JPH09193060A - ティーチング時のロボットの移動速度制御装置 - Google Patents

ティーチング時のロボットの移動速度制御装置

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JPH09193060A
JPH09193060A JP502596A JP502596A JPH09193060A JP H09193060 A JPH09193060 A JP H09193060A JP 502596 A JP502596 A JP 502596A JP 502596 A JP502596 A JP 502596A JP H09193060 A JPH09193060 A JP H09193060A
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JP
Japan
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robot
speed
tip
teaching
moving speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP502596A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Suzuki
快彦 鈴木
Hiroki Hashimoto
裕樹 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09193060A publication Critical patent/JPH09193060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティーチング時にロボットの先端の移動速度
を所定の上限速度以下に制限しつつ、ロボットをティー
チングボックスからの操作指令に可及的に近い速度で移
動させる。 【解決手段】 ティーチングボックスからの操作指令に
対応するロボットの各軸の要求駆動速度θjを演算す
る。各軸をθjの速度で駆動したときのロボット先端の
移動速度Vを演算し、Vが上限速度Vmaxを超えるとき
は、θjに乗ずる減速係数Kの値を1段階小さくしてV
を求めることをV≦Vmaxになるまで繰返す。V≦Vmax
になったときのKの値をθjに乗じて、各軸の指令駆動
速度Cθjを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティーチングボッ
クスの操作によりロボットを移動させてティーチングを
行う際に、ロボットの先端の移動速度が所定の上限速度
を超えないようにロボットの各軸の駆動速度を制御す
る、ティーチング時のロボットの移動速度制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットのティーチングに際して
は、ティーチングボックスを用い、ティーチングボック
スに設けたジョイスティック等の操作子を操作してロボ
ットの各軸を駆動し、ロボットを所望の方向に所望の速
度で移動させるようにしている。
【0003】ところで、最近は、安全性確保のため、テ
ィーチング時のロボットの先端の移動速度を所定の上限
速度(例えば250mm/秒)以下に抑えることが要求さ
れるようになっている。
【0004】ロボットの複数の軸を同時に駆動すると、
ロボットの先端の移動速度はこれら複数の軸の合成速度
になり、各軸の駆動速度が上限速度に対応する速度以下
であっても、ロボットの先端の移動速度は上限速度を超
えてしまう。そのため、従来は、全軸が同時に駆動され
てもロボットの先端の移動速度が上限速度を超えないよ
うな、各軸の許容最高速度を設定し、各軸の駆動速度を
これ以下に制限している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のもので
は、全軸を駆動しない場合でも各軸の駆動速度が必要以
上に制限されて、ロボットの先端の移動速度が遅くな
り、ティーチングの作業効率が悪くなる不具合がある。
本発明は、以上の点に鑑み、ロボットの先端の移動速度
が上限速度を超えないようにして効率良くティーチング
作業を行い得られるようにした装置を提供することを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、ティーチングボックスの操作によりロボット
を移動させてティーチングを行う際に、ロボットの先端
の移動速度が所定の上限速度を超えないようにロボット
の各軸の駆動速度を制御する装置であって、ティーチン
グボックスからの操作指令に対応するロボットの各軸の
要求駆動速度を演算する要求速度演算手段と、ロボット
の各軸の駆動速度を合成してロボットの先端の移動速度
を演算する合成速度演算手段と、合成速度演算手段で演
算されたロボットの先端の移動速度が上限速度以下か否
かを判定する判定手段とを備え、合成速度演算手段での
初回の演算ではロボットの各軸の駆動速度を要求駆動速
度にしてロボットの先端の移動速度を求め、この移動速
度が上限速度を超えるときは、ロボットの各軸の駆動速
度を前回の演算で用いた値より所定割合減少させてロボ
ットの先端の移動速度を求めることを移動速度が上限速
度以下になるまで繰返し、ロボットの先端の移動速度が
上限速度以下になったときの駆動速度でロボットの各軸
を駆動する、ことを特徴とする。
【0007】かくて、ロボットの各軸をティーチングボ
ックスからの操作指令に対応する要求駆動速度で駆動し
たときのロボット先端の移動速度が上限速度以下であれ
ば、各軸は要求駆動速度で駆動され、移動速度が上限速
度を超えるときは、上限速度以下になるように各軸の駆
動速度が減速される。従って、ロボットを先端の移動速
度が上限速度を超えないように制限しつつ操作指令に可
及的に近い速度で移動させることができ、ティーチング
の作業効率が向上する。
【0008】尚、ティーチングはロボットの先端に所要
のツールを取付けて行うもので、上記合成速度演算手段
では、ツールの寸法に関するツールパラメータを用い、
ツールの先端をロボットの先端としてその移動速度を演
算する。そして、ロボットに複数のツールを付け換える
場合、ツールの種類に応じた複数のツールパラメータを
記憶させておき、ロボットの先端に取付けられているツ
ールに対応するツールパラメータを選択自在とすれば、
ツールを交換してティーチングを行う際に、ツールパラ
メータを一々手動入力で設定し直す必要がなく、有利で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、ロボット1のティーチン
グ装置の概要を示しており、ロボットコントローラ2に
接続されるティーチングボックス3を備え、ティーチン
グボックス3に設けた各操作子(図示せず)の操作によ
りロボットコントローラ2を介してロボット1を動作さ
せるように構成されている。
【0010】ロボットコントローラ2は、図2に示す如
く、CRTから成る表示手段20と、キーボードから成
る入力手段21と、CPUから成るロボット動作演算部
22と、ロボット1の各軸の駆動信号を出力すると共に
ロボット1の各軸の位置センサの信号を入力するロボッ
トインターフェイス23と、ROMから成るロボット動
作記憶部24と、RAMから成るロボット動作条件設定
部25と、ティーチングボックス3からの信号を入力す
るティーチングインターフェイス26とを備えており、
これらはバス27を介して接続されている。
【0011】ティーチングボックス3の各操作子を操作
すると、その操作量に応じた信号がティーチングインタ
ーフェイス26に入力され、この信号に基づいてロボッ
ト1の各軸の駆動速度がロボット動作演算部22で演算
され、ロボットインターフェイス23から演算結果に従
った駆動信号が出力されてロボット1の各軸が駆動さ
れ、ロボット1の先端に取付けたツール1aが所望の方
向に所望の速度で移動される。
【0012】ロボット動作演算部22での処理手順の詳
細は図3に示す通りであり、以下これについて説明す
る。尚、ロボット1は1〜nの軸を持つn軸ロボットと
する。以下の説明でjは1〜nまでの任意の軸を示す。
また、Kは減速係数であり、例えば、最大値を1.0とし
て0.8,0.6,0.4,0.2のように複数設定されている。
【0013】先ず、S1のステップで各操作子の操作量
δjを読み込み、S2のステップでδjに対応する各軸
の要求駆動速度θj=f(δj)を演算する。次に、S
3のステップで減算係数Kを1.0に設定し、S4のステ
ップで各軸の駆動速度を合成してロボット1の先端、即
ち、ツール1aの先端の移動速度Vを演算する。Vの演
算は、各軸の駆動速度を要求駆動速度θjに減算係数K
を乗じた値として行なうもので、Vはヤコビ行列等から
求められる関数をFとして、 V=F(K・θ1,K・θ2…K・θn) で表わされる。
【0014】ここで、K=1に設定されているから、1
回目に求められる移動速度Vは、各軸を要求駆動速度θ
jで駆動したときの値になる。尚、ツール1aの先端の
移動速度を求めるにはツールの寸法も考慮する必要があ
り、そのため、ツールの寸法に関するツールパラメータ
を上記の関数に取り込んでVを求めている。そして、ロ
ボット1に付け換え可能な複数種のツールのツールパラ
メータをロボット動作条件設定部25に記憶させてお
き、ロボット1の先端に取付けられているツールに対応
するツールパラメータを選択して、Vの演算を行うよう
にしている。
【0015】Vの演算を行うと、次にS5のステップで
Vが所定の上限値Vmax以下か否かを判定する。V>Vm
axであれば、S6のステップに進んで今回の演算に用い
たKが減速係数のうちの最も小さなものKminであるか
否かを判定する。K≠Kminであれば、S7のステップ
でKを今回の演算に用いた減速係数よりも1段階小さな
値のものに設定し、S4のステップでVを再度演算す
る。
【0016】そして、V≦VmaxになったときS8のス
テップに進み、各軸のモータに出力する指令駆動速度C
θjを各軸の要求駆動速度θjに今回の演算で用いた減
速係数Kを乗じた値に決定する。尚、K=KminでもV
>VmaxのときはS9のステップに進み、動作不可とし
てエラー信号を発生し、処理を終了する。
【0017】以上の処理によれば、各軸を要求駆動速度
θjで駆動したときのツール先端の移動速度VがVmax
以下であるときは、各軸がθjの速度で駆動され、V>
Vmaxになったときは、V≦Vmaxになる範囲でθjに可
及的に近い速度で各軸が駆動される。かくて、ロボット
1の複数の軸をどのような組合わせで駆動しても、ロボ
ット1を上限速度Vmax以下の範囲でティーチングボッ
クス3からの操作指令に可及的に近い速度で移動させる
ことができ、安全性を確保しつつティーチングの作業効
率を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の概要を示す図
【図2】 ロボットコントローラのブロック回路図
【図3】 速度制御の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ロボット 2 ロボットコント
ローラ 22 ロボット動作演算部 3 ティーチング
ボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティーチングボックスの操作によりロボ
    ットを移動させてティーチングを行う際に、ロボットの
    先端の移動速度が所定の上限速度を超えないようにロボ
    ットの各軸の駆動速度を制御する装置であって、 ティーチングボックスからの操作指令に対応するロボッ
    トの各軸の要求駆動速度を演算する要求速度演算手段
    と、 ロボットの各軸の駆動速度を合成してロボットの先端の
    移動速度を演算する合成速度演算手段と、 合成速度演算手段で演算されたロボットの先端の移動速
    度が上限速度以下か否かを判定する判定手段とを備え、 合成速度演算手段での初回の演算ではロボットの各軸の
    駆動速度を要求駆動速度にしてロボットの先端の移動速
    度を求め、この移動速度が上限速度を超えるときは、ロ
    ボットの各軸の駆動速度を前回の演算で用いた値より所
    定割合減少させてロボットの先端の移動速度を求めるこ
    とを移動速度が上限速度以下になるまで繰返し、 ロボットの先端の移動速度が上限速度以下になったとき
    の駆動速度でロボットの各軸を駆動する、 ことを特徴とするティーチング時のロボットの移動速度
    制御装置。
  2. 【請求項2】 合成速度演算部はロボットの先端に取付
    けるツールの寸法に関するツールパラメータを用いてツ
    ールの先端の移動速度を演算するように構成され、ツー
    ルの種類に応じた複数のツールパラメータを記憶させて
    おき、ロボットの先端に取付けられているツールに対応
    するツールパラメータを選択自在とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のティーチング時のロボットの移動速
    度制御装置。
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