JPH09202026A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH09202026A
JPH09202026A JP1104596A JP1104596A JPH09202026A JP H09202026 A JPH09202026 A JP H09202026A JP 1104596 A JP1104596 A JP 1104596A JP 1104596 A JP1104596 A JP 1104596A JP H09202026 A JPH09202026 A JP H09202026A
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JP
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printing
line
ribbon
unit
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JP1104596A
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Inventor
Yoshihiko Shinozaki
芳彦 篠▲崎▼
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばワードプロセッサに搭載された熱転写式
シリアルプリンタ等の印刷装置において、1行印刷の途
中においてインクリボンの交換が必要になることなく、
印刷の斑や隙間が生じるのを防止すること。 【解決手段】キャリッジユニット47におけるサーマル
印字ヘッド29からエンド検出器32までのインクリボ
ン移動経路の距離Bを、記録紙(はがき)44に対する
1行印刷可能距離Aよりも長くした設定したので、1行
印刷の途中において、インクリボン55のリボンエンド
RE が検出された場合でも、少なくとも、当該1行印刷
が終了するまでの間は、インクリボン移動経路に残った
インクリボン55によって各1ライン印字データを継続
的に通電印字することができ、当該1行印刷を終了して
からインクリボンカセット51を交換することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワードプロ
セッサに搭載された熱転写式シリアルプリンタ等の印刷
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルワードプロセッサに搭
載される熱転写式のシリアルプリンタでは、サーマルヘ
ッドと記録紙との間にインクリボンを介在させ、このイ
ンクリボンのインクをサーマルヘッドの発熱により溶融
させて記録紙に転写することで印刷を行なっている。
【0003】図8は従来の印刷装置のプリンタ部の構成
とその印刷状態を示す図であり、同図(A)はプリンタ
部の構成を示す図、同図(B)は印刷状態を示す図であ
る。インクリボン10は、インクリボンカセット11の
内部において、インクリボン供給リール12とインクリ
ボン巻取りリール13とに渡って収容されており、この
インクリボンカセット11をプリンタ部のキャリッジユ
ニット14に装着する。
【0004】この際、インクリボンカセット11のイン
クリボン巻取りリール13はキャリッジユニット14に
立設したリボン巻取り軸15に嵌合され、また、ヘッド
挿入用切欠き部16に露出したインクリボン10は、サ
ーマル印字ヘッド17と記録紙18との間に通される。
そして、インクリボンカセット11におけるインクリボ
ン通過経路のサーマル印字ヘッド17からインクリボン
供給リール12側へ距離Bだけ離間した位置には、キャ
リッジユニット14に立設したマーカ検出器19が挿入
されて配置される。
【0005】このマーカ検出器19は、フォトセンサに
より構成され、当該検出器19を通過するインクリボン
10の光透過状態に応じてインクリボン10の有無やカ
ラーインクの境界を検出するものであり、キャリッジユ
ニット14が記録紙18に沿って印刷方向X1に移動さ
れると、リボン巻取り軸15の回転駆動によりインクリ
ボン巻取りリール13が矢印X2の方向に回転され、イ
ンクリボン供給リール12から繰出されるインクリボン
10のサーマル印字ヘッド17による転写済み部分が順
次巻取られる。
【0006】ここで、従来の印刷装置のプリンタ部にお
いて、前記マーカ検出器19が配置されるサーマル印字
ヘッド17からの距離Bは、記録紙18に対する1行印
刷範囲Aよりも短い距離(B<A)に設定されている。
【0007】このような、従来の印刷装置において、イ
ンクリボン10が終りに近付くことにより、そのリボン
エンドRE がマーカ検出器19により検出されると、当
該リボンエンドRE の検出位置から距離Bだけ印刷動作
が継続されて停止され、“リボン切れ”を示すメッセー
ジデータが表示等によりユーザに知らされる。これによ
り、ユーザは新しいインクリボンカセット11に交換し
て印刷を再開させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印刷装置では、マーカ検出器19が配置されるサー
マル印字ヘッド17からの距離Bが、記録紙18に対す
る1行印刷範囲Aよりも短い距離(B<A)に設定され
ているため、1行印刷時にその行頭から(A−B)の範
囲内でリボンエンドRE が検出されると、その行の途中
において印刷動作が停止されインクリボンカセット11
の交換が必要になる。
【0009】このように、1行印刷の途中において“リ
ボン切れ”によるインクリボンカセット11の交換を行
ない印刷を再開させると、図8(B)に示すように、そ
の印刷停止/再開位置S/Sに対応して印刷の斑や隙間
が生じてしまう問題がある。
【0010】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、1行印刷の途中においてインクリボンの交換
が必要になることなく、印刷の斑や隙間が生じるのを防
止することが可能になる印刷装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る印刷装置は、サーマル印字ヘッドと、インクリボンの
終端部を検出する検出器と、前記印字ヘッドにインクリ
ボンを送給する送給手段とが設けられたキャリッジを、
記録紙の幅方向に移動してインクリボンを介して前記印
字ヘッドの1行分ずつ印刷を行なう印刷手段を備えた印
刷装置であって、前記キャリッジに装着され、インクリ
ボンを収容すると共に、前記検出器から前記印字ヘッド
を通って形成されるインクリボンの移動経路の長さを前
記記録紙の1行分の印刷可能な距離より長く設定したイ
ンクリボンカセットと、前記検出器によりインクリボン
の終端部が検出された際に、印刷中の行の印刷終了と共
に前記印刷手段の印刷動作を中断させる制御手段とを具
備したことを特徴とする。
【0012】つまり、本発明に係わる印刷装置では、イ
ンクリボンの終端部を検出する検出器から印字ヘッドを
通って形成されるインクリボンの移動経路の長さが、記
録紙の1行分の印刷可能な距離より長く設定され、印刷
中に前記検出器によりインクリボンの終端部が検出され
た際には、当該印刷中にある行の印刷終了に伴ない印刷
動作が中断され、例えばインクリボンの交換を要求する
メッセージが表示されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の印刷装置を搭載し
たワードプロセッサの電子回路の構成を示すブロック図
である。
【0014】このワードプロセッサは、制御部(CP
U)21を備えている。この制御部(CPU)21は、
キー入力部22から供給されるキー操作信号に基づき、
ROM23に予め記憶されているシステムプログラムを
起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、この
制御部(CPU)21には、前記キー入力部22,RO
M23の他、RAM24が接続されると共に、表示制御
部25を介して液晶表示部26が接続される。
【0015】また、前記制御部(CPU)21には、印
字制御部27を介してプリンタ部28が接続され、この
プリンタ部28に備えられるサーマル印字ヘッド29、
キャリッジモータ30、紙送りモータ31が制御され
る。
【0016】さらに、前記制御部(CPU)21には、
エンド検出器32が接続される。前記キー入力部22に
は、印刷データとなる任意の文字列(文書)を入力する
ためのかな文字キー,数字キー,記号キーやかな/漢字
変換キー,選択/実行キー等からなる文字入力キーが備
えられると共に、はがき印刷処理を実行する際に操作さ
れる印刷キー等の各種機能キーが備えられる。
【0017】前記ROM23には、このワードプロセッ
サの基本動作を司るシステムプログラムの他、文書作成
プログラムや作成文書の表示,はがき印刷プログラム等
が記憶される。
【0018】前記RAM24には、各種処理データの記
憶部(ワークエリア)やキー入力データ記憶部の他、キ
ー入力部22における各種文字データの入力操作により
作成された文字列(文書)データが、印刷データとして
記憶される印刷データ記憶部等が備えられる。
【0019】前記RAM24内の印刷データ記憶部に記
憶された印刷データは、各1ライン印字データずつ制御
部(CPU)21に読出されて印字制御部27に転送さ
れ、この1ライン印字データに応じたプリンタ部28に
おけるサーマル印字ヘッド29の通電駆動により、記録
紙に対する1ライン印字が行なわれる。
【0020】この場合、前記サーマル印字ヘッド29を
搭載したキャリッジユニットが、1ライン印字毎に、キ
ャリッジモータ30により記録紙に沿って1ライン間隔
ずつスライド移動され1行印刷が行なわれる。そして、
1行印刷が終了すると、紙送りモータ31により記録紙
が1行の幅で送られて改行されると共に、前記キャリッ
ジユニットがキャリッジモータ30により初期位置に復
帰され、サーマル印字ヘッド29が次の行の行頭位置に
設定される。
【0021】前記表示制御部25は、制御部(CPU)
21から与えられる表示データに応じて液晶表示部26
のコモン線及びセグメント線を選択的に通電駆動し、ド
ットマトリクスの表示制御を行なうもので、例えば前記
キー入力部22の入力操作に応じて得られた文字コード
データに対応するフォントパターンが表示制御部25に
転送され液晶表示部26にドットマトリクス表示され
る。
【0022】前記エンド検出器32は、発光素子と受光
素子とを組合わせてなり、前記プリンタ部28における
キャリッジユニットに設けられ、発光及び受光素子間を
通過するインクリボンの光透過率を検出するもので、例
えばインクリボンが存在する不透明区間では“L”レベ
ルの検出信号が出力され、また、インクリボンの終端部
に連続して設けられた透明テープからなるリボンエンド
部では“H”レベルの検出信号が出力される。
【0023】つまり、プリンタ部28での印刷動作に伴
ないインクリボンの終りが近付き、エンド検出器32の
配置位置にリボンエンド部が到達すると、当該エンド検
出器32から“H”レベルの検出信号が出力され、制御
部(CPU)11においてリボン切れと判定される。
【0024】なお、前記エンド検出器32は、光透過率
を検出するのではなく、光反射率を検出する構成として
もよい。この場合、インクリボンの終端部に連続して設
けられるリボンエンド部としては、光反射率の高いテー
プが用いられる。
【0025】図2は前記ワードプロセッサのプリンタ部
28におけるプリンタ機構の構成を示す図であり、同図
(A)はその側面構成図、同図(B)はそのキャリッジ
係止部の部分断面構成図である。
【0026】本体フレーム41の底面には、紙受け台4
2が設けられ、この紙受け台42の表面にプラテン43
が重ねて固定される。このプラテン43は、ゴム等の弾
性材からなり、平板状に形成されたもので、このプラテ
ン43の上に記録紙(はがき)44が配置される。
【0027】本体フレーム41の側壁相互間には、前記
プラテン43と平行にしてキャリッジガイド45及びラ
ック46が設けられ、キャリッジガイド45には、キャ
リッジユニット47がその裏面側の係止部47aにて係
止され、プラテン43に平行な方向に摺動可能に配置さ
れる。
【0028】この場合、前記キャリッジガイド45は、
断面異形のバーにより構成されており、該キャリッジガ
イド45の円周方向に沿ったキャリッジユニット47の
回転は阻止される。
【0029】前記キャリッジユニット47は、前記ラッ
ク46に沿って配設されたキャリッジ駆動用歯付ベルト
48の一部が係止され、このベルト48がキャリッジモ
ータ30(図1参照)により回転される歯車49a,4
9bによって回転駆動されることでキャリッジガイド4
5上をスライド移動されるもので、このキャリッジユニ
ット47のスライド動作に伴ない、当該ユニット47の
裏面側に設けられた歯車(図示せず)がラック46と噛
合して回転され、この歯車に連結されてキャリッジユニ
ット47の表面側に立設されたリボン巻取り軸50が回
転駆動される。
【0030】また、キャリッジユニット47の表面側の
下部中央には、サーマル印字ヘッド29が設けられ、こ
のサーマル印字ヘッド29は、キャリッジユニット47
のスライド移動に伴なう印刷時に対応して前記プラテン
43の表面に圧接するように下降(down)され、非
印刷時に対応してプラテン43から離れるように上昇
(up)される。さらに、キャリッジユニット47の表
面側の中央付近には、エンド検出器32が設けられる。
【0031】そして、前記キャリッジユニット47にイ
ンクリボンカセット51が装着されると、リボン巻取り
軸50はインクリボン巻取りリール52(図3参照)に
嵌合され、また、エンド検出器32はエンド検出器挿入
孔53(図3参照)に挿入されてインクリボン供給リー
ル54(図3参照)側のインクリボン移動経路に位置設
定される。
【0032】一方、前記プラテン43上に配置された記
録紙(はがき)44は、紙送りモータ31(図1参照)
によってキャリッジガイド45と直交する方向に1行印
刷の幅ずつ搬送され、サーマル印字ヘッド29による印
刷位置が改行される。
【0033】図3は前記ワードプロセッサのプリンタ部
28におけるキャリッジユニット47に装着されるイン
クリボンカセット51の構成を示す図である。インクリ
ボンカセット(カセット本体)51の左空間部には、イ
ンクリボン巻取りリール52が設けられ、このインクリ
ボン巻取りリール52の巻取り軸挿入項52aに対し
て、前記キャリッジユニット47に立設したリボン巻取
り軸50が挿入嵌合される。
【0034】また、インクリボンカセット51の右空間
部には、インクリボン供給リール54が設けられ、この
インクリボン供給リール54から繰出されたインクリボ
ン55は、当該供給リール54の周囲に分散配置された
5本のインクリボンガイド56a〜56eによって移動
経路が形成され、インクリボン通過口57a,57bを
介してヘッド挿入用切欠き部58に露出された後、前記
インクリボン巻取りリール52に巻取られる。
【0035】この場合、前記インクリボンガイド56a
〜56eは、丸棒状のピン又はローラ等により構成され
る。そして、前記エンド検出器挿入孔53は、前記イン
クリボンガイド56a,56b間に設けられるもので、
このエンド検出器挿入孔53が設けられる位置から前記
ヘッド挿入用切欠き部58までのインクリボン移動経路
の長さは、前記キャリッジユニット47(図2参照)の
スライド動作に伴なう1行印刷可能な距離よりも長くし
て設定される。
【0036】図4は前記ワードプロセッサのプリンタ部
28においてキャリッジユニット47にインクリボンカ
セット51を装着した印刷状態を示す図である。記録紙
(はがき)44に対する印刷に際し、キャリッジユニッ
ト47が矢印X1の方向に移動されると、当該キャリッ
ジユニット47の移動に伴ないリボン巻取り軸50が回
転駆動され、インクリボン供給リール54から繰出され
たインクリボン55は、各インクリボンガイド56a〜
56eに形成されたインクリボン移動経路を矢印X2に
示すように移動されてヘッド挿入用切欠き部58に搬送
露出される。
【0037】このヘッド挿入用切欠き部58において、
サーマル印字ヘッド29と記録紙44との間に介在され
たインク転写済みのインクリボン55は、矢印X3に示
すように回転駆動されるインクリボン巻取りリール52
に巻取られる。
【0038】ここで、エンド検出器32からサーマル印
字ヘッド29までのインクリボン移動経路の長さBは、
記録紙44に対する1行印刷可能な距離Aよりも長く
(B>A)設定される。
【0039】次に、前記構成によるワードプロセッサの
印刷処理について説明する。図5は前記ワードプロセッ
サの印刷処理を示すフローチャートである。図6は前記
ワードプロセッサの印刷処理に伴なう1行分印刷処理を
示すフローチャートである。
【0040】図7は前記ワードプロセッサの1行分印刷
処理に伴なうキャリッジユニット47の移動とインクリ
ボン55の巻取り状態を示す図であり、同図(A)は1
行印刷開始状態を示す図、同図(B)はエンド検出器3
2によるリボンエンドRE の検出状態を示す図、同図
(C)はリボンエンド確定状態を示す図、同図(D)は
1行印刷終了状態を示す図である。
【0041】キー入力部22におけるモード切換え操作
により、はがき印刷モードが設定され、印刷キーにより
はがき印刷の開始が指示されると、イニシャライズ処理
の後、RAM24に記憶されている印刷データが読出さ
れて1行分の印刷データが作成され、1行分印刷処理に
移行する(ステップS1,S2,SA)。
【0042】ここで、1行印刷の開始に際し、インクリ
ボンカセット51に収容されているインクリボン55
は、例えば図7(A)に示すように終りに近付き、その
リボンエンドRE がエンド検出器32から距離Cだけ手
前まで送られた位置において、1行印刷を行なう場合に
ついて説明する。
【0043】図6における1行分印刷処理が起動される
と、制御部(CPU)21から印刷制御部27を介して
プリンタ部28におけるキャリッジモータ30が駆動さ
れ、当該キャリッジモータ30が1ステップ分駆動され
ることで、キャリッジユニット47が1ドットラインの
間隔で矢印X1の方向に移動されたか判断される(ステ
ップA1,A2)。
【0044】このステップA2において、キャリッジモ
ータ30が1ステップ分駆動されたと判断され、サーマ
ル印字ヘッド29による印字位置が1ドットライン分記
録紙44上を1行印刷の方向へ移動されたと判断される
と、該サーマル印字ヘッド29が通電されて1ライン印
字データがインクリボン55を介して記録紙44に転写
される(ステップA2→A3)。
【0045】この1ドットラインの転写印字がなされる
と、エンド検出器32から出力される検出信号に基づ
き、リボンエンドRE が検出されたか否かが判断される
もので、ここで、図7(A)に示すように、インクリボ
ン55のリボンエンドRE が未だエンド検出器32の位
置まで到達せず、エンド検出器32からの検出信号が
“L”レベルであることで、リボンエンドは検出されな
いと判断されると、1行印刷データの全ラインに対する
通電印字が終了したか否か、つまり、1行印刷が終了し
たか否かが判断され(ステップA4,A5→A7)。
【0046】そして、1行印刷終了ではないと判断され
ると、再びステップA2以降の処理に戻り、連続した1
ライン印字データの通電印字処理と共に、リボンエンド
REの検出処理が繰返される(ステップA7→A2〜A
5)。
【0047】こうして、前記ステップA2〜A7の処理
が繰返し実行され、1行分の印刷データが順次1ライン
印字データずつ記録紙44に転写印字されて行く状態
で、図7(B)に示すように、その行頭から距離Cまで
の印字がなされた際に、インクリボン55のリボンエン
ドRE がエンド検出器32まで到達し、当該エンド検出
器32から“H”レベルの検出信号が出力されること
で、ステップA5においてリボンエンドRE が検出され
たと判断されると、RAM24内のワークエリアに対し
エンド検出フラグ“1”がセットされ、再び1ライン印
字データの通電印字処理が継続される(ステップA5→
A6,A7→A2,A3)。
【0048】そして、図7(C)及び図7(D)に示す
ように、さらに、キャリッジユニット47が矢印X1の
方向に移動されて1ライン印字データの通電印字処理が
繰返され、前記ステップA7において、1行印刷データ
の全ラインに対する通電印字が終了したと判断される
と、プリンタ部28におけるキャリッジモータ30の動
作が停止され、RAM24内にエンド検出フラグ“1”
がセットされているか否か、つまり、今回の1行印刷の
途中において前記エンド検出器32にてリボンエンドR
E の検出が有ったか否か判断される(ステップA7→A
8,A9)。
【0049】この場合、サーマル印字ヘッド29からエ
ンド検出器32までのインクリボン移動経路の長さBは
1行印刷可能な距離Aよりも長くして(B>A)設定さ
れているので、図7(A)に示したように、前記距離B
に距離Cを加えた1行印刷の行頭におけるリボンエンド
RE までの残りインクリボンは、図7(B)〜図7
(D)に示すように、1行印刷に伴なうキャリッジユニ
ット47の移動に伴ない、1行印刷可能距離Aに対応し
てインクリボン巻取りリール52に巻取られ、1行印刷
の行末にあっても、サーマル印字ヘッド29からリボン
供給側には、(B+C−A)に相当する長さのインクリ
ボン55が残存するようになる。
【0050】よって、1行印刷の途中において、インク
リボン55のリボンエンドRE が検出された場合でも、
少なくとも、当該1行印刷が終了するまでの間は、イン
クリボン移動経路に残ったインクリボン55によって各
1ライン印字データを継続的に通電印字できるので、1
行印刷を中断してインクリボン55の交換を行なう必要
はなく、印刷の斑や隙間が生じるのを未然に防止するこ
とができる。
【0051】そして、前記ステップA9において、RA
M24内にエンド検出フラグ“1”がセットされてい
る、つまり、今回の1行印刷の途中において前記エンド
検出器32にてリボンエンドRE の検出が有ったと判断
れると、サーマル印字ヘッド29が記録紙44より上昇
されて印刷処理が中断され、液晶表示部26に対し、イ
ンクリボンカセット51の交換メッセージ「新しいイン
クリボンカセットを装着して実行キーを操作して下さ
い」が表示される(ステップA9→A10)。
【0052】ここで、新しいインクリボンカセット51
がキャリッジユニット47に装着され、キー入力部22
の実行キーが操作されると、インクリボンの交換がなさ
れたと判断され、前記1行分印刷処理が終了される(ス
テップA10,A11→RETURN)。
【0053】すると、前記キャリッジモータ30が逆転
駆動されてキャリッジユニット47が行頭位置にリター
ンされると共に、紙送りモータ31により記録紙44が
1行の幅で送られて改行され、サーマル印字ヘッド29
が次の1行印刷対象行の行頭にセットされる(ステップ
S3,S4)。
【0054】ここで、RAM24内に記憶されている印
刷データの全ての行の印刷が終了してないと判断される
と、再びステップS2以降の処理に戻り、次の1行分印
刷処理が実行される(ステップS5→S2,SA)。
【0055】なお、前記1行分印刷処理におけるステッ
プA5→S6において、エンド検出器32によりインク
リボン55のリボンエンドRE が検出されると、直ちに
RAM24に対してエンド検出フラグ“1”をセットす
る構成としたが、前記ステップA2〜A7における1ラ
イン印字処理の繰返しに伴ない、エンド検出回数が所定
数に達した際に、リボンエンドの検出が確実であるとし
て前記エンド検出フラグ“1”をセットする構成として
もよい。
【0056】したがって、前記構成のワードプロセッサ
によれば、キャリッジユニット47におけるサーマル印
字ヘッド29からエンド検出器32までのインクリボン
移動経路の距離Bを、記録紙(はがき)44に対する1
行印刷可能距離Aよりも長くした設定したので、1行印
刷の途中において、インクリボン55のリボンエンドR
E が検出された場合でも、少なくとも、当該1行印刷が
終了するまでの間は、インクリボン移動経路に残ったイ
ンクリボン55によって各1ライン印字データを継続的
に通電印字することができ、当該1行印刷を終了してか
らインクリボンカセット51を交換することができる。
これにより、1行印刷を中断してインクリボン55の交
換を行なう必要はなく、印刷の斑や隙間が生じるのを未
然に防止することができるようになる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インクリ
ボンの終端部を検出する検出器から印字ヘッドを通って
形成されるインクリボンの移動経路の長さが、記録紙の
1行分の印刷可能な距離より長く設定され、印刷中に前
記検出器によりインクリボンの終端部が検出された際に
は、当該印刷中にある行の印刷終了に伴ない印刷動作が
中断され、例えばインクリボンの交換を要求するメッセ
ージが表示されるようになる。よって、1行印刷の途中
においてインクリボンの交換が必要になることなく、印
刷の斑や隙間が生じるのを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる印刷装置を搭載し
たワードプロセッサの電子回路の構成を示すブロック
図。
【図2】前記ワードプロセッサのプリンタ部におけるプ
リンタ機構の構成を示す図であり、同図(A)はその側
面構成図、同図(B)はそのキャリッジ係止部の部分断
面構成図。
【図3】前記ワードプロセッサのプリンタ部におけるキ
ャリッジユニットに装着されるインクリボンカセットの
構成を示す図。
【図4】前記ワードプロセッサのプリンタ部においてキ
ャリッジユニットにインクリボンカセットを装着した印
刷状態を示す図。
【図5】前記ワードプロセッサの印刷処理を示すフロー
チャート。
【図6】前記ワードプロセッサの印刷処理に伴なう1行
分印刷処理を示すフローチャート。
【図7】前記ワードプロセッサの1行分印刷処理に伴な
うキャリッジユニットの移動とインクリボンの巻取り状
態を示す図であり、同図(A)は1行印刷開始状態を示
す図、同図(B)はエンド検出器によるリボンエンドR
E の検出状態を示す図、同図(C)はリボンエンド確定
状態を示す図、同図(D)は1行印刷終了状態を示す
図。
【図8】従来の印刷装置のプリンタ部の構成とその印刷
状態を示す図であり、同図(A)はプリンタ部の構成を
示す図、同図(B)は印刷状態を示す図。
【符号の説明】
21 …制御部(CPU)、 22 …キー入力部、 23 …ROM、 24 …RAM、 25 …表示制御部、 26 …液晶表示部、 27 …印字制御部、 28 …プリンタ部、 29 …サーマル印字ヘッド、 30 …キャリッジモータ、 31 …紙送りモータ、 32 …エンド検出器、 41 …本体フレーム、 42 …紙受け台、 43 …プラテン、 44 …記録紙(はがき)、 45 …キャリッジガイド、 46 …ラック、 47 …キャリッジユニット、 47a…キャリッジ係止部、 48 …キャリッジ駆動用歯付ベルト、 49a,49b…キャリッジ駆動用歯車、 50 …リボン巻取り軸、 51 …インクリボンカセット、 52 …インクリボン巻取りリール、 52a…リボン巻取り軸挿入孔、 53 …エンド検出器挿入孔、 54 …インクリボン供給リール、 55 …インクリボン、 56a〜56e…インクリボンガイド、 57a,57b…インクリボン通過口、 58 …印字ヘッド挿入用切欠き部、 RE …リボンエンド、 A …1行印刷可能距離、 B …印字ヘッド〜エンド検出器間のインクリボンの移
動経路距離。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマル印字ヘッドと、インクリボンの
    終端部を検出する検出器と、前記印字ヘッドにインクリ
    ボンを送給する送給手段とが設けられたキャリッジを、
    記録紙の幅方向に移動してインクリボンを介して前記印
    字ヘッドの1行分ずつ印刷を行なう印刷手段を備えた印
    刷装置において、 前記キャリッジに装着され、インクリボンを収容すると
    共に、前記検出器から前記印字ヘッドを通って形成され
    るインクリボンの移動経路の長さを前記記録紙の1行分
    の印刷可能な距離より長く設定したインクリボンカセッ
    トと、 前記検出器によりインクリボンの終端部が検出された際
    に、印刷中の行の印刷終了と共に前記印刷手段の印刷動
    作を中断させる制御手段とを具備したことを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記制御手段により前記印刷手
    段の印刷動作を中断させた際に、インクリボンの交換を
    要求するメッセージを表示する表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記制御手段により前記印刷手
    段の印刷動作を中断させた後に、ユーザの指示により中
    断した行の次の行の行頭から印刷を再開する印刷再開手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記インクリボンカセット内のインクリ
    ボンの移動経路は、前記インクリボンカセット内に設け
    られるインクリボンの案内部によって形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載
    の印刷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965458A1 (en) * 1998-06-16 1999-12-22 Alps Electric Co., Ltd. Ink ribbon assembly and thermal transfer printer using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965458A1 (en) * 1998-06-16 1999-12-22 Alps Electric Co., Ltd. Ink ribbon assembly and thermal transfer printer using the same
US6211895B1 (en) 1998-06-16 2001-04-03 Alps Electric Co., Ltd. Ink ribbon assembly, and thermal transfer printer using the same

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