JPH09180678A - 表示用放電灯 - Google Patents

表示用放電灯

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JPH09180678A
JPH09180678A JP34124095A JP34124095A JPH09180678A JP H09180678 A JPH09180678 A JP H09180678A JP 34124095 A JP34124095 A JP 34124095A JP 34124095 A JP34124095 A JP 34124095A JP H09180678 A JPH09180678 A JP H09180678A
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JP
Japan
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envelope
sealing member
electrodes
light emitting
discharge lamp
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Withdrawn
Application number
JP34124095A
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English (en)
Inventor
Norimasa Mizobe
憲政 溝辺
Junji Araki
淳二 荒木
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外気温度による輝度,明るさなどへの影響が緩
和され、しかも簡単な構成によって光放出部の輝度を効
果的に高め得る表示用放電灯を提供すること。 【解決手段】筒状の外囲器本体2の一端に光放出部とし
ての第1の封口部材3を、他端に一対の電極を有する第
2の封口部材4を一体化してなる外囲器1内に一対の筒
状の仕切部材9,10を、それぞれの電極7,8を囲繞
し、かつ放電経路の主要部分が第1の封口部材3に対し
てほぼ直角方向となるように配置すると共に、主要な放
電経路に隣接する外囲器本体2及び/又は仕切部材9,
10に発光層6を形成し、外囲器内にキセノンガスを主
成分とする希ガスを封入することによって、第1の封口
部材から外囲器外に放出される光の輝度を高めることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示用放電灯に関
し、特に大形カラ−ディスプレイ装置などの表示素子と
して用いられる表示用放電灯の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種表示用放電灯は、例えば図
8〜図9に示すように構成されている(特開平1−10
5454号公報参照)。同図において、Aは第1の外囲
器であって、例えばセラミックよりなる筒状の外囲器本
体Bと、透光性のガラス板よりなり、外囲器本体Bの開
口部を閉塞する封口部材Cと、外囲器本体Bから一体的
に延び、内部空間を3つの独立した空間に区画するY形
の仕切部材Dとから構成されている。この第1の外囲器
Aの区画された3つの空間にはそれぞれ3つの第1の電
極Ea,Eb,Ecが配置されている。尚、区画された
3つの空間に対応する外囲器本体Bの内面にはそれぞれ
青色領域,緑色領域,赤色領域の発光を呈する発光層が
形成されている。そして、外囲器本体Bの背面側の中央
部分にはガラスよりなる第2の外囲器Fが気密に封止さ
れている。この第2の外囲器Fには熱陰極よりなる第2
の電極Gが内蔵されており、第1の電極Ea,Eb,E
cとの間には外囲器本体Bの中央部分に形成された開口
部Ba,Bb,Bcを介して放電経路が形成される。
【0003】この表示用放電灯は、野球場,広告塔など
のディスプレイ盤に数千個,数万個が整列状態で配列さ
れ、第2の電極Gと第1の電極Ea,Eb,Ecとの間
で選択的に放電が生成される。これによって、放電の生
じている空間の発光層が発光し、封口部材Cから所定の
色の光が放出される。従って、ディスプレイ内容に応じ
てそれぞれの電極間に放電を生成させることによって、
所望の表示を実現することができるものである。
【0004】ところで、この表示用放電灯は、放電ガス
としてアルゴンなどの不活性ガスと水銀蒸気との混合ガ
スが用いられている関係で、比較的に明るい上に輝度も
高く、大形カラ−ディスプレイ装置などに適用しても、
良好な視認性が得られるという特徴を有するものの、外
気温度によって明るさや輝度が変動し易いために、装置
の立ち上げ時における表示画面の画質が低下する傾向に
ある。その上、第1の外囲器Aの背面側に第2の外囲器
Fが気密に封止されているために、構造が複雑化すると
いう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような点
に鑑み、図10に示す放電灯が提案されている。この放
電灯は内面に発光層Hを有するガラスバルブからなる外
囲器Aの一端Aaに一対の冷陰極形の電極E,Eを配置
し、内部にキセノンガスを封入した後に、他端Abをチ
ップオフして構成されている。
【0006】この放電灯によれば、一対の電極E,Eに
電圧を印加すると、放電が生成され、キセノンガスによ
る励起線(147nm)により発光層Hが励起されて発
光し、光はチップオフ部Abが存在する側の端部から外
部に放出される関係で、外気温度による明るさ,輝度へ
の影響が緩和され、表示画面の改善を図ることが可能と
なる上、構造が単純化され、コストも低減できるもので
ある。
【0007】しかしながら、光の放出部分にはチップオ
フ部Abが存在するために、光の放出方向が一定化せ
ず、光の放出量が不十分になるのみならず、光の放出パ
タ−ンがアンバランスとなって十分の輝度が得られない
という問題がある。
【0008】それ故に、本発明の目的は、外気温度によ
る特性面への影響が緩和され、しかも簡単な構成によっ
て光放出部の輝度を効果的に高め得る表示用放電灯を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、少なくとも一部の壁面に光放
出部を有する外囲器内に一対の電極を配置すると共に、
キセノンガスを含む希ガスを封入してなり、前記それぞ
れの電極を囲繞する筒状の仕切部材を、放電経路の主要
部分が光放出部に対してほぼ直角方向となるように配置
すると共に、主要な放電経路に隣接する外囲器及び/又
は仕切部材に発光層を形成したものである。
【0010】又、本発明の第2の発明は、筒状の外囲器
本体の一端に光放出部としての第1の封口部材を、他端
に第2の封口部材を有する外囲器と、第2の封口部材に
離隔して配置した一対の電極と、第2の封口部材に、そ
れぞれの電極を囲繞し、かつ放電経路の主要部分が第1
の封口部材に対してほぼ直角方向となるように配置した
一対の筒状の仕切部材と、主要な放電経路に隣接する外
囲器及び/又は仕切部材に形成した発光層と、外囲器に
封入したキセノンガスを主成分とする希ガスとを具備
し、前記電極間の放電に基づき放射された光を第1の封
口部材から外囲器外に放出させることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の第3の発明は、前記第1
の封口部材にレンズ機能を付与したことを特徴とし、第
4の発明は、前記第1の封口部材の外面にレンズ体を密
接ないし近接して配置したことを特徴とし、又、第5の
発明は、前記外囲器本体の内面又は外面に光反射層を形
成したことを特徴とし、さらに第6の発明は、前記電極
の少なくとも一方が熱陰極であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施例につ
いて図1〜図2を参照して説明する。同図において、1
は外囲器であって、例えば硼・珪酸ガラス,硬質ガラ
ス,ソ−ダガラスなどよりなる筒状の外囲器本体2と、
外囲器本体2の一端に封着されたディスク状のガラス部
材よりなる光放出部としての第1の封口部材3と、外囲
器本体2の他端に封着されたガラス部材又はセラミック
部材よりなる第2の封口部材4とから構成されている。
特に、第2の封口部材4には、その上端周縁に段部4a
が、上面部分に所定の間隔だけ離隔した第1,第2のリ
−ド挿通孔4b,4cが、第1,第2のリ−ド挿通孔4
b,4cの上端周縁に凹部4d,4dが、第1,第2の
リ−ド挿通孔4b,4cの間に排気管4eがそれぞれ形
成・配設されている。尚、外囲器本体2の開口端への第
1,第2の封口部材3,4の封着は、例えば低融点ガラ
スなどの封着部材を使用して行なわれる。そして、外囲
器1、特に外囲器本体2の内面には銀,アルミニウムな
どの光反射層5及び単一ないし複数の蛍光体を混合して
なる発光層6が順次に積層して形成されている。特に、
発光層6は、大形カラ−ディスプレイ装置に適用される
場合には青色領域,緑色領域,赤色領域に発光を呈する
単一の蛍光体にて形成される。
【0013】一方、第2の封口部材4には第1,第2の
電極7,8が一定の距離だけ離隔して配置されており、
それより延びるリ−ド7a,8aは第1,第2のリ−ド
挿通孔4b,4cに挿通した上で封着部材などを用いて
封着されている。この第1,第2の電極7,8は冷陰極
にて構成されており、例えばニッケルなどの金属線をリ
−ドに溶接したり,ニッケルなどの金属リボンをリ−ド
に溶接したり,ニッケルリボンを渦巻き状に巻回した
り,金属粉末を柱状に成形・焼結したりして構成され
る。又、第2の封口部材4の凹部4d,4dには、例え
ば硼・珪酸ガラス,硬質ガラス,ソ−ダガラスなどから
なる一対の筒状の仕切部材9,10の下端が、第1の封
口部材3に対してほぼ直角となるように挿入され、封着
部材などを用いて封着されている。尚、この仕切部材
9,10は透光性で、かつ紫外線透過性の部材で構成す
ることが望ましい。そして、それぞれの内面には発光層
6が形成されている。特に、外囲器1の内部にはキセノ
ンガスを含む希ガスが所定量封入されている。但し、水
銀などの金属蒸気は封入されていない。希ガスはキセノ
ン(Xe)を主成分とし、クリプトン(Kr),ヘリウ
ム(He),ネオン(Ne),アルゴン(Ar)を適宜
に混合することができる。
【0014】この表示用放電灯は、例えば次のように製
造される。まず、外囲器本体2の内面に銀蒸着により光
反射層5を形成し、その上に発光層6を積層して形成す
る。そして、一端開口部に円形のガラスディスクよりな
る第1の封口部材3を、低融点ガラスを用いて封着す
る。次に、第2の封口部材4の第1,第2のリ−ド挿通
孔4b,4cに第1,第2の電極7,8のリ−ド7a,
8aを挿入すると共に、凹部4d,4dに内面に発光層
6を有する仕切部材9,10の下端を挿入する。尚、そ
れぞれには封着部材が介在されている。この状態で、還
元性雰囲気ないし不活性雰囲気中において加熱すること
により、封着部材にて第2の封口部材4とリ−ド7a,
8aと仕切部材9,10とが封着される。次に、外囲器
本体2の下端を第2の封口部材4の段部4aに封着部材
を介して係合させる。そして、還元性雰囲気ないし不活
性雰囲気中において加熱することにより、外囲器本体2
と第2の封口部材4とが封着される。次に、排気管4e
を排気系に接続し、外囲器1の加熱処理,電極7,8の
活性化処理などを適宜に行なう。これら処理の終了後
に、排気管4eから外囲器1の内部にキセノンガスを主
成分とする希ガスを所定量封入し、排気管4eをチップ
オフして図1に示す表示用放電灯が得られる。
【0015】この実施例によれば、第1,第2の電極
7,8の間に形成される放電経路の主要部分は、筒状の
仕切部材9,10の存在により、光放出部としての第1
の封口部材3に対してほぼ直角方向に構成されているた
めに、放電によって発生した光は主としてそれぞれの仕
切部材内において高密度化される。その光が反射層5に
よる光反射作用と相俟って第1の封口部材3から放出さ
れる結果、同部分の輝度を効果的に高くできる。
【0016】特に、この表示用放電灯は、その外囲器内
に希ガスの他は水銀などの金属蒸気が全く含まれていな
いために、明るさや輝度が外気温度の影響を受けにく
く、比較的に安定した光を放出する。従って、例えば大
形カラ−ディスプレイ装置などに適用した場合には、表
示画面の画質改善を図ることが可能となる。
【0017】又、第1の封口部材3はほぼ平板でかつ透
光性のガラス部材で構成されているために、光の放出方
向及び光の放出パタ−ンが一定化し、明るさと共に輝度
を高めることができる。
【0018】さらに、第2の封口部材4には段部4aが
形成されているために、外囲器本体2を封着する際に、
外囲器本体2の下端が段部4aに係合される。従って、
封着時に両者の位置ずれが発生しにくいために、良好な
形態の表示用放電灯を得ることができる。
【0019】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
であって、基本的には図1に示す表示用放電灯と同じで
ある。異なる点は、外囲器本体2の一端開口部に封着さ
れた第1の封口部材を、集光機能を有するレンズ体3A
に変更したことである。この実施例によれば、レンズ体
3Aによって集光されるために、輝度を飛躍的に高める
ことができる。
【0020】図4は、本発明の第3の実施例を示すもの
であって、基本的には図3に示す表示用放電灯と同じで
ある。異なる点は、第1の電極7Aを熱陰極にて構成し
たことと、筒状の仕切部材9Aの長さを仕切部材10の
長さより短くしたことである。この実施例によれば、始
動に際して、第1の電極7Aが加熱されることによっ
て、外囲器内の希ガスがイオン化され易いために、仕切
部材9Aの長さを短くしたことと相俟って、電極間に印
加する電圧を低くしても、十分に始動させることができ
る。尚、この熱陰極(7A)は冷陰極タイプの電極に比
べてサイズが大きくなる傾向にあり、この種タイプの放
電灯への組み込みには工夫を要する場合がある。
【0021】図5は、本発明の第4の実施例を示すもの
であって、基本的には図1に示す表示用放電灯と同じで
ある。異なる点は、外囲器本体2の一端開口部を封口す
る第1の封口部材3Bを、外囲器本体2と一体成形した
ことである。これらは、例えば溶融状態のガラスを外型
及び内型からなる成形型にて成形することによって構成
される。
【0022】図6は、本発明の第5の実施例を示すもの
であって、基本的には図1に示す表示用放電灯と同じで
ある。異なる点は、第2の封口部材4の段部4a,凹部
4dを省略し、外囲器本体2及び筒状の仕切部材9,1
0を第2の封口部材4に、単にそれの上面に載置した状
態で封着したことと、光反射層5を外囲器本体2の外面
に形成したことである。この実施例によれば、光反射層
5は排気処理した後に形成できるために、電極7,8の
ボンバ−ダなどによる活性化処理がやり易くなる。尚、
仕切部材9,10の発光層6での光変換が効率的に行な
われる場合には、外囲器本体2の内面に形成されている
発光層6を省略することもできる。
【0023】図7は、本発明の第6の実施例を示すもの
であって、基本的には図6に示す表示用放電灯と同じで
ある。異なる点は、第1の封口部材3の外面側に複数の
凸レンズ群を有するレンズ体3Cを密接させたことであ
る。尚、レンズ体3Cは図3に示すレンズ体3Aに置換
することもできる。この実施例によれば、第5の実施例
に加えて、第1の封口部材側における輝度を飛躍的に高
めることができる。
【0024】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば外囲器を構成する部品はすべて
ガラス部材にて構成することもできる。又、外囲器の形
態は円筒状の他、四角筒状,三角状などに構成できる
し、それの内面又は外面における光反射層は省略するこ
ともできる。その上、外囲器本体の内面の発光層は省略
することもできる。それぞれの実施例の構造は適宜に入
れ替えたり、組み合わせたりすることができる。さら
に、レンズ体の形態は用途に応じて適宜に変更できる。
【0025】
【実施例】次に、実験例について説明する。まず、外径
が6mm,長さが20mmのソ−ダガラスよりなる外囲
器本体の一端開口部に外径が6mm,板厚が1mmのソ
−ダガラスよりなる第1の封口部材をフリットガラス
(封着部材)を用いて封着し、外囲器本体の内面にのみ
緑色領域に発光を呈するテルビウム付活イットリウム・
シリケ−ト蛍光体(Y2 SiO5 :Tb)を塗布して発
光層を形成する。尚、外径が2mm,長さが16mmの
硼・珪酸ガラスよりなる一対の筒状の仕切部材の内面に
も同蛍光体を塗布して発光層を形成する。一方、外径が
6mm,板厚が1.2mmのセラミックよりなる第2の
封口部材に、外径が0.8mm,長さが2mmのニッケ
ル線を外径が0.45mmのリ−ドの先端部に溶接して
なる電極を植立すると共に、一方の電極が囲繞されるよ
うに仕切部材を載置し、さらに外囲器本体を各電極,仕
切部材が囲繞されるように載置する。この状態で加熱
し、フリットガラスを介してそれぞれの部材を封着す
る。次に、排気管を排気系に接続し、加熱処理,電極の
活性化処理などの終了後に、外囲器内にセキノンガス
を、100トルの封入圧で封入すると共に、排気管をチ
ップオフする。然る後、外囲器本体の外面に銀蒸着によ
る光反射層を形成して図6に示す表示用放電灯が完成す
る。
【0026】この放電灯のそれぞれの電極間に1000
Vの直流電圧を印加して第1の封口部材側の輝度を測定
したところ、6000(cd/m2)であった。これ
は、ほぼ同一サイズの図12に示す放電灯に比べてほぼ
6倍である。又、第1の封口部材に図3に示すレンズ体
を密着させたところ、前面輝度は3倍になった。
【0027】又、この放電灯を恒温槽に入れ、周囲温度
を0〜30°Cの範囲で変化させて輝度の変化を測定し
たところ、大きな変化は見られなかった。
【0028】このように輝度の改善効果が大きくなった
のは、一対の筒状の仕切部材の配置によって放電経路の
主要部分が第1の封口部材にほぼ直角方向となり、その
放電経路に隣接する発光層からの発光が、特に仕切部材
内で高密度化されるためと推測される。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一対の
電極間に形成される放電経路の主要部分は、一対の筒状
の仕切部材の存在により、光放出部としての第1の封口
部材に対してほぼ直角方向に構成されているために、放
電によって発生した光は外囲器本体内及び仕切部材内に
おいて高密度化される。従って、第1の封口部材側の輝
度を効果的に高めることができる。特に、外囲器本体の
内面又は外面に光反射層を形成すれば、光が反射層によ
る光反射作用と相俟って第1の封口部材から放出される
結果、同部分の輝度を一層に高くできる。
【0030】特に、第1の封口部材をレンズ体に置換し
たり、或いは第1の封口部材にレンズ体を装着すれば、
レンズ体側の輝度を飛躍的に高めることが可能となる。
【0031】しかも、この表示用放電灯は、その外囲器
内に希ガスの他は水銀などの金属蒸気が全く含まれてい
ないために、明るさや輝度が外気温度の影響を受けにく
く、比較的に安定した光を放出する。従って、例えば大
形カラ−ディスプレイ装置などに適用した場合には、表
示画面の画質改善を図ることが可能となる。
【0032】又、第1の封口部材をほぼ平板でかつ透光
性のガラス部材で構成すれば、光の放出方向及び光の放
出パタ−ンが安定化されるために、明るさと共に輝度を
高めることができ、ディスプレイ装置などに適用した場
合に表示画面の一層の改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側断面図。
【図2】図1の分解状態を示す側断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す側断面図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す側断面図。
【図5】本発明の第4の実施例を示す側断面図。
【図6】本発明の第5の実施例を示す側断面図。
【図7】本発明の第6の実施例を示す側断面図。
【図8】従来例の横断面図。
【図9】図10のX−X断面図。
【図10】従来の他の実施例を示す側断面図。
【符号の説明】
1 外囲器 2 外囲器本体 3,3A,3B,3C 第1の封口部材(光放出部) 4 第2の封口部材 4a 段部 4b,4c リ−ド挿通孔 4d 凹部 4e 排気管 5 光反射層 6 発光層 7,7A,8 電極 7a,8a リ−ド 9,9A,10 仕切部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部の壁面に光放出部を有す
    る外囲器内に一対の電極を配置すると共に、キセノンガ
    スを含む希ガスを封入してなり、前記それぞれの電極を
    囲繞する筒状の仕切部材を、放電経路の主要部分が光放
    出部に対してほぼ直角方向となるように配置すると共
    に、主要な放電経路に隣接する外囲器及び/又は仕切部
    材に発光層を形成したことを特徴とする表示用放電灯。
  2. 【請求項2】 筒状の外囲器本体の一端に光放出部とし
    ての第1の封口部材を、他端に第2の封口部材を有する
    外囲器と、第2の封口部材に離隔して配置した一対の電
    極と、第2の封口部材に、それぞれの電極を囲繞し、か
    つ放電経路の主要部分が第1の封口部材に対してほぼ直
    角方向となるように配置した一対の筒状の仕切部材と、
    主要な放電経路に隣接する外囲器及び/又は仕切部材に
    形成した発光層と、外囲器に封入したキセノンガスを主
    成分とする希ガスとを具備し、前記電極間の放電に基づ
    き放射された光を第1の封口部材から外囲器外に放出さ
    せることを特徴とする表示用放電灯。
  3. 【請求項3】 前記第1の封口部材にレンズ機能を付与
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の表示用放電
    灯。
  4. 【請求項4】 前記第1の封口部材の外面にレンズ体を
    密接ないし近接して配置したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の表示用放電灯。
  5. 【請求項5】 前記外囲器本体の内面又は外面に光反射
    層を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の表示用放電灯。
  6. 【請求項6】 前記電極の少なくとも一方が熱陰極であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の表示用放電
    灯。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1111654A1 (en) * 1999-12-23 2001-06-27 General Electric Company Single ended ceramic arc discharge lamp and method of making the same

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EP1111654A1 (en) * 1999-12-23 2001-06-27 General Electric Company Single ended ceramic arc discharge lamp and method of making the same

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