JPH09201485A - 電気洗濯機 - Google Patents

電気洗濯機

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JPH09201485A
JPH09201485A JP8014106A JP1410696A JPH09201485A JP H09201485 A JPH09201485 A JP H09201485A JP 8014106 A JP8014106 A JP 8014106A JP 1410696 A JP1410696 A JP 1410696A JP H09201485 A JPH09201485 A JP H09201485A
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JP
Japan
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display
screen
setting
washing
displaying
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Application number
JP8014106A
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English (en)
Inventor
Takashi Hoshino
剛史 星野
Yukie Motomiya
志江 本宮
Hiroyuki Kuriyama
裕之 栗山
Hitoshi Yamadera
仁 山寺
Morio Ozawa
盛男 小澤
Masahiro Yaesawa
昌弘 八重沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単操作を望む人々には、簡単な操作で、複
数種の異なる設定が洗濯でき、木目細かく設定すること
を望む人々には、自ら好みの設定が容易に行なえる電気
洗濯機を提供する。 【解決手段】 与えられた指示に従って自動的に洗濯を
実行する電気洗濯機であって、それぞれ機械的操作によ
って作動する複数の操作キー251−256と、画像の
表示を行なうための表示器210と、上記表示器210
の表示画面と重ねて配置され、タッチ操作を検出して指
示を受け付ける操作器220とを備える。操作キー25
1−256および操作器220の少なくとも一方によ
り、洗濯機に対して指示が与えられる。操作キー251
−256には、予め洗濯のコースが対応づけられる。操
作器220は、表示器210に表示される選択肢を指示
して、手動設定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電気洗濯機に係
り、特に、表示/操作部の使い勝手を改善した電気洗濯
機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気洗濯機においては、洗濯、脱水の洗
濯の手順をすべて自動的に行なう全自動洗濯機が主流と
なっている。この全自動電気洗濯機では、最も簡単に
は、使用者が単にスタートスイッチを押すだけで、すべ
てを機械任せとして、予め洗濯機が用意した標準的な条
件による洗濯を行なわせることができる。しかし、洗濯
物によっては、一律の洗濯には向かないものがあり、ま
た、使用者の好みの違いもある。そこで、全自動洗濯機
であっても、洗濯、脱水等における条件設定を可能と
し、また、種々の機能が付加されている。
【0003】従来、電気洗濯機では、使用者の好みによ
り機能の選択、条件設定が行なえるように、表示および
操作を行なうための表示/操作パネルが用意されてい
る。この表示/操作パネルは、表示部分と操作部分とで
構成される。表示部分では、予め複数の区画に分けら
れ、それぞれの区画に表示すべき事項が割り当てられ、
表示内容に応じた発光素子がそれぞれの区画に設けられ
ている。例えば、水量、洗い時間、すすぎ時間、脱水時
間、洗濯のモード設定等がパネルの各区画に割り当てら
れている。そして、それぞれの区画において、例えば、
発光ダイオード、蛍光表示管等の表示素子により、所定
の表示が行なわれる。例えば、時間表示、回数表示等を
行なうための数字、文字等の表示ができるようになって
いる。一方、操作部分では、上記区画対応に、その近傍
に押しボタン式の操作ボタンが配置されている。そし
て、いずれかの操作ボタンを押すと、表示部分の対応す
る区画における設定が変更できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者等
の調査によれば、電気洗濯機の使用者には、大別して二
つのグループがあることが分かった。すなわち、全てを
機械任せにして、手間を書けないで選択したい人々が属
する第1のグループと、自分流の仕方で、木目細かく、
種々の工夫を凝らして選択を行ないたい人々が属する第
2のグループとがある。第1のグループでは、概ね若年
者が多く、時間的な余裕がなく、しかも、一度に大量の
洗濯物を処理する人が多い。一方、第2のグループで
は、時間的が余裕があり、日々少量の洗濯物をまめに洗
濯する人が多い。この二つのグループに属する人々が要
求する電気洗濯機の操作性は、同じではなく、むしろ相
反するといえる。
【0005】このような状況において、単に全自動で洗
濯するのみならず、洗濯物の状態にあわせた適切な洗濯
を行なうためには、設定できる項目数と、その設定範囲
を増やすことが必要となる。項目数が増加し、設定範囲
が増加すると、表示と操作とを一々対応させて、確認し
ながら設定することが必要となる。これは、第2のグル
ープの人々であっても、操作が面倒となる。また、時間
の余裕がなく、しかも、大量の洗濯物を適切に洗濯する
ことを要している第1のグループの人々に取っては、設
定事項が多く、操作が面倒であることは、到底容認しが
たいことである。さりとて、いつも単純な全自動のみと
いうわけにもいかず、ある程度の設定変更が、簡単な操
作によってできることが望まれる。
【0006】また、電気洗濯機が自動化されるほど、そ
の洗濯機の現在の状態を知ることが容易でなくなるとい
う問題がある。しかし、洗濯が現在度のような状態にあ
るのか、また、設定を変えることができるのか、さら
に、度のような設定が可能であるのか、といったことが
使用者に知らされることが好ましい。しかし、従来の電
気洗濯機では、ランプの点滅、警報の鳴動等の手段に限
られていた。
【0007】本発明の第1の目的は、簡単操作を望む人
々には、簡単な操作で、ある程度の複数種の異なる設定
が洗濯でき、一方、木目細かく設定することを望む人々
には、水から好みの設定が容易に行なえる電気洗濯機を
提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、洗濯機の現
在の状態、洗濯について設定可能な事項等の表示が行な
える電気洗濯機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様によれば、与えられた指示に従
って自動的に洗濯を実行する電気洗濯機において、それ
ぞれ機械的操作によって作動する複数の操作キーと、画
像の表示を行なうための表示器と、上記表示器の表示画
面と重ねて配置され、タッチ操作を検出して指示を受け
付ける操作器とを備え、上記操作キーおよび操作器の少
なくとも一方により、上記指示が与えられることを特徴
とする電気洗濯機が提供される。
【0010】上記各操作キーは、それぞれ異なる条件が
予め設定されている、複数の洗濯仕様にそれぞれ対応付
けられ、かつ、それぞれ対応付けられた洗濯仕様を示す
情報が、その一部に表示されている構造とすることがで
きる。
【0011】本発明の電気洗濯機は、上記表示器、操作
器および操作キーの制御を行なうための表示/操作制御
装置をさらに備えることができる。この表示/操作制御
装置は、上記表示器に表示するための複数種の画像を記
憶する画像記憶手段と、表示器および操作器を制御する
手段とを有することができる。上記画像記憶手段は、例
えば、洗濯仕様を手動設定することを指示するための領
域を表示するための画面データと、手動設定が指示され
た場合に、手動設定を行なうための表示項目および対応
する指示領域を表示するための画面データとを少なくと
も記憶する。また、上記表示器および操作器を制御する
手段は、例えば、手動設定が指示されると、手動設定を
行なうための画面データを表示器に表示させ、その表示
をさせている時、操作器からの指示を受け付けて、手動
設定を行なう。
【0012】上記画像記憶手段は、洗濯機の動作時刻を
予約するための予約設定画面を表示するための画面デー
タと、予約設定することを指示するための領域を表示す
るための画面データとをさらに記憶することができる。
これに対応して、上記表示器および操作器を制御する手
段は、予約設定が指示されると、上記予約設定画面を表
示するための画面データを表示器に表示させ、その表示
をさせている時、操作器からの指示を受け付けて、予約
設定を行なうことができる。
【0013】上記画像記憶手段は、手動設定を行なうた
めの表示項目および対応する指示領域を表示するための
画面データとして、複数の洗濯仕様ごとに、それぞれ対
応付けられた、複数の手動設定画面を表示するための画
面データを有し、該画面データには、それぞれ対応する
洗濯仕様毎に予め設定された設定条件を示すデータを有
することができる。これに対応して、上記表示器および
操作器を制御する手段は、複数の手動設定画面のいずれ
かを表示器に表示させる際、予め設定されて設定条件を
併せて表示することができるものが用いられる。
【0014】また、上記画像記憶手段は、複数の手動設
定画面のいずれの画面を表示させるかの選択を上記操作
キーの操作によって行なうべきことを示すメッセージを
表示するための画面データをさらに有することができ
る。これに対応して、上記表示器および操作器を制御す
る手段は、当該メッセージを表示器に表示させ、いずれ
かの操作キーが操作されたとき、その操作キーが対応付
けられている洗濯仕様が対応する手動設定画面を表示器
に表示させ、当該表示している手動設定画面について、
操作器による指示を受け付けて、設定を行なうことがで
きる。
【0015】上記画像記憶手段は、上記複数の手動設定
画面の各設定項目にリンクして、当該設定項目について
の複数の選択肢を表示するための詳細設定画面をさらに
有することができる。これに対応して、上記表示器およ
び操作器を制御する手段は、いずれかの手動設定画面を
表示器に表示し、その手動設定画面に含まれる設定項目
についての指示を操作器により受け付け、当該指示を受
け付けたとき、その設定項目にリンクする上記詳細設定
画面を表示器に表示させ、その画面に含まれる複数の選
択肢のいずれかについての指示を受け付け、指示を受け
付けたとき、当該選択肢の内容をリンクする手動設定画
面の対応する設定項目に当て嵌めて設定を行ない、か
つ、その内容を表示器に表示させることができる。
【0016】上記画像記憶手段は、手動設定を行なうた
めの表示項目および対応する指示領域を表示するための
画面データの、表示項目として、予め定められた、洗濯
行程のいずれかの行程を示す文字を複数行程分有し、か
つ、指示領域として、それらの行程についての所要時間
または回数の増減を指示する領域をそれぞれ有すること
ができる。これに対応して、上記表示器および操作器を
制御する手段は、上記行程ごとに、それを示す文字を表
示し、かつ、所要時間または回数の増減を指示する領域
を対応して表示器に表示させ、該領域についての指示を
操作器により受け付け、受け付けた増減指示に基づい
て、設定値を求めて、設定を行なうことができる。
【0017】上記画像記憶手段は、洗濯機の状態を示す
情報を表示するための画面データをさらに記憶すること
ができる。これに対応して、上記表示器および操作器を
制御する手段は、洗濯機の動作に応じて、該当する画面
データを表示器に表示させることができる。
【0018】さらに、上記画像記憶手段は、洗濯機の状
態を示す情報を表示するための画面データとして、警告
を表示するための画面、洗濯物の量をセンシング中であ
ることを示すための画面、および、洗濯動作中の洗濯機
の洗濯の進行状況を示すための画面のうち少なくとも1
の画面データを記憶することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0020】図1に、本発明の電気洗濯機の構成の概要
を示す。また、図2に、本発明の電気洗濯機の外観の一
例を示す。
【0021】図1に示す電気洗濯機は、洗濯、脱水を実
行する洗濯実行装置100と、洗濯実行装置100に接
続され、洗濯実行装置100に対する各種設定を支援す
るため、表示および指示操作の制御を行なうと共に、洗
濯中の動作の表示/指示等の制御を行なうための表示/
操作装置200とを備える。洗濯実行装置100と表示
/操作装置200とは、本体1に収容される。この電気
洗濯機は、使用者より与えられた指示に従って自動的に
洗濯を実行する。
【0022】本体1は、図2に示すように、筐体2と、
その上部にあって、洗濯/脱水槽103の開口部を覆う
蓋3と、洗濯/脱水槽103の開口部回りを覆う上板4
とを有する。上板4には、表示/操作装置200の表示
/操作パネル201と、操作キーパネル250と、電源
スイッチ120とが配置される。
【0023】表示/操作パネル201は、図1に示すよ
うに、表示を行なうための表示器210と、指示操作を
行なうための操作器220とを有する。表示器210
は、パネル状に形成され、画像データを表示するマトリ
クス型のパネルディスプレイを有する表示装置である。
具体的には、液晶ディスプレイ、特にカラー表示が可能
な液晶ディスプレイを有する表示装置を用いることがで
きる。特に、バックライト式のカラー液晶ディスプレイ
が好ましく用いられる。操作器220は、この液晶ディ
スプレイの前面に配置されて、タッチ(接触)を検出す
る、パネル状のタッチスイッチ、すなわち、タッチパネ
ルを有する。
【0024】操作キーパネル250は、洗濯の仕様につ
いて予め設定してあるコースを選択すると共に、そのコ
ースの設定による自動洗濯のスタートを指示する複数の
操作キー251−256が配置される。操作キー251
−256は、それぞれ、機械的操作によって作動するキ
ーであって、例えば、押しボタン構造に構成される。
【0025】この操作キー251−256と操作器22
0とは、電気洗濯機に対して指示を与えるための手段と
して機能することができる。
【0026】表示器210では、予め用意された種々の
画像が表示される。表示される画像としては、使用者の
好みの設定を行なうための設定画面、洗濯機の現在の状
態を表示する画面、各種案内、警報等を表示するための
案内画面等がある。この表示器210は、操作器220
の操作を支援するための種々の画像を表示する手段とし
て機能すると共に、電気洗濯機の状態を示す各種情報を
使用者に提供する情報提供手段としても機能する。
【0027】図3に、表示/操作パネル201と、操作
キーパネル250と、電源スイッチ120とを示す。こ
れらは、図3に示すように、概ね1列に配置されてい
る。これにより、幅が狭い上板4のスペースを有効に利
用することができる。
【0028】操作キーパネル250には、洗濯のコース
別スタートボタンであることを示す文字情報257が印
刷されると共に、各操作キー251−256が1列に操
作キー列を構成して配置される。各操作キー251−2
56のキートップには、それぞれの操作キーに対応付け
られている洗濯のコース(洗濯使用)を示す情報が、刻
印、印刷等により表示されている。これらの情報は、例
えば、文字、記号、図形等で表示される。図3の例で
は、“標準”、“強力”、“節水”、“つけおき”、
“ランジェリ ウール”および“ふとん”の各文字が、
それぞれのコースに対応する操作キー251−256に
付されている。なお、操作キー251−256は、照光
式の押しボタンとしてもよい。照光式とすれば、選択し
た操作が何であるかを操作キー自体で示すことができ
る。
【0029】次に、操作キー251−256を上述のよ
うにすることについて、操作性の観点から検討する。ま
ず、何かを選択する場合、二者択一が最も迷わない。し
かし、この方法は、目的の選択に到達するまでに多数の
階層が必要となり、現実的ではない。一方、操作回数が
最も少なくなるのは、一度にすべての選択肢を表示し
て、選択可能とすることである。しかし、この場合に
は、採り得るすべての場合を選択肢として表示しなけれ
ばならず、大きな表示面積が必要となると共に、使用者
が選択に迷うことが考えられ、好ましくない。そこで、
本発明者等は、洗濯において設定すべき事項について、
技術的な観点から整理してみた。
【0030】まず、一般家庭で行なわれる洗濯に際し
て、条件設定すべき事項は、“洗い”、“すすぎ”、
“脱水”のそれぞれをどのように組み立てるかの“行程
選択”、“洗い時間”、“脱水時間”の各時間設定、
“ためすすぎ”および“注水すすぎ”のすすぎの行程の
設定、および、“水量”の設定がある。しかし、これら
を洗濯の度に設定することは、煩雑であり、しかも、こ
れらの設定を最適に行ない得るのは、ある程度、操作に
なれた使用者に限られる。また、忙しい使用者の場合に
は、そのような面倒な設定を行なうことを望まない。そ
こで、これらを、洗濯の目的に合わせた洗濯仕様を実現
できるように、それぞれについて予め設定しておくこと
が好ましい。そのような洗濯仕様としては、上述した
“標準”、“強力”、“節約”、“つけおき”、“ラン
ジェリ ウール”および“ふとん”が用意されていれ
ば、大部分の使用者の要求に、対応できると考えられ
る。
【0031】以上の検討から、使用者には、まず、洗濯
仕様(洗濯コース)として、“標準”、“強力”、“節
約”、“つけおき”、“ランジェリ ウール”および
“ふとん”の6項目を選択肢として用意することとし
た。従って、これらの洗濯仕様項目のいずれかを選ん
で、洗濯を開始させることにより、大部分の使用者の要
求を、わずか1回の指示操作で満たすことができるよう
にしている。
【0032】次に、図4から図10に、表示器210で
表示される画面の例を示す。これらについての説明は後
述する。
【0033】洗濯実行装置100は、洗濯/脱水槽10
3と、この洗濯/脱水槽103を駆動するモータ107
と、モータ107と洗濯/脱水槽103との機械的接続
および切離しを行なうソレノイドクラッチ106と、給
水弁102および排水ポンプ108と、柔軟剤投入ソレ
ノイド101とを備える。また、洗濯実行装置100
は、洗濯/脱水槽103内で、電導度を検出する電導度
センサ104と、水位センサ105とを備える。さら
に、洗濯実行装置100は、洗濯の実行を制御するため
の制御装置110と、図示しない電源装置とを備える。
【0034】制御装置110は、電導度センサ104
と、水位センサ105と接続され、検出結果を取り込
む。また、制御装置110は、モータ107と、ソレノ
イドクラッチ106と、給水弁102および排水ポンプ
108と、柔軟剤投入ソレノイド101と接続され、こ
れらの動作を制御する。さらに、制御装置110は、電
源スイッチ120と、表示/操作装置200と接続さ
れ、表示/操作装置200による、洗濯実行装置100
での洗濯の実行状態の指示および表示の制御を行なう。
【0035】また、制御装置110は、制御処理を実行
する中央処理装置(CPU)111と、メモリ112
と、入力インタフェース113および出力インタフェー
ス114と、パネル駆動回路115とを備える。ここ
で、CPU111は、メモリ112に格納されているプ
ログラムに基づいて、設定支援処理、洗濯動作制御処理
等を実行する。特に、表示/操作処理に関しては、表示
器210に対する表示制御手段として、および、表示器
210および操作器220を用いた操作処理、または、
操作キー251−256を用いた操作処理の制御を行な
う操作制御手段として動作する。また、CPU111
は、メモリ112を含めて記憶手段を構成する。
【0036】パネル駆動回路115は、表示/操作装置
200の表示/操作パネル201を駆動制御する。具体
的には、表示/操作パネル201の表示器210の表示
駆動制御と、操作器220の駆動および指示操作検出を
行なう。また、パネル駆動回路115は、表示のための
キャラクタデータを発生するためのキャラクタジェネレ
ータ(図示せず)を内蔵する。なお、このパネル駆動回
路115は、表示/操作装置200内に設けてもよい。
【0037】メモリ112には、例えば、図11に示す
ように、CPU111が実行するプログラム1121と
各種データとが格納されている。プログラム1121と
しては、洗濯/脱水を制御するためのプログラム、設定
支援のため、また、洗濯動作中の指示の受け付け、状態
表示等のため、表示/操作を制御するプログラム等が格
納されている。各種データとしては、表示/操作の制御
のためのデータを格納する領域として、初期画面ファイ
ル1122、インフォメーション画面ファイル112
3、状態表示画面ファイル1124、手動設定画面ファ
イル1125、予約設定画面ファイル1126および条
件設定バッファ1127をそれぞれ格納する領域が設け
られている。
【0038】初期画面ファイル1122は、図4に示す
初期画面を表示するための画面データを格納する。図4
の初期画面2100では、例えば、“おこのみのボタン
を押してください”という案内メッセージ2101と、
タッチスイッチによる指示領域を示す表示として、手動
設定2110および予約2120とが表示される。この
表示により、図4に示すコース別スタートボタン(操作
キー251−256)と、手動設定2110および予約
2120とが操作できることを知らせている。従って、
初期画面ファイル1122には、案内メッセージ210
1、手動設定2110、予約2120等に表示される文
字コード、文字属性および文字表示位置座標と、手動設
定2110、予約2120等に関する領域の定義情報お
よび表示属性と、背景表示情報と、手動設定2110、
予約2120等についてそれらが指示された場合の遷移
すべき画面ファイルを示すポインタとが格納される。
【0039】ここで、文字属性には、文字の大きさ、字
体、表示色等を規定する情報が含まれる。領域の定義情
報とは、各種表示項目が表示され、また、指示を受け付
けるために表示される領域についての、表示位置、形
状、大きさ、表示色(枠表示色、塗り潰し表示色)等で
ある。領域の形状としては、例えば、図4に示すよう
に、実質的に角部を丸めた長方形とすることができる。
また、図10に示すように、長方形とすることもでき
る。もちろん、美観等の関係から、影をつけて立体的に
表示したりすることも可能である。
【0040】インフォメーション画面ファイル1123
には、図5に示す洗濯機の状態を表すための画面等の各
種インフォメーション画面を表示するための画面データ
が格納される。図5(A)の画面は、洗濯物の量を調べ
るセンシング処理中であることを示す画面の一例であ
る。同図のセンシング処理中画面3100には、メッセ
ージ3101として“適正洗剤量を調べています”が表
示されている。同図(B)の画面は、センシング結果を
示す画面3200であって、必要な水量を示すメッセー
ジ3201と共に、洗剤量を示す図形3202と、確認
を行なうための確認指示領域3210とを表示してい
る。同図(C)に示す画面は、警告表示の例である。す
なわち、同図に示す画面は、洗濯物が片寄っていること
が検出されたとき、その旨を表示するメッセージ340
1と、洗濯物が片寄っている状態を図示する図形340
2と、対処すべき事項を示すメッセージ3403とを表
示する。
【0041】従って、インフォメーション画面ファイル
1123には、メッセージ3101、メッセージ320
1、メッセージ3401、メッセージ3403、確認指
示領域3210等に表示される文字コード、文字属性お
よび文字表示位置座標と、図形3202、図形3402
等を表示するための図形データと、確認指示領域321
0等を表示するための領域の定義情報とが格納される。
ここで、図形データには、当該図形の表示位置、形状、
大きさ、表示色等が含まれる。
【0042】状態表示画面ファイル1124には、例え
ば、図6、図7等に示す洗濯機の運転状態を表すための
画面データが格納される。
【0043】ここで、図6(A)の画面は、洗濯機の動
作中の状態を示すための画面の一例である。この動作中
表示画面3300では、“ただいま洗濯中です”の状態
表示メッセージ3301、“洗濯→すすぎ→脱水”の行
程表示3302、“あと**分です”の残り所要時間表
示3304、および、一時停止指示操作を受け付けるた
めの領域であることを示す一時停止3310の表示を含
む。ここで、残り所要時間表示3304における“あと
**分です”において**には、同図に示すように、時
間を示す数字が表示される。なお、行程表示3302で
は、現在の段階を示すため、洗濯、すすぎ、脱水のうち
該当する段階について、強調表示を行なって、現在の段
階を示す。図6(A)の例では、枠3303の表示を行
なう例を示す。
【0044】もちろん、強調表示は、これに限らず、例
えば、色の変化、輝度の変化、網かけ、背景色変化、点
滅等が考えられる。図6(B)は、行程表示3302の
枠3303を点滅させる例を示す。また、あみかけまた
は背景色変化の場合、“洗濯→すすぎ→脱水”の順に、
進行にあわせて長くなる棒状の網かけ領域または背景色
変化領域を表示してもよい。図6(C)は、“洗濯→す
すぎ→脱水”の行程表示3302の対応する行程の位置
に、それぞれの進行状況を示す棒グラフ3305を表示
させた例である。同図の例では、すすぎの中間まで洗濯
の行程が進行したことを示している。
【0045】また、図7には、一時停止した状態におけ
るメニュー画面の例を示す。一時停止時メニュー画面4
100は、“一時停止しました”のメッセージ4101
と、タッチスイッチによる指示領域を示す表示として、
手動設定4110、一時停止解除4130および中止4
120とが表示される。この表示により、洗濯の途中で
設定変更ができることを示す。
【0046】従って、状態表示画面ファイル1124に
は、状態表示メッセージ3301、行程表示3302、
残り所要時間表示3304、一時停止3310、メッセ
ージ4101、手動設定4110、一時停止解除413
0、中止4120等に表示される文字コード、文字属性
および文字表示位置座標と、枠3303等の表示を行な
うための図形データと、一時停止3310、手動設定4
110、一時停止解除4130、中止4120等を表示
するための領域の定義情報とが格納される。ここで、枠
3303等を表示するための図形データには、当該図形
の表示位置、形状、大きさ、表示色(枠表示色、塗り潰
し表示色)等が含まれる。
【0047】手動設定画面ファイル1125には、例え
ば、図8に示す手動設定のための画面を表示するための
画面データを格納する。図8(A)は、図4に示す初期
画面において、手動設定2110が選ばれた場合に、手
動設定を行なうべきコースの選択を促すため、対応する
スタートボタンの選択を求めるメッセージ2111“お
このみのコース別スタートボタンを押してください”を
表示する画面である。同図(B)は、上記初期画面21
00または一時停止時メニュー画面4100において手
動設定2110、4110が指示されたとき、手動設定
を行なうための手動設定画面2200である。この画面
では、上記図8(A)で選択されたコースについて設定
された状態、すなわち、洗濯行程、水量、洗い時間、す
すぎ仕様、脱水時間について併せて表示する。また、一
時停止時メニュー画面4100で選ばれた場合には、現
在の設定状態が表示される。ここで、設定を変更すれ
ば、その値が表示される。なお、この設定画面の詳細に
ついては、図10に示す。これについては後述する。
【0048】従って、手動設定画面ファイル1125に
は、メッセージ2111、手動設定画面2200等に表
示される文字コード、文字属性および文字表示位置座標
と、手動設定画面2200等を表示するための領域の定
義情報とが格納される。手動設定画面ファイル1125
の手動設定画面2200に関する格納内容については後
述する。
【0049】なお、上述した例では、手動設定に際し
て、コースを選ばせている。しかし、手動設定は、これ
に限られない。例えば、予め標準に設定しておき、それ
を変更できるようにしてもよい。また、すべての項目を
未設定の状態としておき、すべての項目について設定を
行なうようにしてもよい。これらの場合には、図8
(A)のメッセージは不要である。なお、コースを選ぶ
ことにより、設定の手間を軽減することが期待できる。
【0050】予約設定画面ファイル1126は、予約設
定の画面を表示するための画面データが格納される。図
9は、予約設定の画面の例である。この例では、終了時
刻の設定を行なうが、もちろん、開始時刻の設定を行な
うようにしてもよい。すなわち、同図は、“洗濯の終了
時刻を設定してください”のメッセージ2221と、時
を表示する領域2227と、分を表示する領域2228
と、それらの設定値をアップダウンして変更設定するた
めの指示領域2222u,2222d,2223u,2
223dと、設定の取消を指示するための取消指示領域
2225と、設定を指示するための設定指示領域222
6とが表示される。
【0051】従って、予約設定画面ファイル1126に
は、メッセージ2221、時を表示する領域2227、
分を表示する領域2228、取消指示領域2225、設
定指示領域2226等に表示される文字コード、文字属
性および文字表示位置座標と、設定値をアップダウンし
て変更設定するための指示領域2222u,2222
d,2223u,2223d等の表示を行なうための図
形データと、取消指示領域2225、設定指示領域22
26等を表示するための領域の定義情報とが格納され
る。
【0052】次に、手動設定画面ファイル1125の詳
細について、図12を参照して説明する。
【0053】手動設定画面ファイル1125は、手動設
定画面2200を表示するために、第1階層サブファイ
ル11251、第2階層サブファイル11252および
第3階層サブファイル11253を有する。これらのフ
ァイルに格納されるデータおよびそれらのリンク関係に
ついて、図12に模式的に示す。
【0054】図12において、第1階層サブファイル1
1251は、コースを表すコードと、それぞれのコース
に対応する第2階層サブファイル11252にリンクす
るためのポインタとを有する。第2階層サブファイル1
1252には、手動設定画面2200を表示するための
画面データが格納される。また、第3階層サブファイル
11253には、手動設定画面2200で表示される各
設定項目についての詳細設定を行なうための詳細設定画
面2310−2360を表示するための画面データが格
納される。
【0055】第2階層サブファイル11252および第
3階層サブファイル11253は、基本的には、表示す
べき項目を示す情報(表示項目)と、その表示項目を表
示する領域を決める情報(表示領域定義情報)とを有す
る。また、第2階層サブファイル11252は、対応す
る第3階層サブファイル11253にリンクするための
アドレスを示すポインタを有する。
【0056】表示項目には、表示すべき項目名と、大き
さ、字体、表示色、輝度等の属性情報と、表示領域での
表示位置を示す相対座標値とが格納される。項目名とし
ては、それぞれ文字、数字、記号等のキャラクタのコー
ドが格納される。なお、コードに代えて、フォントデー
タを用いてもよい。また、画像データで形成されたマー
ク等を用いてもよい。この場合、具体的な画像データ
は、別途格納し、その格納アドレスを、表示項目に格納
するようにしてよい。
【0057】表示領域定義情報には、当該項目が表示さ
れるべき領域についての、表示位置(座標)、形状、大
きさ、表示色(枠表示色、塗り潰し表示色)等が格納さ
れる。この表示領域定義情報により、表示項目と、それ
が表示されている領域と結び付くことができる。
【0058】ここで、第1階層、第2階層および第3階
層と表現している理由は、第1階層階層から順に選択肢
を選択して、条件設定を行なうように、指示操作を案内
するためである。このように、階層構造とすることによ
り、一度に示す情報量を少なくし、必要に応じてより細
かい設定内容の情報を見ることができ、使用者がマニュ
アルをいちいち参照することなく、容易に設定できるよ
うにガイドすることができる。
【0059】第1階層サブファイル11251には、コ
ースとして、例えば、“標準”、“強力”、“節約”、
“つけおき”、“ランジェリ ウール”および“ふと
ん”が用意されている。これらは、操作キー251−2
56と対応して、予め目的に合わせて条件設定された洗
濯仕様(コース)のインデックスとなる。すなわち、操
作キー251−256のうちいずれかが操作された場
合、第1階層サブファイル11251を参照して、操作
されたキーについての設定内容が読み出せるようポイン
タが用意されている。ここで、“標準”は、一般的に行
なわれる洗濯仕様において、全自動により条件設定され
るコースを示す。“強力”は、スポーツウエア、靴下等
のような汚れがひどい洗濯物を洗濯することに適した条
件設定されたコースを示す。“節約”は、使用水量をで
きるかぎり節約して洗濯することに適した条件設定され
たコースを示す。“つけおき”は、酵素を含む洗剤に洗
濯物を浸して、汚れを除去する洗濯に適した条件設定さ
れたコースを示す。“ランジェリ ウール”は、「手洗
い」等の表示が付された繊維製品、例えば、ウール10
0%の衣料品、ランジェリー等の洗濯に適した条件設定
されたコースを示す。また、“ふとん”は、ふとん、毛
布等の選択に適した条件設定されたコースを示す。
【0060】第2階層サブファイル11252は、上記
第1階層サブファイル11251における6コースのそ
れぞれごとに1ファイル設けられ、計6ファイル設けら
れる。各ファイルは、表示内容が異なるが、フォーマッ
トは共通であり、1ファイルが1画面に対応する。図1
2には、6ファイルのうち、標準コースについて示す。
このファイルは、設定条件表示項目として、設定変更に
かかわらず表示される定型表示項目と、設定変更がある
と、変更された内容が優先して表示される表示項目であ
る変動表示項目とがある。
【0061】定型表示項目は、6コースすべて共通であ
る。すなわち、“洗い:”、“すすぎ:”、“脱
水:”、“水量:”および“設定”が表示項目として用
意されている。なお、“設定”には、第3階層サブファ
イル11253へのリンクのためのポインタは設定され
ない。ここで、“洗い:”および“脱水:”は、それぞ
れの所要時間を決める条件設定を示す。“すすぎ”は、
すすぎの仕方および回数を決める条件設定を示す。“水
量”は洗濯に使用する水量を決める条件設定を示す。ま
た、“設定”は、設定の確定を示すための操作の入力を
受け付けるための領域を示す。
【0062】変動表示項目は、この例では、洗濯行程、
洗い、すすぎ、脱水および水量について設定されてい
る。洗濯行程は、洗濯における洗い、すすぎ、脱水の各
段階を、洗濯物、洗濯目的等に合わせて、どのように組
み合わせるかの条件設定を示す。標準の場合には、例え
ば、“洗濯→すすぎ→脱水”の表示がなされる。また、
洗い、すすぎ、脱水および水量については、それぞれに
“自動”と設定されている。従って、これらの項目につ
いては、設定変更がされないかぎり、洗濯機が自動的に
決めることになる。この場合、この変動表示項目は、定
型表示項目の欄の、例えば、図13に示すように、“洗
い:”の“:”を付した位置の後に“自動”と表示され
る。洗濯機が自動設定したときは、その設定値が表示さ
れる。例えば、図8(B)または図10に示すように、
“:”の後側に、例えば、“12分”等のように、:の
前にある項目についての設定値が表示される。また、設
定変更が行なわれた場合には、同様に、その設定値が表
示される。この場合、設定値は、後述する手動設定画面
に用意されている値が用いられる。なお、洗濯行程につ
いては、設定されている行程が表示される。
【0063】なお、図12の例では、変動表示項目とし
て、“自動”が表示される例を示したが、もちろん、標
準以外のコースでは、実際の数値を含む表示が行なわれ
る場合がある。
【0064】また、この第2階層サブファイル1125
2には、“洗濯行程”、“洗い”、“すすぎ”、“脱
水”、“水量”および“設定”のそれぞれに対応する第
3階層サブファイル11253の先頭アドレスを示すポ
インタが格納される。これにより、これらの領域が指示
されたとき、それに対応する第3階層サブファイル11
253を読みだすことができる。
【0065】第3階層サブファイル11253は、上記
第2階層サブファイル11252における5個の設定条
件表示項目、すなわち、“行程選択”、“洗い”、“す
すぎ”、“脱水”および“水量”に対応して、それぞれ
ごとに1ファイル設けられ、計5ファイル設けられる。
そして、原則として、各コースごとに、それぞれ設けら
れる。ただし、いずれか複数のコースについて設定内容
が同じ場合には、それらのコースについては、共通に設
けられる。
【0066】図12には、“洗い”に対応する“洗い時
間”のファイルの例が示されている。すなわち、条件設
定内容を示す表示項目として、“18分”、“12
分”、“9分”、“6分”および“3分”の6個の選択
肢が用意される。なお、他の設定条件表示項目について
も、後述する図10に示すように、それぞれ選択肢が用
意される。
【0067】図10に、手動設定画面の画面展開例を示
す。図10には、第1階層画面である初期画面2100
と、第2階層画面である手動設定画面2200と、第3
階層画面である行程選択画面2310、洗い時間選択画
面2340、すすぎ選択画面2350、脱水時間選択画
面2360および水量選択画面2320が示されてい
る。なお、図10では、一時停止画面4100からも手
動設定画面を展開できることを示している。
【0068】第2階層画面である手動設定画面2200
には、標準2210の場合を例とすると、“洗い→すす
ぎ→脱水”、“水量:”、“設定:”、“洗い:”、
“すすぎ:”および“脱水:”の各表示項目が表示され
た、条件設定のための領域2211,2212,221
4,2215および2216と、設定を確定させて、洗
濯をスタートさせるための設定2218の領域とが表示
される。また、領域2212,2214,2215およ
び2216には、“:”の後に、それぞれ対応する条件
設定内容が表示される。標準の手動設定画面は、設定変
更が行なわれない状態では、図13に示すように、“自
動”が表示されている。
【0069】設定変更が行なわれると、その変更後の設
定値が、本来の設定値に代えて表示される。図10にお
ける手動設定画面2200としては、標準の手動設定画
面2210が選ばれており、設定変更した後の状態を示
す。この条件設定内容には、第3階層画面で設定された
条件が表示される。“自動”の場合であっても、本実施
例では、基本的には、第3階層画面ファイル11253
で用意される設定を当てはめる。ただし、水量のよう
に、洗濯機が実測して適量を求めている場合には、その
数値による。もっともこの場合であっても、それが、予
め用意した設定値の範囲で選択できる場合には、第3階
層画面ファイル11253で用意した設定値を用いる。
【0070】第3階層画面の内、手動設定画面2200
にリンクする画面として、行程選択画面2310、洗い
時間選択画面2340、すすぎ選択画面2350、脱水
時間選択画面2360および水量選択画面2320(以
上、図10参照)がある。
【0071】行程選択画面2310には、条件設定内容
表示項目として、“洗い→すすぎ→脱水”、“洗い→す
すぎ”、“洗いのみ”、“すすぎ→脱水”、“すすぎの
み”および“脱水のみ”の表示項目が表示された、条件
設定のための領域2311,2312,2313,23
14,2315および2316が表示される。
【0072】水量選択画面2320には、条件設定内容
表示項目として、“自動**l”、“高:65l”、
“中:55l”、“低:45l”、“少:35l”およ
び“極少:27l”の表示項目が表示された、条件設定
のための領域2321,2322,2323,232
4,2325および2326が表示される。なお、領域
2321の“自動**l”表示は、数値が与えられてい
ない。洗濯機が自身で布量を計測して、その結果に基づ
いて水量を決定し、その決定結果を、画面の対応する部
分に表示する。なお、本明細書では、*は、その部分に
数字、文字等がはめこまれて表示されることを示す記号
として用いる。
【0073】洗い時間選択画面2340には、条件設定
内容表示項目として、“18分”、“15分”、“12
分”、“9分”、“6分”および“3分”の表示項目が
表示された、条件設定のための領域2341,234
2,2343,2344,2345および2346が表
示される。
【0074】すすぎ選択画面2350には、条件設定内
容表示項目として、“注水1回ため1回”、“ため3
回”、“注水2回”、“注水1回ため2回”、“ため2
回”および“注水1回”の表示項目が表示された、条件
設定のための領域2351,2352,2353,23
54,2355および2356が表示される。なお、こ
こで、“注水”とは、注水しながらのすすぎを意味し、
“ため”とは、水をためた状態でのすすぎを意味する。
【0075】脱水時間選択画面2360には、条件設定
内容表示項目として、“10分”、“8分”、“6
分”、“4分”、“2分”および“1分”の表示項目が
表示された、条件設定のための領域2361,236
2,2363,2364,2365および2366が表
示される。
【0076】第2階層画面と第3階層画面とは、それぞ
れ遷移することができる。ただし、第3階層画面は、プ
ログラム上、いずれかの条件設定内容表示項目の選択が
行なわれると、自動的にリンクしている第2階層画面に
戻るように設定される。従って、第3階層画面において
第2階層画面または第1階層画面を指定して、遷移する
ことはできない。もちろん、第3階層画面から、第2階
層画面を指定して、遷移できるようにしてもよい。
【0077】図10に示す例の場合、斜線で示す項目
は、それに付いて指示がなされたことを示す。以後、そ
の項目については、それまでの設定値に代えて、この新
しく指示された設定値が、設定条件として設定される。
このように表示態様を変更して表示することにより、指
示した項目が他の項目と明確に識別できる利点がある。
なお、“標準”以外の“強力”、“節約”、“つけお
き”、“ランジェリ ウール”および“ふとん”のそれ
ぞれに関しては、それぞれの必要に応じて、変動表示項
目として、予め所定の設定値が与えられている。なお、
これらの設定は、プログラム中において行なうこともで
きる。なお、図10において、斜線表示した項目は、こ
こでは、表記の制約上斜線表示したが、もちろん、色違
い表示としてもよい。
【0078】表示項目を表すための配置領域を図7に示
すように決めた理由は、第1に、限られた表示面積の中
で、情報を見やすく表現する必要があることにある。ま
た、第2に、電気洗濯機の指示操作をタッチ方式とする
ため、操作性を考慮したことにある。
【0079】本発明では、ガイダンスが必要な場合に呼
び出されるヘルプ画面を表示できるようにすることがで
きる。図14は、ヘルプ画面の展開例を示す説明図であ
る。図14に示す例は、初期画面2100において、ヘ
ルプキー2130を指示すると、画面aのヘルプメニュ
ーが表示される。ここで、例えば、“もっと上手な洗い
方”を指示したとすると、画面bが表示される。画面b
は、洗いたいものを図を名称で示し、それ自体を指示領
域とした画面である。ここで、いずれかの洗濯物、例え
ば、セーターを指示したとすると、画面cのセーターの
洗い方の説明画面が表示される。この画面では、説明文
と図とが表示されている。また、この説明画面は、複数
画面で構成されているので、“次項”キーを指示して、
干し方についての説明画面dを見ることができる。な
お、画面a−dのすべてに、“戻る”キーが設けられて
いる。これにより、ヘルプを読出した画面、この場合
は、“標準”設定画面2210に戻る。また、画面cに
は、画面bに移るための“前項”キーと、画面dに移る
ための“次項”キーとが設けられている。また、画面d
には、画面cに移るための“前項”キーが設けられてい
る。これらの情報は、インフォメーション画面ファイル
1123に格納される。
【0080】条件設定バッファ1127は、手動設定画
面ファイル1125予約設定画面ファイルから読出され
た、表示すべき項目と、領域表示データおよび背景デー
タとを、一時的に保存する。CPUは、これに基づい
て、表示を行なう。この設定に変更があった場合には、
その変更後の設定値をここに書き込んで、該当項目の内
容を修正する。また、洗濯機自身がセンシングして求め
た設定値についても、ここに書き込んで、該当項目をそ
の設定値とする。
【0081】次に、図10における画面展開の一例を説
明する。まず、図4の初期画面2100で手動設定21
10が指示されると、図8(A)の、コース別スタート
ボタンの操作を促すメッセージを表示する画面が表示さ
れる。その状態で、操作キー251−256のうちから
いずれかのキー、例えば、“標準”操作キー251が押
されると、図13に示すような標準の手動設定画面22
10が表示される。ここで、設定条件表示項目の洗い2
214が指示されると、第3階層の詳細設定画面の洗い
画面3400が手動設定画面2210に表示される。洗
い画面2340では、例えば、“12分”の条件設定内
容項目2343が指定されると、それが洗いの条件とな
る。なお、“標準”2110は、デフォルトとして設定
されているので、これを指示しなくても、標準設定の洗
濯が行なえる。しかし、“標準”2110を指示するこ
とにより、図13に示す“標準”設定画面2210が表
示され、条件の全部または一部を変更することが可能と
なる。
【0082】手動設定画面2200は、第3階層サブフ
ァイルの詳細設定画面2310−2360での条件指定
が行なわれた後は、指定ないし選択された条件の設定内
容が表示に反映される。例えば、図10において、設定
条件表示項目の“洗い”2214では、第3階層サブフ
ァイルに属する詳細設定画面の“洗い時間選択”画面に
おいて、条件設定内容表示項目として、“12分”が指
定された結果を示している。
【0083】次に、本発明の実施形態の動作について、
これまでの各図と、図15および16のフローチャート
を参照して説明する。
【0084】図15および図16は、本発明の電気洗濯
機の動作、特に、表示/操作に関する制御動作の概要を
示すフローチャートである。なお、この例では、前提と
して、電源スイッチ120をオンの前後に、洗濯物が洗
濯/脱水槽103に投入されるものとする。
【0085】図15において、本発明の電気洗濯機は、
電源スイッチ120がオンされると、制御装置110が
立ち上がって、CPU111は、まず、図4に示す初期
画面を表示器201に表示させる(ステップ100
1)。この状態で、CPU111は、いずれかの操作キ
ー251−256についての操作の有無、または、操作
器220による手動設定2110および予約2120の
いずれかについてのタッチ指示の有無を監視する(ステ
ップ1002)。ここで、操作キー251−256のい
ずれかのキーの操作、または、いずれかの指示領域につ
いてのタッチ指示があった場合には、その操作内容を調
べる(ステップ1003)。操作キー251−256の
いずれかであれば、ステップ1008に進む(ステップ
1004)。予約2120についてのタッチ指示があっ
た場合には、ステップ1007に進んで予約設定処理に
移る(ステップ1005)。それら以外、すなわち、手
動設定2110についてのタッチ指示があった場合に
は、ステップ1006に進んで、手動設定処理に移行す
る(ステップ1005)。予約処理および手動設定処理
については後述する。
【0086】次に、CPU111は、ステップ1004
でいずれかの操作キー251−256が押された場合、
ステップ1006において手動設定が完了した場合、お
よび、ステップ1007において予約処理が完了した場
合のいずれかであるとき、センシング処理を実行する
(ステップ1008)。このセンシングは、洗濯/脱水
槽103をモータ107で駆動して、その時のトルクを
検知し、それにより、布量を求め、その結果を用いて、
適切な水量および洗剤量の推奨値を求める。また、併せ
て、洗濯物の偏在を調べる。センシングの過程において
は、図11のインフォメーション画面ファイル1123
から図5(A)に示すメッセージ画面3100の画像デ
ータを読出して、表示器210に表示する。そして、検
出が終って結果がでると、CPU111は、モータ10
7を一時停止させる。
【0087】ここで、センシングの結果、洗濯物の偏在
が検出されると、CPU111は、モータ107を一時
停止させる(ステップ1009)。そして、インフォメ
ーション画面ファイル1123から図5(C)に示すよ
うなメッセージ画面3400の画像データを読みだし
て、表示器210に表示する(ステップ1010)。そ
の後、蓋3が開閉されることを図示していないセンサに
より監視する(ステップ1011)。これは、洗濯物の
偏在は、蓋3を開けて、直す必要があるので、そのよう
な作業が行なわれたかどうかを蓋3の開閉で調べるため
である。蓋3の開閉がなされたとき、すなわち、蓋3が
閉じられたとき、ステップ1008に戻って、センシン
グを再度行なう。そして、洗濯物の偏在が修正されてい
なければ、再び、エラーとなって、偏在が修正されるま
で、同様の処理を繰り返す。
【0088】偏在がなかった場合、センシング結果を表
示する(ステップ1012)。まず、CPU111は、
上記推奨値を、条件設定バッファ1127に記憶させ
る。次に、インフォメーション画面ファイル1123か
ら図5(B)に示すようなメッセージ画面3200の画
像データを読みだし、かつ、記憶させてある推奨値を読
出して、表示器210に表示する。ここで、使用者が、
洗剤を洗濯/脱水槽103に投入するのを待つ。洗剤を
投入したかどうかは、メッセージ画面3200に設定さ
れている確認3210へのタッチ指示による確認によっ
て行なう。すなわち、CPU111は、メッセージ画面
3200に設定されている確認3210へのタッチ指示
を監視する(ステップ1013)。
【0089】なお、ここでは、確認3210へのタッチ
指示を監視することにしたが、これに限定されない。例
えば、操作キー251−256のうち、最初に押したも
のを再度押すことにより、確認するようにしてもよい。
この場合、どの操作キーを押したのかが分からなくなら
ないようにすることが好ましい。例えば、操作キーを照
光式とすることにより、押された操作キーがどのキーで
あるかを示すことができる。
【0090】なお、電気洗濯機が、洗剤を自動的に計量
して投入する機構を備えている場合には、確認は、省略
してもよい。
【0091】ここで、確認があったときは、CPU11
1は、予約設定されているか否かについて条件設定バッ
ファ1127を調べる(ステップ1014)。予約がな
い場合には、ステップ1017に飛び、洗濯を開始す
る。一方、予約がある場合には、図9に示す予約設定画
面2220を、図11の予約設定画面ファイル1126
から画面を読みだし、かつ、設定された洗濯終了時刻を
条件設定バッファ1127から読みだして、これらを合
成して、表示器210に表示する(ステップ101
5)。この状態では、予約設定画面が表示されているの
で、予約の取消、終了時刻の変更等が可能である。CP
U111は、設定された洗濯の仕様に基づいて、洗濯に
必要な時間を算出して、予約終了時刻から、その洗濯に
必要な時間を逆算して、開始時刻を求める。そして、内
蔵する時計(カレンダー付き)と開始時刻とを比較し
て、現在が開始時刻に達したか否かを判定する(ステッ
プ1016)。そして、開始時刻に達したとき、ステッ
プ1017に進む。
【0092】ステップ1017では、CPU111は、
洗濯の実行の開始を指示する。その際、設定が文字コー
ドで行なわれているので、このコードを制御用のコード
に変換する。なお、設定について、制御用コードが併せ
て設定されている場合には、文字コードを制御用コード
に変換する必要はない。また、第3階層画面ファイルを
用いて、条件設定がなされている場合には、センシング
値と異なっていても、設定値を優先して、設定を確定さ
せる。設定値を変更したい場合には、後述する方法で可
能である。
【0093】次に、図16に示すように、洗濯動作中の
表示を行なう(ステップ1018)。すなわち、CPU
111は、状態表示画面ファイル1126から、例え
ば、図6(A)に示す状態表示画面3300の画面デー
タを読みだして、表示器210に表示する。すなわち、
洗濯の行程に従って、現在実行されている行程を表示す
る行程表示3302の表示態様を変更して、現在それが
実行されていることを使用者に示す。表示態様の変更と
は、例えば、該当行程を囲む枠3303を点滅させる
か、または、色を変えることが挙げられる。また、残り
所要時間表示3304については、例えば、時間の経過
と共に、現在の残り所要時間をカウントダウンして表示
する。さらに、現在実行されている行程を表す表示領域
については、表示濃度を順次低下させるようにしてもよ
い。
【0094】CPU111は、設定されている一連の洗
濯動作が終了したかどうかを監視する(ステップ101
9)。一連の洗濯動作が終了は、例えば、設定されてい
る洗濯行程の最終行程が終了したかどうかを洗濯実行装
置100からの信号に基づいて判断する。ここで、洗濯
動作が終了したときは、ステップ1028に移行し、図
示していないブザー等の発音体に対し、終了音を出力す
る指示を行なう(ステップ1028)。これにより、洗
濯の終了を報知する。なお、終了音の発生を抑止する指
示を受け付けるようにしてもよい。その場合には、その
指示を受け付けている場合には、この処理を省略する。
そして、その後、図示しない電源装置にたいして電源オ
フを指示する(ステップ1029)。
【0095】一方、一連の洗濯動作の終了信号が入力し
ていないときは、一時停止3310が指示されたかどう
かを調べる(ステップ1020)。一時停止3310が
指示された場合には、状態表示画面ファイル1126か
ら、例えば、図7に示すような一時停止の画面データを
読みだして、表示器210に表示する(ステップ102
1)。そして、一時停止画面4100における手動設
定、一時停止解除および中止のいずれかが指示されるか
どうか監視する(ステップ1022)。
【0096】ここで、中止4120が指示されたときは
(ステップ1023)、CPU111は、洗濯実行装置
100にたいして洗濯の中止を指示し(ステップ102
7)、洗濯動作が中止された旨の信号が洗濯実行装置か
ら入力すると、ステップ1028に進み、上述した終了
処理を実行する。
【0097】また、一時停止解除4130が指示された
場合には(ステップ1024)、ステップ1026に飛
び、洗濯実行装置100にたいして、洗濯の続行を指示
し(ステップ1026)、その後、ステップ1018に
戻り、洗濯動作表示を行なう。
【0098】一方、中止および一時停止解除のいずれで
もなく、手動設定4110であるときは、図11の手動
設定画面ファイル1125から、例えば、図8(B)の
手動設定画面2200の画面データを読みだして、表示
器210に表示する。なお、この時、CPU111は、
条件設定バッファ1127から、現在設定されている条
件を読みだして、手動設定画面2200の該当項目につ
いて、その条件を当て嵌めて、手動設定画面2200を
表示する。この画面での設定動作については、後述する
(ステップ1125)。ここで、手動設定画面2200
において、設定2213が指示されると、それまでに設
定された状態が確定され、洗濯の続行が指示される(ス
テップ1026)。そして、ステップ1018に戻り、
一連の洗濯動作が終了するまで、処理が繰り返される。
【0099】次に、手動設定について、図17および図
18を参照して説明する。図17および図18は、手動
設定の動作手順を示すフローチャートである。
【0100】図17において、CPU111は、まず、
図11に示すメモリ112に格納される手動設定画面フ
ァイル1125から図8(A)に示す“おこのみのコー
ス別スタートボタンを押してください”というメッセー
ジ2111を表示する画面データを読みだして、表示器
210に表示する(ステップ2001)。そして、操作
キー251−256のいずれかの操作があるのを待つ
(ステップ2002)。いずれかの操作キー215−2
56の操作があったとき、その操作キーが何であるかの
情報、すなわち、どのコースを選択したかの情報を取得
する(ステップ2003)。
【0101】CPU111は、取得した情報に基づい
て、操作キー対応の手動設定画面を表示する(ステップ
2004)。すなわち、図11に示す手動設定画面ファ
イル1125から図10に示す手動設定画面を表示する
ための画面データを読みだして、表示器210に表示す
る。この場合、CPU111は、操作キー215−25
6のいずれかが選ばれたとき、図12に示す第1階層画
面ファイル11251を参照して、その操作キーに対応
する手動設定画面のポインタを得る。そして、第2階層
画面ファイル11252から対応する手動設定画面の画
面データおよび設定事項のデータを得て、これを表示器
210に表示する。ここで、例えば、標準が設定される
と、図13に示すような手動設定画面2210が表示さ
れる。また、CPU111は、このとき、設定事項のデ
ータを条件設定バッファ1127に格納する。
【0102】次に、CPU111は、表示した手動設定
画面2200に対するタッチによる操作指示の有無を監
視する(ステップ2005−2008)。操作器220
について操作があった場合、指示された領域の判定を行
なう(ステップ2006)。それが、設定2213であ
るときは、それまでの設定状態で設定を確定して、手動
設定を終了し、図15のフローチャートのステップ10
08に移行する。いずれかの設定条件表示項目に対する
指示であれば、当該項目にリンクする詳細設定画面23
10−2360のいずれかを手動設定画面ファイル11
25から読みだして、その値が条件設定バッファ112
7に格納されている設定事項のデータを更新し、かつ、
表示器210に表示する(ステップ2008,200
9)。設定項目の表示の指示がなければ、ステップ20
05に戻り、監視を繰り返す。
【0103】次に、予約設定処理について、図19を参
照して説明する。図19は、予約設定の動作手順を示す
フローチャートである。
【0104】図19において、CPU111は、まず、
図11に示すメモリ112に格納される手動設定画面フ
ァイル1125から図8(A)に示す“おこのみのコー
ス別スタートボタンを押してください”というメッセー
ジ2111を表示する画面データを読みだして、表示器
210に表示する(ステップ3001)。そして、操作
キー251−256のいずれかの操作があるのを待つ
(ステップ3002)。いずれかの操作キー215−2
56の操作があったとき、その操作キーが何であるかの
情報、すなわち、どのコースを選択したかの情報を取得
し、併せて、対応する設定事項を取得して、条件設定バ
ッファに記憶する(ステップ3003)。すなわち、C
PU111は、取得した操作キー情報に基づいて、図1
2に示す第1階層画面ファイル11251を参照して、
対応する第2階層画面ファイル11252に格納されて
いる設定事項のデータを得て、これを条件設定バッファ
1127に格納する。
【0105】次に、CPU111は、図11に示す予約
設定画面ファイル1126から図90に示す予約設定画
面を表示するための画面データを読みだして、表示器2
10に表示する(ステップ3004)。なお、この際、
時を表示する領域2227および分を表示する領域22
28に、例えば、現在時刻を設定の基準時刻として表示
する。この状態で、操作の有無を監視する(ステップ3
005)。操作器210について操作入力があったと
き、CPU111は、指示された領域を判定し、指示領
域2222u,2222d,2223u,2223dの
いずれかであれば、その指示に従って、現在表示されて
いる基準時刻を変更する(ステップ3007,300
8)。また、CPU111は、操作が取消指示領域22
25である場合には、設定されている予約を取り消す
(ステップ3009)。すなわち、条件設定バッファ1
127に格納されている予約時刻を消去する(301
0)。その後、CPU111は、図15のフローチャー
トにおけるステップ1001に戻る。
【0106】この場合、さらに木目細かく対応すること
も可能である。例えば、取消が、洗濯の時刻の設定のみ
の取消か、洗濯の設定自体の取消かを質問して、それぞ
れに応じた処理とすることができる。時刻のみの取消の
場合には、例えば、その時点で設定された条件で洗濯を
開始するため、図15のフローチャートの1008に移
行する。また、洗濯の設定自体の取消の場合には、同図
のフローチャートの1001に戻る。
【0107】一方、操作指示が設定指示領域2226に
ついてである場合には、現在の予約時刻を設定された予
約時刻として確定して、図15のステップ1008に移
行する。設定操作なされていない場合には、ステップ3
005に戻る。
【0108】なお、予約設定は、既に設定されている予
約を変更する場合にも同様に行なえる。すなわち、図1
5に示すフローチャートのステップ1015において表
示されている予約設定画面において、操作することによ
り行なえる。この場合には、表示されている時刻は、洗
濯の、予約された終了時刻である。なお、予約された時
刻か、基準時刻かを明確にするため、表示態様を異なら
せることが好ましい。例えば、表示色を変えて表示する
ことができる。
【0109】以上に述べた実施の形態によれば、全て機
械に任せてしまうだけの場合のほか、ある程度の特殊な
設定での洗濯、例えば、“強力”、“節水”等について
も、該当する操作キーを押すのみで、指示が可能とな
る。また、好みの設定を行なうことも可能である。この
場合には、手動設定を指示することにより、表示器22
0に設定のための詳細設定画面が表示され、その画面に
おいて、好みの条件を設定することができる。
【0110】また、手動設定に際しては、操作キーを操
作することで、操作キーで指定した洗濯の仕様を基準と
して、好みの設定ができるので、設定が容易に行なえ
る。さらに、手動設定は、それが指示されたときのみ、
階層的に詳細な設定画面が表示されるので、使用者は、
一々操作を覚えなくても、設定が容易に行なえる。しか
も、詳細な設定画面は、通常は、表示されないので、設
定を行なう場合以外は、使用者が指示可能なキーの数が
限られることになる。従って、初期状態では、上記した
実施の態様の場合には、操作キー251−256と、手
動設定2110と、予約2120とが表れているにすぎ
ないので、使用者が迷うことが少ない。また、表示/操
作パネルの大きさを小さくすることも可能となる。
【0111】さらに、洗濯機についての状態を表す表示
が表示器210でまとめて行なわれるので、使用者は、
表示器210に注意していれば、洗濯機の状態を知るこ
とができる。しかも、表示器210には、その時点で必
要な表示が重点的に行なわれるので、限られた大きさの
表示器であっても、見やすい大きさで表示することがで
きる。
【0112】なお、上記実施の形態では、使用者が設定
した設定事項は、その洗濯かぎりのもので、次回には、
また設定する必要がある。そこで、一旦設定した事項を
記憶しておき、次回以降に、その設定事項を用いること
ができるようにしてもよい。例えば、設定した事項を、
それに対応する操作キーについての設定事項として、条
件設定バッファ1127に保存し、次回に、当該操作キ
ーを指示したとき、その条件設定バッファ1127に保
存されている設定事項を読みだして、それに基づいて洗
濯を実行するようにしてもよい。その際、手動設定画面
として、設定事項を保存するかどうかの指示を受け付け
る画面を設け、その画面において保存が指示されたと
き、次回以降には、それが対応する操作キーが指示され
ると、保存された設定事項に基づいて洗濯を行なうよう
にすることができる。
【0113】また、上記実施の形態では、予約について
も、すべての操作キー251−256の指定ができる例
を挙げている。しかし、これに限定されない。例えば、
予約の際は、操作キーの指定ができないようにして、標
準が設定されたものとすることができる。また、手動設
定した状態で予約できるようにしてもよい。
【0114】上記実施の形態、および、後述する他の形
態において、操作器220に対する指示が受け入れられ
たかどうかを示すために、指示された領域の表示色を変
更するようにしてもよい。
【0115】次に、本発明における他の実施の形態につ
いて説明する。以下に述べる実施の形態は、手動設定の
表示画面がより簡易化された例である。これらの実施の
形態では、上述した実施の形態と同様のハードウエアシ
ステムを用いるものとし、ソフトウエアについても、手
動設定に関する事項以外については、同様のものとする
ことができる。従って、ここでは、相違点を中心として
説明し、重複した説明を省略する。
【0116】図20に示す実施態様は、1種類の手動設
定画面をもつ例である。図20には、表示/操作パネル
201を示す。この場合は、図右側に、図3の場合と同
様に、操作キーパネル250が配置され、左側に表示器
210が配置される。
【0117】操作キーパネル250は、コース別スター
トボタンとなる操作キー251−256が配置されてい
る。これらの操作キー251−256は、図3の場合と
同じである。
【0118】手動設定画面2500は、設定が可能な選
択行程を表示する行程表示部2530と、設定時をダウ
ンするダウン領域2540と、設定値を表示する設定値
表示部2550と、設定値をアップするアップ領域25
60と、予約指示領域2520およびスタート指示領域
2510とが配置される。この例では、洗い、すすぎ、
脱水の3種の行程についての設定が可能となっている。
もちろん、これに限られない。この他の行程が設定でき
るようにしてもよい。ここで、洗いおよび脱水について
は所要時間を、また、すすぎについては回数をそれぞれ
設定できる。設定は、1回の指示について、予め定めた
数値の加減、例えば、+1または−1すること、予め定
めた数値、例えば、12分、15分、18分…のよう
に、特定の値に遷移すること等が可能である。なお、こ
の手動設定画面2500は、洗濯開始前に設定する場合
の画面である。洗濯開始後に設定変更を行なう場合に
は、予約指示領域2520を表示しない画面とする。
【0119】本実施形態の場合にも、図11に示すよう
な各種ファイル1122−1126、および、条件設定
バッファ1127を有する。初期画面ファイル112
2、インフォメーション画面ファイル1123、状態表
示画面ファイル1124および予約設定画面ファイル1
126は、上述した実施形態のものと同様の内容が格納
される。ただし、手動設定画面ファイル1125は、そ
の格納内容が上述した実施の形態の場合とは異なる。す
なわち、手動設定画面としては、図8(A)に示すメッ
セージ画面および図20に示す手動設定画面のほか、こ
の画面データに付随して、各操作キー対応に、それぞれ
の設定データが格納される。条件設定バッファ1127
には、上述した実施形態の場合と同様に、指示された洗
濯仕様の設定条件、予約設定等が一時的に格納される。
【0120】予約指示領域2520は、それを指示する
と、図9に示す予約設定画面が表示されて、上述した実
施形態の場合と同様に予約設定が可能である。なお、こ
の領域は、洗濯開始後には、表示しないようにするか、
指示を無効とする。
【0121】また、スタート指示領域2510は、手動
設定の場合に、洗濯の開始を指示するための領域であ
る。この領域に指示があると、CPU111は、センシ
ング処理を行なう。
【0122】次に、本実施形態の動作について説明す
る。本実施形態は、手動設定の処理を除いて、基本的に
は、図15および図16に示す手順と同様に動作する。
従って、ここでは、相違点を中心に説明する。
【0123】図15に示すように、CPU111は、ま
ず、図4に示す初期画面を表示する(ステップ100
1)。ここでは、図20に示す手動設定画面が初期画面
として表示される。この状態で、CPU111は、いず
れかの操作キー251−256についての操作の有無、
または、操作器220による手動設定2110および予
約2120のいずれかについてのタッチ指示の有無を監
視する(ステップ1002)。ここで、いずれかの操作
キーまたはタッチ指示があった場合には、その操作内容
を調べる(ステップ1003)。操作キー251−25
6のいずれかであれば、ステップ1008に進む(ステ
ップ1004)。一方、予約2120についてのタッチ
指示があった場合には、ステップ1007に進んで予約
設定処理に移る(ステップ1005)。それら以外、す
なわち、手動設定について指示があった場合には、手動
設定処理1006に移る。この後、ステップ1008か
らステップ1029までの処理は、ステップ1025で
の表示画面の相違および設定の相違を除いて、既に説明
した手順と同様に処理される。なお、ステップ1025
では、表示画面として、図20に示すものが表示され
る。ただし、予約指示領域2520は表示されない。
【0124】次に、手動設定処理について、図21を参
照して説明する。図21は、手動設定の動作手順を示す
フローチャートである。
【0125】図21において、CPU111は、まず、
図11に示すメモリ112に格納される手動設定画面フ
ァイル1125から図8(A)に示す“おこのみのコー
ス別スタートボタンを押してください”というメッセー
ジ2111を表示する画面データを読みだして、表示器
210に表示する(ステップ4001)。そして、操作
キー251−256のいずれかの操作があるのを待つ
(ステップ4002)。いずれかの操作キー215−2
56の操作があったとき、その操作キーが何であるかの
情報、すなわち、どのコースを選択したかの情報を取得
する(ステップ4003)。
【0126】CPU111は、図11に示す手動設定画
面ファイル1125から図20に示す手動設定画面25
00を表示するための画面データを読みだして、表示器
210に表示する(ステップ4004)。また、取得し
た情報に基づいて、手動設定画面ファイル1125か
ら、対応する設定事項のデータを得て、これを表示器2
10に表示する。ここで、例えば、標準が設定される
と、図20に示すような手動設定画面2210が表示さ
れる。また、CPU111は、このとき、設定事項のデ
ータを条件設定バッファ1127に格納する。
【0127】次に、CPU111は、表示した手動設定
画面2500に対するタッチによる操作指示の有無を監
視する(ステップ4005−4010)。操作器220
について操作があった場合、指示された領域の判定を行
なう(ステップ4006)。それが、スタート2510
であるときは、それまでの設定状態での設定を確定し
て、手動設定を終了し、図15のフローチャートのステ
ップ1008に移行する。ダウン領域2540またはア
ップ領域2560のいずれかに指示があった場合には、
該当する設定条件表示項目に対するアップ/ダウン処理
を行なう(ステップ4008,4009)。アップ/ダ
ウン処理としては、例えば、洗い時間についてであれ
ば、洗い時間の増減、すすぎについてであれば、回数の
増減、脱水であれば、脱水時間の増減を行なって、手動
設定画面2500の設定値表示部2550に結果を表示
すると共に、条件設定バッファ1127における現在の
設定内容を更新する。
【0128】また、指示が、予約指示領域2520への
指示である場合には、CPU111は、予約処理を行な
う(ステップ4010,4011)。この場合の予約処
理は、手動設定された内容で行なうため、図19のフロ
ーチャートのステップ3004以降の処理を行なう。
【0129】以上の処理により、手動設定が行なえる。
この後の処理は、図15のステップ1008に移行す
る。
【0130】なお、本実施形態では、手動設定を行なう
べき項目が通常は限られていることに着眼したものであ
る。すなわち、一般的には、洗い、すすぎ、脱水につい
ての設定が大部分である。そこで、設定できる事項を、
1画面で表示できる範囲に限って、画面の構成を簡単化
している。従って、用意する画面も少なくてすみ、メモ
リ容量を小さくできる。また、操作もより簡単になる。
【0131】次に、上記図20に示す実施の形態の変形
したものを図22に示す。同図に示す実施形態は、より
設定を簡単化した手動設定画面を持つ例である。なお、
本実施形態は、手動設定画面が異なるほかは、図20に
示す実施形態の場合と同様である。従って、ここでは、
相違点のみ説明する。
【0132】手動設定画面2600は、設定が可能な選
択行程を表示すると共に指示を受け付ける行程表示/指
示部2630と、設定値を表示する設定値表示部265
0と、予約指示領域2620およびスタート指示領域2
610とが配置される。この例では、洗い2631、す
すぎ2632、脱水2633の3種の行程についての設
定が可能となっている。もちろん、これに限られない。
この他の行程が設定できるようにしてもよい。ここで、
洗いおよび脱水については所要時間を、また、すすぎに
ついては回数をそれぞれ設定できる。設定は、1回指示
する毎に、予め定めた数値、例えば、12分、15分、
18分…のように、特定の値を順次遷移差せることによ
り行なうことができる。なお、この手動設定画面260
0は、洗濯開始前に設定する場合の画面である。洗濯開
始後に設定変更を行なう場合には、予約指示領域262
0を表示しない画面とする。
【0133】本実施の形態では、設定の指示を、設定す
べき項目を表示する領域において兼ねるように構成され
ている。従って、図20の場合に比べて、表示すべき事
項のか図が少なくなるので、その分、指示を受け付ける
領域の面積を広くすることができる。
【0134】上記実施の形態では、表示/操作パネル2
01および操作キーパネル250を洗濯機本体1に設け
ている。しかし、本発明は、これに限定されない。例え
ば、表示/操作パネル201および操作キーパネル25
0を本体1とは別体としてもよい。例えば、ケーブルで
接続されるコントロールパッド、無線通信で接続される
コントロールパッド等のようにしてもよい。
【0135】さらに、上記実施の形態では、1槽式の電
気洗濯機について説明しているが、本発明は、これに限
定されない。
【0136】
【発明の効果】本発明によれば、簡単操作を望む人々に
は、簡単な操作で、複数種の異なる設定が洗濯でき、一
方、木目細かく設定することを望む人々には、自ら好み
の設定が容易に行なえる。
【0137】また、本発明によれば、洗濯機の現在の状
態、洗濯について設定可能な事項等の表示が行なえ、使
用者が洗濯機の状態を容易に知ることができる。
【0138】さらに、本発明によれば、多数の表示項目
について、必要な項目に絞った表示ができ、しかも、そ
れぞれの表示を見やすくでき、さらに、表示されている
項目を直接指示することができて、指示操作が容易とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気洗濯機構成の実施の形態の概要を
示すブロック図。
【図2】本発明の電気洗濯機の外観の一例を示す斜視
図。
【図3】本発明の電気洗濯機の表示/操作パネルの配置
例を示す斜視図。
【図4】本発明で用いられる表示/操作パネルの概要お
よび初期画面の一例を示す説明図。
【図5】本発明で用いられる表示/操作パネルであっ
て、(A)は洗濯機のセンシング状態を示す説明図、
(B)は洗濯機のセンシング結果を表示する説明図、
(C)は、表示/操作パネルの表示器の部分のみ示し、
洗濯物の片寄りを警告する画面の一例を示す説明図。
【図6】(A)は、本発明で用いられる表示/操作パネ
ルであって、洗濯動作中の表示を行なう画面例を示す説
明図、(B)は、洗濯動作中を表示する他の画面例を示
す説明図、(C)洗濯動作中を表示するさらに他の画面
例を示す説明図。
【図7】本発明で用いられる表示/操作パネルであっ
て、一時停止状態の表示を行なう画面例を示す説明図。
【図8】(A)は、手動設定を行なう場合、および、予
約を行なう場合コース選択を促すためのメッセージ画面
例を示す説明図、(B)は手動設定のための設定画面の
例を示す説明図。
【図9】予約設定を行なう場合の設定画面例を示す説明
図。
【図10】手動設定時の画面展開例を示す説明図。
【図11】メモリ内に格納されるファイルを示す説明
図。
【図12】手動設定画面ファイルに格納されるファイル
の一部とそのリンク関係を示す説明図。
【図13】“標準”の操作キーが選ばれた場合における
手動設定画面の表示画面例を示す説明図。
【図14】ガイダンスが必要な場合に呼び出されるヘル
プ画面の展開例を示す説明図。
【図15】本発明の実施の形態における洗濯制御手順の
一部を示すフローチャート。
【図16】本発明の実施の形態における洗濯制御手順の
残部を示すフローチャート。
【図17】上記実施の形態における手動設定の手順の一
部を示すフローチャート。
【図18】上記実施の形態における手動設定の手順の残
部を示すフローチャート。
【図19】上記実施の形態における予約設定の手順を示
すフローチャート。
【図20】本発明の他の実施の形態における表示/操作
パネルの一例を示す説明図。
【図21】上記図20に示した実施の系における手動設
定の手順を示すフローチャート。
【図22】本発明のさらに他の実施の形態における表示
/操作パネルの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…本体、2…上面板、3…蓋、100…洗濯実行装
置、103…洗濯/脱水水槽、110…制御装置、11
1…CPU、112…メモリ、116…無線通信装置、
115…パネル駆動回路、120…電源スイッチ、15
0…ケーブル、200…表示/操作装置、201…表示
/操作パネル、210…表示器、220…操作器、25
0…操作キーパネル、251−256…操作キー、11
22…初期画面ファイル、1123…インフォメーショ
ン画面ファイル、1124…状態表示画面ファイル、1
125…手動設定画面ファイル、1126…予約設定画
面ファイル、1127…条件設定バッファ、2100…
初期画面、2200…手動設定画面、2210…“標
準”設定画面、2310…行程選択画面、2320…水
量選択画面、2340…洗い時間選択画面、2350…
すすぎ選択画面、2360…脱水時間選択画面、250
0…手動設定画面、2600…手動設定画面、3100
…センシング処理中画面、3200…センシング結果表
示画面、3300…動作中表示画面、3400…警告表
示画面、4100…一時停止画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山寺 仁 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 小澤 盛男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 八重沢 昌弘 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた指示に従って自動的に洗濯を
    実行する電気洗濯機において、 それぞれ機械的操作によって作動する複数の操作キー
    と、 画像の表示を行なうための表示器と、 上記表示器の表示画面と重ねて配置され、タッチ操作を
    検出して指示を受け付ける操作器とを備え、 上記操作キーおよび操作器の少なくとも一方により、上
    記指示が与えられることを特徴とする電気洗濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記各操作キーは、それぞれ異なる条件が予め設定され
    ている、複数の洗濯仕様にそれぞれ対応付けられ、か
    つ、それぞれ対応付けられた洗濯仕様を示す情報が、そ
    の一部に表示されていることを特徴とする電気洗濯機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記表示器、操作器および操作キーの制御を行なうため
    の表示/操作制御装置をさらに備え、 表示/操作制御装置は、上記表示器に表示するための複
    数種の画像を記憶する画像記憶手段と、表示器および操
    作器を制御する手段とを有し、 上記画像記憶手段は、洗濯仕様を手動設定することを指
    示するための領域を表示するための画面データと、手動
    設定が指示された場合に、手動設定を行なうための表示
    項目および対応する指示領域を表示するための画面デー
    タとを少なくとも記憶し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、手動設定が
    指示されると、手動設定を行なうための画面データを表
    示器に表示させ、その表示をさせている時、操作器から
    の指示を受け付けて、手動設定を行なうことを特徴とす
    る電気洗濯機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記画像記憶手段は、洗濯機の動作時刻を予約するため
    の予約設定画面を表示するための画面データと、予約設
    定することを指示するための領域を表示するための画面
    データとをさらに記憶し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、予約設定が
    指示されると、上記予約設定画面を表示するための画面
    データを表示器に表示させ、その表示をさせている時、
    操作器からの指示を受け付けて、予約設定を行なうこと
    を特徴とする電気洗濯機。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 上記画像記憶手段は、手動設定を行なうための表示項目
    および対応する指示領域を表示するための画面データと
    して、複数の洗濯仕様ごとに、それぞれ対応付けられ
    た、複数の手動設定画面を表示するための画面データを
    有し、該画面データには、それぞれ対応する洗濯仕様毎
    に予め設定された設定条件を示すデータを有し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、複数の手動
    設定画面のいずれかを表示器に表示させる際、予め設定
    されて設定条件を併せて表示することを特徴とする電気
    洗濯機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記画像記憶手段は、複数の手動設定画面のいずれの画
    面を表示させるかの選択を上記操作キーの操作によって
    行なうべきことを示すメッセージを表示するための画面
    データをさらに有し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、当該メッセ
    ージを表示器に表示させ、いずれかの操作キーが操作さ
    れたとき、その操作キーが対応付けられている洗濯仕様
    が対応する手動設定画面を表示器に表示させ、当該表示
    している手動設定画面について、操作器による指示を受
    け付けて、設定を行なうことを特徴とする電気洗濯機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記画像記憶手段は、上記複数の手動設定画面の各設定
    項目にリンクして、当該設定項目についての複数の選択
    肢を表示するための詳細設定画面をさらに有し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、いずれかの
    手動設定画面を表示器に表示し、その手動設定画面に含
    まれる設定項目についての指示を操作器により受け付
    け、当該指示を受け付けたとき、その設定項目にリンク
    する上記詳細設定画面を表示器に表示させ、その画面に
    含まれる複数の選択肢のいずれかについての指示を受け
    付け、指示を受け付けたとき、当該選択肢の内容をリン
    クする手動設定画面の対応する設定項目に当て嵌めて設
    定を行ない、かつ、その内容を表示器に表示させること
    を特徴とする電気洗濯機。
  8. 【請求項8】 請求項3において、 上記画像記憶手段は、手動設定を行なうための表示項目
    および対応する指示領域を表示するための画面データ
    の、表示項目として、予め定められた、洗濯行程のいず
    れかの行程を示す文字を複数行程分有し、かつ、指示領
    域として、それらの行程についての所要時間または回数
    の増減を指示する領域をそれぞれ有し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、上記行程ご
    とに、それを示す文字を表示し、かつ、所要時間または
    回数の増減を指示する領域を対応して表示器に表示さ
    せ、該領域についての指示を操作器により受け付け、受
    け付けた増減指示に基づいて、設定値を求めて、設定を
    行なうことを特徴とする電気洗濯機。
  9. 【請求項9】 請求項3において、 上記画像記憶手段は、洗濯機の状態を示す情報を表示す
    るための画面データをさらに記憶し、 上記表示器および操作器を制御する手段は、洗濯機の動
    作に応じて、該当する画面データを表示器に表示させる
    ことを特徴とする電気洗濯機。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記画像記憶手段は、洗濯機の状態を示す情報を表示す
    るための画面データとして、警告を表示するための画
    面、洗濯物の量をセンシング中であることを示すための
    画面、および、洗濯動作中の洗濯機の洗濯の進行状況を
    示すための画面のうち少なくとも1の画面データを記憶
    することを特徴とする電気洗濯機。
  11. 【請求項11】 請求項1から10に記載のいずれか1
    項において、 上記複数の操作キーは、1列に配置され、かつ、上記表
    示器もその列に並んで配置されることを特徴とする電気
    洗濯機。
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