JPH09188420A - シートサイズ検知装置およびシート搬送装置および画像読取装置 - Google Patents

シートサイズ検知装置およびシート搬送装置および画像読取装置

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JPH09188420A
JPH09188420A JP189196A JP189196A JPH09188420A JP H09188420 A JPH09188420 A JP H09188420A JP 189196 A JP189196 A JP 189196A JP 189196 A JP189196 A JP 189196A JP H09188420 A JPH09188420 A JP H09188420A
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JP189196A
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Masaaki Saito
雅昭 齋藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シートのサイズを検知する検知手
段の個数を削減し、且つ、検知できるシートサイズの種
類を増加させたシートサイズ検知装置およびこれを備え
たシート搬送装置およびこれを備えた画像読取装置を提
供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 搬送方向で、A3縦、A4縦,横、A5
横、B4縦、B5横、LDR縦、LTR縦,横およびL
GL縦の10種類の原稿Dを使用する場合、センサ29を
原稿先端ストッパ部15cからLTRサイズの長尺とA4
サイズの長尺との間に配置し、センサ26を原稿載置台2
の中央基準位置SからA4サイズの短尺の1/2よりも
小さい位置に配置し、センサ27をLTRサイズの短尺の
1/2とB4サイズの短尺の1/2との間に配置し、セ
ンサ28をB4サイズの短尺の1/2とLDRサイズの短
尺の1/2との間に配置して構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、複写装置等に装備されるシート搬送装置のシートサ
イズ検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置、複写装置等に
おいて、シート状原稿や記録シートを供給する装置のシ
ートサイズ検知装置では、使用するシートの幅と長さに
対応して多数の検知手段を配列し、各方向のシートの長
さを適宜検知してシートサイズを検知するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、検知手段を多数設ける必要があるた
め、部品点数が増加して部品コストや組み立て工数がか
かり、更には、多数の検知手段からの検知信号を入力す
るポートやソフト制御が必要であるため、コスト高にな
ると共に、多数の検知手段では故障が発生する率が高く
なるという問題があった。
【0004】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シートのサイズを検知する検
知手段の個数を削減し、且つ、検知できるシートサイズ
の種類を増加させたシートサイズ検知装置およびこれを
備えたシート搬送装置およびこれを備えた画像読取装置
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを載置するシー
ト載置手段と、前記シート載置手段に載置されたシート
のシート搬送方向に直交する方向の長さを検知する第1
の検知手段と、前記シート載置手段に載置されたシート
のシート搬送方向の長さを検知する第2の検知手段と、
前記第1、第2の検知手段の検知情報に基づいて前記シ
ート載置手段に載置されたシートのサイズを認識する認
識手段と、を有し、使用されるシートが複数種類の定型
サイズのシートであって、シートのシート搬送方向に直
交する方向の長さが同一で、且つ、前記シートのシート
搬送方向の長さが多くとも二つの異なる長さしか持たな
い場合に、前記二つの異なるシートのシート搬送方向の
長さの内、大きい方をA、小さい方をBとし、使用する
シートの全てのAの最小値をAmin 、Bの最大値をB
max とすると、前記Amin と前記Bmax とが、Amin
max の関係にある場合に、前記第2の検知手段をシー
ト先端規制位置から前記Bmax の位置と、前記Amin
位置との間の位置に配置したことを特徴とするシートサ
イズ検知装置である。
【0006】本発明は、上述の如く構成したので、シー
ト載置手段に載置されたシートのシート搬送方向の長さ
を検知する第2の検知手段を、シート先端規制位置から
前記Bmax の位置と、前記Amin の位置との間の位置に
一つ配置することで、第1、第2の検知手段の検知情報
に対応して複数のシートサイズおよび搬送方向を検知す
ることが出来、検知手段の個数を削減することが出来
る。
【0007】また、本発明に係る他の代表的な構成は、
シートを載置するシート載置手段と、前記シート載置手
段に載置されたシートのシート搬送方向に直交する方向
の長さを検知する第1の検知手段と、前記シート載置手
段に載置されたシートのシート搬送方向の長さを検知す
る第2の検知手段と、前記第1、第2の検知手段の検知
情報に基づいて前記シート載置手段に載置されたシート
のサイズを認識する認識手段と、前記第2の検知手段を
前記シート載置手段に載置されるシートのシート搬送方
向に移動可能な移動手段と、を有し、使用されるシート
が複数種類の定型サイズのシートであって、シートのシ
ート搬送方向に直交する方向の長さが同一で、且つ、前
記シートのシート搬送方向の長さが多くとも二つの異な
る長さしか持たない場合に、前記二つの異なるシートの
シート搬送方向の長さの内、大きい方をA、小さい方を
Bとし、使用するシートの全てのAの最小値をAmin
Bの最大値をBmax とすると、前記Amin と前記Bmax
とが、Amin ≦Bmax の関係にある場合に、使用される
複数種類の定型サイズのシートのシート搬送方向に直交
する方向の長さに対応して全体をi個のグループに分
け、夫々のグループのAmin とBmax とを、Amin iと
max iとし、全てのグループ毎でAmin i>Bmax
となる場合に、前記移動手段により前記第2の検知手段
をシート先端規制位置から前記Bmax iと、前記Amin
iとの間の位置のi箇所に適宜移動するように構成した
ことを特徴とするシートサイズ検知装置である。
【0008】本発明は、上述の如く構成したので、シー
ト載置手段に載置されたシートのシート搬送方向の長さ
を検知する第2の検知手段を、シート先端規制位置から
前記Bmax iと、前記Amin iとの間の位置のi箇所に
適宜移動することにより、第1、第2検知手段の検知情
報に対応して検知し得るシートサイズおよび搬送方向の
種類の数を増やすことが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシートサイ
ズ検知装置およびこれを備えたシート搬送装置およびこ
れを備えた画像読取装置の一例としてファクシミリ装置
に適用した場合の一実施形態を具体的に説明する。図1
は本発明に係るファクシミリ装置の全体構成を示す斜視
図、図2は本発明に係るファクシミリ装置の正面断面
図、図3は第1実施形態の原稿読取部を示す断面説明
図、図4は画像記録部を示す断面説明図、図5は制御系
を示すブロック図、図6は本発明に係るシートサイズ検
知装置の第1実施形態の構成を示す平面説明図、図7は
第1実施形態において、各シートの載置状態と各シート
の寸法および各センサの位置を示す平面図、図8は第1
実施形態の各センサの検知情報とシートサイズとの関係
を示す図である。
【0010】先ず、本発明に係るファクシミリ装置の全
体構成の概略を図1〜図5を用いて説明する。図1、図
2において、1はファクシミリ装置本体であり、2は紙
や合成樹脂等で構成されたシート状原稿Dを複数枚積載
することができるように構成されたシート載置手段とな
る原稿載置台、3は原稿Dの画像情報を読み取る画像読
取装置である。
【0011】図3において、画像読取装置3は、ADF
(オートドキュメントフィーダ)により構成されるシー
ト搬送手段となる流し読み給送部3aと、ブックスキャ
ナ部3bとを有して構成されており、流し読み給送部3
aはブックスキャナ部3bに対して開閉可能になってい
る。
【0012】原稿載置台2には原稿Dの給送方向と直交
する方向(以下、「幅方向」という)に中央基準でスラ
イド可能な一対のスライダ2aが設けられており、該ス
ライダ2aを移動させて原稿載置台2上に載置された原
稿Dの両側端に該スライダ2aを当接させて原稿Dの両
側端を揃えることで、原稿Dの幅方向の位置を規制する
ことが出来る。
【0013】原稿載置台2の先端部には、原稿先端スト
ッパ部15cが設けられており、該原稿先端ストッパ部15
cの原稿先端当接面に原稿Dの先端を当接させることに
より、原稿Dの先端の位置を揃えることが出来るように
なっている。
【0014】また、原稿載置台2の後端部には延長原稿
トレイ2bが開放可能に収納されており、原稿Dが長尺
シートの場合には、原稿載置台2から延長原稿トレイ2
bを開くことにより原稿載置台2が延長され、原稿Dの
後端部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がることを
防止することが出来る。
【0015】2cは、原稿載置台2上に載置され、先端
が原稿先端ストッパ部15cに当接した原稿Dを上下動し
て原稿載置台2よりも原稿給送方向下流側(以下、単に
「下流側」という)に配置された分離ローラ6bに対し
て原稿Dを押圧する原稿押圧板となるリフタである。リ
フタ2cは支軸2dを中心にして回動可能に支持されて
いる。2eはリフタ2cを上方向に押圧する原稿押圧バ
ネとなるリフタバネである。
【0016】リフタ2cよりも下流側で、分離ローラ6
bに対向する位置には、支軸15aにより回動自在に支持
された分離パッドホルダ15bにより保持された分離パッ
ド6aが配置されており、分離パッド6aは分離ローラ
6bに対して分離バネ7により付勢されている。
【0017】6dは、分離ローラ6bと分離パッド6a
とにより構成される原稿分離部において一枚に分離され
た原稿Dを更に下流へと搬送する搬送ローラであり、6
cは、押圧バネ6iにより搬送ローラ6dに付勢され、
該搬送ローラ6dと協働して原稿Dを挟持して搬送する
搬送コロである。
【0018】分離ローラ6bよりも下流側には原稿Dの
搬送をガイドする内原稿ガイド18、外原稿ガイド16が配
置されており、該内原稿ガイド18と外原稿ガイド16とに
より原稿DをUターンさせるUターンパスを形成してい
る。
【0019】Uターンパスよりも下流側には、給送ロー
ラ6fが配置されており、該給送ローラ6fに対向する
位置には図示しない押圧バネにより給送ローラ6fに付
勢された給送コロ6eが設けられている。
【0020】給送ローラ6fよも下流側には原稿Dの画
像情報を読み取る画像読取手段となる密着型イメージセ
ンサ8が配置されており、該密着型イメージセンサ8に
対向する位置には原稿台ガラス板17を介して白ローラ34
が配置されている。白ローラ34は原稿Dの画像情報面を
原稿台ガラス板17とスクレーパシート53に密着させつつ
原稿Dを搬送する。
【0021】密着型イメージセンサ8は光源としてのL
ED(発光ダイオード)アレイから原稿Dの画像情報面
に光を照射し、画像情報面を反射した反射光を短焦点結
像レンズ(例えば、セルフォックレンズ(登録商標)
等)でセンサ素子に結像して画像情報を読み取るもので
ある。
【0022】6hは画像情報が読み取られた原稿Dを排
出する排出ローラであり、6gは排出ローラ6hに対向
して配置され押圧バネ6jにより該排出ローラ6hに付
勢された排出コロである。排出ローラ6hと排出コロ6
gとの協働により原稿Dを原稿排出トレイ9上に排出積
載するようになっている。
【0023】上記構成により、原稿載置台2上に載置し
た原稿Dを分離パッド6aと圧接した分離ローラ6bに
より一枚ずつ分離,給送し、押圧バネ6iにより押圧さ
れた搬送コロ6cと圧接した搬送ローラ6dにより、外
原稿ガイド16と内原稿ガイド18の一部で構成されるUタ
ーンパスを搬送する。
【0024】更に、図示しない押圧バネにより押圧され
た給送コロ6eと圧接した給送ローラ6f等で原稿Dを
密着型イメージセンサ8が対向する読取位置に搬送し、
白ローラ34で、原稿Dを原稿台ガラス板17とスクレーパ
シート53に密着させつつ原稿Dの画像情報を密着型イメ
ージセンサ8により読み取る。
【0025】その後、スクレーパシート53で原稿Dを原
稿台ガラス板17からすくい上げ、原稿Dを押圧バネ6j
により押圧された排出コロ6gと圧接した排出ローラ6
hによって原稿排出トレイ9上に排出するようになって
いる。この間、原稿Dは外原稿ガイド16と内原稿ガイド
18とによりガイドされる。
【0026】54は、流し読み給送部3aを開放して原稿
台ガラス板17上にブック原稿を載置した時に、該ブック
原稿を背面から押圧する押圧白地シートである。35はA
DFカバー、5は表示部や入力キー等を配置した操作部
である。
【0027】図4において、4はレーザビームプリンタ
からなる記録装置である。記録装置4は、制御部20から
出力される画像信号に基づいて、レーザスキャナ10のレ
ーザビーム発振器10aから変調信号を射出し、この変調
ビームをポリゴンミラー10bによって画像形成部11の感
光体ドラム11a表面に画像情報を形成し、カセット給送
部12により画像形成部11に給送された記録シートPに画
像情報を転写して定着した後、記録シート排出部13に排
出するように構成されている。
【0028】12は記録シートPを収容する給送カセット
12aから記録シートPを繰り出すカセット給送部であ
り、21は該カセット給送部12により繰り出された記録シ
ートPを画像形成部11に搬送する記録シート搬送部であ
る。
【0029】感光体ドラム11aは一次帯電器11bと現像
ローラ11cとクリーニングブレード11d等と共に記録カ
ートリッジ11e内に一体に組み込まれており、装置本体
1に対して着脱可能に構成されている。
【0030】そして、感光体ドラム11aの表面は一次帯
電器11bにより均一に帯電され、表面にポリゴンミラー
10bから走査光が折り返しミラー10cで反射して照射さ
れると、潜像が形成され、該潜像が現像ローラ11cから
供給されるトナーによって顕像化されるようになってい
る。
【0031】画像形成部11の感光体ドラム11aに対向す
る位置には転写帯電器11fが配置され、また、感光体ド
ラム11aよりも下流側のシート搬送経路には熱定着器11
gおよび排出ローラ11hが配置されている。
【0032】記録シートPは転写帯電器11fで感光体ド
ラム11a表面に形成されたトナー像が転写された後、記
録シート搬送部21に沿って搬送され、熱定着器11gでト
ナー像が定着されて、排出ローラ11hにより記録シート
排出部13に排出されるようになっている。
【0033】記録シート搬送ガイド21aは中央部にV字
型に配置した搬送ベルト21b,21cを有しており、感光
体ドラム11aの下流から熱定着器11gまでの記録シート
Pの搬送を補助し、且つ、感光体ドラム11aから熱定着
器11gまでの搬送経路長よりも短い記録シートPもトナ
ー画像を乱すことなく搬送可能としている。
【0034】カセット給送部12は、装置本体1の底部に
配置されており、給送カセット12aに収容積載された記
録シートPは、中板12eが中板バネ12fによって上方に
付勢され、断面が半円形状の給送ローラ12bと一対の分
離爪12dによる爪分離方式によって一枚ずつ分離し、分
離された記録シートPをカセット搬送ローラ対12cによ
り搬送し、装置本体1の骨格をなすフレームの一部で構
成される記録シート搬送内ガイド24cとフロントカバー
22に配置されたカバー側Uターンガイド24dと、装置本
体1に配置された本体側Uターンガイド24eによって反
転される。
【0035】更に給送中の記録シートPはレジストセン
サ24fにより先端位置が検出され、感光体ドラム11aに
形成されたトナー像の先端と記録シートPの先端とが一
致するように給送,画像出力タイミングが同期された
後、記録シートPは転写帯電器11fと感光体ドラム11a
との間に搬送される。
【0036】記録シートPはサイズに応じて移動可能に
設けられた図示しない記録シート規制板によって記録シ
ートPの側端、後端が夫々規制され、記録シートPの斜
行や不送りが発生しないようになっている。画像は給送
カセット12aに積載された記録シートPの下面側に記録
される。
【0037】また、記録シートPのサイズや有無は図示
しないカセットセンサにより検知される。給送カセット
12aに収容可能な枚数は約250枚であり、装置本体1
に対して前面方向(図4の右方向)に引き出し可能なフ
ロントローディング方式で構成されている。
【0038】また、給送カセット12aに収容可能なサイ
ズは、搬送方向において、A3縦、A4縦,横、A5
横、B4縦、B5横、LDR(11″×17″サイズ)
縦、LTR(レターサイズ)縦,横、LGL(リーガル
サイズ)縦の10種類である。
【0039】また、フロントカバー22を外して、MP
(マルチペーパー)トレイ25を取り付けることにより、
給送可能なシートサイズにハガキや名刺を加えることも
出来る。MPトレイ25の積載可能枚数は約100枚であ
る。
【0040】また、カセット給送部12と同様の構成を持
つ2〜4段目カセット給送部13は夫々オプションとして
分離,接続可能になっており、これ等を選択的に接続す
れば、全体の記録シートP積載可能枚数は約350枚〜
約1100枚まで可変することが出来る。
【0041】装置本体1には、カートリッジカバー14が
開閉可能に設けられており、該カートリッジカバー14を
開放することにより、記録カートリッジ11eを装置本体
1の外に引き出して交換できるようになっている。
【0042】また、カートリッジカバー14には、インタ
ーロック機構が備わっており、カートリッジカバー14が
開いているか、記録カートリッジ11eが装置本体1にセ
ットされていない場合には、記録装置4が動作しないよ
うになっている。
【0043】また、記録カートリッジ11eに設けたドラ
ム感光防止シャッター11iは記録カートリッジ11eの装
置本体1へのセットと連動するようになっており、カー
トリッジカバー14を開いて記録カートリッジ11eを装置
本体1へセットした時、ドラム感光防止シャッター11i
が開き、記録カートリッジ11eを装置本体1から取り出
した時に、ドラム感光防止シャッター11iが閉じること
で、感光体ドラム11aの不必要な感光を防止するように
なっている。
【0044】また、記録中にジャムが発生した場合、カ
ートリッジカバー14、フロントカバー22、排出カバー23
のいずれかを開けることによって装置本体1内部に停滞
している記録シートPを取り出すことが出来るようにな
っている。
【0045】仕切部19は画像読取装置3と記録装置4と
を分離するダクトとなっており、図示しないファンによ
って空気を流すことにより、記録装置4から発生した熱
により画像読取装置3が悪影響を受けたり、記録シート
Pから蒸発拡散した水蒸気が結露して記録シートP上に
滴下することを防いでいる。
【0046】次に、図5を用いて本発明に係るファクシ
ミリ装置の制御系について説明する。図5において、制
御部20にはファクシミリ装置全体を制御するCPU(中
央演算処理回路)301 や画像読取部304 、記録部305 、
LCD(液晶表示部)303 、スピーカ307 、MPU(マ
イクロプロセッサ)311 、該MPU311 の制御プログラ
ム等を格納するROM312 、各種データ処理のワークエ
リアや画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM
313 、画像の変倍,解像度変換等を行う画像処理部314
等により構成されている。
【0047】また、CPU301 には公知の構成からなる
カレンダ,時計機能等が備えられており、RAM313 の
うちワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情
報等の重要なシステム設定情報を格納する領域は、バッ
テリーバックアップによって停電等の不慮の障害から保
護されている。
【0048】ファクシミリ装置本体1の制御系は、上述
のCPU301 と以下の各要素をインターフェイスを通じ
て接続した構成となっている。画像読取部304 は、読取
モータ等の駆動部、画像の読み取りを行う密着型イメー
ジセンサ8、読み取った画像のシェーディングや二値化
を行う画像処理部、原稿Dの検知等を行う各種センサ等
からなる。
【0049】記録部305 は、記録モータ等の駆動部、レ
ーザスキャナ10や電子写真プロセスの制御等を行う記録
ユニット、記録する画像のスムージング等を行う画像処
理部、記録シートPの検知等を行う各種センサ等からな
る。
【0050】発呼、着呼、画像データの符号化等を行う
通信制御部306 はモデム、NCU(ネットワークコント
ロールユニット)等からなる接続部を持ち、該接続部に
は通信網、ハンドセットが接続される。
【0051】CPU外部インターフェイス309 は、CP
U301 から直接データの送受信を行うインターフェイス
であり、例えば、RS232C、SCSI、LAN等の
回線を通じて装置外部のコンピュータと接続することで
装置を外部のコンピュータのスキャナプリンタ等として
使用する。HDD310 は、大容量の不揮発性メモリとし
て画像情報等の保存に使用される。
【0052】また、制御部20は、後述するセンサ26,2
7,28,29により検知される検知情報に基づいて、それ
等の組み合わせから原稿載置台2上に載置された原稿D
のサイズおよび搬送方向を認識する認識手段の機能も有
している。
【0053】次に、本発明の特徴であるシートサイズ検
知装置について図6〜図8を用いて詳細に説明する。図
6において、第2の検知手段となるセンサ(DS)26は
シート状原稿Dの有無および原稿Dの原稿搬送方向と直
交する方向の長さ(以下「幅」という)を検知し、同じ
く第2の検知手段となるセンサ(DWS)27,28は、原
稿Dの幅を検知するものである。センサ26は使用する原
稿Dの最小幅サイズに対応する位置に配置され、センサ
27,28は、詳しくは後述するように、使用する原稿Dの
各種幅サイズに対応する位置に配置される。
【0054】29は原稿Dの原稿搬送方向の長さ(以下
「長さ」という)を検知する第1の検知手段となるセン
サ(DLS)である。図3に示す30は、搬送中の原稿D
の先端および後端位置を検知するセンサ(DES)であ
り、31は圧板55の開閉を検知するセンサ(BCVS)で
ある。
【0055】原稿Dは、先端を原稿先端ストッパ部15c
に当接させると共に、中央基準で構成されるスライダ2
aを原稿D幅方向に移動して原稿Dの両側端に当接させ
て原稿Dの位置を規制し、原稿載置台2上に載置され
る。この時、原稿Dは夫々のサイズに応じた原稿載置台
2上の所定の位置にセットされる。
【0056】ここで、本実施形態において、原稿載置台
2上に載置して使用可能な原稿Dのサイズは、搬送方向
において、A3縦、A4横,縦、A5横、B4縦、B5
横、LDR(11″×17″サイズ)縦,LTR(レタ
ーサイズ)横,縦、LGL(リーガルサイズ)縦の10
種類のサイズが使用できるようになっている。
【0057】図7に原稿載置台2上における前記各種サ
イズの原稿Dの載置状態と原稿Dの幅と長さの寸法の概
略図を示す。前記10種類のサイズでは、図7に示すよ
うに、5種類の幅(W1〜W5)のグループに分別で
き、更に夫々の幅に対応して2種類の長さを有してい
る。
【0058】即ち、図7に示すように、A5横方向とA
4縦方向に載置した場合の幅W1は等しく、LTR縦方
向とLGL縦方向に載置した場合の幅W2は等しく、B
5横方向とB4縦方向に載置した場合の幅W3は等し
く、LTR横方向とLDR縦方向に載置した場合の幅W
4は等しく、A4横方向とA3縦方向に載置した場合の
幅W5は等しくなっている。
【0059】ここで、前記各サイズの具体的寸法は、B
4サイズ(短尺257mm×長尺364mm)、B5サ
イズ(短尺182mm×長尺257mm)、A3サイズ
(短尺297mm×長尺420mm)、A4サイズ(短
尺210mm×長尺297mm)、A5サイズ(短尺1
48.0mm×長尺210mm)、レター(LTR)サ
イズ(短尺215.9mm×長尺279.4mm)、リ
ーガル(LGL)サイズ(短尺215.9mm×長尺3
55.6mm)、11″×17″(LDR)サイズ(短
尺279.4mm×長尺431.8mm)である。
【0060】上述した5種類の幅のグループW1〜W5
の夫々の幅に対応する2種類の長さのうち、大きい方を
A,小さい方をBとする。即ち、グループW1では、A
がA4サイズの長尺、BがA5サイズの短尺であり、グ
ループW2では、AがLGLサイズの長尺、BがLTR
サイズの長尺であり、グループW3では、AがB4サイ
ズの長尺、BがB5サイズの短尺であり、グループW4
では、AがLDRサイズの長尺、BがLTRサイズの短
尺であり、グループW5では、AがA3サイズの長尺、
BがA4サイズの短尺である。
【0061】そして、全ての幅のグループW1〜W5に
おいて、Aの最小値をAmin とし、Bの最大値をBmax
とすると、Amin はA4サイズの長尺(297mm)、
ma x はLTRサイズの長尺(279.4mm)であ
る。従って、Amin >Bmax となる。
【0062】前記センサ26は、原稿載置台2の中央基準
位置SからA4サイズの短尺(210mm)の1/2よ
りも小さい位置に配置され、センサ27は、レター(LT
R)サイズの短尺(215.9mm)の1/2よりも大
きく、且つ、B4サイズの短尺(257mm)の1/2
よりも小さい位置に配置され、センサ28は、B4サイズ
の短尺(257mm)の1/2よりも大きく、且つ、1
1″×17″(LDR)サイズの短尺(279.4m
m)の1/2よりも小さい位置に配置されている。
【0063】また、センサ29は、原稿先端ストッパ部15
cの原稿先端当接面からレター(LTR)サイズの長尺
(279.4mm)よりも大きく、且つ、A4サイズの
長尺(297mm)よりも小さい位置に配置されてい
る。
【0064】そして、前記センサ26〜29が原稿Dを検知
するか否かの組み合わせにより、原稿Dの幅と長さが検
知されるようになっている。図8に前記センサ26〜29の
検知状況に対応する原稿Dサイズを示す。
【0065】即ち、センサ26〜29の全てが原稿Dを検知
した場合(コード(1) )には、A3縦とLDR縦の原稿
サイズが検知でき、センサ26〜28が原稿Dを検知し、セ
ンサ29が原稿Dを検知しない場合(コード(2) )には、
A4横とLTR横の原稿サイズが検知でき、センサ26,
27,29が原稿Dを検知し、センサ28が原稿Dを検知しな
い場合(コード(3) )には、B4縦の原稿サイズが検知
できる。
【0066】また、センサ26,27が原稿Dを検知し、セ
ンサ28,29が原稿Dを検知しない場合(コード(4) )に
は、B5横の原稿サイズが検知でき、センサ26,29が原
稿Dを検知し、センサ27,28が原稿Dを検知しない場合
(コード(5) )には、A4縦とLGL縦の原稿サイズが
検知できる。
【0067】また、センサ26が原稿Dを検知し、センサ
27〜29が原稿Dを検知しない場合(コード(6) )には、
A5横とLTR縦の原稿サイズが検知でき、センサ26〜
29の全てが原稿Dを検知しない場合(コード(7) )に
は、原稿載置台2上に原稿Dがセットされていないと認
識する。
【0068】ここで、コード(1) におけるA3縦とLD
R縦、コード(2) におけるA4横とLTR横、コード
(5) におけるA4縦とLGL縦、コード(6) におけるA
5横とLTR縦とは、夫々センサ26〜29の検知状況が同
じであり、サイズの違いが判別できないが、原稿DのA
系列(A3縦、A4縦,横、A5横)と、L系列(LD
R縦、LTR縦,横、LGL縦)とは、市場(国別)に
よりどちらかが主に使用されるため、両方を使用する場
合はない。
【0069】例えば、日本やヨーロッパではA系列が主
に使われ、アメリカ合衆国ではL系列が主に使われてい
る。従って、A系列を使用する場合には、コード(1) 〜
(6)によりA3縦,A4横,B4縦,B5横,A4縦,
A5横の原稿Dを夫々検知することが出来、L系列を使
用する場合には、コード(1) 〜(6) によりLDR縦,L
TR横,B4縦,B5横,LGL縦,LTR縦の原稿D
を夫々検知することが出来る。
【0070】従って、上述したように、原稿Dの長さを
検知するためのセンサ29を原稿先端ストッパ部15cの原
稿先端当接面からレター(LTR)サイズの長尺(27
9.4mm)よりも大きく、且つ、A4サイズの長尺
(297mm)よりも小さい位置に一つ配置するだけ
で、上記10種類の原稿Dのサイズを検知することが出
来る。
【0071】また、使用される原稿Dが他の複数種類の
定型サイズであって、原稿Dの幅の長さが同一で、且
つ、原稿Dの搬送方向の長さが多くとも二つの異なる長
さしか持たない場合に、前記二つの異なる原稿Dの搬送
方向の長さの内、大きい方をA、小さい方をBとし、使
用するシートの全てのAの最小値をAmin 、Bの最大値
をBmax とすると、前記Amin と前記Bmax とが、A
min >Bmax の関係にある場合に、センサ29をシート先
端規制位置から前記Bmax の位置と、前記Amin の位置
との間の位置に配置すれば前述と同様な効果を得ること
が出来、原稿サイズを検知するセンサの個数を削減する
ことが出来る。
【0072】次に、本発明に係るシートサイズ検知装置
およびこれを備えたシート搬送装置およびこれを備えた
画像読取装置の第2実施形態について、図9〜図14を用
いて説明する。図9は第2実施形態の原稿読取部を示す
断面説明図、図10は第2実施形態において、第2の検知
手段を移動する移動手段の構成を示す要部斜視図、図11
は第2実施形態において、移動手段への駆動を伝達する
駆動伝達手段の構成を示す要部斜視図、図12は本発明に
係るシートサイズ検知装置の第2実施形態の構成を示す
平面説明図、図13は各シートの載置状態と各シートの寸
法および各センサの位置を示す平面図、図14は第2実施
形態の各センサの検知情報とシートサイズとの関係を示
す図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】図9、図10において、32は、原稿Dの長さ
に対応して第2の検知手段であるセンサ(DLS)29を
原稿搬送方向に移動可能に構成されたキャリッジであ
る。キャリッジ32は画像読取装置3の本体フレームに設
けられた駆動モータ40を駆動源として移動するようにな
っており、該駆動モータ40は、流し読み給送部3aの駆
動源を兼ねている。
【0074】図10に示すように、原稿搬送方向に配置さ
れ、原稿載置台2に固定された支軸39に対して摺動可能
に設けられたキャリッジ32には、二つのプーリ37,38に
より所定の張力で張架されたタイミングベルト36が接続
されており、支軸39とタイミングベルト36によりキャリ
ッジ32上のセンサ29は、略水平状態を維持しつつ原稿搬
送方向に移動可能に配置される。
【0075】プーリ37,38は、軸37a,38aにより夫々
回転可能に軸支されており、プーリ37はギア37bと一体
的に形成されている。ギア37bは、図11に示すように、
ギア列を介して駆動モータ40に接続されており、該駆動
モータ40を正転,逆転駆動することによりタイミングベ
ルト36を所定方向に回転させてキャリッジ32に搭載され
たセンサ29を原稿搬送方向に移動させることが出来る。
【0076】図11において、駆動モータ40からの駆動
は、ギア41に伝達され、更に首振りギア42に伝達され
る。駆動モータ40によりキャリッジ32を駆動する場合に
は、ソレノイド43を駆動して首振りギア42をバネ48の引
っ張り力に抗して図11の矢印a方向に引っ張り、首振り
ギア42をギア44に噛合させる。ギア44はベベルギア45と
一体的に形成され、該ベベルギア45はベベルギア46と噛
合し、該ベベルギア46と一体的に形成されたギア47は前
記ギア37bに噛合してタイミングベルト36を介してキャ
リッジ32を移動する。
【0077】駆動モータ40の駆動を流し読み給送部3a
に伝達する場合には、ソレノイド43の駆動を停止させて
バネ48の引っ張り力により首振りギア42を図11の矢印b
方向に引っ張り、流し読み給送部3aに駆動を伝達する
ために設けられたギア49に首振りギア42を噛合させ、駆
動モータ40からの駆動を、ギア41、首振りギア42を介し
て流し読み給送部3aに伝達し、原稿載置台2上に載置
された原稿Dを搬送する。
【0078】また、本実施形態では、給送カセット12a
に収容可能なサイズは、搬送方向において、A3縦、A
4横,縦、A5横、B4縦、B5横,縦、LDR(1
1″×17″サイズ)縦,LTR(レターサイズ)横,
縦、LGL(リーガルサイズ)縦、B6横の12種類と
なっている。
【0079】また、第1実施形態で上述した制御部20
は、後述するセンサ26,27,28,29,33により検知され
る検知情報に基づいて、それ等の組み合わせから原稿載
置台2上に載置された原稿Dのサイズおよび搬送方向を
認識する認識手段の機能を有しており、更には、駆動モ
ータ40を所定方向に駆動してキャリッジ32に搭載したセ
ンサ29を原稿搬送方向に移動するようになっている。
【0080】第1の検知手段となるセンサ26は前記第1
実施形態と同様に、原稿Dの有無と原稿Dの幅を検知す
るためのものであるが、本実施形態では、図12および図
13に示すように、原稿載置台2の中央基準位置SからB
5サイズの短尺(182mm)の1/2よりも小さい位
置に配置されている。また、同じく第1の検知手段とな
るセンサ27,28は前記第1実施形態と同じ位置に配置さ
れている。
【0081】また、同じく第1の検知手段となるセンサ
(DWS)33は、原稿Dの幅を検知するものであり、原
稿載置台2の中央基準位置SからB5サイズの短尺(1
82mm)の1/2よりも大きく、且つ、A4サイズの
短尺(210mm)の1/2よりも小さい位置に配置さ
れている。他の構成は、前記第1実施形態と同様に構成
されている。
【0082】本実施形態において、原稿載置台2上に載
置して使用可能な原稿Dのサイズは、搬送方向におい
て、A3縦、A4横,縦、A5横、B4縦、B5横,
縦、LDR(11″×17″サイズ)縦,LTR(レタ
ーサイズ)横,縦、LGL(リーガルサイズ)縦、B6
横の12種類のサイズが使用できるようになっている。
前記B6サイズの具体的寸法は、(短尺128.0mm
×長尺182mm)である。
【0083】前記第1実施形態と同様に、Amin とB
max とを考えると、Amin はB5サイズの長尺(257
mm)、Bmax はLTRサイズの長尺(279.4m
m)である。従って、Amin <Bmax となる。
【0084】ここで、B5縦、B6横以外の10種類
(前記第1実施形態と同じ)をグループ1、B5縦、B
6横をグループ2として二つのグループに分け、グルー
プ1、2のAmin とBmax とを、夫々Amin 1、Bmax
1とAmin 2、Bmax 2とすると、Amin 1、Bmax
は前記第1実施形態と同様に、Amin 1はA4サイズの
長尺(297mm)、Bmax 1はLTRサイズの長尺
(279.4mm)であり、Amin 2はB5サイズの長
尺(257mm)、Bmax 2はB6サイズの短尺(12
8.5mm)である。従って、Amin 1>Bmax 1、A
min 2>Bmax 2となる。
【0085】キャリッジ32は、グループ1の原稿Dが原
稿載置台2上に載置されると、前記第1実施形態と同様
に、センサ29を原稿先端ストッパ部15cの原稿先端当接
面からレター(LTR)サイズの長尺(279.4m
m)よりも大きく、且つ、A4サイズの長尺(297m
m)よりも小さい位置m1に移動して設定し、グループ
2の原稿Dが原稿載置台2上に載置されると、センサ29
を原稿先端ストッパ部15cの原稿先端当接面からB6サ
イズの短尺(128.0mm)よりも大きく、且つ、B
5サイズの長尺(257mm)よりも小さい位置m2に
移動して設定する。
【0086】図14に前記センサ26〜29の検知状況に対応
する原稿Dサイズを示す。図14において、センサ29がm
1の位置に設定された状態において、センサ26〜29,33
の全てが原稿Dを検知した場合(コード(8) )には、A
3縦とLDR縦の原稿サイズが検知でき、センサ26〜2
8,33が原稿Dを検知し、センサ29が原稿Dを検知しな
い場合(コード(9) )には、A4横とLTR横の原稿サ
イズが検知でき、センサ26,27,29,33が原稿Dを検知
し、センサ28が原稿Dを検知しない場合(コード(10))
には、B4縦の原稿サイズが検知できる。
【0087】また、センサ26,27,33が原稿Dを検知
し、センサ28,29が原稿Dを検知しない場合(コード(1
1))には、B5横の原稿サイズが検知でき、センサ26,
29,33が原稿Dを検知し、センサ27,28が原稿Dを検知
しない場合(コード(12))には、A4縦とLGL縦の原
稿サイズが検知できる。また、センサ26,33が原稿Dを
検知し、センサ27〜29が原稿Dを検知しない場合(コー
ド(13))には、A5横とLTR縦の原稿サイズが検知で
きる。
【0088】また、センサ29がm2の位置に設定された
状態において、センサ26,29が原稿Dを検知し、センサ
27,28,33が原稿Dを検知しない場合(コード(14))に
は、B5縦の原稿サイズが検知でき、センサ26が原稿D
を検知し、センサ27〜29,33が原稿Dを検知しない場合
(コード(15))には、B6横の原稿サイズが検知でき
る。
【0089】また、センサ29がm1,m2のいずれかの
位置に設定された状態において、センサ26〜29,33の全
てが原稿Dを検知しない場合(コード(16))には、原稿
載置台2上に原稿Dがセットされていないと認識する。
【0090】ここで、コード(8) におけるA3縦とLD
R縦、コード(9) におけるA4横とLTR横、コード(1
2)におけるA4縦とLGL縦、コード(13)におけるA5
横とLTR縦とは、夫々センサ26〜29,33の検知状況が
同じであり、サイズの違いが判別できないが、前述した
ように、原稿DのA系列(A3縦、A4縦,横、A5
縦,横)と、L系列(LDR縦、LTR縦,横、LGL
縦)との両方を使用する場合はないので、A系列を使用
する場合には、コード(8) 〜(15)によりA3縦,A4
横,B4縦,B5横,A4縦,A5横,B5縦,B6横
の原稿Dを夫々検知することが出来、L系列を使用する
場合には、コード(8) 〜(15)によりLDR縦,LTR
横,B4縦,B5横,LGL縦,LTR縦,B5縦,B
6横の原稿Dを夫々検知することが出来る。
【0091】従って、上述したように、原稿Dの長さを
検知するためのセンサ29を原稿先端ストッパ部15cの原
稿先端当接面からレター(LTR)サイズの長尺(27
9.4mm)よりも大きく、且つ、A4サイズの長尺
(297mm)よりも小さい位置m1と、原稿先端スト
ッパ部15cの原稿先端当接面からB6サイズの短尺(1
28.0mm)よりも大きく、且つ、B5サイズの長尺
(257mm)よりも小さい位置m2とのいずれかに選
択的に移動して設定することで、上記12種類の原稿D
のサイズを検知することが出来る。
【0092】また、使用される原稿Dが他の複数種類の
定型サイズの原稿であって、原稿幅の長さが同一で、且
つ、原稿の原稿搬送方向の長さが多くとも二つの異なる
長さしか持たない場合に、前記二つの異なる原稿の原稿
搬送方向の長さの内、大きい方をA、小さい方をBと
し、使用する原稿の全てのAの最小値をAmin 、Bの最
大値をBmax とすると、前記Amin と前記Bmax とが、
min ≦Bmax の関係にある場合に、使用される複数種
類の定型サイズの原稿の幅の長さに対応して全体をi個
のグループに分け、夫々のグループのAmin とBmax
を、Amin iとB max iとし、全てのグループ毎でA
min i>Bmax iとなる場合に、前記移動手段によりセ
ンサ29をシート先端規制位置から前記Bmax iと、前記
min iとの間の位置のi箇所に適宜移動するように構
成することで、前述と同様な効果を得ることが出来、検
知し得る原稿サイズおよび搬送方向の種類の数を増やす
ことが出来る。
【0093】尚、前記各実施形態では、本発明に係るシ
ートサイズ検知装置を原稿のサイズを検知するために適
用した場合について説明したが、他の構成として、画像
形成装置に使用される記録シートのサイズを検知するシ
ートサイズ検知装置として構成することも可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、シートの幅を検知する検知手段を複数配置
し、シートの長さを検知する検知手段を所定の位置に一
つ配置して複数種類のシートのサイズを検知することが
出来る。
【0095】従って、検知手段の個数を低減して部品コ
ストおよび組み付け工数を低減して安価なシートサイズ
検知装置およびこれを備えたシート搬送装置およびこれ
を備えた画像読取装置を提供することが出来る。
【0096】また、シートの長さを検知する一つの検知
手段をシート搬送方向に移動可能に構成し、検知するシ
ートサイズに対応させて位置を設定することで、更に検
知できるシートサイズの種類を増加することが出来る。
【0097】また、シートの長さを検知する一つの検知
手段をシート搬送方向に移動可能に構成する移動手段の
駆動源をシートを給送する給送手段の駆動源が兼ねるよ
うに構成することで、部品点数およびスペースを削減す
ることで省スペースで安価なシートサイズ検知装置およ
びこれを備えたシート搬送装置およびこれを備えた画像
読取装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の全体構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の正面断面図で
ある。
【図3】第1実施形態の原稿読取部を示す断面説明図で
ある。
【図4】画像記録部を示す断面説明図である。
【図5】制御系を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るシートサイズ検知装置の第1実施
形態の構成を示す平面説明図である。
【図7】第1実施形態において、各シートの載置状態と
各シートの寸法および各センサの位置を示す平面図であ
る。
【図8】第1実施形態の各センサの検知情報とシートサ
イズとの関係を示す図である。
【図9】第2実施形態の原稿読取部を示す断面説明図で
ある。
【図10】図10は第2実施形態において、第2の検知手段
を移動する移動手段の構成を示す要部斜視図である。
【図11】第2実施形態において、移動手段への駆動を伝
達する駆動伝達手段の構成を示す要部斜視図である。
【図12】本発明に係るシートサイズ検知装置の第2実施
形態の構成を示す平面説明図である。
【図13】第2実施形態において、各シートの載置状態と
各シートの寸法および各センサの位置を示す平面図であ
る。
【図14】第2実施形態の各センサの検知情報とシートサ
イズとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置本体、2…原稿載置台、2a…ス
ライダ、2b…延長原稿トレイ、2c…リフタ、2d…
支軸、2e…リフタバネ、3…画像読取装置、3a…流
し読み給送部、3b…ブックスキャナ部、4…記録装
置、5…操作部、6a…分離パッド、6b…分離ロー
ラ、6c…搬送コロ、6d…搬送ローラ、6e…給送コ
ロ、6f…給送ローラ、6g…排出コロ、6h…排出ロ
ーラ、6i,6j…押圧バネ、7…分離バネ、8…密着
型イメージセンサ、9…原稿排出トレイ、10…レーザス
キャナ、10a…レーザビーム発振器、10b…ポリゴンミ
ラー、10c…折り返しミラー、11…画像形成部、11a…
感光体ドラム、11b…一次帯電器、11c…現像ローラ、
11d…クリーニングブレード、11e…記録カートリッ
ジ、11f…転写帯電器、11g…熱定着器、11h…排出ロ
ーラ、11i…ドラム感光防止シャッター、12…カセット
給送部、12a…給送カセット、12b…給送ローラ、12c
…カセット搬送ローラ対、12d…分離爪、12e…中板、
12f…中板バネ、13…記録シート排出部、14…カートリ
ッジカバー、15a…支軸、15b…分離パッドホルダ、15
c…原稿先端ストッパ部、16…外原稿ガイド、17…原稿
台ガラス板、18…内原稿ガイド、19…仕切部、20…制御
部、21…記録シート搬送部、21a…記録シート搬送ガイ
ド、21b,21c…搬送ベルト、22…フロントカバー、23
…排出カバー、24c…記録シート搬送内ガイド、24d…
カバー側Uターンガイド、24e…本体側Uターンガイ
ド、24f…レジストセンサ、25…MPトレイ、26〜31…
センサ、32…キャリッジ、33…センサ、34…白ローラ、
35…ADFカバー、36…タイミングベルト、37,38…プ
ーリ、37a,38a…軸、37b,41,44,,47,49…ギ
ア、39…支軸、40…駆動モータ、42…首振りギア、43…
ソレノイド、45,46…ベベルギア、48…バネ、53…スク
レーパーシート、54…押圧白地シート、55…圧板、301
…CPU、303 …LCD(表示部)、304 …画像読取
部、305 …記録部、306 …通信制御部、307 …スピー
カ、309 …CPU外部インターフェイス、310 …HD
D、311 …MPU、312 …ROM、313 …RAM、314
…画像処理部、P…記録シート、D…原稿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置するシート載置手段と、 前記シート載置手段に載置されたシートのシート搬送方
    向に直交する方向の長さを検知する第1の検知手段と、 前記シート載置手段に載置されたシートのシート搬送方
    向の長さを検知する第2の検知手段と、 前記第1、第2の検知手段の検知情報に基づいて前記シ
    ート載置手段に載置されたシートのサイズを認識する認
    識手段と、 を有し、 使用されるシートが複数種類の定型サイズのシートであ
    って、シートのシート搬送方向に直交する方向の長さが
    同一で、且つ、前記シートのシート搬送方向の長さが多
    くとも二つの異なる長さしか持たない場合に、 前記二つの異なるシートのシート搬送方向の長さの内、
    大きい方をA、小さい方をBとし、 使用するシートの全てのAの最小値をAmin 、Bの最大
    値をBmax とすると、 前記Amin と前記Bmax とが、Amin >Bmax の関係に
    ある場合に、 前記第2の検知手段を、シート先端規制位置から前記B
    max の位置と、前記A min の位置との間の位置に配置し
    たことを特徴とするシートサイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記使用される複数種類の定型サイズの
    シートの搬送方向は、A3縦、A4縦,横、A5横、B
    4縦、B5横、11″×17″縦、レター縦,横、およ
    びリーガル縦の10種類の異なるサイズおよび搬送方向
    であり、 前記第2の検知手段を、シート先端規制位置からレター
    サイズのシートの長尺の長さよりも大きく、且つ、A4
    サイズのシートの長尺の長さよりも小さい位置に配置し
    たことを特徴とする請求項1に記載のシートサイズ検知
    装置。
  3. 【請求項3】 シートを載置するシート載置手段と、 前記シート載置手段に載置されたシートのシート搬送方
    向に直交する方向の長さを検知する第1の検知手段と、 前記シート載置手段に載置されたシートのシート搬送方
    向の長さを検知する第2の検知手段と、 前記第1、第2の検知手段の検知情報に基づいて前記シ
    ート載置手段に載置されたシートのサイズを認識する認
    識手段と、 前記第2の検知手段を前記シート載置手段に載置される
    シートのシート搬送方向に移動可能な移動手段と、 を有し、 使用されるシートが複数種類の定型サイズのシートであ
    って、シートのシート搬送方向に直交する方向の長さが
    同一で、且つ、前記シートのシート搬送方向の長さが多
    くとも二つの異なる長さしか持たない場合に、 前記二つの異なるシートのシート搬送方向の長さの内、
    大きい方をA、小さい方をBとし、 使用するシートの全てのAの最小値をAmin 、Bの最大
    値をBmax とすると、 前記Amin と前記Bmax とが、Amin ≦Bmax の関係に
    ある場合に、 使用される複数種類の定型サイズのシートのシート搬送
    方向に直交する方向の長さに対応して全体をi個のグル
    ープに分け、 夫々のグループのAmin とBmax とを、Amin iとB
    max iとし、 全てのグループ毎でAmin i>Bmax iとなる場合に、 前記移動手段により前記第2の検知手段をシート先端規
    制位置から前記Bmaxiと、前記Amin iとの間の位置
    のi箇所に適宜移動するように構成したことを特徴とす
    るシートサイズ検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシ
    ートサイズ検知装置を有し、 前記シート載置手段に載置されたシートを搬送するシー
    ト搬送手段を有することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段の駆動源を、前記シート搬
    送手段の駆動源が兼ねるように構成したことを特徴とす
    る請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のシート
    搬送装置を備え、前記シート搬送手段により給送された
    シート状原稿の画像情報を読み取る画像読取手段を有す
    ることを特徴とする画像読取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460825B2 (en) 2004-02-27 2008-12-02 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and sheet processing apparatus

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