JPH09197042A - ミリ波カメラ装置 - Google Patents

ミリ波カメラ装置

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JPH09197042A
JPH09197042A JP8034156A JP3415696A JPH09197042A JP H09197042 A JPH09197042 A JP H09197042A JP 8034156 A JP8034156 A JP 8034156A JP 3415696 A JP3415696 A JP 3415696A JP H09197042 A JPH09197042 A JP H09197042A
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signal
millimeter wave
millimeter
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Eiki Sen
永喜 銭
Eikichi Yamashita
榮吉 山下
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/887Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for detection of concealed objects, e.g. contraband or weapons

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層誘電体基板を用いた平面アンテナ技術よ
り、小型軽量で安価なミリ波カメラ装置を実現する。 【解決手段】 多層誘電体基板1の上に設けたスロット
アンテナと検出素子を一体化してイメージング素子2を
形成する。このイメージング素子構造により、平面アン
テナ特有の表面波モードと低利得の問題を解決でき、従
来のイメージング素子に不可欠とされた半球型レンズを
不要とし、システムの小型軽量化と低コスト化を図るこ
とができる。このイメージング素子を所定のサンプリン
グ間隔で多数配列して作ったイメージングアレーを対物
レンズ3の像面に置き、目標物体から放射または反射さ
れたミり波信号を検出、処理することによって、雨・霧
等の悪天候においても、また衣服等の下に隠された場合
においても、目標物体の二次元または三次元画像を得る
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港の安全ゲート
における金属・非金属類武器及び密輸品の検出、衣服の
下に隠された拳銃等の検知、悪天候における航空機の着
陸支援、噴火中の火山の観測、または次世代衝突防止用
車載レーダ等に用いるミリ波帯イメージングセンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ミリ波帯の電磁波は、可視光線・赤外線
に比べて雨・霧等による減衰が著しく小さく、またマイ
クロ波に比べて空間分解能が高いため、リモートまたは
近距離のイメージ・センシング手段として有効である。
特に、アンテナと検出素子を一体化した受信素子を多数
配列して作ったイメージングアレーは、従来の単体素子
を用いて機械的または電気的な走査を行なう方法に比べ
て、リアルタイムで高性能なイメージング手段を提供す
ることが可能である。
【0003】図11は例えば「ミリ波帯イメージングア
レー用八木・宇田アンテナの最適設計」(電子情報通信
学会論文誌B−II、1992年7月)の472ページ
に示された従来のミリ波帯イメージングアレーの概略構
成図である。図において、1は誘電体基板、2は八木・
宇田アンテナ型イメージング素子、3は対物レンズ、3
0は基板1と同じ誘電率を持つ材料で作った半球型のレ
ンズである。また、各イメージング素子は、半波長アン
テナ2a、八木アンテナ素子2b、検波素子2c及び出
力取り出し用線路2dによって構成されている。
【0004】次に動作について説明する。目標物体から
入射されたミリ波信号を対物レンズ3を用いて結像さ
せ、レンズの像面に置かれたイメージング素子によって
像信号をサンプリングし、信号机揮を経て目標物体の像
を再現する。なお、図11に示したのは一次元アレーで
あるので、もう一つの方向に対して例えばステッピング
・モータを用いて走査することによって、物体の二次元
像を得ることができる。
【0005】また、図11のイメージングアレーにおい
ては、誘電体基板1の裏側に同じ材料から作った半球型
レンズ30を付けることによって、基板モードによる表
面波を除去することができる。さらに、レンズ効果によ
って放射ビームをある程度絞り、アンテナ利得を向上さ
せ、対物レンズとのビーム整合を改善することができ
る。なお、図12はこの半球型レンズ付きイメージング
素子の指向特性を示す図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の半球型
レンズ付きイメージングアレーにおいて、収差による影
響を小さくするために、レンズの直径をアンテナ自体の
寸法よりかなり大きく取らなければならない。特にアレ
イの数が多い場合には、この半球型レンズの直径が数十
センチにする必要があり、製造コストが高くなるだけで
はなく、体積が非常に大きくなり、実用化するのが難し
い。従って、この種のイメージング・センサ装置は、今
まで核融合におけるプフズマ計測など極限られた分野で
しか利用されていない。
【0007】また、図12に示す従来のイメージング素
子の指向特性から分かるように、E面とH面の放射パタ
ーンの対称性が必ずしも理想的ではなく、得られた像に
歪みなどの悪影響を及ぼす可能性があり、ミリ波カメラ
が本来持つ性能を十分に発揮することができない。
【0008】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、体積が大きくコストの高い半球型の
レンズを用いなくても、対物レンズと効率良く整合でき
るイメージング素子を実現し、小型軽量で安価なミリ波
カメラ装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ミリ波カメラ装置は、多層誘電体基板の上に設けたスロ
ットアンテナと検波素子を一体化して作ったイメージン
グ素子を所定のサンプリング間隔で多数配列して形成し
たイメージングアレーと、目標物体を照射するためのミ
リ波送信機及び送信用アンテナと、目標物体から反射さ
れた信号を結像させるための対物レンズとを具備し、前
記イメージングアレーを対物レンズの像面に置き、各イ
メージング素子が独立に検出した信号の強度を増幅・処
理することによって、目標物体の二次元像を得ることを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項2に係るミリ波カメ
ラ装置は、多層誘電体基板の上に設けたスロットアンテ
ナと検波素子を一体化して作ったイメージング素子を所
定のサンプリング間隔で多数配列して形成したイメージ
ングアレーと、目標物体から放射されたミリ波信号を結
像させるための対物レンズと、当該ミリ波信号をヘテロ
ダイン検波するためのローカル信号を提供する手段とを
具備し、前記イメージングアレーを対物レンズの像面に
置き、各イメージング素子が独立に検出した中間周波数
信号の強度を増幅・処理することによって、目標物体の
二次元像を得ることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係るミリ波カメ
ラ装置は、多層誘電体基板の上に設けたスロットアンテ
ナと検波素子を一体化して作ったイメージング素子を所
定のサンプリング間隔で多数配列して形成したイメージ
ングアレーと、周波数変調されたミリ波信号を目標物体
に照射するための送信機及び送信用アンテナと、当該ミ
リ波信号の一部を受信側へ分岐するための分岐手段と、
目標物体から反射された信号及び分岐された信号を結像
させるための対物レンズとを具備し、前記イメージング
アレーを対物レンズの像面に置き、各イメージング素子
が独立に検出したビート信号を増幅・処理することによ
って、目標物体の三次元像を得ることを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るミリ波カメラ
装置の概略構成図である。目標物体5から放射または反
射されたミリ波信号を対物レンズ3を用いて結像させ、
当該レンズの像面に置かれたイメージングアレーの各素
子2によって独立に受信し、信号を増幅・処理すること
によって目標物体の像6を再現する。図1の中のイメー
ジング素子2は、異なる誘電率と誘電体中の1/4波長
に相当する厚みを持つ基板を重ねて作った多層誘電体基
板1の上に設けたスロットアンテナと検波素子を一体化
して形成したものである。このイメージング素子におい
ては、アンテナの寸法が自由空間中の半波長以下とな
り、基板モードによる表面波の発生を抑制でき、対物レ
ンズの絞り角と適合した放射パターンを持つなどの特徴
がある。
【0013】本発明の請求項1に係るミリ波カメラ装置
は、目標物体にミリ波信号を照射するための送信機及び
送信アンテナを具備する能動型イメージングセンサであ
る。目標物体から反射されたミリ波信号を前記イメージ
ングアレーの各素子で強度検波し、得られたビデオ信号
を増幅・処理することによって、目標物体の二次元像を
得ることができる。
【0014】本発明の請求項2に係るミリ波カメラ装置
は、目標物体にミリ波信号を照射することを必要としな
い受動型イメージングセンサである。目標物体から放射
された微弱なミリ波信号を予め用意したローカル信号と
混合させ、前記イメージングアレーの各素子でヘテロダ
イン検波し、得られた中間周波数信号を増幅・処理する
ことによって、目標物体の二次元像を得ることができ
る。
【0015】本発明の請求項3に係るミリ波カメラ装置
は、周波数変調されたミリ波信号を目標物体に照射する
ための送信機及び送信用アンテナと、当該ミリ波信号の
一部を受信側へ分岐するための分岐手段とを具備し、前
記イメージングアレーの各素子をFM−CWレーダとし
て用いる。さらに、各素子で検出したビート信号を増幅
・処理することによって、目標物体の三次元像を得るこ
とができる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)図2は本発明の第1実施例を示す図であ
る。図において、1から5は、図1と同一であるので説
明を省略する。7はミリ波発振器、8は振幅変調器、9
は変調用信号発生器、10は送信アンテナである。11
は各イメージング素子で検出したビデオ信号を選択する
ためのスイッチ回路、12は選択したビデオ信号を増幅
するための増幅器、13はA/D変換器、14は画像表
示装置である。
【0017】次に動作について説明する。目標物体5へ
向けて振幅変調されたミリ波を放射し、反射波を対物レ
ンズ3を用いて結像させ、レンズの像面に置かれたイメ
ージングアレーの各素子2によってビデオ検波を行な
う。各イメージング素子のビデオ信号をスイッチ回路1
1で順次に取り出し、例えばロックインアンプを用いて
増幅した後、A/D変換器13を経て、最終的にはコン
ピュータなど画像表示装置へ出力する。
【0018】また、図3は第1実施例に係るイメージン
グアレーの構成を示す斜視図である。図において、1
a、1c、1eは同じく比誘電率10.0のアルミナ基
板、1b1dは同じく比誘電率3.8の石英基板であ
る。なお、各基板の厚みは、基板中の1/4波長になる
ように決める。これらの基板を重ねて作った多層誘電体
基板1の上に、一波長のスロット2eを二本平行に並べ
てツインスロットを形成し、検波素子2cと一体化して
イメージング素子2を構成する。また、31は低域通過
型フィルタ、32は出力取り出し用のコプレーナ導波
路、33は地導体である。
【0019】図4は、図3の中の各イメージング素子の
指向特性を、60GHzで測定した結果を示す図であ
る。図12の八木・宇田アンテナ型イメージング素子の
指向特性と比べて、E面とH面の放射パターンの対称性
が改善されていることが分かる。また、E面とH面の3
dBビーム幅はそれぞれ約40度と30度で、F値が1
〜2程度の対物レンズの絞り角と効率良く整合すること
ができる。さらに、図12の八木・宇田アンテナ型イメ
ージングアレーは、半球型レンズを含めて厚みが約5セ
ンチであるに対して、図3のイメージングアレーの厚み
が5層基板を合わせても僅か2.5ミリで、図12の従
来構造の約1/20まで薄くすることができた。
【0020】また、図3に示すのようにイメージング素
子を並べてアレーを構成する際、隣接する素子の間の相
互結合が重要な問題となる。素子間のクロストークが大
きいと、得られた像に悪影響を与えることになる。一
方、ナイキストのサンプリング条件を満足するために
は、素子間隔を約自由空間中の半波長にすることが要求
される。図5は素子間隔が0.5λ0と0.55λ0の
場合において、有限差分時間領域(FDTD)法を用い
て素子間のクロストークを解析した結果を示す図であ
る。図5の解析結果から分かるように、図4に示すイメ
ージングアレーにおいては、素子間隔を半波長程度にし
ても、クロストークのレベルが60GHzにおいて−2
0dB以下となり、素子間の結合により像の再現に悪影
響を及ぼす心配はない。
【0021】図6は第1実施例に係るミリ波カメラ装置
のポイント・ソースに対する回折像を示す図である。図
において、点線はガウスビーム伝搬理論による計算結
果、実線は図3の中の任意一つのイメージング素子を水
平方向に走査して得られた実験結果、黒丸は図3の中の
六つのイメージング素子でサンプリングして得られた実
験結果である。図6の結果からは、第1実施例に係るミ
リ波カメラ装置により回折限界の空間分解能を実現でき
ることが分かる。勿論、60GHzのミリ波の波長が5
ミリで、可視光の波長の約1万倍であるので、光学カメ
ラが1ミクロン程度の空間分解能を持つに対して、ミリ
波カメラの分解能が1センチ程度と自らの限界がある。
しかし一方、可視光センサ・赤外線センサが使用できな
い雨・雪・霧など悪天候においても、また衣服などによ
って隠された場合においても、ミリ波カメラを用いれ
ば、目標物体を検出することが可能であるので、従来の
可視光センサ・赤外線センサの限界を超えるセンサ装置
を実現することができる。
【0022】図7は第1実施例に係るミリ波カメラ装置
を用いて、一辺の長さが12センチの正三角形の金属板
のイメージング結果を示す図である。図7(a)はター
ゲットの写真で、(b)は実験で得られたミリ波像であ
る。図7の実験結果から分かるように、第1実施例に係
るミリ波カメラ装置を用いれば、寸法が数センチ程度の
ターゲットに対しても画像化をすることが可能である。
また、目標物体を照射する方法を改良すれば、得られた
像の質をさらに改善することができる。
【0023】なお、図3に示す六素子イメージングアレ
ーの実験の場合には、走査なしで六つの画素しか得るこ
とができないので、ステッピング・モータによる走査と
併用することによって、ターゲットを識別するために必
要な画素数を得ることにした。しかし、図3において、
基板の上に必要な数のイメージング素子を二次元的に配
列すれば、機械的な走査をする必要はなくなる。また、
高速のスイッチ回路を用いれば、リアルタイムで目標物
体の二次元像を得ることが可能である。
【0024】(第2実施例)目標物体にミリ波を照射す
ることが不都合な場合には、目標物体から放射された微
弱なミリ波信号をイメージングアレーによって検出する
能動型イメージングが有効である。図8は本発明の第2
実施例を示す図である。図8において、1から14は図
2と同一であるので説明を省略する。15目標物体から
放射されたミリ波と予め用意したローカル信号とを混合
させるための準光学ダイプレクサー、16は中間周波数
信号増幅器である。
【0025】次に動作について説明する。通常の物体か
ら放射された電磁波は非常に微弱であるが、予めローカ
ル信号を用意し、各イメージング素子でヘテロダイン検
波を行ない、検出した中間周波数信号を増幅・処理すれ
ば、目標物体の二次元像を得ることができる。第2実施
例に係るミリ波カメラ装置は、基本的には第1実施例に
係るミリ波カメラ装置と同等な空間分解能を持つ。さら
に、第2実施例においては、コヒーレントなミリ波信号
を用いて目標物体を照射する必要がないので、複雑な形
状を有する物体に対しても良いミリ波像を得ることが可
能である。第2実施例に係るミリ波カメラ装置は、近距
離センサとしても、また火山観測などのためのリモート
・センサとしても有効である。
【0026】(第3実施例)図9は本発明の第3実施例
を示す図である。図9において、1から14は図2と同
一であるので説明を省略する。17は周波数変調された
ミリ波信号を得るための電圧制御発振器(VCO)、1
8は送信アンテナからのミリ波信号の一部を受信側へ分
岐するためのビーム・スプリッター、19は各イメージ
ング素子によって検出したピート信号を分析処理して、
目標物体の三次元像を算出するための信号処理器であ
る。
【0027】次に動作について説明する。周波数変調さ
れたミリ波を送信アンテナ10を用いて目標物体へ放射
させると同時に、当該ミリ波信号の一部をビーム・スプ
リッター18を用いてイメージングアレー側へ分岐させ
る。一つのイメージング素子が目標物体のある部分から
反射された信号しか受信しないので、該素子が検出した
ビート周波数が目標物体のこの部分のレンジ(距離)に
対応する。このように、イメージングアレーの各素子を
FM−CWレーダとして動作させることによって目標物
体の三次元像を得ることが可能である。
【0028】図10は図9のミリ波カメラ装置を用いて
目標物体の三次元像を算出する方法を説明する図であ
る。ビート信号の周波数が物体の奥行きの深さに比例す
るので、図10(a)のような形状を有する物体に対し
ては、図10(b)に示すような三次元分布図が得られ
る。なお、変調周波数の帯域幅が500MHzの場合に
は、距離方向の分解能が約30センチである。第3実施
例に係るミリ波カメラ装置は、例えば前方道路に存在す
る複数の車両または障害物を同時に検出するための車載
用イメージング・レーダとして有効である。
【0029】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
従来のミリ波イメージングアレーで不可欠とされた半球
型レンズが不要となり、システムの小型軽量化と低コス
ト化を図ることができ、セキュリティ等の分野へ安価で
高性能なミリ波カメラ装置を提供することが可能であ
る。
【0030】本発明の請求項1によれば、目標物体にミ
リ波を照射し、反射された信号をイメージングアレーで
ビデオ検波することによって、目標物体の二次元像を得
ることができる。この発明は、衣服の下に隠された金属
・非金属類武器の検出などを目的とする近距離センサと
して、従来のセンサ装置の限界を超える効果がある。
【0031】また、本発明の請求項2によれば、目標物
体にミリ波を照射することが不都合な場合においても、
目標物体から放射された微弱なミリ波信号をイメージン
グアレーでヘテロダイン検波することによって、目標物
体の二次元像を得ることができる。この発明は、近距離
センサとしても、また火山観測等のためのリモート・セ
ンサとしても有効である。
【0032】また、本発明の請求項3によれば、目標物
体に周波数変調されたミリ波を照射し、イメージングア
レーの各素子をFM−CWレーダとして利用することに
よって、目標物体の三次元像を得ることができる。この
発明は、従来のFM−CWレーダの限界を超え、次世代
の自動車衝突防止用イメージングレーダとして極めて有
望である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミリ波カメラ装置の概略構成を示
す図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るイメージングアレー
の構成を示す斜視図である。
【図4】図3の中の各イメージング素子の指向特性の実
験結果を示す図である。
【図5】図3のイメージングアレーにおける素子間結合
特性の解析結果を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るミリ波カメラの結像
性能を示す図である。
【図7】(a)本発明の第1実施例に係る三角形金属板
ターゲットの写真、(b)実験で得られたミリ波像。
【図8】本発明の第2実施例を示す図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す図である。
【図10】本発明の実施例3における物体の三次元像を
算出する方法を説明する図である。
【図11】従来のイメージングアレーの概略構成を示す
図である。
【図12】図11の中の各イメージング素子の指向特性
を示す図である。
【符号の説明】
1、 1a〜1e 誘電体基板 2 イメージング素子 2a 半波長アンテナ 2b 八木アンテナ素子 2c 検波素子 2d 出力取り出し 2e スロット 3 対物レンズ 4 衣服等の被覆物 5 目標物体 6 目標物体の像 7 ミリ波発振器 8 振幅変調器 9 変調信号発生器 10 送信アンテナ 11 スイッチ回路 12 ビデオ信号増幅器 13 A/D変換器 14 画像表示装置 15 準光学ダイプレクサー 16 中間周波数信号増幅器 17 電圧制御発振器 18 ビーム・スプリッター 19 信号処理器 30 半球型レンズ 31 低域通過型フィルタ 32 コプレーナ導波路 33 地導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層誘電体基板の上に設けたスロットアン
    テナと検波素子を一体化して作ったイメージング素子を
    所定のサンプリング間隔で多数配列して形成したイメー
    ジングアレーと、目標物体を照射するためのミリ波送信
    機及び送信用アンテナと、目標物体から反射された信号
    を結像させるための対物レンズとを具備し、前記イメー
    ジングアレーを対物レンズの像面に置き、各イメージン
    グ素子が独立に検出した信号の強度を増幅・処理するこ
    とによって、目標物体の二次元像を得ることを特徴とす
    るミリ波カメラ装置
  2. 【請求項2】多層誘電体基板の上に設けたスロットアン
    テナと検波素子を一体化して作ったイメージング素子を
    所定のサンプリング間隔で多数配列して形成したイメー
    ジングアレーと、目標物体から放射されたミリ波信号を
    結像させるための対物レンズと、当該ミリ波信号をヘテ
    ロダイン検波するためのローカル信号を提供する手段と
    を具備し、前記イメージングアレーを対物レンズの像面
    に置き、各イメージング素子が独立に検出した中間周波
    数信号の強度を増幅・処理することによって、目標物体
    の二次元像を得ることを特徴とするミリ波カメラ装置。
  3. 【請求項3】多層誘電体基板の上に設けたスロットアン
    テナと検波素子を一体化して作ったイメージング素子を
    所定のサンプリング間隔で多数配列して形成したイメー
    ジングアレーと、周波数変調されたミリ波信号を目標物
    体に照射するための送信機及び送信用アンテナと、当該
    ミリ波信号の一部を受信側へ分岐するための分岐手段
    と、目標物体から反射された信号及び分岐された信号を
    結像させるための対物レンズとを具備し、前記イメージ
    ングアレーを対物レンズの像面に置き、各イメージング
    素子が独立に検出したピート信号を増幅・処理すること
    によって、目標物体の三次元像を得ることを特徴とする
    ミリ波カメラ装置。
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