{2}及
び/又は{3}で示される遊離酸型のまま使用してもよ
いが塩型でもよい。また塩型の色素と遊離酸型の色素が
混在していてもよい。このような塩型の例としてはN
a、Li、K等のアルカリ金属の塩、アルキル基、ヒド
ロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム
塩、有機アミンの塩が挙げられる。有機アミンの例とし
ては、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アルキ
ルアミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭素
数2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有するポ
リアミン等が挙げられる。また、色素分子中に複数の酸
の基が含まれる場合、その一部が塩型を形成している色
素でもよいし、塩型の場合もその塩の種類は1種類に限
られず複数種混在していてもよい。
【0037】前記一般式{2}で表わされる色素の具体
例としては、以下に示す色素が挙げられる。尚以下の具
体例は塩型で示したが、本発明で使用する色素はこれら
の例示した塩型の構造に限定されないことは言うまでも
ない。
【0038】
【化24】
【0039】
【化25】
【0040】
【化26】
【0041】前記一般式{3}で表わされる色素の具体
例としては、以下の表−1に示す染料が挙げられる。
尚、以下の具体例は塩型で示したが、本発明で使用する
色素は、これらの例示した塩型の構造に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0042】
【表1】
【0043】本発明で使用する4色の水性インクは、上
述の如く一般式{1}で表わされるマゼンタ色素の一種
以上、イエロー色素として、アシッドイエロー23、並
びにダイレクトイエロー86、132及び142からな
る群から選択される色素の一種以上、シアン色素として
ダイレクトブルー86及び199、並びに、アシッドブ
ルー9からなる群から選択される色素の一種以上、ブラ
ック色素として遊離酸の形が前記一般式{2}及び/又
は{3}で表わされる色素の一種以上を各々含有し、調
製されたマゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの水
性インクであるが、これらの各色の水性インクの調製方
法自体はいずれも従来技術に準じてよいものである。
【0044】又、マゼンタインクに関しては印字物の濃
度や彩度を向上させるため必要に応じて下記A群に示す
キサンテン系色素を加えてもよい。この場合、前記一般
式{1}で示されるマゼンタ色素と下記A群のキサンテ
ン系色素との配合比率は重量比で1/9〜9/1、好ま
しくは3/7〜7/3である。
【0045】〔A群〕C.I.AR−50,C.I.A
R−51,C.I.AR−52,C.I.AR−87,
C.I.AR−91,C.I.AR−92,C.I.A
R−93,C.I.AR−94,C.I.AR−95,
C.I.AR−98,C.I.AR−289,C.I.
BR−1,C.I.BV−10(尚「C.I」は「カラ
ーインデックス」を示し「AR」は「アシッドレッド」
を示し、「BR」は「ベイシックレッド」を示し、「B
V」は「ベイシックバイオレット」を示す。)
【0046】上述のそれぞれのインク中における色素含
有量は、各インク全重量中において、重量パーセントで
0.1〜8%、好ましくは0.5〜5%である。本発明
のインクに使用する溶媒は、水及び水溶性有機溶剤であ
り、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素
数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類:
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チ
オジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含む
アルキレングリコール類;グリセリン;エチレングリコ
ールメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリ
コールメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレン
グリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の多
価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチル−
2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等が挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の
中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール、ト
リエチレングリコールモノメチル(またはエチル)エー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好ま
しいものである。
【0047】インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量
は、インクの全重量に対して重量%で10〜70重量
%、好ましくは10〜50重量%の範囲である。この様
な成分から調合される本発明のインクは、それ自体で記
録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の吐出安定
性)保存安定性、被記録材への安定性、或いは記録画像
の耐光性、耐候性、耐水性等いずれもバランスのとれた
優れたものである。そしてこの様な特性を更に改良する
為に、従来から知られている各種添加剤を更に添加含有
せしめてもよい。例えば、ポリビニルアルコール、セル
ロース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤、カチオン、アニ
オン或いはノニオン系の各種界面活性剤、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤、緩
衝液によるpH調整剤、防カビ剤等を挙げることができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、本発明において使用す
るマゼンタ、イエロー、シアンおよびブラックの4色の
水性インクに使用されている色素は、それぞれの性能が
いずれも同等レベルで、液媒体中における溶解安定性、
保存安定性に優れるため、一般のインクジェット方式の
水性インクとしての適性を有しており、特に全ての色素
がバランスのとれた優れた耐光性、耐水性、鮮明性、相
互の演色性等を有するため、優れた品質のカラー画像を
与えることができる。
【0049】
【実施例】次に、参考例及び実施例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。本発明はこれらの例に限定されな
い。尚、文中、部または%とあるのは特に断りのない限
り、重量基準である。 参考例1 (インクの調製)下記の成分を混合し、次いで平均孔径
0.45μmのテフロンフィルターにより加圧濾過し、
脱気処理して、それぞれ実施例1及び2で使用するマゼ
ンタ、イエロー、シアンおよびブラックの各水性インク
を調製した。尚、以下においてAはアシッド、Dはダイ
レクト、Fはフード、Yはイエロー、Rはレッド、Bは
ブルー、BKはブラックを表わす。
【0050】マゼンタインク(1) No.I−(1)の色素 2部 水 69部 ジエチレングリコール 18部 ポリエチレングリコール#200 11部イエローインク(1) AY−23 2部 水 69部 ジエチレングリコール 18部 ポリエチレングリコール#200 11部
【0051】シアンインク(1) DB−86 2部 水 69部 ジエチレングリコール 18部 ポリエチレングリコール#200 11部ブラックインク(1) No.II−(1)の色素 3部 水 68部 ジエチレングリコール 18部 ポリエチレングリコール#200 11部
【0052】マゼンタインク(2) No.I−(8)の色素 3部 水 69部 トリエチレングリコール 15部 グリセリン 13部イエローインク(2) DY−86 3部 水 69部 トリエチレングリコール 15部 グリセリン 13部
【0053】シアンインク(2) DB−199 3部 水 69部 トリエチレングリコール 15部 グリセリン 13部ブラックインク(2) No.III −(6)の色素 4部 水 68部 トリエチレングリコール 15部 グリセリン 13部
【0054】マゼンタインク(3) No.I−(39)の色素 2部 AR−52 1部 水 77部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3部 ポリエチレングリコール#300 17部イエローインク(3) DY−132 2部 水 78部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3部 ポリエチレングリコール#300 17部
【0055】シアンインク(3) AB−9 3部 水 77部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3部 ポリエチレングリコール#300 17部ブラックインク(3) No.II−(5)の色素 2部 No.III −(1)の色素 2部 水 76部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3部 ポリエチレングリコール#300 17部
【0056】マゼンタインク(4) No.I−(55)の色素 2部 水 74部 グリセリン 8部 ジエチレングリコール 8部 尿素 8部シアンインク(4) DB−86 2部 水 74部 グリセリン 8部 ジエチレングリコール 8部 尿素 8部
【0057】イエローインク(4) DY−142 2部 水 74部 グリセリン 8部 ジエチレングリコール 8部 尿素 8部ブラックインク(4) No.II−(10)の色素 2部 No.III −(2)の色素 1部 水 73部 グリセリン 8部 ジエチレングリコール 8部 尿素 8部
【0058】参考例2 (被記録材の調製)基材として厚さ150μmのポリ塩
化ビニルフィルムを用い、インク吸収層としてポリアミ
ド樹脂水溶液(固形分30%)50重量部及び尿素ホル
マリン樹脂12重量部からなる組成物をバーコーター法
により乾燥膜厚20μmとなるようにフィルム上に塗布
し、これを80℃10分の条件で乾燥し、被記録材を得
た。
【0059】実施例1 参考例1で得られたマゼンタインク(1)、イエローイ
ンク(1)、シアンインク(1)及びブラックインク
(1)の4色1セット、マゼンタインク(3)、イエロ
ーインク(3)、シアンインク(3)及びブラックイン
ク(3)の4色1セット並びにマゼンタインク(4)、
イエローインク(4)、シアンインク(4)、ブラック
インク(4)の4色1セットの記録液を用いて、インク
ジェットプリンター(商品名IO−735、シャープ株
式会社製品)で各々のセットのインクジェット記録を行
ない。下記(a)および(b)の方法に従って、速乾性
及び印字品位を評価した。
【0060】(a)速乾性:電子写真用紙(ゼロックス
株式会社製品)、ボンド紙およびストックフォーム用紙
(ライオン事務器株式会社製品)に印字し、60秒後印
字部を指でこすり画像のずれの有無を判定した。いずれ
もずれがなく優れた安定性を示した。 (b)印字品位:上記の記録紙上において印字された各
ドットについて顕微鏡観察し、ドット周辺のフェザーリ
ング(ヒゲ状のにじみ)の有無及び輪郭のシャープさを
目視により評価した。
【0061】いずれもフェザーリングがなく、又輪郭も
シャープであった。また、下記(c)〜(f)の方法に
従って、インクジェット記録に関する評価を行なった。 (c)記録液の長期保存性:記録液をガラス容器に密閉
し、0℃と60℃で6ケ月間保存したのちでも不溶分の
析出は認められず、液の物性や色調にも変化がなかっ
た。
【0062】(d)吐出安定性:室温、5℃、40℃の
雰囲気中でそれぞれ24時間の連続吐出を行なったが、
いずれの条件でも終始安定した高品質の記録が行なえ
た。 (e)吐出応答性:2秒毎の間欠吐出と2カ月間放置後
の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィス先
端での目詰まりがなく安定で均一に記録された。 (f)記録画像の品質:記録された画像は濃度が高く鮮
明であった。室内光に3カ月さらしたのちの濃度の低下
率は1%以下であり、また、水中に1分間浸した場合、
画像のにじみはきわめてわずかであった。
【0063】実施例2 参考例1のマゼンタインク(2)、イエローインク
(2)、シアンインク(2)及びブラックインク(2)
の4色1セットのインクを用いて参考例2の被記録材上
に実施例1と同様にして記録を行い、(a)〜(f)に
ついて評価した結果いずれも良好な結果を得た。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット方式により、マゼンタ、
    イエロー、シアンおよびブラックの水性インクを各々吐
    出し、被記録材上にカラー画像を形成する方法におい
    て、該マゼンタインクは、遊離酸の形が下記一般式
    {1}で表わされる色素の一種以上を含有し、該イエロ
    ーインクは、カラーインデックスのアシッドイエロー2
    3、並びにダイレクトイエロー86、132及び142
    からなる群から選択される色素の一種以上を含有し、該
    シアンインクは、カラーインデックスのダイレクトブル
    ー86及び199、並びにアシッドブルー9からなる群
    から選択される色素の一種以上を含有し、且つ該ブラッ
    クインクは、遊離酸の形が下記一般式{2}及び/又は
    {3}で表わされる色素の群から選択される色素の一種
    以上を含有することを特徴とするカラー画像の形成方
    法。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ独立に、炭素
    数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1
    〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロ
    キシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換
    もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置
    換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、炭
    素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素数6〜15の
    アリールスルホニル基、カルボキシル基、または、カル
    ボン酸エステルの基を表わし、 kは0、1または2の数を表わし、 R4 、R5 及びR6 は、それぞれ独立に、水素原子、炭
    素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニ
    ル基、アリール基、アラルキル基、アリサイクリック
    基、またはヘテロサイクリック基を表わし、これらのう
    ち水素原子以外は置換基を有していてもよい。) 【化2】 (式中、R7 は炭素数2〜9の置換又は非置換のアルコ
    キシ基を表わし、R8 は炭素数1〜12のアルキル基又
    は置換もしくは非置換の炭素数6〜12のアリール基を
    表わし、Xは−CO−又は−SO2 −を表わし、R9
    水素原子、スルホ基もしくはカルボキシル基で置換され
    ていてもよいフェニル基、又はカルボキシル基で置換さ
    れた炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R10は水素原
    子又はカルボキシル基で置換された炭素数1〜3のアル
    キル基を表わし、l,m,pは各々、0又は1を表わ
    し、nは0、1又は2を表わす。) 【化3】 (式中、R11及びR12はそれぞれ水素原子、炭素数1〜
    9の置換もしくは非置換のアルキル基又は炭素数1〜9
    の置換もしくは非置換のアルコキシ基を表わし、R13
    14は水素原子、スルホ基もしくは、カルボキシル基で
    置換されていてもよいフェニル基、又はカルボキシル基
    で置換された炭素数2又は3のアルキル基を表わし(但
    しR13、R14が同時に水素原子を表わすことはない)、
    q,r,tは各々、0又は1を表わし、sは1又は2を
    表わす。)
  2. 【請求項2】 マゼンタインクが、前記一般式{1}
    中、R4 、R5 又はR 6 の少なくとも1つが1〜4個の
    カルボキシル基で置換されているアルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基、アラルキル基もしくはシクロヘキシ
    ル基で示される構造の色素から選ばれる少なくとも1種
    の色素を含有することを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー画像の形成方法。
  3. 【請求項3】 マゼンタインクが、前記一般式{1}
    中、R4 又はR5 のいずれか一方が水素原子を表わし、
    他の一方が1〜4個のカルボキシル基で置換されている
    アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基
    もしくはシクロヘキシル基で示される構造の色素から選
    ばれる少なくとも1種の色素を含有することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のカラー画像の形成方法。
  4. 【請求項4】 マゼンタインクが、前記一般式{1}
    中、kが0で、R1 、R2 及びR3 の少なくとも1つが
    水素原子であり、かつR1 、R2 及びR3 の少なくとも
    1つがアゾ基に対してオルソ位にトリフルオロメチル
    基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もしく
    は非置換のスルファモイル基、スルホン酸の低級アルキ
    ルエステルの基、カルボキシル基又はカルボン酸低級ア
    ルキルエステルの基から選ばれる少なくとも1種の色素
    を含有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のカラー画像の形成方法。
  5. 【請求項5】 マゼンタインクが、前記一般式{1}
    中、R4 及びR5 が各々独立に水素原子又は下記一般式
    {4}で表わされる基で示される構造の色素から選ばれ
    る少なくとも1種の色素を含有することを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載のカラー画像の形成方
    法。 【化4】 (式中、A1 、A2 及びA3 は各々独立に水素原子、ハ
    ロゲン原子、水酸基、炭素数1〜9の置換もしくは非置
    換のアルキル基、炭素数1〜9のアルコキシ基、置換も
    しくは非置換のカルバモイル基、置換もしくは非置換の
    スルファモイル基、置換もしくは非置換のアミノ基、ニ
    トロ基、スルホン酸エステルの基、またはカルボン酸エ
    ステルの基を表す。)
  6. 【請求項6】 マゼンタインクが、前記一般式{1}
    中、R4 又はR5 のいずれか一方が水素原子を表わし、
    残る一方が下記一般式{5}で表わされる基で示される
    構造の色素から選ばれる少なくとも一種の色素を含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のカラー画像の形成方法。 【化5】 (式中、B1 、B2 及びB3 は各々独立に水素原子、炭
    素数4〜15の直鎖状アルキル基、炭素数4〜9のアル
    キル基でモノ置換もしくはジ置換されたアミノ基、カル
    バモイル基もしくはスルファモイル基、又は炭素数4〜
    9のアルコキシカルボニル基を表わし、但し、B1 、B
    2 及びB3 は同時に水素原子を表わさない。)
  7. 【請求項7】 マゼンタインクが、遊離酸の形が前記一
    般式{1}で示される色素から選ばれる少なくとも1種
    の色素及び下記A群中に示されるキサンテン系色素から
    選ばれる少なくとも1種の色素を含有する請求項1記載
    のカラー画像の形成方法。 〔A群〕C.I.AR−50,C.I.AR−51,
    C.I.AR−52,C.I.AR−87,C.I.A
    R−91,C.I.AR−92,C.I.AR−93,
    C.I.AR−94,C.I.AR−95,C.I.A
    R−98,C.I.AR−289,C.I.BR−1,
    C.I.BV−10(尚「C.I」は「カラーインデッ
    クス」を示し「AR」は「アシッドレッド」を示し、
    「BR」は「ベイシックレッド」を示し、「BV」は
    「ベイシックバイオレット」を示す。)
JP1257996A 1996-01-29 1996-01-29 カラー画像の形成方法 Pending JPH09202043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1257996A JPH09202043A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 カラー画像の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1257996A JPH09202043A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 カラー画像の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09202043A true JPH09202043A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11809276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1257996A Pending JPH09202043A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 カラー画像の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09202043A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2318122A (en) * 1996-10-11 1998-04-15 Zeneca Ltd Disazo dyes based on 7-(optionally substituted amino)-3-sulphonaphth-1-ol coupling component and their use in inkjet inks
EP1010541A1 (en) 1998-12-18 2000-06-21 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
EP1010738A1 (en) 1998-12-18 2000-06-21 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1020301A2 (en) 1998-12-18 2000-07-19 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
EP1022150A2 (en) 1998-12-18 2000-07-26 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
JP2001130126A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法および記録物
EP1106374A2 (en) 1999-12-01 2001-06-13 Eastman Kodak Company Continuous ink jet printing process
EP1226967A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226961A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226966A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226969A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226963A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226964A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1308310A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method
EP1308311A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method
EP1308308A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) Ink jet recording element and printing method
US6568795B1 (en) 2002-02-14 2003-05-27 Eastman Kodak Company Drop-on-demand ink jet printing with controlled fluid flow during drop ejection
US7727321B2 (en) 2006-02-16 2010-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Magenta ink for ink-jet recording
US8021470B2 (en) 2007-12-28 2011-09-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge and ink-jet recording apparatus
US8221534B2 (en) 2006-11-01 2012-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet ink set, producing method of ink-jet ink set, image forming method, and ink-jet recording apparatus
US8430953B2 (en) 2009-11-30 2013-04-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
US8449664B2 (en) 2009-11-30 2013-05-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
US8460449B2 (en) 2009-11-30 2013-06-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink set for ink jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
CN106280534A (zh) * 2016-08-12 2017-01-04 上海贝通色彩科技有限公司 一种红色染料化合物及其制备方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2318122A (en) * 1996-10-11 1998-04-15 Zeneca Ltd Disazo dyes based on 7-(optionally substituted amino)-3-sulphonaphth-1-ol coupling component and their use in inkjet inks
GB2318122B (en) * 1996-10-11 2001-02-07 Zeneca Ltd Bisazo ink-jet dyes
EP1010541A1 (en) 1998-12-18 2000-06-21 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
EP1010738A1 (en) 1998-12-18 2000-06-21 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1020301A2 (en) 1998-12-18 2000-07-19 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
EP1022150A2 (en) 1998-12-18 2000-07-26 Eastman Kodak Company Ink jet printing process
JP2001130126A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法および記録物
EP1106374A2 (en) 1999-12-01 2001-06-13 Eastman Kodak Company Continuous ink jet printing process
EP1226963A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226961A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226966A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226969A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226967A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1226964A2 (en) 2001-01-26 2002-07-31 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
EP1308310A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method
EP1308311A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method
EP1308308A2 (en) 2001-10-31 2003-05-07 EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) Ink jet recording element and printing method
US6568795B1 (en) 2002-02-14 2003-05-27 Eastman Kodak Company Drop-on-demand ink jet printing with controlled fluid flow during drop ejection
US7727321B2 (en) 2006-02-16 2010-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Magenta ink for ink-jet recording
US8221534B2 (en) 2006-11-01 2012-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet ink set, producing method of ink-jet ink set, image forming method, and ink-jet recording apparatus
US8021470B2 (en) 2007-12-28 2011-09-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge and ink-jet recording apparatus
US8430953B2 (en) 2009-11-30 2013-04-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
US8449664B2 (en) 2009-11-30 2013-05-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
US8460449B2 (en) 2009-11-30 2013-06-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-based ink set for ink jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
CN106280534A (zh) * 2016-08-12 2017-01-04 上海贝通色彩科技有限公司 一种红色染料化合物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09202043A (ja) カラー画像の形成方法
US5599386A (en) Recording liquid
JP3396997B2 (ja) 記録液
US4601756A (en) Recording liquid
JP2002194258A (ja) インクジェットインク組成物
JPH11209673A (ja) 記録液
JP2001002966A (ja) インクジェット用インク組成物
JPS5993768A (ja) 記録液
US5810917A (en) Water-based recording magenta ink composition and ink-jet recording process
JP3440544B2 (ja) 記録液
JPH09235484A (ja) カラー画像の形成方法
JP3396998B2 (ja) 記録液
JP3829419B2 (ja) カラー画像の形成方法
JP3486966B2 (ja) 記録液
JP3991376B2 (ja) カラー画像の形成方法
JP2000319558A (ja) インクジェットインクのためのカチオン性アゾ染料
US5853468A (en) Water-based ink composition and ink-jet recording process employing the same
JP4029493B2 (ja) 記録液及び該記録液を用いたカラー画像の形成方法
JP3511677B2 (ja) 記録液
JP3486032B2 (ja) 記録用水性黒色インク及びインクジェット記録方法
JP3428178B2 (ja) 記録液
JP3503401B2 (ja) 記録液
JP3412369B2 (ja) 記録液
JP3384218B2 (ja) 記録液
JP3484787B2 (ja) 記録液

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060104