JPH0917950A - シンセサイザ用半導体集積回路 - Google Patents

シンセサイザ用半導体集積回路

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JPH0917950A
JPH0917950A JP7163867A JP16386795A JPH0917950A JP H0917950 A JPH0917950 A JP H0917950A JP 7163867 A JP7163867 A JP 7163867A JP 16386795 A JP16386795 A JP 16386795A JP H0917950 A JPH0917950 A JP H0917950A
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JP
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buffer
circuit
transistor
capacitor
semiconductor integrated
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JP7163867A
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Inventor
Koichi Hasegawa
浩一 長谷川
Kazuyuki Yuda
和之 湯田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/02Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
    • C04B18/022Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates agglomerated by an organic binder
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/07Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop using several loops, e.g. for redundant clock signal generation
    • HELECTRICITY
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    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • HELECTRICITY
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    • H03B2201/00Aspects of oscillators relating to varying the frequency of the oscillations
    • H03B2201/02Varying the frequency of the oscillations by electronic means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェイズロックループ(PLL)と、高周波
アナログ回路である電圧制御型発振器(VCO)と、中
間周波数用ミキサ(MIX)を同時に1チップシリコン
ウエハ上に形成するシンセサイザ用半導体集積回路を提
供する。 【構成】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成され
たVCO部(1)とPLL等の内部回路(3)とを有す
るシンセサイザ用半導体集積回路において、さらに、V
CO部と内部回路とを分離する差動バッファ回路(5)
を設け、この差動バッファ回路の入力にはVCO部の出
力に接続されるコンデンサ(C1)と定電圧(V1)と
が接続され、差動バッファ中のエミッタフォロア出力回
路を構成するトランジスタ(Q6,Q7)の各エミッタ
は、それぞれ定電流源(I1,I2)に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フェイズロックルー
プ(PLL)と、高周波アナログ回路である電圧制御型
発振器(VCO)と、中間周波数用ミキサ(MIX)を
同時に1チップシリコンウエハ上に形成するシンセサイ
ザ用半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明のシンセサイザ用半導体集積回路
は、移動体通信等において多くの電波の中から必要な電
波のみを選択するための周波数シンセサイザ部に使用さ
れるものである。従来の一般的な周波数シンセサイザ・
システムとしては、周波数選択制御を行うフェイズロッ
クループ(PLL)と、局部発振回路と呼ばれる個別半
導体で構成された電圧制御発振回路(VCO)、受信信
号とVCOからの周波数を混合するための周波数ミキサ
(MIX)とで構成されている。従来、個別に構成され
ていたVCO、MIXおよびPLLを同一チップ上に形
成することにより、セットの小型化、低価格化に対応す
ることが可能となる。
【0003】図19は、分離された基板上に形成された
個別のVCO、MIXおよびPLLを相互に接続して構
成される従来のシンセサイザ・システムを示す図であ
る。しかしながら、個別部品によってシンセサイザを構
成すると形状が大型になり、移動携帯電話等の小型化に
対応できなくなってきた。この問題に対処するために、
VCOとPLL等を1つの基板に形成し1チップ化する
試みがなされてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示すように、これらのVCO、PLL、MIXを同一
基板上に形成した場合、VCOと内部回路(PLL、M
IX)との間に相互に干渉が発生する。従って、高周波
動作を行うシンセサイザを1チップ化するためには、
(1)各素子間のアイソレーションが十分にとれるか、
(2)VCOのS/N(C/N)が補償されるかの2つ
の課題を解決する必要がある。
【0005】以下に従来のシンセサイザの回路構成を例
に取ってその問題点を考えてみる。図21は、VCO部
とPLL等の内部回路とを1つの基板上に形成した従来
の回路構成を示す図である。この図において、100は
ICチップ、1はVCO部である。Q1は発振用トラン
ジスタ、rはトランジスタQ1のバイアス抵抗、Q8は
バッファトランジスタ、R2はトランジスタQ8のエミ
ッタ抵抗、C2は内部回路との接続用の数pFのコンデ
ンサである。図において、トランジスタQ1で発振され
た周波数信号はトランジスタQ8のバッファとコンデン
サC2を介し、例えば、PLL等の内部回路へ伝わって
いた。
【0006】トランジスタQ8のエミッタ電流はVcc1
に依存するために、トランジスタQ1で発振した信号が
トランジスタQ8に入力する場合に、もしトランジスタ
Q1のDC電位が変動しているとトランジスタQ8のエ
ミッタ電流に微小の変化が生じ、これがトランジスタQ
1のエミッタに影響を与えてトランジスタQ1のVCO
性を劣化させることになる。
【0007】このことを図21を用いて詳細に説明す
る。トランジスタQ1、Q8のベース−エミッタ間順方
向電圧をVBEとするとトランジスタQ8のエミッタ電流
Ie2は以下の式で表される。 Ie2=(Vcc1−2VBE)/R2 但し、トランジスタQ1のベース電位VB1はほぼVcc1
とする。
【0008】この式からわかるように、トランジスタQ
8のエミッタ電流Ie2は電源電圧Vcc1により変化す
る。発振トランジスタQ1のエミッタとバッファトラン
ジスタQ8のベースが直結されているため、トランジス
タQ1の電源電圧の変化がトランジスタQ8のIe2を変
化させる。それによって発振周波数信号のゼロ電位が変
化するので、トランジスタQ1により発振された信号の
C/N比S/N比に影響を及ぼす。
【0009】また、PLL等の内部回路3内の分周回路
からの高周波信号(スプリアス成分)がC2、トランジ
スタQ8を介しトランジスタQ1も影響を与え、発振周
波数特性を変化させる。すなわち、PLL内には分周器
(プリスケーラ)が内蔵されており、この分周器は高周
波信号(スプリアス)を発生している。この高周波信号
(スプリアス)がPLLからコンデンサC2を介して逆
流しトランジスタQ8のエミッタ、ベースを介して発振
トランジスタQ1のエミッタに印加される。このような
場合に、トランジスタQ1のエミッタ側の電位が変化し
VCO特性が変化しS/NおよびC/N特性が悪化す
る。
【0010】次に、1つの基板上に形成されたVCO部
とその基板上の内部回路とを接続する例について説明す
る。図20は、VCO部と他の内部回路(例えば、PL
L、MIX)を1つの基板上に形成した従来の他の回路
構成を示す図である。図20において、VCO部1は、
発振トランジスタQ1およびトランジスタQ2、Q3か
ら構成され、トランジスタQ1、Q2、Q3のベースは
抵抗rを介してVcc1に接続され、トランジスタQ3の
エミッタは抵抗R2を介して接地される。発振に直接関
与しているのはトランジスタQ1であり、VCO部1で
発生した信号はトランジスタQ3のエミッタから内部回
路3へ出力される。
【0011】図20のようにトランジスタQ3のエミッ
タから内部回路3へ直接出力するという回路構成の場
合、内部回路3で発生した高周波信号(スプリアス)成
分はトランジスタQ3のエミッタ側の波形にひずみやゆ
れを生じさせ、トランジスタQ3のエミッタ電位をDC
的に変える。これによりトランジスタQ3のベース電流
にも波形ひずみやゆれが生じる。
【0012】また、トランジスタQ1,Q2,Q3のベ
ースが共通になっているために、トランジスタQ3の波
形がトランジスタQ1の発振トランジスタへ直接影響を
与える。このため、発振周波数特性(C/N、S/N)
の劣化を引き起こす。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、同一のシリコンウエーハチッ
プ上に構成されたVCO部とPLL等の内部回路とを有
するシンセサイザ用半導体集積回路において、VCO部
と内部回路とをコンデンサおよび抵抗を用いて分離し、
さらに、VCO部と内部回路との間に差動バッファを挿
入し、この差動バッファによって、内部回路で発生され
る高周波信号(スプリアス)によってVCO部の発振周
波数が影響を受けないシンセサイザ用半導体集積回路を
提供する。
【0014】具体的には、本発明は、同一のシリコンウ
エーハチップ上に構成されたVCO部とPLL等の内部
回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路におい
て、VCO部と内部回路とをコンデンサで分離するよう
に構成される。
【0015】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部とPLL等の内部回路
とを有するシンセサイザ用半導体集積回路において、さ
らに、VCO部と内部回路とを分離する差動バッファ回
路を設け、この差動バッファ回路の入力には、VCO部
の出力に接続されるコンデンサ(C1)と定電圧(V
1)とを接続するように構成される。
【0016】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部とPLL等の内部回路
とを有するシンセサイザ用半導体集積回路において、さ
らに、VCO部と内部回路とを分離する差動バッファ回
路を設け、この差動バッファ回路の入力には、VCO部
の出力に接続されるコンデンサ(C1)および抵抗(R
6)の直列回路と定電圧(V1)とを接続するように構
成される。
【0017】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、差動バッファおよび
PLL等の内部回路を有するシンセサイザ用半導体集積
回路において、差動バッファは、差動増幅回路(Q4,
Q5)とエミッタフォロア出力回路(Q6,Q7)とで
構成され、差動増幅回路の第1のトランジスタ(Q4)
はVCO部(1)に結合され、第1および第2のトラン
ジスタ(Q4,Q5)のベースにはバイアス電位(V
1)が印加され、第1および第2のトランジスタの各コ
レクタはそれぞれ第3のトランジスタ(Q6)および第
4のトランジスタ(Q7)に接続され、その第3および
第4のトランジスタの各エミッタはそれぞれ定電流源に
接続されるように構成される。
【0018】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、差動バッファおよび
PLL等の内部回路を有し、VCO部と差動バッファと
の間をコンデンサ(C1)でDC分離したシンセサイザ
用半導体集積回路において、VCO部と差動バッファと
の間をコンデンサ(C1)でDC分離し、VCO部の電
源と、差動バッファおよび内部回路の電源とを分離する
ように構成される。
【0019】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、差動バッファおよび
PLL等の内部回路を有し、VCO部と差動バッファと
の間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)の直列回路で
DC分離したシンセサイザ用半導体集積回路において、
VCO部の電源と、差動バッファおよび内部回路の電源
とを分離するように構成される。
【0020】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部と、シングルバッファ
およびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半
導体集積回路において、VCO部とシングルバッファと
の間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシング
ルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分
離するように構成される。
【0021】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部と、シングルバッフ
ァ、差動バッファおよびPLL等の内部回路とを有する
シンセサイザ用半導体集積回路において、前記VCO部
と前記シングルバッファとの間をコンデンサ(C1)で
DC分離し、さらに前記シングルバッファと前記差動バ
ッファとの間をコンデンサ(C2)で分離することを特
徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
【0022】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部と、シングルバッファ
およびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半
導体集積回路において、VCO部とシングルバッファと
の間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシング
ルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵
抗(R7)との直列回路で分離するように構成される。
【0023】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部と、シングルバッフ
ァ、差動バッファおよびPLL等の内部回路とを有する
シンセサイザ用半導体集積回路において、前記VCO部
と前記シングルバッファとの間をコンデンサ(C1)で
DC分離し、さらに前記シングルバッファと前記差動バ
ッファとの間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との
直列回路で分離することを特徴とするシンセサイザ用半
導体集積回路。
【0024】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路を有するシンセサイザ用半導体
集積回路において、そのシングルバッファは、バッファ
トランジスタ(Q8)から構成され、このバッファトラ
ンジスタ(Q8)のベースは定電流源(I)を介して電
源に接続されると共に複数のダイオード(D1,D2)
を介してアースに接続され、バッファトランジスタ(Q
8)のエミッタは抵抗(R2)によってアースに接続さ
れるように構成される。
【0025】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路を有するシンセサイザ用半導体
集積回路において、シングルバッファは、バッファトラ
ンジスタ(Q8)から構成され、このバッファトランジ
スタ(Q8)のベースは定電流源(I)を介して電源に
接続されると共に1以上のダイオード(D1)と抵抗
(R8)との直列回路を介してアースに接続され、バッ
ファトランジスタ(Q8)のエミッタは抵抗(R2)に
よってアースに接続されるように構成される。
【0026】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路を有するシンセサイザ用半導体
集積回路において、シングルバッファは、バッファトラ
ンジスタ(Q8)から構成され、このバッファトランジ
スタ(Q8)のベースは定電流源(I)を介して電源に
接続されると共に1以上のダイオード(D1)と抵抗
(R8)との直列回路を介してアースに接続され、バッ
ファトランジスタ(Q8)のエミッタは抵抗(R2)に
よってアースに接続されるように構成される。
【0027】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
し、シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
のベースは抵抗(RB)を介して電源に接続され、バッ
ファトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)
によってアースに接続されるように構成される。
【0028】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗
(R7)との直列回路で分離し、シングルバッファは、
バッファトランジスタ(Q8)から構成され、このバッ
ファトランジスタ(Q8)のベースは抵抗(RB)を介
して電源に接続され、バッファトランジスタ(Q8)の
エミッタは定電流源(I)によってアースに接続される
ように構成される。
【0029】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
し、シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
のベースは定電圧源(V1)に接続され、バッファトラ
ンジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によって
アースに接続されるように構成される。
【0030】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗
(R7)との直列回路で分離し、シングルバッファは、
バッファトランジスタ(Q8)から構成され、このバッ
ファトランジスタ(Q8)のベースは定電圧源(V1)
に接続され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッタ
は定電流源(I)によってアースに接続されるように構
成される。
【0031】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)および抵抗(R6)との直列回
路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部回路と
の間をコンデンサ(C2)で分離し、シングルバッファ
は、バッファトランジスタ(Q8)から構成され、コン
デンサ(C1)と抵抗(R6)との接続点に定電圧源
(V1)が接続され、バッファトランジスタ(Q8)の
エミッタは定電流源(I)によってアースに接続される
ように構成される。
【0032】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)および抵抗(R6)との直列回
路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部回路と
の間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との直列回路
で分離し、シングルバッファは、バッファトランジスタ
(Q8)から構成され、コンデンサ(C1)と抵抗(R
6)との接続点に定電圧源(V1)が接続され、バッフ
ァトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)に
よってアースに接続されるように構成される。
【0033】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、シングルバッファ(2)と内部回
路(3)との間に差動バッファ(5)を設け、シングル
バッファ(2)と内部回路(3)との間をコンデンサ
(C2)でDC分離するように構成される。
【0034】さらに、本発明は、同一のシリコンウエー
ハチップ上に構成されたVCO部、シングルバッファお
よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
体集積回路において、シングルバッファ(2)と内部回
路(3)との間に差動バッファ(5)を設け、シングル
バッファ(2)と内部回路(3)との間をコンデンサ
(C2)と抵抗(R7)との直列回路でDC分離するよ
うに構成される。
【0035】
【作用】本発明は、VCO部と内部回路とをコンデンサ
で分離し、内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)をコンデンサ(C1)と抵抗(R2)で分圧し減衰
させる。
【0036】さらに、本発明は、VCO部の出力と差動
バッファの入力間をコンデンサ(C1)で分離し、さら
に差動バッファの入力に定電圧(V1)を印加すること
によって、差動バッファの入力電圧の変動を少なくす
る。
【0037】さらに、本発明は、VCO部の出力と差動
バッファの入力間をコンデンサ(C1)および抵抗(R
6)の直列回路で分離し、さらにコンデンサ(C1)と
抵抗(R6)との接続点に定電圧(V1)を印加するこ
とによって、差動バッファの入力電圧の変動を少なくす
る。
【0038】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァ間がコンデンサ(C1)で分離され、さらに差動バッ
ファの入力に直接または抵抗(R6)を介して定電圧
(V1)が印加されたシンセサイザ用半導体集積回路に
おいて、差動バッファ中の第3のトランジスタ(Q6)
および第4のトランジスタ(Q7)のエミッタがそれぞ
れ定電流源に接続されているので、内部回路からの高周
波信号(スプリアス成分)はその定電流源に吸収され
る。
【0039】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァとの間をコンデンサ(C1)でDC分離したシンセサ
イザ用半導体集積回路において、VCO部の電源と、差
動バッファおよび内部回路の電源とを分離するすること
によって、内部回路で発生した高周波信号(スプリア
ス)が電源を経由して回り込むことを防止する。
【0040】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)の直列回
路でDC分離したシンセサイザ用半導体集積回路におい
て、VCO部の電源と、差動バッファおよび内部回路の
電源とを分離するすることによって、内部回路で発生し
た高周波信号(スプリアス)が電源を経由して回り込む
ことを防止する。
【0041】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシ
ングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)
で分離し、内部回路からシングルバッファにまたシング
ルバッファからVCO部に到達する高周波信号(スプリ
アス)を減衰させる。
【0042】さらに、本発明はVCO部とシングルバッ
ファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらに
シングルバッファと差動バッファとの間をコンデンサ
(C2)で分離し、内部回路から差動バッファを介して
シングルバッファにまたシングルバッファからVCO部
に到達する高周波信号(スプリアス)を減衰させる。
【0043】さらに、本発明はVCO部とシングルバッ
ファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらに
シングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、内部回路か
らシングルバッファに、シングルバッファからVCO部
に到達する高周波信号(スプリアス)を減衰させる。
【0044】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、内部回路か
ら差動バッファを介してシングルバッファにまたシング
ルバッファからVCO部に到達する高周波信号(スプリ
アス)を減衰させる。
【0045】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
するシンセサイザ用半導体集積回路において、そのシン
グルバッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)
のベースは定電流源(I)を介して電源に接続されると
共に、複数のダイオードを介してアースに接続されるこ
とによって、バッファトランジスタ(Q8)のベース電
位を一定する。
【0046】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
するシンセサイザ用半導体集積回路において、そのシン
グルバッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)
のベースは定電流源(I)を介して電源に接続されると
共に1以上のダイオード(D1)と抵抗(R8)との直
列回路を介してアースに接続されることによって、バッ
ファトランジスタ(Q8)のベース電位を一定にすると
共に、トランジスタ(Q8)のベース電位を低くでき
る。
【0047】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗
(R7)との直列回路で分離するシンセサイザ用半導体
集積回路において、そのシングルバッファを構成するバ
ッファトランジスタ(Q8)のベースは定電流源(I)
を介して電源に接続されると共に1以上のダイオード
(D1)と抵抗(R8)との直列回路を介してアースに
接続されることによって、バッファトランジスタ(Q
8)のベース電位を一定にすると共に、トランジスタ
(Q8)のベース電位を低くできる。
【0048】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)で分離し、シングルバッファを構成するバッファト
ランジスタ(Q8)のベースは抵抗(RB)を介して電
源に接続され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッ
タは定電流源(I)によってアースに接続され、内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源
で吸収する。
【0049】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、シングルバ
ッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)のベー
スは抵抗(RB)を介して電源に接続され、バッファト
ランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によっ
てアースに接続され、内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)をこの定電流源で吸収する。
【0050】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)で分離し、シングルバッファを構成するバッファト
ランジスタ(Q8)のベースは定電圧源(V1)に接続
され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッタは定電
流源(I)によってアースに接続される。これによっ
て、バッファトランジスタ(Q8)のベース電位を一定
にし、さらに、内部回路からの高周波信号(スプリアス
成分)をこの定電流源で吸収する。
【0051】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、シングルバ
ッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)のベー
スは定電圧源(V1)に接続され、バッファトランジス
タ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によってアース
に接続される。これによって、バッファトランジスタ
(Q8)のベース電位を一定にし、さらに、内部回路か
らの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源で吸
収する。
【0052】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)との
直列回路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部
回路との間をコンデンサ(C2)で分離し、コンデンサ
(C1)と抵抗(R6)との接続点は定電圧源(V1)
に接続され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッタ
は定電流源(I)によってアースに接続される。これに
よって、バッファトランジスタ(Q8)のベース電位を
一定にし、さらに、内部回路からの高周波信号(スプリ
アス成分)をこの定電流源で吸収する。
【0053】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)との
直列回路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部
回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との直
列回路で分離し、コンデンサ(C1)と抵抗(R6)と
の接続点は定電圧源(V1)に接続され、バッファトラ
ンジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によって
アースに接続される。これによって、バッファトランジ
スタ(Q8)のベース電位を一定にし、さらに、内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源
で吸収する。
【0054】さらに、本発明は、シングルバッファ
(2)と内部回路(3)との間にさらに差動バッファ
(5)を設け、シングルバッファ(2)と差動バッファ
(5)との間をコンデンサ(C2)でDC分離する。
【0055】さらに、本発明は、シングルバッファ
(2)と内部回路(3)との間にさらに差動バッファ
(5)を設け、シングルバッファ(2)と差動バッファ
(5)との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との
直列回路でDC分離する。
【0056】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例のアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路を示す
図である。図1のシンセサイザ用半導体集積回路は、同
一基板上に形成されたVCO部1と内部回路3の間にV
CO部1からの信号をDC的に分離するコンデンサC1
を挿入した回路である。図1において、1はVCO部、
2は差動バッファ、3はプリスケーラを含むPLL、M
IXなどの内部回路である。Vcc1は、VCO部1およ
び差動バッファに印加される電源電圧、Vcc2は内部回
路2に印加される電源電圧である。VCO部1は、発振
トランジスタQ1およびトランジスタQ2、Q3から構
成され、トランジスタQ1のエミッタはトランジスタQ
2、Q3のベースに接続され、トランジスタQ1のベー
スは抵抗rを介してVcc1に接続され、トランジスタQ
3のエミッタは抵抗R2を介して接地される。トランジ
スタQ1で発振された信号は、トランジスタQ1のエミ
ッタからトランジスタQ2、トランジスタQ3のベース
に伝達され、トランジスタQ3のエミッタより出力され
る。
【0057】図1においては、従来の回路にコンデンサ
C1を追加することによって、内部回路3で発生する高
周波信号(スプリアス)がトランジスタQ1のエミッタ
を流れる電流のDC成分に与える影響を阻止できるの
で、内部回路3で発生する高周波信号(スプリアス)が
VCO部1に与える影響を小さくすることができる。こ
れを式で表すと、 Vout=R2/(R2+1/jwC1)・Vin となる。ここで、VinはPLL回路で発生される高周波
信号(スプリアス)電圧、VoutはトランジスタQ3の
エミッタに印加される電圧である。この式から分かるよ
うに、コンデンサC1によりDCカットを行うと共に、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響を少なくできる。
【0058】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。図2において、1はVCO部、
2は差動バッファ、3はプリスケーラを含むPLL、M
IXなどの内部回路である。Vcc1は、VCO部1およ
び差動バッファに印加される電源電圧、Vcc2は内部回
路2に印加される電源電圧である。VCO部1は、発振
トランジスタQ1およびトランジスタQ2、Q3から構
成され、トランジスタQ1のエミッタはトランジスタQ
2、Q3のベースに接続され、トランジスタQ1のベー
スは抵抗R2を介してVcc1に接続され、トランジスタ
Q3のエミッタは抵抗R2を介して接地される。トラン
ジスタQ1で発振された信号は、トランジスタQ1のエ
ミッタからトランジスタQ2、トランジスタQ3のベー
スに伝達され、トランジスタQ3のエミッタより出力さ
れる。
【0059】差動バッファ5は、差動増幅回路とエミッ
タフォロア出力回路で構成される。トランジスタQ4、
トランジスタQ5は差動増幅回路を構成するトランジス
タであり、第1および第2のトランジスタ(Q4,Q
5)のベースにはバイアス電位(V1)が印加される。
R3、R4は、それぞれトランジスタQ4,Q5のコレ
クタと電源Vcc1の間に接続される抵抗、R5はトラン
ジスタQ4、トランジスタQ5の各エミッタと接地間に
接続される抵抗である。
【0060】トランジスタQ6,Q7の各ベースはそれ
ぞれ差動増幅回路のトランジスタQ4,Q5のコレクタ
に接続され、トランジスタQ6,Q7の各エミッタは、
それぞれ定電流源I1、I2に接続され、差動バッファ
5の差動増幅回路のエミッタフォロア出力回路を構成し
ている。
【0061】アイソレーション回路はC1から構成され
る。C1は、片方がVCO部1のトランジスタQ3のエ
ミッタに接続され、他方が差動バッファ5中のトランジ
スタQ4のベースに接続され、VCO部1からの発振信
号をDC的に差動バッファ5から分離するコンデンサで
ある。V1はトランジスタQ4およびQ5のベースにバ
イアス電位を与える定電圧源である。
【0062】VCO部1のトランジスタQ3のエミッタ
より出力された信号は、コンデンサC1でDC的に分離
され差動バッファ5へ伝達され、さらに差動バッファ5
のエミッタフォロア出力回路を通じて後段の内部回路3
へ出力される。
【0063】内部回路3のPLLで高周波雑音(スプリ
アス)が発生し、VCO部1への高周波(スプリアス)
成分がある場合、この実施例2においては、VCO部1
と内部回路3との間に高周波(スプリアス)成分をDC
的に分離するコンデンサC1と差動バッファ5があるた
め、高周波(スプリアス)成分は直接VCO部1へは影
響を与えない。高周波(スプリアス)成分は、まず差動
バッファ5の出力側すなわちエミッタフォロア出力回路
を構成するトランジスタQ6,Q7のエミッタに影響を
与える。ここで差動バッファ5の入力側はハイインピー
ダンス、出力側はローインピーダンスである。このた
め、内部回路3からの高周波(スプリアス)成分はトラ
ンジスタQ6,Q7のエミッタ入力すると、定電流源I
1、I2を介して接地へ抜ける。従って、内部回路3か
らの高周波(スプリアス)成分はVCO部1へは影響を
与えない。すなわち、差動バッファ5自体がアイソレー
ション回路として動作する。
【0064】次に、もし何らかの原因で、内部回路3で
発生した高周波(スプリアス)成分が差動バッファ5を
抜けてトランジスタQ4のベースに現れたとすると、す
なわち、トランジスタQ4とC1との間に高周波(スプ
リアス)成分がある場合を以下に検討する。この場合、
トランジスタQ3の出力インピーダンスはハイインピー
ダンスであるものとする。トランジスタQ4とC1の間
の高周波(スプリアス)成分の電圧をVin、トランジス
タQ3のエミッタに印加される電圧をVoutとすると、
C1を介してVCO部1のトランジスタQ3のエミッタ
へ影響を与える高周波(スプリアス)成分の電圧は、 Vout={R2/(R2+1/jwC1)}・Vin となる。1/jwC1のインピーダンス値をR2の抵抗
値よりも大きく取ることによって、 VCO部1のトラ
ンジスタQ3への印加電圧を減衰させることができる。
従って、高周波(スプリアス)成分がVCO部へ与える
悪影響は軽減される。
【0065】次にこの軽減された高周波(スプリアス)
成分が、VCO部1の中でどのように影響を与えるかに
ついて考える。この高周波(スプリアス)成分はトラン
ジスタQ3のエミッタ側波形にひずみやゆれを生じさ
せ、トランジスタQ3のエミッタ電位をDC的に変化さ
せる。これによって、トランジスタQ3のベース電流も
波形ひずみやゆれが生じる。従来回路では発振用トラン
ジスタQ1のベースとトランジスタQ2,Q3のベース
が共通であったため、トランジスタQ3のベース電位が
直接トランジスタQ1の発振周波数特性に影響を与えて
いた。しかし、この実施例2によれば発振用トランジス
タQ1とトランジスタQ2,Q3のベースが共通でなく
分離されているため、トランジスタQ3のベース電流が
トランジスタQ1の発振周波数特性に直接影響を与える
度合いが小さくなる。
【0066】以上のような回路構成とすることによっ
て、VCO部1と内部回路3とのアイソレーションが強
化され、発振周波数特性(C/N、S/N)の特性劣化
を小さくできる。
【0067】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。これは実施例2で説明した発明
をさらに改良したものである。実施例2で説明した図2
において、コンデンサC1と差動バッファ5の間に数十
〜数百Ω程度の抵抗R6を挿入したことに特徴がある。
内部回路3で発生した高周波(スプリアス)成分の差動
バッファ5の入力側のトランジスタQ4における電圧を
Vin、トランジスタQ3のエミッタに印加される電圧を
Voutとすると、コンデンサC1および抵抗R6を介し
てVCO部1のトランジスタQ3のエミッタへ影響を与
える高周波(スプリアス)成分の電圧は、 Vout={R2/(R2+R6+1/jwC1)}・Vi
n となる。1/jwC1のインピーダンス値と抵抗R6の
抵抗値との和をR2の抵抗値よりも大きく取ることによ
って、 VCO部1のトランジスタQ3への印加電圧を
さらに減衰することができる。すなわち、実施例2の場
合よりも高周波(スプリアス)成分が減衰され、VCO
部への影響が小さくなる。
【0068】この実施例3の発明によって、VCO部1
と内部回路3とのアイソレーションがさらに強化され、
トランジスタQ1の発振周波数特性(C/N、S/N)
をさらに安定にする。
【0069】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。図4は、実施例2で説明した図
2においてVCO部1と差動バッファ5の電源を分離し
たことに特徴がある。VCO部1は電源Vcc1から供給
され、差動バッファ5は内部回路3と共通に電源Vcc2
によって供給される。
【0070】上述のように、VCO部1の電源と差動バ
ッファ5の電源とを独立させることによって、内部回路
3で発生する雑音が電源ラインを経由してVCO部1へ
回り込むことを防ぐことができる。
【0071】発振用トランジスタQ1のベース−エミッ
タ間順方向電圧をVBEとするとトランジスタQ1のエミ
ッタ電流Ie1は以下の式で表される。 Ie1=(Vcc1−VBE)/R1 但し、トランジスタQ1のベース電位VB1はほぼVcc1
とする。
【0072】この式からわかるように、トランジスタQ
1のエミッタ電流Ie1は電源電圧Vcc1により変化す
る。従って、従来例のように、もしVCO部1の電源V
cc1と差動バッファ5および内部回路3の電源Vcc2とが
共通であると、差動バッファ5および内部回路3の電源
Vcc2が何らかの原因で変動したときに、発振トランジ
スタQ1のエミッタ電流Ie1が変化し、それによって発
振周波数信号が変化する。この実施例4においては、V
CO部1の電源Vcc1と差動バッファ5および内部回路
3の電源Vcc2とを分離したので、差動バッファ5およ
び内部回路3の電源Vcc2が何らかの原因で変動したと
しても、発振トランジスタQ1発振周波数信号が変化す
ることはない。従って、差動バッファ5および内部回路
3と発振トランジスタQ1とのアイソレーションがさら
に強化され、発振周波数特性(C/N,S/N)をさら
に安定にする。
【0073】(実施例5)図5は本発明の第5の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。図5は、実施例3で説明した図
3においてVCO部1と差動バッファ5の電源を分離し
たことに特徴がある。VCO部1は電源Vcc1から供給
され、差動バッファ5は内部回路3と共通に電源Vcc2
によって供給される。
【0074】上述のように、VCO部1の電源と差動バ
ッファ5の電源とを独立させることによって、内部回路
3で発生する雑音が電源ラインを経由してVCO部1へ
回り込むことを防ぐことができる。
【0075】発振用トランジスタQ1のベース−エミッ
タ間順方向電圧をVBEとするとトランジスタQ1のエミ
ッタ電流Ie1は以下の式で表される。 Ie1=(Vcc1−VBE)/R1 但し、トランジスタQ1のベース電位VB1はほぼVcc1
とする。
【0076】この式からわかるように、トランジスタQ
1のエミッタ電流Ie1は電源電圧Vcc1により変化す
る。従って、従来例のように、もしVCO部1の電源V
cc1と差動バッファ5および内部回路3の電源Vcc2とが
共通であると、差動バッファ5および内部回路3の電源
Vcc2が何らかの原因で変動したときに、発振トランジ
スタQ1のエミッタ電流Ie1が変化し、それによって発
振周波数信号が変化する。この実施例5においては、V
CO部1の電源Vcc1と差動バッファ5および内部回路
3の電源Vcc2とを分離したので、差動バッファ5およ
び内部回路3の電源Vcc2が何らかの原因で変動したと
しても、発振トランジスタQ1発振周波数信号が変化す
ることはない。従って、差動バッファ5および内部回路
3と発振トランジスタQ1とのアイソレーションがさら
に強化され、発振周波数特性(C/N,S/N)をさら
に安定にする。
【0077】(実施例6)図6は本発明の第6の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。図6において、1はVCO部で
ある。2はシングルバッファであり、VCO部と内部回
路3との間を分離するアイソレーション回路である。C
1はトランジスタQ1とトランジスタQ2をDC的にカ
ットするための数pFのコンデンサ、D1,D2はトラ
ンジスタQ2のゲートのバイアス点を決めるダイオード
である。
【0078】以下に図6に示すシンセサイザ用半導体集
積回路のアイソレーション動作を説明する。図6におい
て、定電流源Iの電流がダイオードD1,D2を流れ、
D1,D2の順方向定電圧VFはトランジスタQ8のゲ
ートに印加されるので、ベース・エミッタ間電圧VBEは
一定になる。従って、トランジスタQ8のエミッタ電流
Ie2は以下のような式(1)で表される。 Ie2=(2VF−VBE)/R1 (1) 式(1)から分かるように、トランジスタQ8のエミッ
タ電流Ie2は電源電圧Vcc1に無関係となる。すなわ
ち、トランジスタQ8のエミッタ電流Ie2は電源電圧V
cc1の影響を受けないことになる。さらに、PLL等の
内部回路からの高周波信号(スプリアス)の影響やトラ
ンジスタQ8のベース電流Ib2の変化による発振周波数
の変化を小さくするために、発振トランジスタQ1とバ
ッファトランジスタQ8との間に数pFのコンデンサC
1を挿入しDC的カットを行うようにした。
【0079】さらに、PLL等の内部回路からの高周波
信号(スプリアス成分)を減衰させるため、内部回路と
シングルバッファ2との間にコンデンサC2を接続す
る。このようにコンデンサC2を接続することによっ
て、PLLの内部回路で発生した高周波信号(スプリア
ス)がトランジスタQ8のエミッタに与える影響を少な
くできる。
【0080】上述のように、この実施例においては、電
源電圧変動による影響は、定電流源とダイオードの直列
回路によって作られた定電圧をトランジスタQ8のベー
ス電位に印加し、すると共にコンデンサC1によりVC
O部1とシングルバッファ2とをDCカットすることに
よってVCO部の発振周波数に及ぼす影響が少なくな
る。また、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)に対しては、コンデンサC2によりDCカ
ットを行うと共に、PLL等の内部回路からの高周波信
号(スプリアス成分)がコンデンサC2と抵抗R2によ
って分圧され、発振周波数に及ぼす影響が少なくなる。
これを式で表すと、 Vout=R2/(R2+1/jwC2)・Vin となる。ここで、VinはPLL回路で発生される高周波
信号(スプリアス)電圧、VoutはトランジスタQ8の
エミッタに印加される電圧である。この式から分かるよ
うに、コンデンサC2によりDCカットを行うと共に、
コンデンサC2と抵抗R2によってPLL等の内部回路
からの高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及
ぼす影響が少なくなる。
【0081】図7は本発明の第6の実施例のアイソレー
ション回路を含む他のシンセサイザ用半導体集積回路を
示す図である。図7において、1はVCO部である。2
はシングルバッファであり、VCO部と内部回路3との
間を分離するアイソレーション回路である。図7は、コ
ンデンサC2と内部回路3との間に差動バッファ5を設
け、シングルバッファ2とVCO部1とのアイソレーシ
ョンを強化したことに特徴がある。従って、図7の回路
によれば、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なく
なる。
【0082】(実施例7)図8は本発明の第7の実施例
のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体集
積回路を示す図である。図8において、1はVCO部で
ある。2はシングルバッファであり、VCO部と内部回
路3との間を分離するアイソレーション回路である。C
1はトランジスタQ1とトランジスタQ8をDC的にカ
ットするための数pFのコンデンサ、D1,D2はトラ
ンジスタQ8のゲートのバイアス点を決めるダイオー
ド、R7は高周波信号(スプリアス成分)レベルを小さ
くするための数十Ωの抵抗である。
【0083】以下に図8に示すシンセサイザ用半導体集
積回路のアイソレーション動作を説明する。図8におい
て、定電流源Iの電流がダイオードD1,D2を流れ、
D1,D2の順方向定電圧VFはトランジスタQ8のゲ
ートに印加されるので、ベース・エミッタ間電圧VBEは
一定になる。従って、トランジスタQ8のエミッタ電流
Ie2は以下のような式で表される。 Ie2=(2VF−VBE)/R2 この式から分かるように、トランジスタQ8のエミッタ
電流Ie2は電源電圧Vcc1に無関係となる。すなわち、
トランジスタQ8のエミッタ電流Ie2は電源電圧Vcc1
の影響を受けないことになる。さらに、PLL等の内部
回路からの高周波信号(スプリアス)の影響やトランジ
スタQ8のベース電流Ib2の変化による発振周波数の変
化を小さくするために、発振トランジスタQ1とバッフ
ァトランジスタQ8との間に数pFのコンデンサC1を
挿入しDC的カットを行うようにした。
【0084】さらに、PLL等の内部回路からの高周波
信号(スプリアス成分)を減衰させるため、数十Ωの抵
抗R7をコンデンサC2と直列に接続する。このように
抵抗R7とコンデンサC2とを接続することによって、
PLLの内部回路で発生した高周波信号(スプリアス)
がトランジスタQ2のエミッタに与える影響を少なくで
きる。
【0085】上述のように、この実施例においては、電
源電圧変動による影響は、定電流源とダイオードの直列
回路によって作られた定電圧をトランジスタQ8のベー
ス電位に印加し、すると共にコンデンサC1によりVC
O部1とシングルバッファ2とをDCカットすることに
よってVCO部の発振周波数に及ぼす影響が少なくな
る。また、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)に対しては、コンデンサC2によりDCカ
ットを行い、さらに、コンデンサC2と抵抗R7によっ
てPLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響が少なくなる。これを式
で表すと、 Vout=R2/(R2+R7+1/jwC2)・Vin となる。ここで、VinはPLL回路で発生される高周波
信号(スプリアス)電圧、VoutはトランジスタQ2の
エミッタに印加される電圧である。この式において、R
7+1/jwC2の値をR2の値よりも大きくすると、
コンデンサC2によりDCカットが行われると共に、コ
ンデンサC2と抵抗R7とによってPLL等の内部回路
からの高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及
ぼす影響を少なくできる。
【0086】図9は本発明の第7の実施例のアイソレー
ション回路を含む他のシンセサイザ用半導体集積回路を
示す図である。図9においては、抵抗R7と内部回路3
との間に差動バッファ5を挿入して、シングルバッファ
2とVCO部1とのアイソレーションを強化したもので
ある。従って、図9の回路によれば、PLL等の内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に
及ぼす影響がさらに少なくなる。
【0087】(実施例8)図10は本発明の第8の実施
例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体
集積回路を示す図である。図10は、実施例6と同様な
構成であるが、ダイオードD1,D2から形成される定
電圧発生部をダイオードD1と抵抗R8によって構成す
る点が異なる。図10においては、トランジスタQ8の
ベース電位を低くできるので、移動電話で要求される低
電圧動作が可能となる点に特徴がある。他の特徴に付い
ては、実施例6と同様である。
【0088】図10においても、図7に示したように、
コンデンサ2と内部回路3との間に差動バッファ5を挿
入して、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを
強化することができる。この場合にも、図7の回路と同
様に、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくな
る。
【0089】(実施例9)図11は本発明の第9の実施
例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半導体
集積回路を示す図である。図11は、実施例7と同様な
構成であるが、ダイオードD1,D2から形成される定
電圧発生部をダイオードD1と抵抗R8によって構成す
る点が異なる。図11においては、トランジスタQ8の
ベース電位を低くできるので、移動電話で要求される低
電圧動作が可能となる点に特徴がある。他の特徴に付い
ては、実施例7と同様である。
【0090】図11においても、図9に示したように、
抵抗R7と内部回路3との間に差動バッファ5を挿入し
て、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを強化
することができる。この場合にも図9の回路と同様に、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくなる。
【0091】(実施例10)図12は本発明の第10の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図12は、実施例6と同
様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等の
内部回路3から構成される。図12において、C1、C
2は実施例6と同様である。この実施例10において
は、トランジスタQ8のベースにはVcc1から抵抗RBを
介してバイアス電圧が供給され、エミッタ側は定電流源
Iが設けられる。
【0092】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ8の間をDC的に
分離できる。また、シングルバッファ2中のトランジス
タQ8を定電流源Iによって駆動することにより、トラ
ンジスタQ8のベース電流変化を小さくできる。また、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)に対しては、コンデンサC2によってDCカットを
行うと共に高周波信号(スプリアス成分)を定電流源I
にバイパスさせることによって減衰させる。このような
構成によって、PLL等の内部回路からの高周波信号
(スプリアス成分)がトランジスタQ1の発振周波数に
及ぼす影響を少なくできる。
【0093】図12においても、図7に示したように、
コンデンサ2と内部回路3との間に差動バッファ5を挿
入して、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを
強化することができる。この場合にも、図7の回路と同
様に、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくな
る。
【0094】(実施例11)図13は本発明の第11の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図13は、実施例7と同
様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等の
内部回路3から構成される。図13において、C1、C
2およびR7は実施例7と同様である。この実施例11
においては、トランジスタQ8のベースにはVcc1から
抵抗RBを介してバイアス電圧が供給され、エミッタ側
は定電流源Iが設けられる。
【0095】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ2の間をDC的に
分離できる。また、シングルバッファ2中のトランジス
タQ8を定電流源Iによって駆動することにより、トラ
ンジスタQ8のベース電流変化を小さくできる。また、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)に対しては、コンデンサC2によってDCカットを
行うと共に、抵抗R7とコンデンサC2よって高周波信
号(スプリアス成分)を減衰させることによって、PL
L等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)が
トランジスタQ1の発振周波数に及ぼす影響を少なくで
きる。
【0096】図13においても、図9に示したように、
抵抗R7と内部回路3との間に差動バッファ5を挿入し
て、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを強化
することができる。この場合にも図9の回路と同様に、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくなる。
【0097】(実施例12)図14は本発明の第12の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図14は、実施例10と
同様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等
の内部回路3から構成される。図14において、C1、
C2は実施例6と同様である。この実施例12において
は、トランジスタQ8のベースには定電圧源V1からバ
イアス電圧が供給され、エミッタ側は定電流源Iが設け
られる。
【0098】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ8の間をDC的に
分離できる。また、トランジスタQ8のベースを定電圧
源で駆動することによって、トランジスタQ8のベース
電位が安定になり、トランジスタQ8の電流変動があっ
てもその変動がトランジスタQ1に影響を与えることが
少なくなり、トランジスタQ1の発振周波数が安定す
る。また、シングルバッファ2中のトランジスタQ8を
定電流源Iによって駆動することにより、トランジスタ
Q8のベース電流変化を小さくできる。また、PLL等
の内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)に対し
ては、コンデンサC2によってDCカットを行うと共に
高周波信号(スプリアス成分)を定電流源Iにバイパス
させることによって減衰させる。このような構成によっ
て、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス
成分)がトランジスタQ1の発振周波数に及ぼす影響を
さらに少なくできる。
【0099】図14においても、図7に示したように、
コンデンサ2と内部回路3との間に差動バッファ5を挿
入して、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを
強化することができる。この場合にも、図7の回路と同
様に、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくな
る。
【0100】(実施例13)図15は本発明の第13の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図15は、実施例11と
同様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等
の内部回路3から構成される。図15において、C1、
C2およびR7は実施例11と同様である。この実施例
13においては、トランジスタQ8のベースには定電圧
源V1からバイアス電圧が供給され、エミッタ側は定電
流源Iが設けられる。
【0101】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ8の間をDC的に
分離できる。また、トランジスタQ8のベースを定電圧
源で駆動することによって、トランジスタQ8のベース
電位が安定になり、トランジスタQ8の電流変動があっ
てもその変動がトランジスタQ1に影響を与えることが
少なくなり、トランジスタQ1の発振周波数が安定す
る。また、シングルバッファ2中のトランジスタQ8を
定電流源Iによって駆動することにより、トランジスタ
Q8のベース電流変化を小さくできる。さらに、PLL
等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)に対
しては、コンデンサC2によってDCカットを行うと共
に、抵抗R7とコンデンサC2よって高周波信号(スプ
リアス成分)を減衰させ、さらに定電流源Iにバイパス
させることによって、PLL等の内部回路からの高周波
信号(スプリアス成分)がトランジスタQ1の発振周波
数に及ぼす影響を少なくできる。
【0102】図15においても、図9に示したように、
抵抗R7と内部回路3との間に差動バッファ5を挿入し
て、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを強化
することができる。この場合にも図9の回路と同様に、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくなる。
【0103】(実施例14)図16は本発明の第14の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図16は、実施例12と
同様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等
の内部回路3から構成される。図16において、C1、
C2は実施例12と同様である。この実施例14におい
ては、トランジスタQ8のベースには定電圧源V1から
数十〜数百Ω程度の抵抗R6を介してバイアス電圧が供
給されることに特徴がある。エミッタ側は定電流源Iが
設けられる。
【0104】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ8の間をDC的に
分離できる。また、トランジスタQ8のベースを抵抗R
6を介して定電圧源で駆動することによって、トランジ
スタQ8のベース電位が安定になり、トランジスタQ8
の電流変動があってもその変動がトランジスタQ1に影
響を与えることが少なくなり、トランジスタQ1の発振
周波数が安定する。抵抗R6を挿入したために実施例3
で説明したと同様に、内部回路3にて発生した高周波
(スプリアス)成分のシングルバッファ2の入力側のト
ランジスタQ8における電圧をVin、トランジスタQ1
のエミッタに印加される電圧をVoutとすると、C1お
よびR6を介してVCO部1のトランジスタQ1のエミ
ッタへ影響を与える高周波(スプリアス)成分の電圧
は、 Vout={R1/(R1+R6+1/jwC1)}・Vi
n となる。1/jwC1のインピーダンス値と抵抗R6の
抵抗値との和をR1の抵抗値よりも大きく取ることによ
って、 VCO部1のトランジスタQ1への印加電圧を
減衰することができる。すなわち、実施例12の場合よ
りも高周波(スプリアス)成分が減衰され、VCO部へ
の影響が小さくなる。
【0105】また、シングルバッファ2中のトランジス
タQ8を定電流源Iによって駆動することにより、トラ
ンジスタQ8のベース電流変化を小さくできる。また、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)に対しては、コンデンサC2によってDCカットを
行うと共に高周波信号(スプリアス成分)を定電流源I
にバイパスさせることによって減衰させる。このような
構成によって、PLL等の内部回路からの高周波信号
(スプリアス成分)がトランジスタQ1の発振周波数に
及ぼす影響をさらに少なくできる。
【0106】この実施例14の発明によって、VCO部
1と内部回路3とのアイソレーションがさらに強化さ
れ、トランジスタQ1の発振周波数特性(C/N、S/
N)をさらに安定にする。
【0107】図16においても、図7に示したように、
コンデンサ2と内部回路3との間に差動バッファ5を挿
入して、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを
強化することができる。この場合にも、図7の回路と同
様に、PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくな
る。
【0108】(実施例15)図17は本発明の第15の
実施例のアイソレーション回路を含むシンセサイザ用半
導体集積回路を示す図である。図17は、実施例13と
同様にVCO部1、シングルバッファ2およびPLL等
の内部回路3から構成される。図17において、C1、
C2は実施例13と同様である。この実施例15におい
ては、トランジスタQ8のベースには定電圧源V1から
数十〜数百Ω程度の抵抗R6を介してバイアス電圧が供
給されることに特徴がある。エミッタ側は定電流源Iが
設けられる。
【0109】この回路によれば、コンデンサC1によっ
てトランジスタQ1とトランジスタQ8の間をDC的に
分離できる。また、トランジスタQ8のベースを抵抗R
6を介して定電圧源Iで駆動することによって、トラン
ジスタQ8のベース電位が安定になり、トランジスタQ
8の電流変動があってもその変動がトランジスタQ1に
影響を与えることが少なくなり、トランジスタQ1の発
振周波数が安定する。抵抗R6を挿入した時の動作およ
び効果は、実施例14と同様であるので省略する。
【0110】図17においても、図9に示したように、
抵抗R7と内部回路3との間に差動バッファ5を挿入し
て、内部回路とVCO部1とのアイソレーションを強化
することができる。この場合にも図9の回路と同様に、
PLL等の内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくなる。
【0111】
【発明の効果】本発明は、VCO部と内部回路とをコン
デンサで分離し、内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)をコンデンサと抵抗で分圧し減衰させることに
よって、内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)
が発振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0112】さらに、本発明は、VCO部の出力と差動
バッファの入力間をコンデンサ(C1)で分離し、さら
に差動バッファの入力に定電圧(V1)を印加すること
によって、差動バッファの入力電圧の変動を少なくする
ことによって、内部回路からの高周波信号(スプリアス
成分)が発振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0113】さらに、本発明は、VCO部の出力と差動
バッファの入力間をコンデンサ(C1)および抵抗(R
6)の直列回路で分離し、さらにコンデンサ(C1)と
抵抗(R6)との接続点に定電圧(V1)を印加するこ
とによって、差動バッファの入力電圧の変動を少なくす
ることによって、内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が発振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0114】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァ間がコンデンサで分離され、さらに差動バッファの入
力に直接または抵抗(R6)を介して定電圧(V1)が
印加されたシンセサイザ用半導体集積回路において、差
動バッファ中の第3のトランジスタ(Q6)および第4
のトランジスタ(Q7)のエミッタがそれぞれ定電流源
に接続され、内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)はその定電流源に吸収されるので、内部回路からの
高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす影
響を少なくする。
【0115】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァとの間をコンデンサ(C1)でDC分離したシンセサ
イザ用半導体集積回路において、VCO部の電源と、差
動バッファおよび内部回路の電源とを分離するすること
によって、内部回路で発生した高周波信号(スプリア
ス)が電源を経由して回り込むことを防止する。これに
よって、内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)
が発振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0116】さらに、本発明は、VCO部と差動バッフ
ァとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)の直列回
路でDC分離したシンセサイザ用半導体集積回路におい
て、VCO部の電源と、差動バッファおよび内部回路の
電源とを分離するすることによって、内部回路で発生し
た高周波信号(スプリアス)が電源を経由して回り込む
ことを防止する。これによって、内部回路からの高周波
信号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす影響を少
なくする。
【0117】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)で分離し、内部回路からシングルバッファにまたシ
ングルバッファからVCO部に到達する高周波信号(ス
プリアス)を減衰させるので、内部回路からの高周波信
号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす影響を少な
くする。
【0118】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと差動バッファとの間をコンデンサ
(C2)で分離し、内部回路から差動バッファを介して
シングルバッファにまたシングルバッファからVCO部
に到達する高周波信号(スプリアス)を減衰させるの
で、内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)が発
振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0119】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、内部回路か
らシングルバッファに、シングルバッファからVCO部
に到達する高周波信号(スプリアス)を減衰させるの
で、内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)が発
振周波数に及ぼす影響を少なくする。
【0120】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと差動バッファとの間をコンデンサ
(C2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、内部回
路から差動バッファを介してシングルバッファに、また
シングルバッファからVCO部に到達する高周波信号
(スプリアス)を減衰させるので、内部回路からの高周
波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす影響を
少なくする。
【0121】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
するシンセサイザ用半導体集積回路において、そのシン
グルバッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)
のベースは定電流源(I)を介して電源に接続されると
共に、複数のダイオードを介してアースに接続されるこ
とによって、バッファトランジスタ(Q8)のベース電
位を一定する。これによって、シングルバッファの入力
点での電位変動が少なくなり、高周波高周波信号(スプ
リアス成分)の揺れが小さくなるので、内部回路からの
高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす影
響が少なくなる。
【0122】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離
するシンセサイザ用半導体集積回路において、そのシン
グルバッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)
のベースは定電流源(I)を介して電源に接続すると共
に、1以上のダイオードと抵抗(R8)との直列回路を
介してアースに接続することによって、バッファトラン
ジスタ(Q8)のベース電位を一定にする。これによっ
て、シングルバッファの入力点での電位変動が少なくな
ると共に、トランジスタ(Q8)のベース電位を低くで
きるので、内部回路からの高周波信号(スプリアス成
分)が発振周波数に及ぼす影響が少なくなると共に、移
動電話で要求される低電圧動作が可能となる。
【0123】さらに、VCO部とシングルバッファとの
間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さらにシングル
バッファと内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗
(R7)との直列回路で分離するシンセサイザ用半導体
集積回路において、そのシングルバッファを構成するバ
ッファトランジスタ(Q8)のベースは定電流源(I)
を介して電源に接続されると共に1以上のダイオードと
抵抗(R8)との直列回路を介してアースに接続される
ことによって、バッファトランジスタ(Q8)のベース
電位を一定にする。これによって、シングルバッファの
入力点での電位変動が少なくなると共に、トランジスタ
(Q8)のベース電位を低くできるので、内部回路から
の高周波信号(スプリアス成分)が発振周波数に及ぼす
影響が少なくなると共に、移動電話で要求される低電圧
動作が可能となる。
【0124】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)で分離し、シングルバッファを構成するバッファト
ランジスタ(Q8)のベースは抵抗(RB)を介して電
源に接続され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッ
タは定電流源(I)によってアースに接続され、内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源
で吸収する。従って、内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)が定電流源で減衰され、VCO部の発振周
波数に及ぼす影響が少なくなる。
【0125】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、シングルバ
ッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)のベー
スは抵抗(RB)を介して電源に接続され、バッファト
ランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によっ
てアースに接続され、内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)をこの定電流源で吸収する。従って、内部
回路からの高周波信号(スプリアス成分)が定電流源で
減衰され、VCO部の発振周波数に及ぼす影響が少なく
なる。
【0126】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)で分離し、シングルバッファを構成するバッファト
ランジスタ(Q8)のベースは定電圧源(V1)に接続
され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッタは定電
流源(I)によってアースに接続される。これによっ
て、バッファトランジスタ(Q8)のベース電位を一定
にし、さらに、内部回路からの高周波信号(スプリアス
成分)をこの定電流源で吸収する。従って、内部回路か
らの高周波信号(スプリアス成分)が定電流源で減衰さ
れ、VCO部の発振周波数に及ぼす影響が少なくなる。
【0127】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)でDC分離し、さら
にシングルバッファと内部回路との間をコンデンサ(C
2)と抵抗(R7)との直列回路で分離し、シングルバ
ッファを構成するバッファトランジスタ(Q8)のベー
スは定電圧源(V1)に接続され、バッファトランジス
タ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によってアース
に接続される。これによって、バッファトランジスタ
(Q8)のベース電位を一定にし、さらに、内部回路か
らの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源で吸
収する。従って、内部回路からの高周波信号(スプリア
ス成分)が定電流源で減衰され、VCO部の発振周波数
に及ぼす影響が少なくなる。
【0128】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)との
直列回路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部
回路との間をコンデンサ(C2)で分離し、コンデンサ
(C1)と抵抗(R6)との接続点は定電圧源(V1)
に接続され、バッファトランジスタ(Q8)のエミッタ
は定電流源(I)によってアースに接続される。これに
よって、バッファトランジスタ(Q8)のベース電位を
一定にし、さらに、内部回路からの高周波信号(スプリ
アス成分)をこの定電流源で吸収する。従って、内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)が定電流源で減
衰され、VCO部の発振周波数に及ぼす影響が少なくな
る。
【0129】さらに、本発明は、VCO部とシングルバ
ッファとの間をコンデンサ(C1)と抵抗(R6)との
直列回路でDC分離し、さらにシングルバッファと内部
回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との直
列回路で分離し、コンデンサ(C1)と抵抗(R6)と
の接続点は定電圧源(V1)に接続され、バッファトラ
ンジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によって
アースに接続される。これによって、バッファトランジ
スタ(Q8)のベース電位を一定にし、さらに、内部回
路からの高周波信号(スプリアス成分)をこの定電流源
で吸収する。従って、内部回路からの高周波信号(スプ
リアス成分)が定電流源で減衰され、VCO部の発振周
波数に及ぼす影響が少なくなる。
【0130】さらに、本発明は、シングルバッファ
(2)と内部回路(3)との間にさらに差動バッファ
(5)を設け、シングルバッファ(2)と差動バッファ
(5)との間をコンデンサ(C2)でDC分離する。従
って、内部回路からの高周波信号(スプリアス成分)が
差動バッファ(5)とシングルバッファ(2)の2段の
バッファで減衰され、VCO部の発振周波数に及ぼす影
響がさらに少なくなる。
【0131】さらに、本発明は、シングルバッファ
(2)と内部回路(3)との間にさらに差動バッファ
(5)を設け、シングルバッファ(2)と差動バッファ
(5)との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との
直列回路でDC分離する。従って、内部回路からの高周
波信号(スプリアス成分)が差動バッファ(5)とシン
グルバッファ(2)の2段のバッファで減衰され、VC
O部の発振周波数に及ぼす影響がさらに少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図2】 本発明の第2の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図3】 本発明の第3の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図4】 本発明の第4の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図5】 本発明の第5の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図6】 本発明の第6の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図7】 本発明の第6の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の他の回路
構成を示す図である。
【図8】 本発明の第7の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構成
を示す図である。
【図9】 本発明の第7の実施例によるアイソレーショ
ン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の他の回路
構成を示す図である。
【図10】 本発明の第8の実施例によるアイソレーシ
ョン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構
成を示す図である。
【図11】 本発明の第9の実施例によるアイソレーシ
ョン回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路構
成を示す図である。
【図12】 本発明の第10の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図13】 本発明の第11の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図14】 本発明の第12の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図15】 本発明の第13の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図16】 本発明の第14の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図17】 本発明の第15の実施例によるアイソレー
ション回路を含むシンセサイザ用半導体集積回路の回路
構成を示す図である。
【図18】 VCO部と内部回路、例えば、PLL、M
IXとが1つの基板上に形成された本発明のシンセサイ
ザのシステム構成を示す図である。
【図19】 個別部品によって構成された従来のシンセ
サイザのシステム構成を示す図である。
【図20】 VCO部とPLL、MIX等の内部回路と
を1つの基板上に形成した従来のシンセサイザの回路構
成を示す図である。
【図21】 VCO部とPLL等の内部回路とを1つの
基板上に形成した従来のシンセサイザの回路構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 VCO部 2 シングルバッファ 3 PLL等の内部回路 4 LPF 5 差動バッファ 6 RF信号 7 VCO信号 8,12 位相比較出力信号 9 チューニング電圧 10 IF信号 11 Tx系出力信号 31 MIX 32 PLL 100 シンセサイザ用1チップ半導体集積回路 Q1〜Q7 トランジスタ D1,D2 ダイオード R1〜R8,r,RB 抵抗 C1〜C3 コンデンサ I,I1,I2 定電流源 V1 基準電圧 Vcc1、Vcc2 電源電圧

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部とPLL等の内部回路とを有するシンセ
    サイザ用半導体集積回路において、 VCO部と内部回路とを分離するためのコンデンサを有
    することを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部とPLL等の内部回路とを有するシンセ
    サイザ用半導体集積回路において、 さらに、VCO部と内部回路とを分離する差動バッファ
    回路を設け、 この差動バッファ回路の入力には、VCO部の出力に接
    続されるコンデンサ(C1)と定電圧(V1)とが接続
    されることを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部とPLL等の内部回路とを有するシンセ
    サイザ用半導体集積回路において、 さらに、VCO部と内部回路とを分離する差動バッファ
    回路を設け、 この差動バッファ回路の入力には、VCO部の出力に接
    続されるコンデンサ(C1)および抵抗(R6)の直列
    回路と定電圧(V1)とが接続されることを特徴とする
    シンセサイザ用半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかに記載のシ
    ンセサイザ用半導体集積回路において、 前記差動バッファは、差動増幅回路(Q4,Q5)とエ
    ミッタフォロア出力回路(Q6,Q7)とで構成され、
    差動増幅回路の第1のトランジスタ(Q4)はVCO部
    (1)に結合され、第1および第2のトランジスタ(Q
    4,Q5)のベースにはバイアス電位(V1)が印加さ
    れ、第1および第2のトランジスタの各コレクタはそれ
    ぞれ第3のトランジスタ(Q6)および第4のトランジ
    スタ(Q7)のベースに接続され、その第3および第4
    のトランジスタの各エミッタはそれぞれ定電流源(I
    1,I2)に接続されることを特徴とするシンセサイザ
    用半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のシンセサイザ用半導体集
    積回路において、 前記VCO部の電源と、差動バッファおよび内部回路の
    電源とを分離したことを特徴とするシンセサイザ用半導
    体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のシンセサイザ用半導体集
    積回路において、 前記VCO部の電源と、差動バッファおよび内部回路の
    電源とを分離したことを特徴とするシンセサイザ用半導
    体集積回路。
  7. 【請求項7】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部と、 シングルバッファおよびPLL等の内部回路とを有する
    シンセサイザ用半導体集積回路において、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離する
    ことを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部と、シングルバッファ、差動バッファお
    よびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半導
    体集積回路において、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記差動バッファとの間をコンデンサ(C2)で分離
    することを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 同一のシリコンウエーハチップ上に構成
    されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等の
    内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路にお
    いて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R
    7)との直列回路で分離することを特徴とするシンセサ
    イザ用半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファ、差動バッファ
    およびPLL等の内部回路とを有するシンセサイザ用半
    導体集積回路において、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記差動バッファとの間をコンデンサ(C2)と抵抗
    (R7)との直列回路で分離することを特徴とするシン
    セサイザ用半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10のいずれかに記載のシ
    ンセサイザ用半導体集積回路において、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは定電流源(I)を介して電源に接続され、一
    方、バッファトランジスタ(Q8)のベースは複数のダ
    イオードを介してアースに接続され、バッファトランジ
    スタ(Q8)のエミッタは抵抗(R2)によってアース
    に接続されることを特徴とするシンセサイザ用半導体集
    積回路。
  12. 【請求項12】 請求項7または8記載のシンセサイザ
    用半導体集積回路において、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは定電流源(I)を介して電源に接続されると
    共に1以上のダイオードと抵抗(R8)との直列回路を
    介してアースに接続され、バッファトランジスタ(Q
    8)のエミッタは抵抗(R2)によってアースに接続さ
    れることを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 請求項9または10記載のシンセサイ
    ザ用半導体集積回路において、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは定電流源Iを介して電源に接続されると共に
    1以上のダイオードと抵抗(R8)との直列回路を介し
    てアースに接続され、バッファトランジスタ(Q8)の
    エミッタは抵抗(R2)によってアースに接続されるこ
    とを特徴とするシンセサイザ用半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは抵抗(RB)を介して電源に接続され、バッ
    ファトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)
    によってアースに接続されることを特徴とするシンセサ
    イザ用半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R
    7)との直列回路で分離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは抵抗(RB)を介して電源に接続され、バッ
    ファトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)
    によってアースに接続されることを特徴とするシンセサ
    イザ用半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)で分離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは定電圧源(V1)に接続され、バッファトラ
    ンジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によって
    アースに接続されることを特徴とするシンセサイザ用半
    導体集積回路。
  17. 【請求項17】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)でDC分離し、さらに前記シングルバッファ
    と前記内部回路との間をコンデンサ(C2)と抵抗(R
    7)との直列回路で分離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、このバッファトランジスタ(Q8)
    のベースは定電圧源(V1)に接続され、バッファトラ
    ンジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)によって
    アースに接続されることを特徴とするシンセサイザ用半
    導体集積回路。
  18. 【請求項18】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)および抵抗(R6)との直列回路でDC分離
    し、さらに前記シングルバッファと前記内部回路との間
    をコンデンサ(C2)で分離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、前記コンデンサ(C1)と抵抗(R
    6)との接続点に定電圧源(V1)が接続され、バッフ
    ァトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)に
    よってアースに接続されることを特徴とするシンセサイ
    ザ用半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 同一のシリコンウエーハチップ上に構
    成されたVCO部と、シングルバッファおよびPLL等
    の内部回路とを有するシンセサイザ用半導体集積回路に
    おいて、 前記VCO部と前記シングルバッファとの間をコンデン
    サ(C1)および抵抗(R6)との直列回路でDC分離
    し、さらに前記シングルバッファと前記内部回路との間
    をコンデンサ(C2)と抵抗(R7)との直列回路で分
    離し、 前記シングルバッファは、バッファトランジスタ(Q
    8)から構成され、前記コンデンサ(C1)と抵抗(R
    6)との接続点に定電圧源(V1)が接続され、バッフ
    ァトランジスタ(Q8)のエミッタは定電流源(I)に
    よってアースに接続されることを特徴とするシンセサイ
    ザ用半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 請求項14,16または18のいずれ
    かに記載のシンセサイザ用半導体集積回路において、 前記コンデンサ(C2)と内部回路(3)との間に差動
    バッファ(5)を設けたことを特徴とするシンセサイザ
    用半導体集積回路。
  21. 【請求項21】 請求項15,17または19のいずれ
    かに記載のシンセサイザ用半導体集積回路において、 前記抵抗(R7)と内部回路(3)との間に差動バッフ
    ァ(5)を設けたことを特徴とするシンセサイザ用半導
    体集積回路。
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