JPH091922A - インクジェット記録用シート - Google Patents
インクジェット記録用シートInfo
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- JPH091922A JPH091922A JP7153221A JP15322195A JPH091922A JP H091922 A JPH091922 A JP H091922A JP 7153221 A JP7153221 A JP 7153221A JP 15322195 A JP15322195 A JP 15322195A JP H091922 A JPH091922 A JP H091922A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- recording sheet
- ink
- jet recording
- ink jet
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5227—Macromolecular coatings characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. UV-absorbers, plasticisers, surfactants
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
解像度、均一性にすぐれたインクジェット記録用シート
を提供する。 【構成】 支持体の少なくとも一方の側にインク受容層
を設けてなるインクジェット記録用シートにおいて、該
支持体がフィルム又は紙の両面を樹脂で被覆された樹脂
被覆紙であり、前記インク受像層がゼラチン及び下記化
合物から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有するこ
とを特徴とするインクジェット記録用シート。 (a)フェノール系化合物 (b)チアゾリン系化合物 (c)トリアジン系化合物 (d)モルホリン系化合物 (e)イミダゾール系化合物 (f)グアニジン系化合物 (g)ベンツトリアゾール系化合物
Description
クジェット記録用シートに関し、詳しくはゼラチンを含
むインクジェット記録用シートの長期保存後の画質の劣
化を防止する方法に関する。
伴い、インクジェット記録方式のプリンターが急速に普
及している。特に高画質が要求される印刷分野やデザイ
ン部門においてその利用が注目されている。
用シートとしては、従来、通常の紙やインクジェット記
録用紙と称される支持体上にインク受容層(以下、イン
ク吸収層とも言う)を設けた記録用シートが使用されて
きた。しかしながら、これらの記録シートを用いた場
合、インクのにじみが多い、光沢性が低いなど、高解像
度、高光沢が求められる前記分野では使用できうるもの
ではなかった。
ター)用の原稿として透明支持体を用いても多孔質イン
ク吸収層が光透過性を悪化させるという問題があった。
が高く、水性インク受容性に優れたインク吸収層として
ゼラチンを用いる事が提案されている。例えば特開昭5
9−255131号公報において高インク吸収層として
ゼラチンを使用する事が開示され、特開昭62−263
084号公報では特定pHのゼラチンから形成された受
容層が開示されている。又特開平1−146784号公
報には酸処理ゼラチンとフッ素系界面活性剤との併用使
用が開示され、同6−64306号公報では塗布したゼ
ラチンを一旦ゲル状態にした後、コールドドライ法によ
り乾燥させて得られる記録シートが提案されている。
ンクの吸収特性に優れ、光透過性も高いがゼラチンを受
容層に用いた記録用紙を長期に亘り開放状態で放置され
ると画像が斑になり易く、画像の解像度が低下する事が
判明した。
平1−146784号公報記載の酸処理ゼラチンとフッ
素系界面活性剤との併用技術があり、特公平3−724
60号公報、特開平4−37576号公報にはインク受
容層を2層又は多層構成にする方法あるいは水溶性ポリ
マー、例えばポリビニルピロリドン類を使用する方法も
知られているが、これらの技術は経時保存されてない条
件での画像の解像度の改良であって、ゼラチンを受容層
に用いた記録紙を長期に亘り開封状態で放置された場合
に発生する画像が斑になり易い事に対しては全く前記方
法は何の効果も示さない。
は、長期に保存された記録用紙であっても画像の解像
度、均一性にすぐれたインクジェット記録用シートの提
供にある。
成により達成される。
受容層を設けてなるインクジェット記録用シートにおい
て、該支持体がフィルム又は紙の両面を樹脂で被覆され
た樹脂被覆紙であり、前記インク受像層がゼラチン及び
下記化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有
することを特徴とするインクジェット記録用シート。
合物又はチアゾリン系化合物から選ばれる少なくとも一
種の化合物を含有することを特徴とする前記1項記載の
インクジェット記録用シート。
る事を特徴とする前記1又は2項記載のインクジェット
記録用シート。
類、ポリビニルアルコール類又はメタアクリル酸/アク
リル酸共重合体である事を特徴とする前記1,2又は3
項記載のインクジェット記録用シート。
比率(重量比)が1:20〜2:1である事を特徴とす
る前記1,2,3又は4項記載のインクジェット記録用
シート。
0である事を特徴とする前記1,2,3,4又は5項記
載のインクジェット記録用シート。
シートのインク受容層に用いるバインダとしてはゼラチ
ンが用いられる。
料としたゼラチンであれば何れもでも使用できるが、豚
皮、牛革、牛骨を原料としたコラーゲンを原料としたゼ
ラチンが好ましい。更にゼラチンの種類としては特に制
限はないが、石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、ゼラ
チン誘導体(例えば特公昭38−4854号、同39−
5514号、同40−12237号、同42−2634
5号、米国特許2,525,753号、同2,594,
293号、同2,614,928号、同2,763,6
39号、同3,118,766号、同3,132,94
5号、同3,186,846号、同3,312,553
号、英国特許861,414号、同103,189号等
に記載のゼラチン誘導体)を単独またはそれらを組み合
わせて用いることができる。
GI法、ブルーム式ゼリー強度計による)としては、1
50g以上、特に200〜300gであることが好まし
い。
るゼラチンの塗布量としては、固形分として3〜50g
/m2が好ましく、さらに好ましくは5〜30g/m2
である。インク受容層が3g/m2未満ではインクの受
容性が劣り、印字後インクが受容層から溢れてしまう。
更に、50g/m2を越えて多い場合には、インクの受
容性は向上するがひび割れ、カール等で問題が発生す
る。
ト再現性を向上させる目的でゼラチンとともに以下のポ
リマーを併用することが好ましい。併用されるポリマー
としては例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性
ポリビニルアルコール等のビニルホルマールおよびその
誘導体(特開昭60−145879号、同60−220
750号、同61−143177号、同61−2351
82号、同61−235183号、同61−23768
1号、同61−261089号参照)、ポリアクリルア
ミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリジメチルアミ
ノアクリレート、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸メ
タクリル酸共重合体塩、ポリメタクリル酸ソーダ、アク
リル酸ビニルアルコール共重合体塩等のアクリル基を含
むポリマー(特開昭60−168651号、同62−9
988号等に記載)、澱粉、酸化澱粉、カルボキシル澱
粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキストリ
ン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイン、プル
ラン、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース等の天然高分子材料またはその誘導体(特
開昭59−174382号、同60−262685号、
同61−143177号、同61−181679号、同
61−193879号、同61−287782号等に記
載)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー(特開昭
61−32787号、同61−237680号、同61
−277483号等に記載)等を挙げることができる。
これらのポリマーのうち好ましくはポリビニルピロリド
ン類、ポリビニルアルコール類、及び、メタクリル酸/
アクリル酸系共重合体およびその塩である。
優れしかも長期に保存されても画像の解像度に影響を与
えない平均分子量10万〜50万のポリビニルピロリド
ン類、分子量2〜7万のポリビニルアルコール類、下記
一般式(I)で示されるモノマー単位を含有するメタク
リル酸/アクリル酸系共重合体及びその塩である。
水素原子又は1価の塩、又は炭素数1〜18のアルキル
基又はアルケニル基を表す。
る重合体として具体的化合物例を下記に示す。
単位のモル比率を表す。
る添加比率(重量)は1:20〜2:1であり好ましく
は1:10〜1:1である事がインクの受容性やドット
再現性の上からも好ましい。
化合物はフェノール系化合物、チアゾリン系化合物、ト
リアジン系化合物、モルホリン系化合物、イミダゾール
系化合物、グアニジン系化合物及びベンツトリアゾール
系化合物である。特に低分子量のフェノール系化合物及
びチアゾリン系化合物は長期保存後に出力した場合の画
像の斑の発生を防止する上で有効であり、しかもゼラチ
ン系で効果が高い。
ェノールおよびその塩(カリウム、ナトリウム)、2−
オクチル−4−イソチアゾリン、ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジ
ン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン、4−(2−ニトロブチ
ル)モルホリン4−(3−ニトロブチル)モルホリン、
2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、ドデシル
グアニジン塩酸塩、ベンツトリアゾールが挙げられるが
これらに限定されるものではない。
紙1m2当たり0.01〜5.0gである。0.01g
未満は本発明の効果がほとんどなく5.0gを超えると
経時に逆にオイルアウト等の問題が生じ好ましくない。
性、ドット再現性を向上させる目的で適当な硬膜剤で硬
膜することができる。硬膜剤の具体的な例としては、ホ
ルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド
系化合物、ジアセチル、クロルペンタンジオンの如きケ
トン化合物、ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒド
ロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、
米国特許3,288,775号記載の如き反応性のハロ
ゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、米国特許3,
635,718号記載の如き反応性のオレフィンをもつ
化合物、米国特許2,732,316号記載のN−メチ
ロール化合物、米国特許3,103,437号記載の如
きイソシアナート類、米国特許3,017,280号、
同2,983,611号記載の如きアジリジン化合物
類、米国特許3,100,704号記載の如きカルボジ
イミド系化合物類、米国特許3,091,537号記載
の如きエポキシ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカ
ルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如き
ジオキサン誘導体、クロム明ばん、カリ明ばん、硫酸ジ
ルコニウムの如き無機硬膜剤等があり、これらを1種ま
たは2種以上組み合わせて用いることができる。硬膜剤
の添加量はインク受容量を構成するバインダー100g
に対して0.01g〜10gが好ましく、より好ましく
は0.1〜5gである。しかし、本発明を実施する態様
としては硬膜剤を使用しない事である。
さくなり、しかも硬膜が経時で変わる為インク吸収性や
画像の解像度が使用する時間によつて変わるという問題
があり、好ましくない。
界面活性剤、バインダの他、無機顔料、着色染料、着色
顔料、インク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング剤、蛍光増白
剤、粘度安定剤、pH調節剤などの公知の各種添加剤を
添加することができる。
法としては、通常用いられている塗布方法(例えば、カ
ーテン方式、エクストルージョン式、エアナイフ方式、
ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式
等)が用いられる。
でも多層構成でもよい。多層構成の例としては、特開昭
57−89954号、同60−224578号、同61
−12388号等に記載されたものが挙げられる。例え
ば、特開昭61−12388号に記載のインク透過層を
本発明のインク受容層の上に更に受けてもよい。
なくとも片面に設けられているが本発明の好ましい実施
態様としてはインク受容層とは異なったバック層と呼ば
れる層を設けることである。バック層を設けることで温
湿度変化による記録紙のカーリングや面同氏のくっつき
等が防止できる。
〜10が好ましく、特に好ましくは4〜8である。pH
が3より低いと光沢感が失われpHが10を超えると未
プリント部の白地性が経時で劣化する。
は、透明な支持体でも不透明な支持体でも使用目的に応
じて用いることができる。
いずれも使用でき、例えば、ポリエステル樹脂、セルロ
ースアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリイミド樹脂、セロフ
ァン、セルロイドなどのフィルムがある。これらの中で
支持体の剛性、透明性の観点からポリエステル樹脂、特
にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。こ
のような透明支持体はその厚さが約10〜200μm程
度のものが好ましく、更に好ましくは50〜150μm
程度のものである。
り不透明フィルム、発泡フィルム等の従来公知のものが
いずれも使用できるが、光沢性、平滑性の観点から樹脂
被覆紙、各種フィルムが好ましく、手触り感、高級感か
ら樹脂被覆紙、ポリオレフィン樹脂被覆紙、ポリエステ
ル系のフィルムがより好ましい。
原紙は、特に制限はなく、一般に用いられている紙が使
用できるが、より好ましくは例えば写真用支持体に用い
られているような平滑な原紙が好ましい。原紙を構成す
るパルプとしては天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ
等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この原
紙には一般に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強
剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等のの添加剤
が配合される。
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面に塗布
されていてもよい。
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その秤量は30〜250g/m2が好ましい。
ン樹脂や電子線で硬化する樹脂を用いることができる。
ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
ペンテンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレ
ン−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上か
らなる共重合体およびこれらの混合物であり、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
である樹脂被覆紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出しコーティング法により製造され、その両面が樹脂
により被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の
場合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般
に用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線
を照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原
紙に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理な
どの活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク
受容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光
沢面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いら
れる。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止
の点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光
沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコ
ロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことがで
きる。また、被覆樹脂層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚みに表面または表裏両面に
コーティングされる。
剤、液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。
着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反
応性染料或いは食品用色素等の水溶性染料が挙げられ
る。
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の
炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエト
チレングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキ
レングリコール類;グリセリン、エチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、
2H−ピロリジノン等のピロリジノン類、1−メチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン類等が
挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル、ピロリドン類が好ましい。
ドノズルの目詰り防止の観点から水と前記有機溶媒の混
合溶媒を用いることが好ましいが、この時、水と有機溶
媒の混合比率は重量比で1/9〜9/1が好ましく、よ
り好ましくは4/6〜9/1である。
節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調
整剤、湿潤剤、界面活性剤及び防錆剤等が挙げられる。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお以下の記載において、「部」は重量部を意味す
る。 実施例1 樹脂被覆紙(坪量100gの基紙の表面に低密度ポリエ
チレン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)から
なる樹脂組成物を20g/m2塗布し、裏面に低密度ポ
リエチレン(50部)と高密度ポリエチレン(50部)
からなる樹脂組成物を20g/m2塗布したもの)の表
面に、下記組成のインク受容層塗液を乾燥後の膜重量が
10g/m2となるようにバーコート法により塗布した
後、乾燥させてインクジェット記録用シート試料を得
た。
した尚、この時の各インクの組成は以下の通りである。
JC−700V2C、エプソン社製)を用いて、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブルー
(B)、グリーン(G)、レッド(R)、ブラック
(K)の各色をプリントし、均一画像部のムラ及び光沢
性について観察、評価し、その試料を冷暗所で保存し
た。この試料を(A)とする。
境下で1ケ月間保存し、上記と同様の評価を行った。こ
の試料を(B)とする。
R,Kの各色を最大濃度にプリントし、この最大濃度部
の均一性を目視で評価した〉 評価基準 ◎:肉眼ではマダラ,ムラが全く認められ
ず、均一である ○:マダラ,ムラが若干存在するが、凝視しなければ認
識できない △:1目でマダラやムラの存在が確認できるが、実用上
は許容できる ×:マダラ,ムラが顕著であり、実用上問題である。
し、この光沢度を判定した〉 評価基準 ○:問題なく優れている △:僅かに光沢が失われているが、実用上問題がない ×:光沢が失われ、実用できない
剤を用いる事で長期に試料を保存した後印刷した場合で
も画像部の均一性の劣化や光沢性の劣化は認められず、
良好な結果を得た。特にオルトフェニルフェノール,イ
ソチアゾリン系が良好である事が判る。
−2,1−6で使用された添加剤を表2の様に変化させ
て実施例1と同様の評価を行った。ただし保存期間は2
ケ月とした。
05g又は6.0gである場合経時で若干劣化する傾向
にあり、0.02,0.20,4.0の場合は経時でほ
とんど劣化しないことが判る。
90を表3の様に変化させた以外は実施例1と同様の評
価を行った。
クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを
使用し添加量は0.1g/m2とした。
ことで画像の均一性を高く維持し、しかも劣化しないこ
とが判る。
る様に塗布液pHを調整した以外は実施例3と同様の評
価を行った。
画像の均一性及び光沢性が良好でありしかも経時でも劣
化しない事が判る。
沢性が良好であり、さらに経時でも劣化しないインクジ
ェット記録用シートが得られた。
Claims (6)
- 【請求項1】 支持体の少なくとも一方の側にインク受
容層を設けてなるインクジェット記録用シートにおい
て、該支持体がフィルム又は紙の両面を樹脂で被覆され
た樹脂被覆紙であり、前記インク受像層がゼラチン及び
下記化合物から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有
することを特徴とするインクジェット記録用シート。 (a)フェノール系化合物 (b)チアゾリン系化合物 (c)トリアジン系化合物 (d)モルホリン系化合物 (e)イミダゾール系化合物 (f)グアニジン系化合物 (g)ベンツトリアゾール系化合物 - 【請求項2】 前記インク受容層がゼラチン及び、フェ
ノール系化合物又はチアゾリン系化合物から選ばれる少
なくとも一種の化合物を含有することを特徴とする請求
項1記載のインクジェット記録用シート。 - 【請求項3】 前記インク受容層がポリマーを含有する
事を特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記
録用シート。 - 【請求項4】 前記ポリマーがポリビニルピロリドン
類、ポリビニルアルコール類又はメタクリル酸/アクリ
ル酸共重合体である事を特徴とする請求項1,2又は3
記載のインクジェット記録用シート。 - 【請求項5】 前記ポリマーのゼラチンに対する添加比
率(重量比)が1:20〜2:1である事を特徴とする
請求項1,2,3又は4記載のインクジェット記録用シ
ート。 - 【請求項6】 前記インク受容層の膜面pHが3〜10
である事を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載
のインクジェット記録用シート。
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---|---|---|---|
JP15322195A JP3637459B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェット記録用シート |
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JP15322195A JP3637459B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェット記録用シート |
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JPH091922A true JPH091922A (ja) | 1997-01-07 |
JP3637459B2 JP3637459B2 (ja) | 2005-04-13 |
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ID=15557707
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JP15322195A Expired - Fee Related JP3637459B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェット記録用シート |
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JP (1) | JP3637459B2 (ja) |
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