JPH09182342A - 回転電機の固定子 - Google Patents
回転電機の固定子Info
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- JPH09182342A JPH09182342A JP34959095A JP34959095A JPH09182342A JP H09182342 A JPH09182342 A JP H09182342A JP 34959095 A JP34959095 A JP 34959095A JP 34959095 A JP34959095 A JP 34959095A JP H09182342 A JPH09182342 A JP H09182342A
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- coils
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルを巻装した分割鉄心を円周方向に並
べ、相隣るコイル間にモールド樹脂を充填するとき、コ
イルが崩れてコイルの相間絶縁がとれなくなる恐れがあ
る。 【解決手段】 コイル６間に相間絶縁部８を挿入し、こ
の相間絶縁部８を囲みコイル６外周にモールド樹脂１１
を充填する。
べ、相隣るコイル間にモールド樹脂を充填するとき、コ
イルが崩れてコイルの相間絶縁がとれなくなる恐れがあ
る。 【解決手段】 コイル６間に相間絶縁部８を挿入し、こ
の相間絶縁部８を囲みコイル６外周にモールド樹脂１１
を充填する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
に関するもので、特に固定子に巻装したコイルの相間絶
縁構造に関するものである。
に関するもので、特に固定子に巻装したコイルの相間絶
縁構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転電機の固定子の構成は、図５
に示すように構成されている。薄鋼板より外側円弧部１
４と内側円弧部１５とこれら円弧部を接続する連結巻線
部１６とを一体に打ち抜き積層した分割鉄心１３を設
け、この分割鉄心１３の連結巻線部１６にコイルボビン
１７を取付け、このコイルボビン１７の外周に電線を巻
装してコイル１８を形成した分割鉄心１３を周方向に並
べて回転電機の固定子を構成し、この固定子のコイル１
８間および分割鉄心の外周にモールド樹脂１９を充填し
て巻線の相間絶縁を行っていた。
に示すように構成されている。薄鋼板より外側円弧部１
４と内側円弧部１５とこれら円弧部を接続する連結巻線
部１６とを一体に打ち抜き積層した分割鉄心１３を設
け、この分割鉄心１３の連結巻線部１６にコイルボビン
１７を取付け、このコイルボビン１７の外周に電線を巻
装してコイル１８を形成した分割鉄心１３を周方向に並
べて回転電機の固定子を構成し、この固定子のコイル１
８間および分割鉄心の外周にモールド樹脂１９を充填し
て巻線の相間絶縁を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した回
転電機の固定子は、モールド樹脂を充填するとき整列巻
で巻かれたコイルがモールド時の圧力で崩れて他相のコ
イルに近接あるいは接触して絶縁が確保できなくなる恐
れがあるという問題があった。そこで、本発明は、樹脂
をモールドする固定子においても簡単で、かつ確実にコ
イルの絶縁ができるようにすることを目的とする。
転電機の固定子は、モールド樹脂を充填するとき整列巻
で巻かれたコイルがモールド時の圧力で崩れて他相のコ
イルに近接あるいは接触して絶縁が確保できなくなる恐
れがあるという問題があった。そこで、本発明は、樹脂
をモールドする固定子においても簡単で、かつ確実にコ
イルの絶縁ができるようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外側円弧部と内側円弧部とこれら円弧部を
接続する連結巻線部とを一体に薄鋼板から打ち抜き積層
し、前記連結巻線部のコイルボビンにコイルを巻装した
分割鉄心を周方向に並べ、コイル部およびコイル間にモ
ールド樹脂を充填した回転電機の固定子において、相隣
るコイル間に介装した絶縁材よりなる相間絶縁部を設
け、この相間絶縁部を囲み分割鉄心のコイル間にモール
ド樹脂を充填するようにしている。
するために、外側円弧部と内側円弧部とこれら円弧部を
接続する連結巻線部とを一体に薄鋼板から打ち抜き積層
し、前記連結巻線部のコイルボビンにコイルを巻装した
分割鉄心を周方向に並べ、コイル部およびコイル間にモ
ールド樹脂を充填した回転電機の固定子において、相隣
るコイル間に介装した絶縁材よりなる相間絶縁部を設
け、この相間絶縁部を囲み分割鉄心のコイル間にモール
ド樹脂を充填するようにしている。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図１は、本発明の第１の実施例にお
ける回転電機の固定子の上半部を示す正断面図で、コイ
ルおよびコイルボビンの一部を省略している。図２は、
第１の実施例における分割鉄心およびコイルボビンの斜
視図、図３は、第１の実施例における相間絶縁体の斜視
図である。図において、１は分割鉄心で、薄鋼板より外
側円弧部２と内側円弧部３およびこれら円弧部を接続す
る連結巻線部４とを一体に打ち抜き積層して構成してい
る。５は絶縁材よりなり分割鉄心１の連結巻線部４に取
付けたコイルボビン、６はコイルボビン５に巻装したコ
イル、７は絶縁材よりなる相間絶縁体で、前記コイル６
間に介装される相間絶縁部８と前記相間絶縁部の端部を
支持する環状体部９より構成されている。環状体部９の
板面には複数の穴１０が設けられている。１１はコイル
の外周に充填した絶縁材よりなるモールド樹脂である。
このような回転電機の固定子は、分割鉄心１の連結巻線
部４にコイルボビン５を取付け、このコイルボビン５に
コイル６を巻装した分割鉄心１を周方向に並べて外側円
弧部２を連結して固定し、相間絶縁体７の相間絶縁部８
をコイル間に介装し、相間絶縁体７の環状体部９の穴１
０より相間絶縁部を囲み前記コイル６の外周およびコイ
ルエンド部にモールド樹脂１１を充填して構成する。図
４は、第２の実施例を示すもので、コイルボビン５のつ
ばに曲折できる相間絶縁部１２を設け、コイルボビン５
に電線を巻装してコイル６を構成し、前記相間絶縁部１
２を折り曲げてコイルの側面を相間絶縁部で覆うた後、
モールド樹脂１１を充填して構成する。
基づいて説明する。図１は、本発明の第１の実施例にお
ける回転電機の固定子の上半部を示す正断面図で、コイ
ルおよびコイルボビンの一部を省略している。図２は、
第１の実施例における分割鉄心およびコイルボビンの斜
視図、図３は、第１の実施例における相間絶縁体の斜視
図である。図において、１は分割鉄心で、薄鋼板より外
側円弧部２と内側円弧部３およびこれら円弧部を接続す
る連結巻線部４とを一体に打ち抜き積層して構成してい
る。５は絶縁材よりなり分割鉄心１の連結巻線部４に取
付けたコイルボビン、６はコイルボビン５に巻装したコ
イル、７は絶縁材よりなる相間絶縁体で、前記コイル６
間に介装される相間絶縁部８と前記相間絶縁部の端部を
支持する環状体部９より構成されている。環状体部９の
板面には複数の穴１０が設けられている。１１はコイル
の外周に充填した絶縁材よりなるモールド樹脂である。
このような回転電機の固定子は、分割鉄心１の連結巻線
部４にコイルボビン５を取付け、このコイルボビン５に
コイル６を巻装した分割鉄心１を周方向に並べて外側円
弧部２を連結して固定し、相間絶縁体７の相間絶縁部８
をコイル間に介装し、相間絶縁体７の環状体部９の穴１
０より相間絶縁部を囲み前記コイル６の外周およびコイ
ルエンド部にモールド樹脂１１を充填して構成する。図
４は、第２の実施例を示すもので、コイルボビン５のつ
ばに曲折できる相間絶縁部１２を設け、コイルボビン５
に電線を巻装してコイル６を構成し、前記相間絶縁部１
２を折り曲げてコイルの側面を相間絶縁部で覆うた後、
モールド樹脂１１を充填して構成する。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、固
定子に巻装したコイル間に、相間を絶縁する相間絶縁部
を介装して樹脂をモールドするので、コイルは強いモー
ルド圧を受けてもコイルがずれて相間の絶縁不良を生ず
ることがない。
定子に巻装したコイル間に、相間を絶縁する相間絶縁部
を介装して樹脂をモールドするので、コイルは強いモー
ルド圧を受けてもコイルがずれて相間の絶縁不良を生ず
ることがない。
【図１】本発明の第１の実施例を示す固定子の上半部を
示す正断面図で、コイルの一部を省略している。
示す正断面図で、コイルの一部を省略している。
【図２】本発明の第１の実施例における分割鉄心および
コイルボビンの斜視図である。
コイルボビンの斜視図である。
【図３】本発明の第１の実施例における相間絶縁体の斜
視図である。
視図である。
【図４】本発明の第２の実施例を示す分割鉄心およびコ
イルボビンの斜視図である。
イルボビンの斜視図である。
【図５】従来例を示す固定子の上半部を示す正断面図
で、コイルの一部を省略している。
で、コイルの一部を省略している。
１ 分割鉄心、 ２ 外側円弧部、 ３ 内側円弧部、
４ 連結巻線部、５ コイルボビン、 ６ コイ
ル、 ７ 相間絶縁体、 ８ 相間絶縁部、９ 環状体
部、 １０ 穴、 １１ モールド樹脂
４ 連結巻線部、５ コイルボビン、 ６ コイ
ル、 ７ 相間絶縁体、 ８ 相間絶縁部、９ 環状体
部、 １０ 穴、 １１ モールド樹脂
Claims (3)
- 【請求項１】 外側円弧部と内側円弧部とこれら円弧部
を接続する連結巻線部とを一体に薄鋼板から打ち抜き積
層し、前記連結巻線部のコイルボビンにコイルを巻装し
た分割鉄心を周方向に並べ、コイル部およびコイル間に
モールド樹脂を充填した回転電機の固定子において、相
隣るコイル間に介装した絶縁材よりなる相間絶縁部を設
け、この相間絶縁部を囲み分割鉄心のコイル間にモール
ド樹脂を充填したことを特徴とする回転電機の固定子。 - 【請求項２】 前記相間絶縁部の一端に、複数個の穴を
有する環状体部を一体化して設けたことを特徴とする請
求項１記載の回転電機の固定子。 - 【請求項３】 前記コイルボビンに曲折できる相間絶縁
部を設けたことを特徴とする請求項１記載の回転電機の
固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34959095A JP3644109B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 回転電機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34959095A JP3644109B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 回転電機の固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09182342A true JPH09182342A (ja) | 1997-07-11 |
| JP3644109B2 JP3644109B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=18404758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34959095A Expired - Fee Related JP3644109B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 回転電機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3644109B2 (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000046902A1 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-10 | Toshiba Carrier Corporation | Moteur a aimant permanent et procede de magnetisation |
| JP2002218725A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-08-02 | Sanyo Electric Co Ltd | ブラシレスモータ |
| JP2004112856A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Nissan Motor Co Ltd | 回転電機の冷却構造及びその製造方法 |
| JP2005237068A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Toyota Motor Corp | ステアリングシステム |
| JP2006087172A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回転電機の固定子 |
| WO2008065916A1 (fr) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Élément d'isolation et stator |
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| KR101405225B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2014-06-10 | 현대자동차 주식회사 | 보빈 및 그를 이용한 권선형 동기모터의 회전자 |
| KR20140077260A (ko) * | 2012-12-12 | 2014-06-24 | 현대자동차주식회사 | 권선형 동기모터의 회전자 |
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| EP3852244A1 (en) * | 2020-01-20 | 2021-07-21 | Hamilton Sundstrand Corporation | Electrical machines |
| JP7239792B1 (ja) * | 2022-09-06 | 2023-03-14 | ファナック株式会社 | ステータコア |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP34959095A patent/JP3644109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (23)
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| US7855484B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-12-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Insulating member and stator |
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| KR20140077260A (ko) * | 2012-12-12 | 2014-06-24 | 현대자동차주식회사 | 권선형 동기모터의 회전자 |
| US9819242B2 (en) | 2012-12-12 | 2017-11-14 | Hyundai Motor Company | Bobbin and rotor of wound rotor synchronous motor using the same |
| CN107302274A (zh) * | 2016-04-14 | 2017-10-27 | 发那科株式会社 | 电动机的定子 |
| JP2017192226A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | ファナック株式会社 | 絶縁構造を有する電動機のステータ |
| US10284041B2 (en) | 2016-04-14 | 2019-05-07 | Fanuc Corporation | Stator of motor having insulating structure |
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| WO2024052989A1 (ja) * | 2022-09-06 | 2024-03-14 | ファナック株式会社 | ステータコア |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3644109B2 (ja) | 2005-04-27 |
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