JPH09195861A - 燃料タンク装置 - Google Patents

燃料タンク装置

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JPH09195861A
JPH09195861A JP859196A JP859196A JPH09195861A JP H09195861 A JPH09195861 A JP H09195861A JP 859196 A JP859196 A JP 859196A JP 859196 A JP859196 A JP 859196A JP H09195861 A JPH09195861 A JP H09195861A
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fuel
canister
tank
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tank main
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JP859196A
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English (en)
Inventor
Masao Uesugi
雅勇 上杉
Masabumi Kunimitsu
正文 国光
Seiji Mori
清司 森
Kenji Kato
健治 加藤
Hirokuni Seto
博邦 瀬戸
Yasuo Kimura
康雄 木村
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンク内にキャニスタを好適に配設した
燃料タンク装置を提供する。 【解決手段】 内部に燃料を貯留するタンク本体(10)
と、一端がタンク本体に接続され、燃料をタンク本体内
に供給するフィラーチューブ(16)と、タンク本体に設け
られた開口部の周縁に支持部材及びシール部材を介して
吊持され、タンク本体内で発生した蒸発燃料を導いて吸
着させ保存するキャニスタ(50)とを備え、キャニスタ
は、フィラーチューブから供給される燃料が直接当たら
ないよう位置してタンク本体内に埋設されている(符号
IVの領域)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
燃料タンク装置に係り、詳しくは、キャニスタを内包し
た燃料タンク装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】車両に搭載された燃料タンク内で
は、燃料の一部が蒸発して燃料蒸発ガスと化している。
近年では、このような燃料蒸発ガスを大気中に放散させ
ずにエンジンの吸気系に送りパージエアとして有効に燃
料として使用するようにしている。これにより、公害防
止と燃料使用効率の向上を図っている。しかしながら、
燃料を供給するような場合を含みエンジンが停止中であ
る場合にあっては、燃料蒸発ガスをすぐにエンジンで燃
焼させることはない。そこで、このような場合において
燃料蒸発ガスを一旦貯留しておくため、燃料成分(HC
等)を吸着保存可能な吸着材の内蔵されたキャニスタを
燃料タンクとエンジンの吸気系との間に設けるようにし
ている。
【0003】このキャニスタは、燃料系の部品であるこ
とから車室外に設置されており、取付けスペースや整備
性との関係から、通常はエンジンルーム内に配設されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、燃料タンクの大型化や公害防止法の強化等との関係
からキャニスタは大量の燃料成分を吸着可能なように大
型化している。このようにキャニスタが大型化すると、
キャニスタをエンジンルーム内に配設しようとしても充
分な設置スペースを確保できない可能性がある。特に、
排気量が大きく且つターボチャージャ等の付帯装置を多
く備えたエンジンにあっては、エンジンルーム内の余剰
スペースはかなり少なく、従って、キャニスタを良好に
設置できない虞がある。
【0005】そこで、キャニスタを、スペースの影響を
受けない場所として、燃料タンク内に配設することが考
えられる。ところが、この燃料タンクにはフューエルフ
ィラーチューブや燃料量計測用のユニットゲージ等の部
品が取付けられており、これら燃料タンク内の内部部品
との関係からキャニスタの配設位置が問題となってい
る。また、実用上の燃料タンクそのもののレイアウト、
燃料タンクの剛性や材質、キャニスタの環境特性あるい
はキャニスタの大型化等との関係からも燃料タンク内で
のキャニスタの配設位置が問題となっている。
【0006】本発明は、上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、燃料タンク内にキ
ャニスタを好適に配設した燃料タンク装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、内部に燃料を貯留するタンク
本体と、一端が前記タンク本体に接続され、燃料を前記
タンク本体内に供給するフィラーチューブと、前記タン
ク本体に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシール
部材を介して吊持され、前記タンク本体内で発生した蒸
発燃料を導いて吸着させ保存するキャニスタとを備え、
前記キャニスタは、前記フィラーチューブから供給され
る燃料が直接当たらないよう位置して前記タンク本体内
に埋設されていることを特徴としている。
【0008】従って、フィラーチューブから供給される
燃料がキャニスタに直接当たらないため、キャニスタが
燃料供給の障害とならず、さらには、供給燃料の温度の
影響を受けてキャニスタの性能が変化することがない。
また、請求項2の発明では、外方に向けなだらかに***
し且つ前記***した中央に平坦面の形成された***部を
上壁面に有し、内部に燃料を貯留するタンク本体と、前
記平坦面に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシー
ル部材を介して吊持され、前記タンク本体内で発生した
蒸発燃料を吸着させ保存するキャニスタと、一端が前記
タンク本体の前記平坦面に接続される一方、他端が前記
キャニスタに接続され、前記蒸発燃料を前記キャニスタ
に導く通路と、前記通路の一端と前記平坦面との間に介
装され、前記タンク本体の傾斜に応じて前記通路への燃
料の流出を防止する燃料流出防止弁とを備え、前記キャ
ニスタは、前記燃料流出防止弁から離れるように位置し
て前記タンク本体内に埋設されていることを特徴として
いる。
【0009】従って、キャニスタは燃料流出防止弁から
離れた位置に配設されるため、キャニスタ用の開口部が
燃料流出防止弁用の孔に接近せずタンク本体の強度の低
下が防止され、さらには、燃料流出防止弁周りの燃料の
流れが乱されず、燃料流出防止弁は良好に機能する。ま
た、請求項3の発明では、車両のリヤシートの下方に設
けられ、前記リヤシートの形状に合わせ車両前方側に対
し車両後方側が高く設定され且つ前記車両前方側に第1
平坦部が前記車両後方側に第2平坦部がそれぞれ形成さ
れた上壁面を有し、内部に燃料を貯留するタンク本体
と、前記第2平坦部に設けられた開口部の周縁に支持部
材及びシール部材を介して吊持され、前記タンク本体内
で発生した蒸発燃料を導いて吸着させ保存するキャニス
タと、一端が前記第1平坦部に揺動自在に取付けられて
前記第2平坦部に向けて延びたアーム部材とこのアーム
部材の他端に設けられ前記タンク本体内の燃料の上面位
置に応じて変位するフロート部材とからなり、前記タン
ク本体内の燃料量を検出する燃料量検出手段とを備え、
前記キャニスタは、前記フロート部材と干渉しないよう
に位置して前記タンク本体内に埋設されていることを特
徴としている。
【0010】従って、キャニスタは、第2平坦部に燃料
量検出手段のフロート部材と干渉しないように位置され
るので、タンク本体内の燃料量がキャニスタの影響を受
けることなく燃料量検出手段によって常に良好に検出さ
れる。また、請求項4の発明では、上壁面に平坦面が形
成され、内部に燃料を貯留するタンク本体と、前記平坦
面に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシール部材
を介して吊持されて前記開口部内に収容され、前記タン
ク本体内で発生した蒸発燃料を吸着させ保存するキャニ
スタとを備え、前記支持部材の外周縁には、前記支持部
材と一体にして上方に向けて延びるフランジ部が形成さ
れていることを特徴としている。
【0011】従って、フランジ部によって支持部材の強
度が上がり、キャニスタが確実にタンク本体内に吊持さ
れる。また、請求項5の発明では、樹脂により成形さ
れ、内部に燃料を貯留するタンク本体と、前記タンク本
体に設けられた開口部の周縁に前記タンク本体と一体に
して外方に突出して形成された取付部と、前記取付部と
係合して前記開口部を塞ぐ蓋体と、前記取付部に支持部
材及びシール部材を介して吊持されて前記開口部内に収
容され、前記タンク本体内で発生した蒸発燃料を吸着さ
せ保存するキャニスタとを備え、前記キャニスタは、前
記支持部材が前記蓋体によって前記シール部材を介し前
記取付部に押圧されることで前記取付部に安定して吊持
されることを特徴としている。
【0012】従って、樹脂製のタンク本体であっても、
キャニスタはタンク本体内に容易且つ確実に埋設され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態としての実施例を詳細に説明する。先ず、第
1実施例について説明する。図1には、車両に搭載され
た本発明に係る燃料タンク装置1の平面図を示してあ
る。同図を参照すると、燃料タンク装置1は、車両の後
方下部、つまり、リヤシート(図2の符号90参照)の
下に配設されている。詳しくは、燃料タンク装置1は、
車体2の一部を構成し床面を補強する一対のサイドメン
バ4,4、及びこれらサイドメンバ4,4間に渡されて
やはり補強材として機能するシートクロスメンバ5とリ
ヤクロスメンバ6との間に配設されている。そして、例
えば、一対の鋼帯7,7がそれぞれシートクロスメンバ
5及びリヤクロスメンバ6間に渡されており、燃料タン
ク装置1はこれら一対の鋼帯7,7に取付けられて車体
2に保持されている。
【0014】また、図2には、図1中のA−A線に沿う
断面を示してあるが、以下図1及び図2を参照して燃料
タンク装置1の構成を説明する。燃料タンク装置1は、
図1に示すように、主にタンクシェル(タンク本体)1
0、フューエルフィラーチューブ16、燃料吸上げ用の
ポンプ20、ユニットゲージ30、燃料流出防止弁であ
るフューエルカットオフバルブ(以下、FCVという)
40から構成され、さらにキャニスタ50を備えてい
る。
【0015】タンクシェル10は、内部に燃料を貯留す
るための容器であり、図2に示すように、表面処理鋼板
からなるアッパシェル12とロアシェル14とが各フラ
ンジ12a,14aにおいてもなか状に突き合わされて
構成されている。詳しくは、各フランジ12a,14a
が互いにシーム溶接によって気密状に密接されており、
これにより、洩れなくタンクシェル10内に燃料を貯留
可能とされている。また、タンクシェル10の上方には
フロアパネル3を介してリヤシート90が位置している
ことから、タンクシェル10は、リヤシート90の形状
に合わせ、図2に示すように、前方部位(車両前方側)
に比べて後方部位(車両後方側)10aが膨らんだ形状
とされている。なお、図中符号14bは、溶接等により
ロアシェル14に取りつけられたバッフルプレートを示
している。
【0016】フューエルフィラーチューブ16は、タン
クシェル10内部に燃料を給油するための通路であり、
一端がタンクシェル10内部と連通して、アッパシェル
12のうちの車両の後方に臨んだ面に密接されている。
なお、ここでは図示していないが、フューエルフィラー
チューブ16の他端は車両の側面後部において車両外部
に臨んで開口しており、この他端には給油時に着脱自在
なフューエルキャップ(図示せず)が取付けられてい
る。
【0017】燃料吸上げ用のポンプ20は、タンクシェ
ル10内の燃料をエンジン(図示せず)に供給するため
の送りポンプであり、アッパシェル12のエンジンに近
い車両の前方側の位置、つまり符号Iの領域の部分に取
付けられている。図2に示すように、ポンプ20から
は、アッパシェル12を貫通して燃料ホース22がエン
ジンの燃料噴射系に向けて延びており、これにより、燃
料がエンジンに供給される。なお、この燃料ホース22
のアッパシェル12貫通部には気密処理が施されてお
り、燃料がタンクシェル10外に洩れることはない。
【0018】ユニットゲージ(燃料量検出手段)30
は、タンクシェル10内部に貯留された燃料の残量を計
測するためのゲージであり、ゲージ本体32、アーム
(アーム部材)34及びフロート(フロート部材)36
から構成されている。ゲージ本体32にはアーム34の
一端が回動自在に接続されており、このアーム34は車
両後方に向けて延び、その他端にはフロート36が取り
付けられている。このフロート36は、燃料に浮くよう
にされており、燃料の貯留量、即ちタンクシェル10内
での燃料の嵩変化に応じて上下動する。そして、フロー
ト36が上下動すると、この上下動に伴いアーム34が
ゲージ本体32回りに回動し、その回動量に応じて燃料
の残量が計測されるのである。詳しくは、ゲージ本体3
2は車両の制御系を司る電子制御ユニット(図示せず)
に電気的に接続され、さらに車室内の燃料モニタ(図示
せず)に電気的に接続されており、ゲージ本体32から
アーム34の回動量に応じた信号が電子制御ユニットに
出力されて燃料の残量がモニタ上で視認される。
【0019】ところで、ユニットゲージ30は、良好な
計測性を確保すべく、車両の姿勢変化に伴う燃料の嵩変
化の小さい位置に取付けられている。つまり、ユニット
ゲージ30は、フロート36が良好に上下動可能な後方
部位10aに位置し、且つ車両の姿勢変化の影響を受け
難いようアッパシェル12の略中央部、即ち図中符号II
の領域の平坦部分(第1平坦部)に取付けられている。
【0020】FCV40は、主としてフューエルフィラ
ーチューブ16から燃料を給油したときにタンクシェル
10内のガスを抜くためのバルブである。詳しくは、F
CV40は、車両姿勢に応じて開閉作動するように構成
されたバルブであって、車両が平坦路を揺れなく良好に
走行している場合には開弁状態とされ、一方、車両が横
転したような場合には閉弁状態とされる。このFCV4
0は、タンクシェル10内のガスが良好に貯留して車両
の挙動によるタンク内の燃料変動の影響を受けないよう
に、タンクシェル10のうちの最も高い位置、即ちアッ
パシェル12の頂部となる後方部位10aの符号IIIの
領域(***部)の平坦部分(平坦面)に取付けられてい
る。
【0021】このFCV40からは第1ベイパホース
(通路)42が延びており、ベイパホース42の先端は
フューエルフィラーチューブ16の上端部のフィラーネ
ック部16aに図示しない開閉バルブを介して接続され
ている。さらに、この開閉バルブには、さらに第2ベイ
パホース(通路)43が接続されており、第2ベイパホ
ース43にはベイパセパレータ72を介して第3ベイパ
ホース(通路)70とリターンホース76が接続されて
いる。第3ベイパホース70は後述のキャニスタ50に
接続され、一方、リターンホース76はタンクシェル1
0のアッパシェル12に接続されている。なお、リター
ンホース76のアッパシェル12接続部には気密処理が
施されている。
【0022】上記図示しない開閉バルブは、燃料給油時
において上述のフューエルキャップ(図示せず)が開作
動させられると、これと連動して第1ベイパホース42
とフィラーネック部16aとを連通させる一方、フィラ
ーネック部16aとベイパセパレータ72に向けて延び
る第2ベイパホース43との連通を閉塞させるように作
用する。その後、燃料の給油が終了しフューエルキャッ
プが閉じられると、第1ベイパホース42と第2ベイパ
ホース43とを連通させる一方、これら第1、第2ベイ
パホース42,43とフィラーネック部16aとの連通
を閉塞させるように作用する。
【0023】従って、フューエルキャップが閉じられた
状態でFCV40が開弁状態にあるときには、タンクシ
ェル10内のガス、即ち燃料蒸発ガスは、第1ベイパホ
ース42、第2ベイパホース43及び第3ベイパホース
70を介してキャニスタ50に送られる。このとき、燃
料蒸発ガスはその一部がベイパセパレータ72により液
体状の燃料に分離され、この燃料はリターンホース76
を経て再びタンクシェル10内に貯留される。
【0024】キャニスタ50は、後方部位10aの符号
IVの領域の部分に取付けられている。このキャニスタ5
0は、内部に吸着材(活性炭等)を有したものであっ
て、エンジン停止時或いは給油時においてタンクシェル
10内の燃料蒸発ガスの燃料成分を一旦この吸着材に吸
着保存し、エンジン作動時において吸着材から脱離した
燃料成分をエンジンの吸気系に送給する機能を有するも
のである。
【0025】図2に示すように、キャニスタ50の上部
からは、上述した第3ベイパホース70、パージホース
80及びベントホース84が延びている。第3ベイパホ
ース70からは、上述したとおりベイパセパレータ72
で液体成分の分離された蒸発ガスがキャニスタ50に供
給される。これにより、キャニスタ50内の吸着材には
燃料蒸発ガスが良好に吸着されることとなる。
【0026】パージホース80は、キャニスタ50内の
吸着材に吸着保存された燃料蒸発ガスの燃料成分をエン
ジンの吸気系に送る通路、つまりパージするための通路
であって、その先端はエンジンの吸気系に接続されてい
る。このパージホース80には、同図に示すように、電
磁式の開閉バルブ82が介装されている。この開閉バル
ブ82は、上記電子制御ユニットに電気的に接続されて
おり、通常は閉状態であるが、エンジンの運転中におい
て電子制御ユニットから指令を受けると開作動するよう
にされている。そして、開閉バルブ82が開状態となる
と、キャニスタ50内の吸着材に吸着された燃料蒸発ガ
スの燃料成分が、吸気系の負圧によりパージホース80
を経て吸気系に導かれ、エンジン内で好適に燃焼するこ
とになる。
【0027】また、ベントホース84は、上記開閉バル
ブ82が開弁されて燃料蒸発ガスがパージホース80内
を流通可能になったときに、キャニスタ50内に大気を
送り込むための通路である。このベントホース84には
電磁式の開閉バルブ86が介装されており、この開閉バ
ルブ86も、通常は閉状態とされているが、電子制御ユ
ニットからの指令を受け開閉バルブ82と同期して開弁
する。
【0028】符号IVの領域の部分に取付けられたキャニ
スタ50は、図2に示すように、アッパシェル12の開
口孔(開口部)13内に埋め込むようにしてタンクシェ
ル10内に配設されている。詳しくは、キャニスタ50
の上部にはキャニスタ本体52と一体にしてブラケット
(支持部材)54が設けられており、キャニスタ50
は、このブラケット54がアッパシェル12の開口孔1
3周りの縁部13aに取付けられることでアッパシェル
12に吊持され固定されている。図3には、キャニスタ
50の上部周りの詳細断面図を示してあり、以下、図3
に基づきキャニスタ50とアッパシェル12との取付け
構成について説明する。
【0029】図3に示すように、キャニスタ本体52と
ブラケット54とは、例えばシーム溶接等により一体に
接合されている。ここに、キャニスタ本体52は燃料内
に浸かることになるので、この接合部は気密状態に保持
され、キャニスタ本体52内に燃料が侵入しないように
されている。ブラケット54には、キャニスタ本体52
よりも外側に一定の幅を有して突出した水平フランジ部
58が形成されている。この水平フランジ部58は、ア
ッパシェル12の開口孔13の開口寸法よりも充分に大
きくされており、開口孔13周りの縁部13aと重なる
ようにされている。
【0030】縁部13aには、複数のスタッドボルト6
2が上方に向け突設された環状のタッピングプレート6
0が溶接等により固定されている。一方、水平フランジ
部58には、スタッドボルト62の位置に合わせて貫通
孔58aが穿設されており、これら貫通孔58aに上記
各スタッドボルト62が挿入されている。そして、各ス
タッドボルト62はそれぞれナット64によって締結さ
れており、これにより、ブラケット54がタッピングプ
レート60を介してアッパシェル12に固定されてい
る。
【0031】同図に示すように、縁部13aのタッピン
グプレート60よりもさらに開口孔13寄りの部位と水
平フランジ部58との間には、開口孔13を取り巻くよ
うにして環状のガスケット(シール部材)66が介装さ
れている。このガスケット66はタッピングプレート6
0よりも背の高いものであり、上記のようにブラケット
54がナット64によって固定された状態では、水平フ
ランジ部58と縁部13aとは共にガスケット66に押
しつけられている。従って、水平フランジ部58と縁部
13a間において気密状態が保持され、これによりタン
クシェル10内の燃料及び燃料蒸発ガスが大気中に洩れ
ることがない。
【0032】図3中の符号15は、薄肉である縁部13
aの強度を確保すべく縁部13aのタンクシェル10内
側の面に沿い溶接されたリンフォースである。また、同
図に示すように、ブラケット54の水平フランジ部58
の外周と連続して垂直フランジ(フランジ部)56が形
成されている。この垂直フランジ56は、ブラケット5
4の強度をより高めるための補強手段である。通常、キ
ャニスタ本体52は水平フランジ部58の部分でのみ吊
持されていることから、水平フランジ部58の強度が小
さいと、車両の振動とともに所定の重量を有するキャニ
スタ本体52が振動して水平フランジ部58が変形し、
キャニスタ50がアッパシェル12に安定して保持され
なくなってしまう。そこで、このように垂直フランジ5
6を設けることで、その水平フランジ部58の変形を防
止しているのである。
【0033】なお、この垂直フランジ56は、ここで
は、アッパシェル12の外側方向に向けて曲げられてあ
るが、図中二点鎖線で示すように、アッパシェル12側
に曲げるようにしてもよい(符号56’で示す)。しか
しながら、この場合、アッパシェル12についてもやは
り二点鎖線で示すように変形させる必要があり、タンク
シェル10内の容積を圧迫してしまうことに留意すべき
である。また、同図では垂直フランジ56をアッパシェ
ル12に対して垂直に曲げているが、必ずしも垂直とす
る必要はなく、アッパシェル12外側のスペースとの兼
ね合いにより水平フランジ部58に対する曲げ角度を充
分な強度を得られる範囲内で適宜決定してもよい。
【0034】ところで、上述したように、キャニスタ5
0は符号IVの領域の平坦部分(第2平坦部)に取付けら
れているが、この符号IVの領域は、フューエルフィラー
チューブ16とアッパシェル12との接合部を含まない
領域である。つまり、キャニスタ50は、フューエルフ
ィラーチューブ16から給油される燃料の流線からは外
れている。従って、キャニスタ50が給油の際に邪魔に
なることがない。
【0035】また、通常、給油される燃料は給油所にお
いて地下に貯蔵され温度が低い状態であることが多く、
一方ではキャニスタ50の吸着材は温度によって燃料成
分の吸着能力が変動する傾向にあるのであるが、このよ
うに、給油される燃料の流線から外した位置にキャニス
タ50を配設することにより、キャニスタ50に給油燃
料を直接当てないようにしてキャニスタ50の急な温度
変化を防止でき、キャニスタ50の性能を安定的に保持
することができる。
【0036】さらに、この符号IVの領域は、ユニットゲ
ージ30やFCV40をも含まない領域である。従っ
て、キャニスタ50がユニットゲージ30やFCV40
と干渉することがなく、ユニットゲージ30及びFCV
40はそれぞれ良好に機能する。特に、キャニスタ50
はFCV40から離れているので、キャニスタ50用の
開口孔13とFCV40用の取付孔とは充分に離間して
おり、タンクシェル13の剛性は良好に保持されてい
る。
【0037】なお、ここでは、タンクシェル10の形状
との関係から、キャニスタ50を符号IVの領域の部分に
取付けるようにしたが、タンク形状による制約条件がな
ければ、ポンプ20、ユニットゲージ30、FCV40
の最適位置を領域I〜IIIに確保した残りの位置、即ち、
フューエルフィラーチューブ16とアッパシェル12と
の接合部からより離れた図1中に符号Vで示した領域の
部分に取付けるようにしてもよい。
【0038】また、図4を参照すると、キャニスタ50
のフューエルフィラーチューブ16側に、キャニスタ5
0と一定の隙間を有し且つキャニスタ50を半ば囲う遮
へい板100を設けた例を示してあり、図5には図4中
のB−B線に沿う断面を示してあるが、このように、キ
ャニスタ50を遮へい板100で覆うことでキャニスタ
50に給油燃料を直接当てないようにしてもよい。これ
により、キャニスタ50の急な温度変化をより確実に防
止でき、キャニスタ50の燃料成分吸着能力をより安定
的に保持することができる。なお、遮へい板100は、
例えば、上述したアッパシェル12の縁部13aに溶接
されて吊持されているが、これに限られず、キャニスタ
50の水平フランジ部58に取り付けるような態様であ
ってもよい。また、遮へい板100は、キャニスタ50
とフューエルフィラーチューブ16及びアッパシェル1
2の接合部間とを仕切るような単なる整流板であっても
よく、このとき、バッフルプレートを流用してもよい。
【0039】以上説明したように、本発明の燃料タンク
装置1にあっては、キャニスタ50はタンクシェル10
内に埋設されているので、キャニスタ50を燃料蒸発ガ
スの発生源に近づけてキャニスタ50の燃料蒸発ガスの
回収量を増加させることができ、キャニスタ50の取付
け作業性を向上させることができる。また、本発明の燃
料タンク装置1では、キャニスタ50の配設位置をフュ
ーエルフィラーチューブ16とアッパシェル12との接
合部を含まない領域としてフューエルフィラーチューブ
16から給油される燃料の流線から外すようにしたの
で、キャニスタ50を燃料給油の障害とならないように
でき、さらには、供給燃料を直接キャニスタ50に当て
ないようにできる。従って、供給燃料の温度が低い場合
であってもキャニスタ50の燃料成分吸着能力を温度変
化なく安定的に保持でき、キャニスタ50の耐久性をも
高めることができる。
【0040】さらに、キャニスタ50をユニットゲージ
30やFCV40から離れた位置に配設するようにした
ので、キャニスタ50をユニットゲージ30やFCV4
0と干渉しないようにでき、ユニットゲージ30及びF
CV40の機能を良好に保持することができる。特に、
キャニスタ50をFCV40から離したことにより、キ
ャニスタ50用の開口孔13とFCV40用の取付孔と
を充分に離間させるようにでき、これにより、タンクシ
ェル13の剛性が低下することがない。
【0041】また、図6には、本発明の第2実施例を示
してあり、以下第2実施例について説明する。同図を参
照すると、タンクシェル10’のアッパシェル12’に
は、大きく深しぼり加工した凹部12’bが例えば図1
中の符号IVの領域の部分に形成されている。そして、こ
の凹部12’b内にキャニスタ50のキャニスタ本体5
2が嵌装されている。ブラケット54はアッパシェル1
2’に取付けられているが、このブラケット54の形状
や接合方法等については第1実施例のところで述べたと
おりであり、ここでは説明を省略する。なお、この第2
実施例の場合には、タンク内部(内壁面側)にキャニス
タ50を吊持していないので、第1実施例で示したよう
なシール部材66を特に設ける必要はない。
【0042】この第2実施例のようにキャニスタ本体5
2を凹部12’b内に埋め込むようにすると、キャニス
タ50を一切燃料に接触させないようにできる。従っ
て、キャニスタ50は給油燃料の温度変化の影響を殆ど
受けることがないのみならず、キャニスタ本体52とブ
ラケット54との接合部において気密性が完全には保持
されていないことがあっても、燃料がキャニスタ本体5
2内に侵入してしまうことが一切なくなる。これによ
り、キャニスタ50の耐久性をより一層高めることがで
きる。
【0043】また、図7には、上述の第1及び第2実施
例における鋼板製のタンクシェルを樹脂成形されたタン
クシェル10”に変更した場合のキャニスタのタンクシ
ェル10”への良好な取付け態様を示してある。以下、
この図7に基づき説明する。同図に示すように、樹脂製
のタンクシェル10”の開口孔13”の縁部には、環状
にしてねじの形成された突出部(取付部)11”が形成
されている。そして、開口孔13”内にキャニスタ5
0”を環状のガスケット66”を通して挿入すると、キ
ャニスタ本体52”とシーム溶接等により気密状に接合
されたブラケット54”がガスケット66”と当接し、
ガスケット66”は突出部11”の先端11”aと当接
する。これにより、キャニスタ50”がタンクシェル1
0”に吊持された状態となる。その後、キャップ(蓋
体)11”bを突出部11”に螺合させると、ブラケッ
ト54”がガスケット66”に強く押しつけられ、これ
によりブラケット54”と先端11”aとの間の気密性
が確保され且つキャニスタ50”が良好にタンクシェル
10”に安定して固定される。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
請求項1の燃料タンク装置によれば、内部に燃料を貯留
するタンク本体と、一端がタンク本体に接続され、燃料
をタンク本体内に供給するフィラーチューブと、タンク
本体に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシール部
材を介して吊持され、タンク本体内で発生した蒸発燃料
を導いて吸着させ保存するキャニスタとを備え、キャニ
スタをタンク本体内の好適な位置に埋設しているので、
フィラーチューブから供給される燃料をキャニスタに直
接当たらないようにしてキャニスタを燃料供給の障害と
せず、キャニスタが供給燃料の温度の影響を受けないよ
うにでき、キャニスタの性能の維持と耐久性の向上とを
図ることができる。
【0045】また、請求項2の燃料タンク装置によれ
ば、外方に向けなだらかに***し且つ***した中央に平
坦面の形成された***部を上壁面に有し、内部に燃料を
貯留するタンク本体と、平坦面に設けられた開口部の周
縁に支持部材及びシール部材を介して吊持され、タンク
本体内で発生した蒸発燃料を吸着させ保存するキャニス
タと、一端がタンク本体の平坦面に接続される一方、他
端がキャニスタに接続され、蒸発燃料をキャニスタに導
く通路と、通路の一端と平坦面との間に介装され、タン
ク本体の傾斜に応じて通路への燃料の流出を防止する燃
料流出防止弁とを備え、キャニスタを燃料流出防止弁か
ら離れた位置に配設することで、キャニスタ用の開口部
を燃料流出防止弁用の孔に接近させないようにしてタン
ク本体の強度の低下を防止でき、さらには、燃料流出防
止弁周りの燃料の流れを乱すことなく燃料流出防止弁を
良好に機能させることができる。
【0046】また、請求項3の燃料タンク装置によれ
ば、車両のリヤシートの下方に設けられ、リヤシートの
形状に合わせ車両前方側に対し車両後方側が高く設定さ
れ且つ車両前方側に第1平坦部が車両後方側に第2平坦
部がそれぞれ形成された上壁面を有し、内部に燃料を貯
留するタンク本体と、第2平坦部に設けられた開口部の
周縁に支持部材及びシール部材を介して吊持され、タン
ク本体内で発生した蒸発燃料を導いて吸着させ保存する
キャニスタと、一端が第1平坦部に揺動自在に取付けら
れて第2平坦部に向けて延びたアーム部材とこのアーム
部材の他端に設けられタンク本体内の燃料の上面位置に
応じて変位するフロート部材とからなり、タンク本体内
の燃料量を検出する燃料量検出手段とを備え、キャニス
タを燃料量検出手段のフロート部材と干渉しないように
してタンク本体内の燃料量を常に良好に検出することが
できる。
【0047】また、請求項4の燃料タンク装置によれ
ば、上壁面に平坦面が形成され、内部に燃料を貯留する
タンク本体と、平坦面に設けられた開口部の周縁に支持
部材及びシール部材を介して吊持されて開口部内に収容
され、タンク本体内で発生した蒸発燃料を吸着させ保存
するキャニスタとを備え、支持部材の外周縁には、支持
部材と一体にして上方に向けて延びるフランジ部が形成
されているので、フランジ部によって支持部材の強度を
上げることができ、確実にキャニスタをタンク本体内に
吊持できる。
【0048】また、請求項5の燃料タンク装置によれ
ば、樹脂により成形され、内部に燃料を貯留するタンク
本体と、タンク本体に設けられた開口部の周縁にタンク
本体と一体にして外方に突出して形成された取付部と、
取付部と係合して開口部を塞ぐ蓋体と、取付部に支持部
材及びシール部材を介して吊持されて開口部内に収容さ
れ、タンク本体内で発生した蒸発燃料を吸着させ保存す
るキャニスタとを備え、キャニスタは、支持部材が蓋体
によってシール部材を介し取付部に押圧されることで取
付部に安定して吊持されるので、樹脂製のタンク本体で
あっても、キャニスタをタンク本体内に好適に埋設する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における本発明の燃料タンク装置を
示す平面図である。
【図2】図1中のA−A線に沿う燃料タンク装置の断面
図である。
【図3】キャニスタとタンクシェルとの接合部を示す詳
細図である。
【図4】キャニスタ周りに遮へい板を備えた燃料タンク
装置を示す平面図である。
【図5】図4中のB−B線に沿う断面図である。
【図6】第2実施例における本発明の燃料タンク装置を
示す断面図である。
【図7】樹脂製のタンクシェルにおけるキャニスタとタ
ンクシェルとの接合部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク装置 2 車体 4 サイドメンバ 5 シートクロスメンバ 6 リヤクロスメンバ 10,10’,10” タンクシェル(タンク本体) 11” 突設部(取付部) 11”b キャップ(蓋体) 12 アッパシェル 12’b 凹部 13,13” 開口部 14 ロアシェル 16 フューエルフィラーチューブ 16a フィラーネック 20 ポンプ 30 ユニットゲージ(燃料量検出手段) 32 ゲージ本体 34 アーム(アーム部材) 36 フロート(フロート部材) 40 フューエルカットオフバルブ(燃料流出防止弁) 42 第1ベイパホース(通路) 43 第2ベイパホース(通路) 50,50” キャニスタ 52,52” キャニスタ本体 54,54” ブラケット(支持部材) 56 垂直フランジ(フランジ部) 66,66” ガスケット(シール部材) 70 第3ベイパホース(通路) 76 リターンホース 80 パージホース 84 ベントホース 100 遮へい板 110 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 健治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 瀬戸 博邦 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 木村 康雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に燃料を貯留するタンク本体と、 一端が前記タンク本体に接続され、燃料を前記タンク本
    体内に供給するフィラーチューブと、 前記タンク本体に設けられた開口部の周縁に支持部材及
    びシール部材を介して吊持され、前記タンク本体内で発
    生した蒸発燃料を導いて吸着させ保存するキャニスタと
    を備え、 前記キャニスタは、前記フィラーチューブから供給され
    る燃料が直接当たらないよう位置して前記タンク本体内
    に埋設されていることを特徴とする燃料タンク装置。
  2. 【請求項2】 外方に向けなだらかに***し且つ前記隆
    起した中央に平坦面の形成された***部を上壁面に有
    し、内部に燃料を貯留するタンク本体と、 前記平坦面に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシ
    ール部材を介して吊持され、前記タンク本体内で発生し
    た蒸発燃料を吸着させ保存するキャニスタと、 一端が前記タンク本体の前記平坦面に接続される一方、
    他端が前記キャニスタに接続され、前記蒸発燃料を前記
    キャニスタに導く通路と、 前記通路の一端と前記平坦面との間に介装され、前記タ
    ンク本体の傾斜に応じて前記通路への燃料の流出を防止
    する燃料流出防止弁とを備え、 前記キャニスタは、前記燃料流出防止弁から離れるよう
    に位置して前記タンク本体内に埋設されていることを特
    徴とする燃料タンク装置。
  3. 【請求項3】 車両のリヤシートの下方に設けられ、前
    記リヤシートの形状に合わせ車両前方側に対し車両後方
    側が高く設定され且つ前記車両前方側に第1平坦部が前
    記車両後方側に第2平坦部がそれぞれ形成された上壁面
    を有し、内部に燃料を貯留するタンク本体と、 前記第2平坦部に設けられた開口部の周縁に支持部材及
    びシール部材を介して吊持され、前記タンク本体内で発
    生した蒸発燃料を導いて吸着させ保存するキャニスタ
    と、 一端が前記第1平坦部に揺動自在に取付けられて前記第
    2平坦部に向けて延びたアーム部材とこのアーム部材の
    他端に設けられ前記タンク本体内の燃料の上面位置に応
    じて変位するフロート部材とからなり、前記タンク本体
    内の燃料量を検出する燃料量検出手段とを備え、 前記キャニスタは、前記フロート部材と干渉しないよう
    に位置して前記タンク本体内に埋設されていることを特
    徴とする燃料タンク装置。
  4. 【請求項4】 上壁面に平坦面が形成され、内部に燃料
    を貯留するタンク本体と、 前記平坦面に設けられた開口部の周縁に支持部材及びシ
    ール部材を介して吊持されて前記開口部内に収容され、
    前記タンク本体内で発生した蒸発燃料を吸着させ保存す
    るキャニスタとを備え、 前記支持部材の外周縁には、前記支持部材と一体にして
    上方に向けて延びるフランジ部が形成されていることを
    特徴とする燃料タンク装置。
  5. 【請求項5】 樹脂により成形され、内部に燃料を貯留
    するタンク本体と、 前記タンク本体に設けられた開口部の周縁に前記タンク
    本体と一体にして外方に突出して形成された取付部と、 前記取付部と係合して前記開口部を塞ぐ蓋体と、 前記取付部に支持部材及びシール部材を介して吊持され
    て前記開口部内に収容され、前記タンク本体内で発生し
    た蒸発燃料を吸着させ保存するキャニスタとを備え、 前記キャニスタは、前記支持部材が前記蓋体によって前
    記シール部材を介し前記取付部に押圧されることで前記
    取付部に安定して吊持されることを特徴とする燃料タン
    ク装置。
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